| 【発明の名称】 |
ハイソックス |
| 【発明者】 |
【氏名】横山 優
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| 【要約】 |
【課題】膨ら脛の部位を主体にした脚部の静脈流に、圧迫力の刺激を与えて静脈流の血の流れをよくし、もって足の疲労回復を早く解消しうるようにし、一方足首部の背面の弛みを吸収しうるようにして、ずり落ちの防止に寄与しうるハイソックスを提供する。
【解決手段】足首部4より上部の脚部3が膝下までの長さを有するハイソックス1において、脚部3の径Ciが略筒状体からなり、該脚部3の前面脛部位17は強圧の編組織18からなり、一方脚部3の背面膨ら脛部位14,15は弱圧の編組織19からなり、該強圧の編組織18と弱圧の編組織19との間には中圧の編組織20を有し、上記三段階の編組織18,19,20によって伸長着用時に締付着圧を付与させ、静脈流を促進しうるようにしたハイソックス1を構成するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 足首部より上部の脚部が膝下までの長さを有するハイソックスにおいて、脚部の径が略筒状体からなり、該脚部の前面脛部位は強圧の編組織からなり、一方脚部の背面膨ら脛部位は弱圧の編組織からなり、該強圧の編組織と弱圧の編組織との間には中圧の編組織を有し、上記三段階の編組織によって伸長着用時に締付着圧を与させ、静脈流を促進しうるようにしたことを特徴とするハイソックス。 【請求項2】 足首部より上部の脚部が膝下までの長さを有するハイソックスにおいて、足首部の背面にパイル横畦模様の編組織を設け、屈曲による背面の弛みを吸収しうるようにしたことを特徴とするハイソックス。 【請求項3】 編組織は、表糸に引揃糸、裏糸にカバリング弾性糸を編み込んでなる請求項1記載のハイソックス。 【請求項4】 強圧の編組織は、裏糸にカバリング弾性糸を編成し、ポリウレタン弾性糸を挿通してなる請求項1記載のハイソックス。 【請求項5】 中圧の編組織は、縦リブ編組織にしてコース方向に収縮しやすくしてなる請求項1記載のハイソックス。 【請求項6】 弱圧の編組織は、メッシュ編組織にしてなる請求項1記載のハイソックス。 【請求項7】 脚部の各部位が、足首上部位・ヒラメ筋部位・膨ら脛下部位・膨ら脛中央部位・口ゴム部位からなり、足首上部位には120〜390g/2.54cm、ヒラメ筋部位には130〜510g/2.54cm、膨ら脛下部位には280〜680g/2.54cm、膨ら脛中央部位には360〜880g/2.54cm、口ゴム部位には280〜720g/2.54cmの各締付着圧を付与させた請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のハイソックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハイソックスに係るものであり、さらに詳しくはゴルフ等のスポ−ツ用や、脚力の劣る老人用を始めとする足の疲労回復に、最適のハイソックスに関するものである。 【0002】 【従来の技術】長時間屋外で歩くゴルフや、足を蹴りあうサッカ−やラグビ−等のスポ−ツ用の靴下としては、特にハイソックスが欠かすことの出来ないものとなっている。このハイソックスは、膨ら脛(ふくらはぎ)の部位を含む脚部を被覆して着用する長いソックスであるところに特徴を有する。一方脚部の足の浮腫(むくみ)や疲労は、膨ら脛の部位の筋肉の返りが遅くなることに起因している。しかし、従来のハイソックスは、ずり落ち防止の配慮はなされても、特にこの部位に強い締付着圧を付与させて、静脈流を促進させるというものではなかった。 【0003】ここで筋肉の返りが遅くなるというのは、血行が悪くなるからである。血液の巡りは、動脈を通って流れ、静脈を通って心臓に返される。従って、膨ら脛の部位の静脈流に、適度の圧迫力による刺激を与えるように足を動かせば、血液の流れがよくなり、疲労の回復も早まることが医学的な臨床実験の結果からも立証されている。しかしながら、このように医学的な見地に基づく要求に立脚した各部位の締付着圧は、果たしてどの程度の着圧が効果的であり、また快適さと着脱性を考慮すれば、どの程度の着圧が着用時によいのか、具体的な数値による裏付けが従来はなされてはいなかった。 【0004】一方、人の足は、足首部位の前面で屈曲を繰り返す。そのためスポ−ツ用のソックスとしては、足首部位の前面を、パイル横畦模様の編組織にして、屈曲の繰り返しに対して、ずり落ちないようにしたソックスが出回っている。しかし、ずり落ちやすいハイソックスのことを考えるならば、足首部位の背面も、弛みを吸収する配慮のあることが望ましい。しかし、従来そのような配慮のなされたハイソックスは見当らなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本発明は膨ら脛の部位を主体にした脚部の静脈流に、圧迫力の刺激を与えて静脈流の血の流れをよくし、もって足の疲労回復を早く解消しうるようにし、一方足首部の背面の弛みを吸収しうるようにして、ずり落ちの防止に寄与しうるハイソックスの提供を課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成するために、足首部より上部の脚部が膝下までの長さを有するハイソックスにおいて、脚部の径が略筒状体からなり、該脚部の前面脛部位は強圧の編組織からなり、脚部の背面膨ら脛部位は弱圧の編組織からなり、該強圧の編組織と弱圧の編組織との間には中圧の編組織を有し、上記三段階の編組織によって伸長着用時に締付着圧を付与させ、静脈流を促進しうるようにしたハイソックスと、また足首部より上部の脚部が膝下までの長さを有するハイソックスにおいて、足首部の背面にパイル横畦模様の編組織を設け、屈曲による背面の弛みを吸収しうるようにしたハイソックスを構成するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本実施例のハイソックスは、B式・K式編機やリブニッタ等の各種靴下用丸編機によって編成される。即ち、編目は横のコ−ス方向に編成され、編地は縦のウェ−ル方向に巻き取られる。なお本実施例の場合は、ゲ−ジを136本か156本使用するようにした。 【0008】次に本発明のハイソックスを、図面に基づいて実施例をあげて、以下詳細に説明する。図1は、本発明のハイソックスと同ハイソックスを伸ばして履いた状態を仮想した一実施例を示す斜視図である。また図2は、同ハイソックスを裏返した状態の右側面図である。 【0009】添付の図1と2において、ハイソックス1(High-socks)とは膝下までの長さを有する靴下のことである。そのためハイソックス1は、脚部を被覆するソックスを対象にしている。従って、膝の上まであるオーバーニーや、腿部まであるストッキングや、腰まで覆うタイツや、パンティ・ストッキング等に、本発明品の考え方を応用することは可能であるので、これ等のソックスも、当然に本発明のハイソックスという範疇に包含されるものである。 【0010】ハイソックス1は、口ゴム部(Top)2、脚部(Leg)3、足首部(Ankle)4、踵部(Heel)5、足甲部(Instep)6、足底部(Sole)7、爪先部(Top)8 とからなっている。即ちハイソックス1は、足首部4より上部の脚部3が、膝下までの長さを有するものになっている。 【0011】口ゴム部2は上端の編み始め端で、比較的強いテンションを掛けて一番太いゴム糸を数本挿入しており、折り返しの縫製をしている。従来のハイソックスは、ずり落ち防止のため、この口ゴム部を強く締め付けるようにしていた。然し本発明品の場合は、それ程強くは締め付けないようにした。 【0012】次に足首部4は、屈曲する前面をパイル横畦模様の編組織9aにして、屈曲による背面の弛みを吸収しうるようにしており、これはスポ−ツ用ソックスのずり落ち防止に用いられている常套手段である。ところが本発明の場合、特に伸長する足首部4の背面にも、パイル横畦模様の編組織9bを設けるようにして、屈曲の繰り返しに対する背面の弛みを吸収するようにしているところに特徴がある。そして本実施例の場合には、次の踵部5と足甲部6の一部と、足底部7の一部から爪先部8を内面パイル編組織10にし、その他はメッシュ編組織11aにしている。 【0013】本発明の脚部3は、径が略平行な筒状体からなり、本実施例の場合、円周Ciが17cm、折畳み幅Fwが8.5cmの筒体状に編成し、セット仕上げしている。これに対して履く人の足は、下端から細い足首上部位12、ヒラメ筋部位13、膨ら脛(フクラハギ)下部位14、膨ら脛中央部位15と筒状体より背面が太くなり、再び上端口ゴム部位16は若干細目にしているが、ソックス1の脚部3よりはそれでも太くなっている。そのため筒状体からなる脚部3のソックス1は、着用時に太鼓状からなる人の足に副って伸ばした状態で履かれことになる。しかし、従来のソックスは、ずり落ち防止のための口ゴム部の締め付けはあっても、特に脚部3を締め付けて、着圧が掛かるようになってはいなかった。 【0014】ここで部位と称したのは、ソックス1の各部2,3,4,5,6,7,8を部と称したので、脚部3中の人足に対応する各部分を、部位と別称するようにしたものである。またヒラメ筋部位13とは、足首上部位12と膨ら脛部位14,15との間にヒラメ筋肉が走っているので、このように名付けてみたものである。なお脚部3の前面は、脛(スネ)部位17にあたっている。 【0015】この点、本発明のハイソックス1の脚部3は、三段階の編組織によって伸長着用時に、各部位12,13,14,15,16,17に、締付着圧を付与させるようにしたところに特徴を有する。即ち、ハイソックス1の脚部3の前面脛部位17は、ウェ−ル方向Wを強圧の編組織18にしている。一方、脚部3の背面膨ら脛部位15,14は、弱圧の編組織19にしている。そして、強圧の編組織18と弱圧の編組織19との間には、中圧の編組織20を有するように構成し、強圧の編組織は脚部の静脈流に、圧迫力の刺激を与えて静脈流の血の流れをよくし、足の疲労回復を早く解消しうるようにし、一方、中圧の編組織と弱圧の編組織は筋肉の運動に応じて動きうるようにし、足首部の背面の弛みを吸収しうるようにた。 【0016】本発明のハイソックス1は、編糸の種類や本数や番手に限定されることなく、各種の編糸が使用できる。本実施例の場合は、例えば、表糸にアクリル/綿混紡の抗菌処理32番手の2本引揃糸を、また裏糸にはカバリング弾性糸、例えばFTYを編成し、ポリウレタン弾性糸を挿通糸として弱圧の編組織19と中圧の編組織20を編成した。但し、弱圧の編組織19はメッシュ編組織11bにして伸びやすい組織にした。これに対し中圧の編組織20は、縦リブ編組織にしてコ−ス方向Cに収縮しやすくして、着圧の掛かるようにした。ここでFTYとは、フィラメント・ツィスト・ヤーンのことで、本実施例の場合、210〜400デニールのポリウレタン弾性糸に30〜150デニールのポリエステル糸をカバリングした編糸である。 【0017】そして強圧の編組織18には、FTYをもう1本追加して強い着圧が掛かるようにし、中圧の編組織20との境で、この追加したFTYを切断するようにした。このFTYは、ゴム糸のように編地に挿通するのではなく、裏糸として編地内に編み込んでいるので、切断してもFTYが収縮して抜けるということはない。 【0018】前述の通り編糸は、この実施例に限定されるものではないので、毛混糸や、疏水性の合繊を親水基でブロック共重合したり表面を多孔質にしたりして水分を保持しうるようにした吸湿性糸や、遠赤外線を発生するセラミック糸等、各種の番手糸や本数の組合せを行なうことが出来る。従ってパイル糸も、裏糸で構成させることも出来るし、裏糸を芯糸にして表糸で包み込み、表糸でパイル糸を構成させることも出来る。 【0019】本発明品のコ−ス方向における編組織の引張強度と、着用時における締付着圧は、インストロン型引張試験機を使用して、JIS−L1018のグラブ法に準じて試験した。つかみは、2.54cm幅×5cm間隔とした。初荷重を5g掛けて試料を均一に取り付けるようにし、また引張速度は30cm/分とした。 【0020】次の図3は、試験試料の採取方法を示した図である。(イ)は、強圧編組織の引張強度測定用の試料採取方法を示すハイソックスの正面図である。また(ロ)は、中圧と弱圧の編組織の引張強度測定用の試料採取方法を示すハイソックスの背面図である。そして(ハ)は、脚部の3種の部位に対する締付着圧測定用の試料採取方法を示すハイソックスの右側面図である。さらに(ニ)は、脚部の残る2種の部位に対する締付着圧測定用の試料採取方法を示すハイソックスの左側面図である。 【0021】即ち、強圧編組織用の試料■は(イ)のハイソックスから採取し、中圧編組織用■と弱圧編組織用■の試料は別の(ロ)のハイソックスから採取した。また、足首上部位の試料■と、脹ら脛下部位の試料■と、口ゴム部位の試料■は(ハ)のハイソックスから採取した。そして、ヒラメ筋部位の試料■と、脹ら脛中央部位の試料■は別の(ニ)のハイソックスから採取した。この試料のサイズは、10cm幅×8.5cm長さを標準にしたが、口ゴム部位の試料■は口ゴム部2に太いゴム糸を入れているので6.75cm幅にして、太いゴム糸の効果も締付着圧に含まれるようにした。 【0022】添付の図4は、本発明品の強圧編組織・中圧編組織・弱圧編組織と、比較品としての従来の編組織とを、伸長%を横軸に、引張強度g/2.54cmを縦軸にとった一実施例を示す伸長〜引張のグラフである。そして次の表1は、図4の結果を25%,50%,75%,100%伸長に対する引張強度g/2.54cmを対比して示したものである。この試験結果より、本発明品の強圧編組織等が非常に強いものであることが分かる。そして肝腎の膨ら脛部位14,15は、75%,100%の伸長になるが、従来の編組織は伸長の程度が進行しても強度が上がらず着圧効果の劣ることが分かる。 【0023】即ち、表1の結果において、伸長75%の位置で引張強度を比較すると、比較品の従来の編組織は416g/2.54cmであるのに対し、本発明品は弱圧編組織でも480g/2.54cmと強く、中圧編組織と強圧編組織は、570g/2.54cmと700g/2.54cmとさらに強くなっている。また伸長100%の位置で引張強度を比較すると、比較品の従来の編組織は543g/2.54cmであるのに対し、本発明品は弱圧編組織でも650g/2.54cmと強く、中圧編組織と強圧編組織は、740g/2.54cmと900g/2.54cmとさらに強くなっている。 【0024】添付図5の○印は、本発明品を普通サイズの人が履いた時の、■足首上部位、■ヒラメ筋部位、■膨ら脛下部位、■膨ら脛中央部位、■口ゴム部位との、一実施を示す締付着圧であって、伸長%を横軸に、引張強度g/2.54cmを縦軸にとった伸長〜引張の弛緩グラフである。またこの場合は1分放置後の弛緩グラフにした。これは、履いた時の安定した状態を再現させるためである。但し、実線は、■膨ら脛中央部を測定したときのものである。そのため、■足首上部位、■ヒラメ筋部位、■膨ら脛下部位、■口ゴム部位の放置前と放置後の弛緩縦線がカ−ブとずれている。 【0025】また図5の点線は従来品の■膨ら脛中央部位の一実施例を示す締付着圧であって、同じく伸長を横軸に、引張強度g/2.54cmを縦軸にとった伸長〜引張の弛緩グラフであり、■膨ら脛中央部位の100%の位置だけの1分放置後の弛緩グラフである。 【0026】例えば、本発明のソックス1の筒状体からなる脚部3の、円周Ciが17cmあり、普通の人の■膨ら脛中央部位の円周が34cmとすると、100%伸ばした状態で1分間放置した時の引張強度が、図5のグラフでは630g/2.54cmであり、これを締付着圧と考えた。そしてサンプルのばらつきと共に、痩せた足の人や太った足の人も考慮して、その偏差値の範囲も出した。次の表2は、図5のグラフのようにして測定した多くのデ−タから、各部位の平均と偏差の範囲値の結果と、比較のための着圧がかからない従来品と、参考に強くしてもよい強圧品とを対比して、図5の引張強度を締付着圧として纏めたものである。また、この発明品と、従来品と、強圧品との3種のハイソックスを、実際に履いてもらって、ゴルフをしてもらった後に、着用試験の結果を各自に判定してもらい、その疲労回復度の効果如何も付記しておいた。 【0027】この表2の結果から、■足首上部位は260g/2.54cm程度の締付着圧が最適であり、この部位は120〜390g/2.54cmの範囲内の締付着圧であることが望ましい。また■ヒラメ筋部位は、320g/2.54cm程度の締付着圧が最適であり、この部位は130〜510g/2.54cmの範囲内の締付着圧であることが望ましい。また■膨ら脛下部位は、450g/2.54cm程度の締付着圧が最適であり、この部位280〜680g/2.54cmの範囲内の締付着圧であることが望ましい。■膨ら脛中央部位は、630g/2.54cm程度の締付着圧が最適であり、この部位は360〜880g/2.54cmの範囲内の締付着圧であることが望ましい。さらに■口ゴム部位は、490g/2.54cm程度の締付着圧が最適であり、この部位は280〜720g/2.54cmの範囲内の締付着圧であることが望ましい。 【0028】従って、本発明のハイソックスは、脚部の■膨ら脛中央部位が360〜880g/2.54cmという強い締付着圧を付与させるところに特徴を有するものである。従って、360g/2.54cm以下では弱すぎて静脈流促進の効果がなく、また880g/2.54cm以上だと強すぎて逆効果だからなのである。 【0029】また■膨ら脛中央部位が、630g/2.54cmの締付着圧というのは、平均であるから、強圧編組織18になっている前面の脛部位17では、これよりも強く、少なくとも869g/2.54cm程度の締付着圧が掛かっている。ここで869g/2.54cmとは、表1の100%伸長における強圧編組織と弱圧編組織の差を、弱圧編組織で除した率の(900−650)/650×100=38%から、先の■膨ら脛中央部位の平均にこの率を掛けると、630×138%=869g/2.54cmとなると推定したものである。この値は、表1の強圧編組織の100%の値、900g/2.54cmよりは低くなっている。 【0030】次に比較品としての従来品は、■膨ら脛中央部位から■足首上部位まで、本発明品の偏差範囲値の下限より、全て低い値になっている。dtし、■口ゴム部位は470g/2.54cmと急に強くなっており、従来のハイソックスが■口ゴム部位を強く締め付けて、ずり落ちを防止していたことが分かる。また強圧品は、■口ゴム部位から■足首上部位まで、全てが本発明品の平均値より強い値になっているが、■口ゴム部位を除いて偏差範囲値の上限に近い値になっている。 【0031】そして疲労回復度のテストは、本発明品を2人に、従来品を1人に、強圧品を1人に履いてもらい、9ホ−ルのゴルフをプレ−してもらって、30分後の脚部の疲労回復度を判定してもらった結果である。その結果、本発明品は、2人ともが確かに疲労回復が早いと絶賛したので、◎と判定した。強圧品は強く締められるが、疲労回復に改良がみられ、○の判定となった。それに対して、従来品は、疲労回復の効果が殆どなく×の判定となった。 【0032】 【発明の効果】本発明のハイソックスは医学的な根拠に立脚し、膨ら脛の中央部位を始めとする脚部の各部位に締付着圧を付与させ、この適度な圧迫力による刺激によって、静脈流の流れを促進させて、足の疲労を早く回復させることができた。 【0033】本発明のハイソックスは、三段階の編組織にして各部位に、異なる着圧が付与されるようにした。それは前面の脛部位を強圧の編組織にして、特に指圧同様の強い着圧を付与させるようにした。一方背面の脹ら脛部位は、弱圧の編組織にして、あまり強くは圧迫し過ぎないように配慮した。 【0034】本発明のハイソックスは、足首部の背面にパイル横畦模様の編組織を設けることにより、屈曲による背面の弛みを吸収させるようにして、ずり落ち防止に寄与させることができた。 【0035】本発明のハイソックスは、脚部全体を夫々の部位に適した締付着圧を付与させるようにしたので、ずり落ち防止のために、従来のような口ゴム部位の強い締め付けは必要としなくなった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599050804 【氏名又は名称】株式会社ロム
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| 【出願日】 |
平成11年4月12日(1999.4.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096275 【弁理士】 【氏名又は名称】草野 浩一
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| 【公開番号】 |
特開2002−13005(P2002−13005A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月18日(2002.1.18) |
| 【出願番号】 |
特願平11−104614 |
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