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【発明の名称】 手 袋
【発明者】 【氏名】石崎 昭

【要約】 【課題】手にはめたときのフィット感が良好で、かつ、右左を取り違えることを未然に防止できる樹脂又はゴム製の手袋を得る。

【解決手段】樹脂、ゴム等の素材からなり、手袋10Aは右手専用、手袋10Bは左手専用にそれぞれ作製されている。そして、手袋10A,10Bごとに着色が異なっており、右左を取り違えるおそれはない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 樹脂又はゴムを素材として右手用及び左手用の形状をなし、かつ、右手用及び左手用ごとに着色が異なっていることを特徴とする手袋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手袋、特に、樹脂やゴムを素材とする手袋に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来から、塩化ビニールや天然ゴムあるいはシリコンゴム等を素材とする成形手袋が種々提供されている。また、近年では、ポリエチレン等を素材とする樹脂フィルム製の手袋が、衛生等の観点から、医療分野(手術、看護、介護等)、電子部品等の製造分野、食品の製造分野等で幅広く使用されている。
【0003】しかし、従来の樹脂やゴムを素材とする手袋は、右左同形であるため、手にはめた状態でのフィット感がよくないという問題点を有していた。右手用、左手用それぞれ専用の形状に作製すれば、フィット感は向上するが、右左を取り違えてしまうおそれがあり、注意深く確認する必要があったり、間違ってはめてしまったりして、面倒になることが予想される。
【0004】そこで、本発明の目的は、フィット感が良好で、かつ、右左を取り違えることを未然に防止できる樹脂やゴムを素材とする手袋を提供することにある。
【0005】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するため、本発明に係る手袋は、樹脂又はゴムを素材として右手用及び左手用の形状をなし、かつ、右手用及び左手用ごとに着色が異なっていることを特徴とする。
【0006】以上の構成からなる本発明に係る手袋おいては、右手用及び左手用の形状をなしているため、手にはめたときのフィット感が良好である。しかも、右手用及び左手用ごとに着色を異ならせているため、一目で右手用及び左手用を識別でき、右左を取り違えるおそれがなくなる。特に、多数の手袋が収納箱に混然と詰め込まれている状態でも、右左一対の手袋を誤りなく取り出すことができる。
【0007】なお、本発明において、着色とは白色ないし透明、半透明も含み、さらに色違いの模様を付すことをも含む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る手袋の実施形態につき、添付図面を参照して説明する。
【0009】(第1の実施形態、図1参照)図1は第1の実施形態である、右左それぞれ専用の形状とした一対の手袋10A,10Bを示し、10Aは右手用、10Bは左手用を示す。右左の手袋10A,10Bの形状の違いは、例えば、親指の付け根の部分にある。
【0010】これらの手袋10A,10Bは、塩化ビニール、天然ゴムあるいはシリコンゴム等を素材として成形したものである。また、2枚の樹脂フィルム(例えば、ポリエチレンフィルム)を重ねて手の形状に沿って溶着、カットしたものであってもよい。
【0011】このような手袋10A,10Bにおいては、右手用手袋10Aと左手用手袋10Bとで着色を異ならせている。例えば、手袋10Aは黄色、手袋10Bは青色とする。原料に色素を混入するだけで容易に着色することができる。なお、一方の手袋は白色、透明、半透明であってもよい。あるいは、色の異なる縞模様等を付けてもよい。
【0012】また、2枚の樹脂フィルムから製作した手袋にあっては、手の甲側又は手の平側のいずれかのフィルムの着色を異ならせてもよい。
【0013】このような手袋10A,10Bにあっては、右手用及び左手用の専用形状をなしているため、手にはめたときのフィット感が良好である。しかも、右手用及び左手用ごとに着色を異ならせているため、一目で右左を識別でき、取り違えるおそれがない。特に、多数の手袋が収納箱に混然と詰め込まれている状態でも、右左一対の手袋を誤りなく取り出すことができ、極めて便利である。
【0014】(第2の実施形態、図2〜5参照)次に、右用左用を最も好ましい形状とした樹脂フィルム製手袋を第2の実施形態として説明する。
【0015】図2において、樹脂フィルム製手袋1は、2枚の樹脂フィルム2,3を重ねて手の形状に沿って溶着、カットした後(カット時の状態を図2(A)に示す)、ヒートトンネルを通過させる等の方法で加熱処理したものである(加熱処理後の状態を図2(B)に示す)。
【0016】手の甲側の樹脂フィルム2として熱収縮性が比較的大きい素材、例えば、5、30ポリエチレンフィルム(縦方向の熱収縮率5%、横方向の熱収縮率30%)を使用し、手の平側の樹脂フィルム3として比較的柔らかいポリエチレンフィルムを使用している。
【0017】この手袋1においては、手の甲側のフィルム2として熱収縮性の大きい素材を使用しているため、加熱処理を施すことによって、フィルム2が収縮する。これにて、図3及び図4(A)に示すように、溶着、カットしたエッジ部4が手の甲側につまみ上げられた状態となり、立体的に仕上がる。図4(B)は参考のために、従来の樹脂フィルム製手袋の断面を示し、エッジ部4は真横に突出している。
【0018】この手袋1にあっては、立体的に仕上がっているため、開口部5が密着しにくく、口開きが良好である。また、図5に示すように、手にはめた状態での馴染みがよく、好ましいフィット感を得ることができる。なお、図2は右手用を示し、図5は左手用を示す。
【0019】また、この手袋1を使用すれば、エッジ部4が手の甲側に位置しているため、エッジ部4が介護される老人の皮膚に当たるといった不具合が解消される。しかも、手の平側の樹脂フィルム3として比較的柔らかい素材を使用しているため、触られる皮膚感触も良好になる。
【0020】なお、従来では、口開きをよくするため、樹脂フィルムにシボ加工を施すことが行われていたが、この手袋1では必ずしもその必要はなくなる。但し、保管時に他の手袋と密着することを防止するために樹脂フィルム2,3に予めシボ加工を施してもよい。
【0021】この手袋1においても、右手用及び左手用ごとに着色を異ならせており、これにて右左を取り違えることはない。さらに、手の甲側の樹脂フィルム2と手の平側の樹脂フィルム3とで着色を異ならせてもよい。
【0022】(他の実施形態)なお、本発明に係る手袋は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0023】例えば、素材は種々のものを使用することができる。特に、第2の実施形態において、樹脂フィルムの素材は柔らかく、熱溶着が可能であり、かつ、少なくとも一方が熱収縮性を有するものであればよい。
【出願人】 【識別番号】391022234
【氏名又は名称】石崎資材株式会社
【出願日】 平成12年7月13日(2000.7.13)
【代理人】 【識別番号】100091432
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 武一
【公開番号】 特開2002−30506(P2002−30506A)
【公開日】 平成14年1月31日(2002.1.31)
【出願番号】 特願2000−213013(P2000−213013)