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【発明の名称】 授乳用腕カバー
【発明者】 【氏名】藤村 文子

【要約】 【課題】授乳時に便利な腕カバーを提供する。

【解決手段】ループ部4を腕挿入部として、授乳者は腕を通し、他端側から手を出す(腕がループ部4で覆われた状態とする)。汗拭き部5が腕からぶら下がるような状態で赤ん坊をだっこする。この状態で授乳を行う。授乳者の腕がループ部4に挿入されているために、ずれることがない。また、授乳用腕カバー3は汗を吸収する素材を採用しているので、赤ん坊が腕と接触している後頭部に汗をかいた場合でも、そのまま汗を吸収してくれる。さらに、汗拭き部5で汗を拭くこともできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】赤ん坊に授乳させる人間が腕を通すための腕挿入部であって、腕挿入方向に平行な方向には全周にわたって汗吸収素材で覆われた腕挿入部、前記腕挿入部の腕挿入方向に直交する方向に取り付けられたシート上の汗拭き部、を備えた授乳用腕カバー。
【請求項2】汗吸収素材のシート状の一端で、前記シート部材の短手方向の端部を当該シート部材の途中と重ね合わせ係合保持状態とすることにより、赤ん坊に授乳させる人間が腕を挿入可能な腕挿入部が設けられた授乳用腕カバー。
【請求項3】請求項1または請求項2の授乳用腕カバー、前記腕挿入部を通過可能で、かつ、前記腕挿入部の幅よりも長いクッション性を有する筒状部材、を備えた授乳用腕カバーセット。
【請求項4】授乳時には腕カバーとして、赤ん坊を寝かしつけた場合には付属する枕を通すことができる挿入径を有する筒状形状の授乳用腕カバーであって、筒状形状部の挿入方向に直交する方向に取り付けられた汗吸収素材で構成された授乳用腕カバー。
【請求項5】授乳用腕カバーの一端側から腕を挿入した状態で前記腕で赤ん坊の頭を支持して授乳し、授乳終了後は前記一端側とは逆側の他端側から前記腕カバーの径よりも小さく、かつ、腕カバーの挿入方向よりも長い筒状クッション部材を掴み、徐々に腕と前記クッション部材とを入れ替えつつ、腕を前記授乳用腕カバーから抜き取ること、を特徴とする授乳方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、授乳用腕カバーに関し、特に、授乳中の腕カバーのズレ防止に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】一般に、赤ん坊は、授乳されると多量の汗をかく。したがって、胸の前で腕枕をして授乳するときに、タオルを授乳者の腕と赤ん坊の頭の間に挟みつつ授乳されることが多い。また、赤ん坊がおでこや頬に汗をかいた場合に用いる小タオルを別途用意することも多い。
【0003】しかし、授乳中に授乳者の腕からタオルがずれて腕と頭の間から外れてしまう場合がある。また、前記小タオルを別途用意するのは煩雑である。
【0004】この発明は、前記問題を解決し、授乳時にずれない授乳用腕カバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】1)本発明にかかる授乳用腕カバーは、1)赤ん坊に授乳させる人間が腕を通すための腕挿入部であって、腕挿入方向に平行な方向には全周にわたって汗吸収素材で覆われた腕挿入部、2)前記腕挿入部の腕挿入方向に直交する方向に取り付けられたシート上の汗拭き部を備えている。したがって、腕に挿入した腕挿入部で赤ん坊が汗をかいた場合にそのまま、汗を吸収できるとともに、授乳時にずれない授乳用腕カバーを提供することができる。
【0006】2)本発明にかかる授乳用腕カバーは、汗吸収素材のシート状の一端で、前記シート部材の短手方向の端部を当該シート部材の途中と重ね合わせ係合保持状態とすることにより、赤ん坊に授乳させる人間が腕を挿入可能な腕挿入部が設けられている。したがって、腕に挿入した腕挿入部で赤ん坊が汗をかいた場合にそのまま、汗を吸収できるとともに、授乳時にずれない授乳用腕カバーを提供することができる。
【0007】3)本発明にかかる授乳用腕カバーセットは、前記授乳用腕カバーと別に、前記腕挿入部を通過可能で、かつ、前記腕挿入部の幅よりも長いクッション性を有する筒状部材を備えている。したがって、授乳終了後に、挿入した腕の手で前記筒状部材を掴み、そのまま、腕を徐々に引き抜くことにより、腕挿入方向に平行な方向には全周にわたって腕挿入部が存在する場合でも、赤ん坊を起こすことなく腕を前記腕挿入部から引き抜くことができる。
【0008】4)本発明にかかる授乳用腕カバーは、授乳時には腕カバーとして、赤ん坊を寝かしつけた場合には付属する枕を通すことができる挿入径を有する筒状形状の授乳用腕カバーであって、筒状形状部の挿入方向に直交する方向に取り付けられた汗吸収素材で構成されている。したがって、寝かしつけた場合には前記枕を掴み、そのまま、腕を徐々に引き抜くことにより、赤ん坊を起こすことなく腕を前記腕カバーから腕を引き抜くことができる。
【0009】5)本発明にかかる授乳方法においては、乳用腕カバーの一端側から腕を挿入した状態で前記腕で赤ん坊の頭を支持して授乳し、授乳終了後は前記一端側とは逆側の他端側から前記腕カバーの径よりも小さく、かつ、腕カバーの挿入方向よりも長い筒状クッション部材を掴み、徐々に腕と前記クッション部材とを入れ替えつつ、腕を前記授乳用腕カバーから抜き取る。したがって、授乳終了後に、赤ん坊を起こすことなく腕を前記腕カバーから引き抜くことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様について図面に基づいて説明する。
【0011】〔第1実施形態〕図1に示す授乳用腕カバー3は、タオル地などの汗吸収素材で構成されており、汗拭き部5および汗拭き部に連続したループ部4を有する。本実施形態においては、ループ部4の円周長を約30cmとした。これは、ループ部4に授乳者が腕を通す場合の通し易さを考慮したものであり、かかる寸法については限定されない。
【0012】授乳用腕カバー3の使用方法について説明する。汗拭き部5がループ部4を腕挿入部として、授乳者は腕を通し、他端側から手を出す。すなわち、腕がループ部4で覆われた状態とする。そして、図2に示すように、汗拭き部5が腕からぶら下がるような状態で赤ん坊をだっこする。この状態で授乳を行う。授乳者の腕がループ部4に挿入されているために、授乳中に腕カバーがずれることがない。また、授乳用腕カバー3は汗を吸収する素材を採用しているので、赤ん坊が腕と接触している後頭部に汗をかいた場合でも、そのまま汗を吸収してくれる。また、赤ん坊がおでこや腕部分に汗をかいた場合には、図3に示すように、汗拭き部5で汗を拭くこともできる。
【0013】〔第2実施形態〕上記実施形態においては、ループ部4に腕を挿入することにより、授乳用腕カバー3がずれることを防止できる。しかし、授乳中に赤ん坊が寝てしまった場合には、そのまま腕を抜くと頭の高さが変わり、赤ん坊が目を覚ましてしまうおそれがあった。かかる問題を解決するために、この実施形態においては、ループ部4の径よりも小さなクッション7(図1参照)を用意して、以下のようにして赤ん坊が目を覚ますことを防止することができる。
【0014】クッション7はクッション性を有する円筒形状で構成されており、その径はループ部4を通過可能な大きさである。この例ではループ部4の円周長を30cmとしたので、クッション7の円周長を20cmとした。また、クッション7の長さはループ部4の幅よりも長い。この例では、クッション7の長さを25cmとした。
【0015】クッション7を用いた腕引き抜き方について説明する。ループ部4の一端から腕を突出させた状態のまま、挿入した腕を腕枕状態として赤ん坊をベットの上に降ろす。図4に示すように、挿入した腕の手でクッション7の先端を掴み、そのまま、腕を徐々に引き抜く。腕の引き抜きが進むに連れてクッション7がループ部4に挿入される。図5に示すように、腕を完全に引き抜くと、クッション7のほぼ中央がループ部4のほぼ中央に位置する。このようにして、クッション7を用意することにより、授乳用腕カバーとしてループ部4を有する場合でも、赤ん坊をおこすことなくループ部4から腕を引き抜くことができる。また、汗拭き部5を赤ん坊のボディとは逆側に位置させて寝かせることにより、汗拭き部5で汗を拭くこともできる。
【0016】本実施形態においては、ループ部4のように授乳用腕カバーの幅全体にわたってループ状に形成しているので、ループ部4の上で赤ん坊が汗をかいた場合、ループ部4を回転させて接触している位置を変えることにより、濡れていない部分を赤ん坊に当接させることができる。これにより、快適に授乳させることができる。また、腕を引き抜く場合に、クッション7の端部がループ部4に挿入されればあとはひっかかることなく、腕の引き抜き動作が可能となる。
【0017】なお、本実施形態においては、タオルの端部をループ状にして、糸で縫いあわせることによりループ部4を形成しているが、ホックなどで止めることによりループ部を構成するようにしてもよい。すなわち、ループ部4の重ね合わせ係合保持については端面が合わさった状態を保持できるものであればどのような方法を採用してもよい。
【出願人】 【識別番号】396016445
【氏名又は名称】株式会社フェリシモ
【出願日】 平成13年2月5日(2001.2.5)
【代理人】 【識別番号】100092956
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 栄男 (外2名)
【公開番号】 特開2002−235220(P2002−235220A)
【公開日】 平成14年8月23日(2002.8.23)
【出願番号】 特願2001−28195(P2001−28195)