| 【発明の名称】 |
蜂防護服 |
| 【発明者】 |
【氏名】飯坂 英夫
【氏名】米津 征四郎
【氏名】瀬川 悦子
【氏名】越野 英隆
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| 【要約】 |
【課題】蜂に対する優れた防護性能を有し、且つ通気性や柔軟性に富む着心地の良い蜂防護服を安価に提供すること。
【解決手段】蜂の毒針が貫通できない厚みのある生地を縫製してなる蜂防護服において、生地として一体に編成した立体メッシュ生地1を用いていることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 蜂の毒針が貫通できない厚みのある生地を縫製してなる蜂防護服において、生地として一体に編成した立体メッシュ生地(1)を用いていることを特徴とする蜂防護服。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蜂に刺されないために着用する蜂防護服に関するものである。 【0002】 【従来の技術】夏場において山中で樹木の伐採等を行っていると、蜂に刺される被害に遭うことがある。特にスズメバチの毒は強烈で、刺された部位によっては死に至る場合もある。従来から在る一般的な蜂防護服は、蜂の毒針が貫通できない硬い材質の生地、例えば厚手のゴム引き生地等で作ったコートのようなもので、柔軟性や通気性が乏しく重量も大きいので、着用すると非常に動きづらく、また蒸し暑くなるから、山仕事を行う時などには到底着れたものではなく、専ら消防団員などが住民からの依頼で蜂の巣を撤去する時ぐらいにしか使われていない。 【0003】特開平7−102401号公報には、これとは全く違った考え方に基づいた蜂防護服が開示されている。この防護服の生地は、表地と裏地の間にスペース材を配置して厚みを持たせてあり、スズメバチの針が生地に刺さっても生地の厚みによって針が皮膚にまで到達しないようにしたものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記の公報においてスペース材は、フェルト状繊維やパイプ状のプラスチック、金属のコイルスプリングなどを使用するとしている。体を動かしても生地の厚みが変わらないようにするためには、スペース材をある程度密に設けなければならない。そのような生地で作った防護服は、通気性はそれほど良くはないだろうし、柔軟性や軽さといった点も不十分であり、夏場の屋外作業時に着用するのには適さない。また、スペース材を生地に接着したり縫い付けたりして生地に厚みを持たせるやり方は、生地の作製に手間がかかって高価となり、耐久性も得られない。 【0005】本発明は以上に述べたような実情に鑑み、蜂に対する優れた防護性能を有し、且つ通気性や柔軟性に富む着心地の良い蜂防護服を安価に提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するために本発明は、蜂の毒針が貫通できない厚みのある生地を縫製してなる蜂防護服において、生地として一体に編成した立体メッシュ生地を用いていることを特徴とする。立体メッシュ生地は、表裏のメッシュ地の間に弾力性のある連結糸を無数に配した立体的な編目構造を有する一定の厚みを持った編物であり、空隙率が大きく通気性に優れ、厚み方向には強い弾力性を有し、しかも非常に軽くて丈夫である。本発明の蜂防護服は、この生地を縫製して体全体をカバーし得るように形成する。本蜂防護服は、上着の上に重ねて着用するものであっても良いが、上着と下着の間に着用するように形成したものが好ましい。 【0007】本発明の蜂防護服は、体全体のどの部分の皮膚の周りにも所定の空隙を形成して、蜂の毒針の刺傷を確実に免れることができ、体を動かすことで生地が伸縮しても空隙の量はほとんど変わることがなく安全である。また、通気性と弾力性に富む立体メッシュ生地を用い、非常に軽く作られているので着心地が良く、体を束縛する感じが少なく、夏場の屋外作業時に着用しても快適に作業できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に本発明の蜂防護服の一実施形態を示しており、これは上着と下着の間に着用するもので、体全体をカバーする繋ぎ状に形成してある。体の前側はファスナー2によって開閉でき、腰の周りには帯状のゴム3を縫い付けてしぼってある。この蜂防護服は、生地として立体メッシュ生地1を使用している。 【0009】立体メッシュ生地1は、ハニカム構造の立体編物であり、その詳細な構造を図2に即して説明する。立体メッシュ生地1の表裏の面は、ポリエステル繊維で編んだ亀甲模様のメッシュ地4,4となっている。両メッシュ地の間には6ミリ程度の隙間があり、そこにはナイロン繊維からなる連結糸5が無数に渡っていて、メッシュ地同士を結び付けている。立体メッシュ生地1は、高い通気性と、連結糸5の張りによって持たらされる厚み方向の弾力性に特徴がある。また、表裏が目の粗いメッシュ地なので縦横にも伸縮する。このような立体メッシュ生地1は、ダブルラッセル編機のような二列の編床を持つ編機によって、安価に大量生産できる。この立体メッシュ生地1を、普通の生地と同じように裁断・縫製することで本発明の蜂防護服が形成される。 【0010】この蜂防護服を上着6と下着7の間に着用すると、図3に示すように、スズメバチ8が上着6の上に止まって毒針9を刺しても、立体メッシュ生地1の厚みのおかげで毒針9が皮膚に到達することがない。スズメバチの毒針9の長さは最長6ミリと言われているので、立体メッシュ生地1の厚みは6ミリ以上であることが望ましいが、上着6と下着7にも厚みがあるからそれより若干薄くても良い。立体メッシュ生地1は、体を動かした時に生地が伸縮しても厚みがほとんど変わらない。また座るなどして荷重が加われば、立体メッシュ生地は扁平に押しつぶされるが、荷重を取り除けば速やかに元の厚みに復元する。 【0011】本発明の蜂防護服は、図1のように繋ぎ状に形成したものに限らず、図4のように上下に分割したセパレート型であっても良い。また本防護服は、全体が同じ立体メッシュ生地でできていても良いが、立体メッシュ生地は表裏のメッシュ地の網目の大きさを変えたり、連結糸の本数や太さを変えることで、生地の伸縮性や柔軟性を調節できるから、肩や肱の周りなどの動きのある部位に、伸縮・柔軟性の高い立体メッシュ生地を部分的に用いることで、より体にフィットするものにできる。 【0012】 【発明の効果】本発明による蜂防護服は、生地に一体に編成した立体メッシュ生地を用いているので、皮膚の周りに常に一定の隙間を形成して蜂の刺傷を確実に免れることができ、尚且つ立体メッシュ生地は通気性と柔軟性に優れ、しかも非常に軽いことから、着心地が良く、夏場に屋外で作業する時に着用しても快適に作業できる。また、立体メッシュ生地は編機によって一体に編成した丈夫で安価なものであるから、耐久性に優れた蜂防護服を安価に提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599121528 【氏名又は名称】関電ウェルビー株式会社 【識別番号】593046212 【氏名又は名称】北陸エステアール協同組合
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| 【出願日】 |
平成13年5月22日(2001.5.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090206 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 信道
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| 【公開番号】 |
特開2002−339120(P2002−339120A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月27日(2002.11.27) |
| 【出願番号】 |
特願2001−152306(P2001−152306) |
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