| 【発明の名称】 |
袖・裾の調節容易な衣服 |
| 【発明者】 |
【氏名】河原 正彦
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 袖・裾に複数のファスナ(4,6)を有するテープ(2)を取り付けて、任意のファスナ同士を係合させることにより、袖・裾の調節を行うことを特徴とする袖・裾の調節容易な衣服。 【請求項2】 ファスナが模様の一部を構成している請求項1ないし3のいずれかに記載の衣服。 【請求項3】 ファスナが、合成樹脂製の雄部材(6)の複数個を所定間隔で生地テープ(18)に成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌部材(4)の複数個を前記雄部材と同一間隔で生地テープ(30)に成形固定した雌側テープとからなり、前記生地テープに取付孔を穿設することなく雄部材(6)、雌部材(4)とを成形固定したものにおいて、前記雄部材(6)の係合突起(20)を、ベースを介することなく、生地テープ(30)から直接起立させたものであるスナップファスナである、請求項1または2記載の衣服。 【請求項4】 ファスナが、雄側係合部材(A12)を有する雄スナップ部材(A10)と、雌側係合部材(A32)を有する雌スナップ部材(A30)とからなり、前記雄側係合部材(A12)は途切れた箇所(A21)を有する環状リング(A20)を係合面側に有し、この環状リング(A20)の先端は偏心していて膨出縁部(A22)を形成しており、前記雌側係合部材(A32)は前記雄側係合部材(A12)と係合する環状リング(A33)を係合面側に有し、この環状リング(A33)の先端は少なくとも一部で内部に突出して膨出縁部(A39)を形成しているスナップファスナである、請求項1または2記載の衣服。 【請求項5】 ファスナが、合成樹脂製の雄スナップ部材(B1)と合成樹脂製の雌スナップ部材(B4)とからなるスナップファスナにおいて、前記雄スナップ部材(B1)は、雄基体(B11)の中心から突設された係着用突起(B12)を有し、該係着用突起(B12)部分を構成する頸部(B13)と係着用頭(B14)の内、頸部(B13)は雄基体(B11)に対して同一中心とするが、係着用頭(B14)は頸部(B13)の軸中心から偏心させて係合用縁(B16)を形成し、前記雌スナップ部材(B4)は、前記係着用突起(B12)を挿入する頭挿入用ガイド穴(B42)と係着用頭(B14)が弾性変形して通過する係着用穴(B43)及び通過した係着用頭(B14)が納まる頭室穴(B44)を形成した雌基体(B41)を有し、頭挿入ガイド穴(B42)については、頭挿入用ガイド穴(B42)と係着用穴(B43)とを同一中心で形成し、頭室穴(B44)については、前記雄スナップ部材(B1)の係着用頭(B14)の偏心に対応して挿入側中心から偏心した位置に形成し、その底部周囲の少なくとも偏心側に係止段(B45)を形成した構成としたスナップファスナにおいて、雌雄スナップ部材嵌合時の隙間を少なくするための手段を設けたスナップファスナである、請求項1または2記載の衣服。 【請求項6】 ファスナが、それぞれ射出成形によりテープ(C3,C4)に取り付けられた雄部材(C1)と雌部材(C2)からなり、前記雄部材(C1)は本体部(C5)とこの本体部の一部周辺に連結された付属部(C6)からなり、前記雄部材側テープ(C3)は前記付属部(C6)に埋設された状態で設定されているスナップファスナである、請求項1または2記載の衣服。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は上半身の袖・下半身の裾の調節が容易な衣服に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、上半身の袖・下半身の裾の長さを調節するには、端部を折り返して適当な位置で縫い止めしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、縫い止めのような方法では、長さの変更に時間と手間がかかり、要望に即応することができない。そのようなとき、仕方なく袖や裾をまくり上げているが、不体裁である。 【0004】本発明は、そのようなときに簡単に袖・裾の調節が可能な衣服を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、袖・裾に複数のファスナを有するテープを取り付けて、任意のファスナ同士を係合させることにより、袖・裾の調節を行うことを特徴とする袖・裾の調節容易な衣服である。 【0006】 【発明の実施の態様】本発明では、スナップファスナが模様の一部を構成していることが好ましい。 【0007】ファスナとしては、例えば、次の各出願において開示されているものを使用することができる。 (1)本出願人の先願に係る特開平10−33210号 (2)本出願人の先願に係る特開平10−33211号 (3)本出願人の先願に係る特願平11−368614号 (4)本出願人の先願に係る特願平11−81931号 (5)本出願人の先願に係る特願平11−170619号 (6)本出願人の先願に係る特願平11−236499号 【0008】 【実施例】以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明する。 【0009】図1は、裾調節後の本発明の一実施例であるズボン1の正面図である。図2は、裾調節前のズボンの正面図である。 【0010】これらの図から明らかなように、ズボン背面側表面の裾に縦方向にスナップファスナ2,4を取り付けたテープ2が縫製されている。裾の最下端部には、例えば雄部材6が設けられ、それ以外には雌部材4が設けられている。もちろんその逆でもよい。 【0011】各ファスナの周囲には模様5が付けられており、ファスナ自体と合わせて統一的な模様を形成している。 【0012】裾の長さを調節するには、裾を折り返して、最下端部の雄部材6と、適当な位置の雌部材4を係合させるだけでよい。裾を折り返したとき、このファスナの模様と調和するような模様3を裾部の裏側に設けるのが好ましい。 【0013】ファスナ2,4を設定する位置はさまざまに変更できる。例えば、左右各足部分に1列ずつでなく、2列以上としてもよいし、表面側でなく、裏面側に設けてもよい。 【0014】本発明で使用するテープ付きスナップファスナとしては、例えば現在未公開の特願平11−368614号の発明を使用することができる。 【0015】図3はこのテープ付きファスナ2を接合面側から見た平面図であり、(a)は雌部材4側、(b)は雄部材6側である。それぞれほぼリング状の外観を有する。各部材の反対側は図示していないが、やはりそれぞれリング状の外観を有する。ただし、反対側のリングの幅は、後記する成形上の理由により、やや太くなる。 【0016】図4は雄部材6の平面図、図5は断面図である。このファスナ部材は、図5に示すように、ベースは実質的に存在しない。図面では、生地テープ18との接合面がやや膨らんでいるが、この程度の膨らみはベースと見なさないし、設計次第でほぼ完全にこれをなくすこともできる。 【0017】雄部材の係合用突起20は従来技術同様、先端部周囲に係合用膨出縁22と樹脂弾性による拡縮変形のための凹部24を有する。 【0018】この雄部材6を成形するには、ファスナ成形用空間を形成した上下金型(図示せず)間に、溶融樹脂が成形圧力によって通過浸透する粗さの無孔の生地テープ18を配設し、係合突起20内側に位置するくぼみ部分28の生地テープを前記上下金型で挟み込み固定し、その後、合成樹脂を前記成形空間内に射出する。図3の符号26の小さなくぼみが金型の射出口に相当する。この射出口設定のために裏面側から見たリング幅が係合突起20の幅(即ち、表側から見たリング幅)よりもやや幅広となる。 【0019】このようにして、生地テープ18両面に形成される雄部材の表面側と裏面側とが生地テープ18を透過する合成樹脂によって一体化される。このファスナ部材は、上記したように係合突起20内側に位置するくぼみ部分28に位置する生地テープが上下金型で挟まれて固定されているので、高い射出圧にむき出しでさらされる生地テープの面積が従来技術に比べて小さくなった。そのため、テープが成形時に射出圧により歪んだり、波打つようなことがないほとんどなくなる。その結果、テープが合成樹脂表面から露出して、ファスナの強度を落とし、美観を損なうような事態を避けることができる。 【0020】テープ生地18としては、溶融されることなく溶融樹脂が透過する生地であることが必要で、織物でも編物でもよく、例えば木綿生地、混紡生地等を採用することができる。合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、例えばポリアセタール溶融樹脂を使用することができる。 【0021】図6は雌部材4の平面図であり,図7は断面図である。生地テープ30を鋏んで合成樹脂により係合用くぼみ32を形成している。雌部材の係合用くぼみ32は、その開口部内側に型抜きを許容する範囲の係合用縁34を形成している。 【0022】この雌部材の成型方法は雄部材6のそれとほぼ同様であるので、詳細な説明を省略する。図7の符号36の小さなくぼみが樹脂注入口である。 【0023】雄部材6と雌部材4を係合させた状態の断面を図8に示す。このファスナの使用方法は従来通りである。 【0024】図9は、雄部材6Aの、接合面側から見た平面図である。雄部材の内側40は係合とは関係ないので、どのような形状としてもよく、例えば図9に示すような星形とすることができる。これは美的観点から自由に選択することができる。符号20aは係合突起である。 【0025】図10は雌部材4Aの変形例である。雌部材4Aの外側輪郭42は係合と関係ないので、どのような形状としてもよく、例えば図10に示すような花びら形とすることができる。これは美的観点から自由に選択することができる。 【0026】図10では、さらに係合縁34aを多角形(図面では8角形)としている。この雌部材と円状の係合縁を有する雄部材とを係合させることにより、円状の雌雄係合縁同士の時よりも係合力が強固となる。なお、図示しないが、雄部材の係合縁を多角形とし、雌部材の係合縁を円状とすることもできる。 【0027】上記スナップファスナ以外にも、さまざまなスナップファスナを使用することができる。例えば、公知のものとして、本出願人の先願に係る特開平10−33210号、特開平10−33211号を使用することができる。また、現在未公開であるが、本出願人の先願に係る次のようスナップファスナを使用することもできる。符号はそれぞれの出願で使用されている符号の頭にアルファベットA、B、Cを付けたものを使用した。 【0028】(1)特願平11−81931号 図11に嵌合状態を示すように、このスナップファスナは、雄側係合部材A12を有する雄スナップ部材A10と、雌側係合部材A32を有する雌スナップ部材A30とからなる。前記雄側係合部材A12は途切れた箇所A21を有する環状リングA20を係合面側に有し、この環状リングA20の先端は偏心していて膨出縁部A22を形成している。前記雌側係合部材A32は前記雄側係合部材A12と係合する環状リングA33を係合面側に有し、この環状リングA33の先端は少なくとも一部で内部に突出して膨出縁部A39を形成している。 【0029】(2) 特願平11−170619号 図12に嵌合状態を示すように、このスナップファスナは、合成樹脂製の雄スナップ部材B1と合成樹脂製の雌スナップ部材B4とからなるスナップファスナである。前記雄スナップ部材B1は、雄基体B11の中心から突設された係着用突起B12を有する。該係着用突起B12部分を構成する頸部B13と係着用頭B14の内、頸部B13は雄基体B11に対して同一中心とするが、係着用頭B14は頸部B13の軸中心から偏心させて係合用縁B16を形成している。前記雌スナップ部材B4は、前記係着用突起B12を挿入する頭挿入用ガイド穴B42と係着用頭B14が弾性変形して通過する係着用穴B43及び通過した係着用頭B14が納まる頭室穴B44を形成した雌基体B41を有する。頭挿入ガイド穴B42については、頭挿入用ガイド穴B42と係着用穴B43とを同一中心で形成し、頭室穴B44については、前記雄スナップ部材B1の係着用頭B14の偏心に対応して挿入側中心から偏心した位置に形成し、その底部周囲の少なくとも偏心側に係止段B45を形成している。さらに、雌雄スナップ部材嵌合時の隙間を少なくするための手段を設けている。 【0030】(3)特願平11−236499号 このスナップファスナの雌雄部材C1、C2の嵌合状態を図13に示す。雄部材C1及び雌部材C2は共に合成樹脂からなり、それぞれ射出成形により雄側テープC3と雌側テープC3に一体的に取り付けられている。 【0031】雄部材C1は、雄部材本体部C5と付属部C6からなる。本体部C5は係合用のリング状突起C7を有する。付属部C6は本体部C5の一部周辺と連結されている。雄側テープC3はこの付属部C6に埋設された状態で設定されている。 【0032】雌部材C2は、雌部材本体部C9からなる。本体部C9は係合用のくぼみC8を有する。雌側テープC4はこの本体部C9に埋設された状態で設定されている。本体部の外側中央部の小さなくぼみC10は射出成形時の樹脂注入口である。 【0033】 【発明の効果】本発明によれば、袖・裾に複数のファスナを有するテープを取り付けて、任意のファスナ同士を係合させるだけであるから、袖・裾の調節が簡単である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000114606 【氏名又は名称】モリト株式会社 【識別番号】592011398 【氏名又は名称】エ・アール・ミキ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月5日(2000.10.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062498 【弁理士】 【氏名又は名称】竹内 卓 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−115112(P2002−115112A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−306058(P2000−306058) |
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