| 【発明の名称】 |
流体低抵抗衣服 |
| 【発明者】 |
【氏名】板垣 良彦
【氏名】高井 啓次
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 合成繊維衣服素材を型押し熱処理により、凹凸模様を該衣服素材の表面に構成したことを特徴とする流体低抵抗衣服。 【請求項2】 合成繊維衣服素材に型押し熱処理により、凹凸模様を縦列状、横列状にまたは斜列状或いは断列状に構成したことを特徴とする流体低抵抗衣服。 【請求項3】 前記凹凸模様が、衣服の前身頃と後身頃とで流体抵抗を異にする請求項1または2記載の流体低抵抗衣服。 【請求項4】 前記凹凸模様が、衣服の上部と下部とで流体抵抗を異にする請求項1または2記載の流体低抵抗衣服。 【請求項5】 前記凹凸模様が、表面が凹凸状裏面が平滑になることを特徴とする請求項1乃至5記載の流体低抵抗衣服。 【請求項6】 前記凹凸模様が、凸条、凹条、ドット、ディンプル或いは魚の鱗模様、鳥類の外観模様またはこれらの組み合わせになることを特徴とする請求項1乃至5記載の流体低抵抗衣服。 【請求項7】 合成繊維衣服素材の表面を雌型に対向し、該衣服素材の裏面から型押し加熱装置により押圧して、凹凸模様を該衣服素材の表面に成形することを特徴とする流体低抵抗衣服の成形方法。 【請求項8】 前記凹凸模様が、凸条、凹条、ドット、ディンプル或いは魚の鱗模様、鳥類の外観模様またはこれらの組み合わせになることを特徴とする請求項7記載の流体低抵抗衣服の成形方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は極細の合成繊維における流体抵抗低減技術に係る流体低抵抗衣服に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より衣服に対する流体抵抗低減技術は種々のものが行われてきた。殊に合成繊維については競泳用水着や各種スポーツなどの衣服として流体抵抗を低減するために衣服の表面に合成樹脂のドットや突条を貼着または付着したものが考えられてきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、ドットや突条を貼着または付着する構造では衣服の重量が大きくなり重くなるため、編地や織地そのものを凹凸に組織させて衣服に凹凸をつけることが考えられたが、ハイゲージで細かいデニールの糸の素材(30〜40ゲージ)では編組織では細かすぎ、編むこと自体が難しいものであった。ましてや近時の衣服の厚は、0.4〜0.5mm位薄くなっているから、編むこと自体たとえ無地であっても編み傷や糸切れなどがしばしば生じ困難であったし、ましてや、柄出しに至っては大変むづかしく、ハイゲージ編み機では凹凸ができないという問題を有していた。 【0004】本発明は上記問題に鑑みなされたもので、ハイゲージで細かい編組織の生地自体を熱処理して凹凸を付けて衣服の表面に凹凸を設ける流体抵抗低減技術を提唱し、流体低抵抗衣服を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の流体低抵抗衣服は、合成繊維衣服素材を型押し熱処理により、凹凸模様を該衣服素材の表面に構成したことを要旨とするものである。即ち、合成繊維衣服素材に型押し熱処理により、凹凸模様を縦列状、横列状にまたは斜列状或いは断列状に構成したものである。 【0006】上記凹凸模様は、衣服の前身頃と後身頃とで流体抵抗を異にするかまたは衣服の上部と下部とで流体抵抗を異にすることができる。また上記凹凸模様が、表面が凹凸状裏面が略平滑になり、凹凸模様を、凸条、凹条、ドット、ディンプル或いは魚の鱗模様、また鳥類の外観模様、またはこれらの組み合わせにすることもできるものである。 【0007】流体低抵抗衣服の成形方法は、合成繊維衣服素材の表面を雌型に対向し、該衣服素材の裏面から型押し加熱装置により押圧して、凹凸模様を該衣服素材の表面に成形することを要旨とするものである。 【0008】 【実施例】本発明の流体低抵抗衣服の成形方法は、30〜40のハイゲージで細かいデニールの糸の合成繊維素材の所望箇所を加熱しながら型押し処理をすることによるものである。図1に示すように、生地材料1の表面側に雌型2を置き、裏から熱プレス機3で熱押圧するようになる。雌型2は金属板や合成樹脂板乃至厚紙等任意のもので行なえる。 【0009】雌型2次第で凹凸条やドットまたはディンプルまたは、絵柄等の凹凸模様4が自由に構成できるもので、特殊な魚の鱗型等の凹凸模様4も構成することができる。該凹凸模様4は、合成繊維素材の生地材料1に構成しても良いし、生地材料1から衣服を縫製した後に形成することもできる。該凹凸模様4は衣服の全体または所望部分に構成することができるもので、図2に示すように凹凸模様を縦列状(a)、横列状(b)にまたは斜列状(c)或いは断列状(d)に設けることができる。 【0010】また該凹凸模様4は、衣服の前身頃と後身頃とで形状を異にし、或いはどちらか一方に凹凸模様4を設けないで、流体抵抗が異なるように構成することができる。これは、衣服の上部と下部においても同様で、衣服の上半身とパンツの部分で凹凸模様4の構成を変え、流体抵抗が異なるようにすることができる。 【0011】上記構成になる流体低抵抗衣服は、凹凸模様により水や空気との流体内で整流作用を生じる。この結果、流体との剥離が進みカルマン渦を小さくして流体抵抗を低減することができる。従って、競泳用水着では勿論のことアイススケートのウェアや自転車競技のウェアとしても有意義である。またスキーのジャンプ競技など、衣服の前身頃と後身頃の空気抵抗を変える等の手段に有用である。 【0012】また上記凹凸模様4は、熱押圧により潰れて熱プレス機3で押圧した凹凸状裏面5が略平滑になっており、表面の凸条、凹条、ドット、ディンプル或いは魚の鱗模様、又、鳥類の外観模様、またはこれらの組み合わせ等は現れない。 【0013】上記構成になる流体低抵抗衣服は、凹凸模様4を設けた部分が潰れて色濃く見え、透け防止になる。このため、凹凸模様4による整流などの水に対する抵抗を低減する機能を有するだけではなく、水着などでは透け防止としても有用であり、殊に女子用競泳水着として有用である。 【0014】また該凹凸模様部4は、他の部分より編密度が大きくなって張力が大になるため、競泳用水着の胸部押えやランニングパンツの太腿の締付、または女子用コルセット、レオタード等、締付部分が必要に衣服に採用できる。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように本発明に係る流体低抵抗衣服または流体低抵抗衣服の成形方法によれば、ハイゲージの合成繊維素材からなる衣服に凹凸模様を構成したものであり、これを熱押圧により型押しで加工することで目的を達成することができた。雌型次第で凹凸条やドットまたはディンプルまたは、絵柄等の凹凸模様が自由に構成できるもので、特殊な魚の鱗型又は、鳥類の外観模様等の凹凸模様も構成することができ、これにより水または空気との抵抗を小さくすることができる等の特徴を有するものであり、本発明の実施によって得られる効果は極めて大きい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591038820 【氏名又は名称】株式会社デサント
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| 【出願日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077908 【弁理士】 【氏名又は名称】畠山 隆
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| 【公開番号】 |
特開2002−212811(P2002−212811A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月31日(2002.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−4854(P2001−4854) |
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