| 【発明の名称】 |
裾上げ及び汚れ防止用下着 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 大
【氏名】藤橋 恒一郎
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| 【要約】 |
【課題】洋式トイレ或は和式トイレで、用便中に下着或はこの下着の上に着用した衣類がずり落ちてトイレの床等に接触することを防ぐと共に着用した衣類がトイレの便器に接触して汚れることを防止し得る下着を目的としている。
【解決手段】トランクス1の後側の上縁2のウエストゴム3の縫い合せ部4に添ってループ状の紐5を取付け、かつ該トランクス1の上縁2の前側外面に前記ループ状の紐5の先端部を掛け止めし得るU型状フック6を取付けて構成した裾上げ及び汚れ防止用下着である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パンツ、トランクス、ショーツ、ブリーフ等の下着に於て、該下着の後側上部に所定の長さの紐またはテープを取付けて構成したことを特徴とした裾上げ及び汚れ防止用下着。 【請求項2】 請求項1の下着に於て、該下着の前側上部に前記紐またはテープの先端部を掛け止めし得るフック、ボタン、ホック、紐、テープ等の係止具を取付けて構成したことを特徴とした裾上げ及び汚れ防止用下着。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はトイレで用便中にパンツ、トランクス、ショーツ、ブリーフ等の下着それ自体或はこの下着の上に着用したズボン、パンタロン、キュロット等が不必要以上にずり下がることを防止すると共にこれ等の衣類を任意の位置に仮止め可能とした下着に係り、特に下着の後側上部にループ状の紐またはテープを取付けると共にその下着の前側上部に係止具を取付けて構成した裾上げ及び汚れ防止用下着に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の裾上げを目的としたパンタロン、キュロット等のパンツの公知例としては、特開平9−111523号公報(第1公知技術)、特開平10−110307号公報(第2公知技術)が知られている。 【0003】前記第1公知技術は、パンタロン、キュロット等のパンツの裾部所定位置に伸縮自在なループ状紐を取付け、かつこの裾部のループ状紐を取付けた位置と対応する位置にボタンを取付け、トイレで用便する際に、前記ループ状紐を前記ボタンに引掛けることによって前記裾部を締付けて、この裾部が用便中にずり下って汚れることを防止し得るようにしたパンツ裾上げ具の技術である。 【0004】また、前記第2公知技術は、パンタロン、キュロット等のパンツの一方の裾部の内股所定位置にボタンを取付け、かつ該パンツの他方の裾部内股所定位置に綿テープボタン掛けを取付け、トイレで用便する際に、該綿テープボタン掛けをボタンに掛け止めすることによって、左右の裾部を引き寄せて左右両側の裾部が不必要にずり落ちて汚れることを防止するようにしたパンツトイレすそダウンストッパーに関する技術である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の第1公知技術は、左右両側の裾部に紐とボタンを夫々別々に取付けなければならないと共に、使用に当っても左右両側の裾部を操作しなければならず煩雑である問題があった。 【0006】かつ、裾部の表側にこれ等の紐とボタンとを取付けた場合には、外観的に極めて体裁が悪くなり、一方でその欠点を解決するために裾部の裏側にこれ等の紐とボタンとを取付けた場合には、使用時に裾部を完全に裏返した後からでないと操作が出来ない等の多くの問題があった。 【0007】また、前述の第2公知技術の場合には、パンツの裾部内股にボタンと綿テープボタン掛けとを取付けなければならないので、体裁が極めて悪くなる問題があった。 【0008】また、綿テープボタン掛けをボタンに係止した場合には、パンツの左右の裾部が夫々密接された状態になるので、パンツを着用したままでは股を開却することが出来なくなり、従って、洋式のトイレは使用出来るが、和式のトイレは使用することが出来なくなる等の問題があった。 【0009】本発明に係る裾上げ及び汚れ防止用下着は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に下着の後側上部に所定の長さの紐またはテープを取付け、かつ該下着の前側上部に係止具を取付けて構成した全く新しい下着の技術を提供するものである。また、このような構成にすることによって、着用した衣類がトイレの便器や床に接触して汚れることを防止し得るようにした発明である。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明に係る裾上げ及び汚れ防止用下着は、前述の従来の多くの問題点を根本的に改善した発明であって、その第1発明の要旨は、パンツ、トランクス、ショーツ、ブリーフ等の下着に於て、該下着の後側上部に所定の長さの紐またはテープを取付けて構成したことを特徴とした裾上げ及び汚れ防止用下着である。 【0011】前述の第1発明に係る裾上げ及び汚れ防止用下着に於ては、下着の後側上部に所定の長さの紐またはテープをを取付けて構成したので、トイレで用便するに当っては、下着後側の紐またはテープを内股にくぐらせながら下着の前側に持って来て、下着の上に着用したズボン、パンツ等のボタン、ホック等の係止具に係止することによって、前記下着のほぼ中央部及びズボン、パンツ等を絞り込み、これ等を着用した人のももに密着させて、その摩擦によってこれ等の下着等がずり落ちないようにすることが出来る。 【0012】本発明に係る裾上げ及び汚れ防止用下着の第2発明の要旨は、前述の第1発明の下着に於て、該下着の前側上部に前記紐またはテープの先端部を掛け止めまたは結び止めし得るフック、ボタン、ホック、紐、テープ等の係止具を取付けて構成したことを特徴とした裾上げ及び汚れ防止用下着である。 【0013】前述の本発明の第2発明に於ては、下着の後側上部に所定の長さの紐またはテープを取付け、かつ該下着の前側上部に係止具を取付けて構成したので、トイレで用便をするに当っては、下着後側の紐またはテープを内股にくぐらせながら下着の前側に持って来て前側上部の係止具に係止することによって、前記下着のほぼ中央部を紐またはテープによって絞り込み、これによって下着或は下着の上に着用したズボン、パンツ等を着用した人のももに密着させて、その摩擦によってこれ等の下着等がずり落ちないようにすることが出来る。従って、着用した衣類がトイレの便器或は床に接触して汚れることを防止出来る。 【0014】 【発明の実施の形態】図により本発明に係る裾上げ及び汚れ防止用下着の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係るトランクスの斜視図、図2(a)、(b)は夫々図1のトランクスを使用する状態の説明図、図3は図1のトランクスの上にスラックスを着用した場合の使用正面説明図である。 【0015】図4(a)、(b)は前記図3の状態を側面から見た状態の説明図であって、スラックスを任意の位置で固定することが出来ることを示す説明図、図5(a)、(b)は夫々本発明に係るブリーフ及びショーツの斜視説明図である。 【0016】図1に於て、1は本発明に係る下着の内のトランクスであって、着用者の胴回りに当接されるトランクス1の上縁2には、弾性を有するウエストゴム3が装着されている。 【0017】また、前記トランクス1の上縁2の後側内面のウエストゴム3の縫い合せ部4に添っては、巾の細いループ状の紐5が取付けられている。該トランクス1の上縁2の前側外面には前記ループ状の紐5を掛け止めし得るU型状フック6が取付けられている。この紐5は伸縮自在な紐材で構成することも可能である。 【0018】前述の本発明に係るトランクス1の使用に当っては、図2(a)に示すような着用の状態から、後側上部にあるループ状の紐5の先端を指でつまみながら、トランクス1の股の間をくぐらせてその先端部をトランクス1の前側に持って来て、ループ状の紐5の先端部をU型状フック6に引掛けることによって、図2(b)に示す如く、ループ状の紐5でトランクス1のほぼ中央部を絞り込み、トランクス1を着用した人(図示せず)の両方のももに密着せしめ、その摩擦によってトランクス1がずり落ちることを防止出来る。 【0019】前述の実施例に於ては、トランクス1のみを着用した場合の実施例について説明したが、図3に於て、トランクス1の着用者7が、トランクス1の上にさらにスラックス8を着用した場合の使用状態について説明すると次の通りである。 【0020】即ち、トランクス1の上にスラックス8を着用した場合には、トランクス1の後側に取付けられたループ状の紐5の先端を指でつまみながらトランクス1と同時にスラックス8の股の間をくぐらせてその先端部をスラックス8の前側に持って来て、ループ状の紐5の先端部を前述のようにU型状フック6に引掛けることによって、トランクス1と同時にスラックス8の股部を絞り込み、この部分の着用者7の両方のもも9(或はひざ)に密着せしめて、その摩擦によってトランクス1及びスラックス8が用便中にずり落ちることを防止することが出来る。 【0021】従って、着用者7は従来の如く、スラックス8がずり落ちることを防止するためにトイレで用便中にスラックス8を手で押える必要がなく、両手を使用して新聞10をゆっくり読むことが可能であり、トイレットペーパー等を切り取り折り畳む際にも両手を使うことが出来る。図中11は洋式便器である。 【0022】本発明を実施した場合には、前述のようにトランクス1に取付けられたループ状の紐5によって、トランクス1及びスラックス8の股部を絞り込んで、トランクス1及びスラックス8を着用者7のもも9(或はひざ)に密着させることが出来るので、トランクス1及びスラックス8は着用者7のもも9(或はひざ)の任意の位置に固定することが出来る。 【0023】例えば、便器11が汚れているような場合で、図4(a)に示すようにスラックス8が便器11に触れて汚れる心配がある際には、同図(b)に示す如く、スラックス8のもも9への固定位置を自在に変えることが出来る。 【0024】本発明を実施した場合には、いずれにしろトランクス1の後側に設けたループ状の紐5を着用者7の股をくぐらせて、前側に持って来てU型状フック6に係止することによって、該トランクス1と共にスラックス8のずり落ちを防止し、これによってトランクス1等の裾上げを可能として、トランクス1の裾がトイレの床に付着して汚れることを防止出来る。 【0025】前記実施例に於ては、ループ状の紐5を使用したが、必ずしもループ状の紐5に限定されるものではなく、紐状のもの(テープ状のものも含む)であれば如何なるものであっても可能である。また、前記実施例に於ては、フック6を使用したが、このフック6の代りにボタン、ホック、紐、テープ等の係止具を利用することも可能である。 【0026】さらに、トランクス1の上に着用するスラックス8、ズボン、パンタロン等の前側にボタン等の係止具がある場合には、トランクス1等の下着の係止具の代りに、これ等の係止具を使用してループ状の紐5等を係止することが可能である。 【0027】前記実施例に於ては、本発明をトランクス1に実施した場合について説明したが、図5(a)、(b)に示す如く、本発明をブリーフ12或はショーツ13等の下着に実施することも当然可能である。 【0028】前記ブリーフ12の前側には、ループ状の紐5の係止具としてボタン14が取付けられており、かつショーツ13の前側にはループ状の紐5の係止具として蝶型係止具15が取付けられている。 【0029】 【発明の効果】本発明の裾上げ及び汚れ防止用下着は、前述のように、下着の後側上部に所定の長さの紐またはテープを取付け、さらに必要がある場合には、下着の前側上部にこの紐またはテープの先端を係止し得る係止具を取付けて構成したので、使用に当っては、前記紐またはテープを着用者の股をくぐらせてその先端部を係止具に係止することによって、該紐またはテープで下着或はこの下着の上に着用した衣類の股部を同時に絞り込むことが出来る効果を有している。 【0030】また、下着或は下着の上に着用した衣類の股部を同時に絞り込むことによって、該下着或は衣類を着用者のももやひざに密着せしめ、これ等が用便中に不必要にずり落ちることを防止し、しかもこれ等の下着や衣類を任意の位置に仮止めすることが出来る。従って、衣類等が便器或はトイレの床等に接触して汚れることを防止出来る効果を有している。 【0031】さらに、前述の紐またはテープや係止具はいずれも下着の一部に取付けられているので、着用した場合にも外部に露出されることがなく、外観を阻害する恐れがない。かつ、前記紐またはテープは柔軟で嵩ばらない素材で出来ているので、下着を着用した際にも違和感を生じさせることはない。さらにまた、前記紐またはテープを使用して下着及びその上に着用した衣類の股部を絞った場合にも、着用者はそのままの状態で股を大きく開くことが出来るので、洋式便器のみならず和式便器での用便も容易に行うことが出来る等の多大な効果を有している。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597145676 【氏名又は名称】株式会社神奈川縫製商会
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| 【出願日】 |
平成12年8月16日(2000.8.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066784 【弁理士】 【氏名又は名称】中川 周吉 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−61001(P2002−61001A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月28日(2002.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−246697(P2000−246697) |
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