トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 ハンカチーフ
【発明者】 【氏名】朱田 和孝

【要約】 【課題】ハンカチーフに保冷機能を持たせることにより、特に女性用など比較的小型のハンカチーフの吸汗能力を変えずとも十分に夏季使用に耐えるようにする。

【解決手段】ハンカチーフ布地の一部に有底の袋部を形成するとともに、該袋部内に扁平な保冷材を着脱自在に収納してなる。 これにより比較的小型で吸汗能力の少ない婦人用ハンカチーフにあっても、それほど吸汗させる必要なく、しかも発汗個所に押し当てることにより発汗を抑制することができ、従って複数毎の余分なハンカチーフを携行する必要がない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】布地の一部に有底の袋部を形成するとともに、該袋部内に扁平な保冷材を着脱自在に収納してなることを特徴としたハンカチーフ。
【請求項2】布地の略半面側に扁平な保冷材を収納するための有底の袋部を形成するとともに、残り半面側の布地(重ね部)を袋部側に折り重ね可能としたことを特徴とするハンカチーフ。
【請求項3】布地に形成した袋部端の一方は開口されているものであるところの請求項1又は請求項2に記載のハンカチーフ。
【請求項4】布地に形成した袋部端の一方は開口されているとともに、該開口部は止着手段により開閉自在に構成されているものであるところの請求項1又は請求項2に記載のハンカチーフ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に夏季に使用して効果のあるハンカチーフに関し、主に女性用ハンカチーフとして小さなバッグや小物入れ、あるいはブラウスのポケット等に収納して違和感のない小型の形状であって、しかも保冷材による保冷効果の長時間持続性を持たせたものである。
【0002】
【従来の技術】ハンカチーフは、一般的には正方形に裁断された布地を四つ折りしたりしてポケット、あるいはハンドバッグや小物入れ内に収納して持ち運ばれるものが多い。 特に女性用としてはいくぶん小さめの面積の布地が使用され、二つ折り、あるいは三つ折りにして小さく折り畳まれて使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夏季においては特に女性用のハンカチーフは小さめであるところから吸汗能力が小さく、そのために予備の複数のハンカチーフを携行する必要があって嵩張ることが多い。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記した課題を解決し、ハンカチーフ自体に保冷機能を持たせることにより発汗そのものを抑制して吸汗量を軽減し、これによってハンカチーフの携行枚数を減少させるようにしたものであって、具体的には布地の一部に有底の袋部を形成するとともに、該袋部内に扁平な保冷材を着脱自在に収納してなることを特徴としたハンカチーフに関する。
【0005】また本発明は、布地の略半面側に扁平な保冷材を収納するための有底の袋部を形成するとともに、残り半面側の布地(重ね部)を袋部側に折り重ね可能としたことを特徴とするハンカチーフにも関する。
【0006】上記の構成において、布地の一部に形成した有底の袋部内に、あらかじめ冷凍若しくは冷蔵しておいた扁平な保冷材を装入して携行する。 この場合において、有底の袋部が布地の略半面側に形成されているものである場合においては、残り半面側の布地(重ね部)を、扁平な保冷材を収納した袋部側に折り重ねて携行するために、保冷材の保冷効果が、より一層向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内容を図1〜2の実施例をもとに説明すると、1はハンカチーフの布地をあらわし、該布地1は、好ましくは一端を折り返して袋状に形成するのに都合がよいように長方形に形成され、該布地1の長さ方向一端を折り返して、その端部1aを、該端部1aから布地1の長さ方向に略3分の2の辺りに重ね、該重ね合わせ部分をミシン線1b・1cにより、また底部をミシン線1dによりそれぞれ縫い合わせて袋状に形成して一方(図において上方)を開口させた有底の袋部2を形成するとともに、残り半面側の布地を重ね部3とし、これを前記ミシン線1c辺りを折り線として袋部2側に折り重ね可能に構成されている。
【0008】なお図において1eおよび1fは重ね部3側に施されたミシン線である。 さらに布地1に形成された上記開口部は、そのままでも良いが、適当な止着手段、例えばファスナー若しくはマジックファスナー(登録商標)又はボタン等を取り付けることにより開閉自在に構成するようにしてもよい。 一方袋部2内に収納される保冷材Pは、前記した袋部2内に収納可能な大きさの扁平な密閉容器内に保冷剤が充填されたものが使用される。
【0009】すなわち容器は、袋部2内に収納可能な大きさであって一定の厚みを有する扁平な形状であって、しかも内部には一定量の冷却剤を収容できる容積を有するものである必要があり、例えばポリエチレンその他の高分子ポリマー等の材料からなる容器が熱伝導性および軽量且つ高耐久性の面で優れており使いやすい。 さらに容器内に収容される冷却剤としては、冷凍庫若しくは冷蔵庫内で冷凍(冷蔵)させた後、比較的長時間にわたり保冷作用を発揮できるものであれば格別種類を問わない。
【0010】一般的には例えばポリエチレングリコールの使用が推奨される。 本発明者らによる実験結果では、ポリエチレングリコールを充填した保冷材Pは、−5℃の冷凍庫内で凍結後、28℃の常温雰囲気温度で170分間常温以下の表面温度を維持できることを確認した。
【0011】上記した構成において、あらかじめ保冷材Pを冷凍庫内において凍結させた後、これをハンカチーフの袋部2内に収納し(図1参照)、さらに残り半面側の布地、すなわち重ね部3を袋部2側に折り重ねたまま(図2参照)携行し、発汗の都度取り出して発汗個所に押し当てて冷却することにより発汗を抑制する。 また保冷材の保冷機能が低下した場合には、袋部2から保冷材Pを取り出して再度冷凍庫内に入れて凍結させたうえで使用する。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記した通り、ハンカチーフ布地の一部に有底の袋部を形成するとともに、該袋部内に扁平な保冷材を着脱自在に収納してなるものであるために、ハンカチーフ自体に保冷機能を持たせることができ、比較的小型で吸汗能力の少ない婦人用ハンカチーフにあっても、それほど吸汗させる必要なく、しかも発汗個所に押し当てることにより発汗を抑制することができ、従って複数毎の余分なハンカチーフを携行する必要がない。
【0013】また布地の略半面側に扁平な保冷材を収納するための有底の袋部を形成するとともに、残り半面側の布地(重ね部)を袋部側に折り重ね可能とした場合においては、保冷材の保冷力を、より長時間にわたり維持することができ、また使用時において、先ず重ね部で吸汗した後に袋部を押し当てて発汗個所を冷却することができ、これにより袋部の吸湿による不快感を無くすことができる。
【出願人】 【識別番号】500458114
【氏名又は名称】株式会社エスアンドエイチ
【出願日】 平成13年5月10日(2001.5.10)
【代理人】 【識別番号】100070183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉村 公一
【公開番号】 特開2002−339104(P2002−339104A)
【公開日】 平成14年11月27日(2002.11.27)
【出願番号】 特願2001−140491(P2001−140491)