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【発明の名称】 男性用補正具
【発明者】 【氏名】安川 卓

【氏名】堀越 明

【要約】 【課題】

【解決手段】陰嚢部分を下から覆う下部当片1と、陰茎部分に沿った帯状の布で形成され陰茎部分を前方から覆う上部当片2とを設ける。上部当片2又は下部当片1の左右両側縁に連結される一対の吊具3を形成する。下部当片1の後端部に弾性軸具4を介して下着Pの股下P1内側に連結する。上部当片2の上端部を下着Pの上部内側中央部分に連結する。吊具3の端部を下着Pの上部内側左右に連結し、男性器官全体を独立状態で支持補正する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 男性用の下着の内側に装着される男性用補正具であって、陰嚢部分を下から覆う下部当片と、陰茎部分に沿った帯状の布で形成され陰茎部分を前方から覆う上部当片と、これら上部当片又は下部当片の左右両側縁に連結される一対の吊具とを形成し、下部当片の後端部に弾性軸具を介して下着の股下内側に連結すると共に、上部当片の上端部を下着における前見頃の上部内側中央部分に連結し、吊具の端部を下着における前見頃の上部内側左右に連結し、男性器官全体を独立状態で支持補正することを特徴とする男性用補正具。
【請求項2】 前記下部当片は、略円形状に形成された周側縁部と陰嚢部分を包み込む当部とで形成された請求項1記載の男性用補正具。
【請求項3】 前記吊具と弾性軸具とは、ゴム紐又は帯状弾性布で形成される請求項1又は2記載の男性用補正具。
【請求項4】 前記上部当片の内側に陰茎部分を抱持する保持片を設けた請求項1乃至3いずれか記載の男性用補正具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、男性用の下着等に装着して男性器官(以下、陰茎及び陰嚢を示す)を保持する男性用補正具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、男性器官を保持する下着として、特許第2923247 号公報に記載されたトランクス型パンツや、実行平7-40482 号公報に記載された男性用下着などが提案されている。
【0003】前者のトランクス型パンツは、サポータとトランクス型のパンツとを一枚仕立ての見頃続きとして形成したもので、通気性と安定感のあるトランクス型のパンツを提供しようとするものである。
【0004】一方、後者の男性用下着は、男性器官を収納するポケットとして機能する生地を下着の内側に設けたもので、この生地は略U字状を成し、男性器官をポケットに内にいれたときに、男性器官を下部から支持するように設けられている。
【0005】更に、男性器官を保持する下着として、通気性と安定感を有する下着を目的とする下着は数多く提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者のトランクス型パンツは、サポータとパンツとを一枚仕立ての見頃続きとして形成しているので、裁断や縫製等の作業に極めて面倒な手間を要するものになっていた。これらの多くの手間により、トランクス型パンツの製造コストが極めて高いものに成らざるを得ない。
【0007】一方、後者の男性用下着は、ポケットとして機能する生地を下着と別体に形成し、後から縫着するものなので、前者のトランクス型パンツに比べて安価な提供が可能になる。このポケットとして機能する生地は、男性器官を下部から支持する本体部と、この本体部から上方に延長された一対の腕部とで略U字状に形成することで、男性器官を下部から支持し、男性器官が脚等に直接触れるのを防止して不快感を軽減できるようにしている。ところが、ポケットとして機能する生地において、男性器官を下部から支持する本体部は、男性器官の陰嚢部分を支持するものであり、陰茎部分を保持する構成にはなっていない。すなわち、この男性用下着では、男性器官の陰茎部分と陰嚢部分とを分離して支持する構造になっているために、男性器官全体の収まり具合に違和感を感じるものであった。
【0008】しかも、男性器官は、常に同じ状態で収納されているものではなく、様々な要因で、形状及び体積が時事刻々と変化する特種な器官であるにもかかわらず、これまでに通気性と安定感とを目的として提案されている数多くの男性用下着は、男性器官の特種性についての考慮はされていなかった。
【0009】そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、通気性に優れ、安定感のある状態で男性器官全体を独立状態で保持することができ、しかも、男性器官の特種な変化にも適応し、どのような状態にあっても極めて収まり具合が良好な男性用補正具の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するため、本発明の第1の手段は、男性用の下着Pの内側に装着される男性用補正具であって、陰嚢部分を下から覆う下部当片1と、陰茎部分に沿った帯状の布で形成され陰茎部分を前方から覆う上部当片2と、これら上部当片2又は下部当片1の左右両側縁に連結される一対の吊具3とを形成し、下部当片1の後端部に弾性軸具4を介して下着Pの股下P1内側に連結すると共に、上部当片2の上端部を下着Pにおける前見頃P2の上部内側中央部分に連結し、吊具3の端部を下着Pにおける前見頃P2の上部内側左右に連結し、男性器官全体を独立状態で支持補正することにある。
【0011】第2の手段における下部当片1は、略円形状に形成された周側縁部1Aと陰嚢部分を包み込む当部1Bとで形成されている。
【0012】第3の手段において、吊具3と弾性軸具4とを、ゴム紐又は帯状弾性布で形成することにある。
【0013】第4の手段は、上部当片2の内側に陰茎部分を抱持する保持片2Aを設けたことを課題解消のための手段とする。
【0014】本発明補正具によると、下部当片1と上部当片2とによって弾性器官全体が覆われ、この状態のまま吊具3が男性器官を独立状態で支持する。また、弾性軸具4の振れ戻し作用や伸縮作用により、男性器官を常に中心位置に保つと共に、男性器官の形状や体積の変化に対応するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明補正具は男性用下着Pの内側に装着して使用する男性用補正具である(図1参照)。
【0016】本発明の主要構成は、下部当片1、上部当片2、吊具3、弾性軸具4から構成されている。
【0017】下部当片1は、陰嚢部分を下から覆う布状のもので、平らな布を使用してもよいが、略円形状に形成された周側縁部1Aと陰嚢部分を包み込む当部1Bとで形成し、全体が蟹の甲良状に湾曲する下部当片1を形成することで、高い保持力を備えることができる(図1参照)。また、この下部当片1の後端部には、後述する弾性軸具4を連結している。
【0018】上部当片2は、陰茎部分に沿った帯状の布で形成されたもので、陰茎部分を前方から覆って保持している(図2参照)。そして上部当片2の上端部を、下着Pの前見頃P2の上部内側中央部分に連結する。上部当片2の連結は、縫着手段が最も好適であるが、例えばスナップ釦や面ファスナーなど、他の着脱自在な連結手段で連結することも可能である。更に、この上部当片2の内側に陰茎部分を抱持する保持片2Aを設けると、陰茎部分をより確実に保持することができる(図5参照)。この上部当片2又は、前記下部当片1の左右両側縁に一対の吊具3を連結している。また、排尿を簡単にするため、上部当片2の一部に排出口2Bを設けてもよい(図示せず)。
【0019】吊具3は、下部当片1又は上部当片2の両側から下着Pの前見頃P2の上部内側左右に連結することで、男性器官全体を吊持するものである(図2参照)。この吊具3は、男性器官全体の揺れや動きに対応させるため、ゴム紐や帯状弾性布等の弾性材の使用が好適であるが、通常の布を使用することも可能である。この吊具3と、下部当片1又は上部当片2との連結手段は縫着手段が好適であるが、図示のごとく長さ調整自在に結び付けることで、使用者に最も適した状態に吊すことができる。吊具3と下着Pとの連結手段は、この縫着手段の他、前記スナップ釦やドット釦、面ファスナーなど他の着脱自在な連結手段で連結することも可能である。
【0020】弾性軸具4は、下部当片1の後端部から、下着Pの股下P1内側に連結するもので、この弾性軸具4を中心にして男性器官を定位置に戻すようにしている(図1参照)。弾性軸具4を股下P1内側に連結するので、特に違和感を感じないように連結するには、ゴム紐又は帯状弾性布等を縫着手段で連結するのが最も好適である。
【0021】尚、本発明補正具は、下着Pの内側に縫着した状態で提供されるが、下着Pと別体にして提供することも可能である。また、本発明補正具を装着する下着Pの種類は、主にトランクスを想定しているが、ブリーフや他の下着Pに装着することも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したことにより当初の目的を達成する。
【0023】すなわち、陰嚢部分を下から覆う下部当片1と、陰茎部分に沿った帯状の布で形成され陰茎部分を前方から覆う上部当片2とを設け、一対の吊具3で懸吊しているので、男性器官全体を独立状態で支持することができる。この結果、従来の下着のように男性器官が下方に垂れ下がらずに済み、股下のラインが見易くなると共に、股下を長く見せる効果もある。
【0024】また、下部当片1の後端部に弾性軸具4を介し、この弾性軸具4を下着Pの股下P1内側に連結しているので、男性器官を常に中心位置に保つと共に、男性器官の形状や体積の変化に対応させることができる。したがって、激しい運動を行っても確実に保持できるだけでなく、男性器官に変化が生じても常に一定の位置に保持することが可能になった。
【0025】更に、下部当片1は、略円形状に形成された周側縁部1Aと陰嚢部分を包み込む当部1Bとで形成されているので、陰嚢部分の収まりを良好にしながら確実に保持することができる。
【0026】また、吊具3と弾性軸具4とをゴム紐又は帯状弾性布で形成したことにより、装着時においてこれら吊具3と弾性軸具4が違和感を与えずに済む。
【0027】しかも、上部当片2の内側に陰茎部分を抱持する保持片2Aを設けたことで、男性器官をより確実に抱持することができる。
【0028】このように本発明によると、通気性に優れ、安定感のある状態で男性器官全体を独立状態で保持することができ、しかも、男性器官の特種な変化にも適応し、どのような状態にあっても極めて収まり具合が良好であるなどといった種々の効果を奏するものである。
【出願人】 【識別番号】501086633
【氏名又は名称】安川 卓
【出願日】 平成13年3月19日(2001.3.19)
【代理人】 【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
【公開番号】 特開2002−275703(P2002−275703A)
【公開日】 平成14年9月25日(2002.9.25)
【出願番号】 特願2001−78269(P2001−78269)