| 【発明の名称】 |
オートバイライダー用脚カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 雅子
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| 【要約】 |
【課題】オートバイ走行時には防寒機能が充分に果たせて、且つオートバイの走行を止めた時には簡単に取り外すことができるようにしたオートバイライダー用脚カバーを提供する。
【解決手段】オートバイライダーの脚部を包みこむようにした脚カバー1であり、外側または内側の脇部が開いており、脇部の前身頃2側の辺縁2bと後身頃3の辺縁3bとにそれぞれ係合用ファスナー8が取着されており、前身頃2の内側に独立気泡の柔軟な発泡シート5および発泡シートを覆う裏地6が縫着されていて、前後身頃2、3をオートバイライダーのブーツ上方と太もも部間に巻付け係合用ファスナー8により止めるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 オートバイライダーの脚部を包みこむようにした脚カバーであり、外側または内側の脇部が開いており、該脇部の前身頃側の辺縁と後身頃の辺縁とにそれぞれ係合部材が取着されており、前記前身頃の内側に独立気泡の柔軟な発泡シートおよび該発泡シートを覆う裏地が縫着されていて、前記前後身頃をオートバイライダーのブーツ上方と太もも部間に巻付け前記係合部材により止めるようにしたことを特徴とするオートバイライダー用脚カバー。 【請求項2】 前記後身頃の上部部分に伸縮自在な弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオートバイライダー用脚カバー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はオートバイライダー用脚カバーに関する。 【0002】 【従来の技術】オートバイに乗って走行する場合には、オートバイが風を切って走り、ライダーの身体が外に晒されているために、季節によっては極めて身体が冷えてしまうことがある。従来、オートバイライダーの防寒具として天然または合成の皮革製品であるジャケットやパンツが市販されている。しかしこのような皮革製品を着用したくない場合、殊に皮製パンツの着用に抵抗感を持つ人が多いが、このように場合には、ライダーは厚着をしてバイクに乗ったり、または寒いのを我慢してバイクに乗ったりしている。 【0003】また、上半身は厚着により暖かくできても、下半身はあまり厚着ができず、そのためブーツを履くライダーが多い。しかしブーツを履いても膝から太ももにかけてはブーツで覆われず、風を切って走る際、非常に寒い思いをする。寒さを我慢してバイクに乗ると風邪をひいたりして健康によくない。また、厚着をしたり寒いことを我慢してバイクに乗ると、ライダーの動作が鈍くなるため安全面からも好ましくない。 【0004】オートバイライダーに関連する用具として、特開平10−053904号公報には、ジーンズスラックスの前身頃の裏側の下部に、保護帯を吊設しその下端を前身頃側に折り返して、パッド挿入用のポケットを形成しひざ部近傍の折り返し上端部に、パッドの挿入口を設け外観は普通のジーンズスラックスとし、ジーンズスラックスを着用する時にも、ポケットに足が引掛らないすね及びひざ保護用の袋体を設けたものが開示されている。このものはオートバイの転倒時のすねを保護するためのものであり、その保護パッドの入っている部分も非常に限られている。このため、このようなものは防寒具として不十分である。 【0005】一方、オートバイライダー用ではないが、特開2000−234203号公報には、足の後方から前方で斜めに巻き合わせ、甲部から膝上方に及ぶ高さまでを被い結着する部分を着脱可能な固定具で結着した足カバーが開示されている。この足カバーは、特に座っている女性がクーラーによって冷え過ぎることから足を守るためのものである。このものはオートバイライダー用の配慮がされておらず、足カバーが膝までであって太もも部分は風に晒されているため防寒が充分に行われないのでオートバイライダーがバイク走行する時に脚に付けたとしても防寒機能が不十分である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述したような点に鑑みて、本発明者はズボンの前身頃の裏側に太ももから脚までに延在する防寒用の発泡性シートと裏地とを縫着することを試みた。このようにすることにより、オートバイ着用時にも風を通さず、オートバイ走行中に多少の雨が降った場合も雨水がズボンの中に通ることがなく、防寒機能が極めてよいものが得られた。しかしながら、このズボンでは走行を止めた場合にも防寒状態のままであるため、極めて暖かすぎ、暖房している室内においては厚過ぎて困ることが多々ある。例えば他の人がいる場合は暖房を止めることができず、また他所の家に伺った時にはそのズボンをはき換えることができない。このように通常の生活に支障を来たしてしまった。 【0007】 【発明の目的】本発明は上述した問題点に鑑みて、オートバイ走行時には防寒機能が充分に果たせて、且つオートバイの走行を止めた時には簡単に取り外すことができるようにしたオートバイライダー用脚カバーを提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明においては、上述の目的をオートバイライダーの脚部を包みこむようにした脚カバーであり、外側または内側の脇部が開いており、該脇部の前身頃側の辺縁と後身頃の辺縁とにそれぞれ係合部材が取着されており、前記前身頃の内側に独立気泡の柔軟な発泡シートおよび該発泡シートを覆う裏地が縫着されていて、前記前後身頃をオートバイライダーのブーツ上方と太もも部間に巻付け前記係合部材により止めるようにしたことを特徴とするオートバイライダー用脚カバーにより達成する。 【0009】本発明の脚カバーを構成している布地本体は、1枚布でもよいし前身頃と後身頃とを縫着して1枚の状態にしたものであってもよい。 【0010】本発明に係る脚カバーの本体部分の材質は、オートバイライダーがオートバイに乗るときに履いているスラックスやズボンなどと同じような材質の布地で作ることにより、脚カバーを付けていることが特に目立たず見栄えもよいものとなる。 【0011】また、本発明における前身頃と後身頃とを係合する部材としては、スライドファスナー、所謂、面ファスナーまたはボタンなどを用いることができる。また本発明においては、脚カバーの上部、特に後身頃側の上部部分にゴムなどの伸縮自在な弾性部材を設け、または調節帯を設けることにより脚へのフット具合を調整するようにすることが好ましい。 【0012】 【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る脚カバーの展開図であり、図2は本発明の脚カバーを片脚に装着した場合の斜視図である。 【0013】図1に示すように、この実施例においては脚カバー1は前身頃2と後身頃3からなっており、前身頃2の一辺2aと後身頃3の一辺3aとは縫目4により縦方向に縫着されている。前身頃2および後身頃3の材質は適宜選択するが、この実施例においてはジーンズ生地を採用している。 【0014】そして前身頃2の裏側には、厚さが薄い独立気泡の発泡性シートからなる断熱性のよいシート5と、この発泡シート5を覆う裏地6とを縫目7により縫着している。この発泡シート5の厚みは約0.4〜2mmであり、材質はポリエチレンまたはポリウレタンが柔軟性があるので好ましい。このような発泡シートは、例えば食器棚用シートとして市販されているものを利用できる。 【0015】裏地6および発泡シート5の縫着は前身頃2の周辺部を縫い合わせることで充分であるが、更に適宜前身頃2の中間部も縫合わせをしてもよい。 【0016】また前述したように前身頃2および後身頃3の縫着した脇部2a、3aと平行する他方の脇部2b、3bには、この実施例においてはスライドファスナー8を取付けており、スライダにより務歯を結合させることによって、ファスナー8が閉じて、この脚カバー1は筒状になるようにしている。なお、図示していないが、スライドファスナーに代えて雄雌の面ファスナーをそれぞれ表身頃、裏身頃に取着してもよいし、場合によっては前身頃2および後身頃3の一方にボタンを付け、他方にボタン穴を形成し、更にまたは、雄雌のホックをそれぞれに取付けるようにしてもよい。 【0017】本実施例においては、ファスナー8取付け部の上方位置において、前身頃2、後身頃3の一方の内側および他方の表側に面ファスナー9a、9bを取着しており、脚カバー1をオートバイライダーの太ももに巻付けた状態で前身頃2、後身頃3を固定できるようにしている。更に、本実施例では、後身頃3側の上部の折返し内に横方向にゴム10を入れて、太もも回りの脚カバー1の長さ調節をするようにしている。なお、ゴムに代えて、長さ調節帯を取付けてもよい。 【0018】上述したようにして作った脚カバー1は、オートバイライダーの脚の回りに巻付けて、その上で両端の係合部8を互いに係合する。この場合に脚カバー1が太ももからオートバイ走行時に履くブーツの上まで達するようにして巻付ける。そして脚カバー1の前身頃2側が脚の前側に位置するようにする。また係合部8は、この場合、脚の側方になるが外側に位置させてもよいし内側に位置させてもよい。係合操作のし易さからすれば、脚の外側に係合部材8を位置させることが良好であるが、走行時に雨などが入らないようにするためには係合部材8を内側に位置させている方がより好ましい。 【0019】 【発明の効果】本発明の脚カバー1は独立気泡の柔軟な発泡シート5を脚カバー1の前身頃2の裏側に縫着しているので、風、雨を通さない。また柔軟な発泡シート5であるので、脚カバー1の着用時にもガサガサ音を立てたりしない。 【0020】また本発明によれば、発泡シート5を裏地6によって覆っているので、脚カバー1を洗濯しても発泡シート5が破損したりしない。 【0021】本発明によれば、前身頃2の裏に独立気泡の発泡シート5と、この発泡シート5を覆う裏地6が縫着された脚カバー1によってブーツの上方から太ももまで覆うことができるので、オートバイ走行時にオートバイライダーが寒い思いをしないで快適に走行することができる。 【0022】本発明の脚カバー1はオートバイライダーの脚のみを覆い、オートバイライダーの上半身の動作を損ねないため、運転操作性が低下することはない。 【0023】そして目的地に到達すると、係合部材を外すことによって簡単に脚カバー1を外すことができ、普通の生活を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501130545 【氏名又は名称】小山 雅子
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| 【出願日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077654 【弁理士】 【氏名又は名称】三中 菊枝 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−294508(P2002−294508A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月9日(2002.10.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−100360(P2001−100360) |
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