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【発明の名称】 ウエストサイズ調節機構付衣服
【発明者】 【氏名】加藤 好司

【要約】 【課題】ウエストサイズ調節機構付衣服において、結合具としてボタン、ドット釦等も使用することができ、連続的にウエストサイズを変化させることができる状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えられること。

【解決手段】パンツ(ズボン)1において、中央タブ7はオーバーベルト6の下に隠れているゴムテープを介して、オーバーベルト6の下において下前ベルト部3に取り付けられており、ゴムテープの弾性力によってベルト方向即ち左右方向に移動可能になっている。中央タブ7の先端のボタン8を上前ベルト部2のボタンホール9に係止した場合には、ウエストサイズはゴムテープが伸縮可能な範囲内でフリーサイズとなり、ゆったりとした着用感が得られる。一方、下前ベルト部3に直接取り付けられたボタン8をボタンホール9に係止した場合には、ウエストサイズが固定された状態となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材を介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブと、前記中央タブの一部と前記弾性材とを前記衣服の下前のベルト部に被さることによって覆うオーバーベルトとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個のボタンと、前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項2】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材を介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個のボタンと、前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなり、前記下前のベルト部は2枚のベルト生地を少しだけ重ねて前記下前のベルト部の裏側部分のみを縫付けて前記中央タブの一部と前記弾性材とを覆うように折り返されて縫付けられたものであって、前記中央タブの先端部分は縫付けられていない前記下前のベルト部の表側部分から突出していることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項3】 前記衣服の下前のベルト部に前記弾性材を介して前記中央タブを取り付けた際のステッチを隠すために、前記ステッチの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペンのいずれかを取り付けたことを特徴とする請求項2に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項4】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個の凹側のドット釦と、前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項5】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個の受構成体と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項6】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体とからなり、前記中央タブの裏側に凸側のドット釦が取り付けられ、前記衣服の下前のベルト部に凹側のドット釦が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項7】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記衣服の下前のベルト部に2つの受部を有する受構成体が取り付けられ、前記衣服の上前のベルト部の裏側に2つの鉤部を有する鉤構成体が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項8】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記衣服の下前のベルト部にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ、前記中央タブの裏側にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項9】 前記オーバーベルトまたは前記下前のベルト部の表側部分から突出している前記中央タブの先端部分と同一形状の飾りタブを前記衣服の上前のベルト部に左右対称になるように設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項10】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に1個と前記衣服の下前のベルト部に複数個取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記衣服の上前のベルト部には前記衣服の下前のベルト部側に伸びた持ち出しが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項11】 前記弾性材には、その最大伸びを制限する伸び止め材を並設したことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項12】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材とその最大伸びを制限する伸び止め材とを介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブと、前記中央タブの反対側に前記伸び止め材を介して前記衣服の下前のベルト部に取り付けられ、前記中央タブと一体に移動可能な所定長さの脇タブと、前記中央タブの一部と前記脇タブの一部と前記弾性材とを前記ベルト部に被さることによって覆うオーバーベルトとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記脇タブには穴かがりされたボタンホールが設けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部にはベルト方向に沿って複数のボタンが取り付けられていることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項13】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材とその最大伸びを制限する伸び止め材とを介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブと、前記中央タブの反対側に前記伸び止め材を介して前記衣服の下前のベルト部に取り付けられ、前記中央タブと一体に移動可能な所定長さの脇タブとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記脇タブには穴かがりされたボタンホールが設けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部にはベルト方向に沿って複数のボタンが取り付けられており、前記下前のベルト部は2枚のベルト生地を間隔を置いて配置した上からもう1枚のベルト生地を前記2枚のベルト生地に重ねて前記下前のベルト部の裏側部分のみを縫付けて前記中央タブの一部と前記脇タブの一部と前記弾性材とを覆うように折り返されて縫付けられたものであって、前記中央タブ及び前記脇タブの先端部分は縫付けられていない前記下前のベルト部の表側部分から突出していることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項14】 前記脇タブには前記穴かがりされたボタンホールの代わりに裏面にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部には前記複数のボタンの代わりにマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項15】 前記脇タブには前記穴かがりされたボタンホールの代わりに裏面に2以上の鉤部を有する鉤構成体が取り付けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部には前記複数のボタンの代わりに受構成体が取り付けられていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項16】 前記脇タブには前記穴かがりされたボタンホールの代わりに裏面に凸側のドット釦が取り付けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部には前記複数のボタンの代わりにベルト方向に沿って複数の凹側のドット釦が取り付けられていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項17】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の上前のベルト部に弾性材を介して移動自在に取り付けられた所定長さの中央タブとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなり、前記中央タブの一部と前記弾性材は前記衣服の上前のベルト部によって覆われていることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項18】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられた凸側のドット釦と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた凹側のドット釦と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなることを特徴とする請求項17に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項19】 前記結合具は、前記中央タブの先端部分の裏側と、前記衣服の上前のベルト部の裏側とに取り付けられた各1個の鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなることを特徴とする請求項17に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項20】 前記衣服の上前のベルト部に前記弾性材を介して前記中央タブを取り付けた際のステッチを隠すために、前記ステッチの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペンのいずれかを取り付けたことを特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項21】 前記弾性材には、その最大伸びを制限する伸び止め材を並設したことを特徴とする請求項17乃至請求項20のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項22】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の上前のベルト部が前記衣服の下前のベルト部側に突出した所定長さの持ち出しとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記持ち出しに設けられた穴かがりした一定長さのボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に前記一定長さ以下離して取り付けられた複数の受構成体とからなることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項23】 前記結合具は、前記持ち出しに設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた2以上の受部を有する受構成体とからなることを特徴とする請求項22に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項24】 前記結合具は、前記持ち出しに設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた2以上の鉤部を有する鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなることを特徴とする請求項22に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項25】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の上前のベルト部内と前記衣服の下前のベルト部内にそれぞれ弾性材を介して取り付けられ、前記衣服の上前のベルト部の開口部と前記衣服の下前のベルト部の開口部とからそれぞれ突出した1対の飾りベルトとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記1対の飾りベルトの他方の先端部分に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項26】 前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に取り付けられた2個のDカンと、前記2個のDカンに巻き付けられて止められる前記1対の飾りベルトの他方と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなることを特徴とする請求項25に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項27】 前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に取り付けられたピン付きバックルと、前記1対の飾りベルトの他方に設けられた複数のベルト孔と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなることを特徴とする請求項25に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項28】 前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に取り付けられた金具と、前記1対の飾りベルトの他方の先端部分に取り付けられた前記金具に係止されるもう1つの金具と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなることを特徴とする請求項25に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項29】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられたピン付きバックル付きベルトと、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた複数のベルト孔付きベルトとからなることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項30】 前記結合具は、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた長さ調節機構付きベルトとその先端に取り付けられた嵌合バックルの一方と、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端に前記嵌合バックルの他方が取り付けられたベルトとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項31】 前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端に2個のDカンが取り付けられたベルトと、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた前記2個のDカンに巻き付けられて止められるベルトとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項32】 前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端にピンなしバックルが取り付けられたベルトと、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項33】 前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、両方のベルトが通されるピンなしバックルとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項34】 前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、前記衣服の上前または下前のベルト部端に縫付けられた両方のベルトが通されるピンなし1本線バックルとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項35】 前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端の表側にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた先端の裏側にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項36】 前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間に凹側のドット釦が取り付けられ先端に複数の凸側のドット釦が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間に凹側のドット釦が取り付けられ先端に複数の凸側のドット釦が取り付けられたベルトと、両方のベルトが通されるピンなしバックルとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項37】 前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間に複数のボタンが取り付けられ先端に穴かがりされたボタンホールが設けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間に複数のボタンが取り付けられ先端に穴かがりされたボタンホールが設けられたベルトと、両方のベルトが通されるピンなしバックルとからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項38】 前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられたベルト布またはリボン布と、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられたベルト布またはリボン布とからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項39】 前記結合具は、樹脂製のレールとそのレールに嵌合して任意の位置で係止可能にスライドするスライダーとからなるベルトアジャスターであって、前記スライダーを布ベルトを介して前記衣服の上前または下前のベルト部に取り付け、前記レールを前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けたものであることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項40】 前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に共布ベルトを介して取り付けられた紐と、前記衣服の下前のベルト部に共布ベルトを介して取り付けられた紐とからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項41】 前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部にベルトを介して取り付けられた鎖と、前記衣服の下前または上前のベルト部にベルトを介して取り付けられた先端にナスカンの付いた鎖とからなることを特徴とする請求項29に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項42】 衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記衣服の下前のベルト部にファスナーラインの左右において取り付けられた各1個のボタンと、前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなることを特徴とするウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項43】 前記結合具は、前記衣服の下前のベルト部にファスナーラインの左右において取り付けられた各1個の凹側のドット釦と、前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦とからなることを特徴とする請求項42に記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【請求項44】 前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックの代わりに前記衣服の下前に上下方向に伸びるタックが設けられ、前記衣服の下前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の上前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項43のいずれか1つに記載のウエストサイズ調節機構付衣服。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズボン(パンツ)、スカートのウエスト部分の分割部分を結合する衣服用掛止金具、ボタン、ドット釦を始めとする結合具を取り付けたウエストサイズ調節機構付衣服に関するものであり、特に、着用する人の衣服のウエストサイズを調節できるウエストサイズ調節機構付ズボン、ウエストサイズ調節機構付スカート等のウエストサイズ調節機構付衣服に関するものであり、衣服全般に適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、先に、着用する人のウエストサイズに合わせてウエストサイズを調節できるとともに、着用する人のウエストサイズだけでなく腰近傍の寸法が多少変化しても、着用感や見栄えを損なわないズボン、スカート等のウエストサイズ調節機構付衣服にかかる発明についての出願をしている(特願2000−235227)。この発明のウエストサイズ調節機構付衣服においては、ズボン等のファスナーの上端のベルト部にそれぞれ2つ以上の鉤部と受部を有する掛止金具を取り付けることによって、4つ以上のウエストサイズの変化を可能とするとともに、ウエストサイズの変化に伴ってファスナーテープが移動できるように、ファスナーテープを縫い付けるズボン等の上前にタックを設けている。
【0003】かかるウエストサイズ調節機構付衣服について、図51及び図52を参照して説明する。図51は従来のウエストサイズ調節機構付衣服の構造を示す説明図である。図52は従来のウエストサイズ調節機構付衣服におけるタックの構造を示す斜視図である。なお、図51においては、ベルト裏地52aに取付けられる2つ以上の鉤部を有する鉤構成体は、図示省略されている。
【0004】図51に示されるように、従来のウエストサイズ調節機構付ズボンにおいては、上前53aにタック(フラシ)50を縦方向に設けて、このタック50にファスナーテープFaを縫付けている。図52に示すように、タック50は、上前53aの生地を外側の折り返し部分50aと内側の折り返し部分50bの2箇所で折り返すことによって、折り返し部分50aから折り返し部分50bの区間で折り重なり部分を生ぜしめ、この折り重なり部分が引き延ばされることによって掛止金具によりズボンのウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在としたものである。図に示すように、この折り重なり部分はタック50の上端で最も幅が大きく、下方に行くにしたがって小さくなり下端で消滅する。
【0005】図52に示すように、一方のファスナーテープFaはタック50の折り重なり部分の上側において、上前53aに縫付けられる。一方のファスナーテープFaに沿って並ぶ複数のむしFbと噛み合う他方のファスナーテープFaは、図示しない下前に縫付けられる。そして、ズボン51の前明は、各ファスナーテープFaの複数のむしFbを噛み合わせて2つのファスナーテープFaを結合するスライダーFcを上下動することによって開閉できるようになっている。
【0006】さらに、図51に示すように一方のファスナーテープFaの上端は、ベルト裏地52aの内側でスライディングテープ60によって上前53aの上端に縫付けられている。スライディングテープ60は、上前53aの端縁の外方向に向かって傾斜した状態でベルト裏地52aの内側に挟んで縫付けられている。
【0007】このようにファスナーテープFaのタック50に縫付けられた部分は、折り重なり部分による余長分の長さの範囲内で、図52において矢印で示すように、上前53aの端縁の外方向に向かって、引いて移動させることができる。即ち、タック50がファスナーテープFaを介して上前53aの端縁の外側に引張られることで、タック50の折り重なり部分が引き延ばされ、ファスナーテープFaを上前53aの端縁の外方向に向かって移動させることができる。また、上前53aに縫付けられているスライディングテープ60は、上前53aの端縁の外方向に向かって傾斜した状態でベルト裏地52aの内側に挟んで縫付けられているので、ファスナーテープFaのタック50への縫付け部分が上前53aの端縁の外方向に向かって移動することが、ゆとり方向への移動となるから、その移動を妨げることがない。
【0008】タック50によれば、スライダーFcを上げてファスナーFで前明を閉じた状態において、ズボン51のウエストベルトを広げる方向に外力を加えると、ファスナーテープFaの下にタック50が形成されている領域で、タック50の折り重なり部分を引き延ばせる長さの範囲内でズボン51のウエストサイズが長くなり、ウエストベルトの下部もそのサイズが広くなる。これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせてズボン等の腰周り寸法を掛止金具によって調節し、同時に着用する人の腰の下部周りの寸法をタックによってファスナーテープを適宜動かすことによって調節することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ズボン51の腰周り寸法を掛止金具の代わりに上前53aと図示しない下前に複数のボタンとボタンホールを設けることによって調節しようとすると、上前53aにボタンホールを設けなければならないが、図51に示されるように、上前53aのベルト部にはファスナーテープFaを支持するスライディングテープ60があるために、ボタンホールを貫通させることができない。また、スライディングテープ60の一部のみを打ち抜いてボタンホールを貫通させられたとしても、ボタンホールの穴かがりがスライディングテープ60をも共に縫い付けることになり、ファスナーテープFaの自由な移動を妨げることになってしまう。かかる事情は、ドット釦(スナップ)の凸側を上前53aのベルト部を貫通させる場合でも同じであり、このためズボン等のウエスト部分の分割部分をウエストサイズ調節自在に結合する結合具の選択の範囲が制限されてしまう。
【0010】特に、婦人物パンツにおいては、穴かがりしたボタンホールとボタンとによって前明を結合するものが主流であって約90%を占め、掛止金具を使用するものは高齢者等を対象にした残りの約10%に過ぎない。このため、婦人用のウエストサイズ調節機構付衣服(パンツ、スカート)において、結合具として穴かがりしたボタンホールとボタンとを用いたものが切望されていた。
【0011】さらに、従来のウエストサイズ調節機構付衣服は、段階的にウエストサイズを調節するものが殆どであり、一定の範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができるものはごく一部であり、その上さらに連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるものは存在しなかった。
【0012】そこで、本発明は、ウエスト部分の分割部分をウエストサイズ調節自在に結合する結合具としてボタン、ドット釦等も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができる状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服を提供することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、ウエストサイズ調節機構付ズボン、ウエストサイズ調節機構付スカート等の衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材を介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブと、前記中央タブの一部と前記弾性材とを前記衣服の下前のベルト部に被さることによって覆うオーバーベルトとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個のボタンと、前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなることを特徴とするものである。
【0014】ここで、「タック」はフラシとも呼ばれ、衣服の生地を上下方向に沿って所定長さだけ折り重なり部分が生ずるように二度折り返してなるものである。この折り重なり部分はタックの上端で最も幅が大きく、下方に行くにしたがって小さくなり、前記所定長さ下がった位置で消滅する。また、「弾性材」としては、ストレッチテープ(ゴム入り布テープ)、ゴムテープ、スパンレックス等の材質を用いることができる。
【0015】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。ここで、結合具は、衣服の下前のベルト部に弾性材を介して移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブの先端と、中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置のベルト部とに取り付けられた各1個のボタンと、衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなる。したがって、中央タブの先端に取り付けられたボタンをボタンホールに係止した場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、ベルト部に取り付けられたボタンをボタンホールに係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。さらに、中央タブの一部と弾性材とはベルト部に被さるオーバーベルトによって覆われているため、見栄えも良く斬新なデザインとなる。
【0016】このボタンホールは、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に設けられているが、ボタンホールがスライディングテープの一部を打ち抜いて穴かがりによってスライディングテープが共に縫付けられたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、衣服の上前のベルト部にボタンホールを設けて穴かがりをしても一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0017】このようにして、結合具としてボタンも使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0018】請求項2の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材を介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個のボタンと、前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなり、前記下前のベルト部は2枚のベルト生地を少しだけ重ねて前記下前のベルト部の裏側部分のみを縫付けて前記中央タブの一部と前記弾性材とを覆うように折り返されて縫付けられたものであって、前記中央タブの先端部分は縫付けられていない前記下前のベルト部の表側部分から突出しているものである。
【0019】かかる構成によって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。ここで、結合具は、衣服の下前のベルト部に弾性材を介して移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブの先端と、中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置のベルト部とに取り付けられた各1個のボタンと、衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなる。したがって、中央タブの先端に取り付けられたボタンをボタンホールに係止した場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、ベルト部に取り付けられたボタンをボタンホールに係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。さらに、中央タブの一部と弾性材とは2枚のベルト生地を少しだけ重ねて構成されたベルト部によって覆われているため、見栄えも良く斬新なデザインとなる。
【0020】また、下前のベルト部を2枚のベルト生地を少しだけ重ねて縫付けた構成となっており、オーバーベルトを用いていないため、下前のベルト部全体を薄手に仕上げることができる。したがって、厚手の生地からなる衣服に適した構成となり、またオーバーベルトを作成する必要がないため構造が簡単になり、作業時間も短縮することができる。
【0021】ここでボタンホールは、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に設けられているが、ボタンホールがスライディングテープの一部を打ち抜いて穴かがりによってスライディングテープが共に縫付けられたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、衣服の上前のベルト部にボタンホールを設けて穴かがりをしても一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0022】このようにして、結合具としてボタンも使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、さらにベルト部を薄手に仕上げることができて厚手の生地からなる衣服にも適したウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0023】請求項3の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項2の構成において、前記衣服の下前のベルト部に前記弾性材を介して前記中央タブを取り付けた際のステッチを隠すために、前記ステッチの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペンのいずれかを取り付けたものである。
【0024】請求項2の構成においては、2枚のベルト生地を少しだけ重ねて構成された下前のベルト部によって中央タブの一部と弾性材とが覆われており、オーバーベルトを設けていないため、弾性材をベルト生地の表になる側に縫付けた場合には下前のベルト部の表側に弾性材を縫付けたステッチが見えることになる。そこで、このステッチの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペンのいずれかを取り付けることによって、ステッチが隠れて見栄えが良くなる。
【0025】このようにして、結合具としてボタンも使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、かつ見栄えも良いウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0026】請求項4の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個の凹側のドット釦と、前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦とからなることを特徴とするものである。
【0027】したがって、衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦を中央タブの先端部分に取り付けた凹側のドット釦に嵌めた場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、凸側のドット釦を下前のベルト部に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めた場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。
【0028】この凸側のドット釦は、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられているが、凸側のドット釦が上前のベルト部を貫通して取り付けられている場合、スライディングテープの一部を打ち抜いてスライディングテープが凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、衣服の上前のベルト部を貫通して凸側のドット釦が取り付けられている場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。これに対して、凸側のドット釦が上前のベルト部の裏側に取り付けられている場合には、一方のファスナーテープの移動を妨げる心配はない。
【0029】このようにして、結合具としてドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0030】請求項5の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分と、前記中央タブが伸びていない状態における先端から一定長さ離れた位置の前記衣服の下前のベルト部とに取り付けられた各1個の受構成体と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体とからなるものである。
【0031】したがって、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体に係止した場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。
【0032】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0033】請求項6の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体とからなり、前記中央タブの裏側に凸側のドット釦が取り付けられ、前記衣服の下前のベルト部に凹側のドット釦が取り付けられているものである。
【0034】したがって、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンを上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールに係止するか、上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦を中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めるか、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。そして、中央タブの裏側の凸側のドット釦を下前のベルト部の凹側のドット釦に嵌めることによって、中央タブが固定されて、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。
【0035】ここで、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合は、前述の如く、ボタンホールまたは凸側のドット釦は、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられることになるが、スライディングテープが穴かがりされたボタンホールまたは凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0036】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0037】請求項7の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記衣服の下前のベルト部に2つの受部を有する受構成体が取り付けられ、前記衣服の上前のベルト部の裏側に2つの鉤部を有する鉤構成体が取り付けられているものである。
【0038】したがって、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンを上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールに係止するか、上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦を中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めるか、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。そして、上前のベルト部の裏側の2つの鉤部を有する鉤構成体を下前のベルト部の2つの受部を有する受構成体に係止することによって、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。ここで、2つの鉤部を有する鉤構成体と2つの受部を有する受構成体によって、4通りのサイズの固定位置が可能となる。
【0039】ここで、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合は、前述の如く、ボタンホールまたは凸側のドット釦は、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられることになるが、スライディングテープが穴かがりされたボタンホールまたは凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0040】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、固定したウエストサイズを4通りのサイズの中から選択できるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0041】請求項8の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記衣服の下前のベルト部にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ、前記中央タブの裏側にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられているものである。
【0042】したがって、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンを上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールに係止するか、上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦を中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めるか、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。そして、中央タブの裏側のマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側を下前のベルト部のマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側に接着することによって、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。ここで、両方のマジックテープ(登録商標)の幅の分だけ固定するウエストサイズを連続的に小刻みに変化させることができる。
【0043】ここで、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合は、前述の如く、ボタンホールまたは凸側のドット釦は、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられることになるが、スライディングテープが穴かがりされたボタンホールまたは凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0044】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、固定するウエストサイズに幅を持たせることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0045】請求項9の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項8のいずれか1つの構成において、前記オーバーベルトまたは前記下前のベルト部の表側部分から突出している前記中央タブの先端部分と同一形状の飾りタブを前記衣服の上前のベルト部に左右対称になるように設けたものである。
【0046】請求項1乃至請求項8の構成においては、下前のベルト部に弾性材を介して取り付けられた中央タブの先端にボタンまたは凹側のドット釦または受構成体を取り付けて、上前のベルト部の対応する結合具と結合させることによって、連続的にウエストサイズを変化させることができる。しかし、衣服の下前だけにオーバーベルトまたは下前のベルト部の表側部分から中央タブの先端が突出しているのは、デザイン上バランスが悪い。そこで、上前のベルト部にも左右対称になる位置に中央タブの先端部分と同一形状の飾りタブを設けることによって、バランスがとれてデザイン的にも優れたものとなる。
【0047】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、デザイン的にもバランスがとれて優れたものとなるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0048】請求項10の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に1個と前記衣服の下前のベルト部に複数個取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記衣服の上前のベルト部には前記衣服の下前のベルト部側に伸びた持ち出しが設けられているものである。
【0049】したがって、中央タブに取り付けられたボタンを上前のベルト部のボタンホールに係止するか、中央タブに取り付けられた凹側のドット釦に上前のベルト部の凸側のドット釦を嵌め合わせるか、上前のベルト部の裏側の鉤構成体を中央タブの先端部分の受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。一方、下前のベルト部に複数個取り付けられた受構成体のいずれかに鉤構成体を係止することによって、ウエストサイズは複数通りの一定のサイズに固定される。しかし、上前に近い側の受構成体に鉤構成体を係止した場合には、上前から遠い側の受構成体と中央タブの先端部分の受構成体が見えてしまって見苦しい。また、人によってはフリーサイズのときに中央タブが見えるのを嫌う場合もある。そこで、上前のベルト部に下前のベルト部側に伸びた持ち出しを設けることによって、これらの受構成体や伸びた中央タブを覆い隠して外見上も美しくすっきり見せることができる。
【0050】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、下前に取り付けられた受構成体や伸びた中央タブを覆い隠して外見上も美しくすっきり見せることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0051】請求項11の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項10のいずれか1つの構成において、前記弾性材には、その最大伸びを制限する伸び止め材を並設したものである。
【0052】したがって、タックの折り重なり部分が引き延ばされる長さ以上にウエストサイズが大きくならないように弾性材の伸びの長さを制限することができるから、皺がよったりしてウエスト周りの見栄えが損なわれることがない。また、弾性材に過度の引っ張り力がかかるのを防止することができるから、弾性材の寿命が長くなる。
【0053】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、ウエスト周りの見栄えが損なわれることがなく弾性材の寿命を長くすることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0054】請求項12の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材とその最大伸びを制限する伸び止め材とを介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブと、前記中央タブの反対側に前記伸び止め材を介して前記衣服の下前のベルト部に取り付けられ、前記中央タブと一体に移動可能な所定長さの脇タブと、前記中央タブの一部と前記脇タブの一部と前記弾性材とを前記ベルト部に被さることによって覆うオーバーベルトとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記脇タブには穴かがりされたボタンホールが設けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部にはベルト方向に沿って複数のボタンが取り付けられているものである。
【0055】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。ここで、結合具は、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなる。
【0056】したがって、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンを上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールに係止するか、上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦を中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めるか、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。そして、中央タブと一体に移動する脇タブには穴かがりされたボタンホールが設けられ、脇タブの近傍の下前のベルト部にはベルト方向に沿って複数のボタンが取り付けられているので、中央タブに近い側のボタンを脇タブのボタンホールに係止した場合にはウエストサイズの変化範囲は大きく、中央タブに遠い側のボタンを脇タブのボタンホールに係止した場合にはウエストサイズの変化範囲は小さくなる。そして、中央タブに最も遠い側のボタンを脇タブのボタンホールに係止した場合には、ウエストサイズは固定される。
【0057】ここで、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合は、前述の如く、ボタンホールまたは凸側のドット釦は、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられることになるが、スライディングテープが穴かがりされたボタンホールまたは凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0058】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0059】請求項13の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の下前のベルト部に弾性材とその最大伸びを制限する伸び止め材とを介してベルト方向に移動可能に取り付けられた所定長さの中央タブと、前記中央タブの反対側に前記伸び止め材を介して前記衣服の下前のベルト部に取り付けられ、前記中央タブと一体に移動可能な所定長さの脇タブとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または前記中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と前記衣服の上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなり、前記脇タブには穴かがりされたボタンホールが設けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部にはベルト方向に沿って複数のボタンが取り付けられており、前記下前のベルト部は2枚のベルト生地を間隔を置いて配置した上からもう1枚のベルト生地を前記2枚のベルト生地に重ねて前記下前のベルト部の裏側部分のみを縫付けて前記中央タブの一部と前記脇タブの一部と前記弾性材とを覆うように折り返されて縫付けられたものであって、前記中央タブ及び前記脇タブの先端部分は縫付けられていない前記下前のベルト部の表側部分から突出しているものである。
【0060】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。ここで、結合具は、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンと上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホール、または中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦、または中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体と上前のベルト部の裏側に設けられた鉤構成体とからなる。
【0061】したがって、中央タブの先端部分に取り付けられたボタンを上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールに係止するか、上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦を中央タブの先端部分に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めるか、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を中央タブの先端部分に取り付けられた受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。そして、中央タブと一体に移動する脇タブには穴かがりされたボタンホールが設けられ、脇タブの近傍の下前のベルト部にはベルト方向に沿って複数のボタンが取り付けられているので、中央タブに近い側のボタンを脇タブのボタンホールに係止した場合にはウエストサイズの変化範囲は大きく、中央タブに遠い側のボタンを脇タブのボタンホールに係止した場合にはウエストサイズの変化範囲は小さくなる。そして、中央タブに最も遠い側のボタンを脇タブのボタンホールに係止した場合には、ウエストサイズは固定される。
【0062】ここで、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合は、前述の如く、ボタンホールまたは凸側のドット釦は、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられることになるが、スライディングテープが穴かがりされたボタンホールまたは凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてボタンとボタンホールまたはドット釦を用いた場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0063】さらに、中央タブの一部と脇タブの一部と弾性材とを覆うのにオーバーベルトを用いず、3枚の生地を端を重ねて縫付けて折り返してベルト部とする構成を採っているので、厚手の生地の場合でも下前のベルト部を薄く仕上げることができる。
【0064】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、ウエストサイズの変化範囲も段階的に変えることができ、厚手の生地にも適用できるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0065】請求項14の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項12または請求項13の構成において、前記脇タブには前記穴かがりされたボタンホールの代わりに裏面にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部には前記複数のボタンの代わりにマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられているものである。
【0066】したがって、上前ベルト部との結合具が取り付けられた中央タブと一体に移動する脇タブの裏面のマジックテープ(登録商標)の硬い側を、脇タブの近傍の下前のベルト部に取り付けられたマジックテープ(登録商標)の軟らかい側に接着することによって、ウエストサイズの調節をすることができる。脇タブの裏面のマジックテープ(登録商標)を下前のベルト部のマジックテープ(登録商標)の中央タブに近い側に接着した場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。脇タブの裏面のマジックテープ(登録商標)を下前のベルト部のマジックテープ(登録商標)の中央タブからより遠い側に接着するにしたがって、ウエストサイズの変化範囲はより小さくなる。そして、中央タブに最も遠い側に接着した場合には、ウエストサイズは固定される。
【0067】このようにして、脇タブの裏面と脇タブの近傍の下前のベルト部に1対のマジックテープ(登録商標)を取り付けることによって、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、ウエストサイズの変化範囲も連続的に小刻みに変えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0068】請求項15の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項12または請求項13の構成において、前記脇タブには前記穴かがりされたボタンホールの代わりに裏面に2以上の鉤部を有する鉤構成体が取り付けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部には前記複数のボタンの代わりに受構成体が取り付けられているものである。
【0069】したがって、脇タブの裏側に取り付けられた鉤構成体の2以上の鉤部のうち、中央タブから最も遠い鉤部を下前のベルト部の受構成体に係止した場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。中央タブにより近い鉤部を下前のベルト部の受構成体に係止するにしたがって、ウエストサイズの変化範囲はより小さくなる。そして、中央タブに最も近い鉤部を下前のベルト部の受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは固定される。
【0070】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、ウエストサイズの変化範囲も段階的に変えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0071】請求項16の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項12または請求項13の構成において、前記脇タブには前記穴かがりされたボタンホールの代わりに裏面に凸側のドット釦が取り付けられ、前記脇タブの近傍の前記下前のベルト部には前記複数のボタンの代わりにベルト方向に沿って複数の凹側のドット釦が取り付けられていることを特徴とするものである。
【0072】したがって、脇タブの裏面に取り付けられた凸側のドット釦を、下前のベルト部に取り付けられた複数の凹側のドット釦のうち中央タブに最も近い凹側のドット釦に嵌めた場合には、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。中央タブにより遠い凹側のドット釦に脇タブの裏面の凸側のドット釦を嵌めるにしたがって、ウエストサイズの変化範囲はより小さくなる。そして、中央タブに最も遠い凹側のドット釦に脇タブの裏面の凸側のドット釦を嵌めた場合には、ウエストサイズは固定される。
【0073】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、ウエストサイズの変化範囲も段階的に変えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0074】請求項17の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の上前のベルト部に弾性材を介して移動自在に取り付けられた所定長さの中央タブとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなり、前記中央タブの一部と前記弾性材は前記衣服の上前のベルト部によって覆われているものである。
【0075】このように、本発明のウエストサイズ調節機構付衣服においては、ベルト方向に移動可能な中央タブが、請求項1〜16の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服とは異なり、上前のベルト部に弾性材を介して取り付けられている。したがって、この中央タブの先端部分に設けられた穴かがりしたボタンホールに下前のベルト部に取り付けられたボタンを係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。
【0076】ここで、上前のベルト部に中央タブが取り付けられているため、このタイプのウエストサイズ調節機構付衣服においては、上前のベルト部を貫通してボタンホールが設けられたり凸側のドット釦が取り付けられることがない。したがって、一方のファスナーテープの上端を上前の上端に縫付けて支持しているスライディングテープが固定されてしまう恐れもないため、ゴムテープを併用することなくスライディングテープのみで一方のファスナーテープの上端を支持している。また、中央タブの一部と弾性材は上前のベルト部によって覆われているため、見栄えも良くなっている。
【0077】このようにして、結合具としてボタンを用いることができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0078】請求項18の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項17の構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分に取り付けられた凸側のドット釦と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた凹側のドット釦と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなるものである。
【0079】したがって、中央タブの先端部分に取り付けられた凸側のドット釦を下前のベルト部に取り付けられた凹側のドット釦に嵌めることによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。
【0080】このようにして、結合具としてドット釦を用いることができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0081】請求項19の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項17の構成において、前記結合具は、前記中央タブの先端部分の裏側と、前記衣服の上前のベルト部の裏側とに取り付けられた各1個の鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなるものである。
【0082】したがって、中央タブの先端部分の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた受構成体に係止することによって、中央タブが取り付けられた弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。
【0083】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0084】請求項20の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項17乃至請求項19のいずれか1つの構成において、前記衣服の上前のベルト部に前記弾性材を介して前記中央タブを取り付けた際のステッチを隠すために、前記ステッチの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペンのいずれかを取り付けたものである。
【0085】請求項17乃至請求項19の構成においては、上前のベルト部によって中央タブの一部と弾性材とが覆われており、オーバーベルトを設けていないため、弾性材をベルト生地の表になる側に縫付けた場合には上前のベルト部の表側に弾性材を縫付けたステッチが見えることになる。そこで、このステッチの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペンのいずれかを取り付けることによって、ステッチが隠れて見栄えが良くなる。
【0086】このようにして、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、かつ見栄えも良いウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0087】請求項21の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項17乃至請求項20のいずれか1つの構成において、前記弾性材には、その最大伸びを制限する伸び止め材を並設したものである。
【0088】したがって、タックの折り重なり部分が引き延ばされる長さ以上にウエストサイズが大きくならないように弾性材の伸びの長さを制限することができるから、皺がよったりしてウエスト周りの見栄えが損なわれることがない。また、弾性材に過度の引っ張り力がかかるのを防止することができるから、弾性材の寿命が長くなる。
【0089】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、ウエスト周りの見栄えが損なわれることがなく弾性材の寿命を長くすることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0090】請求項22の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の上前のベルト部が前記衣服の下前のベルト部側に突出した所定長さの持ち出しとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記持ち出しに設けられた穴かがりした一定長さのボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に前記一定長さ以下離して取り付けられた複数の受構成体とからなるものである。
【0091】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。また、上前のベルト部には、下前のベルト部側に突出した所定長さの持ち出しが設けられている。ここで、結合具である持ち出しに設けられたボタンホールに下前のベルト部に取り付けられたボタンを係止し、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた複数の受構成体のいずれかに係止する。上前に近い側の受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは大きくなって、ボタンはボタンホールの下前側に移動する。上前に遠い側の受構成体に係止した場合には、ウエストサイズは小さくなって、ボタンはボタンホールの上前側に移動する。2つの受構成体はボタンホールの長さ(一定長さ)以下しか離れていないため、ボタンはボタンホール内を余裕をもって移動することができる。
【0092】そして、上前のベルト部に設けられた持ち出しによって2つの受構成体が覆い隠されるため、極めて見栄えが良くなる。さらに、持ち出しにはボタンホールが設けられて下前のベルト部に取り付けられたボタンが係止されるため、持ち出しの先端が浮き上るのが防止され、ウエストサイズを容易に調節できるとともに外見上もすっきりとしたデザインのウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0093】請求項23の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項22の構成において、前記結合具は、前記持ち出しに設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた2以上の受部を有する受構成体とからなるものである。
【0094】したがって、持ち出しに設けられたボタンホールに下前のベルト部に取り付けられたボタンを係止し、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた受構成体の2以上の受部のいずれかに係止する。上前に近い側の受部に係止した場合には、ウエストサイズは大きくなって、ボタンはボタンホールの下前側に移動する。上前に遠い側の受部に係止した場合には、ウエストサイズは小さくなって、ボタンはボタンホールの上前側に移動する。
【0095】そして、上前のベルト部に設けられた持ち出しによって2以上の受部を有する受構成体が覆い隠されるため、極めて見栄えが良くなる。さらに、持ち出しにはボタンホールが設けられて下前のベルト部に取り付けられたボタンが係止されるため、持ち出しの先端が浮き上るのが防止され、ウエストサイズを容易に調節できるとともに外見上もすっきりとしたデザインのウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0096】請求項24の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項22の構成において、前記結合具は、前記持ち出しに設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた2以上の鉤部を有する鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた受構成体とからなるものである。
【0097】したがって、持ち出しに設けられたボタンホールに下前のベルト部に取り付けられたボタンを係止し、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体の2以上の鉤部のいずれかを下前のベルト部に取り付けられた受構成体に係止する。下前に近い側の鉤部を係止した場合には、ウエストサイズは大きくなって、ボタンはボタンホールの下前側に移動する。下前に遠い側の鉤部を係止した場合には、ウエストサイズは小さくなって、ボタンはボタンホールの上前側に移動する。
【0098】そして、上前のベルト部に設けられた持ち出しによって受構成体が覆い隠されるため、極めて見栄えが良くなる。さらに、持ち出しにはボタンホールが設けられて下前のベルト部に取り付けられたボタンが係止されるため、持ち出しの先端が浮き上るのが防止され、ウエストサイズを容易に調節できるとともに外見上もすっきりとしたデザインのウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0099】請求項25の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーと、前記衣服の上前のベルト部内と前記衣服の下前のベルト部内にそれぞれ弾性材を介して取り付けられ、前記衣服の上前のベルト部の開口部と前記衣服の下前のベルト部の開口部とからそれぞれ突出した1対の飾りベルトとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に設けられた穴かがりしたボタンホールと、前記1対の飾りベルトの他方の先端部分に取り付けられたボタンと、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなるものである。
【0100】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。ここで、結合具としての1対の飾りベルトの一方の先端部分に設けられた穴かがりしたボタンホールに、1対の飾りベルトの他方の先端部分に取り付けられたボタンを係止することによって、1対の飾りベルトは上前のベルト部内と下前のベルト部内にそれぞれ弾性材を介して取り付けられているので、弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体のいずれかに係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。そして、結合具を取り付ける基材として1対の飾りベルトを用いていることから、特に婦人用には最適でデザイン的にも優れたものとなる。
【0101】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0102】請求項26の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項25の構成において、前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に取り付けられた2個のDカンと、前記2個のDカンに巻き付けられて止められる前記1対の飾りベルトの他方と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなるものである。
【0103】Dカンとは略Dの字形をした金具で、これを一方の飾りベルトの先端に2個取り付けることによって、他方の飾りベルトをまず2個のDカンの中に通して折り返し、一方のDカンの外側に巻き付けてからもう一方のDカンの内側をくぐらせることによって、他方の飾りベルトを2個のDカンで固定して止めることができる。1対の飾りベルトは上前のベルト部内と下前のベルト部内にそれぞれ弾性材を介して取り付けられているので、弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体のいずれかに係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。そして、結合具を取り付ける基材として1対の飾りベルトを用いていることから、特に婦人用には最適でデザイン的にも優れたものとなる。
【0104】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0105】請求項27の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項25の構成において、前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に取り付けられたピン付きバックルと、前記1対の飾りベルトの他方に設けられた複数のベルト孔と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなるものである。
【0106】したがって、一方の飾りベルトの先端部分に取り付けられたピン付きバックルに他方の飾りベルトを通して、バックルのピンを他方の飾りベルトの複数のベルト孔に挿入することによって、1対の飾りベルトを止めることができる。1対の飾りベルトは上前のベルト部内と下前のベルト部内にそれぞれ弾性材を介して取り付けられているので、弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体のいずれかに係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。そして、結合具を取り付ける基材として1対の飾りベルトを用いていることから、特に婦人用には最適でデザイン的にも優れたものとなる。
【0107】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0108】請求項28の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項25の構成において、前記結合具は、前記1対の飾りベルトの一方の先端部分に取り付けられた金具と、前記1対の飾りベルトの他方の先端部分に取り付けられた前記金具に係止されるもう1つの金具と、前記衣服の上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体と、前記衣服の下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体とからなるものである。
【0109】したがって、一方の飾りベルトの先端部分に取り付けられた金具に他方の飾りベルトの先端部分に取り付けられたもう1つの金具を係止することによって、1対の飾りベルトを止めることができる。1対の飾りベルトは上前のベルト部内と下前のベルト部内にそれぞれ弾性材を介して取り付けられているので、弾性材の伸縮可能な範囲内で連続的にウエストサイズを変化させることができる(フリーサイズ)。また、上前のベルト部の裏側に取り付けられた鉤構成体を下前のベルト部に取り付けられた1または2以上の受構成体のいずれかに係止した場合には、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。そして、結合具を取り付ける基材として1対の飾りベルトを用いていることから、特に婦人用には最適でデザイン的にも優れたものとなる。
【0110】このようにして、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0111】請求項29の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられたピン付きバックル付きベルトと、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた複数のベルト孔付きベルトとからなるものである。
【0112】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。ここで、結合具としてピン付きバックル付きベルトと複数のベルト孔付きベルトとをそれぞれ下前のベルト部と上前のベルト部に直接取り付けている。したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、複数のベルト孔付きベルトをピン付きバックル付きベルトの先端のピン付きバックルに通して、バックルのピンを複数のベルト孔のいずれかに挿入することによって両者が結合され、挿入するベルト孔の位置を変えることによってウエストサイズを調節することができる。
【0113】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0114】請求項30の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた長さ調節機構付きベルトとその先端に取り付けられた嵌合バックルの一方と、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端に前記嵌合バックルの他方が取り付けられたベルトとからなるものである。
【0115】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、一方の嵌合バックルと他方の嵌合バックルとが嵌合することによって両方のベルトが結合され、長さ調節機構付きベルトによってウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0116】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0117】請求項31の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端に2個のDカンが取り付けられたベルトと、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた前記2個のDカンに巻き付けられて止められるベルトとからなるものである。
【0118】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、上述したようにベルトを2個のDカンに巻き付けることによって両方のベルトが結合され、ベルトを2個のDカンに巻き付ける位置を変えることによって、ウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0119】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0120】請求項32の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端にピンなしバックルが取り付けられたベルトと、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトとからなるものである。
【0121】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、マジックテープ(登録商標)が取り付けられたベルトをもう一方のベルトの先端のピンなしバックルに通して折り返し、ベルトの先端のマジックテープ(登録商標)をベルトの中間のマジックテープ(登録商標)に接着することによって両方のベルトが結合され、マジックテープ(登録商標)を接着する位置を変えることによってウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0122】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0123】請求項33の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、両方のベルトが通されるピンなしバックルとからなるものである。
【0124】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなり、また左右対称の構成となる。そして、両方のマジックテープ(登録商標)が取り付けられたベルトをそれぞれピンなしバックルに通して折り返し、ベルトの先端のマジックテープ(登録商標)をベルトの中間のマジックテープ(登録商標)に接着することによって両方のベルトが結合され、マジックテープ(登録商標)を接着する位置を変えることによってウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0125】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0126】請求項34の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられ先端にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトと、前記衣服の上前または下前のベルト部端に縫付けられた両方のベルトが通されるピンなし1本線バックルとからなるものである。
【0127】請求項33の構成においては、ピンなしバックルがどちらのベルトにも取り付けられていないため、両方のベルトのマジックテープ(登録商標)を外した場合には、ピンなしバックルを紛失してしまう恐れがある。そこで、本発明においては、ピンなし1本線バックルを中央の1本線において上前または下前のベルト部端に縫付けることによって、かかる問題を解消している。但し、この構成においては、ピンなし1本線バックルが縫付けられた上前側のベルトはウエストサイズの調節には寄与しない飾りベルトとなり、下前側のベルトのみでウエストサイズの調節をすることになる。
【0128】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0129】請求項35の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部に直接取り付けられた先端の表側にマジックテープ(登録商標)の硬い側または軟らかい側が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けられた先端の裏側にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側または硬い側が取り付けられたベルトとからなるものである。
【0130】本発明のウエストサイズ調節機構付衣服においては、ピンなしバックルを用いず、マジックテープ(登録商標)の取り付けられた1対のベルトのみで結合具を構成している。したがって、構成がより一層簡単になって製造工程がさらに短縮されるとともに、デザイン的にもよりすっきりとしたものとなる。そして、両方のベルトのマジックテープ(登録商標)を接着する位置を変えることによって、ウエストサイズを連続的に変化させることができる。
【0131】このようにして、さらに簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にもより優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0132】請求項36の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間に凹側のドット釦が取り付けられ先端に複数の凸側のドット釦が取り付けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間に凹側のドット釦が取り付けられ先端に複数の凸側のドット釦が取り付けられたベルトと、両方のベルトが通されるピンなしバックルとからなるものである。
【0133】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなり、また左右対称の構成となる。そして、両方のベルトをそれぞれピンなしバックルに通して折り返し、ベルトの先端の複数の凸側のドット釦のいずれかをベルトの中間の凹側のドット釦に嵌めることによって両方のベルトが結合され、中間の凹側のドット釦に嵌めるベルトの先端の複数の凸側のドット釦を変えることによってウエストサイズを調節することができる。
【0134】このようにして、結合具としてドット釦を使用できるとともに、簡単な構成でウエストサイズを容易に調節することができ、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0135】請求項37の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられた中間に複数のボタンが取り付けられ先端に穴かがりされたボタンホールが設けられたベルトと、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられた中間に複数のボタンが取り付けられ先端に穴かがりされたボタンホールが設けられたベルトと、両方のベルトが通されるピンなしバックルとからなるものである。
【0136】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなり、また左右対称の構成となる。そして、両方のベルトをそれぞれピンなしバックルに通して折り返し、ベルトの先端のボタンホールにベルトの中間の複数のボタンのいずれかを係止することによって両方のベルトが結合され、ボタンホールに係止する中間の複数のボタンを変えることによってウエストサイズを調節することができる。
【0137】このようにして、結合具としてボタンを使用できるとともに、簡単な構成でウエストサイズを容易に調節することができ、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0138】請求項38の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に直接取り付けられたベルト布またはリボン布と、前記衣服の下前のベルト部に直接取り付けられたベルト布またはリボン布とからなるものである。
【0139】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなり、また左右対称の構成となる。そして、両方のベルト布またはリボン布を衣服の前明の中央で結び合わせることによって両方のベルト布またはリボン布が結合され、結び合わせる位置を変えることによってウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0140】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0141】請求項39の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、樹脂製のレールとそのレールに嵌合して任意の位置で係止可能にスライドするスライダーとからなるベルトアジャスターであって、前記スライダーを布ベルトを介して前記衣服の上前または下前のベルト部に取り付け、前記レールを前記衣服の下前または上前のベルト部に直接取り付けたものである。
【0142】このようなベルトアジャスターは、帽子(キャップ)のサイズを調整したりするのに広く使われているものである。したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、スライダーをレールに嵌合させてスライドさせ、任意の位置で係止させることによってウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0143】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0144】請求項40の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前のベルト部に共布ベルトを介して取り付けられた紐と、前記衣服の下前のベルト部に共布ベルトを介して取り付けられた紐とからなるものである。
【0145】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、両方の紐を衣服の前明の中央で結び合わせることによって両方の紐が結合され、結び合わせる位置を変えることによってウエストサイズを連続的に調節することができる。
【0146】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易に連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0147】請求項41の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項29の構成において、前記結合具は、前記衣服の上前または下前のベルト部にベルトを介して取り付けられた鎖と、前記衣服の下前または上前のベルト部にベルトを介して取り付けられた先端にナスカンの付いた鎖とからなるものである。
【0148】したがって、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、上前または下前のベルト部に取り付けられた鎖のいずれかの孔に下前または上前のベルト部に取り付けられた鎖の先端のナスカンを嵌合させることによって両方の鎖が結合され、ナスカンを嵌合させる位置を変えることによってウエストサイズをほぼ連続的に調節することができる。
【0149】このようにして、簡単な構成でウエストサイズを容易にほぼ連続的に調節することができるとともに、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0150】請求項42の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、衣服を分離自在に結合し、前記衣服のウエストサイズを所定の範囲で調節自在とする結合具と、前記結合具により前記衣服のウエストサイズを調節自在とする範囲で形状変化を自在とし、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックと、前記衣服の上前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の下前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられたファスナーとを具備するものであって、前記一方のファスナーテープの上端はスライディングテープ及びゴムテープによって前記衣服の上前の上端に縫付けられ、前記スライディングテープは外方向に傾斜した状態で縫付けられており、前記結合具は、前記衣服の下前のベルト部にファスナーラインの左右において取り付けられた各1個のボタンと、前記衣服の上前のベルト部に設けられた穴かがりされたボタンホールとからなるものである。
【0151】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。また、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、上前のベルト部に近い側のボタンをボタンホールに係止した場合にはウエストサイズは大きくなり、上前のベルト部に遠い側のボタンをボタンホールに係止した場合にはウエストサイズは小さくなる。
【0152】ここで、結合具としてボタンとボタンホールを用いており、ボタンホールは、一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に設けられることになるが、スライディングテープが穴かがりされたボタンホールと共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてボタンとボタンホールを用いても一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0153】このようにして、結合具としてボタンを使用することができるとともに、簡単な構成でウエストサイズを容易に調節することができ、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0154】請求項43の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項42の構成において、前記結合具は、前記衣服の下前のベルト部にファスナーラインの左右において取り付けられた各1個の凹側のドット釦と、前記衣服の上前のベルト部に取り付けられた凸側のドット釦とからなるものである。
【0155】これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせて衣服のウエストベルトの寸法を結合具及びタックの折り重なり部分により調節することができる。また、構成が簡単になって製造工程が短縮されるとともに、デザイン的にもすっきりとしたものとなる。そして、上前のベルト部に近い側の凹側のドット釦に凸側のドット釦を嵌めた場合にはウエストサイズは大きくなり、上前のベルト部に遠い側の凹側のドット釦に凸側のドット釦を嵌めた場合にはウエストサイズは小さくなる。
【0156】ここで、結合具としてドット釦を用いており、凸側のドット釦は一方のファスナーテープの上端を支持しているスライディングテープが取り付けられている上前のベルト部に取り付けられることになるが、スライディングテープが凸側のドット釦と共に固定されたとしても、一方のファスナーテープの上端はゴムテープによっても支持されているため、タックの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープの伸縮力によって一方のファスナーテープもそれにつれて移動することができる。このように、結合具としてドット釦を用いた場合でも一方のファスナーテープの移動を妨げることがない。
【0157】このようにして、結合具としてドット釦を使用することができるとともに、簡単な構成でウエストサイズを容易に調節することができ、デザイン的にも優れたウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0158】請求項44の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服は、請求項1乃至請求項43のいずれか1つの構成において、前記衣服の上前に設けられた上下方向に伸びるタックの代わりに前記衣服の下前に上下方向に伸びるタックが設けられ、前記衣服の下前に設けられたタックに縫代となる一方のファスナーテープが縫付けられ、かつ、前記衣服の上前に縫代となる他のファスナーテープが縫付けられているものである。
【0159】請求項1乃至請求項43の発明にかかるウエストサイズ調節機構付衣服においては、いずれも衣服の上前に上下方向に伸びるタックが設けられており、このタックに一方のファスナーテープが縫付けられて、結合具によってウエストサイズが大きくなる場合にはタックの折り重なり部分が広がることによってファスナーが一体に移動する。これによって、着用する人のウエストサイズだけでなく腰近傍の寸法が多少変化しても、着用感や見栄えを損なうことがない。しかし、このタックは見栄えをより良くするために衣服の上前に設けられているものであって、衣服の下前に上下方向に伸びるタックを設けても、見栄えの点では多少劣るが同様の作用効果を得ることができる。
【0160】このように、請求項1乃至請求項43のいずれか1つの構成において、衣服の下前に上下方向に伸びるタックを設けることによって、衣服の上前にタックを設けた場合と同様の作用効果を得ることができるウエストサイズ調節機構付衣服となる。
【0161】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウエストサイズ調節機構付衣服を主に婦人用パンツ(ズボン)に適用した場合の実施の形態について説明する。なお、婦人用パンツにおいては、通常は前明の部分を右前とする場合が多いが、以下の各実施の形態においては前明の部分を左前とした場合について説明する。また、本発明のウエストサイズ調節機構付衣服は、紳士用ズボン、Gパン、スカート、子供服等にも適用できるものである。
【0162】実施の形態1まず、本発明の実施の形態1について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1にかかるウエストサイズ調節機構付衣服のベルト部から前明部分までの構成を示す部分正面図である。図2は本発明の実施の形態1にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の上前と下前とを分離した状態を示す部分拡大図である。図3は本発明の実施の形態1にかかるウエストサイズ調節機構付衣服のオーバーベルトを開いて中央タブの伸縮構造を示した部分拡大図である。図4は本発明の実施の形態1にかかるウエストサイズ調節機構付衣服のオーバーベルトの作成手順を示す説明図である。図5(a)は本発明の実施の形態1にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の上前側のファスナーの取り付け構造を示す部分展開図、(b)はボタンホールの位置を示す部分拡大図である。
【0163】図1に示されるように、本実施の形態1のウエストサイズ調節機構付衣服としてのウエストサイズ調節機構付婦人用パンツ(以下、単に「パンツ」ともいう。)1は、上前ベルト部2に穴かがりされたボタンホール9が設けられており、下前ベルト部3に取り付けられたボタン8がこのボタンホール9に係止されることによって、上前身頃4と下前身頃5との前明1aが閉じられて、パンツ(ズボン)1のウエストサイズが固定された状態になっている。下前ベルト部3には、さらにオーバーベルト6が被せられていて、このオーバーベルト6から中央タブ7の先端が突出しており、この中央タブ7の先端にはもう1つのボタン8が取り付けられている。後で詳しく述べるように、中央タブ7はオーバーベルト6の下に隠れている弾性材としてのゴムテープを介して、オーバーベルト6の下において下前ベルト部3に取り付けられており、ゴムテープの弾性力によってベルト方向即ち左右方向に移動可能になっている。
【0164】さらに、図2に示されるように、下前ベルト部3に直接取り付けられたボタン8はパンツ(ズボン)1の前中心に位置しており、オーバーベルト6の開口部はパンツ(ズボン)1の前中心から約2.5cmから約3cm向かって左側にずれたところに位置している。さらに、この前中心には下前5側のファスナーテープ5aが縫付けられており、このファスナーテープ5aのむし5bと噛み合う上前4側の図示されないファスナーテープは、上前4に設けられた図示されない上下方向に伸びるタックに縫付けられている。そして、ウエストサイズの調節に伴ってこのタックの折り重なり部分が広がることによってファスナーが移動して、着用する人のウエストサイズだけでなく腰近傍の寸法が多少変化しても、着用感や見栄えを損なうことがないようになっている。
【0165】そして、中央タブ7はゴムテープの弾性力によってベルト方向に移動可能になっているため、中央タブ7の先端のボタン8を上前ベルト部2のボタンホール9に係止した場合には、ウエストサイズはゴムテープが伸縮可能な範囲内でフリーサイズとなり、ゆったりとした着用感が得られる。一方、下前ベルト部3に直接取り付けられたボタン8をボタンホール9に係止した場合には、前述の如くウエストサイズが固定された状態となる。このように、2つのボタン8を付け替えるだけで、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0166】次に、この中央タブ7の取り付け方法とオーバーベルト6の構造について、図3を参照して説明する。図3に示されるように、中央タブ7は弾力性に富んだ伸縮自在のゴムテープ10と伸縮性のない綿テープ11によって、下前ベルト部3に取り付けられている。中央タブ7の長さは約7.5cmであり、綿テープ11はゴムテープ10よりも約2.5cm長くなっている。これらのゴムテープ10と綿テープ11の端を揃えて、中央タブ7の後端に図のような約0.5cm幅のステッチで縫い外れがないように頑丈に縫付ける。そして、ゴムテープ10と綿テープ11の反対側の端を揃えて、下前ベルト部3に二重ステッチで強固に縫付ける。
【0167】これによって、ゴムテープ10に引っ張り力がかかっていない状態においては、綿テープ11はゴムテープ10より長い分だけ弛みを生じており、中央タブ7が移動してゴムテープ10に引っ張り力がかかった場合には、ゴムテープ10は綿テープ11の長さまでしか伸びないことになる。即ち、綿テープ11はゴムテープ10の最大伸び長さを制限する伸び止め材としての役割を果たしており、タックの折り重なり部分が引き延ばされる長さ以上にウエストサイズが大きくならないように弾性材としてのゴムテープ10の伸びの長さを制限することができるから、皺がよったりしてウエスト周りの見栄えが損なわれることがない。また、ゴムテープ10に過度の引っ張り力がかかるのを防止することができるから、ゴムテープ10の寿命が長くなる。
【0168】一方、オーバーベルト6には、オーバーベルト6を補強するベルト芯6aと中央タブ7の滑りを良くするための裏地6bが取り付けられている。オーバーベルト6は、下前ベルト部3と下前身頃5とを地縫いするときに間に挟み込まれて一緒に縫付けられる。そして、上述の如く中央タブ7とゴムテープ10と綿テープ11が取り付けられた後に、これらの部材を覆うように下前ベルト部3を挟み込んで下前ベルト部3の裏側へ縫付けられる。
【0169】このオーバーベルト6の作成方法について、図4を参照して説明する。まず、図4(a)に示されるように、オーバーベルト6の裏側にベルト芯6aを貼り付ける。次に、これを裏返して、図4(b)に示されるように、オーバーベルト6の表側に裏地6bを地縫い6cで縫付ける。そして、再び裏返して、図4(c)に示されるように、裏地6bを折り返してオーバーベルト6の端よりも1〜2mm内側に入ったところでアイロンで押さえて折り目を付ける。最後に、図4(d)に示されるように、反対側の端6dをベルト芯6aのところで折り返してアイロンで押さえて折り目を付ける。このようにして作成したオーバーベルト6を、前述の如く、下前ベルト部3と下前身頃5の間に挟んで縫付ける。
【0170】次に、上前4側のファスナーテープの取り付け構造について、図5を参照して説明する。図5(a)に示されるように、上前ベルト部2を縫い上げる前の状態においては、上前表身頃4と上前立見返し4cの折り返し部分から右側に上前ベルト見返し2aが突出しており、上前ベルト部2の上方にはベルト布見返し2bが設けられている。そして、上前ベルト部2の中心にはベルト芯2cが上前ベルト部2の全周に亘って貼り付けられている。なお、上前ベルト部2はベルト布見返し2bの左端の部分で破断されて示されており、実際には上前ベルト部2及びベルト芯2cは図の左側へさらに伸びて続いている。
【0171】一方、上前立見返し4cには上下方向に伸びるタック4dが設けられており、このタック4dの折り重なり部分の上側の布地には一方のファスナーテープ4aが縫付けられている。そして、この一方のファスナーテープ4aの上端はスライディングテープ13及びゴムテープ14によって上前ベルト部2の上端に縫付けられて支持されている。これによって、一方のファスナーテープ4aのむし4bが、図2に示される下前5のファスナーテープ5aのむし5bと噛み合って前明1aが閉じられた状態において、パンツ(ズボン)1のウエストサイズが伸びた場合には、タック4dの折り重なり部分が広がることによってファスナーテープ4aが図5の右側に移動して、ウエストベルトの下部もそのサイズが広くなる。これによって、着用する人の腰周り寸法に合わせてパンツ(ズボン)1の腰周り寸法を中央タブ7の移動によって調節し、同時に着用する人の腰の下部周りの寸法をタック4dによってファスナーテープ4aを適宜動かすことによって調節することができる。
【0172】上前ベルト部2は、ベルト布見返し2bをベルト芯2cの上端に沿って折り返して上前表身頃4の裏側に縫付け、さらに上前ベルト見返し2aを上前表身頃4の右側の折り返し部分に沿って折り返してベルト布見返し2bに縫付けることによって、図5(b)に示されるように仕上げられる。ここで、先に説明したように、上前ベルト部2には穴かがりされたボタンホール9が設けられるが、図5(b)に示されるように、ボタンホール9は上前ベルト部2内に取り付けられたスライディングテープ13及びゴムテープ14の一部を貫通しており、ボタンホール9の穴かがりによってスライディングテープ13及びゴムテープ14も共に縫付けられてしまう。しかし、本実施の形態1のパンツ(ズボン)1においては、一方のファスナーテープ4aがスライディングテープ13のみでなくゴムテープ14によっても支持されているため、タック4dの折り重なり部分が引き延ばされる際には、ゴムテープ14の伸縮力によって一方のファスナーテープ4aもそれにつれて移動することができる。このように、上前ベルト部2にボタンホール9を設けて穴かがりをしても一方のファスナーテープ4aの移動を妨げることがない。
【0173】このようにして、本実施の形態1のパンツ(ズボン)1においては、結合具としてボタンも使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0174】なお、本実施の形態1においては、上前ベルト部2を上前ベルト見返し2aとベルト布見返し2bを設けてこれらを折り返すことによって構成しているが、その他にも、ベルト布見返し2bの代わりに上前ベルト部2の裏側に共布を付けて縫付ける構成や、上前ベルト部2の裏側全体に見返しが付く構成、上前ベルト部2の全体をベルト布見返し2bのように布を被せて輪にして覆う構成等がある。また、紳士用ズボンの場合には、上前ベルト部2の裏側にマーベルトが付けられる場合もある。
【0175】実施の形態2次に、本発明の実施の形態2について、図6を参照して説明する。図6(a)は本発明の実施の形態2にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の下前ベルト部の表側の構成を示す図、(b)は下前ベルト部の裏側の構成を上下逆にして示す部分展開図である。
【0176】図6(a)に示されるように、本実施の形態2のウエストサイズ調節機構付衣服としてのパンツ(ズボン)1は下前ベルト部3にオーバーベルトがなく、2枚のベルト生地15,16が重ねられて下前ベルト部3が形成されており、上側のベルト生地15の端部から中央タブ7の先端が外に出ている。この中央タブ7の先端部分とそこから一定長さ離れた位置の下前ベルト部3とには、各1個のボタン8が取り付けられている。
【0177】図6(b)に示されるように、この中央タブ7には、実施の形態1と同様にゴムテープ10とそれより約2.5cm長い綿テープ11が端を揃えて、中央タブ7の後端に図のような約0.5cm幅のステッチで縫い外れがないように頑丈に縫付けられている。そして、ゴムテープ10と綿テープ11は反対側の端を揃えて、下前ベルト部3のベルト生地15にステッチ14aで強固に縫付けられている。また、実施の形態1と同様に、綿テープ11はゴムテープ10の最大伸び長さを制限する伸び止め材としての役割を果たしている。2枚のベルト生地15,16は下前ベルト部3の裏側にあたる部分のみステッチ17で縫付けられており、下前ベルト部3の表側にあたる部分は縫付けられていない。したがって、この縫付けられていない表側部分から中央タブ7の先端が突出することができる。
【0178】本実施の形態2のパンツ(ズボン)1においては、下前ベルト部3を2枚のベルト生地15,16を少しだけ重ねて縫付けた構成となっており、オーバーベルトを用いていないため、下前ベルト部3全体を薄手に仕上げることができる。したがって、厚手の生地からなるパンツに適した構成となり、またオーバーベルトを作成する必要がないため構造が簡単になり、作業時間も短縮することができる。また、ゴムテープ10と綿テープ11の後端部は、下前ベルト部3のベルト生地15の表側にステッチ14aで縫付けられているため、パンツ(ズボン)1の完成状態において表側からステッチ14aが見えてしまう。そこで、このステッチ14aを隠すために、ステッチ14aの上にベルト通し、皮ラベル、布ネーム、ワッペン等を取り付けることによって、パンツ(ズボン)1の見栄えを良くすることができる。
【0179】そして、パンツ(ズボン)1の上前の構成は、図2、図5に示される実施の形態1と同様である。したがって中央タブ7はゴムテープ10の弾性力によってベルト方向に移動可能になっているため、中央タブ7の先端のボタン8を上前ベルト部2のボタンホール9に係止した場合には、ウエストサイズはゴムテープ10が伸縮可能な範囲内でフリーサイズとなり、ゆったりとした着用感が得られる。一方、下前ベルト部3に直接取り付けられたボタン8をボタンホール9に係止した場合には、ウエストサイズが固定された状態となる。このように、2つのボタン8を付け替えるだけで、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0180】このようにして、本実施の形態2のパンツ(ズボン)1においては、結合具としてボタンも使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、さらに下前ベルト部3を薄手に仕上げることができて厚手の生地からなるパンツ(Gパン、綿パン等)に最適なものとなる。
【0181】なお、本実施の形態2のパンツ1を紳士用ズボンに適用する場合には、ウエスト裏側のマーベルトにステッチを掛けるとマーベルトの布がバイヤスのため捩れて、皺や波の原因になり易いため中止め(中でステッチ掛け)をする。また、図6(b)に示されるように、ゴムテープ10の上に綿テープ11がたるんだ状態で載っているため、ベルト生地15を折り返して包んだときにベルト生地15の素材によっては波になりあたりが出る。このような場合は、ゴムテープ10を上にして綿テープ11を下にすればあたりが出ないので良い。
【0182】本実施の形態2及び上記実施の形態1においては、結合具としてボタン8とボタンホール9を用いた場合について説明したが、代わりにドット釦を使用することもできる。即ち、図2,図6の2個のボタン8の代わりに2個の凹側のドット釦を下前側に取り付け、図2,図5のボタンホール9の代わりに凸側のドット釦を上前側に取り付ける。凸側のドット釦を中央タブ7の先端の凹側のドット釦に嵌めた場合には、ウエストサイズはゴムテープ10が伸縮可能な範囲内でフリーサイズとなり、ゆったりとした着用感が得られる。一方、凸側のドット釦を下前ベルト部3に直接取り付けられた凹側のドット釦に嵌めた場合には、ウエストサイズが固定された状態となる。このように、ドット釦を嵌め替えるだけで、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0183】また、凸側のドット釦を上前側に取り付ける際には、図5(b)に示されるようにスライディングテープ13またはゴムテープ14の一部を打ち抜いてしまうこともあるが、ゴムテープ14の伸縮力によって一方のファスナーテープ4aが自由に移動できるので、ドット釦を結合具として用いたことによって一方のファスナーテープ4aの移動を妨げることはない。
【0184】このようにして、結合具としてドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができるパンツ(ズボン)1となる。
【0185】実施の形態3次に、本発明の実施の形態3について、図7を参照して説明する。図7は本発明の実施の形態3にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の下前及び上前のベルト部付近の表側の構成を示す図である。なお、実施の形態1と同一の部分については同一の符号を付して説明を一部省略する。
【0186】図7に示されるように、本実施の形態3のパンツ(ズボン)1は、下前ベルト部3にオーバーベルト6が設けられ、その端部から中央タブ7の先端が突出している。中央タブ7の後端にはゴムテープ及び綿テープが縫付けられ、ゴムテープ及び綿テープの他端は下前ベルト部3に縫付けられて、オーバーベルト6によって覆い隠されている。これらのゴムテープ及び綿テープの取り付け構造、オーバーベルト6の作り方及び取り付け方については、実施の形態1と同様である。中央タブ7の先端部分及びそこから一定長さ離れた下前ベルト部3には、各1個の受構成体18が取り付けられている。これに対して、上前ベルト部2の裏側には、破線で示されるように1個の鉤構成体19が取り付けられている。
【0187】中央タブ7はゴムテープの弾性力によってベルト方向に移動可能になっているため、中央タブ7の先端の受構成体18に上前ベルト部2の鉤構成体19を係止した場合には、ウエストサイズはゴムテープが伸縮可能な範囲内でフリーサイズとなり、ゆったりとした着用感が得られる。一方、下前ベルト部3に直接取り付けられた受構成体18に鉤構成体19を係止した場合には、ウエストサイズが固定された状態となる。このように、鉤構成体19をかけ替えるだけで、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。そして、上前ベルト部2には鉤構成体19が裏面に取り付けられるだけなので、上前側の一方のファスナーテープ4aの移動を妨げる心配がないため、ゴムテープ14を用いることなく、一方のファスナーテープ4aを支持するのはスライディングテープ13のみとしても良い。
【0188】このようにして、本実施の形態3のパンツ(ズボン)1においては、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0189】実施の形態4次に、本発明の実施の形態4について、図8乃至図11を参照して説明する。図8(a)は本発明の実施の形態4にかかるウエストサイズ調節機構付衣服を小さいウエストサイズで着用した場合のベルト部付近の表側を示す部分正面図、(b)は大きいウエストサイズで着用した場合のベルト部付近の表側を示す部分正面図である。図9は本発明の実施の形態4にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の下前と上前のベルト部付近の表側の構成を示す部分拡大図である。図10(a)は本発明の実施の形態4にかかるウエストサイズ調節機構付衣服のオーバーベルトを外して中央タブを裏返して見たときの下前の構成を示す部分拡大図、(b)は中央タブへのドット釦の取り付け状態を示す図である。図11は本発明の実施の形態4にかかるウエストサイズ調節機構付衣服のベルト部近傍を裏側から見て示す図である。なお、実施の形態1と同一の部分については同一の符号を付して説明を一部省略する。
【0190】図8(a)に示されるように、本実施の形態4のウエストサイズ調節機構付衣服としてのパンツ(ズボン)1を小さいウエストサイズ(ウエストサイズ固定状態)で着用した場合には、オーバーベルト6の内側端部と上前ベルト部2が殆どくっついた状態になって、中央タブ7はほんの少ししか見えない。これに対して、図8(b)に示されるように、パンツ(ズボン)1を大きいウエストサイズ(フリーサイズ状態)で着用した場合には、中央タブ7がオーバーベルト6の内側端部から大きく突出してウエストサイズが大きくなるとともに、図示しない上前のタックが広がることによってファスナーが移動して前明1aがやや右に傾いた状態となり、着用する人のウエストサイズだけでなく腰近傍の寸法が多少変化しても、着用感や見栄えを損なうことがないようになっている。
【0191】そして、図9に示されるように、本実施の形態4のパンツ(ズボン)1においても、結合具として受構成体と鉤構成体を用いている。即ち、下前ベルト部3のオーバーベルト6の開口部から突出した中央タブ7の先端部分に受構成体18が取り付けられ、上前ベルト部2の裏側に鉤構成体19が取り付けられている。なお、オーバーベルト6の開口部は、前中心となる下前ファスナーテープ5aの縫付け部分から約2.5cmから約3cm離れている。実施の形態1と同様に中央タブ7はゴムテープの伸縮力によって移動可能となっているので、鉤構成体19を受構成体18に係止した状態においては、パンツ(ズボン)1は連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となる。これに対して、ウエストサイズを固定した状態とするには、中央タブ7の裏側と下前ベルト部3に取り付けられた一組のドット釦を嵌め合わせることによって行う。
【0192】即ち、図10(a)に示されるように、ゴムテープ10及び綿テープ11によって下前ベルト部3に取り付けられた中央タブ7の裏側には凸側のドット釦20が取り付けられており、これに対して下前ベルト部3の前中心5aから約2.5cmの位置には凹側のドット釦21が取り付けられている。これによって、鉤構成体19を受構成体18に係止した状態において、凸側のドット釦20を凹側のドット釦21に嵌めることによって、中央タブ7は移動できなくなりウエストサイズが固定された状態になる。このように、本実施の形態4のパンツ(ズボン)1においては、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズが固定された状態とを容易に切り替えることができる。
【0193】なお、図10(b)に示されるように、中央タブ7の凸側のドット釦20を取り付ける部分には、補強のために裏側に硬めの芯7aが貼られている。この硬めの芯7aは、中央タブ7の裏側全面に貼り付けても良い。また、凸側のドット釦20は中央タブ7の裏側に取り付けられているだけなので、中央タブ7が強く引っ張られた場合には、凸側のドット釦20が周辺の布とともに引っ張られて型崩れする恐れがある。これを防ぐために、凸側のドット釦20の周囲に中央タブを貫通するステッチを掛けて補強することが望ましい。
【0194】そして、図11に示されるように、本実施の形態4のパンツ(ズボン)1は紳士用ズボンであって、上前ベルト部2と下前ベルト部3の裏側にはそれぞれマーベルト22,23が設けられている。鉤構成体19は、上前ベルト部2の端から約1.5cm離れた位置に取り付けられており、図10で凸側のドット釦20は中央タブ7の先端から約3cm離れた位置に取り付けられている。そして、図9で受構成体18は中央タブ7の先端から約2cm離れた位置に取り付けられているため、凸側のドット釦20を凹側のドット釦21に嵌めたウエストサイズ固定状態においては、図8(a)に示されるように中央タブ7が殆ど見えなくなる。
【0195】本実施の形態4においては、結合具として受構成体18及び鉤構成体19を用いた場合について説明したが、代わりに中央タブ7の先端部分に取り付けられたボタンと上前ベルト部2に設けられた穴かがりされたボタンホールを結合具としても良いし、中央タブ7の先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と上前ベルト部2に取り付けられた凸側のドット釦を結合具として用いても良い。いずれの場合にも、結合具で中央タブ7の先端部分と上前ベルト部2を結合したのみの状態においては、中央タブ7が移動可能なため連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となり、中央タブ7の裏側の凸側のドット釦20を下前ベルト部3の凹側のドット釦21に嵌めるとウエストサイズが固定された状態となる。
【0196】このようにして、本実施の形態4のパンツ(ズボン)1においては、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0197】実施の形態5次に、本発明の実施の形態5について、図12乃び図13を参照して説明する。図12は本発明の実施の形態5にかかるウエストサイズ調節機構付衣服を小さいウエストサイズで着用した場合のベルト部付近の表側を示す部分正面図である。図13(a)は本発明の実施の形態5にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の下前のベルト部付近の表側の構成を示す部分拡大図、(b)は中央タブを裏返して見たときの下前の構成を示す部分拡大図である。なお、実施の形態1,4と同一の部分については同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0198】図12に示されるように、本実施の形態5のパンツ(ズボン)1が実施の形態4と異なるのは、凸側のドット釦20が中央タブ7を貫通して取り付けられている点と、凸側のドット釦20、凹側のドット釦21、受構成体18の取り付け位置が異なる点である。この結果、図12に示されるように、パンツ(ズボン)1を小さいウエストサイズで着用した場合(ウエストサイズが固定の場合)でも、中央タブ7がかなりの長さ見えている。
【0199】図13(a)に示されるように、オーバーベルト6の開口部から突出している中央タブ7の先端には、受構成体18が取り付けられており、少し離れて凸側のドット釦20が中央タブ7を貫通して取り付けられている。図13(b)に示されるように、この位置において中央タブ7を裏返すと、凹側のドット釦21が凸側のドット釦20に対応する位置において下前ベルト部3に取り付けられている。したがって、図13(a)に示される位置が凸側のドット釦20を凹側のドット釦21に嵌め合わせた固定位置であり、受構成体18に実施の形態4と同様に上前ベルト部2の裏側に取り付けられている鉤構成体を係止することによって、ウエストサイズが固定される。これに対して、ドット釦20,21を外して中央タブ7を移動可能な状態にすれば、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となる。また、凸側のドット釦20が中央タブ7を貫通して取り付けていることから補強用の芯が不要であり、さらにオーバーベルト6から飛び出して見える凸側のドット釦20の頭が飾りにもなる。
【0200】本実施の形態5においては、結合具として受構成体18及び図示されない鉤構成体を用いた場合について説明したが、代わりに中央タブ7の先端部分に取り付けられたボタンと上前ベルト部2に設けられた穴かがりされたボタンホールを結合具としても良いし、中央タブ7の先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と上前ベルト部2に取り付けられた凸側のドット釦を結合具として用いても良い。いずれの場合にも、結合具で中央タブ7の先端部分と上前ベルト部2を結合したのみの状態においては、中央タブ7が移動可能なため連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となり、中央タブ7の裏側の凸側のドット釦20を下前ベルト部3の凹側のドット釦21に嵌めるとウエストサイズが固定された状態となる。
【0201】このようにして、本実施の形態5のパンツ(ズボン)1においては、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができる。
【0202】実施の形態6次に、本発明の実施の形態6について、図14を参照して説明する。図14は本発明の実施の形態6にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の下前と上前のベルト部付近の表側の構成を示す部分拡大図である。なお、実施の形態1,4と同一の部分については同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0203】図14に示されるように、本実施の形態6のパンツ(ズボン)1が実施の形態4と異なるのは、凸側のドット釦20及び凹側のドット釦21が用いられておらず、代わりに下前ベルト部3に2つの受部を有する受構成体24、上前ベルト部2の裏側に2つの鉤部を有する鉤構成体25が取り付けられている点である。中央タブ7の取り付け構造や機能、オーバーベルトの構造等については、実施の形態1,4と同様である。したがって、上前ベルト部2の裏側の鉤構成体19を中央タブ7の先端部分の受構成体18に係止したのみの場合は、中央タブ7が移動可能なため連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となり、上前ベルト部2の裏側の2つの鉤部を有する鉤構成体25を下前ベルト部3の2つの受部を有する受構成体24に係止するとウエストサイズが固定された状態となる。この場合、鉤構成体25のどちらの鉤部を受構成体24のどちらの受部に係止するかによって、4通りのウエストサイズが選択できる。
【0204】本実施の形態6においては、結合具として受構成体18及び鉤構成体19を用いた場合について説明したが、代わりに中央タブ7の先端部分に取り付けられたボタンと上前ベルト部2に設けられた穴かがりされたボタンホールを結合具としても良いし、中央タブ7の先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と上前ベルト部2に取り付けられた凸側のドット釦を結合具として用いても良い。いずれの場合にも、結合具で中央タブ7の先端部分と上前ベルト部2を結合したのみの状態においては、中央タブ7が移動可能なため連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となり、上前ベルト部2の裏側の2つの鉤部を有する鉤構成体25を下前ベルト部3の2つの受部を有する受構成体24に係止するとウエストサイズが固定された状態となる。この場合、鉤構成体25のどちらの鉤部を受構成体24のどちらの受部に係止するかによって、4通りのウエストサイズが選択できる。
【0205】このようにして、本実施の形態6のパンツ(ズボン)1においては、結合具としてボタンやドット釦も使用することができるとともに、連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態とウエストサイズを固定した状態とを容易に切り替えることができ、固定したウエストサイズを4通りのサイズの中から選択することができる。
【0206】実施の形態7次に、本発明の実施の形態7について、図15及び図16を参照して説明する。図15は本発明の実施の形態7にかかるウエストサイズ調節機構付衣服の下前と上前のベルト部付近の表側の構成を示す部分拡大図である。図16は下前のオーバーベルトを開いて中央タブを裏返した状態を示す部分展開図である。なお、実施の形態1,4と同一の部分については同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0207】図15,図16に示されるように、本実施の形態7のパンツ(ズボン)1が実施の形態4と異なるのは、凸側のドット釦20及び凹側のドット釦21が用いられておらず、代わりに下前ベルト部3にマジックテープ(登録商標)の硬い側26bが取り付けられ、中央タブ7の裏側全面にマジックテープ(登録商標)の軟らかい側26aが取り付けられている点である。図16に示されるように、中央タブ7の取り付け構造や機能、オーバーベルト6の構造等については、実施の形態1,4と同様である。したがって、上前ベルト部2の裏側の鉤構成体19を中央タブ7の先端部分の受構成体18に係止したのみの場合は、中央タブ7が移動可能なため連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となり、中央タブ7の裏側のマジックテープ(登録商標)の軟らかい側26aを下前ベルト部3のマジックテープ(登録商標)の硬い側26bに接着することによって、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。ここで、両方のマジックテープ(登録商標)26a,26bの幅の分だけ固定するウエストサイズに幅を持たせることができる。
【0208】本実施の形態7においては、結合具として受構成体18及び鉤構成体19を用いた場合について説明したが、代わりに中央タブ7の先端部分に取り付けられたボタンと上前ベルト部2に設けられた穴かがりされたボタンホールを結合具としても良いし、中央タブ7の先端部分に取り付けられた凹側のドット釦と上前ベルト部2に取り付けられた凸側のドット釦を結合具として用いても良い。いずれの場合にも、結合具で中央タブ7の先端部分と上前ベルト部2を結合したのみの状態においては、中央タブ7が移動可能なため連続的にウエストサイズを変化させることができるフリーサイズ状態となり、中央タブ7の裏側のマジックテープ(登録商標)の軟らかい側26aを下前ベルト部3のマジックテープ(登録商標)の硬い側26bに接着することによって、ウエストサイズは一定のサイズに固定される。ここで、