| 【発明の名称】 |
よだれ掛け保護部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】英 道子
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| 【要約】 |
【課題】洗う手間のかからないようによだれ掛けの取り替えを行なえること。
【解決手段】よだれ掛け1を収納して保護できる使い捨ての保護部材10を設けて、乳児や幼児の首に掛ける。汚れた保護部材10は新規のものに取り替えて処分する。保護部材10は、よだれのかかる表面に吸水シート層が形成され、よだれ掛け1に接する裏面13側に防水シート層が形成され、吸水シート層と防水シート層との間に吸水体層が形成される。そして、上部に口部14を有して袋状に形成し、よだれ掛け1を収納部15に収納後、折り返し部16を折り返して接着テープ17で口部14を塞ぐことによって、よだれ掛け1を保護部材20から抜け止める。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 よだれ掛けを収納可能に形成するよだれ掛け保護部材であって、前記よだれ掛け保護部材が、よだれのかかる表面側に配置される吸水シート層と、前記よだれ掛けに接する裏面側に配置される防水シート層と、前記吸水シート層と前記防水シート層との間に配置される吸水体層とを有して形成され、前記よだれ掛けを収納した後で前記よだれ掛けの前記よだれ掛け保護部材からの抜け止めをするための、抜け止め手段が配設されていることを特徴とするよだれ掛け保護部材。 【請求項2】 前記よだれ掛け保護部材が、上部に口部を有して下部を閉口する袋状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のよだれ掛け保護部材。 【請求項3】 前記抜け止め手段が、前記口部を塞ぐように止着される一対の接着テープであることを特徴とする請求項1記載のよだれ掛け保護部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、既製のよだれ掛けを保護して使用できる使い捨て可能に形成したよだれ掛け保護部材に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、よだれ掛けは、布材で形成されたものを乳児や幼児の首に掛けて使用し、よだれで汚れたよだれ掛けを、洗濯して再使用していた。しかし、乳児や幼児は頻繁によだれを流すことから、都度、よだれ掛けを取り替える必要があり、取り替えて洗う作業に多くの時間がかかっていた。一方、近年、主婦は働きに出ることが多く、育児に係わる時間が長く取れないことから、よだれ掛けの取り替え作業については手間のかからないことが課題として挙げられ、従来から、使い捨て可能なよだれ掛けや洗濯する手間のかからないよだれ掛けが提案されていた。例えば、実開平1ー70810号に示されるよだれ掛けは、不織布又は合成樹脂性のシートで裏打ちされた1枚の吸水紙から形成されて使い捨て可能に形成されていた。また、実開昭63ー183212号に示されるものは、よだれ掛け本体に、替え布を、よだれ掛け本体の上部から裏側に折り返すように取り付けて、よだれが付着した替え布を容易に交換できるように構成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、よだれ掛けの取り替えは頻繁に行なわれることから、使い捨てのよだれ掛けだけではコストがかかり、既製のよだれ掛けを使用することも多かった。既製のよだれ掛けをそのまま使用する場合では、前述のように、手間が掛かる為に、手間のかからないようによだれ掛けを使用しなければならなかった。実開昭63ー183212号に示される従来のよだれ掛けは、替え布がよだれ掛け本体より小さく形成されていることから、よだれの多く流す乳児や幼児の場合では、替え布だけでなく、よだれ掛け本体にもよだれがかかってしまい、よだれ掛け本体と替え布を洗わなければならないことになって、よだれ掛けを充分に保護ができずに逆に作業が増えることとなっていた。 【0004】この発明は、上述の課題を解決するものであり、使い捨て可能な保護部材を用いて既製のよだれ掛けを使用できるようにし、しかも保護部材を処分する際に、ごみの分別収集を容易にできるように形成したよだれ掛け保護部材を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明にかかわるよだれ掛け保護部材では、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、よだれ掛けを収納可能に形成するよだれ掛け保護部材であって、前記よだれ掛け保護部材が、よだれのかかる表面側に配置される吸水シート層と、前記よだれ掛けに接する裏面側に配置される防水シート層と、前記吸水シート層と前記防水シート層との間に配置される吸水体層とを有して形成され、前記よだれ掛けを収納した後で前記よだれ掛けの前記よだれ掛け保護部材からの抜け止めをするための、抜け止め手段が配設されていることを特徴とするものである。 【0006】また好ましくは、前記よだれ掛け保護部材が、上部に口部を有して下部を閉口する袋状に形成されていればよい。 【0007】さらに、前記抜け止め手段が、前記口部を塞ぐように止着される一対の接着テープであればなおよい。 【0008】 【発明の効果】本発明のよだれ掛け保護部材は、既製のよだれ掛けを収納し、抜け止め手段によって保護部材から抜け止めされた状態で、乳児や幼児の首に掛けることによって使用される。そして、乳児や幼児から流されるよだれは、保護部材の表面側に形成された吸水シート層及び吸水体層によって吸収されて、床やその回りを汚すことがなく、また、吸水シート層で水分を吸収した保護部材は、内部の裏面側に形成された防水シート層によってよだれ掛け自体を汚すことがない。そして、よだれで汚された保護部材は、都度、新たな保護部材に取り替えることによって、既製のよだれ掛けをそのまま使用でき、汚れた保護部材を処分すれば、手間を掛けることなくよだれ掛けを乳児や幼児に装着することができる。 【0009】前記のよだれ掛け保護部材は、下部が閉口されて袋状に形成されていることから、上部の口部からよだれ掛けを収納すれば、よだれ掛けはその本体部をすべて保護部材で保護されることになり、裏面側に形成された防水シート層で保護されることもあいまって、よだれがよだれ掛けにかかることがない。従って、都度、保護部材を取り替えることによって、既製のよだれ掛けは、長期間の使用をすることができ、よだれ掛けを洗う手間を省くことができる。 【0010】また、抜け止め防止手段を接着テープで形成すれば、よだれ掛け保護部材によだれ掛けを収納した後で、よだれ掛けをよだれ掛け保護部材から抜け止めすることができるとともに、保護部材自体をそのまま燃えるごみの枠内に廃棄させることができて、ごみの分別を容易にすることが可能となる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。第1の形態のよだれ掛け保護部材(以下、保護部材という)10は、図1〜2に示すように、上部に首紐3が取り付けられたよだれ掛け1を包むように収納して使用するものであり、第1表面11と、口部14を有する第2表面12とを有して袋状に形成されている。保護部材10は、よだれ掛け本体2の形状に合わせて形成され、よだれ掛け本体2を収納する収納部15は、既製のよだれ掛け1のほとんどが収納できるように、サイズの大きなよだれ掛けに合わせた大きさで形成されることが望ましい。 【0012】また、図3〜4に示すように、口部14を開閉可能にするために、第2表面12側には第1表面11側の上部から折り返されて口部14を塞ぐ折り返し部16が形成され、口部14を間にして折り返し部16と、折り返し部16と対向する面には、収納したよだれ掛け1の抜け止め手段としての接着テープ17、17が一対貼着されている。収納部15に収納されたよだれ掛け1は、上部の首紐3、3が、折り返し部16で閉じられた口部14の両端から外側に向かって突出されている。従って、よだれ掛け1を内部に収納した保護部材10は、そのまま乳児や幼児の胸部に当てられ、首紐3で乳児や幼児の首に掛けられることとなる。 【0013】展開された保護部材10は、図5に示すように、吸水体層11bを間にして第1表面11・第2表面12となる一方の面に吸水シート層11aが配置され、裏面13となる他方の面に防水シート層13aが配置されている。そして、防水シート層13aが形成された面を内側にして折り畳み、折り畳んだ後では、一方の上端部を他方の上端部より下方にずらした位置で両側部を止着する。 【0014】これによって、図3に示すように、第1表面11では吸水シート層11aが全面的に現れ、図4に示すように、第2表面12では上部に口部14を有して口部14の上方に防水シート層13a(折り返し部16)、口部14の下方に吸水シート層11aが現れる。そして、口部14を間にして防水シート層13a(折り返し部16)と吸水シート層11aとに接着テープ17、17が貼着され、口部14の上端部で折り返されることによって口部14を塞ぐことができる。 【0015】従って、第1表面11と第2表面12には吸水シート層11aが、裏面13においては、防水シート層13aでよだれ掛け本体2を覆えるように収納部15が形成されることとなる。 【0016】吸水シート層11a、吸水体層11b及び防水シート層13aは、生理用ナプキンや使い捨ておむつで構成されている公知の材料を使用して構成される。例えば、吸水シート層11aは、親水性繊維不織布又は疎水性繊維不織布の繊維を公知の親水化剤で親水処理したもの、例えば、ポリエステルが親水化されたものやレーヨン等が挙げられる。 【0017】防水シート層13aは、疎水性繊維不織布または親水性繊維不織布の繊維を公知の疎水化物で疎水処理したもので、例えば、ポリエステルやポリプロピレン等が挙げられる。 【0018】吸水体層11bは、木材フラッフバルブと超吸収性ヒドロゲル粒子との混合物で構成され、ヒドロゲルとしては、自己架橋型アクリル酸アルカリ金属塩ポリマー、澱粉のグラフと重合体やセルロース変性物、水溶性高分子の架橋物等のいずれかで形成される。 【0019】上記のように構成された保護部材10は、図6に示すように、よだれ掛け1のよだれ掛け本体2を、口部14から収納部15に収納させて首紐3を保護部材10から外部に突出させて、折り返し部16で折り返して接着テープ17により抜け止めをさせた後、第2表面12側を乳児や幼児の胸に当てるようにして装着する。 【0020】乳児や幼児から流されるよだれは、保護部材10の第1表面11、第2表面12側に形成された吸水シート層11a・吸水体層11bによって吸収されて、床やその回りを汚すことがなく、また、吸水シート層11a・吸水体層11bで水分を吸収した保護部材10は、内部の裏面13側に形成された防水シート層13aによってよだれ掛け1自体を汚すことがない。そして、よだれで汚された保護部材10は、都度、新たな保護部材に取り替えることによって、既製のよだれ掛け1をそのまま使用でき、汚れた保護部材10を処分すれば、手間を掛けずによだれ掛け1を乳児や幼児に装着させることができる。 【0021】保護部材10は、下部が閉口されて袋状に形成されていることから、上部の口部14からよだれ掛け1を収納すれば、よだれ掛け1はその本体部2をすべて保護部材10で保護されることになり、裏面13側に形成された防水シート層13aで保護されることもあいまって、よだれが、よだれ掛け1にかかることがない。従って、都度、保護部材を取り替えることによって、既製のよだれ掛け1を長期間使用することができ、よだれ掛け1を洗う手間を省くことができる。 【0022】また、抜け止め手段を接着テープ17、17で形成すれば、よだれ掛け保護部材10によだれ掛け1を収納した後で、よだれ掛け1をよだれ掛け保護部材10から抜け止めすることができるとともに、保護部材10自体をそのまま燃えるごみの枠内に廃棄させることができて、ごみの分別を容易にすることが可能となる。 【0023】なお、本発明の保護部材は、上記の形態に限定するものではない。例えば、抜け止め手段として接着テープの代わりに、平面ファスナー手段や掛止可能なホック手段、あるいは釦掛け手段であってもよい。但し、使用後の処分を考慮すれば、本形態で説明したような接着テープ17、17を貼着することがごみの分別上容易であることから望ましい。 【0024】また、保護部材10の口部14を上部に形成するのではなく、図7に示すように、左右の側面部を開口させて左右いずれかの側面から、よだれ掛け1を保護部材10の収納部15に挿入させてもよい。この場合、保護部材20の両側端部には一方の表面に折り返し部16が形成され、折り返し時に、折り返し部16と折り返し部16と対向する位置に接着テープ17・17が貼着されている。そして、よだれ掛け1のよだれ掛け本体2を収納部15内に収納させた後、左右の側面部を接着テープ17・17にて接着するようにして両側部を閉じるようにすればよい。 【0025】さらに、図3における第1表面11や図4における第2表面12の上部から首紐を配設させて、よだれ掛け1の首紐3に代わって、乳児や幼児の首に掛けるようにしてもよい。 【0026】また、第2の形態のよだれ掛け保護部材(以下、保護部材という)20は、図8〜9に示すように、上端で折り返された第1表面21と第2表面22との間に形成された収納部25によだれ掛け1を収納するように形成されている。保護部材20は、図5に示されている第1の形態の保護部材10と同様に、表面(第1表面21・第2表面22)側に配置される吸水シート層21aとよだれ掛け1に接する裏面23側に配置される防水シート層23aと吸水シート層21aと防水シート層23aとの間に配置される吸水体層21bとで形成されている。 【0027】そして、よだれ掛け1が収納部25に収納されると、よだれ掛け1を覆って両側面部及び下面部を閉口させて、よだれ掛け1を保護部材20からの抜け止めを行なう。第1表面21の両側部と下部には第2表面22側に折り返される折り返し部26が形成されてそれぞれ接着テープ27が貼着されている。よだれ掛け1が収納された後で折り返し部26を折り返し、折り返された折り返し部26に対向する第2の表面22側に貼着された接着テープ27に折り返し部26に貼着された接着テープ27が貼着することによって、よだれ掛け1は収納部25内に収納された状態で抜け止めされる。なお、よだれ掛け1の首紐3は両側部の折り返し部26、26の上端部から外に向かって突出するように配置される。 【0028】そして、第1の形態と同様、よだれ掛け1を保護した保護部材20が乳児や幼児の首に掛けられることとなり、使用後、よだれで汚れた保護部材20を取り替えて処分することとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500588444 【氏名又は名称】英 道子 【識別番号】595034433 【氏名又は名称】東海挾範株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年12月26日(2000.12.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076473 【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 昭夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−201504(P2002−201504A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月19日(2002.7.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−395782(P2000−395782) |
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