| 【発明の名称】 |
踵乾燥防止用靴下 |
| 【発明者】 |
【氏名】米澤 徹
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| 【要約】 |
【課題】通常の靴下では、靴下全体が通気性を有しているので、装着状態において踵被覆部から足の踵部分の水分が発散されてしまい、該踵部分が乾燥して角質化が進行し易い状態になる。
【解決手段】通気性を有する生地からなる靴下において、靴下本体1の踵被覆部2に非通気性シート3を取付けて、該踵被覆部2の通気性を阻止するようにしていることにより、靴下装着状態において、足の踵部分の水分の発散を防止するとともに、既に踵部分が角質化している場合には、該踵部分の保湿性を高めて該角質化している部分を治癒させ得るようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通気性を有する生地からなる靴下において、靴下本体(1)の踵被覆部(2)に非通気性シート(3)を取付けて、該踵被覆部(2)の通気性を阻止するようにしたことを特徴とする踵乾燥防止用靴下。 【請求項2】 通気性を有する生地からなる靴下において、靴下本体(1)の踵被覆部(2)に非通気性合成樹脂(5)を塗布して、該踵被覆部(2)の通気性を阻止するようにしたことを特徴とする踵乾燥防止用靴下。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、足の踵部分のヒビ割れや角質化を防止し得るようにした踵乾燥防止用靴下に関するものである。 【0002】 【発明の背景】空気が乾燥する冬期には、人の皮膚も乾燥し易くなり、特に足の踵部分は皮膚が厚くて余計に乾燥し易い。そして、足の踵部分は、過度に乾燥すると、皮膚が厚いので角質化してカサカサになり易く、さらにひどくなるとカサカサになった踵部分にヒビ割れが生じることがある。 【0003】ところで、靴下は、保温機能が必要である反面、装着時に発汗による足の蒸れを防止する機能が必要があり(蒸れると水虫菌が繁殖し易く不衛生である)、そのために従来の靴下は、一般に通気性を有する生地で製造されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の靴下では、靴下全体が通気性を有しているために、足の踵部分の水分(湿気)も靴下の踵被覆部から大気中に発散してしまい、該足の踵部分の保湿性が損なわれる。特に、冬期においては空気が乾燥し易く、且つ低温で汗をかきにくいので、例えば夏期に比べて足の踵部分の乾燥度合いが著しく高くなる。尚、靴を履いている生活時間の長い人は、靴でも踵部分を被覆していることにより比較的踵部分の保湿性がよいが、例えば家庭の主婦のように靴下のままで生活している時間の長い人では、靴下を通して踵部分の水分発散量が多くなり、該踵部分の角質化が進み易い。 【0005】このように、従来の靴下では、踵被覆部にも通気性があるので、靴下装着状態で足の踵部分の水分が靴下の踵被覆部から発散してしまい、足の踵部分の角質化(延いてはヒビ割れ)が進行し易いという問題があった。 【0006】本願発明は、上記した従来の靴下の問題点に鑑み、靴下装着状態において、靴下の踵被覆部からの水分の発散を防止し得るようにした踵乾燥防止用靴下を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、足の踵部分の乾燥を防止し得るようにした踵乾燥防止用靴下を対象にしている。 本願請求項1の発明本願請求項1の発明は、通気性を有する生地からなる靴下において、靴下本体の踵被覆部に非通気性シートを取付けて、該踵被覆部の通気性を阻止するようにしたことを特徴としている。尚、本願の踵乾燥防止用靴下は、ストッキングも含むものである。 【0008】靴下本体は、糸(一般に弾性糸を含む)を編み機で編成して靴下形状に成形される。又、この請求項1で使用する非通気性シートとしては、通気性のない適宜の薄シートが採用可能である。 【0009】この非通気性シートは、靴下本体の踵被覆部に対して、糸による縫い付け、又は接着剤による接着、あるいは熱融着(非通気性シートが熱融着性樹脂フイルムの場合)等の方法で取付けることができる。又、この非通気性シートは、踵被覆部の内面に取付けると、外部から見えないので見栄えが悪くならないが、踵被覆部の外面に取付ける場合は、非通気性シートの外面を化粧布で覆って該非通気性シートが靴下外面に露出しないようにすることもできる。 【0010】この請求項1の踵乾燥防止用靴下では、装着時に非通気性シート取付け部分が足の踵部分に対面し、該非通気性シートで足の踵部分をほぼ密着状態で被覆するようになる。従って、この踵乾燥防止用靴下の装着状態では、足の踵部分の水分(例えば発汗水)が非通気性シートに阻止されて靴下の踵被覆部から外部に発散されなくなり、該足の踵部分の保湿性を良好にし得る。 本願請求項2の発明本願請求項2の発明は、通気性を有する生地からなる靴下において、靴下本体の踵被覆部に非通気性合成樹脂を塗布して、該踵被覆部の通気性を阻止するようにしたことを特徴としている。 【0011】この請求項2で使用する非通気性合成樹脂としては、例えば加熱状態で液状になり常温で可撓状態まで固化する性状のもの(例えばウレタン系樹脂)が採用される。この非通気性合成樹脂は、靴下本体の踵被覆部の内面あるいは外面のいずれか一面のにみ塗布してもよく、あるいは該踵被覆部の内外両面に塗布してもよい。 【0012】この請求項2の踵乾燥防止用靴下では、装着時に非通気性合成樹脂を塗布している踵被覆部が足の踵部分に対面し、該非通気性合成樹脂塗布部で足の踵部分をほぼ密着状態で被覆するようになる。従って、この踵乾燥防止用靴下の装着状態でも、足の踵部分の水分が非通気性合成樹脂塗布部(踵被覆部)に阻止されて靴下の踵被覆部から外部に発散されなくなり、該足の踵部分の保湿性を良好にし得る。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本願実施形態の踵乾燥防止用靴下を説明すると、図1〜図4には本願第1実施形態、図5には本願第2実施形態が示されている。尚、図1〜図4の第1実施形態は本願請求項1に対応し、、図5の第2実施形態は本願請求項2に対応するものである。 【0014】図1〜図4に示す第1実施形態の踵乾燥防止用靴下は、靴下本体1の踵被覆部2に非通気性シート3を取付けて構成されている。靴下本体1は、通常の靴下が採用されるが、ストッキングも含まれるものである。 【0015】非通気性シート3としては、合成樹脂フイルム(例えばポリ塩化ビニル樹脂フイルムやポリウレタン樹脂製フイルム)やゴム製薄シート等の通気性がなく且つ柔軟性のある適宜の薄シートが採用可能である。又、この第1実施形態では、非通気性シート3は、図3に示すように、底面3aの一部に切欠号3cを設けて馬蹄形にするとともに、その底面3aの外縁部に所定高さ(例えば20〜30mm程度の高さ)の立ち上がり側面3bを有する形状に成形している。即ち、この非通気性シート3は、足の踵の底中央部を除く踵外面部分にほぼ密着する形状に成形されている。 【0016】そして、この非通気性シート3は、靴下本体1の踵被覆部2の内面に、糸による縫い付け、又は接着剤による接着、あるいは熱融着(熱融着性樹脂フイルムを使用した場合)等の適宜の方法で取付けられる。又、この第1実施形態の踵乾燥防止用靴下では、非通気性シート3を靴下本体1の踵被覆部2の内面側に取付けているが、該非通気性シート3は踵被覆部2の外面に取付けてもよい。尚、その場合は、非通気性シート3が外部に露出して見栄えが悪くなるので、該非通気性シート3の外面を化粧布で覆うとよい。 【0017】又、この第1実施形態の踵乾燥防止用靴下には、靴下装着時に足の先寄り側面付近(踵部分に次いで角質化し易い部分)が対応する位置にも、同様に非通気性シート4を取付けている。尚、装着時に足の先寄り側面付近が対応する位置の非通気性シート4は、靴下本体1の左右各側に設けるとよい。 【0018】この第1実施形態の踵乾燥防止用靴下では、図4に示すように足に装着したときに非通気性シート3部分が足の踵部分に対面し、該非通気性シート3で足の踵部分をほぼ密着状態で被覆するようになる。尚、この装着状態では、足先寄りに設けた各非通気性シート4も足の各先寄り側面にほぼ密着状態で対面する。従って、この踵乾燥防止用靴下の装着状態では、足の踵部分の水分が非通気性シート3に阻止されて靴下の踵被覆部から外部に発散されなくなり、該足の踵部分の保湿性を良好にして、該踵部分の角質化を防止することができる。又、装着時には、足先寄りの各非通気性シート4もそれぞれ足の各先寄り側面を被覆しており、該各非通気性シート4で足の先寄り各側面部分も水分の発散が防止される。尚、靴下本体1における非通気性シート3,4の無い部分では、水分(湿気)が自由に発散されるので、靴下内で蒸れる(不衛生になる)ということがない。 【0019】図5に示す第2実施形態の踵乾燥防止用靴下では、靴下本体1の踵被覆部2に非通気性合成樹脂5を塗布して、該踵被覆部2の通気性を阻止するようにしている。又、この第2実施形態でも、足先寄りの各側面付近が対応する位置にも同様な非通気性合成樹脂6を塗布している。 【0020】この第2実施形態の踵乾燥防止用靴下で使用する非通気性合成樹脂5,6としては、例えば加熱状態で液状になり常温で軟質固化する性状のもの(例えばウレタン系樹脂)が採用される。又、踵被覆部2の非通気性合成樹脂5は、靴下本体1の踵被覆部2の内面あるいは外面のいずれか一面のにみ塗布してもよく、あるいは該踵被覆部2の内外両面に塗布してもよい。尚、このように、踵被覆部2に非通気性合成樹脂5を塗布すると、該踵被覆部2の生地の網目が該合成樹脂5で埋められて、該踵被覆部2の通気性がなくなる。 【0021】この第2実施形態(図5)の踵乾燥防止用靴下でも、装着時に非通気性合成樹脂5を塗布している踵被覆部2が足の踵部分に対面し、該非通気性合成樹脂塗布部(踵被覆部2)で足の踵部分をほぼ密着状態で被覆するようになる。従って、この踵乾燥防止用靴下の装着状態でも、足の踵部分の水分(例えば発汗水)が非通気性合成樹脂塗布部に阻止されて靴下の踵被覆部2から外部に発散されなくなり、該足の踵部分の保湿性が良好になって、該踵部分の角質化の進行を防止することができる。 【0022】 【発明の効果】本願請求項1及び請求項2の各発明の踵乾燥防止用靴下は、次のような効果がある。即ち、本願請求項1のものでは、靴下本体1の踵被覆部2に非通気性シート3を取付け、本願請求項2のものでは、靴下本体1の踵被覆部2に非通気性合成樹脂5を塗布して、それぞれ踵被覆部2の通気性を阻止するようにしているので、これらの踵乾燥防止用靴下を足に装着したときに、非通気性シート3部分(又は非通気性合成樹脂5の塗布部)が足の踵部分にほぼ密着し、該非通気性シート3(又は非通気性合成樹脂塗布部)で足の踵部分の水分の発散を防止できる。従って、本願の踵乾燥防止用靴下を装着すると、足の踵部分の保湿性が良好になって、該踵部分の角質化の進行を防止することができるという効果がある。又、既に踵部分が角質化している人でも、本願の踵乾燥防止用靴下を装着することで、足の踵部分の保湿性を高めることができ、それによって硬く角質化している部分を柔らかくできる(治癒できる)という効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】395004715 【氏名又は名称】有限会社朝日鉄筋
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| 【出願日】 |
平成13年2月6日(2001.2.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075731 【弁理士】 【氏名又は名称】大浜 博
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| 【公開番号】 |
特開2002−235203(P2002−235203A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月23日(2002.8.23) |
| 【出願番号】 |
特願2001−28931(P2001−28931) |
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