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【発明の名称】 介護用オープンパジャマ
【発明者】 【氏名】久保 千枝

【要約】 【課題】身体を起こさずに身体を全開でき、身体ふき取り、治療行為が楽に行えるパジャマを提供をする。

【解決手段】パジャマ1の表側1aにおいて、胸・腹の部分はファスナー2にて構成され、脚の部分はファスナー3、4にて、両腕の部分はファスナー5、6にて構成され、必要時にファスナー全部を開放することにより、着ていた人の全前肌がはだけ、パジャマ1の裏側1bの上に乗せられた状態に保持されることを特徴とする介護用オープンパジャマ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】パジャマ(1)の表側(1a)において、胸・腹の部分にファスナー(2)を、脚の部分にファスナー(3)、(4)を、両腕の部分にファスナー(5)、(6)が設けられ、中心部(A)から放射状にファスナー全部を開放することにより、着ていた人の全前肌がはだけ、パジャマ(1)の裏側(1b)の上に乗せられた状態に保持されることを特徴とする介護用オープンパジャマ。
【請求項2】パジャマ(1)をX−X、又は、Y−Y位置にて分離し、上部分と下部分に分割したことを特徴とする請求項1記載の介護用オープンパジャマ。
【請求項3】脚の部分を一体のファスナー(25)の構造に、また、腕の部分を上方部分ファスナー(19)、(20)に、胸の部分にファスナー(21)、(22)を、脚の部分の両サイドにファスナー(23)、(24)をそれぞれ選択して設けることを特徴とする請求項1、請求項2記載の介護用オープンパジャマ。
【請求項4】ファスナー、マジックテープ(登録商標)、ボタン、フック、スナップ等を種々選択して構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4記載の介護用オープンパジャマ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきりの人とか、病気、けが等にて入院し、体の動かせない人に着用したまま、点滴治療とか、身体のふき取りが簡単にできる半身全面オープン可能なパジャマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入院時には、一般に市販のパジャマとか寝間着を着用するのが普通で、若者では、時にはトレーナーを着用するのが常識となっていた。従って、点滴治療時には、脱いだり、腕まくりしたりして点滴を行うことが病院では行われていた。
【0003】また、特別な例として、パジャマの腕、足の部分を切り開いておき、その合わせ目をマジックテープ等にて閉じてある入院用パジャマを着用し、治療時にそこを開き治療する方法が一般に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法では、体の全身を清潔にふき取る場合には、一々披介護者の身体を抱き上げるか、身体からパジャマを脱ぎ取らなければならなかった。このため、介護者の費やす労力が大きいとともに、披介護者の負担も大きかった。
【0005】本発明は、そのため、入院治療時にパジャマを着用していても、披介護者が点滴管を簡単に挿入可能な隙間を確保することができ、身体全体の診察も簡単に行うこともでき、披介護者が簡単に介護者の全身を清潔にすることも可能な、寝たきりの人とか、入院治療者にも着脱が簡単で喜んで着せることができるパジャマの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのため、パジャマ、寝間着、トレーナー等の衣類に、着用した時に普段のパジャマ、寝間着と同様に非解放的であり、解放が必要な時には身体の表半面を簡単に、寝たままの披介護者を動かすこともなく、誰にも簡単に開けることが可能な手段を講じたものである。
【0007】また、身体を返して背中部分を起こす場合も、上面が開かれ身体の下に敷かれたパジャマ、寝間着の上を転がすことにより介護、診察、治療が可能な状態を保持し、着物は着るものでなく、纏うものであるとの今までにない手段を講じたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
【作用】本発明の作用を図面によって説明する。図1において、パジャマ1の表側1aには胸・腹の部分にはファスナー2が、脚の部分にはファスナー3、4が、両腕の部分にはファスナー5、6が設けられ、全部を開放すると図2に示すように、パジャマの上面1aは身体のサイドに押しやられ、着ていた人の前肌がはだけ、身体が丁度パジャマ1の裏側1bの上に乗せられた状態に保持される。
【0009】着用者が意識がまだボケていない場合には、ファスナー2、3、4、5、6にかわりマジックテープにて構成されていてもパジャマ1の表側1aを正確に左右食い違わずに閉じることが可能である。しかし、入院患者とか、高齢者等にここまで要求するのは酷である。そこで本発明は、ファスナーを使用することで、誰でも食い違わずに閉じることができ、また、着用者が気ままにファスナーを開かない構造に簡単に構成することもできる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例についてさらに詳細に説明する。
【0011】図1及び図2に示すものは本発明の代表的な実施例であって、パジャマ1の表側1a部分の胸・腹にはファスナー2が、脚の部分にはファスナー3、4がA地点においてファスナー2、3、4が閉じ結合点スタイルにて構成されている。
【0012】結合点Aの詳細を図3に示す。ファスナー2、3、4は市販されている構造のものを使用し、互いにファスナー先端挿入部2−1、3−1、4−1を近接して構成する構造となっている。
【0013】図3の接合点Aには各ファスナーの金属部分が皮膚に直接接触しないように、下面部分を布7にて覆われるように構成されている。勿論、布7はファスナーを開いた場合、各ファスナーの裏片面部分に固着され着用者の皮膚部分をファスナーの金属部分から常時保護する構成となっている。
【0014】上記の基本構造に、更に、ファスナー先端挿入部2−1、3−1、4−1の上面を覆うため、覆う布8を1aの片面に設け、マジックテープ9、10にて覆い隠す構成となっている。
【0015】従って、ファスナー2、3、4は結合時、誰でも簡単に手が届き操作を行え、Aを中心に広がり、各々の先端部分に移動する形態を保持する。これらの代表的な形態をB及びCに示す。
【0016】図4は本発明の首筋部分の詳細拡大図Bを示し、図5は足首部分の詳細拡大図Cを示す。基本的な構造はほぼ図3のAの構造と変わりないが、B図は首の部分、C図は脚の先端部分に当たるため、それぞれ補強布14、18が設けられている。
【0017】また、図4、図5の詳細拡大図においてファスナーを閉じるための挟着スライド部2−2、3−2のつまみ部2−3、3−3をボタン(図示なし)等に挟着して、容易に動かせないように構成させることにより、着用者が簡単に脱ぐことができない構造に形成することができる。
【0018】図1の上下一体構成はまたX−X部分にて、または、Y−Y部分にて、上部分と下部分に分割することも可能で、全部ファスナーを開放すれば、図1の一体構成と何ら変わらず、また、下部分は閉じて身体につけたまま、上部のみ全開させることもでき、反対に下部のみ全開させることもできる。
【0019】図6は上下分割にて構成させる場合を示し、本発明の主旨である下部分が図1の1a全開構造にはできないが、図1に示すファスナー3、4の別々の構成でなく、一体のファスナー25の構造に、また腕の部分を上方部分ファスナー19、20に、胸の部分にファスナー21、22を全開可能に、ズボン部分の両サイドにファスナー23、24片開き可能に設けている。
【0020】図1において、勿論、胸の部分にファスナー21、22を設けてもよく、またまた腕の部分を上方部分ファスナー19、20に構成してもよい。ただし、一体のファスナー25の構造を採用した場合には、全開可能な構造が得られないことは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、使用に際し、看護婦、医師等の医療行為の際には大変便利で仕事がしやすい。また、寝たきりの人には、家族の人々に負担をかけず、簡単に、楽に身体を拭いたり、特に病院内において便利さを認められたことである。
【出願人】 【識別番号】599114438
【氏名又は名称】久保 千枝
【出願日】 平成12年10月23日(2000.10.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−129409(P2002−129409A)
【公開日】 平成14年5月9日(2002.5.9)
【出願番号】 特願2000−363866(P2000−363866)