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【発明の名称】 腕カバー付き手袋
【発明者】 【氏名】渡辺 滋

【氏名】鶴 高人

【氏名】古賀 信義

【要約】 【課題】手袋部と腕カバー部との素材が異なる場合にも両者を確実に溶着すること。

【解決手段】手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、上記接合材として少なくともホットメルト若しくは未加硫ゴムを使用した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、上記接合材として少なくともホットメルト若しくは未加硫ゴムを使用したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項2】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、同重合部の周端部に目止め液を塗布して目止め部を形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項3】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項4】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項5】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部は、編み布若しくは織り布よりなる基層体と、同基層体の表面をコーティングするコーティング層体とから形成すると共に、同基層体の裾部にはコーティング層体によりコーティングされていない未コーティング部を設け、同未コーティング部及びコーティング層体の一部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項6】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部及び/又は腕カバー部の前端開口縁部を縫い糸が表面に多数露出するように縫着して、同手袋部の裾部及び/又は腕カバー部に縫着部を形成し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項7】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項8】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項9】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項10】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項11】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項12】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを、腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項13】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項14】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項15】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項16】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【請求項17】 手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成したことを特徴とする腕カバー付き手袋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕カバー付き手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腕カバー付き手袋の一形態として、指先から手首までを被覆する手袋部と、同手袋部の裾部に接続して手首から腕の中途部若しくは全部を被覆する腕カバー部とを具備するものがあり、かかる腕カバー付き手袋を着用することにより、手や腕を汚れや薬剤汚染や擦傷等の危険性から保護すると共に、防寒防水効果が得られるようにして、多種多様の業種に適用できるようにしている。
【0003】ここで、腕カバー付き手袋は、ポリ塩化ビニル製の手袋部と、同一素材であるポリ塩化ビニル製の腕カバー部とを接続して形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した腕カバー付き手袋では、素材として使用しているポリ塩化ビニルの耐熱性、耐切創性、耐引裂性、及び、耐突き差し性等が低いという欠点がある。
【0005】そこで、少なくともポリ塩化ビニル以外の素材を使用した腕カバー付き手袋又はポリ塩化ビニルの物性を補った手袋の開発が望まれているが、ポリ塩化ビニル以外の素材を使用した場合には、手袋部と腕カバー部との接続が容易に行えないという不具合がある。
【0006】すなわち、腕カバー付き手袋の製造方法としては、■手袋部と腕カバー部とを一体成形する方法と、■手袋部と腕カバー部とを接着剤により接着する方法と、■手袋部と腕カバー部とをジョイントやカップリングにより接続する方法と、■手袋部と腕カバー部とを溶着する方法等とがある。
【0007】しかしながら、■手袋部と腕カバー部とを一体成形する方法では、長い型、大きい乾燥炉、大きい浸漬設備、大きいシャワー設備等が必要となり、製造の困難さ、不良率の高さ、乾燥炉の高光熱費、設備の大型化に伴うコスト高等の不具合がある。
【0008】しかも、腕カバー部は、自由に腕を動かすための屈曲性を要求される一方、手袋部に要求されるような高い摩耗強度は要求されず、耐久性よりも柔軟性のあるものが重要視されることから、手袋部よりも腕カバー部を薄肉に形成する必要性があるが、この調製に困難性がある。
【0009】■手袋部と腕カバー部とを接着剤により接着する方法では、接着したくない個所に接着剤がベタベタと付着し、作業効率が悪い上に、接着個所の不均一性やしわの発生等による美的外観を良好に確保することが困難であるという不具合がある。
【0010】しかも、一度接着しても、経時的に剥がれやすく、防水性や気密性に欠け、さらには、接合部が硬く、柔軟性に欠け、着用者に違和感を与えるという不具合がある。
【0011】■手袋部と腕カバー部とをジョイントやカップリングにより接続する方法では、ジョイントやカップリングが柔軟性に欠けるため、これらが着用時に邪魔になると共に、着用者に違和感を与えるという不具合がある。
【0012】■手袋部と腕カバー部とを溶着する方法では、ポリ塩化ビニル以外の素材の場合には、手袋部と腕カバー部とを同一素材にしようと異質素材にしようと、単に、溶着しただけでは、接着強度が弱く、容易に剥がれてしまうという不具合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、上記接合材として少なくともホットメルト若しくは未加硫ゴムを使用したことを特徴とする腕カバー付き手袋を提供するものである。
【0014】また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【0015】(1)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、同重合部の周端部に目止め液を塗布して目止め部を形成したこと。
【0016】(2)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着したこと。
【0017】(3)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着したこと。
【0018】(4)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部は、編み布若しくは織り布よりなる基層体と、同基層体の表面をコーティングするコーティング層体とから形成すると共に、同基層体の裾部にはコーティング層体によりコーティングされていない未コーティング部を設け、同未コーティング部及びコーティング層体の一部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着したこと。
【0019】(5)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部及び/又は腕カバー部の前端開口縁部を縫い糸が表面に多数露出するように縫着して、同手袋部の裾部及び/又は腕カバー部に縫着部を形成し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着したこと。
【0020】(6)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着したこと。
【0021】(7)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着したこと。
【0022】(8)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着したこと。
【0023】(9)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着したこと。
【0024】(10)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したこと。
【0025】(11)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したこと。
【0026】(12)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したこと。
【0027】(13)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成したこと。
【0028】(14)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成したこと。
【0029】(15)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したこと。
【0030】(16)手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備する腕カバー付き手袋において、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成したこと。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0032】すなわち、本発明に係る腕カバー付き手袋は、基本的構造として、手袋部と、同手袋部の裾部に前端開口縁部を接続した腕カバー部とを具備している。
【0033】そして、特徴的構造として、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、上記接合材として少なくともホットメルト若しくは未加硫ゴムを使用している。
【0034】また、本発明では、以下のように重合部を形成して、同重合部を溶着することにより腕カバー付き手袋を形成している。
【0035】(1)手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、同重合部の周端部に目止め液を塗布して目止め部を形成した。
【0036】(2)手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着した。
【0037】(3)手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着した。
【0038】(4)手袋部は、編み布若しくは織り布よりなる基層体と、同基層体の表面をコーティングするコーティング層体とから形成すると共に、同基層体の裾部にはコーティング層体によりコーティングされていない未コーティング部を設け、同未コーティング部及びコーティング層体の一部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着した。
【0039】(5)手袋部の裾部及び/又は腕カバー部の前端開口縁部を縫い糸が表面に多数露出するように縫着して、同手袋部の裾部及び/又は腕カバー部に縫着部を形成し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着した。
【0040】(6)手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着した。
【0041】(7)腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着した。
【0042】(8)手袋部の裾部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着した。
【0043】(9)腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着した。
【0044】(10)手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した。
【0045】(11)手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した。
【0046】(12)手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した。
【0047】(13)腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成した。
【0048】(14)手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成した。
【0049】(15)手袋部の裾部の内・外側周縁部を、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した。
【0050】(16)腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成した。
【0051】ここで、手袋部と類似の素材とは、手袋部と同一素材系で成形若しくはニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に成形したものを指している。
【0052】そして、腕カバー部と類似の素材とは、腕カバー部をポリ塩化ビニルにより成形した場合は、ポリオレフィンやポリウレタンで成形したものを指しており、また、腕カバー部をポリオレフィンにより成形した場合は、ポリ塩化ビニルやポリウレタンで成形したものを指しており、また、ポリウレタンの場合は、ポリ塩化ビニルやポリオレフィンで成形したものを指している。
【0053】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0054】図1及び図2に示すAは、本発明に係る腕カバー付き手袋であり、同腕カバー付き手袋Aは、手袋部1と、同手袋部1の裾部1aに前端開口縁部2aを接続した腕カバー部2とを具備している。3は通気孔兼係止孔である。
【0055】ここで、手袋部1の素材としては、例えば、天然ゴム、ニトリルゴム、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアクリル、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリビニルアルコールの内のいずれかの一つの素材を使用することができる。
【0056】また、腕カバー部2の素材としては、ポリ塩化ビニルフィルム若しくはシート、ポリオレフィンフィルム若しくはシート(ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル共重合体とポリエチレンとを三層に積層させて形成したフィルム若しくはシート)、ポリウレタンフィルム若しくはシート等の内のいずれか一つの素材を使用することができる。
【0057】かかる素材を使用することにより、その素材の持つ特性、すなわち、耐油性、耐薬品性、耐寒性、耐熱性、耐切創性、耐引裂性、耐突き差し性、耐引っ掻き性、非移行性、非汚染性、柔軟性等を確保することができて、作業性、用途性、及び、廉価性等のユーザーへの訴求性を高めることができる。
【0058】また、ポリ塩化ビニルフィルム若しくはシート、ポリオレフィンフィルム若しくはシート、ポリウレタンフィルム若しくはシートは、同じ素材同士の接合や、高周波フェルダーによる接合強度に優れ、材料費と加工費が安価である。
【0059】なお、腕カバー部2としては、繊維糸を混入したものや布付のものも使用することができる。
【0060】〔第1実施例〕第1実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図1〜図3に示すように、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを接合材4を介して内外側に重合させることにより重合部5を形成して、同重合部5を図3に示す高周波溶着加工手段6により溶着して形成している。
【0061】そして、高周波溶着加工手段6は、図3に示すように、陰極部としての定盤7及び挿入板8と、陽極部としての溶着型9(または熱型)を上下方向に対向させて配置し、定盤7上に手袋部1と腕カバー部2と接合材4との重合部5を形成して、同重合部5を溶着型9により加圧しながら高周波電流を挿入板8に向けて流し、この高周波電流により重合部5の各素材の分子摩擦を生起させて、発生した摩擦熱により重合部5を融合・接着させるようにしている。
【0062】この際、挿入板8は、手袋部1内に挿入して手袋部同士が内側で溶着しないようにしている。
【0063】ここで、接合材4としては、ホットメルト若しくは未加硫ゴム等を使用している。そして、ホットメルトは、接着剤の一種で、接合する素材間に挟んでアイロン等の熱により接着するものであり、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体とポリアミド(ナイロン)及び/又はポリエステルのケン化物を使用することができる。また、未加硫ゴムは、未加硫の合成ゴム、未加硫の天然ゴム、又は、未加硫の合成ゴムと未加硫の天然ゴムとを混合したゴムである。
【0064】本実施例では、手袋部1と腕カバー部2と接合材4の素材としてニトリルゴムを使用することにより、接合強度を高めている。
【0065】〔第2実施例〕第2実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図4に示すように、予め腕カバー部2の前端開口縁部2aの内周面に第1接合材4aを仮付けしておき、同第1接合材と手袋部1の裾部1aとの間に第2接合材4bを介在させて重合部5を形成し、同重合部5を溶着して形成している。
【0066】ここで、例えば、手袋部1の素材は天然ゴム若しくはポリアクリルを使用し、腕カバー部2の素材はポリオレフィンを使用し、第1接合材4aはホットメルトを使用し、また、第2接合剤4bは未加硫ゴムを使用することができる。
【0067】このようにして、天然ゴム若しくはポリアクリルとの接合が可能な未加硫ゴムと、ポリオレフィンとの接合が可能なホットメルトとを接合させることにより、天然ゴム若しくはポリアクリル製の手袋部1とポリオレフィン製の腕カバー部2とを接合することができる。
【0068】〔第3実施例〕第3実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図5(a)に示すように、高周波溶着加工手段6により溶着して重合部5を形成し、その後、図5(b)に示すように、重合部5の外表面の周端部に目止め液塗布手段10により目止め液11を塗布して目止め部12を形成している。
【0069】ここで、手袋部1は、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面にニトリルゴムをコーティングして成形したコーティング層体1cとから形成している。
【0070】このようにして、手袋部1の基層体1bからの毛細管現象による浸水を目止め部12により確実に目止めすることができる。この際、目止め液11は、溶着面に沿って容易に塗布することができる。
【0071】〔第4実施例〕第4実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図6及び図7に示すように、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを接合材4を介して内外側に重合させることにより重合部5を形成し、同重合部5の表面に接合材4を介して化粧テープ13を張設して、同化粧テープ13と重合部5とを溶着して形成している。
【0072】ここで、接合材4としては未加硫ゴムを使用し、また、化粧テープ13は腕カバー部2と同一素材のものを使用している。
【0073】このようにして、化粧テープ13を重合部5の表面に付着させることができて、腕カバー付き手袋Aの美的外観をよくすることができる。
【0074】しかも、手袋部1と腕カバー部2との溶着は、手袋部1の基層体1bと腕カバー部2とが溶解されて基層体1bに喰い込んで溶着するため、接合強度が強い。
【0075】さらには、化粧テープ13と腕カバー部2が同一素材であるため、化粧テープ13が手袋部1と腕カバー部2に溶着して接合力が強く、接合材4の未加硫ゴムと化粧テープ13との接合力も強いことから、浸水防止効果を良好に確保することができる。
【0076】なお、化粧テープ13に接合材4を仮付けしておけば、作業を一段と楽に行うことができる。
【0077】〔第5実施例〕第5実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図8に示すように、手袋部1の裾部1aを、折り返し状となしたテープ状の接合材4により挟み込み、同接合材4の上面に化粧テープ13を重合させる一方、同接合材4の下面に腕カバー部2の前端開口縁部2aを重合させて重合部5を形成し、同重合部5を溶着して形成している。
【0078】このようにして、折り返し状となしたテープ状の接合材4により手袋部1の裏布1aの毛細管現象による浸水の目止めを確実に行うことができる。
【0079】しかも、接合材4は手袋部1の裾部1aを挟み込んでいるため、溶着作業中の接合材4と裾部1aとのズレを少なくすることができる。
【0080】さらには、化粧テープ13を表面に配置して外観を良好となすことができるため、商品価値を向上させることができる。
【0081】〔第6実施例〕第6実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図9に示すように、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを接合材4を介して内外側に重合させることにより重合部5を形成し、同重合部5の表面に接合材4を介して化粧テープ13を張設して、同化粧テープ13と重合部とを溶着して形成している。
【0082】このようにして、手袋部1と腕カバー部2とを重合させて形成した重合部5を接合材4により確実に接合することができると共に、かかる重合部5の表面と化粧テープ13とを接合材4により確実に接合することができ、かかる状態にて化粧テープ13と重合部5とを溶着しているため、同重合部5からの浸水を化粧テープ13により確実に防止することができる。
【0083】〔第7実施例〕第7実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図10〜図12に示すように、手袋部1を、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面をコーティングするコーティング層体1cとから形成すると共に、同基層体1bの裾部1aにはコーティング層体1cによりコーティングされていない未コーティング部1eを設け、同未コーティング部1e及びコーティング層体1cの一部と腕カバー部2の前端開口縁部2aとを接合材4を介して内外側に重合させることにより重合部5を形成して、同重合部5を溶着して形成している。W1は溶着幅、W2は未コーティング部幅であり、同未コーティング部幅W2は、例えば、0.5cm〜2cmに設定することができる。
【0084】このようにして、未コーティング部1eである基層体1bに腕カバー部2を接合材4を介して接合することにより、未コーティング部1eの編み目に接合材4が喰い込んで強く絡み付くため、接合強度を向上させることができると共に、コーティング層体1cに腕カバー部2を接合材4を介して接合することにより、浸水防止効果を向上させることができる。
【0085】〔第8実施例〕第8実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図13〜図15に示すように、オーバーロックミシン(図示せず)等により手袋部1の裾部1aにオーバーロック糸14をオーバーロック縫着して、同手袋部1の裾部1aに縫着部15を形成し、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを接合材4を介して内外側に重合させることにより重合部5を形成して、同重合部5を溶着して形成している。W3はオーバーロックミシン縫着幅である。
【0086】ここで、オーバーロック糸14は、綿、麻、絹、ポリエステル、アクリル、ナイロン、その他の化繊を使用することができ、かかるオーバーロック糸14を手袋部1の裾部1aに縫い糸が表面に多数露出するようにオーバーロック縫着することにより、オーバーロック糸14が溶着の際に、縫い目に接合材4が喰い込んで強く絡み付くため、同接合材4との接合を良好となして、接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0087】なお、縫着手段としては、オーバーロックミシン以外に、例えば、掬いミシンやステッチミシンやジグザグミシンも使用することができる。
【0088】図16は、第1変容例としての腕カバー付き手袋Aを示しており、同腕カバー付き手袋Aは、上記した腕カバー付き手袋Aと基本的構造を同じくしているが、手袋部Aが裏布としての基層体1bを具備している点で異なる。
【0089】かかる腕カバー付き手袋Aも、縫い糸が表面に多数露出するようにオーバーロック縫着されているため、オーバーロック糸14が溶着の際に、縫い目に接合材4が喰い込んで強く絡み付き、同接合材4との接合を良好となして、接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0090】図17は、第2変容例としての腕カバー付き手袋Aを示しており、同腕カバー付き手袋Aは、前記した第7実施例としての腕カバー付き手袋Aと基本的構造を同じくしているが、腕カバー部2の前端開口縁部2aに縫着部15を形成している点で異なる。
【0091】かかる腕カバー付き手袋Aも、縫い糸が表面に多数露出するようにオーバーロック縫着されているため、オーバーロック糸14が溶着の際に、縫い目に接合材4が喰い込んで強く絡み付き、同接合材4との接合を良好となして、接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0092】図18は、第3変容例としての腕カバー付き手袋Aを示しており、同腕カバー付き手袋Aは、前記した第1変容例としての腕カバー付き手袋Aと基本的構造を同じくしているが、手袋部Aが裏布としての基層体1bを具備すると共に、同基層体1bに腕カバー部2を重合させて溶着している点で異なる。
【0093】かかる腕カバー付き手袋Aも、縫い糸が表面に多数露出するようにオーバーロック縫着されているため、オーバーロック糸14が溶着の際に、縫い目に接合材4が喰い込んで強く絡み付き、同接合材4との接合を良好となして、接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0094】しかも、縫着部15により手袋部1の裾部1aのめくり上がりを防止している。
【0095】さらには、重合部5に目止め部12を形成して、同目止め部12と縫着部15とが協働して防水性を良好に確保すると共に、美観を向上させることができる。
【0096】図19は、第4変容例としての腕カバー付き手袋Aを示しており、同腕カバー付き手袋Aは、前記した第2変容例としての腕カバー付き手袋Aと基本的構造を同じくしているが、腕カバー部2の前端開口縁部2aのみならず手袋部1の裾部1aにも縫着部15を形成している点で異なる。
【0097】かかる腕カバー付き手袋Aも、腕カバー部2の前端開口縁部2aのみならず、手袋部1の裾部1aにも縫着部15が形成されると共に、縫い糸が表面に多数露出するようにオーバーロック縫着されているため、オーバーロック糸14が溶着の際に、縫目の接合面がより広くなって、接合材4がより喰い込んで強く絡み付くため、同接合材4との接合を良好となして、より一層接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0098】〔第9実施例〕第9実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図20及び図21に示すように、手袋部1の裾部1aと接合材4とを重合させて、ミシン(図示せず)等により縫い糸16を縫着して縫着部17を形成し、同接合材4に腕カバー部2の前端開口縁部2aを重合させて、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2とを接合材4を介して溶着している。
【0099】このようにして、縫い糸16が溶着の際に、手袋部1の裾部1aと接合材4とを縫着した上面部に腕カバー部2を被覆状態にして溶着しているため、ミシン縫い目からの浸水を防止することができる。
【0100】しかも、手部部1の裾部1aと接合材4とが縫着されているため、腕カバー部2と接合材4との接合を良好となして、接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0101】なお、本実施例の接合材4に代えて腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープを手袋部1の裾部1aに縫着することもでき、また、接合材4と上記テープを重合させて手袋部1の裾部1aに縫着することもでき、これらの場合も前記した接合材4を手袋部1の裾部1aに縫着した場合と同様の効果を得ることができる。
【0102】〔第10実施例〕第10実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図22及び図23に示すように、腕カバー部2の前端開口縁部2aと接合材4とを重合させて、ミシン(図示せず)等により縫い糸16を縫着して縫着部17を形成し、同接合材4に手袋部1の裾部1aを重合させて、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2とを接合材4を介して溶着している。
【0103】このようにして、縫い糸16により腕カバー部2の前端開口縁部2aと接合材4とが溶着重合部の略中央部にて縫着されているため、溶着の際に手袋部1と接合材4との接合を良好となして、接合強度を向上させることから、接合部の強度と防水性とを向上させることができる。
【0104】なお、本実施例の接合材4に代えて手袋部1と同一若しくは類似素材のテープを腕カバー部2の前端開口縁部2aに縫着することもでき、また、接合材4と上記テープを重合させて腕カバー部2の前端開口縁部2aに縫着することもでき、これらの場合も前記した接合材4を腕カバー部2の前端開口縁部2aに縫着した場合と同様の効果を得ることができる。
【0105】〔第11実施例〕第11実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図24〜図26に示すように、手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープ18により被覆すると共に、ミシンMによりラッパ状の縫着ガイド19を使用して縫着することにより縫着部17を形成し、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2とをテープ18を介して溶着している。
【0106】ここで、テープ18は、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のものを使用しており、腕カバー部2の素材がポリ塩化ビニルの場合は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンを使用し、ポリオレフィンの場合は、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、又は、ポリウレタンを使用し、ポリウレタンの場合は、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、又は、ポリオレフィンを使用する。
【0107】このようにして、テープ18と腕カバー部2の素材を同一若しくは類似にしているため、両者を溶着しやすく、浸水防止効果を高めることができる。
【0108】しかも、手袋部1は裏布としての基層体1bを具備し、同基層体1bに溶着の際にテープ18が編み目に喰い込んで、強くからみつくため接合強度が高くなる。
【0109】さらには、テープ18が縫着されているため、この点からも接合性を高めることができる。
【0110】そして、腕カバー部2は、縫着部17を被覆しているため、この点からも浸水防止効果を高めることができる。
【0111】なお、本実施例のテープ18に代えて接合材4により手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着することもでき、また、接合材4と上記テープ18を重合させて手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着することもでき、これらの場合も前記したテープ18により手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着した場合と同様の効果を得ることができる。
【0112】図27及び図28は、変容例としての腕カバー付き手袋Aを示しており、同腕カバー付き手袋Aは、上記した腕カバー付き手袋Aと基本的構造を同じくしているが、手袋部1の裾部1aの表面に接合材4を重合状態に配置して、同状態にてテープ18により手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着している点で異なる。
【0113】かかる腕カバー付き手袋Aでは、接合材4により手袋部1の裾部1aとテープ18との接合性を良好に確保することができる。
【0114】〔第12実施例〕第12実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図29及び図30に示すように、腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部を、手袋部1と同一若しくは類似素材のテープ18により被覆すると共に、ミシンMによりラッパ状の縫着ガイド19を使用して縫着することにより縫着部17を形成し、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2とをテープ18を介して溶着している。
【0115】ここで、テープ18は、手袋部1と同一若しくは類似素材のものを使用しており、手袋部1の素材がニトリルゴムの場合は、未加硫のニトリルゴムを使用する。
【0116】このようにして、テープ18と手袋部1の素材を同一若しくは類似にしているため、両者を溶着しやすく、浸水防止効果を高めることができる。
【0117】なお、本実施例のテープ18に代えて接合材4としてのホットメルトにより腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着することもでき、また、接合材4としてのホットメルトと上記テープ18を重合させて腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着することもでき、これらの場合も前記したテープ18により腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部を被覆すると共に縫着した場合と同様の効果を得ることができる。
【0118】図31及び図32は、変容例としての腕カバー付き手袋Aを示しており、同腕カバー付き手袋Aは、上記した腕カバー付き手袋Aと基本的構造を同じくしているが、腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部に被覆したテープ18の内表面に接合材4を重合状態に配置して、同状態にて縫着している点で異なる。
【0119】かかる腕カバー付き手袋Aでは、接合材4により手袋部1の裾部1aとテープ18との接合性を良好に確保することができる。
【0120】〔第13実施例〕第13実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図33に示すように、手袋部1を、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成し、また、腕カバー部2を、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0121】ここで、接着用樹脂は、ビニル系とアクリル系とに大別することができ、ビニル系としては、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等があり、また、アクリル系としては、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステル共重合体等がある。
【0122】このようにして、手袋部1の基層部1fをニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形しているため、同手袋部1の表層部1gをニトリルゴムにより成形しているにもかかわらず、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物が高周波溶着の際に手袋部1の表層部1gを透過・融合して、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した腕カバー部2と、上記素材の基層部1fを有する手袋部1とを確実に溶着させることができる。
【0123】従って、手袋部1と腕カバー部2との重合部5からの浸水を確実に防止することができる。
【0124】〔第14実施例〕第14実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図34に示すように、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープ18を介して内外側に重合させて溶着している。
【0125】そして、手袋部1は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成している。
【0126】また、腕カバー部2は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0127】テープ18は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0128】このようにして、手袋部1の基層部1fをニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形しているため、同手袋部1の表層部1gをニトリルゴムにより成形しているにもかかわらず、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物が高周波溶着の際に手袋部1の表層部1gを透過・融合して、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した腕カバー部2と、上記素材の基層部1fを有する手袋部1とを確実に溶着させることができる上に、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したテープ18を介して内外側に重合させて溶着しているため、溶着部の融合量が多くなり、手袋部1と腕カバー部2との重合部をより一層確実に溶着することができる。
【0129】従って、手袋部1と腕カバー部2との重合部5からの浸水をより一層確実に防止することができる。
【0130】〔第15実施例〕第15実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図35及び図36に示すように、手袋部1の裾部1aと、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープ18とを内外側に重合させて縫着し、同テープ18に腕カバー部2の前端開口縁部2aを内外側に重合させて、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを縫着したテープ18を介して溶着している。
【0131】そして、手袋部1は、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面にコーティング材をコーティングして成形したコーティング層体1cとから形成しており、同コーティング層体1cは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成している。
【0132】また、腕カバー部2は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0133】テープ18は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0134】このようにして、手袋部1の裾部1aと、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープ18とを内外側に重合させて縫着しているため、手袋部1と上記テープ18との接合性を高めることができると共に、前記第14実施例にかかる腕カバー付き手袋Aの効果をより一層高めることができる。
【0135】なお、本実施例のテープ18に代えて接合材4を手袋部1の裾部1aに重合させて縫着することもでき、また、テープ18と上記接合材4を重合させて手袋部1の裾部1aに重合させて縫着することもでき、これらの場合も前記したテープ18を手袋部1の裾部1aに重合させて縫着した場合と同様の効果を得ることができる。
【0136】〔第16実施例〕第16実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図37及び図38に示すように、腕カバー部2の前端開口縁部2aと接合材4及び手袋部1と同一若しくは類似素材のテープ18とを内外側に重合させて縫着し、同接合材4及びテープ18に手袋部1の裾部1aを内外側に重合させて、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口縁部2aとを縫着した接合材4及びテープ18を介して溶着している。
【0137】そして、手袋部1は、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面にコーティング材をコーティングして成形したコーティング層体1cとから形成しており、同コーティング層体1cは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成している。
【0138】また、腕カバー部2は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0139】テープ18は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部18aと、同基層部18aの表面にニトリルゴムにより成形した表層部18bとから二層構造に形成している。
【0140】このようにして、テープ18の基層部18aを手袋部1の裾部1aに面接させる一方、同テープ18の表層部18bを腕カバー部2の前端開口縁部2aに面接させた状態にて溶着することにより、手袋部1の裾部1aとテープ18と腕カバー部2の前端開口縁部2aとが面接している素材を、相互に同一若しくは類似の素材にすることができ、その結果、透過・融合に化学的親和力等が加えることができて、接合性を良好に確保することができる。
【0141】なお、本実施例の接合材4及びテープ18に代えて接合材4又はテープ18を手袋部1の裾部1aに重合させて縫着することもでき、これらの場合も前記した接合材4及びテープ18を手袋部1の裾部1aに重合させて縫着した場合と同様の効果を得ることができる。
【0142】〔第17実施例〕第17実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図39に示すように、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口部2aとを、同手袋部1と同一若しくは類似素材のテープ18を介して内外側に重合させて溶着している。
【0143】そして、手袋部1は、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面にコーティング材をコーティングして成形したコーティング層体1cとから形成しており、同コーティング層体1cは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成している。
【0144】また、腕カバー部2は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0145】テープ18は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部18aと、同基層部1 8aの表面にニトリルゴムにより成形した表層部18bとから二層構造に形成している。
【0146】このようにして、テープ18は、手袋部1と同一若しくは類似の素材であるニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部18aと、同基層部18aの表面にニトリルゴムにより成形した表層部18bとから二層構造に形成しているため、溶着部の融合量を多くすることができて、透過・融合に化学的親和力等を加えることができ、その結果、手袋部1と腕カバー部2とを良好に接合することができる。
【0147】〔第18実施例〕第18実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図40及び図41に示すように、手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープ18により被覆すると共に縫着し、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口部2aとを上記テープ18を介して内外側に重合させて溶着している。
【0148】そして、手袋部1は、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面にコーティング材をコーティングして成形したコーティング層体1cとから形成しており、同コーティング層体1cは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成している。
【0149】また、腕カバー部2は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0150】テープ18は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0151】このようにして、手袋部1の裾部1aの内・外側周縁部を、腕カバー部2と同一若しくは類似素材のテープ18により被覆すると共に縫着することにより、手袋部1とテープ18とを物理的に強固に接合し、しかも、同テープ18は、腕カバー部2と同一若しくは類似の素材であるポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成しているため、手袋部1と腕カバー部2とを透過・融合させて、物理的接合力に化学的親和力等を加えることができ、その結果、手袋部1と腕カバー部2とを強固に接合することができる。
【0152】〔第19実施例〕第19実施例としての腕カバー付き手袋Aは、図42に示すように、腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部を、手袋部1と同一若しくは類似素材のテープ18により被覆すると共に縫着し、手袋部1の裾部1aと腕カバー部2の前端開口部2aとをテープ18を介して内外側に重合させて溶着している。
【0153】そして、手袋部1は、編み布若しくは織り布よりなる裏布としての基層体1bと、同基層体1bの表面にコーティング材をコーティングして成形したコーティング層体1cとから形成しており、同コーティング層体1cは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部1fと、同基層部1fの表面にニトリルゴムにより成形した表層部1gとから二層構造に形成している。
【0154】また、腕カバー部2は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0155】テープ18は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部18aと、同基層部18aの表面にニトリルゴムにより成形した表層部18bとから二層構造に形成している。
【0156】このようにして、腕カバー部2の前端開口縁部2aの内・外側周縁部をテープ18により被覆すると共に縫着することにより、腕カバー部2とテープ18とを物理的に強固に接合し、しかも、同テープ18は、手袋部1と同一若しくは類似の素材であるニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部18aと、同基層部18aの表面にニトリルゴムにより成形した表層部18bとから二層構造に形成しているため、手袋部1と腕カバー部2とを透過・融合させて、物理的接合力に化学的親和力等を加えることができ、その結果、手袋部1と腕カバー部2とを強固に接合することができる。
【0157】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0158】(1)請求項1記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、上記接合材として少なくともホットメルト若しくは未加硫ゴムを使用している。
【0159】このようにして、手袋部を、例えば、天然ゴム、ニトリルゴム、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアクリル、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリビニルアルコールの内のいずれかの一つの素材により成形する一方、腕カバー部を、ポリ塩化ビニルフィルム若しくはシート、ポリオレフィンフィルム若しくはシート、ポリウレタンフィルム若しくはシート等の内のいずれか一つの素材により成形した場合にも、接合材として少なくともホットメルト若しくは未加硫ゴムを使用して溶着するため、手袋部と腕カバー部との素材が異なる場合にも両者を確実に溶着することができる。
【0160】(2)請求項2記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着すると共に、同重合部の周端部に目止め液を塗布して目止め部を形成している。
【0161】このようにして、手袋部と腕カバー部とを重合させて形成した重合部からの浸水を目止め部により確実に防止することができる。
【0162】従って、手袋部に裏布を張設している場合には、同裏布から毛細管現象により浸水する場合があるが、かかる浸水を目止め部により確実に防止することができる。
【0163】(3)請求項3記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着している。
【0164】このようにして、手袋部と腕カバー部とを重合させて形成した重合部と化粧テープとを接合材を介して確実に溶着して、同重合部からの浸水を化粧テープにより確実に防止することができる。特に、手袋部に裏布を張設している場合には、同裏布から毛細管現象により浸水する場合があるが、かかる浸水を化粧テープにより確実に防止することができる。
【0165】しかも、化粧テープを表面に配置して外観を良好となすことができるため、商品価値を向上させることができる。
【0166】(4)請求項4記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成し、同重合部の表面に接合材を介して化粧テープを張設して、同化粧テープと重合部とを溶着している。
【0167】このようにして、手袋部と腕カバー部とを重合させて形成した重合部を接合材により確実に接合することができると共に、かかる重合部の表面と化粧テープとを接合材により確実に接合することができ、かかる状態にて化粧テープと重合部とを溶着しているため、同重合部からの浸水を化粧テープにより確実に防止することができる。特に、手袋部に裏布を張設している場合には、同裏布から毛細管現象により浸水する場合があるが、かかる浸水を化粧テープにより確実に防止することができる。
【0168】しかも、化粧テープを表面に配置して外観を良好となすことができるため、商品価値を向上させることができる。
【0169】(5)請求項5記載の本発明では、手袋部は、編み布若しくは織り布よりなる基層体と、同基層体の表面をコーティングするコーティング層体とから形成すると共に、同基層体の裾部にはコーティング層体によりコーティングされていない未コーティング部を設け、同未コーティング部及びコーティング層体の一部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着している。
【0170】このようにして、未コーティング部の基層体に接合材と腕カバー部とを融合させると共に、喰い込ませて強く絡み付かせることができて、手袋部と腕カバー部との接合強度を高めることができ、重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0171】(6)請求項6記載の本発明では、手袋部の裾部及び/又は腕カバー部の前端開口縁部を縫い糸が表面に多数露出するように縫着して、同手袋部の裾部及び/又は腕カバー部に縫着部を形成し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを接合材を介して内外側に重合させることにより重合部を形成して、同重合部を溶着している。
【0172】このようにして、縫い糸を表面に多数露出させて形成した縫着部に接合材と腕カバー部とを融合させると共に、喰い込ませて強く絡み付かせることができて、手袋部と腕カバー部との接合強度を高めることができて、重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0173】(7)請求項7記載の本発明では、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着している。
【0174】このようにして、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着しているため、手袋部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとが異なる種類の素材である場合でも、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を高めることができる一方、腕カバー部は接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を良好に確保することができるため、手袋部と腕カバー部とを確実に溶着することができる。
【0175】しかも、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを縫着している部分に、腕カバー部を被覆状態にて溶着しているため、浸水防止効果を高めることができる。
【0176】従って、手袋部と腕カバー部との重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0177】(8)請求項8記載の本発明では、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着している。
【0178】このようにして、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着しているため、腕カバー部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとが異なる種類の素材である場合でも、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を高めることができる一方、手袋部は接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を良好に確保することができるため、手袋部と腕カバー部とを確実に溶着することができる。
【0179】しかも、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを縫着している部分に、手袋部を被覆状態にて溶着しているため、浸水防止効果を高めることができる。
【0180】従って、手袋部と腕カバー部との重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0181】(9)請求項9記載の本発明では、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着している。
【0182】このようにして、手袋部の裾部の内・外側周縁部を接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着しているため、手袋部と上記接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を高めることができ、しかも、かかる接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを溶着しているため、手袋部と腕カバー部との接合性を良好に確保することができる。
【0183】この際、テープの素材が手袋部の素材と異なる場合でも、同テープは手袋部に縫着しているため、同手袋部との接合性を良好に確保することができると共に、同テープの素材と腕カバー部の素材は同一若しくは類似であるため、同テープと腕カバー部との溶着時の接合性を高めることができ、その結果、手袋部と腕カバー部との溶着による接合性を良好に確保することができる。
【0184】しかも、手袋部の裾部は、テープにより被覆・縫着すると共に、この被覆・縫着している部分に、腕カバー部を被覆状態にて溶着しているため、浸水防止効果を高めることができる。
【0185】さらには、手袋部に裏布を張設している場合には、同裏布の編み目にテープが確実に喰い込んで、強く絡み付いた状態にて溶着されるため、接合性を高めることができる。
【0186】従って、手袋部と腕カバー部との重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0187】(10)請求項10記載の本発明では、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを被覆・縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して溶着している。
【0188】このようにして、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着しているため、腕カバー部と上記接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を高めることができ、しかも、かかる接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の被覆・縫着したテープを介して手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを溶着しているため、手袋部と腕カバー部との接合性を良好に確保することができる。
【0189】この際、テープの素材が腕カバー部の素材と異なる場合でも、同テープは腕カバー部に縫着しているため、同腕カバー部との接合性を高めることができると共に、同テープの素材と手袋部の素材は同一若しくは類似であるため、同テープと手袋部との溶着時の接合性を良好に確保することができ、その結果、手袋部と腕カバー部との溶着による接合性を良好に確保することができる。
【0190】しかも、腕カバー部の前端開口縁部は、テープにより被覆・縫着すると共に、この被覆・縫着している部分に、手袋部を被覆状態にて溶着しているため、浸水防止効果を高めることができる。
【0191】従って、手袋部と腕カバー部との重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0192】(11)請求項11記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0193】このようにして、手袋部の基層部をニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形しているため、同手袋部の表層部をニトリルゴムにより成形しているにもかかわらず、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物が高周波溶着の際に手袋部の表層部を透過・融合して、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した腕カバー部と、上記素材の基層部を有する手袋部とを確実に溶着させることができる。
【0194】従って、手袋部と腕カバー部との重合部からの浸水を確実に防止することができる。
【0195】(12)請求項12記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0196】このようにして、手袋部の基層部をニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形しているため、同手袋部の表層部をニトリルゴムにより成形しているにもかかわらず、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物が高周波溶着の際に手袋部の表層部を透過・融合して、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成した腕カバー部と、上記素材の基層部を有する手袋部とを確実に溶着させることができる上に、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成したテープを介して内外側に重合させて溶着しているため、溶着部の融合量が多くなり、手袋部と腕カバー部との重合部をより一層確実に溶着することができる。
【0197】従って、手袋部と腕カバー部との重合部からの浸水をより一層確実に防止することができる。
【0198】(13)請求項13記載の本発明では、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープに腕カバー部の前端開口縁部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0199】このようにして、手袋部の裾部と接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着しているため、手袋部と上記接合材及び/又は腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープとの接合性を高めることができると共に、前記(12)の効果をより一層高めることができる。
【0200】(14)請求項14記載の本発明では、腕カバー部の前端開口縁部と接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープとを内外側に重合させて縫着し、同接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材のテープに手袋部の裾部を内外側に重合させて、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口縁部とを縫着した接合材及び/又は手袋部と同一若しくは類似素材の縫着したテープを介して溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成している。
【0201】このようにして、テープの基層部を手袋部の裾部に面接させる一方、同テープの表層部を腕カバー部の前端開口縁部に面接させた状態にて溶着することにより、手袋部の裾部とテープと腕カバー部の前端開口縁部とが面接している素材を、相互に同一若しくは類似の素材にすることができ、その結果、透過・融合に化学的親和力等が加えることができて、接合性を良好に確保することができる。
【0202】(15)請求項15記載の本発明では、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを、同手袋部と同一若しくは類似素材のテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成している。
【0203】このようにして、テープは、手袋部と同一若しくは類似の素材であるニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成しているため、溶着部の融合量を多くすることができて、透過・融合に化学的親和力等を加えることができ、その結果、手袋部と腕カバー部とを良好に接合することができる。
【0204】(16)請求項16記載の本発明では、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、同腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とを上記テープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成している。
【0205】このようにして、手袋部の裾部の内・外側周縁部を、腕カバー部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着することにより、手袋部とテープとを物理的に強固に接合し、しかも、同テープは、腕カバー部と同一若しくは類似の素材であるポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成しているため、手袋部と腕カバー部とを透過・融合させて、物理的接合力に化学的親和力等を加えることができ、その結果、手袋部と腕カバー部とを強固に接合することができる。
【0206】(17)請求項17記載の本発明では、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部を、手袋部と同一若しくは類似素材のテープにより被覆すると共に縫着し、手袋部の裾部と腕カバー部の前端開口部とをテープを介して内外側に重合させて溶着すると共に、手袋部は、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成し、腕カバー部は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、又は、ポリウレタンにより形成し、テープは、ニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成している。
【0207】このようにして、腕カバー部の前端開口縁部の内・外側周縁部をテープにより被覆すると共に縫着することにより、腕カバー部とテープとを物理的に強固に接合し、しかも、同テープは、手袋部と同一若しくは類似の素材であるニトリルゴムと接着用樹脂及び/又はポリウレタンの混合物により成形した基層部と、同基層部の表面にニトリルゴムにより成形した表層部とから二層構造に形成しているため、手袋部と腕カバー部とを透過・融合させて、物理的接合力に化学的親和力等を加えることができ、その結果、手袋部と腕カバー部とを強固に接合することができる。
【0208】(18)上記した請求項1〜17の本発明は、以下のような共通する効果を有する。
【0209】すなわち、手袋部と腕カバー部とを一体成形する必要性がないため、長い型、大きい乾燥炉、大きい浸漬設備、大きいシャワー設備等を必要とせず、製造の容易化、不良率の低減化、乾燥炉等の設備の小型化に伴うコスト低減を図ることができる。
【0210】そして、腕カバー部は、自由に腕を動かすための屈曲性を要求される一方、手袋部に要求されるような高い摩耗強度は要求されず、耐久性よりも柔軟性のあるものが重要視されることから、手袋部よりも腕カバー部を薄肉に形成する必要性があるが、この調製も楽に行える。
【0211】しかも、手袋部と腕カバー部とを接合材を介して溶着するため、接着剤により接着する方法のように接着したくない個所に接着剤がベタベタと付着するという不具合がなく、作業効率が良い上に、溶着個所の均一性を確保すると共に、しわの発生等を防止して、美的外観を良好に確保することができる。
【0212】さらには、接合性を良好に確保することができて、防水性や気密性を良好に確保することができると共に、接合部が柔らかく、柔軟性を有して、着用者に違和感を与えることがない。
【0213】そして、使用目的に合わせて手袋部と腕カバー部の素材を組み合わせることにより、用途を拡張することができて、廉価な腕カバー付き手袋を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】591009369
【氏名又は名称】株式会社東和コーポレーション
【出願日】 平成13年3月23日(2001.3.23)
【代理人】 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎 (外1名)
【公開番号】 特開2002−285410(P2002−285410A)
【公開日】 平成14年10月3日(2002.10.3)
【出願番号】 特願2001−84722(P2001−84722)