| 【発明の名称】 |
ブラジャーのフロント連結具 |
| 【発明者】 |
【氏名】豊崎 純一
【氏名】山内 廣美
【氏名】坂木 修二
【氏名】直江 千代
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| 【要約】 |
【課題】ブラジャーのカップ部の挙動追従性を高める。また、連結具の連結、分離をワンタッチ操作で行えるようにする。
【解決手段】左右カップ部が前中心で分離され、左右カップ部にそれぞれ取り付けた雌部品と雄部品とを、上下に50度〜80度の範囲で回転自在に連結している。また、上記雌部品と雄部品とは連結・分離自在はオープン型ホックからなり、上記雌部品には50度〜80度の角度範囲の開口と、該開口に連通する空間を設け、該空間に係止板をスライド自在に収容すると共に、該係止板に上記雄部品の係止部を設け、上記雌部品の上記開口を通して上記空間に雄部品を押し込むと上記係止板で係止される一方、係止板をスライドさせると係止を解く構成としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右カップ部が前中心で分離され、左右カップ部にそれぞれ取り付けた雌部品と雄部品とを、上下に50度〜80度の範囲で回転自在に連結していることを特徴とするブラジャーのフロント連結具。 【請求項2】 上記雌部品と雄部品とは連結・分離自在なオープン型ホックからなり、上記雌部品には50度〜80度の角度範囲の開口と、該開口に連通する空間を設け、該空間に係止板をスライド自在に収容すると共に、該係止板に上記雄部品の係止部を設け、上記雌部品の上記開口を通して上記空間に雄部品を押し込むと上記係止板で係止される一方、係止板をスライドさせると係止を解く構成としている請求項1に記載のブラジャーのフロント連結具。 【請求項3】 上記雌部品の空間に収容する係止板は、略円環形状で、50〜80度の角度範囲の開口を備えると共に、該開口の両側に一対の突起部を有する一方、上記雄部品に頭部を設け、該頭部を上記開口を通して押し込むと、係止板がスライドしながら上記突起部が開いて頭部を通過させ、一対の突起部で頭部を係止することにより雌雄部品を連結する一方、上記係止板をスライドさせると頭部の係止を解かれる構成としている請求項2に記載のブラジャーのフロント連結具。 【請求項4】 上記雌部品は、ベース部材と、上記係止板と、蓋板を備え、上記ベース部材に上記開口および空間を設け、該空間に係止板をスライド自在に収容し、該ベース部材の表面に蓋板をスライド自在に配置し、該蓋板に突設した軸部をベース部材に設けたガイド溝を通して、上記係止板に設けた貫通穴に挿入して、上記蓋板をスライドさせることにより軸部を介して係止板をスライドさせる構成としている請求項2または請求項3に記載のブラジャーのフロント連結具。 【請求項5】 上記雌部品と雄部品とは分離不可のクローズド型ホックからなり、上記雌部品は円形の本体部に50度〜80度の角度範囲の開口を設けた周壁を備え、該周壁に囲まれた空間に係止ピンを突設している一方、上記雌部品には上記開口を通して記空間に回転自在に嵌合する円形の本体部を備え、該本体部に50度〜80度の扇状の貫通穴を設け、該貫通穴に上記係止ピンを通した状態で、上記雌部品の本体部に蓋板を固着している請求項1に記載のブラジャーのフロント連結具。 【請求項6】 上記雌部品および雄部品には、リボンを結んだ状態での両側片の形状からなるカップ取付部を備え、これらカップ取付部を針通し穴を設けて、それぞれカップ部に縫着している請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のブラジャーのフロント連結具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、ブラジャーのフロント連結具に関し、詳しくは、前中心で分離された左右カップ部をフロント連結具で連結し、左右カップ部の挙動追従性を高め、かつ、連結部を分離できるようにしたものでは、連結・分離を簡単にできるようにするものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の前中心で左右のカップ部が分離されたブラジャーでは、雌雄連結具で連結・分離自在としたオープン型ホックのものと、連結・分離は背面側のバックホックで行い、前中心の連結具で左右のカップ部を連結しているクローズド型ホックとがある。 【0003】左右カップ部の連結、分離を行うオープン型ホックとしては、実公平4−17523号において図9に示すように連結具100が提案されている。この連結具100では左右の連結部材の矩形枠部にカップ取付布Fa、Fbが通されているため、左右カップ部Ca、Cbが連結具1を支点として回転できない構成となっている。 【0004】また、本出願人の出願に係わる実開昭57−71407号では、図10に示すように、左右カップ部に連結した円形状の雌型片Aと、雄型片Bとからなり、雌型片Aに雄型片Bを重ね、雄型片Bの裏面に突設した係止鍔片b1、b2を雌型片Aの嵌合孔Aaに挿入して回転自在に連結したものを提供している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように雌型片Aと雄型片Bとを重ね合わせ、雌型片Aの嵌合孔Aaに雄型片Bの係止鍔片b1,b2を挿入する構成とすると、これら雌雄型片A,B自体が非常に小さいものであり、さらに、小さい嵌合孔Aaに係止鍔片b1,b2を挿入する作業は、位置合わせが容易でなく両手作業が必要で操作手数がかかる問題がある。また、嵌合孔に挿入係止した係止鍔片b1,b2を抜き取る作業も係止力を強めると抜き取りにくくなる一方、抜き取りやすくすると係止力が弱まりフックが外れ易くなる問題もある。また、雌雄型片A,Bが全周に回転可能であるため、挙動追従性は良いが、逆に左右カップ部の安定性が悪くなる問題がある。 【0006】クローズド型ホックとしては、左右カップ部を近接させたり離反させて着用状態を変えることができるように、左右部材の連結位置を調節できるようにしたものが提供されている。しかしながら、左右カップ部の位置が挙動に応じて所要角度範囲で追従できるようにしたものは提供されていない。よって、挙手時等の運動追従性が悪く、バストからカップ部がずれる問題がある。 【0007】このように、従来のブラジャーでは、主として、左右のカップ部を安定させるために、前中心部分で位置決め保持して、言わば固定する方法で設定されているが、運動時、特に、挙手動作時には、バストの移動にカップ部が追従せず、ブラジャーがずれる現象が生じて、着用感の悪いものとなる。 【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、第1に、オープン型ホックおよびクローズド型ホックのいずれにおいても、挙手等の挙動によるバストの変化に応じて、左右カップ部が所要角度範囲で回転して追従し、よって、バストからブラジャーがずれることを防止し、着用感を高めることを課題としている。第2に、連結具により連結および分離を行うオープン型ホックでは、ワンタッチ操作で簡単に連結および分離ができ、かつ、係止力が強く外れにくくすることを課題としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、左右カップ部が前中心で分離され、左右カップ部にそれぞれ取り付けた雌部品と雄部品とを、上下に50度〜80度の範囲で回転自在に連結していることを特徴とするブラジャーのフロント連結具を提供している。 【0010】上記のように、雌雄部品を連結支点を中心として上下に50度〜80度の範囲で回転できる構成とすると、挙手時等の挙動時にバストの脇側が上方へ移動して、バストが傾斜状態となっても、左右カップ部がバストに追従して上方へと回転して追従できる。このように、バストへのフィット性が高まると、着用感の良いものとなり、かつ、挙動時にバストがカップ部からはみ出すことが防止できる。 【0011】上記回転角度範囲を50度〜80度としているのは、中心水平線を境界として下方へ25度〜40度の傾斜となるが、カップ部はバスト重量により下限が安定ラインとなり、その際、40度を越えると、バストアップの効果がなくなる。一方、25度未満では、着用感が悪くなる。さらに、後述する雌雄部品に設けたカップ取付部の形状がリボン形状になりにくく、外観を良好にできないことによる。一方、上方への傾斜角度の上限は不要であるが、挙手動作時において、バストの傾斜角度は40度を越えることがないことにより、また、25度未満では挙手時における追従性が悪くなることにより。 【0012】上記雌部品と雄部品とは連結・分離自在なオープン型ホックとした場合には、上記雌部品には50度〜80度の角度範囲の開口と、該開口に連通する空間を設け、該空間に係止板をスライド自在に収容すると共に、該係止板に上記雄部品の係止部を設け、上記雌部品の上記開口を通して上記空間に雄部品を押し込むと上記係止板で係止される一方、係止板をスライドさせると係止を解く構成としている。 【0013】上記構成とすると、雄部品を雌部品に挿入するだけのワンタッチ操作で連結できる一方、分離する場合には係止板をスライドさせて雄部品を引くだけでよく、連結、分離のいずれの操作も簡単に行え、かつ、非常に小さい部品であることも伴って、操作のしやすいものとなる。 【0014】具体的には、上記雌部品の空間に収容する係止板は、略円環形状で、50〜80度の角度範囲の開口を備えると共に、該開口の両側に一対の突起部を有する一方、上記雄部品に頭部を設け、該頭部を上記開口を通して押し込むと、係止板がスライドしながら上記突起部が開いて頭部を通過させ、一対の突起部で頭部を係止することにより雌雄部品を連結する一方、上記係止板をスライドさせると頭部の係止を解かれる構成としている。 【0015】かつ、上記雌部品は、ベース部材と、上記係止板と、蓋板を備え、上記ベース部材に上記開口および空間を設け、該空間に係止板をスライド自在に収容し、該ベース部材の表面に蓋板をスライド自在に配置し、該蓋板に突設した軸部をベース部材に設けたガイド溝を通して、上記係止板に設けた貫通穴に挿入して、上記蓋板をスライドさせることにより軸部を介して係止板をスライドさせる構成としている。 【0016】上記雌部品のベース部材は、カップ取付部に円形の本体部を備え、その外周に周壁を突設して円形の空間を備えていることが好ましい。但し、必ずしも円形に限定されず、楕円、長方形、正方形、三角形でもよい。また、雄部品の頭部は円形とすることが好ましいが、円形に限定されず、三角、四角、ハート形状等でもよく、係止板の突起部と係止する形状であればよい。さらに、上記蓋板から突出する軸部の個数は限定されないが、安定性の点から2本が好ましい。即ち、2本であると、係止板を開口と平行にスライドさせることができる。これに対して1本であるとスライド時に傾きやすく上手く開口出来ない場合が発生しうる。なお、軸部は2本として平行に設け、ベース部材の横方向の中心線を2本軸部で挟み、2本を結ぶ線がベース部材の横方向の中心線と直交する形とするのがわ最も安定性が高くなる。 【0017】上記雌部品と雄部品とは分離不可のクローズド型ホックの場合、上記雌部品は円形の本体部に50度〜80度の角度範囲の開口を設けた周壁を備え、該周壁に囲まれた空間に係止ピンを突設している一方、上記雌部品には上記開口を通して記空間に回転自在に嵌合する円形の本体部を備え、該本体部に50度〜80度の扇状の貫通穴を設け、該貫通穴に上記係止ピンを通した状態で、上記雌部品の本体部に蓋板を固着している。 【0018】また、オープン型およびクローズド型のいずれも、上記雌部品および雄部品には、リボンを結んだ状態での両側片の形状からなるカップ取付部を備え、これらカップ取付部に針通し穴を設けて、それぞれカップ部に縫着している。なお、上記リボン形状の他、キャンデー形状など、雌雄部品を連結した状態で所要のデザインを構成する形状とすることが好ましい。 【0019】なお、上記連結具はブラジャーのフロントホックとして好適に用いられるものであるが、ビキニタイプの水着等にも適用可能である。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるブラジャーのフロント連結具の実施形態を図面を参照して説明する。 【0021】図1乃至図5はオープン型フロントホックの第1実施形態を示し、前中心が分離している前開きブラジャー1において、左右カップ部1Aと1Bとは雌部品2と雄部品3とからなるオープン型ホック4で開閉するようにしている。雌部品2は左カップ部1Aに、雄部品3は右カップ部1Bに夫々縫着している。 【0022】上記雌部品2は図3(A)に示すベース部材20、係止板21、蓋板22、底板23とを組み合わせて図3(B)に示す構成としている。 【0023】上記ベース部材20はカップ取付部20aと、該カップ取付部20aの円弧状の側端に連続する円形の本体部20bとからなる。カップ取付部20aはリボンを結んだ時の一片側の形状とし、糸通し孔20cを設けている。 【0024】本体部20bはカップ取付部20aと対向する側を除き外周に沿って周壁20dを下向きに突設し、この周壁20に底板23の周縁を接着剤で固着して、円形の中空部20eを本体部20と底板23との間に形成している。上記周壁20dを設けていない開口部20fは約60度の範囲とし、該開口部20fを通して中空部20eに雄部品3が挿入できるようにしている。なお、ベース部材20と底板23とは一体成形で設けてもよい。 【0025】周壁20dで囲まれた本体部20bには、カップ取付側から中心側へと延在する一対のガイド穴20g、20hを形成しており、これらガイド穴20g、20hの先端に円形部20g1、20h1を設けている。 【0026】上記係止板21は、ベース部材20の中空部20e内に移動自在に収容している。該係止板21は一部に開口21aを有する略円環板形状で、その外径は周壁20dで囲まれた本体部20bの内径より小さくしている。開口21aは略60度とし、該開口21aの両端に三角形状の突起部21b、21cを設け、これら突起部21bと21cの対向面は中心にむかって狭くなる傾斜面としている。開口21aは周壁20dの開口20eと一致させて連通し、突起部21bと21c間の漸次狭くなる挿入路21dを通して中央空間21eと連通させている。 【0027】係止板21の開口21aと対向する部位には一対の内側へ突出した円弧部21f、21gを設け、これら円弧部21f、21gに貫通孔21h、21iを設けている。これら貫通孔21hと21iは上記本体部20bのガイド溝20f、20gと対向させている。 【0028】上記蓋板22は二段形状で表面側22aは楕円形状とし、裏面側は同心の円形部22bを設け二段形状としている。円形部22bより一対の軸部22c、22dを突設している。これら軸部22c、22dは係止板21の貫通孔21h、21iに貫通させることにより、蓋板22をベース板20の表面でスライド自在に組みつけている。 【0029】雄部品3は図3に示す形状の1部材からなり、カップ取付部3aの円弧状端縁の中心から細板状の支持部3bが突出し、該支持部3bの先端に円盤状の頭部3cが連続した形状としている。上記カップ取付部3aはリボンを結んだ時の他片側の形状とし、糸通し孔3dを設けている。頭部3cは雌部品2のベース板20の開口20fを通過できる大きさで、かつ、係止板21の開口21aを通り、突起部21bと21c間の漸次狭くなる挿入路21dを押し開いて中央空間21eに挿入できる大きさに設定している。 【0030】上記ブラジャー1を着用する時、左右カップ部1A、1Bを、雌部品2に雄部品3を挿入係止して連結する。詳しくは、雄部品3の頭部3cを雌部品3のベース板20の開口20eに挿入する。頭部3cが開口20e、21aを通り挿入路21dを進むと、突起部21bと21cの突出端に当接する。この状態でさらに頭部3cを押し込むと、係止板21が押されて移動し、突起部21b、21cの外周面と周壁20dの内周面との間に隙間ができ、突起部21b、21cが頭部3cにより押し開かれる。これにより、頭部3cが突起部21b、21cを越えて、中央空間21eに挿入される。この状態で、細幅の支持部3bが突起部21bと21cの間に位置することとなり、突起部21b、21cは初期位置に復帰して頭部3cに係止する。上記作動時、係止板21は押圧されるため、該係止板21に貫通している2の軸部22c、22dも連動し、該軸部22c、22dを突設した蓋板22がベース板20の表面をスライドする。挿入係止状態で雄部品3の押圧を解くと、左右カップ部1A、1Bにより離反方向に連結具が引っ張られることにより、雄部品3の頭部3cにより引っ張られて係止板21は図1に示す初期位置に戻る。 【0031】この連結状態で、雄部品3の頭部3cを係止している上下突起部21b、21cは傾斜し、開口21aは60度の角度で開口しているため、雄部品3は頭部3cを支点として、60度の範囲で上下に回動可能となる。雌部品2と係止する頭部3cが円盤形状であるため、雌部品2も同様に60度の範囲で上下に回転可能となる。言い換えると、左右カップ部1A、1Bは図2に示す中心水平ラインLを挟んで上下に30度回転可能となる。 【0032】通常は、バスト重量により左右カップ部1A、1Bは下限位置に位置し、それぞれ30度下方傾斜状態となる。この30度下方傾斜位置が、左右カップ部1A、1Bによりバストを着用感よく安定保持する位置となる。 【0033】挙手動作時には、バストの脇側は上方へと移動する。この時、バストの移動に伴ってカップ部1Aあるいは/およびカップ部1Bは、雌部品2、雄部品3が夫々上方へ60度まで回転可能であるため、カップ部1A、1Bはバストの移動に伴って所要角度、脇側が上方傾斜状態と回転する。このように、挙手等の挙動時にバストの移動に伴ってカップ部も移動でき、挙動追従性がよく、カップ部からバストがはみ出すことが防止できる。 【0034】また、雌雄部品2、3とが連結した状態で、左右のカップ取付部20a、3aと中央の円形の蓋板22とでリボンが結ばれたような外観を呈することとなり、見栄えもよくなる。 【0035】ブラジャーを外す場合には、図2に示す初期位置にある蓋板22は矢印方向のカップ取付部20a側にスライドさせる。これにより、蓋板22に突設した軸部22c、22dを介して係止板21が同一方向に移動し、突起部21bと21cが開く方向となり、雄部品3を外し方向へ引っ張ると、頭部3cが突起部21bと21cの間から抜け出ることができ、雌雄部品2と3との係止をとくことができる。 【0036】このように、雌雄部品2、3の係止は雄部品3を雌部品2に押し込むだけのワンタッチ操作でよく、また、離脱は蓋板22をスライドさせて雄部品3側を引き抜くだけのワンタッチ操作で、非常に簡単に行うことができる。 【0037】図6および図7は第2実施形態のクローズド型フック40を示し、左右カップ部1Aと1Bとは雌部品41と雄部品42とからなるフック40を介して連結されている。このフック40は、離脱は出来ないが、所要角度回転できるようにしており、ブラジャーは背面側に取り付けたフック(図示せず)を開閉させて着脱する構成となっている。 【0038】雌部品41は第1実施形態と同様なカップ取付部41aと円形の本体部41bを有し、本体部41bの外周に、開口41cをあけた周壁41dを突設している。周壁41dで囲まれた本体部41bの中心には断面長円形状の係止ピン41eを突設している。 【0039】雄部品42は第1実施形態と同様なカップ取付部42aと円形の本体部42bを備え、該本体部42bは開口41cより挿入して周壁41dに囲まれた本体部41b内に回転自在に嵌合できる大きさに設定している。また、本体部41bの中央には扇形状の貫通穴41cを設け、該貫通穴41cに上記係止ピン41eを通している。上記扇形状の貫通穴41cは約60度の角度としている。 【0040】上記のように雌部品41の係止ピン41eに雄部品42の貫通穴41cを貫通させて組みつけた状態で、蓋板43を雌部品41の周壁41dに接着剤で固着している。 【0041】上記構成のクローズド型フックにおいても、雌雄部品41と42とが上下60度の範囲で回転でき、第1実施形態のオープン型フックと同様に、挙手時におけるカップ部の追従性が高められる。 【0042】なお、第1実施形態および第2実施形態とも、雌雄部品が係止した状態でそれぞれ上下に60度の範囲で回転可能としているが、60度に限定されず、50〜80度の範囲であればよい。 【0043】さらに、図8(A)(B)(C)に示すように、雌部品50と雄部品51の形状を、雌雄連結した状態でバラの花型、中央に星を設けた形状、キャンデー型となるようにしてもよい。雌雄部品50と51とは第1実施形態のオープンタイプとして、左右のカップ部を前中心開閉タイプとしている。よって、第1実施形態と同様に、雌部品50に連結を解除するためにスライドする蓋板52を取り付けている。なお、第2実施形態のように、クローズドタイプとしても良いことは言うまでもない。 【0044】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明の係わるブラジャーのフロント連結具によれば、分離された左右カップ部が雌部品と雄部品との連結部を支点として、上下に50度〜80度の範囲で回転自在としているため、挙手時等の挙動時にバストの脇側が上方へ移動して、バストが傾斜状態となっても、左右カップ部がバストに追従して上方へと回転して追従でき、バストへのフィット性が高まめることができる。その結果、着用感の良いものとなり、かつ、挙動時にバストがカップ部からはみ出すことが防止できる。 【0045】また、連結・分離できるオープン型連結部では、雄部品を雌部品にサイド方向から押し込むだけで係止できる構造であるため、ワンタッチ操作で連結できる。かつ、分離時も係止板をスライドさせて雄部品を引くだけの操作であるため、分離操作も略ワンタッチ操作で簡単に行える。 【0046】しかも、上記のようにワンタッチ操作で連結・分離できると共に、連結状態において雌雄部品を上下に回転できる構成を付加しており、操作性および機能性の両方を兼ね備えた特有の作用効果を有するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000139399 【氏名又は名称】株式会社ワコール
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| 【出願日】 |
平成12年8月16日(2000.8.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072660 【弁理士】 【氏名又は名称】大和田 和美
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| 【公開番号】 |
特開2002−61007(P2002−61007A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月28日(2002.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−246633(P2000−246633) |
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