トップ :: A 生活必需品 :: A24 たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具




【発明の名称】 フイルタおよびその製造方法
【発明者】 【氏名】ニコラウス・ゲオルギチス

【氏名】ゼンケ・ホルン

【要約】 【課題】フイルタ材料1−4,12をくるむ被覆材料片11とこの被覆材料片11の周囲に設けられている被覆紙片7とを備えており、この被覆紙片7が少なくとも一つの窓8,9を備えている様式のフイルタおよびこのフイルタを製造するための方法を提供すること【解決手段】 このフイルタは少なくとも一つの区域毎に透明に形成されている被覆材料片11により被覆されている。このフイルタを造るための方法が、少なくとも区域毎に透明な被覆材料片11を供給すること、フイルタ材料1−4,12を予選択された量で被覆材料片11内に導入することの方法工程から成る。

【解決手段】このフイルタは少なくとも一つの区域毎に透明に形成されている被覆材料片11により被覆されている。このフイルタを造るための方法が、少なくとも区域毎に透明な被覆材料片11を供給すること、フイルタ材料1−4,12を予選択された量で被覆材料片11内に導入することの方法工程から成る。
【特許請求の範囲】
【請求項01】 フイルタ材料(1−4,12)をくるむ被覆材料片(11)とこの被覆材料片(11)の周囲に設けられている被覆紙片(7)とを備えており、この被覆紙片(7)が少なくとも一つの窓(8,9)を備えている様式のフイルタ、特にシガレットフイルタにおいて、被覆材料片(11)が少なくとも一つの区域毎に透明に形成されていることを特徴とするフイルタ。
【請求項02】 被覆材料片(11)が少なくとも一つの部分的に印刷を施されていることを特徴とする請求項1に記載のフイルタ。
【請求項03】 少なくとも一つの窓(8,9)が、一つ或いは多数の開口の様式で或いは透明な材料で形成されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載のフイルタ。
【請求項04】 フイルタが異となったフイルタ材料(1−4,12)の少なくとも二つのセグメントを備えている多重フイルタであることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載のフイルタ。
【請求項05】 被覆材料片(11)が少なくとも一つの区域毎に穿開口されているか、或いは区域毎に空気透過性であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載のフイルタ。
【請求項06】 被覆材料片(11)が箔材料を有していることを特徴とする、フイルタ材料(1−4,12)をくるむ被覆材料片(11)を備えている請求項1から5までのいずれか一つに記載のフイルタ、特にシガレットフイルタ。
【請求項07】 フイルタ材料が熱の作用の下で収縮する材料であることを特徴とする請求項6に記載のフイルタ。
【請求項08】 被覆材料片(11)が収縮性ホース体であることを特徴とする請求項6或いは7に記載のフイルタ。
【請求項09】 たばこ加工産業における棒状物品において、この棒状物品が請求項1から8までのいずれか一つに記載のフイルタを備えていることを特徴とする棒状物品。
【請求項10】 たばこ加工産業における製品のための、フイルタ、特に多重フイルタの製造方法において、以下の方法工程、即ち、−少なくとも区域毎に透明なフイルタスリーブ(11)を供給すること、−フイルタ材料(1−4,12)を予選択された量でフイルタスリーブ(11)内に導入すること、の方法工程から成ることを特徴とする製造方法。
【請求項11】 フイルタスリーブ(11)を少なくとも一つの区域毎に穿孔するか、および/またはフイルタスリーブ(11)が穿孔されていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】 以下の方法工程、即ち−箔材料を備えているフイルタスリーブ(11)を供給すること、−フイルタ材料(1−4,12)を予選択された量でフイルタスリーブ(11)内に導入すること、を特徴とする、請求項10から11までのいずれか一つに記載のたばこ加工産業における製品のためのフイルタ、特に多重フイルタの製造方法。
【請求項13】 箔材料が収縮性箔であること、および他の方法工程として収縮性箔を少なくとも部分的に収縮させることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】 収縮性箔の加熱の工程をフイルタスリーブ(11)を完全に充填した後に行うことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】 引続き、少なくとも一つの窓(8,9)を備えている被覆紙片(7)をフイルタスリーブ(11)の周囲に設けることを特徴とする請求項11から14までのいずれか一つに記載の方法。
【請求項16】 たばこ加工産業における製品のための、フイルタ、特に多重フイルタのフイルタ材料(1−4,12)を被覆する方法にあって、少なくとも区域毎に透明な被覆材料片(11)を使用することを特徴とする方法。
【請求項17】 被覆材料片(11)でフイルタ材料(1−4,12)を直接被覆するようにして使用することを特徴とする請求項16に記載の使用方法。
【請求項18】 更に少なくとも一つの窓(8,9)を備えている被覆紙片(7)を被覆材料片(11)の周囲に設けて使用することを特徴とする請求項16或い17に記載の使用方法。
【請求項19】 被覆材料片(11)が収縮性ホース体を使用することを特徴とする請求項16から18までのいずれか一つに記載の使用方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイルタ材料をくるむ被覆材料片とこの被覆材料片の周囲に設けられている被覆紙片とを備えており、この被覆紙片が少なくとも一つの窓を備えている様式の、たばこ加工産業における製品のためのフイルタ、特に多重フイルタに関する。
【0002】更に、本発明は、上記のたばこ加工産業における製品のための、フイルタ、特に多重フイルタの製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】このようなフイルタは、例えば本出願人のドイツ連邦共和国特許出願第10105 011.9号とドイツ連邦共和国特許出願第101 050 10.0号から公知である。これらの特許出願には特に、多重フイルタを造るための色々な方法および色々な装置が開示されている。このようなフイルタ、即ちマルチセグメントフイルタとも称される多重フイルタは、任意の序列を有している少なくとも二つのフイルタ要素、典型的には八つ以下のフイルタ要素から成る。管に成形されたスリーブ内に色々なフイルタ要素もしくはフイルタセグメントが設けられている。これらは、セルロースアセテート、紙、フリースのような軟質フイルタ要素或いは顆粒のような比較的硬質のフイルタ要素、焼結された要素、中空円筒体もしくは中空室およびカプセル等である。これらのフイルタ材料は100%ただ一つの材料から成ってはいない。これらの要素は、例えばセルロースアセテート内の顆粒のように混合材料であってもよい。この場合、特に活性炭のような顆粒材料が考えられる。使用される材料に応じておよびフイルタセグメント序列に従って、特にたばこ加工産業における棒状物品に終端側で、特にたばこストックに終端側で装着される、極めて異となった性質の多重フイルタが得られる。ここでこのようなフイルタの製造を加速するために特に、たばこ加工産業における製品のための多重フイルタを造るための以下に記載の方法工程、即ちフイルタスリーブの所定の位置への供給と、フイルタ材料を所定の割合と予選択された量で供給することを可能にする方法工程から成る方法が提案されており、この場合ドイツ連邦共和国特許出願第10105 011.9号においては多重位置がフイルタ材料によって同時に移行され、ドイツ連邦共和国特許出願第101 05010.0号にあっては予め調製されたフイルタスリーブがフイルタ材料と共に中央で使用される。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願第10105 011.9号とドイツ連邦共和国特許出願第101 050 10.0号に開示されている技術的な事柄は全面的に本発明の参考技術である。
【0005】英国特許公開第2,101,466号から、多数の部分から成るフイルタが知られているが、このフイルタにあっては一つの部分にはフイルタ材料は設けられておらず、ベンチュレーションを大きくするためにベンチュレーション空気の供給を可能にするフイルタ被覆紙内に開口を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課題は、フイルタの製造のための冒頭に記載した様式の方法を、フイルタのより迅速な製造が可能となり、かつ一方では機械的な負荷に対して比較的安定しており、他方では観察者もしくは喫煙者にとってフイルタがどのようなフイルタ材料から成っているかが少なくとも部分的にでも確認できるようなフイルタの製造を可能にするように改善することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明により、フイルタ材料をくるむ被覆材料片とこの被覆材料片の周囲に設けられている被覆紙とを備えており、被覆紙片が少なくとも一つの窓を有しているフイルタ、特にシガレットフイルタにおいて、このフイルタの被覆材料片が少なくとも区域毎に透明に形成されていることによってによって解決される。
【0008】フイルタの本発明によるこの構成により、観察者もしくは喫煙者は容易に、どのようなフイルタ材料が使用されているかを少なくとも区域毎に認めることが可能である。この目的のため、少なくとも一つの窓と透明に形成されている被覆材料片の領域とが互いに重なりあって設けられている。
【0009】この発明の枠内において、“透明な”と言う概念は、“半透明な”と言うこと、および“光透過性な”という意味でもある。このことは、乳白色なガラス様の、即ち乳白色透明様の外観が現示されていることを意味する。
【0010】“窓”と言う概念は、特に開口を意味するが、しかし例えば被覆紙片の開口の領域内に箔片−この場合この箔片は被覆紙と結合されているか或いは接着されている−が設けることによって形成される透明領域をも意味する。更に、この窓は本発明の枠内において、機械的な作用により引出される被覆紙片の領域、即ち例えば穿孔によって囲繞されている−これによりミシン目が生じる−領域を意味する。この窓は、始めは例えば被覆紙片上に接着により貼付され、人為的に剥がすことができる被覆片で覆われている開口であってもよい。
【0011】被覆材料片が少なくとも部分的に印刷されている場合、例えばニコチン或いは凝縮物によりフイルタ材料に着色が生じた領域は観察者にとってぼやけて見える。例えばこれらの領域をフイルタ材料に対して違和感のない適当な色彩を施し、これによりフイルタ材料自体は変色していないであろうと言う印象を呼び覚ますようにすることも可能である。
【0012】一つ或いは多数の開口を備えている様式の或いは透明な材料を備えている形での少なくとも一つの窓が設けられているのが有利である。フイルタは異なるフイルタ材料の少なくとも二つのセグメントを備えている多重フイルタである。被覆材料片および場合によっては被覆紙を少なくとも区域毎に穿孔するか或いは区域毎に空気透過性に形成すると言う構成により、フイルタを備えているシガレットのニコチン値および凝縮値を低減することが可能である。
【0013】更に、上記の課題は、上記のフイルタの、特に上記の特徴を備えているフイルタ材料をくるむ被覆材料片を備えているフイルタ、特にシガレットフイルタにあって、被覆材料片が箔材料を備えていることによって解決される。この箔材料を使用することによって極めて安定したフイルタを製造することが可能であり、この場合少なくとも部分的に透明な或いは半透明な箔材料を使用するのが有利である。
【0014】箔材料が熱の作用の下で収縮する材料である場合、フイルタの製造が極めて容易となる。被覆材料片は収縮性ホース体であり、これによって特別洗練された製造方法が得られ、かつ特に極めて安定したフイルタを製造することが可能である。
【0015】本発明により、たばこ加工産業における棒状物品、特にシガレットは上記のフイルタを備えている。
【0016】更に、上記の課題は、たばこ加工産業における製品のための、フイルタ、特に多重フイルタの製造方法にあって、以下の方法工程、即ち、少なくとも区域毎に透明な被覆材料片を供給すること、フイルタスリーブを予選択された量でフイルタスリーブ内に導入すること、の方法工程によって解決される。
【0017】本発明による方法により、簡単かつ効果的なやり方により、フイルタ材料への少なくとも区域毎の一瞥もしくはフイルタ材料への観察を保証するフイルタを造ることが可能であり、この場合極めて安定したフイルタを得ることが可能である。
【0018】フイルタスリーブは少なくとも区域毎に穿孔されるか、および/またはこのフイルタスリーブは区域毎に穿孔されている。フイルタスリーブのこの穿孔は通常の穿孔方法、例えばレーザ光線により行われる。これの工程に関しては、本出願人のドイツ連邦共和国特許公開第41 08 166号−その開示事項は全面的に本発明にける技術の参考となる−を参照されたい。
【0019】上記の課題は、本発明による上記の方法の特徴を部分的に備えている、たばこ加工産業における製品のためのフイルタ、特に多重フイルタの製造方法にあって、以下の方法工程、即ち箔材料を有するフイルタスリーブを供給すること、フイルタ材料を予選択された量でフイルタスリーブ内に導入することの方法工程によって解決される。
【0020】この構成により、もしくはフイルタ材料を有しているフイルタスリーブを供給することにより、巧みなかつ簡単な方法により、極めて安定したフイルタを造ることが可能となり、透明な箔材料もしくは半透明な箔材料である場合フイルタ材料への観察と一瞥とが保証される。
【0021】フイルタ材料が収縮性箔、特に収縮性ホース体である場合、および他の方法工程として収縮性箔が少なくとも部分的に収縮される場合、特別簡単なかつ効果的な方法の実施が可能である。収縮性箔の収縮の工程は、フイルタスリーブの完全な充填の後に行われる。この少なくとも部分的な収縮の工程は、収縮性箔の少なくとも一部分の加熱によって行われる。
【0022】引続き少なくとも一つの窓を備えている被覆紙片は、フイルタスリーブの周囲に巻付けられる。この巻付けは、例えば被覆紙をフイルタスリーブもしくは一端にたばこストックが設けられている仕上げられたフイルタの周囲に巻付けることによって、もしくは二倍の使用長さを有するフイルタを造る場合、シガレット被覆紙片が巻付けられているたばこストックの両端において巻付けられることによって行われる。フイルタが二本分の使用長さで造られる場合、これらのフイルタは製造後中央で裁断される。
【0023】窓が開口であるのが或いは透明であるのが、或いは喫煙者によって引ちぎられる少なくとも一つのミシン目を備えている領域であるのが有利である。また、窓の領域内で、例えば接着により被覆紙片と結合されていて、かつ喫煙者によって引ちぎられるカバーを設けることも可能である。
【0024】上記の課題は、フイルタ材料、特にたばこ加工産業におけるフイルタ或いは多重フイルタを被覆するにあたって、少なくとも一つの区域毎に透明に形成されている被覆材料片を使用することによって解決される。
【0025】本発明により透明な被覆材料片を使用することにより喫煙者にとって、同時にフイルタ材料を比較的安定に維持しつつ、少なくとも部分的にもしくは少なくとも区域毎にフイルタ材料を観察することが可能となる。
【0026】多重フイルタとは、本発明による意味において、フイルタ内に少なくとも二つのセグメントを備えているマルチセグメントフイルタをも意味する。これらのセグメントは、セルロースアセテート、紙、フリース、顆粒、焼結された要素、中空円筒体もしくは中空室およびカプセル等のような色々な材料から成っている。
【0027】被覆材料片がフイルタ材料を直にくるんでいる場合、フイルタ材料の特に良好なまとまりとフイルタの特別高い安定性が可能となる。更に、少なくとも一つの窓を備えている被覆紙が被覆材料片の周囲に設けられている場合、喫煙者は被覆紙の少なくとも一部分を剥離しなくともフイルタ材料を観察することができる。少なくとも一つの窓が、透明に形成されている被覆材料片の少なくとも一つの領域と重なりあっているのが有利である。更に、被覆材料片が収縮性ホース体である場合、フイルタ材料の特別簡単な形成と製造が可能であり、この場合特別安定したフイルタ材料を得ることが可能である。
【0028】以下に添付した図面に図示した発明の実施の態様につき本発明を詳細に説明する。
【0029】
【発明の実施の態様】以下において、同じ部材は同じ参照符号で示し、それぞれの部材は改めて説明しなかった。
【0030】図1a)は、フイルタ31とたばこストック32とを備えているシガレット30を概略示している。このたばこストック32はシガレット被覆紙6が巻付けられているたばこ5を含んでいる。フイルタは収縮性ホース体11によって被覆されている四つのフイルタ材料1−4から成る。フイルタを造るために、これらの四つのフイルタ材料1−4は収縮性ホース体11内に導入され、次いでこの収縮性ホース体11に熱作用が施され、これにより収縮性ホース体は収縮し、フイルタ材料は圧縮され、この収縮性ホース体内に強固に設けられる。
【0031】図1a)において、例えば第一のフイルタ材料1はフリースであり、第二のフイルタ材料2並びに第三のフイルタ材料3は色々な顆粒である。これに対して第四のフイルタ材料4は、フイルタの吸い口領域における触覚が喫煙者にとって知られているように形成するためセルロースアセテートである。図1a)には、フイルタもしくはシガレットの本発明による構成が既に図示されている。たばこ5は図1a)においては、もちろんシガレット被覆紙6を破って始めて認めることができる。この場合、たばこ5は説明のため概略のみで示されている。
【0032】図1b)は、外から見た場合一般的なシガレットを示している。この場合、もちろんこのシガレットは、フイルタに関して、被覆紙7の下に収縮性ホース体11を備えており、この収縮性ホース体は図1b)に示す図からは認めることはできない。何故なら、この収縮性ホース体11は被覆紙7によって覆われているからである。この収縮性ホース体11の代わりに、熱作用によって収縮することのないように造られている他の箔も使用することが可能である。
【0033】図1c)は、被覆紙7内に窓−この窓を介して四つのフイルタ材料1−4を認めることができる−を有しているフイルタの本発明による実施の態様を示している。この窓は被覆紙7内の開口であるか、或いは透明の材料によって閉じられている。
【0034】図1d)は、丸く形成された三つの窓8が示されている。これに対して、図1e)にあっては、フイルタの領域内に、長方形に形成された三つの窓が示されている。全部のフイルタ材料を認めることはできないことは明瞭である。第二のフイルタ材料2は、例えばこの実施の態様にあっては覆われて示されている。
【0035】図1f)にあっては、フイルタ内にもしくは被覆紙7内において、引裂き窓19−引裂きの目的でパーフオレーション19もしくはミシン目19を備えている−として形成されている窓8が示されている。引裂きタブ10で、消費者は引裂かれる材料もしくは引裂き窓19を掴み、引裂き窓を引張ることにより窓を開くことができる。
【0036】図1g)にあっては、開いている窓、例えば引裂かれる引裂き窓或いは永久窓を備えている多セグメントフイルタが示されている。この場合、収縮性ホース体11は印刷を施された領域13を備えている。例えば第二のフイルタ材料2がセルロースアセテートである場合、この領域を印刷を施すことにより観察者によって認めることができないように形成することが可能であり、これによりこの領域は喫煙の際のセルロースアセテートによる変色を認めることが不可能となる。部分的にのみ透明な箔もしくは収縮性ホース体11も使用することができる。紙スリーブもしくは被覆紙7は加工してある或いは接着された透明な箔を窓として有していてもよい。
【0037】収縮性ホース体11もしくは箔はポリエチレン(PE)或いは天然多糖類の成分或いはポリオレフインもしくはPVCから成る。ドイツ連邦共和国特許公開第24 29 783号−米国特許第4,129,134号に相当−から、相応する材料が知られている。これらの公報に開示の事項は全面的に本発明による技術の説明に援用可能である。
【0038】マルチセグメントフイルタもしくはフイルタを被覆している収縮性ホース体11もしくは箔は、生物学的に分解可能な材料である。この場合、これに加えてフイルタ材料も生物学的に分解可能である場合、生物学的に完全に分解可能であるフイルタを造ることも可能である。
【0039】被覆紙内の窓は、予め調製されていてボビンから引出されるか或いはフイルタ製造機においてオンラインにより、例えばミシン目を形成することによって、或いは全窓をレーザ光線でもしくはメスにより分断することによって造ることが可能である。窓は被覆紙内に開口もしくは孔として設けられているか、或いは窓を予め穿孔するか或いはカバーで閉じるようにした、消費者自身によって開かれる覆われた開口として設けてよい。
【0040】フイルタを製造に関しては、既に述べたように、本出願人のドイツ連邦共和国特許出願第101,050,11.9号とドイツ連邦共和国特許出願第101,050,10.0号を参照されたい。
【0041】図2は、フイルタ材料の収縮性ホース体11内へ引渡しステーションが概略断面図で示されている。この収縮性ホース体11は、先に述べた方法工程で移送ドラム14に供給され、次いでこの移送ドラムは真空孔および吸気による負荷により収縮性ホース体11をこの移送ドラム14の図2に図示していない比較的深い位置に保持する。次の方法工程において、例えば一部収縮性ホース体11内にフイルタプラグ12にまで導入されている下方ラム18により、収縮性ホース体11は上方の位置にまで移行され、次いでこの位置内にフイルタ材料1−4が上方ラム17により導入される。フイルタ材料は予め孔16内に導入されている。第一のスライダ23と第二のスライダ24とが摺動することにより、しかも収縮性ホース体11に対して軸線が整列されるように摺動することにより、上方ラムによりそれぞれのフイルタ材料が接合される。この実施の態様にあっては、それぞれ二つのセグメントが接合される。このフイルタプラグドラム22とこのフイルタプラグドラム内に設けられている真空孔15とにより、フイルタプラグが供給され、予め半分にされ、次いでこのフイルタプラグは第一のスライダ23内に導入されにる。
【0042】収縮性ホース体11、即ちフイルタスリーブ11の充填に関しては、上記の本出願人のドイツ連邦共和国特許出願第101,050,11.9号とドイツ連邦共和国特許出願第101,050,10.0号に開示の技術を参照されたい。
【0043】図2においては更に、加熱照射器20が図示されている。この加熱照射器は完全に充填が行われた後、或いは図2に示したように部分的に充填が行われた後、収縮性ホース体11の少なくとも一部分に加熱空気を供給する。この実施の態様にあっては、上方の領域のみに加熱空気の作用が行われ、従って収縮性ホース体の未だフイルタ材料が導入されていない下方の領域は収縮しない。
【0044】半分充填が行われている収縮性ホース体11を更に充填するために回転させる以前に、収縮性ホース体に、これが既に充填されている位置において加熱空気を作用させるのが有利であり、これによりフイルタ材料が収縮性ホース体からもはや脱落しないようにされる。この構成によってフイルタ充填機内に保持部材を設けなくてすむ。
【0045】
【発明の効果】本発明により、たばこ加工産業における、優れた意匠に富むフイルタ、多重フイルタが得られと同時に、これらのフイルタを製造するための本発明による方法によりこれらのフイルタが簡単に製造することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】595112018
【氏名又は名称】ハウニ・マシイネンバウ・アクチエンゲゼルシヤフト
【出願日】 平成14年4月9日(2002.4.9)
【代理人】 【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史 (外3名)
【公開番号】 特開2002−335937(P2002−335937A)
【公開日】 平成14年11月26日(2002.11.26)
【出願番号】 特願2002−106729(P2002−106729)