| 【発明の名称】 |
スイムパッドおよび掛け止め装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡 田 正 伸
【氏名】亀 梨 弘
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| 【要約】 |
【課題】水着への取り付け作業が改善されるスイムパッドを提供する。
【解決手段】取り付け片の先端部に取り付けられるフック状係止片15を、取り付け部17と、この取り付け部17の一端側から取り付け部17の他端側近くまで取り付け部の間に対応する筒状係合部を通す程度の間隙を形成して延びる円弧状係合部19と、この円弧状係合部19の先端部から円弧部の中心方向に延びるフック部20とを有するプラスチック成型品で形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】一対のパッド部材の下端を連結片で連結し、各パッド部材の上端および下端外側に伸縮自在の取り付け片を取り付け、各取り付け片の先端部にフック状係止片を取り付けたスイムパッドにおいて、上記フック状係止片は、取り付け部と、この取り付け部の一端側から取り付け部の他端側近くまで取り付け部の間に対応する筒状係合部を通す程度の間隙を形成して延びる円弧状係合部と、この円弧状係合部の先端部から円弧状係合部の円弧部の中心方向に延びるフック部とを有するプラスチック成型品で形成されることを特徴とするスイムパッド。 【請求項2】円弧状係合部の内包角は、270度〜340度であることを特徴とする請求項1に記載のスイムパッド。 【請求項3】円弧状係合部の側面に円周方向に延びるリブを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のスイムパッド。 【請求項4】フック状係止片とこのフック状係合片が挿着される筒状係合部とを有する掛け止め装置において、フック状係止片を、取り付け部と、この取り付け部の一端側から取り付け部の他端側に取り付け部の間に対応する筒状係合部を通す程度の間隙を形成して延びる円弧状係合部と、この円弧状係合部の先端部から円弧状係合部の円弧部の中心方向に延びるフック部とを有することを特徴とする掛け止め装置。 【請求項5】円弧状係合部の内包角は、270度〜340度であることを特徴とする請求項4に記載の掛け止め装置。 【請求項6】円弧状係合部の側面に円周方向に延びるリブを設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の掛け止め装置。 【請求項7】フック状係止片のフック部の先端に球状部を設けたことを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の掛け止め装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水着の内面に取り付けられるスイムパッドおよび掛け止め装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に用いられているスイムパッドは、一対のパッド部材と、これらパッド部材の下端を互いに連結する伸縮自在の連結片と、各パッド部材の上端および下端外側に伸縮自在かつ長さ調節自在に取り付けられた取り付け片と、各取り付け片の先端部に取り付けられた金属製フック状係止片とから構成されている。 【0003】上記金属製フック状係止片1は、図5に示すように、取り付け片6(図6)が挿通する開口部2を設けた取り付け部3と、この取り付け部3の一端から取り付け部3に平行に延びる係合部4と、この係合部4の先端部に設けられたフック部5とから形成されている。 【0004】上記金属製フック状係止片1は、図6に示すように、パッド部材11(図1)に取り付けられた取り付け片6(図6ではそのうちの1つを示す)の先端部に取り付けられ、係合部4を水着7の内面にテープ片をループ状に縫着して形成した筒状係合部8に上端から挿通し、フック部5を筒状係合部8の下端部に係着することにより筒状係合部8に掛け止めされる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記金属製フック状係止片を筒状係合部に確実に係着するには、筒状係合部の内径を小さくすることが要求されるが、筒状係合部は、細幅の布片をループ状にして水着7の内面の所定位置に縫着することで形成されるため、内径を小さくした筒状係合部を作るのに熟練度を必要とし作業性が悪い。 【0006】一方、水着のような衣料品を含む繊維製品業界においては、衣料品に針のような金属片が混入することを防ぐために、衣料品を金属探知装置に通し、金属探知装置が検知した衣料を再検査するようにしている。 【0007】金属製フック状係止片を有するスイムパッドを取り付けた水着を金属探知装置に通した場合、金属製フック状係止片の存在を金属探知装置が検知し、水着に針のような金属片が混入していないのに、水着に針のような金属片が混入しているとの信号を発する。 【0008】作業者は、検査しようとする水着を金属探知装置を通し、金属探知装置が金属検出信号を発した場合、その水着について、水着に針のような金属片が混入しているかどうかを再検査しなければならず、針のような金属片が混入していない水着を再検査することで作業効率を低下させることになる。 【0009】このような再検査を防ぐために、金属製フック状係止片を合成樹脂材で成形した樹脂製フック状係止片を用いたスイムパッドが開発されたが、樹脂製フック状係止片を金属製フック状係止片と同一形状としたものでは、樹脂製フック状係止片は構造的に強度が弱く、使用中にフック状係止片に加えられる引っ張り応力により、フック状係止片が中間部分から折れたり、形状的に、フック状係止片の水着の筒状係合部への係着がめんどうで、スイムパッドの水着への取り付け作業性がよくないという問題がある。 【0010】本発明は、上記した点をに考慮してなされたもので、フック状係止片の筒状係合部への係着が簡単で、水着への取り付け作業性が容易となるスイムパッドおよび掛け止め装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のスイムパッドは、一対のパッド部材の下端を連結片で連結し、各パッド部材の上端および下端外側に伸縮自在の取り付け片を取り付け、各取り付け片の先端部にフック状係止片を取り付けたスイムパッドにおいて、上記フック状係止片は、取り付け部と、この取り付け部の一端側から取り付け部の他端側に取り付け部の間に対応する筒状係合部を通す程度の間隙を形成して延びる円弧状係合部と、この円弧状係合部の先端部から円弧状係合部の円弧部の中心方向に延びるフック部とを有するプラスチック成型品で形成され、フック状係止片の筒状係合部への係着が簡単で、水着への取り付け作業性が改善される。 【0012】本発明の掛け止め装置は、フック状係止片とこのフック状係止片が挿着される筒状係合部とを有する掛け止め装置において、フック状係止片を、取り付け部と、この取り付け部の一端側から取り付け部の他端側に取り付け部の間に対応する筒状係合部を通す程度の間隙を形成して延びる円弧状係合部と、この円弧状係合部の先端部から円弧状係合部の中心方向に延びるフック部とを有することを特徴とする。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、図1において、図6と同一部材については同一符号を付す。 【0014】図1は、本発明によるスイムパッド10の水着7の取り付ける前の状態を示す図であり、スイムパッド10は、一対のパッド部材11,11と、これらパッド部材11,11の下端にパッド部材11,11を橋絡するように縫着された伸縮自在の連結片12と、各パッド部材11の上端部に縫着された伸縮自在かつ長さ方向に調節自在の取り付け片13と、各パッド部材11の下端外側に縫着された伸縮自在かつ長さ方向に調節自在の取り付け片14と、各取り付け片13,14の先端部に取り付けられた樹脂製フック状係止片15とから構成されている。樹脂製フック状係止片15の樹脂材料は、ポリカーボネート樹脂やナイロン樹脂であることが好ましい。 【0015】図1で示す実施の態様では、パッド部材11,11の下端に縫着された連結片12と、各パッド部材11の下端外側に縫着された取り付け片14を一体構造としているが、連結片12と取り付け片14は別体構造であってもよい。 【0016】上記樹脂製フック状係止片15は、図2ないし図4に示すように、取り付け片13,14のいずれかが挿通する開口部16を設けた取り付け部17と、この取り付け部17の一端側から他端側に取り付け部の間に対応する筒状係合部8を通す程度の間隙hを形成するように内包角300度で延びる円弧状係合部19と、この円弧状係合部19の先端部から円弧状係合部19中心方向に延びるフック部20とを有する。ここで、内包角とは、円弧状係樹脂製合部19の取り付け部17の中点Pから先端部P’までの角度をいう。 【0017】上記樹脂製フック状係止片14は、図3に示すように、フック部20が円弧状係合部19の先端部から円弧状係合部19中心方向に延びているので、円弧状係合部19の円弧内面18の取り付け部17の中点PからQまでの内包角はほぼ270度になる。 【0018】上記樹脂製フック状係止片15は、図2および図3に示すように、円弧状係合部19の先端部分とフック部20とによりP’点を先端とした矢先形部分を形成するので、円弧状係合部19とフック部20との間に円弧内面18に連なる鋭角空間18aを形成される。 【0019】樹脂製フック状係止片15は、円弧状係合部19を設けたことで強度を強くすることができ、また、フック部20の先端に球状突部を設けることで、鋭角空間18aに収容された筒状係合部8が抜けにくくなる。 【0020】樹脂製フック状係止片15は、円弧状係合部19の側面に円周方向に延びるリブを形成することで、フック状係止片15の強度をより強くすることができる。リブは、円弧状係合部19の一部であつても、円弧状係合部19らフック部20まで連続して延びていてもよい。 【0021】上記水着7の筒状係合部8は、細幅の布片をループ状にして水着7の内面の所定位置に縫着することで形成されるが、樹脂製フック状係止片15の形状が、強い係着力を有しているので、筒状係合部8の内径を大きく(従来2mmであったが3.0〜4.0mm程度に)しても対応できるので、水着7への筒状係合部8の縫着にそれほど熟練度を必要としないので、作業性が向上する。 【0022】スイムパッド10を水着7へ取り付けるには、スイムパッド10を水着7の内面の所定位置の上に置き、スイムパッド10の各パッド部材11の下端に縫着された取り付け片14の長さをフック状係止片15が水着7の筒状係合部8に係合できる長さに調整し、フック状係止片15を筒状係合部8の上端側から筒状係合部8に挿通する。フック状係止片15のフック部20は、先細りした矢先形状をなし、筒状係合部8を従来のものより大径にできるので゛、筒状係合部8に簡単に挿入でき、フック状係止片15のフック部20が筒状係合部8の下端部に確実に係着される。 【0023】同様に、スイムパッド10の各パッド部材11の上端に縫着された取り付け片13の長さをフック状係止片15が水着7の筒状係合部8に係合できる長さに調整し、フック状係止片15を筒状係合部8の上端側から筒状係合部8に挿入する。フック状係止片15のフック部20は、先細りした矢先形状をなし、筒状係合部8を従来のものより大径にできるので゛、筒状係合部8に簡単に挿入され、フック状係止片15のフック部20が筒状係合部8の下端部に係着される。 【0024】また、フック状係止片15に円弧状係合部19を設けたことで、樹脂製品でありながら、構造的に強度が強くなり、使用中に大きい引っ張り応力が加えられても中間部から折れることがなく、円弧状の筒状係合部8への挿入を簡単に行うことができ、スイムパッド10の水着7への取り付けを容易に行うことができる。 【0025】なお、上記実施の形態では、フック状係止片15に設けた円弧状係合部19は、内包角300度として説明したが、この内包角は、270度から340度までのものであれば、同等の作用を奏することが実験により分かっている。 【0026】 【発明の効果】本発明による掛け止め装置は、フック状係止片とこのフック状係合片が挿着される筒状係合部とを有する掛け止め装置において、フック状係止片を、取り付け部と、この取り付け部の一端側から取り付け部の他端近くまで取り付け部の間に対応する筒状係合部を通す程度の間隙を形成して延びる円弧状係合部と、この係合部の先端部から円弧部の中心方向に延びるフック部とを有するので、フック状係止片のフック部の対応する筒状係合部への挿入を簡単に行うことができる。 【0027】また、本発明によるスイムパッドは、上記掛け止め装置のフック状係止片を取り付けたことで、スイムパッドの水着への取り付け作業が改善される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005935 【氏名又は名称】美津濃株式会社 【識別番号】593167056 【氏名又は名称】昭栄シャローム株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年12月25日(2000.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064285 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 一雄 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−194605(P2002−194605A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月10日(2002.7.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−393074(P2000−393074) |
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