| 【発明の名称】 |
パンティストッキングおよびその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】酒井 逸夫
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| 【要約】 |
【課題】左右レッグ部をパンティ部と連続編成するパンティストッキングにおいて、パンティ部の寸法をアンクル部にダブつきを発生させずに大とする。
【解決手段】連続編成される筒体の編地の度目を変換して、アンクル部は度目を小さくして高密度の伸びにくい編成とされていると共に上記パンティ部は度目を大きくして粗密度の伸びやすい編成とされ、上記アンクル部の引き寸法に対してパンテイ部材の引き寸法が2.2〜3.5倍となるように設定している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右いずれか一方のトウ部からレッグ部、パンティ部、左右いずれか他方のレッグ部、トウ部を、丸編機により弾性繊維を連続編成して筒体とした編地から形成し、上記パンティ部には切れ目を設けウエスト開口としているパンティストッキングにおいて、上記連続編成される筒体の編地の度目が変換され、アンクル部は度目を小さくして高密度の伸びにくい編成とされていると共に上記パンティ部は度目を大きくして粗密度の伸びやすい編成とされ、上記アンクル部の引張時の引き寸法に対してパンテイ部の引張時の引き寸法が2.2〜3.5倍となるように設定していることを特徴とするパンティストッキング。 【請求項2】 上記アンクル部を引き寸法が17cm〜28cm、上記パンティ部の股上に当たる部分の引き寸法が50cm〜75cm、股部から腰骨側のウエストサイドに至る傾斜方向の引き寸法が60cm〜80cmとなるように設定している請求項1に記載のパンティストッキング。 【請求項3】 上記アンクル部からパンティ部にかけて漸次度目を粗にし、パンティ部の中央で度目を最大に粗にして伸びやすくしている請求項1または請求項2に記載のパンティストッキング。 【請求項4】 上記度目を大として粗密度に編成するパンティ部では、ウエスト開口となる切れ目を入れる側と対向するクロッチとなる部位はタック編み或いはカットボスで増糸して高密度に編成している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のパンティストッキング。 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のパンティストッキングの製造方法であって、丸編機のシリンダ径は5〜6インチで、ステッチカムを揺動自在に軸支して、該ステッチカムとその下方の受けカムとの間のステッチカム角度をプログラム制御で40°〜60°の範囲で可変し、トウ部およびアンクル部を含むレッグ部では上記ステッチカム角度を40°〜50°として度目を小さくして高密度に編成する一方、上記パンティ部は50°〜60°に制御して度目を大とし粗密度に編成しているパンティストッキングの製造方法。 【請求項6】 上記ステッチカム角度は左右いずれか一方のトウ部先端で45°で始まり、長さ方向の中央の股上部分では55°となり、他方のトウ部先端では45°となるように連続的に滑らかに角度を変えている請求項5に記載のパンティストッキングの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はパンティストッキングおよびその製造方法に関し、丸編機により連続的に左右いずれか一方のトウ部→レッグ部→パンティ部→レッグ部→トウ部と編成されるものである。 【0002】 【従来の技術】従来、市販されている一般のパンティストッキングは、丸編機で連続編成した左右一対の筒体を、それぞれ上端内側に切れ目を入れた後に縫着してパンティ部を形成したものからなる。上記構成からなるパンティストッキングでは裁断、縫着が必要となり作業手数がかかると共に、腹部中央に縫い目があるため、薄いパンツを着用すると外観に響く問題や、縫い目が腹部中央に当たり着用感を損なう問題がある。 【0003】上記問題を解消するものとして、丸編機により連続した筒体より左右トウ部およびレッグ部とパンティ部とを形成したパンティストッキングが特公昭48−9604、特公昭11552および特公昭51−11553号で提案されている。 【0004】上記従来提案されているパンティストッキングは、図6(A)(B)に示すように、左右いずれか一方のトウ部1A→レッグ部2A→パンティ部3→レッグ部2B→トウ部1Bを丸編機で筒体5として連続編成し、パンティ部3は左右のレッグ部2A、2Bおよびトウ部1A、1Bよりも粗目に編むことにより伸縮性を大とし、長手方向の切れ目3aを設けて腹口孔としている。なお、上記特公昭51−11553では股下部(クロッチ部)を弾性糸を使用して添糸編することにより補強し、特公昭51−11552では股下部をタック編、浮き編組織としている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来提案されているパンティストッキングでは、パンティ部3は編目を粗にすることにより伸びを大きくしているが、従来の丸編機ではシリンダ径により規制され、編成される円筒はパンティ部で編み目を粗くしても、レッグ部、特に細くする必要がある足首のアンクル部4とパンティ部3の径の差を大きく出来ない。具体的には、筒部を最大に引っ張って2枚重ねになった時の直径に当たるの引き寸法で、パンティ部3の引き寸法をアンクル部4の引き寸法の2倍未満としかすることができない。 【0006】通常、パンティストッキングでは、足首部でダブつきが発生しないように、丸編機はシリンダ径が4インチのものが使用されている。このシリンダ径のものを用いて筒体5を連続編成すると、図7(A)(B)に示すように、アンクル部4の引き寸法は25〜27cmで、アンクル部にとっては最適な寸法となる。しかしながら、パンティ部3は編み目を粗くしても45cm〜48cm程度としかならず、50cmに達しない。パンティ部3の引き寸法が最大48cmとなった場合、言いかえると、クロッチ部からウエスト部にかける股上寸法が最大に引っ張った状態で48cmとなり、一般女性にとって狭い股上寸法となり、ずり下がりやすい問題がある。かつ、パンティストッキングを着用する時、左右両側の腰側で引っ張り上げるため、股上寸法が短いと無理に引っ張られ、編み地が薄くなって糸切れが生じやすくなる。また、厚手のパンティストッキングからなる所謂タイツではパンティ部の保温性は悪くなる。 【0007】一方、パンティ部の引き寸法を大きくして股上寸法を大とするため、丸編機のシリンダ径を7〜8インチのものを使用すると、図8(A)(B)に示すように、パンティ部3の引き寸法を60cm〜70cmとすることができ、パンティ部3がゆったりとして、ずり下がりを防止できる。しかしながら、細くしたいアンクル部4の引き寸法が40cm以上となって、アンクル部4でダブつきが生じて、パンティストッキングとしては着用感が悪く、かつ、外観が見苦しくなる問題がある。 【0008】このように、丸編機のシリンダ径に対応した直径で連続編成される筒体を、アンクル部に合わせた寸法とするとパンティ部での股上寸法が足りず、ずり落ちが発生しやすくなる一方、パンティ部の股上寸法に合わせた寸法とするとアンクル部ではダブつきが生じる。そのため、この種の丸編機でレッグ部からパンティ部を連続編成した筒体からなるパンティストッキングは汎用化されていない。 【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、丸編機で連続編成する筒体からなるパンティストッキングにおいて、アンクル部はダブつきなく細くする一方、パンティ部は十分な股上寸法として、ずり落ちが生じず、着用感の良いパンティストッキングを提供することを課題としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、左右いずれか一方のトウ部からレッグ部、パンティ部、左右いずれか他方のレッグ部、トウ部を、丸編機により弾性繊維を連続編成して筒体とした編地から形成し、上記パンティ部には切れ目を設けウエスト開口としているパンティストッキングにおいて、上記連続編成される筒体の編地の度目が変換され、アンクル部は度目を小さくして高密度の伸びにくい編成とされていると共に上記パンティ部は度目を大きくして粗密度の伸びやすい編成とされ、上記アンクル部の引張時の引き寸法に対してパンテイ部の引張時の引き寸法が2.2〜3.5倍となるように設定していることを特徴とするパンティストッキングを提供している。 【0011】丸編機で連続編成される筒体は、前記したように、従来は、シリンダ径と対応した径となり、パンティ部は粗く編むことで直径を多少大きくすることはできるが、最も細いアンクル部との引き寸法での差は2倍以上とならない。これに対して、本発明では、丸編機のステッチカムの角度を連続編成時に自動制御で変えることにより度目(1つのループ)の大きさを変えて、アンクル部では度目を小さくして高密度に編成して、置き寸法(静置した状態で引っ張らずに図った時の寸法)においても径を小さくすると共に引き寸法においても伸びを生じにくくして、アンクル部にとって最適寸法としている。一方、パンティ部では度目を大きくして、コース方向およびウエール方向の両方で粗密度に編成し、置き寸法において径を大きくすると共に、引き寸法においては良く伸びることより、アンクル部の引き寸法の2.2〜3.5倍に達するようにしている。 【0012】アンクル部に対するパンティ部の最大径部分との引き寸法差を、2.2倍〜3,5倍としているのは、2.2倍未満であるとパンティ部の引き寸法が小さく従来と同様にパンティ部の股上寸法が小さくずり下がりやすいことによる。3.3倍以下としているのは、これを越えた場合、パンティ部の寸法を最適にすると、アンクル部が細くなり過ぎ締め付け感が強くなり、アンクル部の寸法を最適にすると、パンティ部でダブつきが発生してフィット感が悪くなることによる。 【0013】具体的には、丸編機はシリンダ径が5〜6インチのものを用い、そのステッチカムを揺動自在に軸支して、該ステッチカムとその下方の受けカムとの間のステッチカム角度をプログラム制御で40°〜60°の範囲で可変している。トウ部およびアンクル部を含むレッグ部では上記ステッチカム角度を40°〜50°として度目を小さくして高密度に編成する一方、上記パンティ部はステッチカム角度を50°〜60°に制御して度目を大とし粗密度に編成している。 【0014】即ち、パンティストッキングの編成時に従来使用されている4インチよりも大きな5〜6インチのシリンダを用いているが、従来は固定されていたステッチカム角度(55°)を可変とすることにより、アンクル部では従来のステッチカム角度の55°より小さい40〜50°として度目を小さくしている。よって、大きなシリンダ径の丸編機により編成しているが、アンクル部では度目が小さく高密度で伸びにくくすることが出来るため、ダブつきを発生させない。一方、パンティ部ではステッチカム角度を従来と同じ角度55°としても、シリンダ径自体を5〜6インチと大きくしているため、置き寸法及び引き寸法のいずれも、従来のシリンダ径4インチで編成する筒体よりも大きくすることができる。また、ステッチカム角度を従来の55°よりも大きな60°まで変えると、さらに、度目を大きくして置き寸法および引き寸法とも大きくすることができる。その結果、パンティ部における股上寸法およびクロッチ部から左右腰部への斜め寸法も大きくできる。 【0015】このように、本発明のパンティストッキングでは、アンクル部は伸びにくく、ダブつきが生じない一方、パンティ部では引き寸法および置き寸法も大きくできるため、ゆとりを持って十分に腹部を覆うことができ、ずり下がりの発生を防止することができる。 【0016】上記ステッチカム角度は左右いずれか一方のトウ部先端で45°で始まり、長さ方向の中央の股上部分では55°となり、他方のトウ部先端では45°となるように連続的に滑らかに角度を変えていることが好ましい。即ち、アンクル部からパンティ部にかけて漸次度目を粗にし、パンティ部の中央で度目を最大に粗にして伸びやすくしている。このように連続的に度目を変えると、脚は足首部から膝、大腿部と漸次太くなるため、脚にぴったりと沿わすことができ、部分的な締め付け感を発生させず、着用感の良いものとすることができる。 【0017】上記ステッチカム角度は、1°以下の角度で連続して可変してもよいし、トウ先端からアンクル部までも45°、アンクル部から膝部分までも48°、膝部分からパンティ部に達する大腿部分を50°、パンティ部を55°と段階的に増大させてもよい。 【0018】上記アンクル部の引き寸法は17cm〜28cm、好ましくは25cm〜27cmとし、上記パンティ部の股上に当たる部分の引き寸法が50cm〜75cm、クロッチ部から腰骨側のウエストサイドに至る傾斜寸法が60cm〜80cmとなるように設定している。アンクル部の引き寸法25cm〜27cmは、市販されているパンティストッキング(即ち、左右脚部を別個に丸編み編成し、これらをパンティ部となる中央で縫着しているパンティストッキング)と同様な寸法となり、アンクル部でダブつきが発生しない最適な寸法である。上記パンティ部の引き寸法は50cm以上、好ましくは60cmとしており、股上寸法としては十分なものとなり、ずり下がりを発生させない。また、着用時に引っ張られるクロッチ部から腰骨側のウエストサイドにかける斜め寸法も大となるため、引っ張られ時に糸切れ等の破れを発生させない。 【0019】上記度目を大として粗密度に編成するパンティ部では、ウエスト開口となる切れ目を入れる側と対向するクロッチとなる部位はタック編み或いはカットボスで増糸して高密度に編成している。上記構成とすると着用時における股下のクロッチ部分での厚みが増し、過度の引っ張り力が作用しても破れが発生しにくいものとなる。また、弛み発生も防止でき、着用感を更に高めることができる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1(A)は本発明のパンティストッキング10の側面図、(B)は正面図、図2は左右レッグ部11、12をパンティ部13を挟んで両側に開いた状態の展開図である。 【0021】上記レッグ部11、12は、先端トウ部11a、12a、アンクル部(足首部)11b、12bから膝にかける下肢部分11c、12c、大腿部分11d、12dを含めて呼称している。 【0022】一方のレッグ部11の先端トウ部11aから、パンティ部13、他方のレッグ部12の先端トウ部12aまでを、丸編機により筒体20として連続編成している。パンティ部13では、筒体20を長さ方向に切れ目をいれてウエスト開口13aとし、該ウエスト開口13aの周縁を袋状の折り返して端始末して、あるいはバンド布14を縫着している。 【0023】丸編機により連続編成される筒体20は、その編地の度目(ループ)を自動変換して、左右のレッグ部11、12の先端トウ部11a、11bからアンクル部11b、12bは度目を最小とし、パンティ部13にかけて段階的に度目を増大させている。 【0024】具体的には、図3(A)に示すように、アンクル部11b、12bでは度目Rを小さくすることにより、横方向(ウエール方向)Wおよび縦方向(コース方向)Cのいずれもを高密度の編成としている。パンティ部13は図3(B)に示すように、度目Rを大きくすることにより、横方向(ウエール方向)Wおよび縦方向(コース方向)Cのいずれもを粗密度に編成としている。アンクル部11b、12bからパンティ部13に至る部分は図示を省略しているが、同様に度目を段階的に大きくして、編み密度を段階的に粗くしている。このように、編み密度を変えていくことにより、先端トウ部からアンクル部にかけた部分が静置した置き寸法および最大に引っ張った引き寸法のいずれも、最小とし、パンティ部13を置き寸法および引き寸法のいずれも最大としている。 【0025】本実施形態では、図4、図5に概略的に示す丸編機22において、シリンダ23の直径5インチのものを用い、先端トウ部11a、12aおよびアンクル部11b、12bでは、丸編機22のステッチカム24と受けカム25の間に形成されるステッチカム角度θを45°とし、パンティ部13では55°とし、その間でステッチカム角度θをプログラム制御で順次拡大させている。 【0026】従来の丸編機においては、ステッチカム角度θは編成中においては一定角度に固定された機構とされており、パンティストッキングでは前記したようにシリンダ径4インチのものを用い、ステッチカム角度は55°に固定されていた。これに対して、本実施形態では、ステッチカム24と受けカム25は上下穴24a、25aを軸26、27に回転自在に嵌合させ、かつ、軸26、27をプログラム制御で上下移動手段(図示せず)で上下移動されて近接離反させると共に、下部が軸26により支持されるステッチカム24の上部に横長な長穴24bを設けている。この長穴24bに定位置に突設した軸28を長穴24bに挿入している。よって、軸26が上下動すると、固定した軸28に沿って長穴24bが移動することとなり、ステッチカム24は矢印方向に揺動させ、ステッチカム角度θを変えることができるようにしている。ピン29はステッチカム24の揺動角度規制用である。 【0027】上記のようにステッチカム角度θを自動制御で編成中に変えると、図5(A)に概略的に示すように、ステッチカム角度θが45°では、該ステッチカム角度に応じて動作される針30により編成される度目が前記図3(A)に示すように小さくなる一方、図5(B)に示すように、ステッチカム角度θが55°の場合は前記図3(B)に示すように、度目が大きくなる。 【0028】また、粗密度で編成するパンティ部13においては、ウエスト開口13aとなる切れ目を入れる側と対向するクロッチ(股部)となる部位は、部分的にタック編13bとして、高密度編成としている。なお、タック編みとせずに、カットボスで増糸して高密度に編成してもよい。 【0029】用いる編み糸は、従来のパンティストッキング用の編み糸と同様であり、伸縮性を有する弾性糸を用いている。本実施形態ではカバーリングヤーンからなる弾性糸とナイロンとの交編としているが、全てカバーリングヤーンからなる弾性糸で編成してもよい。 【0030】上記実施形態のパンティストッキング10では、丸編機20のステッチカム角度θをプログラム制御で前記のように変えていくことにより、左右レッグ部11、12の先端トウ部11a、12aおよびアンクル部11b、12bの度目Rが小さくなり、高密度で伸びにくい編成となる。一方、パンティ部13は度目Rが大きくなり、粗密度の伸びやすい編成となる。 【0031】具体的には、左右の先端トウ部11a、12aおよびアンクル部11b、12bを引き寸法L1で25cm〜27cm(本実施形態は25cm)とし、パンティ部13の股上寸法L2で50〜75cm(本実施形態は65cm)として、L2をL1の2.2〜3.5(本実施形態では2.8倍)としている。また、股部分から左右腰部にあたる斜め寸法L3を60cm〜80cm(本実施形態では70cm)としている。 【0032】上記実施形態では丸編機のシリンダ径が5インチのものを用いているが、6インチのシリンダ径のものを用いてもよい。この場合、同一サイズのパンティストッキングを編成する場合には、ステッチカム角度を5インチのシリンダ径の場合よりも若干小さく設定している。また、Lサイズ、LLサイズのパンティストッキングを編成する場合には、6インチのシリンダ径のものを用い、ステッチカム角度を前記実施形態よりも大きく設定し、LLサイズで股上寸法の引き寸法L2を80cmまで大きくしている。あるいは、アンクル部とパンティ部におけるステッチカム角度の差を大きくして引き寸法の差が3.5倍まで大きくなるようにしている。 【0033】パンティストッキングはSサイズ〜LLサイズまであるため、各部の引き寸法はサイズに応じて相違させているが、アンクル部の引き寸法L1は17cm〜28cm、好ましくは25cm〜28cm パンティ部の股上の引き寸法L2は50cm〜75cmとし、L2はL1の2.2〜3.5倍の範囲となるように設定している。また、股部から腰骨側のウエストサイドに至る傾斜寸法L3が60cm〜80cmとなるように設定している。 【0034】また、上記実施形態では、レッグ部の先端トウ部とアンクル部とでは度目を同一として編み密度を同一としているが、トウ部とアンクル部とも編み密度を変えて、トウ部を密として破れにくい編成としてもよい。また、トウ部先端開口は従来と同様に縫着して袋状としている。さらに、かがとにあたる部分は更に編み密度を大としたり、カットボスにより増糸して補強してもよい。 【0035】また、上記実施形態では、ステッチカム角度をかえて度目(ループ)の縦横寸法を大としてコース方向およびウエール方向の両方で変えているが、コース方向のみ、あるいはウエール方向のみを変えて度目を変換しても、編成される編み目の密度を変えて、引き寸法に大きな差異を設けることができる。 【0036】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明のパンティストッキングによれば、左右レッグ部とパンティ部を丸編機で連続編成するものにおいて、筒体の引き寸法による直径を、最も細くしたいアンクル部と、最も大きくしたいパンティ部とで、2.2〜3.5倍の差異を持たすことができる。よって、アンクル部ではダブつきが生じず、足首にフィットする一方、パンティ部では股上寸法を大きくゆったりとさせることができる。 【0037】かつ、パンティ部に余裕を持たせているため、パンティ部を強く引き上げる必要がなくなり、引き上げにより生じる糸の切れを無くしてパンティ部の破れ発生を低減することができる。また、着用して運動した時にも、パンティ部のずり下がりが発生せず、かつ、腹部中央にあたる縫い目がないため、着用感がよくなると共に、薄いアウターボトムを着用した場合に縫い目が外部に響く問題も解消することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000139399 【氏名又は名称】株式会社ワコール
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| 【出願日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072660 【弁理士】 【氏名又は名称】大和田 和美
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| 【公開番号】 |
特開2002−285405(P2002−285405A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月3日(2002.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−84657(P2001−84657) |
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