トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類

【発明の名称】 裏 地
【発明者】 【氏名】丹羽 氏輝

【氏名】佐藤 雅伸

【氏名】笠原 敬子

【要約】 【課題】水分子吸着性能を利用した保温性効果の高い裏地を提供する。

【解決手段】水分子吸着発熱性能を有する編地からなり、その発熱エネルギー指数が5以上、編地の少なくとも肌と接する面の接触温冷感(qmax)が0.12W/cm2以下、編地の破裂強力が0.2MPa以上、かつ、編地の摩擦帯電圧5kV以下である裏地。
【特許請求の範囲】
【請求項1】水分子吸着発熱性能を有する編地からなり、その発熱エネルギー指数が5以上、編地の少なくとも肌と接する面の接触温冷感(qmax)が0.12W/cm2以下、編地の破裂強力が0.2MPa以上、かつ、編地の摩擦帯電圧が5kV以下である裏地。
【請求項2】前記編地の密度が24〜85ウエル/2.54cmおよび28〜130コース/2.54cmであって、かつ、目付60〜190g/m2である請求項1記載の裏地。
【請求項3】編地を構成する繊維表面に、吸湿性ポリマーおよび/または吸湿性微粒子を固着させてなる請求項1または2いずれかに記載の裏地。
【請求項4】吸湿性ポリマーが、ビニルスルホン酸を主成分としたポリマーである請求項3記載の裏地。
【請求項5】吸湿性微粒子が珪素を含む酸化物の微粒子である請求項3記載の裏地。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏地に関する。さらに詳しくは、優れた保温性を有し、軽く肌触りが良く、機械強度と耐静電性に優れ、汗をかいてもべとつかない裏地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、裏地は肌側に近く、または肌に直接接触するようにして衣服に縫製されるが、秋冬時期での日常着、あるいは寒冷な環境のもとでの作業やスポーツのための衣服の裏地で、特に肌に直接接触する状況では寒く感じ、また、運動等により汗をかいた場合、運動後は冷えた汗で不快になりがちである。また、冬場の乾燥時は、静電気によりホコリを付着したり、身体にまとわり付くといった問題がある。
【0003】また、吸湿性を特徴とする吸湿性裏地については、例えば、特公昭60−475号公報、実公昭60−40612号公報、あるいは特開昭60−215835公報に記載されているように平衡水分率の高い繊維との混繊、合撚、引き揃えをする方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の特公昭60−475号公報、実公昭60−40612号公報、特開昭60−215835公報による裏地は、吸湿性が有り、また、耐静電性は有るものの、保温性は十分とはいえず、いまだ十分に満足される裏地が提供されていないのが実状である。
【0005】本発明の目的は、上記の実状に鑑み、優れた保温性を有し、かつ、軽く肌触りが良く、機械強度と耐静電性に優れ、汗をかいてもべとつかず冷感を感じない裏地を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究した結果、水分子吸着発熱性能を有する編地からなり、かつ、裏地としての機械強度と耐静電性と同時に、着用した時および汗をかいた時の肌面の冷たさを感じることがない編地からなる裏地が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、水分子吸着発熱性能を有する編地からなり、その発熱エネルギー指数が5以上、編地の少なくとも肌と接する面の接触温冷感(qmax)が0.12W/cm2以下、編地の破裂強力が0.2MPa以上、かつ、編地の摩擦帯電圧が5kV以下である裏地である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の裏地に用いる、水分子吸着性能を有する編地を構成する繊維としては、吸湿性を有する繊維を用いればよく、例えば、羊毛、蛋白質繊維であるアディール、ビスコースレーヨン、絹、綿等の湿潤熱の高い繊維を用いても良い。
【0009】または、合成繊維に、紡糸あるいは後加工において吸湿性を付与・向上させることも好ましい。
【0010】例えば、紡糸においては、ナイロンにポリビニルピロリドン等の吸湿ポリマーを錬り込み紡糸して得られた吸湿性向上ナイロン糸等を挙げることができる。例えば、ナイロンにポリビニールピロリドンを5重量%練り込むことにより後述する発熱エネルギーが13程度の糸を得ることができる。この糸の編地への混率は、編地全重量比の20%以上、より好ましくは30%以上、さらに好ましくは40%以上とすることで目的とする性能を得ることができ好ましい。
【0011】また、後加工においては、吸湿性のあるポリマーおよび/または吸湿性のある微粒子を繊維表面に固着させることが実用上好ましく用いられる。後加工で吸湿性ポリマーおよび/または吸湿性微粒子を固着させることにより、繊維が吸湿性となることは、後述する編地の摩擦帯電圧を下げることにもなり好ましい。
【0012】吸湿性のあるポリマーを繊維表面に固着させる例としては、ビニルスルホン酸を主成分としたポリマーを用いることが好ましい。ビニルスルホン酸としては、例えば、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸が水分子吸着発熱性能の点で望ましい。例えば、ポリエステル100%編地の起毛素材にアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸とPEG#1000ジメタクリレートの共重合物を3重量%程度付着させることにより後述する発熱エネルギー指数が15程度の編地を得ることができる。
【0013】吸湿性のある微粒子を繊維表面に固着させる例としては、吸湿率の高い、シリカなど珪素を含む酸化物の微粒子を用い、これをバインダーで繊維表面に固着することが好ましい。
【0014】これら上記の手段を組み合わせて採用することも好ましい。
【0015】また、前記のナイロン系繊維やポリエステル系繊維以外に、ポリアクリルニトリル系繊維、ポリプロピレン系繊維等の合成繊維のみを用いた裏地は勿論のこと、これらの合成繊維同士の交編、交撚、引き揃え、混繊した編地からなる裏地、これら合成繊維のフィラメント糸条使い、紡績糸使い、混紡糸使いによる編地からなる裏地、あるいは、他に天然繊維やセルロース系合成繊維と交編、交撚、引き揃え、混繊糸、混紡糸使いによる編地からなる裏地としても良い。
【0016】編地に用いるこれらの糸の太さとしては、フィラメント糸条ならば総繊度11〜167デシテックス、単繊維繊度は0.1〜11デシテックス、紡績糸ならば綿番手換算で60〜120番手程度が好ましく使用でき、裏地としての狙い用途と後述する製編手法により適宜使い分ければ良い。
【0017】本発明の肌着は、発熱エネルギー指数が5以上であることが重要である。ここで発熱エネルギー指数とは、ポリエチレンテレフタレート繊維100%素材の水分子吸着発熱エネルギーを1とした場合の比較値である。具体的な測定法は実施例で詳細に示すが、アルコール温度計に3gの試料を巻き付け、30℃、30%RHの環境で調温、調湿させた後、30℃、90%RHの環境へ移動させた場合の吸湿時の温度上昇を経時的に観察し、横軸に時間、縦軸に温度としたグラフに30℃から上昇し再び30℃に復元するまでプロットし、その面積を測定するものである。
【0018】この発熱エネルギー指数が5以下では発熱効果が実感できない。発熱エネルギー指数は好ましくは8以上であり、さらに好ましくは10以上である。
【0019】ただし、やたらに吸湿性を増加させただけでは、肌に触れたときに冷たく感じ、保温性を狙いとする裏地には適さなくなる。本発明は、この矛盾を解消すべく、水分子吸着発熱性能を有する編地の肌と接する面の接触温冷感(qmax)を0.12W/cm2以下にする必要がある。
【0020】接触温冷感(qmax)が0.12W/cm2以下の編地は、例えば、編地の肌と接する接触面に肌触り感を阻害させない程度の凹凸を付け、接触面積を小さくした編地構造にすることにより得られる。また、接触温冷感(qmax)が0.12W/cm2以下の編地は、接触面のみに吸湿性の低い繊維を用いた2重編組織等の多重組織編地でも得られる。例えば、編地片面を起毛加工する方法や多重編組織で接触面積を小さくする方法で、接触温冷感(qmax)を0.12W/cm2以下にすることができるが、本発明はこれらに限定されず、いかなる方法でも接触温冷感(qmax)を0.12W/cm2以下にすれば良い。
【0021】接触温冷感(qmax)は好ましくは0.1W/cm2以下であり、より好ましくは0.08W/cm2以下である。
【0022】また、本発明の裏地は、用いる編地の破裂強力が0.2MPa以上であることが必要である。編地の破裂強力が0.2MPa未満では、着用中に破れたりするため使用に耐えられなくなる。
【0023】なおかつ、本発明の裏地に用いる編地は、20℃×30%RHの環境下における摩擦帯電圧が5kV以下であることが重要である。好ましくは、3kV以下である。裏地が表地や肌側と接触する摩擦静電気は、まつわり付きなどの着脱性に大きく影響する。上記のように規定することで、冬季の乾燥環境下における静電気の発生による衣服のまつわり付きやホコリ付着、および、着脱時の火花放電を抑えることかできる。
【0024】本発明の裏地用の編地は、密度が24〜85ウエル/2.54cmおよび28〜130コース/2.54cmであって、かつ目付60〜190g/m2であることが好ましい。
【0025】密度を24ウエル/2.54cm以上および28コース/2.54cm以上とすることで、必要な強度を保ち、目ヨレの発生なども防ぎ、製編性も向上する。また、密度を85ウエル/2.54cm以下および130コース/2.54cm以下とすることで、編地の風合いを良くし、軽量感を保ち、さらに製編性を向上させることができる。
【0026】また、編地の目付を、60g/m2以上とすることで、適度な張りを持たせ、身体にまとわり付かない。一方、逆に190g/m2以下とすることで、風合いが硬くなるのを防ぎ、軽量感を維持することができる。
【0027】編地の製編は、経編地であるトリコット地、ラッセル地、および、丸編地であるシングル丸編地、ダブル丸編地等のいずれであってもよい。また、編組織は、経編地のハーフ組織、バックハーフ組織、クイーンズコード組織、サテン組織、メッシュ組織、その他変化組織等、または、丸編地の天竺組織、フライス組織、インターロック組織、その他変化組織等、通常裏地として使用されている編組織であれば良い。
【0028】特に、編地裏面側(肌面側)の形状を肌触り感を阻害しない程度の凹凸形状とすることで、肌と裏地面の接触面積を軽減させると同時に、不動空気層が形成され、肌面側の接触温冷感(qmax)を下げることができ好ましい形態となる。
【0029】この凹凸形状の形成法としては、変化編組織によるもの、太い糸と細い糸との組合せによるもの、あるいはジャガード柄組織によるもの、さらには、起毛加工によるもの、エンボス加工によるもの等を採用することができる。
【0030】本発明に使用する裏地用の編地は、前述した編組織が単層として構成されたものでもよいが、二層、三層等の多層構造体にしたものであってもよい。多層構造体の編地を使用する場合は、編地表面側を構成する糸に単繊維繊度の細い合成繊維マルチフィラメント糸を、裏面側(肌面側)に単繊維繊度の太い合成繊維マルチフィラメント糸を使用することが好ましい。
【0031】このような多層構造体にした編地は、気体状の汗のみならず、液体状の汗は二層、三層等の多層構造体による毛細管現象により、編地裏面側(肌面側)から表面側へ素早く、かつ効率良く吸水・透水・拡散させることができるため、激しい運動等での液体状発汗に対し、好適な裏地とすることができる。
【0032】また、編地に水分子吸着発熱性能を付与する後加工としては、製編生機のリラックス・精練と染色後、ビニルスルホン酸を主成分としたポリマーと架橋剤をパッディング等で編地に付着させた後、熱処理等によりポリマー化して繊維表面に固着する方法がある。ビニルスルホン酸は、pH値が低く、そのまま用いると綿やナイロン繊維は脆化するため、予め中和したビニルスルホン酸ナトリウムを用いる。また、ビニルスルホン酸亜鉛を用いると、消臭性能も付与できる。
【0033】本発明による裏地用の編地の染色段階での付帯加工としては、防汚加工、抗菌加工、消臭加工、防臭加工、吸汗加工、紫外線吸収加工等、さらに、後加工としてカレンダー加工、エンボス加工、シワ加工、起毛加工、オパール加工等、最終狙い裏地種の要求特性に応じて適宜付与することが望ましい。
【0034】本発明の裏地は、素材や編地の構造を適宜選択することにより、次のように幅広く展開可能である。例えば、スポーツウエア、婦人服、紳士服、子供服、礼服、学衣用、作業服用等に好ましく使用できる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(測定方法)
(1)発熱エネルギー指数幅約3.5cmの試料3gを、アルコール温度計あるいは熱電対の測定部に巻き、摂氏30度×湿度30%RHの環境下に12時間以上放置後の温度を測定した。次に、摂氏30度×湿度90%RHの環境まで湿度を3%/分の速度で変化させ、この間1分ごとに4時間後まで温度を測定した。測定後、上昇温度を積分したものを発熱エネルギー量として求め、次の式によって表した。発熱エネルギー指数=試料の発熱エネルギー量/ポリエチレンテレフタレート繊維タフタ(JIS染色堅牢度試験用添付布)の発熱エネルギー量。
【0036】(2)接触温冷感(qmax)
カトーテック(株)製のサーモラボ2型測定器を用い、室温20℃、湿度65%RHの部屋で、BT−Boxを30℃に調節し、十分調湿したサンプルの上にBT−Box(圧力10g/cm2)を乗せ、10℃の温度差での単位面積当たりの熱流束を測定した。
【0037】(3)発熱効果(保温性向上効果)
裏地を付けた縫製品を室温5℃、湿度65%RHの部屋で着用し、エルゴメーターで75Wの運動を15分実施した後、縫製品を脱ぎ、裏返し、裏地面の温度を熱赤外線画像で測定するとともに着用感覚を確認した。
【0038】(4)摩擦帯電圧JIS L 1094「織物及び編物の帯電性試験方法」に記載の5.2「摩擦帯電圧測定法」に従い、3枚の平均値で示した。ただし、測定環境条件は、20℃×30%RHとした。
【0039】(5)破裂強力JIS L 1018「メリヤス生地試験方法」に準じて行った。15mm×15mmの試験片を5枚採取し、試験片の表面を上にして張力を加えずに普通の状態で、ミューレン型破裂試験器機に取り付けて破裂強力を測定し、5枚の平均値で示した。
[実施例1]図1の編方図に示すフロント糸イとバック糸ロにナイロンに吸湿ポリマーであるポリビニルピロリドンを練り混んだ56デシテックス24フィラメント糸を用い、1/3のサテン編組織となる経編地を、28Gのシングルトリコット機にて編成した。
【0040】この編地を通常の経編地の染色法に準じ、リラックス・精練と染色および乾燥、仕上げセットを行った。さらに、この仕上げ後の生地を肌面となるフロント面に起毛加工を行った。
【0041】得られた編地は、発熱エネルギー指数が13、裏面側(肌面側)の接触温冷感(qmax)が0.055、また、破裂強力が0.53MPa、摩擦帯電圧が2.1kV、密度が35ウエル/2.54cm、44コース/2.54cm、目付が80g/m2であった。
【0042】この編地を使用して婦人用ジャケットの裏地に縫製し評価した結果、暖かく、また動き易く裏地として優れていると判断されるものであった。結果を表1に示す。
【0043】[実施例2]実施例1と同様の図1の編方図に示すフロント糸イとバック糸ロにポリエチレンテレフタレートからなる56デシテックス36フィラメント糸を用いた1/3のサテン編組織となる経編地を、28Gのシングルトリコット機にて編成した。
【0044】この編地を通常の経編地の染色法に準じ、リラックス・精練と染色および乾燥を行った。さらに、この染色・乾燥後の生地を、下記組成の処方Aの処理液に浸漬後、ピックアップ率80%に設定したマングルで絞り、乾燥機で120℃、2分乾燥させた。
【0045】
(処方A)
・AMPS(アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸) 20g/l・PEG#1000ジメタクリレート(商品名P303 共栄社)40g/l・過硫酸アンモニウム 2g/l。
【0046】乾燥後直ちに、105℃の加熱スチーマーで5分間処理し、湯水洗、乾燥した。次いで、乾燥機で170℃、1分でセットした後、肌面となるフロント面に起毛加工を行った。
【0047】得られた編地は、発熱エネルギー指数が15、裏面側(肌面側)の接触温冷感(qmax)が0.051、また、破裂強力が0.52MPa、摩擦帯電圧が2.7kV、密度が33ウエル/2.54cm、43コース/2.54cm、目付が71g/m2であった。
【0048】この編地を使用して実施例1と同様に、婦人用ジャケットの裏地に縫製し評価した結果、暖かく、また動き易く裏地として優れていると判断されるものであった。結果を表1に併せて示す。
【0049】[比較例1]ハーフ編組織に、ポリエチレンテレフタレートからなる56デシテックス36フィラメント糸を用い、ポリエステル糸100%からなる表裏フラット形状の経編地を28Gのシングルトリコット機にて編成した。
【0050】この編地を通常の経編地の染色法に準じ、リラックス・精練と染色および乾燥、仕上げセット行った。この編地は、実施例2のような処方Aによる加工や起毛加工を行わないものである。
【0051】得られた編地は、発熱エネルギー指数が1、裏面側(肌面側)の接触温冷感(qmax)が0.148、また、破裂強力が0.55MPa、摩擦帯電圧が9.4kV、密度が35ウエル/2.54cm、45コース/2.54cm、目付が76g/m2であった。
【0052】実施例1,2と同様に、この編地を使用して裏地に縫製し評価した結果、暖かさが感じられず、どちらかと言えば寒いものであった。また、身体にまとわり付く感じで動き難く、裏地として不適と判断されるものであった。結果を表1に併せて示す。
【0053】
【表1】

【0054】
【発明の効果】本発明によれば、水分子吸着性能を有する編地からなり、また肌との接触面の接触温冷感を低下させ、かつ、編地の破裂強力と摩擦帯電圧を満足することにより、機械強度と動き易さを損なうことなく、保温性効果の高い裏地が得られる。
【出願人】 【識別番号】000003159
【氏名又は名称】東レ株式会社
【出願日】 平成13年1月22日(2001.1.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−220718(P2002−220718A)
【公開日】 平成14年8月9日(2002.8.9)
【出願番号】 特願2001−12844(P2001−12844)