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【発明の名称】 防水手袋のカッパ袖口への取付構造
【発明者】 【氏名】成田 松男

【要約】 【課題】簡単な方法で、しかも確実にカッパの袖口から手袋内に雨水が浸入することを防止でき、手袋の損傷時には手袋のみ交換することが可能で経済的である防水手袋のカッパ袖口への取付構造を提供することを課題とする。

【解決手段】防水性及び伸縮性を有する素材製の防水手袋の開口端部4に嵌入環6を有する嵌合リング5を取り付け、カッパの袖口内側に手を挿入し得る遮水カバー7を設け、前記遮水カバーに、前記嵌入環6が密に嵌合する受入溝9を設けた受入リング8を取り付けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】防水性及び伸縮性を有する素材製の防水手袋の開口端部に嵌入環を有する嵌合リングを取り付け、カッパの袖口内側に手を挿入し得る遮水カバーを設け、前記遮水カバーに、前記嵌入環が密に嵌合する受入溝を設けた受入リングを取り付けたことを特徴とする防水手袋のカッパ袖口への取付構造。
【請求項2】防水性及び伸縮性を有する素材製の防水手袋の開口端部に受入溝を設けた受入リングを取り付け、カッパの袖口内側に手を挿入し得る遮水カバーを設け、前記遮水カバーに、前記受入溝に密に嵌合する嵌入環を有する嵌合リングを取り付けたことを特徴とする防水手袋のカッパ袖口への取付構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は防水手袋のカッパ袖口への取付構造、より詳細には、農作業時等に着用する雨ガッパの袖口に防水手袋を取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農作業や園芸作業等は、雨天時においても行わなければならないときがある。そのような場合は、カッパと共に防水性のあるゴム手袋を着用するが、その際カッパの袖口の上にゴム手袋の開口端部を引き伸ばして重ねるようにする。そのため、雨水等がその開口端部とカッパ袖口との間から手袋内に浸入してしまい、その結果、手指にじん麻疹等の皮膚病を起こしやすい。
【0003】そこで、雨水の浸入路であるカッパの袖口とゴム手袋の開口端部との隙間をなくすために、ゴム手袋をカッパの袖口に完全に一体化することが考えられる。このようにすれば雨水の浸入経路が断たれるので、上記皮膚病の問題は解決できるが、ゴム手袋を損傷した場合、ゴム手袋のみ交換するという訳にはいかず、カッパと共に全体を交換しなければならないので、極めて不経済であって現実的ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、農作業等で雨天時作業を余儀なくされる場合、従来は手袋内に雨水が浸入することを回避することができず、不快感を感じたリ皮膚病が発生したりすることを防止できなかった。そこで本発明は、簡単な方法で、しかも確実にカッパの袖口から手袋内に雨水が浸入することを防止でき、手袋の損傷時には手袋のみ交換することが可能で経済的である防水手袋のカッパ袖口への取付構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、防水性及び伸縮性を有する素材製の防水手袋の開口端部に嵌入環を有する嵌合リングを取り付け、カッパの袖口内側に手を挿入し得る遮水カバーを設け、前記遮水カバーに、前記嵌入環が密に嵌合する受入溝を設けた受入リングを取り付けたことを特徴とする防水手袋のカッパ袖口への取付構造、を以て上記課題を解決した。
【0006】本発明はまた、防水性及び伸縮性を有する素材製の防水手袋の開口端部に受入溝を設けた受入リングを取り付け、カッパの袖口内側に手を挿入し得る遮水カバーを設け、前記遮水カバーに、前記受入溝に密に嵌合する嵌入環を有する嵌合リングを取り付けたことを特徴とする防水手袋のカッパ袖口への取付構造、を以て上記課題を解決した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に依拠して説明する。先ず、図1乃至図5に示す例について説明する。図1は本発明における防水手袋1とカッパ2の着用状態を示すもので、防水手袋1の開口端部4はカッパ2の袖口3内に収まる。
【0008】次に、図2及び図3によって、防水手袋1の構成及びそれのカッパ2への装着方法について説明する。防水手袋1は、一般にゴム手袋と称されるものと同様の、塩化ビニル樹脂等製の防水性及び伸縮性のある素材製で、手を差し入れる開口端部4は手首対応部よりも少し長めに形成される。
【0009】防水手袋1の開口端部4には、プラスチック、ゴム等の嵌合リング5が固定される。嵌合リング5は、断面円形等の嵌入環6を有する【0010】一方、カッパ2の袖口3の内側に二重に取り付けられる遮水カバー7に、受入リング8が水密状態に固定される。受入リング8は、遮水カバー7に余裕を持たせることにより、袖口3から引出し可能にすることが好ましい。受入リング8はその端面に、嵌入環6が密に嵌合する受入溝9を備える。
【0011】この構成の場合、カッパ2着用後受入リング8を袖口3から引出し、あるいは、袖口3をまくり上げて受入リング8を露出させ、そこから差出した手に防水手袋1を嵌める。そして、嵌合リング5の嵌入環6を、受入溝9に押し込むことにより嵌め付ける。あるいは、先に嵌合リング5を受入リング8に取り付けておいてからカッパ2を着用する。その後、袖口3を引いて防水手袋1の開口端部4を袖口3内に入れ込む。
【0012】この場合には、防水手袋1側の嵌合リング5とカッパ2側の受入リング8とが強く密着するため、その間から雨水がカッパ2内に浸入することはなく、袖口3と防水手袋1との間から雨水が浸入しても、それは遮水カバー8によってそれ以上の浸入を完全に阻止される。
【0013】上記実施形態においては、防水手袋1の開口端部4に嵌合リング5を取り付け、遮水カバー7に受入リング8を取り付けているが、逆に、防水手袋1の開口端部4に受入リング8を取り付け、遮水カバー7に嵌合リング5を取り付けることとしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、手袋損傷時には手袋のみを交換すれば足りるので経済的であり、その交換作業も容易であり、しかも、防水手袋の開口端部とカッパの袖口との間の水密性が完全であって、雨水の袖口内への浸入を確実に防止し得る効果がある。
【出願人】 【識別番号】500180019
【氏名又は名称】成田 松男
【出願日】 平成13年5月21日(2001.5.21)
【代理人】 【識別番号】100081558
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 晴男
【公開番号】 特開2002−339126(P2002−339126A)
【公開日】 平成14年11月27日(2002.11.27)
【出願番号】 特願2001−150394(P2001−150394)