| 【発明の名称】 |
トランクス型パンツ |
| 【発明者】 |
【氏名】三宅 国夫
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| 【要約】 |
【課題】トランクス型パンツにおいて、前開き口からの男性局部の取り出しを容易にすると共に、前開き口を釦で開閉する必要のない範囲まで小さくする。また、ズボンを重ね着した際の股ぐりやヘムラインの広がりを防止し、パンツの初期形状を維持するようにする。
【解決手段】左右身頃L,Rの股ぐり線を、見返しL2および持ち出しR2の下端線4−5,4’−6と略平行な第1の直線部3−4,3’−4’と、前記第1の直線部に連続される凸状の曲線部2−3,2’−3’と、前記第1の直線部に対し、第1の所定の角度(略45度)をなして前記凸状の曲線部に連続される第2の直線部1−2,1’−2’、から構成する。また、左右身頃L,Rを、パンツ着用時の上下方向が生地の横地の目(Y方向(Y軸))、横方向が縦地の目(X方向(X軸))となるように裁断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右の身頃からなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃のいずれか一方が、前記一方の股ぐり線と略平行な下端線を有する身頃続きの見返しを備えると共に、その他方が、前記他方の股ぐり線と略平行な下端線を有する身頃続きの持ち出しを備え、前記見返しと前記持ち出しにより前開き口が形成されるものにおいて、前記左右の身頃の股ぐり線は、a.前記見返しおよび持ち出しの下端線と略平行な第1の直線部、b.前記第1の直線部に連続される凸状の曲線部、およびc.前記第1の直線部に対し、第1の所定の角度をなして前記凸状の曲線部に連続される第2の直線部、からなると共に、前記第2の直線部には、さらに、略直角をなして前記左右の身頃の第1の後股ぐり線が連続して形成されることを特徴とするトランクス型パンツ。 【請求項2】 前記見返しおよび持ち出しの下端線と、前記左右の身頃の股ぐり線が、連続して縫合されることを特徴とする請求項1項記載のトランクス型パンツ。 【請求項3】 前記前開き口は、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記股ぐり線の最上点まで開口されることを特徴とする請求項1項または2項記載のトランクス型パンツ。 【請求項4】 前記左右の身頃は、第1の伸縮度を有する縦地の目方向と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度を有する横地の目方向を備える生地を裁断して形成されると共に、前記トランクス型パンツの立位着用時における横方向が縦地の目方向となるように裁断されることを特徴とする請求項1項から3項のいずれかに記載のトランクス型パンツ。 【請求項5】 前記左右の身頃の後股ぐりは、前記第2の直線部に連続する第1の後股ぐり線と、前記左右の身頃の後中心線に連続する第2の後股ぐり線を縫合することによって形成されると共に、前記第2の後股ぐり線は、d.前記後中心線に対し、第2の所定の角度をなして連続される第3の直線部、およびe.前記第3の直線部と連続され、かつ前記後中心線寄りに変化すると共に、前記横地の目方向と略平行な端縁を有する凹状の曲線部、からなることを特徴とする請求項1項から4項のいずれかに記載のトランクス型パンツ。 【請求項6】 前記トランクス型パンツの履き口および裾口を形成する部分の裁断方向が、前記縦地の目方向と平行に形成されることを特徴とする請求項1項から5項のいずれかに記載のトランクス型パンツ。 【請求項7】 前記生地は、前記縦地の目方向と横地の目方向の中間方向において、前記第1の伸縮度よりも大きく、かつ前記第2の伸縮度よりも小さい第3の伸縮度を有すると共に、前記第1および第2の所定の角度は、前記中間方向をなす角度であることを特徴とする請求項1項から6項のいずれかに記載のトランクス型パンツ。 【請求項8】 左右の身頃および前記左右の身頃の股ぐりと合成される股マチ布からなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃および股マチ布が、第1の伸縮度を有する縦地の目方向と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度を有する横地の目方向を備える生地を裁断して形成されるものにおいて、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記左右の身頃の上下方向および前記股マチ布の前後方向が、前記横地の目方向となるように裁断されることを特徴とするトランクス型パンツ。 【請求項9】 前記左右の身頃は、身頃続きのサポータ部を備えると共に、前記サポータ部は、前記トランクス型パンツの立位着用時における上下方向が、前記横地の目方向となるように裁断されることを特徴とする請求項8項記載のトランクス型パンツ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明はトランクス型パンツに関し、より具体的には、前開き口を備えると共に、股間部付近の構造および生地特性によって機能性を向上させるようにしたトランクス型パンツに関する。 【0002】尚、この明細書において「男性局部」とは男性の外部生殖器を指し、基本的には陰茎の意味で用いるが、陰茎および陰嚢の両者を含む意味で用いる場合もある。 【0003】また、この発明の名称はトランクス型パンツであるが、明細書中において、トランクス型パンツをトランクスあるいはパンツと略して用いる場合もある。 【0004】また、一般的に「前開き」ないし「前開き口」とは、トランクス型パンツの前面に窓状に設けられる男性局部を取り出すための開口部を指すが、この明細書においては、パンツを構成する前身頃などの生地片においても付随して用いることがある。 【0005】また、横地の目の裁断とは、従来技術において裁断構造の主流となる、生地の縦地の目方向が立位着用時に身長方向(上下方向)になる、いわゆる縦地の目の裁断を、90度回転させて素材特性の差分を矯正した裁断構造であって、立位着用時にウエストライン(横方向)に対して縦地の目となり、身長方向は横地の目で形成された構造の意味で用いる。 【0006】 【従来の技術】トランクス型パンツは一般的に、素材に関わらず、前開きトランクスと前閉じトランクスに大別され、そのうち前開きトランクスにおいては、ズボン着用時にも重ね着したまま排尿できるため、市場において支持率が安定的に増加している。 【0007】ところで、前開きトランクス支持者にとって最大の利点は排尿時の動作がスピーディにできることであるが、特に中・高年齢者の多くは尿意を覚えて排尿をするまでの時間が短く、また前立腺肥大などの症状をもつ人にとって男性局部の取り出しに時間を要することは深刻な問題であった。 【0008】また、トランクス型パンツの前開き口の縫合時の工程上の制約から、複数の縫い目が重なり合ったり、あるいは当て布をあてる必要があり、その結果、前開き口、特に股ぐり部分が嵩張りがちであるという不具合があった。 【0009】このような不具合を解決するトランクス型パンツとして、例えば、本出願人が先に提案した特許第2794657号に記載される技術が挙げられる。この特許第2794657号に係るトランクス型パンツは、前記前開きトランクスの前開き口と、股間部周辺の機能性を向上させる構造、具体的には、前開き口を男性局部に対応する位置まで下げ、男性局部の取り出しを容易にし、さらに前開き口から股間直下位置までの部分に男性局部が快適に収容されるスペースを持つ構造とすることで、上記不具合を解消している。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した特許第2794657号や他の従来技術に係るトランクス型パンツにあっては、前開きトランクスの多くは開き口が広めに形成されていると共に、開き口の開閉のために面倒な釦の掛け外し動作が必要であった。 【0011】このため、前記開き口を釦で開閉するなどの面倒な釦の掛け外し動作を不要とし、より一層機能性を向上させることができる構造のパンツが望まれていた。 【0012】従って、この発明の第1の目的は、上記した従来技術の欠点を解消し、前開き口を男性局部に対応する位置まで下げ、男性局部の取り出しを容易にすると共に、釦で開閉する必要のない範囲まで小さく(狭く)形成するようにしたトランクス型パンツを提供することにある。 【0013】また、従来のトランクス型パンツにあっては、ズボンを重ね着した際に、ズボンの股ぐり構造にパンツの股ぐりが影響を受け、ヘムライン(裾線)が吊り上げられ(広げられ)て嵩張ってしまうことから、男性局部が快適に収容されないといった不具合があった。 【0014】従って、この発明の第2の目的は、ズボンを重ね着した際などの股ぐりやヘムラインの広がりを防止し、トランクス型パンツの初期形状を維持するようにしたトランクス型パンツを提供することにある。 【0015】また、トランクス型パンツの多くはゆったりとしたシルエットが主流で、股間部、特に座位着用時には、臀部部分につっぱりが発生するため、生地の分量を多く、または長く使用しているが、パンツ着用時の立位後ろ姿にあっては、おしめ状のふくらみと垂れ下がったシルエットのため、ファッション性が低下し、ズボン着用時には股間部の嵩張り感が否めず、着用感が低下するといった不具合があった。 【0016】ところで、従来、トランクス型パンツの素材として布帛が主流であったが、伸縮に優れる機能性の良さから、近年の市場においては、ニット素材の割合が増大している。 【0017】しかしながら、ニット素材で成形されるトランクス型パンツにおいては、縦地の目の裁断で形成された股ぐりおよびヘムラインの地の目が着用時に横地の目となることから、柔軟で伸縮に優れる反面、絶えず張力が加わるために生地が伸びきってしまい、股ぐりのサポート性が低下すると共に、ヘムラインが広がってフレアーパンツ状を呈し、着用感およびファッション性が低下するといった問題があった。 【0018】従って、この発明の第3の目的は、股ぐりと見返しおよび持ち出しのシンプルな構造を備えると共に、不必要な縫い目や縫い代をなくすようにしたトランクス型パンツを提供することにある。さらには、股マチを備えるトランクス型パンツ、およびパンツ内部にサポータを備えるものにおいても、同様にズボンの股ぐり構造に影響を受けない構造を備え、ゴロツキや嵩張りを解消してファッション性および着用感を向上させることを副次的な目的とする。 【0019】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、請求項1項にあっては、左右の身頃からなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃のいずれか一方が、前記一方の股ぐり線と略平行な下端線を有する身頃続きの見返しを備えると共に、その他方が、前記他方の股ぐり線と略平行な下端線を有する身頃続きの持ち出しを備え、前記見返しと前記持ち出しにより前開き口が形成されるものにおいて、前記左右の身頃の股ぐり線は、前記見返しおよび持ち出しの下端線と略平行な第1の直線部、前記第1の直線部に連続される凸状の曲線部、および前記第1の直線部に対し、第1の所定の角度をなして前記凸状の曲線部に連続される第2の直線部、からなると共に、前記第2の直線部には、さらに、略直角をなして前記左右の身頃の第1の後股ぐり線が連続して形成されるように構成した。 【0020】左右の身頃からなるトランクス型パンツであって、左右の身頃のいずれか一方が、前記一方の股ぐり線と略平行な下端線を有する身頃続きの見返しを備えると共に、その他方が、前記他方の股ぐり線と略平行な下端線を有する身頃続きの持ち出しを備え、前記見返しと前記持ち出しにより前開き口が形成されるものにおいて、前記左右の身頃の股ぐり線は、前記見返しおよび持ち出しの下端線と略平行な第1の直線部、前記第1の直線部に連続される凸状の曲線部、および前記第1の直線部に対し、第1の所定の角度をなして前記凸状の曲線部に連続される第2の直線部、からなると共に、前記第2の直線部には、さらに、略直角をなして前記左右の身頃の第1の後股ぐり線が連続して形成されるように構成したので、股ぐり線が凸状の曲線に形成される、即ち、股ぐりが凹凸状に変形することができ、よってズボンを重ね着した際などに、股ぐりやヘムラインが広がらず、初期形状を継続するので、着用感も良く、ファッション性も向上させることができる。 【0021】さらに、前開き口を男性局部まで下げ、男性局部の取り出しを容易にすることができる。また、股ぐり、見返しおよび持ち出しがシンプルな構造となり、不必要な縫い目や縫い代をなくすことができる。 【0022】また、請求項2項にあっては、前記見返しおよび持ち出しの下端線と、前記左右の身頃の股ぐり線が、連続して縫合されるように構成した。 【0023】前記見返しおよび持ち出しの下端線と、前記左右の身頃の股ぐり線が、連続して縫合されるように構成したので、裁ち端を効率よく処理できて当て布などの始末布が不要となり、ゴロツキ、嵩張りが発生しない。また、装着感を向上することができると共に、前開き口を形成する位置の自由度を高くすることができる。 【0024】また、請求項3項にあっては、前記前開き口は、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記股ぐり線の最上点まで開口されるように構成した。 【0025】前記前開き口は、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記股ぐり線の最上点まで開口されるように構成したので、前開き口を男性局部に対する適正位置に形成することができ、よって男性局部の取り出しを容易にすると共に、釦で開閉する必要のない範囲まで小さく(狭く)形成することができる。 【0026】また、請求項4項にあっては、前記左右の身頃は、第1の伸縮度を有する縦地の目方向と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度を有する横地の目方向を備える生地を裁断して形成されると共に、前記トランクス型パンツの立位着用時における横方向が縦地の目方向となるように裁断されるように構成した。 【0027】前記左右の身頃は、第1の伸縮度を有する縦地の目方向と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度を有する横地の目方向を備える生地を裁断して形成されると共に、前記トランクス型パンツの立位着用時における横方向が縦地の目方向となるように裁断されるように構成したので、ズボン着用時などにズボンの股ぐり構造に適応する股下形状とすることができ、よって、ゴロツキや嵩張りを解消することができると共に、ファッション性や着用感を低下させることがない。 【0028】また、請求項5項にあっては、前記左右の身頃の後股ぐりは、前記第2の直線部に連続する第1の後股ぐり線と、前記左右の身頃の後中心線に連続する第2の後股ぐり線を縫合することによって形成されると共に、前記第2の後股ぐり線は、前記後中心線に対し、第2の所定の角度をなして連続される第3の直線部、および前記第3の直線部と連続され、かつ前記後中心線寄りに変化すると共に、前記横地の目方向と略平行な端縁を有する凹状の曲線部、からなるように構成した。 【0029】前記左右の身頃の後股ぐりは、前記第2の直線部に連続する第1の後股ぐり線と、前記左右の身頃の後中心線に連続する第2の後股ぐり線を縫合することによって形成されると共に、前記第2の後股ぐり線は、前記後中心線に対し、第2の所定の角度をなして連続される第3の直線部、および前記第3の直線部と連続され、かつ前記後中心線寄りに変化すると共に、前記横地の目方向と略平行な端縁を有する凹状の曲線部、からなるように構成したので、股ぐりの後方部分(後股ぐり)が後中心線寄りに湾曲状に変化し、かつ横地の目にほぼ近い伸縮を持った端縁が得られ、よってしっかりとしながら柔軟な伸縮を有しつつ、つっぱり感のない後股ぐりを形成することができる。 【0030】また、請求項6項にあっては、前記トランクス型パンツの履き口および裾口を形成する部分の裁断方向が、前記縦地の目方向と平行に形成されるように構成した。 【0031】前記トランクス型パンツの履き口および裾口を形成する部分の裁断方向が、前記縦地の目方向と平行に形成されるように構成したので、即ち、履き口(ウエストライン)と裾口(ヘムライン)が平行に形成されるので、パンツ着用時におけるウエストラインからヘムラインまでの長さがどこで計測しても同寸法となり、立位着用時の後ろ姿において、おしめ状のふくらみや垂れ下がったシルエットが生じることがなくファッション性を向上させることができる。また、余分な生地分量が存在せず、着用感をより一層向上させることができる。 【0032】また、請求項7項にあっては、前記生地は、前記縦地の目方向と横地の目方向の中間方向において、前記第1の伸縮度よりも大きく、かつ前記第2の伸縮度よりも小さい第3の伸縮度を有すると共に、前記第1および第2の所定の角度は、前記中間方向をなす角度であるように構成した。 【0033】前記生地は、前記縦地の目方向と横地の目方向の中間方向において、前記第1の伸縮度よりも大きく、かつ前記第2の伸縮度よりも小さい第3の伸縮度を有すると共に、前記第1および第2の所定の角度は、前記中間方向をなす角度であるように構成したので、ファッション性および着用感をより一層向上させることができる。 【0034】また、請求項8項にあっては、左右の身頃および前記左右の身頃の股ぐりと合成される股マチ布からなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃および股マチ布が、第1の伸縮度を有する縦地の目方向と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度を有する横地の目方向を備える生地を裁断して形成されるものにおいて、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記左右の身頃の上下方向および前記股マチ布の前後方向が、前記横地の目方向となるように裁断されるように構成した。 【0035】左右の身頃および前記左右の身頃の股ぐりと合成される股マチ布からなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃および股マチ布が、第1の伸縮度を有する縦地の目方向と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度を有する横地の目方向を備える生地を裁断して形成されるものにおいて、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記左右の身頃の上下方向および前記股マチ布の前後方向が、前記横地の目方向となるように裁断されるように構成したので、左右の身頃とは別体の股マチ布を備えるトランクス型パンツにおいても、ズボンの股ぐりに影響を受けることがなく、よってゴロツキや嵩張りを解消することができて着用感を向上させることができる。 【0036】また、請求項9項にあっては、前記左右の身頃は、身頃続きのサポータ部を備えると共に、前記サポータ部は、前記トランクス型パンツの立位着用時における上下方向が、前記横地の目方向となるように裁断されるように構成した。 【0037】前記左右の身頃は、身頃続きのサポータ部を備えると共に、前記サポータ部は、前記トランクス型パンツの立位着用時における上下方向が、前記横地の目方向となるように裁断されるように構成したので、内部にサポータを備えるパンツにおいても、ゴロツキや嵩張りを解消することができ、よってファッション性および着用感を向上させることができる。また、サポータを備えることから、ズボン股ぐりの干渉を吸収し、左右ヘムラインに吊り上がりの影響がなく股下寸法を確保することができると共に、男性局部をより快適に収容して支持することができる。 【0038】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発明の一つの実施の形態を説明する。尚、図面において両矢印で図示するY方向(軸)は横地の目方向を、X方向(軸)は縦地の目方向をそれぞれ示す。 【0039】図1は本発明の一つの実施の形態に係るトランクス型パンツの左右身頃L,Rの裁断形状を示す、裏側(着用時に肌に接する面側)から見た各生地片の平面図である。 【0040】生地片L,Rはニット生地からなると共に、パンツの身頃を構成する一対の左身頃および右身頃であって左右非対称形状に裁断されてなり、身頃部L1,R1、見返しL2、持ち出しR2からなる。尚、ニット素材の伸縮特性(伸縮度)は、縦地の目方向では軽度の伸びでしっかりと安定し、それに直交する横地の目方向では柔軟で伸縮に優れ、また、両者の中間方向斜め45度(バイアス地の目)では、前記両者の伸縮特性の中間である。本発明の実施の形態で用いるニット素材は、伸長応力(最大伸び率)が縦地の目=1.3倍(前記した第1の伸縮度)、横地の目=1.7倍(前記した第2の伸縮度)、バイアス地の目=1.5倍(前記した第3の伸縮度)の特性を有する。 【0041】左身頃Lについて説明すると、身頃部L1は、後述の見返しL2の上端線7−9と連続する、後にウエストライン(履き口)となる直線辺たる上端線9−11、後に後中心線となる直線辺たる11−12、後に左後股ぐり線となる12−14(前記した第2の後股ぐり線)、後にヘムライン(裾口)となる直線辺たる14−16、後に左後股ぐり線となる16−1(前記した第1の後股ぐり線)、後に右身頃Rの対応する端縁と縫合され股ぐり線となる1−4、および図1に一点鎖線で示す線分4−9からなる。左身頃の残余の部分、即ち見返しL2は、前記した線分7−9および9−4、並びに4−5、5−7で画される矩形状の部分で、この見返しL2は後に折り返されて前開き口線(前中心)となる。また、10−15で示す破線は前身頃と後身頃を合成した脇部分である。 【0042】ここで、股ぐり線となる1−4のうちの直線3−4(前記した第1の直線部)と4−5とのなす角度が0度(即ち平行)である構造と前開き口付近の構造は、前記した特許第2794657号記載のものと同様の構造であるが、本発明で特徴的な点は、斜線(ハッチング)で示す略三角状の股ぐり分量が加えられていることである。尚、2−16で示す二点鎖線部が、前記特許第2794657号記載のものの左後股ぐり線に対応する。 【0043】前記した股ぐり分量を形成する股ぐり線1−4について説明すると、股ぐり線1−4は、前記した直線3−4に連続しつつ2−3で示す凸状の部分曲線となるように角度が変化させられ、それに直線3−4に対して略45度(前記した第1の所定の角度)をなす直線1−2(前記した第2の直線部)が連続する。さらに、直線1−2には、それと略直角(90度)をなす左後股ぐり線1−17が連続する。このように構成することで、股ぐり線は凸状の曲線となるように形成される、即ち、股ぐりを凹凸状に変形させることができ、よってズボンを重ね着した際などに、股ぐりやヘムラインが広がらず、初期形状を保つので、着用感も良く、ファッション性も向上させることができる。尚、以上の構成についてのさらなる特徴を、後述する図11などにおいて詳説する。 【0044】また、図示の如く、左右の身頃L,Rは、パンツの立位着用時における横方向が生地の縦地の目方向に、同じく上下方向が生地の横地の目方向になるように裁断されるので、ズボン着用時などにズボンの股ぐり構造に適応する股下形状とすることができ、よって、ゴロツキや嵩張りを解消することができると共に、ファッション性や着用感が低下することがない。 【0045】さらに、直線1−2は、両矢印で図示するY方向(Y軸。横地の目方向)に対して垂直に形成される直線3−4、即ちX方向(X軸。縦地の目方向)に対し、略45度の角度(バイアス地の目)で形成され、1−17で示す左後股ぐり線とのなす角度が略90度(バイアス地の目)となるように形成されているため、しっかりとしながら柔軟な伸縮が得られ、股ぐりのサポート性を向上させることができ、よって着用感を向上させることができる。さらには、柔軟な伸縮が得られることから、余分な生地分量を必要とせず、よってファッション性も向上させることができる。 【0046】続けて左身頃Lについて説明すると、後に前開き口線(前中心)となる4−9、後に後中心線となる直線辺たる11−12の端縁は正しくY方向(Y軸)と平行に構成されている。また、後にウエストラインとなる直線辺たる9−11、後にヘムラインとなる直線辺たる14−16の端縁は、正しくX方向(X軸)と平行となるように構成されている。 【0047】即ち、柔軟な伸縮が得られる横地の目(Y方向)を、後中心線となる直線辺たる11−12の端縁に構成することで、股間部、特に臀部部分に座位着用時に必要とされる生地分量が存在しないので、後述する後身頃ヘムライン14−15が前身頃ヘムライン15−16と連続して直線辺の端縁で形成され、かつ、その端縁は正しく縦地の目(X方向)と平行となるように構成される。 【0048】このように構成することで、履き口(ウエストライン)と裾口(ヘムライン)が平行に形成されるので、パンツ着用時におけるウエストラインからヘムラインまでの長さがどの位置で計測しても同寸法となり、立位着用時の後ろ姿において、おしめ状のふくらみや垂れ下がったシルエットが生じることがなく、よってファッション性を向上させることができる。また、余分な生地分量が存在せず、着用感をより一層向上させることができる。 【0049】また、12−13−14で示す左後股ぐり線のうち、直線12−13(前記した第3の直線部)は、後中心線11−12に対して略135度(前記した第2の所定の角度。バイアス地の目方向)となるように形成されているため、後に縫合される前記1−17の左後股ぐり線と同様の伸縮が得られる。また、直線12−13に連続する13−14は凹状の部分曲線によって後中心寄りに湾曲状に変化し、かつその端縁が横地の目方向に略平行となるように構成したので、横地の目に、ほぼ近い伸縮を持った端縁が得られ、しっかりとしながら柔軟な伸縮特性を有した、つっぱり感のない後股ぐりを形成することができる。 【0050】尚、右身頃Rについては、上述した左身頃Lの身頃部L1の説明が大略妥当するので、同一符合にダッシュ( ’) を付して説明を省略する。 【0051】図2は、右身頃Rの加工を示す説明図である。同図に示すように、右身頃Rの持ち出しR2を、図1に8−6で示す直線辺を1cm縫い代として折り、さらに破線で示す線分9’−4’に合致させつつ本縫いミシンで縫合して持ち出しの部分縫いを完了したものである。尚、これによって新たに形成される直線辺(折り返し線)を18−19で示す。 【0052】尚、図1などにおいて、左身頃Lの見返し下端縁4−5と股ぐりの一部3−4の間、右身頃Rの持ち出し下端縁4’−6と股ぐりの一部3’−4’の間に隙間があるように示されるが、これは図示の便宜のためであり、実際には隙間は存在しない。 【0053】図3は、図2の部分縫いの完成した右身頃Rを裏返し(図3で見える面は表面を示す)、それに合致させた左身頃L(図3で見える面は裏面を示す)の5−7直線辺を1cm縫い代として折った、本発明の特徴的な縫着技術(後述)となる形状をより明確に示すための説明図である。同図において、左身頃Lと右身頃Rを合致させて重ねた状況を表現するため、5−7を曲線で示すが、これは理解の便宜のためであり、実際には直線辺を1cm縫い代として折り返している。 【0054】図4は、左右身頃L,Rを縫合する手法を示す説明図であるが、同図に示すように、左右身頃の見返しおよび持ち出しの下端線の縫合と、前記左右身頃の股ぐり線の縫合とが、1本の連続した縫合となるように構成される。より詳しくは、図3で合致させて重ねた4,4’を支点として5,19および3,3’を引き延ばし、具体的には、図3で4,4’を中心として3,3’−4,4’を図中時計回りに180度回転させることにより、2本の線分3,3’−4,4’と4,4’−5,19の交差角度を0度から180度に変更して図4に示すような連続する1本の線とし、二本針オーバーロックミシンによって一度の工程で裁ち端のかがり縫いおよび縫着を完了する。尚、4および4’の支点部に0.5cm程度の切り込みを入れることにより、作業性を向上させることができる。 【0055】以上のように構成することで、裁ち端を効率よく処理できて当て布などの始末布が不要となり、ゴロツキ、嵩張りが発生せず、装着感を向上することができる。また、前開き口を形成する位置の自由度が高くなる、より具体的には、前開き口を股ぐりの最上点まで開口させることができることから、前開き口を男性局部に対応する適正位置に形成することができ、よって男性局部の取り出しを容易にすると共に、釦で開閉する必要のない範囲まで小さく(狭く)形成することができる。 【0056】尚、従来技術においては、図3に示すような重ねて合致させる構造、即ち、一度の工程で裁ち端を完全にかがり縫いすることのできる構造がなく、裁ち端が処理できないため、当て布などの始末布が必要であり、縫い目および縫い代が増してゴロツキ、嵩張りが発生し、装着感が低下すると共に、さらに前開き口の位置が高くなる原因となっていた。 【0057】図5は、図4で説明した縫着形状を示し、変形もなく一度の工程で製作した、見返しおよび持ち出しの下端4,4’−5,5’、および股ぐり1,1’−4,4’の説明図である。股ぐり線を上述の如く構成したことから、同図に示すように、股ぐりCが3,3’−2,2’の部分で凸状に形成されるような、本願の特徴的な形状となる。 【0058】図6は、左右の身頃L,Rの縫合後の立体形状を示す説明図であり、図7は図6の股ぐりCの要部を拡大した左右身頃L,Rの縫合後における縫合部の始末縫いを示す、要部拡大説明図である。図6および7に示すように、図5の状態を左右に開き、縫着された見返しおよび持ち出しを左身頃L側に倒し、前開き口を股ぐりの最下点に形成すると共に、縫い代のゴロツキ、嵩張りを解消するため、本縫いミシンにより、19,5から4’,4を経由し、1,1’に至る縫い代の始末縫いを施す。 【0059】また、同図に良く示すように、前記した本発明の特徴的な構造にあっては、左右身頃L,Rにおいて股ぐりを形成する股ぐり線1−4,1’−4’が、従来技術の凹状股ぐり線と異なり、正反対の凸状の股ぐり線で形成されるので、角度0度で形成された股ぐりと見返しおよび持ち出しのシンプルな構成となり、不必要な縫い目や縫い代をなくすことができる。 【0060】図8は、図6の状態を裏返して表側から前開き口(符合Hで示す)を完成するために、本縫いミシンによる9,9’−21および22を経由して7,18に至る前開き口上部の仕上げ縫いを示す、完成した前開き口の形状を示す表側(着用時の表側)から見た説明図である。ここで、図7に関して説明した19,5−4’,4の間で形成された始末縫い線に平行に、本縫いミシンにて0.5cm幅の補強縫い20を施し、前開き口H、および股ぐりCを備えた2枚仕立て身頃の前開き口周辺部を完成する。 【0061】同図からよくわかるように、前開き口Hは、股ぐり線の最上点(パンツの立位着用時における最上点)たる4,4’まで開口される。このように構成することで、前開き口Hを男性局部に対する適正位置に形成することができ、よって男性局部の取り出しを容易にすると共に、釦で開閉する必要のない範囲まで小さく(狭く)形成することができる。尚、前開き口Hの前立て幅Wは約4cm、前開き口高さHは約9cmとする。 【0062】図9は、左右身頃L,Rの後中心の縫合後の状態を示す説明図である。同図は、図8の状態に左右身頃の両表面同士を合わせ、左身頃裏面側から見た図であり、11,11’−12,12’が縫合され後中心線Dとなった状態を示している。同図において、股ぐり部の状態を斜線(ハッチング)で示す。 【0063】また、前記した凸状の股ぐりで形成されている股ぐり線(曲線。符合Aで示す)は、4,4’から1,1’に結ばれた直線に対し、Amax部分が最大股ぐり高さとなって、ハッチングで図示した可動分量(後述)が形成されたことを示している。 【0064】図10は、左右股ぐり縫合後の状態をパンツ背面の斜め上方から示す説明図であり、14−12,12’−14’と16−1,1’−16’の両表面同士を合わせ、縫合して形成された後股ぐり(符合Eで示す)を示している。尚、この状態でウエストラインWLおよびヘムラインLH,RHの仕上げ縫い作業を残し、パンツ本体は完成している。 【0065】図11は、完成した股ぐりの要部の状態を右斜め上方からハッチングで示す部分説明図である。同図において、ハッチング(斜線)部分は図9について述べた股ぐり曲線Aが可動する分量を示す。また、小格子部CBは、股ぐり線の垂下方向への可動分量を示し、その最大垂下股ぐり高さをBmaxで示す。即ち、可動分量は、4,4’から1,1’に結ばれた直線に対し、最大股ぐり高さAmaxから最大垂下股ぐり高さBmaxの範囲となる。尚、図6で述べた従来技術の凹状股ぐりとは、最大垂下股ぐり高さBmaxに相当すると言うことができる。 【0066】従来技術のように、凹状股ぐり(最大垂下股ぐり高さBmax)で形成されているパンツの場合、重ね着したズボン(図示せず)の股ぐりから干渉を受け、Bmaxが吊り上げられるため、右ヘムラインRH(左ヘムラインLHも同様)が同寸法分吊り上げられて股下寸法が不足し、股ぐりは嵩張って着用感が著しく低下する不都合があった。 【0067】これに対し、この実施の形態においては上記のように構成したので、パンツ着用時にズボンを重ね着した際にあっても、股ぐり線が最大股ぐり高さAmaxまで可動するため、重ね着したズボン股ぐりの干渉(食い込み現象)を吸収して機能性を維持する、別言すれば、左右ヘムラインに吊り上がりの影響なく、股下寸法を確保すると共に、着用感を向上させることができる。 【0068】図12は、図11のBmax状態の内側をパンツ上方から示す説明図であり、股ぐりの高さを稜線で示す。同図において、3,3’−2,2’が最深部であり、その外周側へ行くほど浅くなる(図9に示す4,4’から1,1’に結ばれた直線の高さに近付く)。通常のパンツ着用時に最大に垂下したBmax状態の股ぐりCの周辺は、LCで示す垂下左縁とRCで示す垂下右縁を形成し、ハンモック状の形態が構成され、「男性局部」の保持安定性を向上させることができる。 【0069】図13は、図12の状態を後方から見た部分透視図である。垂下左縁LCと垂下右縁RCは二点鎖線で示すと共に、Bmax状態の股ぐりは垂下した状態で示す。 【0070】図14は、股ぐりCが最大股ぐり高さAmaxとなった状態を左斜めの略上部後方から示す部分透視図であり、曲線3,3’−2,2’が最大股ぐり高さAmaxに位置した状態を示す。 【0071】図15は、前記図14の最大高股ぐり曲線Amax状態をパンツ上方から見た状態を示す説明図であり、図11で説明した重ね着したズボンの股ぐりの干渉を吸収した状態を示す。尚、図15は、図12で述べた最大垂下股ぐり高さBmax状態の、垂下左縁LCと垂下右縁RCが、Amax状態まで変化した状態を示す。 【0072】図16は、前記図15の状態をパンツ左斜め上部後方から示す全体透視図であり、股ぐりCが最大股ぐり高さAmaxに位置して凸状を呈した状態を示す。 【0073】図17は、ウエストラインとヘムラインの仕上げ縫いを残して完成したパンツ本体の後身頃部(左右身頃L,Rからなる背面)を示す背面図である。前記したズボン股ぐり構造に適応して股下が形成されたことが、Bmax位置から明らかである。また図18はパンツ本体の前身頃部(左右身頃L,Rからなる前面)を示す正面図であり、図17と同様に、Bmax位置により形成された股下を示す。 【0074】図19は、従来一般に見受けられるパンツの左身頃形状(破線aで示す)を、本発明の一つの実施の形態に係る左身頃形状Lと対比した図である。従来の一般的なパンツにあっては、10−15で示す破線は着用時に左脇に位置する脇線であって、左前身頃と後身頃を縫合してなる左脇縫い目線の場合がほとんどであり、11−12−T12で示す直線辺は後中心線、即ち着用時には体の背面中心に位置すると共に、この後中心線を軸としてT12−T14−15−10−11の形状が反転複製され、1枚身頃の後身頃となった形状となる。尚、同図においては対比のための左後身頃部半身を示した。 【0075】同図から明らかなように、本発明の特徴的な形状である凸状の股ぐりC(1−2−3−4の辺)は、一般的なパンツの凹状股ぐり辺(破線T1−4)とは大きく相違する。 【0076】また、本発明に係る後股ぐり12−13−14は縦長形状に構成されるのに対し、一般的なパンツの後股ぐりT12−T14は横長形状に構成される点においても相違する。また、一般的なパンツの後中心線11−12−T12の長さは破線部分12−T1で本発明の後股ぐりに対して約10cm程度長く形成される点でも相違する。さらに、本発明に係る左ヘムラインLHは、ウエストラインWLと平行となる14−16の端縁線で形成されるのに対し、一般的なパンツにおいては左ヘムラインTLHはT14−T16の如く凹状に形成される点でも相違する。このように、一般的なパンツの後股ぐり12−T12−T14−15は、本発明に係る後股ぐり12−13−14−15に比較して生地分量が多く、また、明らかな形状の違いを示す。 【0077】図20は、図19で述べた本発明に係るパンツの股ぐり周辺形状と、一般的なパンツにおける形状を、完成したパンツ本体左身頃部分で対比して示す上面説明図である。同図の破線TEが、縫合後に形成された一般的なパンツの後股ぐりの位置である。この後股ぐり位置TEは、股間部のほぼ真下に位置するため、形状として股下を構成することは不可能であると共に、一般的なパンツの左ヘムラインTLH位置周辺は、ハッチング(斜線)で示すように生地分量が多いため、股間部が広く構成される。 【0078】図21は、図20における対比と同様な対比を行うための背面説明図である。破線で示す一般的なパンツの後股ぐり位置TEは、垂れ下がって発生した折れ曲がり(実線ではない)Tの中に隠れて存在すると共に、股ぐり周辺には生地分量が多いため、おしめ状のふくらみが形成され、よってパンツの立位着用時の後ろ姿のシルエットの悪化、およびゴロツキや嵩張りの原因となっていた。 【0079】このような一般的なパンツの不具合は、座位着用時に発生するつっぱり(分量不足)を解消するため、生地の分量を座位着用時の必要分量で設定し、後身頃中心部(特に股間部周辺)を縦方向に長くする必要があったために生じたものである。しかしながら、パンツの立位着用時、あるいは歩行時には不要の分量となるため、上記した後ろ姿のシルエットの悪さと着用時のゴロツキや嵩張りが否めなかった。これに対して本発明に係るパンツにあっては、上述のように構成したことから、股下が形成された後股ぐり(符合Eで示す)が形成され、よってパンツの立位着用時の後ろ姿のシルエットを向上させ、さらに着用時のゴロツキや嵩張り解消することができる。 【0080】図22は、ウエストラインとヘムラインの仕上げ縫いを完了して完成したトランクス型パンツの正面図である。同図に示すように、立位時の股間から高さHの位置に幅Wの前開き口が形成される。尚、両ヘムラインRH,LHの両脇が上方に上がっているのは、ウエストラインWLにゴム縫着された状態で形成されるシルエットであって、ウエストラインWLおよびヘムラインRH,LHは設計通り縦地の目方向(Y軸)に平行に構成されている。 【0081】図23は完成したトランクス型パンツの背面図であり、ウエストラインWLおよびヘムラインRH,LHは正面図同様に設計通りの縦地の目方向(Y軸)に平行に構成されており、股下および、後股ぐりが明確に構成されて完成していることも同様である。尚、ウエストラインおよびヘムラインが縦地の目方向に平行に構成される横地の目裁断部品において、縦地の目で形成された股ぐりの一部とヘムラインは、前記した1.3倍の軽度なしっかりと安定した伸縮特性(伸縮度)となる。 【0082】図24は、完成した本発明に係るトランクス型パンツを、着用して座った状態(座位着用時)を示す説明図である。尚、二点鎖線は人体シルエットである。同図にSで示す曲線は、ウエストを固定してパンツ座位着用時に発生するつっぱり方向を示しており、この方向(即ち後中心線と平行な方向)に発生する伸びは、日本人の平均的男性体型(身長170cmA体)の計測値で約7cm程度とされる。 【0083】上記したように、本発明に係るパンツにおいては、後中心線が横地の目方向と平行に形成されているため、1.7倍の柔軟な伸縮特性(伸縮度)によって座位時に発生する伸びを吸収することができ、よってウエストラインWLおよびヘムラインLH(RH)につっぱりによる影響が生じることがない。また、後中心線付近が伸びきったままの状態になることもない。 【0084】次いで、図25から図32を参照し、本発明の第2の実施の形態に係るトランクス型パンツについて説明する。 【0085】図25は、本発明の第2の実施の形態に係るトランクス型パンツの左身頃MLの裁断形状を示す、裏側(着用時に肌に接する面側)から見た生地片の平面図、図26は、第2の実施の形態のトランクス型パンツの右身頃MRの裁断形状を示す、裏側(着用時に肌に接する面側)から見た生地片の平面図、図27は、第2の実施の形態に係るトランクス型パンツの股マチ布Mの裁断形状を示す、裏側(着用時に肌に接する面側)から見た生地片の平面図である。 【0086】生地片ML,MRはニット生地からなり、パンツの身頃を構成する一対の左身頃および右身頃であり左右身頃は略対称形状に裁断されると共に、左身頃部ML1、右身頃部MR1、見返しML2、持ち出しMR2からなる。 【0087】左身頃MLについて説明すると、身頃部ML1は後述の見返し部ML2の上端線53−54連続する、後にウエストラインとなる直線辺たる上端線55−56、後に後中心線となる直線辺たる56−57、後に左後股ぐりの一部となる57−60、後にヘムラインとなる直線辺たる60−62、後に左後股ぐり線の一部となる62−51、後に右身頃Rの対応する端縁と縫合され股ぐりとなる1−4、および一点鎖線で示す線分51−54からなる。左身頃の残余の部分、即ち見返しML2は前記した線分53−54および54−51、並びに51−52、52−53で画される略矩形状の部分で、この見返しML2は後に折り返され、前開き口線(前中心)となる。また、破線55−61は第1の実施の形態と同様、前身頃と後身頃を合成した脇部分を示す。 【0088】さらに左身頃MLについて説明すると、後に前開き口線(前中心)となる51−54、後に後中心線となる直線辺たる56−57の端縁は、正しくY方向(Y軸)と平行となるように構成されている。また、後にウエストラインとなる直線辺たる54−56、後にヘムラインとなる直線辺たる60−62の端縁も、正しくX方向(X軸)と平行となるように構成されている。 【0089】このように、柔軟な伸縮が得られる横地の目を、後中心線となる直線辺たる56−57の端縁に構成することから、股間部、特に臀部部分に座位着用時に必要とされる生地分量が存在しないので、後述する後身頃ヘムライン60−61が前身頃ヘムライン61−62と連続して直線辺の端縁で形成され、なおかつ、その端縁は正しくX方向(X軸)と平行に構成される。 【0090】尚、右身頃MRについては、前記左身頃MLの身頃部の説明が、大略妥当するので、同一符合にダッシュ( ’) を付して説明を省略する。 【0091】このように、柔軟な伸縮が得られる横地の目を、後中心線となる直線辺たる56−57と平行に構成するので、第1の実施の形態と同様に、股間部、特に臀部部分に座位着用時に必要とされる生地分量が存在しないため、パンツの立位着用時の後ろ姿においても、おしめ状のふくらみや垂れ下がったシルエットが生じることがなく、ファッション性に優れたパンツとすることができる。また、余分な生地分量が存在せず、着用感を向上させることができる。 【0092】次いで、図27を参照して、股マチ布について説明する。 【0093】生地片Mは、内股および股間部に位置する股マチ布であり、図示のようにゆるやかな凸弧状の曲線片で後に前身頃の左前股下51−62、および右前股下51’−62’と縫合される上端縁75−71、ゆるやかな凹弧状の曲線片で後に左脚口裾(ヘムライン)の一部となる左側端縁71−72、ゆるやかな凸弧状の曲線片で後に左身頃の左後股下57−60、および右後股下57’−60’と縫合される下端縁72−74、ゆるやかな凹弧状の曲線片で後に右脚口裾(ヘムライン)の一部となる右側端縁74−75で形成される。同図に一点鎖線で示す線分70−73は後に左右身頃ML,MRが逢着された際、股間部の中心、即ち体の左右の中心に位置する部分を示す。尚、図27において生地片Mの裁断形状は生地面を裏側(パンツ完成時の内側)から示したものである。 【0094】また、生地片Mの生地の地の目の方向は、パンツ完成時の前後方向がY方向(Y軸)と平行となると共に、左右方向は、X方向(X軸)と平行となるように裁断される。 【0095】図28は、第2の実施の形態に係るトランクス型パンツの左身頃Lの生地片と、従来の一般的なパンツの左身頃(破線bで示す)を対比して示す説明図である。同図に良く示すように、本発明と従来の一般的なパンツとでは、上記した図19と同様な構成の違いを有する。 【0096】図29は、第2の実施の形態に係るパンツ左身頃MLの加工を示す説明図である。同図に示すように、左身頃MLの持ち出しML2は、53−52の直線辺を縫い代として折り、さらに一点鎖線で示す線分54−51に合致させつつ本縫いミシンによって縫合し、持ち出しの部分縫いを完了したものである。これにより新たに形成される直線辺(折り返し線)を66−65で示す。尚、これより先、縫合完了までの工程は、第1の実施の形態での説明が略妥当するので、ここでの詳細な説明は省略する。 【0097】図30は、ヘムラインMLH,MRHとウエストゴム縫着の始末縫いが未処理状態での、股マチ布Mが縫合された内側をパンツ上方から示す説明図である。同図に良く示すように、股間部、特に臀部部分に座位着用時に必要とされる生地分量が存在しない。よってパンツ立位着用時の後ろ姿にあっては、おしめ状のふくらみと、垂れ下がったシルエットは生じない。 【0098】図31は、ヘムラインMLH,MRHとウエストゴム縫着の始末縫いが施され、完成した第2の実施の形態のトランクス型パンツを正面から見た正面図、図32は、同じく完成したトランクス型パンツを後方から見た背面図である。 【0099】図31および図32に示す如く、パンツ前面には、前開き口高さMHが例えば9cm、前立て幅MWが例えば4cmの前開き口が形成される。また、股マチ布Mが股下に位置していることがわかる。尚、両ヘムラインMRH,MLHが両脇で上方に上がっているのは、ウエストラインMWLにゴム縫着された状態における形状であり、ウエストラインMWLおよびヘムラインMRH,MLHは設計通り縦地の目方向(Y軸)に平行に構成されている。 【0100】前記したように、生地片Mの生地の地の目の方向は、パンツ完成時(より詳しくはその立位着用時)の前後方向がY方向(Y軸)と平行となると共に、股間部の中心、即ち体の左右の中心に位置する部分から左右方向(立位着用時にあっては上下方向)は、X方向(X軸)と平行となるように裁断されるので、生地片Mは図31および図32において上下方向(股間直下においては左右方向)に柔軟に伸縮する。このため、生地片Mは第1の実施の形態における股ぐりと同様に機能する。即ち、ズボン股ぐりの干渉を吸収し、左右ヘムラインに吊り上がりの影響がなく、股下寸法を確保することができる。 【0101】次いで、図33および34を参照し、本発明の第3の実施の形態に係るトランクス型パンツについて説明する。 【0102】図33は、本発明の第3の実施の形態に係るトランクス型パンツの左身頃SMLの裁断形状を示す、裏側(着用時に肌に接する面側)から見た生地片の平面図である。また、図34は、第3の実施の形態に係るトランクス型パンツの右身頃SMRの裁断形状を示す、裏側(着用時に肌に接する面側)から見た生地片の平面図である。 【0103】第3の実施の形態に係るパンツの特徴的な点は、第2の実施の形態に係るパンツの構成に加え、男性局部が収容されて支持されるスペース(サポータ)を持つことである。そのため、この実施の形態における左右身頃SML,SMRを第2の実施の形態に係る左右身頃ML,MRと比較すると、見返しML2、持ち出しMR2に代えて、辺81−82−83−84からなる身頃続きの左サポータ部SPLおよび辺81’−82’−83’−84’からなる身頃続きの右サポータ部SPRを備える。 【0104】また、図33および34から明らかなように、左右サポータ部SPL,SPRは、パンツの立位着用時における上下方向が、前記Y方向(Y軸)と平行となるように構成されると共に、前後方向が前記X方向(X軸)と平行となるように構成される。 【0105】これにより、第1および第2の実施の形態と同様に、股間部、特に臀部部分に座位着用時に必要とされる生地分量が存在しないため、パンツの立位着用時の後ろ姿においてもおしめ状のふくらみや垂れ下がったシルエットが生じることがなく、ファッション性に優れたパンツとすることができる。また、余分な生地分量が存在せず、着用感を向上させることができる。 【0106】ここで、サポータの形成について簡単に説明すると、左右サポータ部SPL,SPRの凹状の曲線辺83−84,83’−84’が縫合されず(開口を形成し)、辺83−82が辺83’−82’に縫合され、直線辺81−84が後に左ウエストラインWLとなる直線辺54−56の一部に縫合され、直線辺81’−84’が後に左ウエストラインとなる直線辺54−56の一部に縫合されることにより、男性局部を収容可能なサポータ(完成図は省略する)が形成される。尚、第3の実施の形態に係るパンツは、左右サポータ部SPL,SPRの構成を除いて、第2の実施の形態に係るパンツと何ら異ならないため、その他の部分(股マチ布Mなど)の説明および図示を省略すると共に、サポータを形成する工程については、本出願人が先に出願した特開平10−237702号に記載されているため、詳細な説明を省略する。 【0107】尚、第3の実施の形態に係るパンツにあっては、第2の実施の形態に係るパンツの構成に加えて男性局部を収容可能なサポータを有するため、ズボン股ぐりの干渉を吸収し、左右ヘムラインに吊り上がりの影響がなく股下寸法を確保することができると共に、男性局部をより快適に収容することができる。 【0108】以上のように、本発明の実施の形態にあっては、左右の身頃L,Rからなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃のいずれか一方が、前記一方の股ぐり線と略平行(角度0度)な下端線4−5を有する身頃続きの見返しL2を備えると共に、その他方が、前記他方の股ぐり線と略平行(角度0度)な下端線4’−6を有する身頃続きの持ち出しR2を備え、前記見返しと前記持ち出しにより前開き口Hが形成されるものにおいて、前記左右の身頃の股ぐり線は、前記見返りおよび持ち出しの下端線と略平行な第1の直線部3−4,3’−4’、前記第1の直線部に連続される凸状の曲線部2−3,2’−3’、および前記第1の直線部に対し、第1の所定の角度(略45度)をなして前記凸状の曲線部に連続される第2の直線部1−2,1’−2’、からなると共に、前記第2の直線部には、さらに、略直角をなして前記左右の身頃の第1の後股ぐり線1−16,1’−16’が連続して形成されるように構成した。 【0109】また、前記見返しおよび持ち出しの下端線と、前記左右の身頃の股ぐり線が、連続して縫合される(図4の1,1’−5,19線)ように構成した。 【0110】また、前記前開き口は、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記股ぐり線の最上点4,4’まで開口されるように構成した。 【0111】また、前記左右の身頃は、第1の伸縮度(1.3倍)を有する縦地の目方向(X方向(X軸))と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度(1.7倍)を有する横地の目方向(Y方向(Y軸))を備える生地(ニット生地)を裁断して形成されると共に、前記トランクス型パンツの立位着用時における横方向が縦地の目方向となるように裁断されるように構成した。 【0112】また、前記左右の身頃の後股ぐりは、前記第2の直線部に連続する第1の後股ぐり線と、前記左右の身頃の後中心線11−12,11’−12’に連続する第2の後股ぐり線12−14,12’−14’を縫合することによって形成されると共に、前記第2の後股ぐり線は、前記後中心線に対し、第2の所定の角度(135度)をなして連続される第3の直線部12−13,12’−13’、および前記第3の直線部と連続され、かつ前記後中心線寄り(後中心線の延長線方向)に変化すると共に、前記横地の目方向と略平行な端縁を有する凹状の曲線部13−14,13’−14’、からなるように構成した。 【0113】また、前記トランクス型パンツの履き口(ウエストラインWL(9−11,9’−11’))および裾口(ヘムラインLH,RH(14−16,14’−16’))を形成する部分の裁断方向が、前記縦地の目方向と平行に形成されるように構成した。 【0114】また、前記生地は、前記縦地の目方向と横地の目方向の中間方向(バイアス方向。45度あるいは135度)において、前記第1の伸縮度よりも大きく、かつ前記第2の伸縮度よりも小さい第3の伸縮度(1.5倍)を有すると共に、前記第1および第2の所定の角度は、前記中間方向をなす角度(45度あるいは135度)であるように構成した。 【0115】また、左右の身頃ML,MRおよび前記左右の身頃の股ぐり57−60,57’−60’,52−62,52’−62’と合成される股マチ布Mからなるトランクス型パンツであって、前記左右の身頃および股マチ布が、第1の伸縮度(1.3倍)を有する縦地の目方向(X方向(X軸))と、前記縦地の目方向と直交し、かつ前記第1の伸縮度よりも大きな第2の伸縮度(1.7倍)を有する横地の目方向(Y方向(Y軸))を備える生地(ニット生地)を裁断して形成されるものにおいて、前記トランクス型パンツの立位着用時における前記左右の身頃の上下方向および前記股マチ布の前後方向が、前記横地の目方向となるように裁断されるように構成した。 【0116】また、前記左右の身頃は、身頃続きのサポータ部SPL,SPRを備えると共に、前記サポータ部は、前記トランクス型パンツの立位着用時における上下方向が、前記横地の目方向となるように裁断されるように構成した。 【0117】尚、上記において、前立て幅Wを約4cm、前開き口高さHを約9cmとしたが、それに限られるものではなく、任意の値としてよい。 【0118】また、上記した構成を基本としてパンツ丈を自由な長さに設定する、あるいはヘムライン長さを変化させ、広く、あるいは狭くするなどの多様化が可能である。特に、膝位置より長く設計されるパンツ丈においては、前記した横地の目の1.7倍の柔軟な伸長応力によって、屈伸(膝曲げ)時の機能性は非常に優れたものとなる。 【0119】 【発明の効果】請求項1項にあっては、股ぐり線が凸状の曲線に形成される、即ち、股ぐりが凹凸状に変形することができ、よってズボンを重ね着した際などに、股ぐりやヘムラインが広がらず、初期形状を維持するので、着用感も良く、ファッション性も向上させることができる。 【0120】さらに、前開き口を男性局部まで下げ、男性局部の取り出しを容易にすることができる。また、股ぐり、見返しおよび持ち出しがシンプルな構造となり、不必要な縫い目や縫い代をなくすことができる。 【0121】また、請求項2項にあっては、裁ち端を効率よく処理できて当て布などの始末布が不要となり、ゴロツキ、嵩張りが発生しない。また、装着感を向上することができると共に、前開き口を形成する位置の自由度を高くすることができる。 【0122】また、請求項3項にあっては、前開き口を男性局部に対する適正位置に形成することができ、よって男性局部の取り出しを容易にすると共に、釦で開閉する必要のない範囲まで小さく(狭く)形成することができる。 【0123】また、請求項4項にあっては、ズボン着用時などにズボンの股ぐり構造に適応する股下形状とすることができ、よって、ゴロツキや嵩張りを解消することができると共に、ファッション性や着用感を低下させることがない。 【0124】また、請求項5項にあっては、股ぐりの後方部分(後股ぐり)が後中心線寄りに湾曲状に変化し、かつ横地の目にほぼ近い伸縮を持った端縁が得られ、よってしっかりとしながら柔軟な伸縮を有しつつ、つっぱり感のない後股ぐりを形成することができる。 【0125】また、請求項6項にあっては、履き口(ウエストライン)と裾口(ヘムライン)が平行に形成されるので、パンツ着用時におけるウエストラインからヘムラインまでの長さがどこで計測しても同寸法となり、立位着用時の後ろ姿においてもおしめ状のふくらみや垂れ下がったシルエットが生じることがなくファッション性を向上させることができる。また、余分な生地分量が存在せず、着用感をより一層向上させることができる。 【0126】また、請求項7項にあっては、ファッション性および着用感をより一層向上させることができる。 【0127】また、請求項8項にあっては、左右の身頃とは別体の股マチ布を備えるトランクス型パンツにおいても、ズボンの股ぐりに影響を受けることがなく、よってゴロツキや嵩張りを解消することができて着用感を向上させることができる。 【0128】また、請求項9項にあっては、内部にサポータを備えるパンツにおいても、ゴロツキや嵩張りを解消することができ、よってファッション性および着用感を向上させることができる。また、サポータを備えることから、ズボン股ぐりの干渉を吸収し、左右ヘムラインに吊り上がりの影響がなく股下寸法を確保することができると共に、男性局部をより快適に収容して支持することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592186777 【氏名又は名称】カイタック株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月24日(2001.1.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081972 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 豊
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| 【公開番号】 |
特開2002−220701(P2002−220701A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月9日(2002.8.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−16259(P2001−16259) |
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