| 【発明の名称】 |
吸収帯 |
| 【発明者】 |
【氏名】銭谷 幸雄
【氏名】藤浦 洋二
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| 【要約】 |
【課題】人の頭部に巻きつけ、発生する汗や毛髪加工薬剤を吸収する、ゲル漏れがなく不快感が改良された吸収帯を提供する。
【解決手段】透液性外装層(A)を有する帯状の吸液性シート(B)からなる頭部又は首部装着型吸収帯において、(A)は帯状の透液性シート(a)が(B)を包み込むように筒状に折り曲げて形成されていると共に、(B)が(a)の一方の面において幅2〜50mm重ね合わされて固定されてなることを特徴とする吸収帯。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透液性外装層(A)を有する帯状の吸液性シート(B)からなる頭部又は首部装着型吸収帯において、(A)は帯状の透液性シート(a)が(B)を包み込むように筒状に折り曲げて形成されていると共に、(B)が(a)の一方の面において幅2〜50mm重ね合わされて固定されてなることを特徴とする吸収帯。 【請求項2】 前記(a)が不織布である請求項1記載の吸収帯。 【請求項3】 前記(B)が、基材及び吸水性樹脂粉末からなり、基材の片面又は両面、あるいは2枚の基材の間に吸水性樹脂粉末を必要により粘着剤やバインダー樹脂を用いて固定してなる請求項1又は2記載の吸収帯。 【請求項4】 前記(B)の基材がプラスチックフィルム、布及び紙から選ばれる1種以上である請求項3記載の吸収帯。 【請求項5】 前記(B)の基材が粘着剤を施したプラスチックフィルムである請求項3又は4記載の吸収帯。 【請求項6】 前記吸水性樹脂粉末の平均粒子径が、50〜850μmである請求項3〜5の何れか記載の吸収帯。 【請求項7】 前記固定が縫製により固定されたものである請求項1〜6の何れか記載の吸収帯。 【請求項8】 ロール状に巻かれてなり、所望の長さに切断することができる請求項1〜7の何れか記載の吸収帯。 【請求項9】 毛髪加工薬剤吸収又は汗吸収用に供される請求項1〜8の何れか記載の吸収帯。 【請求項10】請求項1〜8の何れか記載の吸収帯を予め吸水させて頭部又は首部に装着して用いる保冷用吸収帯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は人の頭部に装着して運動時の汗やパーマネント加工を施す際に毛髪加工薬剤を吸収する吸収帯に関する。 【0002】 【従来の技術】パーマネントウェーブの毛髪加工に於いて、カーラーに巻き付けた毛髪に還元剤やアルカリ剤を主成分とするパーマネントウェーブローション1剤や酸化剤を主成分とするパーマネントウェーブローション2剤の加工薬剤を塗布する際、過剰に付けられた薬剤が額、顔面、首筋等にたれてくる場合が多い。これを防ぐために、頭部に吸収帯を巻きたれを防ぐ方法があり、吸収帯としては■2枚の帯状不織布の間に吸収シートを挟み、長手方向の両端を縫製して2枚の不織布と吸収シートを同時に固定した吸収帯や■長手帯状の袋を予め作成し、その中に吸水性樹脂粉末等の吸収体を封入した吸収帯(いずれも特開平7−136015)がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、■の吸収帯は人の頭部に装着して使用したときに薬剤を吸収した吸水性樹脂粉末が膨潤し、吸収帯の両縁の切り口から膨潤したゲルがはみ出して不快感を与えるという問題があり、また■の吸収帯はゲルがはみ出さないが、吸水性樹脂粉末等の吸収体が長手帯状の袋に固定されていないため、人の頭部に装着して使用したときに吸収体が下の方に偏り、十分に薬剤が吸収されないし、また製造工程が複雑で生産性が悪く経済的でないという問題があった。上記の点を鑑み、本発明は、パーマネントウェーブローション薬液、染毛剤、染毛料等の毛髪加工用薬剤を吸収し、ゲルがはみ出るような不快感はなく吸収面が乾いた状態を呈し、且つ、製造工程が簡単で生産性がよく、「使い捨て」とした設計の毛髪加工薬剤用吸収帯を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討した結果、帯状の透液性シートを重ねて筒状とし、その中に吸液性シートを入れて一体化するように固定した吸収帯が上記課題が解決できることを見い出し、本発明に到達した。すなわち本発明は、透液性外装層(A)を有する帯状の吸液性シート(B)からなる頭部又は首部装着型吸収帯において、(A)は帯状の透液性シート(a)が(B)を包み込むように筒状に折り曲げて形成されていると共に、(B)が(a)の一方の面において幅2〜50mm重ね合わされて固定されてなることを特徴とする吸収帯である。 【0005】本発明において、透液性シート(a)は柔軟性があり且つ透液性であればよいが、頭に捲くときの強度及び汗や毛髪加工薬剤が吸収膨潤してもその膨潤力では破れない程度の湿潤強度があれば特に形態、材質にはこだわらない。ここで透液性は100mlの25℃のイオン交換水が100cm2の面積を通過する時間(秒)で表すと30秒以下であり、好ましくは15秒以下であり、特に好ましくは5秒以下である。常態強度は縦/横とも2kg/3cm以上、好ましくは3kg/3cm以上の引張強度が必要であり、湿潤強度(25℃のイオン交換水に1分浸漬後の引張強度)は0.05kg/3cm以上、好ましくは0.1kg/3cm以上必要である。透液性シート(a)は水が通る孔があるシートであれば特に限定はないが、孔の大きさは好ましくは0.01〜1mm、特に好ましくは0.01〜0.5mmであり、吸水性樹脂の粉末が洩れにくいものであればよい。シートの巾は通常2〜20cmであり、好ましくは4〜12cmである。2cm未満であると折り曲げて筒状にした場合に、その中に入ることができる吸収シートでは汗や毛髪加工薬剤を十分吸収することができない。一方20cmを超えると人の頭部への装着がしにくくなる。シートの厚みは好ましくは0.5〜8.0mm、さらに好ましくは1.0〜5.0mmである。シートの長さは特に限定はない。 【0006】シートの材質としては例えば綿、羊毛、絹、セルロース、パルプ等の天然繊維、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポバール等及びその変性物等の合成樹脂又は繊維、レーヨン、アセテート等の半合成繊維等及びこれらの混合素材、洋紙、和紙等の紙の素材が適用できる。これらの内で好ましくは綿、麻、パルプ、ナイロン等の親水性を有する素材及び和紙の素材である。シートが親水性であることにより、水溶液である汗や毛髪加工用薬剤が吸収帯に浸入するからである。親水性でない繊維からなるシートは界面活性剤等で親水処理をしてから使用するのが好ましい。ここで親水性の指標としては、繊維等の材質を1.5cm×1.5cmの大きさに切り取り、25℃のイオン交換水の上に浮かべ10分以内に完全に濡れるか沈降するものであればよく、親水性でないものは10分でも水に濡れない。 【0007】シートの形態としては例えば編布、織布、不織布等の布帛;ポリエチレン、ポリプロピレン等のシートに微細な穴を数多く開けたもの等のメッシュフィルム;洋紙、和紙等の紙等が挙げられる。これらの中で不織布が特に好ましい。不織布については、「不織布の基礎と応用」(日本繊維機械学会発行)に詳細に記載されている。これらのなかではフェルト又はフェルト状の不織布が好ましい。フェルト又はフェルト状の不織布としては、織フェルト、プレスフェルト、ニードルパンチフェルト等、一般にフェルトと称されるものであり、例えば「産業用繊維資材ハンドブック」(日本繊維機械学会、362頁〜381頁)に記載されているものが使用できる。これらの目付量は特に限定しないが、30〜500g/m2が好ましい。また、熱融着法で固定する場合は熱融着繊維及び/又はフィルム等の熱融着物質を含んだものを使用するが、「熱融着不織布の実態と熱融着繊維全容」1989年4月24日発行、(株)大阪ケミカルマーケッティングセンターに詳細に記載されているものが挙げられる。 【0008】本発明において、吸液性シート(B)としては、汗や毛髪加工薬剤を吸収するものであれば特に限定しない。例えば、木材パルプ等の各種繊維の綿状物や、吸水性繊維等の各種繊維を抄紙、機械的接着、バインダー、スパンボンド、スパンレース等の適宜の方法でシート化したもの;これらを積層してなる積層体;これらの綿状物や積層体に吸水性樹脂粉末を混合したもの;プラスチックフィルム、布(編布、織布、不織布等)、紙等の基材の片面又は両面に粘着剤やバインダー(接着剤)を用いて吸水性樹脂粉末を固定させたもの;上記基材に吸水性樹脂粉末を散布し、他方の基材でサンドイッチ状に挟み、エンボス加工法、ニードルパンチ法、ステッチボンド法熱融着法等の方法で一体化したもの等が挙げられる。吸収シート上での吸水性樹脂の位置はシートの全面であれ巾をもった線状であれ連続的に散布するのが好ましい。これらのなかで好ましいものは、プラスチックフィルム、布(特に好ましくは不織布)、紙等の基材の片面または両面に粘着剤やバインダー樹脂を用いて吸水性樹脂粉末を固定させたものであり、さらに好ましいものは、プラスチックフィルムの片面または両面に粘着剤を用いて吸水性樹脂粉末を固定させたもので、例えばセロハンやビニールの粘着テープを用いて、粘着面に吸水性樹脂粉末を散布し圧着ロールで固定しても良い。好ましい理由は、吸水性樹脂粉末の膨潤を妨げにくいため、汗や毛髪加工薬剤をすばやく吸収することができ、生産性が良く経済的である。 【0009】粘着剤やバインダー樹脂としては公知のアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エステル樹脂等が使用でき、水系、溶剤系、無溶剤系のいずれをも使用することができる。使用時にはそのまま又は水や溶剤(メタノール、エタノール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等)で任意の濃度に希釈して基材に塗布することができる。塗布する方法はロールコーター、刷毛塗り等ライン塗装、現場塗装に用いられる塗装方法で行われる。乾燥膜厚は好ましくは0.1μm〜3mmであり、さらに好ましくは1μm〜1mmである。塗装後乾燥中又は乾燥後に吸水性樹脂を散布するのが好ましい。また、吸水性樹脂と共に上記のバインダー樹脂をホットメルト接着剤として混合し熱融着することにより吸水性樹脂を固着することも可能である。ここで、吸水性樹脂粉末の固定量は通常10〜800g/m2、好ましくは50〜500g/m2である。固定量が10g/m2以上の場合、汗や毛髪加工薬剤の吸収性が良好である。一方800g/m2を以下であると、性能と経済面のコストパーフォーマンスが良好である。吸液性シート(B)のサイズは、筒状の透水シートの中に収まれば良く、特に限定しない。そのままでは巾が大きすぎて入らない場合は、2つ以上に折り曲げて入れることもできる。 【0010】本発明において、吸水性樹脂粉末としては、例えば下記の(1)〜(5)が挙げられる。 (1)デンプン又はセルロース等の多糖類(イ−1)及び/若しくは単糖類(イ−2)と水溶性単量体及び/若しくは加水分解により水溶性となる単量体から選ばれる1種以上の単量体(ロ)と、架橋剤(ハ)とを必須成分として重合させ、必要により加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂。(イ−1)としてはショ糖、セルロース、CMC、デンプン等が挙げられ、(イ−2)としてはペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ジペンタエリスリトール、グルコース、フルクトース等が挙げられる。(ロ)としては例えば、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基を有するラジカル重合性水溶性単量体及びそれらの塩が挙げられる。カルボキシル基を有するラジカル重合性水溶性単量体としては、例えば不飽和モノまたはポリ(2価〜6価)カルボン酸[(メタ)アクリル酸(アクリル酸及び/又はメタクリル酸をいう。以下同様の記載を用いる)、マレイン酸、マレイン酸モノアルキル(炭素数1〜9)エステル、フマル酸、フマル酸モノアルキル(炭素数1〜9)エステル、クロトン酸、ソルビン酸、イタコン酸、イタコン酸モノアルキル(炭素数1〜9)エステル、イタコン酸グリコールモノエーテル、ケイ皮酸、シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキル(炭素数1〜9)エステル等]及びそれらの無水物[無水マレイン酸等]等が挙げられる。 【0011】スルホン酸基を有するラジカル重合性水溶性単量体としては、例えば、脂肪族又は芳香族ビニルスルホン酸(ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸等)、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロキシプロピルスルホン酸、(メタ)アクリルアルキルスルホン酸[(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピル等]、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸[2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等]等が挙げられる。リン酸基を有するラジカル重合性水溶性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルリン酸モノエステル[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルホスフェート、フェニル−2−アクリロイルロキシエチルホスフェート等]等が挙げられる。上記カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基を含有する水溶性単量体の塩[例えばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アミン塩もしくはアンモニウム塩等]等が挙げられる。アミド基含有モノマー[例えば(メタ)アクリルアミド等]、3級アミノ基含有モノマー[例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等]、第4級アンモニウム塩基含有モノマー[例えば上記3級アミノ基含有モノマーの4級化物(メチルクロライド、ジメチル硫酸、ベンジルクロライド、ジメチルカーボネート等の4級化剤を用いて4級化したもの)等]、エポキシ基含有モノマー[例えばグリシジル(メタ)アクリレート等]、その他モノマー[4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、N−ビニルピロリドン等]等が挙げられる。加水分解により水溶性となる単量体としては、少なくとも1個の加水分解性基[酸無水物基、低級アルキル(炭素数1〜3)エステル基、ニトリル基等]を有するラジカル重合性単量体が挙げられる。酸無水物基を有するラジカル重合性単量体としては例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等の炭素数4〜20のラジカル重合性単量体、エステル基を有するラジカル重合性単量体としては、例えば、モノエチレン性不飽和カルボン酸の低級アルキル(C1〜C3)エステル[例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル等]、モノエチレン性不飽和アルコールのエステル[例えば、酢酸ビニル、酢酸(メタ)アリル等]等が挙げられる。ニトリル基を有するラジカル重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。これらは加水分解は重合時であっても重合後であってもよく、通常加水分解によって塩を形成し水溶性となる。塩としては前記の塩形成基に記載した塩と同じものがあげられる。これらは2種以上併用してもよい。これらのうち好ましいものは、水溶性単量体である。さらに好ましいものは、カルボキシル基を有するラジカル重合性水溶性単量体およびその塩であり、特に好ましくは不飽和モノまたはポリカルボン酸およびその塩、最も好ましくは(メタ)アクリル酸およびその塩である。 【0012】(ハ)としては、例えば、ラジカル重合性不飽和基を2個以上有する架橋剤、ラジカル重合性不飽和基と反応性官能基とを有する架橋剤、反応性官能基を2個以上有する架橋剤などが挙げられる。ラジカル重合性不飽和基を2個以上有する化合物の具体例としては、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリン(ジまたはトリ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルアミン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、テトラアリロキシエタン及びペンタエリスリトールトリアリルエーテル等が挙げられる。 【0013】(イ)、(ロ)の官能基と反応し得る官能基を少なくとも1個有し、且つ少なくとも1個のラジカル重合性不飽和基を有する化合物[例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、等]が挙げられる。(イ)、(ロ)の官能基と反応し得る官能基を2個以上有する化合物の具体例としては、多価アルコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン等)、アルカノールアミン(例えば、ジエタノールアミン等)、及びポリアミン(例えば、ポリエチレンイミン等)などが挙げられる。これらの架橋剤は2種類以上を併用しても良い。これらのうち好ましいものは、ラジカル重合性不飽和基を2個以上有する共重合性の架橋剤であり、更に好ましくはN,N’−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラアリロキシエタン、ペンタエリスルトールトリアリルエーテル、トリアリルアミンである。(イ)、(ロ)及び(ハ)の割合、吸水性樹脂の製造法は特に限定されない。吸水性樹脂の具体例としては特開昭52−25886号、特公昭53−46199号、特公昭53−46200号及び特公昭55−21041号公報に記載されているものが挙げられる。 【0014】(2)上記(イ)と(ロ)とを重合させたもの(デンプン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、セルロース−アクリロニトリルグラフト重合物の加水分解物等); (3)上記(イ)の架橋物(カルボキシメチルセルロースの架橋物等); (4)上記(ロ)と(ハ)との共重合体(架橋されたポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたポリスルホン酸塩(架橋されたスルホン化ポリスチレン等)、架橋されたポリアクリル酸塩/ポリスルホン酸塩共重合体、ビニルエステル−不飽和カルボン酸共重合体ケン化物(特開昭52−14689号及び特開昭52−27455号公報に記載されているもの等)、架橋されたポリアクリル酸(塩)、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、架橋されたポリビニルピロリドン、及び架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコール);並びに、(5)自己架橋性を有する上記(ロ)の重合物(自己架橋型ポリアクリル酸塩等);が挙げられる。以上例示した吸水性樹脂は2種以上併用してもよい。これらの吸水性樹脂のうち、好ましいものは、(1)、(4)として例示したもののうち、架橋ポリアクリルアミド共重合体、架橋されたポリアクリル酸(塩)、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、及び架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコールである。中和塩の形態の吸水性樹脂である場合の塩の種類および中和度については特に限定はないが、塩の種類としては好ましくはアルカリ金属塩、さらに好ましくはナトリウム塩及びカリウム塩であり、酸基に対する中和度は好ましくは50〜90モル%、さらに好ましくは60〜80モル%である。 【0015】上記(1)、(4)として例示したものの場合、架橋剤の使用量は、水溶性単量体と架橋剤の合計質量に基づいて、好ましくは0.001〜5%であり、さらに好ましくは0.05〜2%、特に好ましくは0.1〜1%である。架橋剤の量が0.001%より少ない場合は、吸水性樹脂の重要な機能である吸水・保水能力が小さくなり、吸水後のゲルはゾル状となりやすい。更に、重合後の含水ゲル状重合体の乾燥性が低下し、生産性が非効率的である。一方5質量%を超える場合、逆に架橋が強くなりすぎ、吸水・保水能力が低下する。更に、吸収速度も遅くなる。 【0016】吸水性樹脂の製造に当たり、重合方法については特に限定されず、水溶液重合法、逆相懸濁重合法、噴霧重合法、光開始重合法、放射線重合法などが例示される。好ましい重合方法は、ラジカル重合開始剤を使用して水溶液重合する方法である。この場合のラジカル重合開始剤の種類と使用量、ラジカル重合条件についても特に限定はなく、通常と同様にできる。なお、これらの重合系に、必要により各種添加剤、連鎖移動剤(例えばチオール化合物等)等を添加しても差し支えない。 【0017】重合して得られる吸水性樹脂の含水ゲル状重合体を乾燥後、粉砕し、さらに必要により粒度調整して得られる吸収剤粒子の表面近傍を、カルボキシル基等の酸基及び/又はその塩基と反応しうる官能基を少なくとも2個有する架橋剤で表面架橋して吸水性樹脂とすることもできる。このような表面架橋型の吸水性樹脂は、常圧下だけでなく加圧下においても吸収性能と吸収速度に優れ、かつゲル強度も大きくなるので、本発明に好適である。表面架橋に使用する架橋剤としては、従来から使用されている公知の架橋剤が適用できる。具体的な例としては、1分子中にエポキシ基を2〜10個有するポリグリシジルエーテル化合物[エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリン−1,3−ジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール(重合度2〜100)ジグリシジルエーテル、ポリグリセロール(重合度2〜100)ポリグリシジルエーテル等];2価〜20価のポリオール化合物[グリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール(重合度2〜100)等];2価〜20価のポリアミン化合物(エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等);分子量200〜500,000のポリアミン系樹脂(ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン樹脂等)、アルキレンカーボネイト[エチレンカーボネイト等]、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物、ポリイミン化合物等が挙げられる。このうちで好ましいものは、比較的低い温度で表面架橋を行わせることができるという点で、ポリグリシジルエーテル化合物、ポリアミン系樹脂及びアジリジン化合物である。 【0018】表面架橋における架橋剤の量は、架橋剤の種類、架橋させる条件、目標とする性能などにより種々変化させることができるため特に限定はないが、吸水性樹脂に対して好ましくは0.001〜3重量%、さらに好ましくは0.01〜2重量%、特に好ましくは0.05〜1重量%である。架橋剤の量が0.001重量%未満では表面架橋を行わない吸水性樹脂と性能面で大差はない。一方、3重量%を越えると、吸収性能が低下する傾向にあり好ましくない。本発明において吸水性樹脂粉末の形状については特に限定はないが例えば、粒状、顆粒状、造粒状、リン片状、塊状、パール状等がある。粒子の平均粒子径についても特に限定はないが、好ましくは50〜850ミクロンであり、50ミクロンより大きいと透液性外装層(A)から粉漏れせず、850ミクロンより小さいと吸収帯を頭部に装着したときの感触が良く、また毛髪加工薬剤を吸収するときの吸収速度が良好である。粒度分布については好ましくは25〜1200ミクロンの範囲の粒子が95質量%以上となるように粉砕したものを用いることができる。 【0019】吸水性樹脂の純水に対する吸水量は大きい程好ましく、好ましくは10〜1,000倍、特に好ましくは100〜1,000倍である。また、前記に例示した毛髪加工薬剤に対する吸収性能は、下記の試験法によって求められる吸収量が好ましくは10g/g以上であり、さらに好ましくは20g/g以上である。吸収速度は好ましくは360秒以下であり、さらに好ましくは200秒以下である。吸収量が10g/g以上の場合、吸収帯の保液状態が良好であり、吸収速度が360秒以下であると毛髪加工薬剤を瞬時に吸収することができ、液が皮膚と吸収帯との間にたまらず、皮膚を刺激したりすることが少ない。 【0020】ここで汗や毛髪加工薬剤の吸収量、吸収速度は次の操作によって求められる値である。汗の吸収量等は毛髪加工薬剤の吸収量等で代用できる。 [吸収量]吸水性樹脂1gを250メッシュのナイロン製ティーバッグに入れ、これを大過剰の毛髪加工薬剤(後記した毛髪加工薬剤aのパーマネントウェーブローション第1剤)中に3時間浸漬した後、引き上げて15分間水切りし、得られた膨潤樹脂の重量(W)を測定する。この値を初めの吸水性樹脂重量(WO)で割って、吸水性樹脂の飽和吸収量(S)を求める。[吸収量(S)=W/WO] [吸収速度]100mlビーカーに50mlの毛髪加工用薬剤(上記と同様の毛髪加工薬剤aのパーマネントウェーブローション第1剤)を入れ、マグネチックスターラーにて600rpmで撹拌する。次に粒度を30〜145メッシュでふるった吸水性樹脂2gを渦中に投入する。渦が消えて液面が水平になった時点を終点とし、投入から終点までに要した時間を吸収速度とする。 【0021】次に上記透液性外装層(A)、吸液性シート(B)からなる本発明の吸収帯の製造法について説明する。(B)を(a)に包み込み固定する方法としては、固定できる方法であれば特に限定はないが、例えば縫製法、熱融着法、接着法等が挙げられるが、好ましくは縫製法である。熱融着法、接着法等については前記の吸水性樹脂をシートに固定し吸液性シートを作製する方法で適用する方法と同じでよい。以下の記載は縫製法で行う吸収帯の製造方法は特に限定されないが、例えば次の2つの方法が挙げられる。 (1)巾2〜20cmの帯状の透液性シート(a)を、巾2〜50mm重ね合うようにして筒状に折り曲げ、その中に帯状の吸液性シート(B)を入れ、上記の重ね合った縫い代部分から(B)が固定されるように突き抜けて縫製することにより、本発明の吸収帯が得られる。 (2)巾2〜20cmの帯状の透液性シート(a)の中央に帯状の吸液性シート(B)を置き、(B)を包み込むようにして(a)の両端巾2〜50mmが重ね合うようにして筒状に折り曲げ、この重ね合った縫い代部分から(B)が固定されるように突き抜けて縫製することにより、本発明の吸収帯が得られる。これらを一連の作業で行うことが好ましい。ここで、縫製は1列でよいが、2列以上になっても良い。 【0022】本発明の吸収帯に包含する吸水性樹脂粉末の量は好ましくは0.2〜50g/m、さらに好ましくは0.5〜10g/mである。包含量が0.2g/m以上の場合、汗や毛髪加工薬剤の保液性が良好で、汗や毛髪加工薬剤を吸収した帯面が乾いた状態になり表面がベタベタしない。50g/m以下の場合は、経済面と性能(汗や毛髪加工薬剤の保液性)のバランスがとれると同時に吸収帯装着時の感触も良好でなる。また、本発明には吸水性樹脂に加え必要に応じて消臭剤、芳香剤、殺菌剤、ブロッキング防止剤[例えばシリカ、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウム等の無機系ブロッキング防止剤、粒子径10μ以下の熱硬化性ポリウレタン樹脂、グアナミン系樹脂、エポキシ系樹脂、熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂等の有機系ブロッキング防止剤等]、界面活性剤、他の吸収剤(パルプ、CMC、ベントナイト等)を添加することができる。添加量は吸水性樹脂の吸収を妨げない範囲であれば特に限定はないが、好ましくは吸水性樹脂100質量部に対して50質量部以下、さらに好ましくは20重量部以下、特に好ましくは10重量部以下である。 【0023】本発明の吸収帯の製造は、透液性シート(a)として長尺(例えば10〜50m等)のロール状の不織布等を用いると一度に多数の吸収帯が繋がったものが出来るので各吸収帯にカットすれば多くの本数ができる。また連続的に生産できるため、低コストで「使い捨て」タイプのものとして好適である。本発明の吸収帯のサイズは前記の透液性シート(a)と同じであるが、例えば、1)巾約1〜10cm、長さ30〜80cmの帯状のもの、2)巾約1〜10cm、長さ1〜20mの帯状をロール状に巻いたもの等が好ましい。1)の場合は切断することなくそのまま使用できる。2)の場合は使用時に1回当り必要な長さに簡単に切断して使用できるため好都合である。 【0024】本発明の吸収帯を頭部や首部に装着する方法は特に制限はなく、例えば頭や首に巻き付け、後ろで縛ったり、ヘアーピンのようなもので挟んでとめる方法がある。図12は本発明の吸収帯を、女性の頭部に装着した状態の1実施例を示した説明図である。1回当り必要な長さの本発明の吸収帯を、額から首筋に巻き両端部を合わせて、ヘアーピンで簡便に固定され使用することができる。本発明の吸収帯は毛髪加工薬剤用吸収帯としてパーマネントウェーブ加工、染毛加工時に使用できる。また、ヘルメットを着用する際に若しくは運動時に頭部に巻き付けたり、ヘルメットや帽子の内側の額等の接触する緩衝部に貼り付けたりすることによって頭からの汗が顔に流れたり眼鏡を曇らせたりする不快感を無くすることができるが、本発明の吸収帯はこれらの際に限られず種々の時に使用できる。また、逆に本発明の吸収帯を予め吸水させて頭部又は首部に装着して保冷用として用いることもできる。吸水した水が蒸発する際に熱を奪い冷却効果を奏するからである。吸収帯が吸水する水の量は特に制限はないが、好ましくは100質量%以上であり、さらに好ましくは200質量%以上である。 【0025】本発明を毛髪加工薬剤用吸収帯として使用する場合、使用対象、即ち吸収させる対象となる毛髪加工薬剤としては、パーマネントウェーブローション薬液、染毛剤、染毛料等が挙げられる。パーマネントウェーブローション薬液は、通常還元剤を主成分とし、その還元作用をより効果的にするためのアルカリ剤、その他成分等を含む第1剤と酸化剤を主成分とし、その他成分等を加えた第2剤とからなり、例えば、「香粧品科学」(昭和55年4月10日株式会社薬事日報社発行第92〜113頁)に記載されている形のパーマネントウェーブローション薬液が挙げられる。 【0026】パーマネントウェーブローション第1剤に用いられる還元剤としては、チオグリコール酸もしくはその塩、N−アセチル−1−システインもしくはその塩および亜硫酸塩が挙げられる。第1剤中の還元剤の配合量は通常2.0〜7.5質量%である。第1剤に用いられるアルカリ剤としては、水酸化カリウム、アンモニア水及び/又はトリエタノールアミンが挙げられる。第1剤中のアルカリ剤の配合量は、通常0.1〜3.0質量%であり、第1剤のPHが4.5〜9.6になるように添加される。第1剤には必要によりその他の成分として、組成物の粘度を調整するためにメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級アルコール;、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,2−メチレン−ビス−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)等の酸化防止剤;ベンゾフェノン等の紫外線吸収剤;安息香酸ナトリウム等の防腐剤;高級アルコール、水溶性ワセリン、パラフィン油、脂肪酸等の平滑補助剤;アズレン、モノニトログアヤコール、レシチン、グリチルリチン等の皮膚保護剤;EDTA、DTPA等の安定剤;パントテン酸、コレステリン等の養毛剤;着色剤及び香料等が混合される。 【0027】パーマネントウェーブローション第2剤に用いられる酸化剤としては、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化水素等が挙げられる。第2剤中の酸化剤の配合量は、通常2.0〜10.0質量%である。第2剤においても必要により第1剤に用いたその他の成分を添加してもよい。染毛剤としては、例えば植物性染毛剤、金属性染毛剤、酸化染毛剤等の永久染毛剤(パーマネントヘアーダイ)が挙げられ、具体的には特開平5−17322号公報に記載されている形のものが挙げられる。 【0028】吸収帯の試験方法を次に示す。 (1)ドライタッチ感及びゲル漏れ試験試料として吸収体(3cm×10cm)を準備し、下記配合組成(質量比)の毛髪加工薬剤a〜eの各々2mlを試料の中央部に滴下、10分間拡散させた。薬剤の拡散部分に、ろ紙(東洋ろ紙No.2)を密着させ、1kgの荷重を1分間加え、薬剤がろ紙側に移行する程度をチェックした。 (評価)○:加工薬剤が全く移行していない。 △:加工薬剤がわずかに移行した。 ×:加工薬剤が多く移行した。 また吸収帯の縁からのゲル漏れの有無を肉眼で判定した。 【0029】[毛髪加工薬剤a](パーマネントウェーブローション第1剤) チオグリコール酸アンモン 6.0(質量%) モノエタノールアミン 0.8水溶性ラノリン 0.3EDTA 0.5精製水 残り合 計 100.0【0030】[毛髪加工薬剤b](パーマネントウェーブローション第2剤) 臭素酸ナトリウム 6.0(質量%) ラノリン/スクワラン(1/1) の乳化物(50%品) 3.0精製水 残り合 計 100.0【0031】[毛髪加工薬剤c](酸化染毛剤第1液) p−フェニレンジアミン 1.6(質量%) p−アミノフェノール 0.2レゾルシン 0.5プロピレングリコール 15.0イソプロピルアルコール 10.0ポリオキシエチレンアリルアルコール 20.0オレイン酸 5.0アンモニア水 7.0精製水 残り合 計 100.0【0032】[毛髪加工薬剤d](酸化染毛剤第2液) 過酸化水素(35%品) 17.0(質量%) リン酸(PH4に調整) エタノールレゾルシン 20.0グリセリン 5.0カルボキシビニルポリマー 0.6精製水 残り合 計 100.0【0033】[毛髪加工薬剤e](染毛料) リソールレッドCA 0.05(質量%) ジブロモフルオレセイン 0.05ナフトールブルーブラック 0.15N−メチルピロリドン 15.0ベンジルアルコール 10.0クエン酸 2.0ヒドロキシエチルセルロース 0.5精製水 残り合 計 100.0【0034】 【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0035】実施例1[吸液性シートの作成]巾24mm、長さ70cmのセロハンテープ(基材がセルロースフィルム、粘着剤がアクリル系樹脂)の粘着面に、サンフレッシュST−500D[ポリアクリル酸架橋型吸水性樹脂、粒径106〜850μm、三洋化成工業社製]をまぶし、ロールで押さえつけてから固定していないサンフレッシュST−500Dを振るい落として吸収シートを作成した。このときの固定量は180g/m2であった。 [吸収帯の作成]吸液性シートとして、巾70mm、長さ70cmのフェルト状レーヨン不織布(目付量:50g/m2)を使用し、このシートの中央部に上記の吸液性シートを置き、包み込むようにして巾10mm重ね、縫い代部分とした。次にこの縫い代部分から突き抜けるようにして縫製し、巾30mm、長さ70cmの本発明の吸収帯(A)を得た。図1〜図3は、得られた本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯の縦断面図(図1)、横断面図(図2)及び斜視図(図3)であり、1は不織布(透液性シート)、2は吸液性シート、3は吸水性樹脂粉末、4は縫製部分である。 【0036】実施例2[吸液性シートの作成]巾40cm、長さ70cmのティッシュペーパーの上に、サンフレッシュST−500Dと繊維状パルプの混合物(重量比で2/1)を270g/m2になるように均一に散布し、その上に同じサイズのティッシュペーパーを置いて、その上からエンボス加工により一体化した。これを巾24mm、長さ70cmになるようにスリットして吸液性シートを作成した。このときの吸水性樹脂粉末の固定量は180g/m2であった。 [吸収帯の作成]吸収シート以外は実施例1と同じようにして、巾30mm、長さ70cmの本発明の吸収帯(B)を得た。図4〜図6は、得られた本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯の縦断面図(図4)、横断面図(図5)および斜視図(図6)であり、1は不織布(透液性シート)、2は吸液性シート、3は吸水性樹脂粉末、4は縫製部分、5はパルプである。 【0037】比較例1[吸収帯の作成]透液性シートとして、巾24mm、長さ70cmのフェルト状レーヨン不織布(目付量:50g/m2)を2枚使用し、この1枚のシートの上に、実施例1で作成した吸液性シートをはみ出ないように重ね、この上にさらにもう1枚の透液性シートをはみ出ないように重ねる。次に、この周辺の縁部を突き抜けるように縫製し、一体化して巾24mm、長さ70cmの吸収帯(C)を得た。図7〜図9は、得られた本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯の縦断面図(図7)、横断面図(図8)および斜視図(図9)である。 【0038】比較例2[吸収帯の作成]透液性シートとして、巾70mm、長さ70cmのフェルト状レーヨン不織布(目付量:50g/m2)を使用し、筒状になるように折り曲げて巾5mm重ね合わせ、縫い代部分とした。この部分を縫製して筒状のテープを作成した。次にこの筒の中に実施例1で作成した巾24mm、長さ70cmの吸液性シートをはみ出さないように縦添えにして入れ、巾30mm、長さ70cmの吸収帯(D)を得た。図10〜図11は、得られた本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯の縦断面図(図10)、及び斜視図(図11)である。 【0039】性能評価実施例1、2の吸収帯および比較品1、2の吸収帯について毛髪加工薬剤のドライタッチ感及びゲル漏れ試験をおこなった。その結果を表1、2に示した。 【0040】 【表1】
【0041】 【表2】
【0042】毛髪加工薬剤のドライタッチ感及びゲル漏れ試験に於いて、本発明の吸収帯(実施例1および2)は従来の吸収帯(比較例1及び3)に比べ、いずれも優れていた。 【0043】 【発明の効果】本発明の吸収帯は下記のような効果を奏する。 (1)本発明の吸収帯が汗や毛髪加工薬剤を吸収した吸収面は、吸水性樹脂粉末が薬剤をしっかり捕捉するため吸収体表面に放出しないので、その表面は乾いた状態を呈する。 (2)汗や毛髪加工薬剤を吸収した吸水性樹脂のゲルが吸収帯の縁から出ないので、皮膚を刺激せず不快感を与えない。 (3)ロール状に巻いた本発明の吸収帯は、個々の頭部のサイズに合わせ、使用時に必要な長さに容易にカットして使用することができるので、吸収帯の無駄がはぶける。 (4)本発明の吸収帯の製造は、広巾のロール状の不織布等を用いて1回の縫製で連続的に生産できるため、低コストで「使い捨て」タイプのものとして好適である。 (5)本発明の吸収帯を予め吸水させて頭部又は首部に装着して保冷用として用いることもできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002288 【氏名又は名称】三洋化成工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年10月22日(2001.10.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−201518(P2002−201518A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月19日(2002.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2001−323637(P2001−323637) |
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