トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 バッグ兼用エプロン
【発明者】 【氏名】白石 和男

【要約】 【課題】

【解決手段】エプロンP腰部に左右一対のポケット1を形成する。スライドファスナーSにおける一方のテープS1を各ポケット1の周囲に沿って略U字形状に設ける。残る他方のテープSを、両ポケット1の対向する側縁2に沿った前身頃に直線状に設ける。これら一対のスライドファスナーSを閉じたときに、両ポケット1が対向する略筒状のバッグQになるように設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 首掛け用又は腰巻き用のエプロンにおいて、腰部に左右一対のポケットを形成し、スライドファスナーにおける一方のテープを各ポケットの周囲に沿って略U字形状に設けると共に、スライドファスナーの残る他方のテープを両ポケットの対向する側縁に沿った前身頃に直線状に設け、これら一対のスライドファスナーを閉じたときに、両ポケットが対向する略筒状のバッグになるように設けたことを特徴とするバッグ兼用エプロン。
【請求項2】 前記バッグに、首掛け用の紐体又は腰巻き用の紐体を手提げ用紐体として装着して手提げ用のバッグを形成する請求項1記載のバッグ兼用エプロン。
【請求項3】 前記バッグに、首掛け用の一対の紐体を肩掛け用紐体として装着してリュックを形成する請求項1記載のバッグ兼用エプロン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常はエプロンとして使用し、必要に応じてバッグに変身させることができるバッグ兼用エプロンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の特殊なエプロンとして、乳幼児用入浴補助具として使用可能なエプロン(特表平10-512628 号)や、介護用エプロン(特開2000-136408 号)などが提案されている。
【0003】前者のエプロンは、タオルを着脱自在に設けたエプロンで、乳幼児を入浴させた後に、エプロンからタオルを引き離して乳幼児を拭くように構成されている。
【0004】また、後者のエプロンは、エプロンの裾部分に設けた樹脂製芯材と折り返しによって、食べこぼしなどを受けるポケット部を形成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の特殊なエプロンは、いずれもエプロンの用途に沿った改良がされたものである。このような従来のエプロンに対して本発明エプロンは、不使用時のエプロンが一枚のシート形状になることに着目したものである。そこで、本発明は、このシート形状のエプロンを利用して、不使用時のエプロンを他の用途にできるように鋭利研究を重ねたもので、エプロン本来の用途とは全く異なったバッグに変身させることができる新規なエプロンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解消すべく本発明の第1の手段は、首掛け用又は腰巻き用のエプロンPにおいて、腰部に左右一対のポケット1を形成し、スライドファスナーSにおける一方のテープS1を各ポケット1の周囲に沿って略U字形状に設けると共に、スライドファスナーSの残る他方のテープSを、両ポケット1の対向する側縁2に沿った前身頃に直線状に設け、これら一対のスライドファスナーSを閉じたときに、両ポケット1が対向する略筒状のバッグQになるように設けたことにある。
【0007】また、第2の手段は、バッグQに、首掛け用の紐体3又は腰巻き用の紐を手提げ用の紐体3として装着して手提用バッグQ1を形成する。
【0008】更に、第3の手段は、バッグQに、首掛け用の一対の紐体3を肩掛け用の紐体3として装着してリュックQ2を形成することを課題解消のための手段とする。
【0009】本発明エプロンPによると、左右一対のポケット1に夫々スライドファスナーSが設けられており、各スライドファスナーSを閉じるとエプロンPからバッグQに変身するものである。そして、首掛け用の紐体3又は腰巻き用の紐体3を外して変身したバッグQに装着し直すことで、手提げ用バッグQ1や、リュックQ2として使用できるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0011】本発明エプロンは、1枚のシート状の生地で作られており、首掛け用又は腰巻き用のエプロンPとして形成されている。図示例は、首掛け用のエプロンPを示し、符号6はエプロンPの紐3を連結する連結リングである(図1、図2、図5参照)。
【0012】このエプロンPの腰部に、左右一対のポケット1を形成し、これらのポケット1の周囲に沿って、スライドファスナーSにおける一方のテープS1を略U字形状に設けている(図2参照)。スライドファスナーSのテープS1には、互いに噛み合う務歯S2が設けられている。そして、残る他方のテープSを両ポケット1の対向する側縁2に沿って直線状に設けている(図1参照)。この直線状のテープS1は、夫々前身頃に沿って配設しており、各スライドファスナーSを閉じたときに、各ポケット1の側縁2に沿って前見頃部分が略U字形状に連結され、各ポケット1が対向した略筒状のバッグQに変身するものである(図3、図4、図6参照)。
【0013】変身したバッグQに、エプロンPの紐体3を連結する。この紐体3は、首掛け用の紐体3又は腰巻き用の紐として使用されているもので、図3では、バッグQ状を成したときに、各ポケット1の内部に設けたリング5に連結して手提用バッグQ1を形成している。この紐体3は、帯状の紐体3や丸紐状の紐体3、あるいはチェーン形状の紐体3など任意に選択できるものである。図示の紐体3両端部には、連結用のフック7を設けている。
【0014】また、首掛け用の一対の紐体3を使用し、変身したバッグQをリュックQ2として使用することもできる(図5、図6参照)。図示では、一対の紐体3を連結するには、予めエプロンPの上部中央に設けた連結環9と、エプロンPの下部左右に設けた一対の連結環8とを使用している(図6参照)。
【0015】バッグQの開口部を、エプロンPの上端部又は下端部が蓋部4となって施蓋する(図3、図4参照)。図示の蓋部4は、エプロンPの上端部を利用したもので、エプロンPの紐3を連結する上部の連結リング6に、予めエプロンPの下部位置に連結した連結紐10を連結して蓋部4を固定している。このとき、バッグQの開口部を簡単に施蓋できるようにするため、バッグQの蓋部4になる部分に、予め面ファスナー(図示せず)等を装着し、開口部分に接合してもよい。また、エプロンPや紐3の素材、デザイン等は任意に変更できるものであり、紐体3の着脱手段も図示に限定されるものではなく、現在知られている種々の連結手段から適宜、選択実施することができる。
【0016】本発明エプロンPの使用例は次の通りである。例えば、キャンプ等のアウトドアーに使用する場合、ナイフや箸、センヌキ、調味料等をポケット1に収納しておき、この状態でバッグQに変身させて荷物を運ぶ。そして、キャンプ地でバッグQを再びエプロンPにすると、既にキャンプに使用する小道具等がポケット1に収納されているので、エプロンPを装着するだけで、アウトドアー用の料理や作業等に好適なエプロンPになる。このとき、ポケット1に収納する小道具等をタオル地等の袋に収納しておくと、運搬時のガタ付きを防止し、エプロンP使用時にはこの袋をタオルとして使用することができる。
【0017】また、夜間時において、ライトに反射する反射テープや塗料等を、このエプロンPやバッグQに装着することにより、夜間の使用を安全にすることができる。
【0018】更に、丈夫な材質でエプロンPを形成し、バッグQに変身させたときに紐3を連結するリング5に、犬の首紐を連結することも可能である。
【0019】そして、エプロンPを掛けた状態で買い物に行き、帰りは変身させたバッグQに買い物を収納して買い物籠の代わりに使用すると、使い捨てのビニール袋等が要らなくなり、環境に優しい使用ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したことにより当初の目的を達成する。すなわち、エプロンPにおいて、腰部に左右一対のポケット1を形成し、スライドファスナーSにおける一方のテープS1を各ポケット1の周囲に沿って略U字形状に設けると共に、スライドファスナーSの残る他方のテープSを、両ポケット1の対向する側縁2に沿った前身頃に直線状に設け、これら一対のスライドファスナーSを閉じたときに、両ポケット1が対向する略筒状のバッグQになるように設けたことで、エプロンPをエプロン本来の用途とは全く異なったバッグQに変身させことに成功した。
【0021】また、変身したバッグQに、首掛け用の紐体3又は腰巻き用の紐を手提げ用の紐体3として装着し、手提用バッグQ1として使用することができる。
【0022】更に、変身したバッグQに、首掛け用の一対の紐体3を肩掛け用の紐体3として装着することで、リュックQ2としての使用も可能である。
【0023】このように、本発明エプロンによると、エプロン本来の用途とは全く異なったバッグに変身させることができる新規なエプロンを提供することができるといった全く新しいエプロンを提供することができる。
【出願人】 【識別番号】500374526
【氏名又は名称】白石布帛製品株式会社
【出願日】 平成12年8月10日(2000.8.10)
【代理人】 【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
【公開番号】 特開2002−61011(P2002−61011A)
【公開日】 平成14年2月28日(2002.2.28)
【出願番号】 特願2000−242387(P2000−242387)