| 【発明の名称】 |
ユーザー支持型コンピュータの保護システム、保護方法、衣服及び身体防護具 |
| 【発明者】 |
【氏名】フレデリック エー ピーターソン サード
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| 【要約】 |
【課題】着用可能なコンピュータシステムと一体化し機能性を高めた身体保護用衣服の提供。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ユーザー支持型コンピュータを収納するとともに、ユーザー及び前記ユーザー支持型コンピュータを貫通する障害から保護するためのシステムであって、保護用生地で構成される衣服、及びユーザー支持型コンピュータ及びその構成部品を備え、前記構成部品は、前記ユーザー支持型コンピュータを前記構成部品に接続する電気的相互接続手段を含み、前記ユーザー支持型コンピュータ及び前記構成部品が前記衣服に取り付けられ、前記衣服によって衝撃から保護されることを特徴とするシステム。 【請求項2】 前記保護用生地は、防弾性、防刃性、耐放射能性、耐生物学的汚染性、耐化学的汚染性、及びその組み合せから成るグループから選択された主要保護特性を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。 【請求項3】 前記保護生地は、迷彩柄とされていることを特徴とする請求項2に記載のシステム。 【請求項4】 前記衣服は、ベスト、ジャケット、及びその組み合せから成るグループから選択されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 【請求項5】 前記電気的相互接続手段は、ケーブルであり、前記ケーブルは、前記衣服に織り込まれていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 【請求項6】 前記構成部品は、表示ユニットを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 【請求項7】 前記表示ユニットは、頭部装着型表示装置、平面パネル表示装置、手首装着型表示装置、胴部装着型表示装置、首掛け型表示装置、襟部装着型表示装置、肩部支持型表示装置、及びその組み合せから成るグループから選択されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 【請求項8】 前記頭部装着型表示装置は、前記衣服の肩部品に選択的に取付け可能であることを特徴とする請求項7に記載のシステム。 【請求項9】 ユーザー支持型汎用コンピュータを防弾ベストと一体化することによって前記コンピュータを保護する方法であって、前記ベストのポケットにコンピュータを収納する段階と、軽量で衝撃吸収性のある複合材料から構成された、前記コンピュータの保護用第1層を付加する段階と、軟質又は硬質のいずれかの防護具を用いた、前記コンピュータの保護用第2層を付加する段階と、耐候性を有する布地を用いた、前記コンピュータの保護用第3層を付加する段階とを含むことを特徴とする方法。 【請求項10】 防弾ベストに組み込まれた着用可能なコンピュータユニット及びその構成部品を備えたことを特徴とする衣服。 【請求項11】 前記コンピュータユニット及びその構成部品は、前記衣服に織り合わせた電気ケーブルによって接続されたことを特徴とする請求項10に記載の衣服。 【請求項12】前記電気ケーブルは、耐候性を有し、及び/又は、偽装用の又は迷彩柄とした布地の層によって保護されたことを特徴とする請求項10に記載の衣服。 【請求項13】 着用可能な衣服と汎用コンピュータとを組み合わせて備えた着用可能な身体防護具であって、前記着用可能な衣服は、発射銃弾による貫通を本質的に防止する生地で構成され、前記汎用コンピュータは、単一の内蔵コンピュータ、相互に電気的に接続された個別のコンピュータ構成部品、及びその組み合せから成るグループから選択され、前記衣服は、前記汎用コンピュータ及びバッテリーを収納するポケットを備え、 前記汎用コンピュータは、前記バッテリー及び着用者に支持された表示装置に電気的に接続されたことを特徴とする身体防護具。 【請求項14】 前記衣服は、少なくとも2つの生地層から成り、前記層の少なくとも1つは、防護用の層であり、且つ、前記層の少なくとも1つは、耐候性を有し、及び/又は、偽装用の又は迷彩柄の生地であることを特徴とする請求項13に記載の身体防護具。 【請求項15】 前記衣服は、熱放散特性を有する層と、発射物から保護する防護用の層と、雨及び自然力に対し抵抗力を有する層とを含む少なくとも3つの生地層から成ることを特徴とする請求項13に記載の身体防護具。 【請求項16】 前記表示装置は、頭部装着型表示装置、平面パネル表示装置、手首装着型表示装置、首掛け型表示装置、及びその組み合せから成るグループから選択されることを特徴とする請求項13に記載の身体防護具。 【請求項17】 前記電気的接続は、有線接続であることを特徴とする請求項13に記載の身体防護具。 【請求項18】 前記電気的接続は、無線接続であることを特徴とする請求項13に記載の身体防護具。 【請求項19】 前記着用可能な衣服は、前記汎用コンピュータに電気的に接続された通信手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載の身体防護具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、銃弾/刃物の貫通、放射能又は生物学的又は化学的な汚染、境界侵入、敵対的脅威の存在、身体の生命兆候/身体的な環境モニタリング等の身体の安全に対する脅威から着用者を保護するための衣服に組み入れた身体装着型の即ち着用可能なコンピュータシステム又はデータ入力システム及びその周辺検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】軍事要員や警察官がコンピュータや通信機器を利用する範囲は、彼等の職務遂行能力を高めることを目的として拡大する方向にある。その一例として、警察官が着用するシャツに共通して付けられている無線トランシーバーである。更に、軍隊では、特に、司令官が遠方から前線の兵士を監視、統制することができる命令・統制・通信・コンピュータ・諜報(通常C4Iとして表わされる)システムを使用した情報ベースの戦争領域に移行している。兵士用のC4I周辺機器としては、戦術的ビデオ又は音声機器、臭い又は音又は動きの検出機器、ビデオ又は音声収集機器、無線通信機器、聴取機器、IR検出機器、暗視機器等を含む必要があると思われる。加えて、兵士は、任務中又は脅威の高い環境において、防弾ベストのような身体を保護する防護具を着用することを命じられる場合が多い。 【0003】最近では、保護用衣服を着用し且つコンピュータ機能を必要とする人は、着用可能なコンピュータや周辺機器を、着用者の衣服又は身体に取り付けるか或いは持ち運ぶ必要がある。この組み合せの持つ課題は、鈍器による衝撃に対する保護、環境の影響に対する保護が欠けているとともに、露出したワイヤーが損傷を受け易く更に物理的な障害物にもなるという点にある。 【0004】保護用衣服の1つの形式として、典型的には、但しこれに限定されるものでないが、高い引張強さを持つ防弾用ポリマー繊維又は他の保護用材料の織物から作られた布の重ね合せ層を有する保護用パネルとして近年利用されている防弾ベストがある。この織布の例としては、布材料の高いエネルギー吸収特性により軍隊や警察の防弾ベストに成功裡に使用されているKEVLARがある。本発明での使用が想定される多くの他形式の身体防護具では、様々な繊維、セラミック、及び、これに限定されないが、米国ミシガン州セントラルレイクのSecondChance Body Armor社によって製造された材料のような着用者の保護を目的した材料が使用されている。Second Chance Body Armor社によるMONARCH Ultra PROは、9mm、0.357、0.40口径、0.44マグナム拳銃等に対する防弾が可能である。本発明に使用することのできる他の形式の身体防護具として、米国フロリダ州オークランドパークのPoint Blank Body Armor社によって販売されている形式がある。望ましい特性を持つものであれば他の材料を使用することも可能である。しかしながら、これまでは、これら衣服は、着用可能なコンピュータの利点を活かすような構成とされていなかった。 【0005】また、刺し傷から着用者を保護するように設計された保護用材料も本技術分野では公知である。この形式の攻撃は、貫通する物体のエネルギーが、アイスピック、釘、又は同類の先の尖った物体の先端のような相当小さな表面積に集中するという点で、発射銃弾とは相違する。この保護用材料の例としては、米国特許第5,960,470号(Bachner)があり、これは、米国ミシガン州セントラルレイクのSecond Chance Body Armor社によるPRISMという商標名で販売されている。Bachner特許には、互いに重なるように配置された織物シートの複数の弾力性を持ち防刃パネルを構成する層を備え、それら複数の織物シートの各々がアラミド繊維で作られており、更に、織物シートが、第1の方向にインチ当り少なくとも60の前記アラミド繊維と、第1の方向を横切る他の方向にインチ当り少なくとも60の前記アラミド繊維とを有する防刃用衣服が開示されている。しかし、望ましい特性を持つものであれば他の材料を使用することも可能である。再度述べるが、この形式の衣服は、これまでは、着用可能なコンピュータの利点を活かすような構成とされていない。 【0006】保護用衣服の他の形式には、放射能、生物学的、及び化学的(NBC)汚染から保護する形式がある。これら衣服は、着用者を保護するにあたって、全身を保護するものから、身体の首と頭だけを覆うものまで広範囲に及ぶ。通常、この種の保護用衣服は、米国特許第5,162,148号に開示されているような共押し出し又は積層プラスチックの異なるいくつかの層等の複合材料で作られる。これらの衣服も、着用可能なコンピュータの利点を活かすような構成にはされていない。 【0007】着用可能な即ちユーザー支持型のパーソナルコンピュータは、本技術分野では公知でありその重要性は益々高まっている。ユーザー支持型パーソナルコンピュータの例として、米国バージニア州フェアファックスのXybernaut社にいずれも譲渡された、音声起動式ユーザー支持型コンピュータ(移動式コンピュータ)を開示した米国特許第5,305,244号(Newman1)と、キーボード入力又は起動装置に依存しないハンズフリーの身体装着型コンピュータシステムを開示した米国特許第5,844,824号(Newman2)を挙げることができる。これら2つの共に本出願人所有の米国特許第5,305,244号及び第5,844,824号の開示事項を本明細書の参考文献とされたい。 【0008】また、本明細書の着用可能なコンピュータは、米国特許第5,285,398号(Janik1)、第5,491,651号(Janik2)、第5,581,492号(Janik3)、第5,798,907号(Janik4)、第5,555,490号(Carroll1)及び第5,572,401号(Carroll2)に開示されたものである。Janik特許の各々には、コンピュータの構成部品を収納したベルト式コンピュータが開示されている。例えば、Janik1特許では、複数のコンピュータの構成部品がベルトの上に配置され、可撓性を持つ信号伝達手段によりコンピュータ用の全構成部品が接続される。保護カバーが前記コンピュータ構成部品を包囲するために使用される。Janik2特許には、該信号伝達手段、即ち2つのコンピュータ構成部品間の信号伝達手段の長さのいずれも、2つのコンピュータ構成部品間の該コンピュータの着用可能な構成部品のいずれの長さよりも長くした類似のベルト式コンピュータが記載され権利請求されている。各Janik特許において、可撓性を持つ着用可能なコンピュータは、その周辺にコンピュータ構成部品を順次配置した比較的重いベルトの形となっている。Carroll1特許及びCarroll2特許のいずれも、着用可能な衣服に複数のマイクロコンピュータカード用ポケットに収納された複数のマイクロコンピュータカードを備えたモジュール式マイクロコンピュータシステム用身体装着部品の支持構造及び相互接続構造を開示している。このような衣服の例は、ユーザーの胴体を覆って着用される柔軟な衣服(ベスト)、ユーザーの頭部にぴったりフィットする帽子、又は、ベルトの形式を含んでいる。1実施態様では、電気接続システムを着用可能な衣服に固定する、ポケットからポケットに延びる複数の経路によって各ポケットがつながれる。接続システムは、可撓性を持つ回路構成部とマイクロコンピュータカード用コネクタを収納する複数の可撓性を持つフラットケーブルを有する。カードコネクタは、マイクロコンピュータカードを受け入れるように各ポケットに開口している。各コネクタは、マイクロコンピュータカードがコネクタに挿入され電力が供給された時には、動作可能なマイクロコンピュータシステムとするようにケーブルに接続される。 【0009】Janik特許及びCarroll特許の着用可能なコンピュータ及び衣服は、可撓性のある又は柔軟なハウジングに収納されているものとして開示される。これらは発射銃弾による貫通に抵抗性のある材料によって保護されてもいないし保護用衣服と一体化されてもいないため、多くの警察官又は兵士の活動に相応しい保護レベルになっていない。 【0010】コンピュータ装置とその周辺機器を、操作者が着用する衣服の中に組み込んだ他の例を以下に述べる。米国特許第4,876,724号(スズキ)には、ジャケット又はベスト等の衣服の中に隠したパーソナル音響システムが記載されている。具体的には、その音響システムは、衣服の正面部、袖部、及び背部に形成された様々なVelcroファスナー又はジッパーで留められたのポケットの間に分散されたバッテリー電源、増幅器、CDプレーヤー、テーププレーヤー、及びラウドスピーカーから構成される。これらの構成部品を接続するための電気ケーブルは、スナップファスナー又はVelcroファスナーで留められた布製フラップで覆われた衣服のまわりに取付けられているため保護された状態にはなっていない。 【0011】米国特許第5,416,310号(Little)には、ベスト等の衣服に保持又は固定することができるキーボード又はスキャナー等の入力装置を含む表示モジュール及び処理モジュールを備えた携帯用のデータ入力装置又はコンピュータシステムが開示されている。システム構成部品は、使用しない時は衣服のポケットに収納することができる。システムが使用される時は、表示装置をポケットに入れたままの状態で、操作者が表示されたデータを見ることができるように、表示装置を開くことができる。各システム用バッテリーは、衣服の1つ又はそれ以上の個別のポケットに入れられており、様々な構成部品間の送信及び電力接続の全てが、衣服に組み込まれた可撓性を持つケーブルによって供給される。 【0012】米国特許第5,774,338号(Wessling3)には、ポンチョ又はベスト等のユーザーの衣服を真似て、ユーザーの身体の胸及び胴中央部で重ね合合わせた前側のポケット又はフラップを備えた衣服材料製の身体用統合電子パッケージハウジングが開示されている。これら電子モジュールは、様々なポケット又はフラップ内に収納されている。各電子モジュールは、ポケット内部でフック及びループ形式のファスナー又は他の好適な形式のファスナーによって衣服に個別に固定される。 【0013】更に、最近、Levi Strauss社は、Phillips NVと共同で、通信システムを内蔵したジャケットであるLevi社のICD+を作成した。このジャケットは、付属品用の専用ポケットを設定して発売されたということだけではなく、電子部品を接続するための背骨となる完全なパーソナルエリアネットワークを設定している。このジャケットは、そこに組み込まれた移動用電話、MP3プレーヤー、スピーカー、マイクロホン、及び表示装置を接続する通信システムを備える。配線は布地の下に隠され、機器は遠隔制御ユニットにより動作する。 【0014】しかしながら、コンピュータシステムを収納する従来の衣服は、コンピュータ構成部品及び/又は着用者が、衝撃、打撃、環境災害、抗争状態、及び戦術的環境から保護される必要のある多くの軍隊及び警察での用途に必要とされる所定の防弾・防刃性及び耐久性を欠くものである。このように、着用可能なコンピュータ及び/又はC4I周辺機器を保護用衣服と一体化するニーズは現在も存在する。 【0015】 【発明の開示】従って、本発明の目的は、上述した欠点の無い着用可能なコンピュータ・衣服システムを提供することにある。 【0016】また、本発明の目的は、新規な着用可能なコンピュータ・衣服システムを提供することにある。 【0017】本発明の他の目的は、着用可能なコンピュータシステムと身体の保護及び/又は偽装用の衣服とを一体化することにある。 【0018】本発明の他の目的は、ユーザーがコンピュータ及び/又はコンピュータ周辺機器を利用できるようにすることによって、身体保護用衣服の機能性を高めることにある。 【0019】本発明の他の目的は、コンピュータシステムに防弾性、耐衝撃性、及び耐候性を付加することによって着用可能なコンピュータ及びその構成部品の耐久性を改善することにある。 【0020】本発明の他の目的は、着用者を偵察の目から隠し、発射物体、鋭利な貫通物体及び/又はNBC汚染による人体への危害から着用者を保護する新しい着用可能なコンピュータ・衣服システムを提供することにある。 【0021】本発明のこれらの目的及びその他の目的は、総括して言えば、例えば、着用者を脅威から保護するための防護用又は保護用の布地、生地、複合材の層で保護されたベスト状衣服、保護用ジャケット等の身体用衣服品の中に組み込まれた、システム構成部品を全て備えた着用可能なコンピュータシステム及び/又はC4I機器によって達成される。衣服の外側布地は、着用者を偵察の目から隠すために、迷彩柄にする又は偽装できるような他の生地で作ることができる。防護用衣服は、処理ユニット、入力装置、及び任意のC4I又は処理ユニットに付属する周辺機器の全てを、それらが誤って衣服から外れることなく且つユーザーが選択的に取外しができるように支持する。 【0022】ポケットに収納される、そうでなければ衣服又は着用者に支持される1つ又は複数のバッテリー、電源、又は電力発生ユニットにより、システム用動作電力の全てが供給される。ケーブル又は導線が、衣服内の経路又は通路に縫い込まれるか、又は、衣服の織地の中に織り込まれるか、又は、衣服全体に渡って案内される。その代わりに、電気的接続は、例えば、ブルートゥース又はブルートゥースに類するプロトコル等の無線、他の好適な形式の電気的接続手段、又は、公知の又は使用可能な将来の無線プロトコル等とすることができる。 【0023】本発明の一実施態様では、警察官、矯正官又は軍事要員が、着用可能なコンピュータの構成部品及び/又はC4I周辺機器を収納したベストを着用する。これらの人は、最先端の防弾ベスト及び/又は防刃ベストによる保護と同一水準の保護を受けることができ、しかも実質的にハンズフリーで且つ簡単な方法でコンピュータや通信源を利用することができる。コンピュータ構成部品は、着用者のために快適性と重量バランスとを最適化し且つ統合された着用可能なコンピュータシステムを持たない単なる防弾及び/又は防刃ベストと比較して、動きに対する制約をできるだけ少なくするように、ベスト全体に渡って分散するのが好ましい。 【0024】本発明の実施態様の代替案即ち改良案では、衣服は、防弾ベストではなく、外気の放射能、生物、及び/又は化学物質に曝される環境で作業する人が着用する全身防護服のような衣服とすることができる。この実施態様では、全身防護服は、着用可能なコンピュータの構成部品及び/又はC4I周辺機器を一体的に備える。この全身防護服は、着用可能なコンピュータ装置をポケット構造内に収納することができ、又は、機器を衣服内に一体化することもできる。 【0025】本発明においては、頭部装着型表示装置、平面パネル表示装置、手首装着型表示装置、胴部装着型表示装置、首掛け型又は襟部装着型表示装置、肩部支持型表示装置等、及び、これらの組み合せ体を含め、軽量の表示装置が使用される。各表示装置は、適切に即ち機能に合わせて構成するように、コンピュータユニットと無線接続又は有線接続される。 【0026】以上、本発明の目的及び利点を構成上の特徴とともに簡単に要約したが、上述した本発明の目的及び利点更にその他の目的及び利点は、代表的な添付図面に示す例とともに以下の本明細書の詳細な説明及び好適な実施態様を当業者が読むことによりより明らかなものとなる。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、図面を具体的に参照して本発明を説明する。図1は、着用可能なコンピュータを組み込んだ身体防護用ベスト100から成る本発明の第1実施態様を示す。身体防護用のベストは、身体防護具及び肩ベルトに関する限り従来と同じ設計である。身体防護具は、参照番号101によって全体が示され、前部102と背部103とから全体が構成される。これらの部分は、肩ベルト104及び105によって着用者に支持され、横ベルト106及び107によって着用者のまわりに取付けられる。これらベルトは、Velcroファスナー又は前部と背部とを一体に固定するために使用される他の衣類用連結手段を備えることができる。身体防護具は、射撃による銃弾の貫通を防ぐ構成及び/又はアイスピック、千枚通し、棒、ナイフ等の鋭利な尖った物体での突き刺しの貫通を妨ぐ構成とするよう想定されている。また、身体防護具は、胸当てポケット109の中に入れる胸当て108のような外傷保護用のチャンバーを備えている。これらの外傷保護用チャンバーは、米国ミシガン州セントラルレイクのSecond ChanceBody Armor社が販売しているPRISMのような貫通防止材料と同等の軟質又は硬質の防護具を使用して防護レベル高める。身体防護具の上記構成は単なる例示である。当業者であれば本発明の精神又は範囲から逸脱することなく任意の形式の防護用衣服を使用できることが分かるであろう。 【0028】また、身体防護具は、コンピュータユニット110、バッテリー、他のコンピュータ構成部品又は任意のC4I周辺機器を収納するための他のポケット111を備える。「コンピュータユニット」とは、従来の汎用コンピュータの全ての構成部品、例えば、中央処理ユニット、内部記憶手段、メモリ手段、起動手段、表示制御装置、入力/出力手段、周辺機器接続手段等を備えたコンピュータを意味する。本発明の汎用コンピュータは、米国特許第5,305,244号及び第5,844,824号で開示される形式であり、これらを参考文献とされたい。電力及び送信データを供給するケーブル112は、衣服の布地に織り込まれるか、又は、衣服内の保護経路の中に挿入される。 【0029】図2には、肩部品と衣服を通るケーブル経路とを詳記した第1実施態様の身体防護用ベスト200の最上部の正面斜視図が示される。肩部品201が衣服の各々の肩部に縫い込まれている。肩部品によって、頭部装着型表示装置(HMD)202、マイクロホンヘッドセット又は他の装置を、着用者が容易に手の届く範囲内に配置することができる。HMDの例は、米国特許第5,844,656号に開示される形式であり、この特許を参考文献とされたい。また、全てのケーブル204を通す衣服の経路部203が図2に示されている。これにより、ケーブルが無用に露出されるのを防止し、更にユーザーの邪魔にもならない。 【0030】図3は、参照番号300により全体が示される着用可能なコンピュータを組み込んだ防護用ジャケットから成る本発明の代替的実施態様を示す。このジャケットは、防護用パネルを裏打ちするとともにコンピュータシステム及び/又はC4I周辺機器を支持するように構成された点を除けば、体形に沿う、腰までの長さの又はトレンチコート長さ等の従来型設計である。この防護具は、前述したものと基本的に同一構成のものである。ジャケットは、コンピュータシステム及び/又はC4I周辺機器を収納するための、ベストの実施態様のような複数のポケット301を備える。 【0031】図4には、着用可能なコンピュータ及び/又はC4I周辺機器を収納する防護用ポケット400の詳細図が示されている。その代わりに、防護用ポケットは、任意のC4I周辺機器を収納できる。着用可能なコンピュータ401は、ポケットの中に組み込まれた3層構造によって保護される。第1層402は、必要とされる保護のレベルに応じた軟質又は硬質のいずれかの防護層である。この層は、鈍器による力や貫通型の外傷を防ぐとともに配線や他のコンピュータ構成部品を保護することができる。この目的に使用できる身体防護具の形式は、Second Chance Body Armor社が販売するMONARCH Ultra PRO、及びMONARCH「+P+」の商品名で市販されているものである。 【0032】第2層410は、熱を放散するとともに衝撃から保護するために使用される軽量で柔軟な弾力性のある複合材料である。使用される材料は、米国カリフォルニア州プランテーションのHexel社がTPUの商標名で販売する熱可塑性のポリウレタンハニカムサンドイッチ構造体を使用するのが好ましい。熱可塑性ポリウレタンハニカムは、それがエネルギーを吸収し、柔軟で衝撃に耐え軽量であるため有利である。その上に、一体的に溶着された六角形状の開口したセルで作られた柔軟なシートは、耐疲労性があり且つ鈍器状の物体による衝撃の後に弾力的に元の形状に戻る。しかし、所期の特性を持つものであれば他の材料を使用することもできる。ハニカム構造を持つ柔軟で弾力性のあるシート410は、熱可塑性のポリウレタン製コアを構成する複数のセル411の各壁部412の周囲を一体的に溶着することにより形成した六角形状の開放セル411の一体構造とするのが好ましい。鈍器状の物体による打撃力に抗する適切な衝撃耐力を得るために、単一の六角形状セルの寸法の好適な範囲は、直径約1/16(0.0625)から0.25インチである。熱可塑性ポリウレタンの六角形状セルの側壁の高さは、約0.25から0.5インチの範囲とするのが好ましい。 【0033】第3の層420は、Gore−Tex又は他の同等の通気性のある材料等の防水性/耐候性のある材料である。この層は、着用者及び電子機器を不利な気候条件から保護する。 【0034】図5は、着用者及び該着用者のコンピュータ機器を放射能汚染、生物学的汚染、及び/又は化学的汚染から保護する、着用可能なコンピュータ及び/又はC4I周辺機器を支持する衣服から成る本発明の代替的実施態様を示す。本実施態様のコンピュータ支持型衣服は、参照番号500によって全体が示される。この衣服は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド重合体、ポリウレタン等の無孔の非発泡性合成ポリマー材料で全体的に構成された従来型設計のものである。通常の汗や熱を排除する加工によって適切な体温調整を可能とする高い透水性を有する他の無孔材料を使用することもできる。衣服は、活性炭及び/又は周囲雰囲気にある有害な又は有毒な化学的物質あるいは生物学的物質を吸収、解毒又はそれと反応することができる他の材料等の添加剤と組み合わされる。衣服は、参照番号501として全体が示される複数のポケットを備える。このポケットは、着用可能なコンピュータ及び/又はC4I周辺機器を完全に収納する。 【0035】本発明の上記実施態様は、単なる例示としてこれらに限定されないものとして考えられるべきであり、本発明の範囲は上記記載ではなく特許請求の範囲に示される。特許請求の範囲と実質的に同一及びそれと均等な範囲にある全ての変更案は特許請求の範囲に含まれる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596075565 【氏名又は名称】ザイブナーコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成14年2月5日(2002.2.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082164 【弁理士】 【氏名又は名称】小堀 益 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−309417(P2002−309417A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月23日(2002.10.23) |
| 【出願番号】 |
特願2002−28793(P2002−28793) |
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