トップ :: A 生活必需品 :: A22 屠殺;肉処理;家禽または魚の処理




【発明の名称】 皮剥機
【発明者】 【氏名】平口 克美

【要約】 【課題】薄皮を剥離した後でブレードキャリアに魚肉からの油脂が付着固化することにより、フィレの滞留、後続フィレの堰き止め、機械の稼働停止という不具合が発生することを防止する。

【解決手段】歯付きローラ35と、その下側周面に刃先を近接配置させた皮剥ブレード40と、剥離部の下方に沿って上側搬送面32aを配置し上側搬送面上に載置した原料を剥離部に送る込む搬送ベルト32と、回転する歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で皮膜側面に皮剥ブレードを当接させて皮膜を剥離する皮剥機であって、上側搬送面の剥離部に対する上向きの押し上げ張力により原料を剥離部に押圧する構成とし、剥離部よりも下流側で皮剥ブレードを支持するブレードキャリア41の下面に水吐出口を設け、水を吐出するように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラと、該歯付きローラの下側周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラの下側周面と皮剥ブレードの刃先とから成る剥離部の下方に沿って上側搬送面を配置し該上側搬送面上に皮膜を上向きにして載置した原料を該剥離部に送り込む搬送加圧ベルトと、回転する歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離する皮剥機であって、前記搬送加圧ベルトの上側搬送面の前記剥離部に対する上向きの押し上げ張力によって前記原料を前記剥離部に押圧するように構成し、前記皮剥ブレードを支持するブレードキャリアの下面に水吐出口を設け、該水吐出口から水を吐出するように構成したことを特徴とする皮剥機。
【請求項2】 前記水吐出口からの水の吐出方向を前記原料の搬送方向の斜め前方向に設定したことを特徴とする請求項1記載の皮剥機。
【請求項3】 前記ブレードキャリアの長手方向一端縁面からブレードキャリア内部へ向けて流路を形成し、該流路はブレードキャリアの長手方向他端面にて閉塞されており、該流路に沿ったブレードキャリア下面に前記水吐出口を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の皮剥機。
【請求項4】 前記歯付きローラの歯部は、軸方向に沿って直線的、或は螺旋状に延びる歯部であることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の皮剥機。
【請求項5】 前記剥離部の搬送方向下流側には、搬出コンベアを配置し、該剥離部にて皮膜を剥離された原料を強制的に剥離部から搬送方向下流側へ搬送することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の皮剥機。
【請求項6】 略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラと、該歯付きローラの上側周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラの上側周面と皮剥ブレードの刃先とから成る剥離部の上方に沿って下側搬送面を配置し該下側搬送面に皮膜を下向きにして支持した原料を該剥離部に送り込む搬送加圧ベルトと、を備え、回転する前記歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離し、前記搬送加圧ベルトの下側搬送面の前記剥離部に対する下向き張力によって前記原料を前記剥離部に押圧するように構成したことを特徴とする皮剥機。
【請求項7】 前記剥離部よりも下流側において前記皮剥ブレードを支持するブレードキャリアの上面に水吐出口を設け、該水吐出口から水を吐出するように構成したことを特徴とする請求項6記載の皮剥機。
【請求項8】 略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラと、該歯付きローラの上側周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラの上側周面と皮剥ブレードの刃先とから成る剥離部の上側に沿って下部周面を配置し該下部周面に皮膜を下向きにして支持した原料を該剥離部に送り込む加圧ローラと、を備え、回転する前記歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離し、前記加圧ローラの外周面下部の前記剥離部に対する下向き弾性押圧力によって前記原料を前記剥離部に押圧するように構成し、前記搬送加圧ローラの外周面は、柔軟性材料層から構成されていることを特徴とする皮剥機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚の皮や動物の内臓等の表面の皮膜を剥離する皮剥機の改良に関し、特に鰺、鰯、秋刀魚、鰊等の青魚と称される魚類の皮剥に適した皮剥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から魚のフィレから皮膜を自動的に除去する皮剥機が種々提案されている。例えば、本出願人の出願に係る特開平11−169066号公報等には、回転する歯付きローラと、歯付きローラの周面に近接配置した剥離刃との組み合わせによって、歯付きローラ上を通過するフィレの皮膜を剥離分離する構成が開示されている。この種の皮剥機は、歯付きローラの周面と剥離刃との間の間隔を微調整することにより、剥離刃が切除する皮膜側の肉厚を調整できる。ところで、鰺、鰯、鯖、秋刀魚、鰊等の青魚と称される魚類は、最外側の薄皮の内側に銀膜(真皮)を有しており、薄皮だけを均一に剥離しない場合には、内側の銀膜まで剥離されて外観が悪化するため、寿司ネタ、タタキ、刺身等としての利用が不可能となる。即ち、図8は従来の皮剥機の一例の概略構成図であり、この皮剥機は、原料供給シュート5と製品排出シュート6との間の空間1から外周面の剥離歯の一部を露出させた状態で回転自在に支持された歯付きローラ2と、歯付きローラ2の周面に刃先を近接配置させた皮剥ブレード3と、歯付きローラ2の周面に片面に皮膜を有した原料を押圧する原料押えコンベア(原料押え部)4と、歯付きローラ2と原料押え部4との間に矢印A方向から魚のフィレ等の原料Fを送り込む為のガイドとなる原料供給シュート5と、皮膜を剥離した後のフィレを排出する製品排出シュート6と、剥離後の皮膜を落下させる皮落下シュート7等を有する。
【0003】この皮剥機1は、回転する歯付きローラ2の周面に突設された多数の尖った皮剥歯の歯先により原料Fの皮膜側面F1を吸着(係止)保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレード3の刃先を当接させて原料Fから皮膜を剥離する。原料押えコンベア4は、加圧ローラ4a、他のローラ4bに対してベルト4cをエンドレスに張設した構成を有する。皮剥ブレード3は、ブレードキャリア3aに支持され、ブレード押え3cによって押えられてネジ止めされている。この皮剥機は、大型魚類から小型魚類まで対応可能な構成を備えており、大型で皮が厚い魚類のフィレを取り扱う場合には、歯付きローラ2とブレード3の刃先との間隔を大きく調整する一方で、原料押えコンベア4から剥離部に対する加圧力を大きめに設定する。また、皮膜が薄い魚類を取扱う場合には、歯付きローラ2とブレード3の刃先との間隔を狭く調整する一方で、原料押えコンベア4から剥離部に対する加圧力を小さく設定する。また、歯付きローラ2は、歯付きローラ支持固定手段2によりその回転軸を回転自在に支持されると共に、歯付きローラ支持固定手段2は、図示しない支持台に固定された図示しないローラ支持棒によって下部を固定的に支持されている。歯付きローラ2の外周面の適所、例えば皮剥ブレード3と反対側の周面には、皮払落ローラ10が配置され、剥離後の皮膜を歯付きローラ2の周面から確実に剥離させるようにしている。
【0004】このような構成を備えた従来の剥離機にあっては、皮剥ブレード3の先端と歯付きローラ2の周面との近接部(剥離部)に対して原料押えコンベア4の加圧ローラ4a(重量15〜20kg)が圧接しており,剥離時には大きな荷重を原料に加えてこれを押えるように構成されている。従って、鮭等のように身が固く、皮の厚い魚類のフィレに対しては適正な加圧力となり、所望厚の皮膜を除去することができる。しかし、表皮である薄皮が極めて薄く、該薄皮をわずかでも厚く切除すると内側の銀膜を含む身を傷つける虞れがある青魚を取り扱う場合には、加圧ローラ4aからの加圧力をどのように軽く設定しようとしても加圧ローラ自体の重量が大きい為に限界があり、銀膜等を傷つけずに薄皮だけを剥離することが困難であった。このような不具合を解消する為には、原料押えコンベア4を構成する加圧ローラ4aを軽量化する必要があるが、軽量化した場合には中型以上の魚類のフィレ等に対応することができず、魚種に応じて交換する必要が発生し、皮剥機の汎用を低下させ、稼働率を低下させる原因となる。特に、最近では青魚の内でも中型以上の鰺や鰯の漁獲量が減少している一方で、従来食用としては見向きもされずに飼料用として利用されていた小型の鰺や鰯(全長10〜15cm程度)の漁獲量が多くなっている。これらの小型魚の青魚のフィレは、寿司ネタとして好適な寸法を有する為、寿司ネタとしての需要が増大している。しかし、上記従来の皮剥装置により皮剥作業を行う場合には、銀膜と身の損傷度合いが高くなり、寿司ネタは勿論タタキ用、刺身用としての利用も不可能になっている。このような不具合を解消する為に、例えば図9に示した如き構成の皮剥機が提案されている。この皮剥機は、外周面に剥離歯を有して回転自在に支持された歯付きローラ12と、歯付きローラ12の下側周面に刃先を近接配置させた皮剥ブレード13と、歯付きローラ12と皮剥ブレード13との近接部(剥離部)の下方に沿って配置されたエンドレスの搬送加圧ベルト14と、を有する。搬送加圧ベルト14は、その上側搬送面14aに載置した魚のフィレ等の原料Fを剥離部に向けて矢印A方向から送り込む為の搬送ガイド手段としての機能と、原料Fを剥離部に向けて軽い圧力により押し付ける加圧手段としての機能を併有している。即ち、搬送加圧ベルト14は、ローラ15、16によってエンドレスに張設されて矢印B方向へ搬送駆動され、両ローラ15、16間の間隔を調整することにより上側搬送面14aが剥離部を押圧する為の張力を調整可能にしている。
【0005】なお、皮剥ブレード13は、ブレードキャリア17の下面にセットされた状態でブレード押え18にて固定されている。原料Fは皮膜を上向きにした状態で剥離部に向けて搬送され、剥離部においては上側搬送面14aからの上向きの適度な加圧力を受けて剥離ブレード13の刃先に圧接されるので、刃先を通過する際に、その皮膜だけが切離され、矢印方向へ回転移動する歯付きローラ12に巻き付いて上方へ送られる。歯付きローラ12の上部適所には先端が櫛歯状のカス取り部材20が配置されており、先端の櫛歯部20aを歯付きローラ12の周面に所定の軸方向ピッチにて配された剥離歯列の間の溝内に突出させている。そして、歯付きローラ12の周面に巻き付いて上方に移動してきた皮膜は櫛歯部の作用によって歯付きローラ周面から剥離され、カス取り部材20の本体20b上に移動する。この本体20bの直上位置にはバキューム等による吸引手段21を配置して皮膜を吸引する。剥離部で剥離を受けた原料Fの身の部分は剥離部を通過し、図示しないシュート等に排出される。この皮剥機によれば、搬送加圧ベルト14の上側搬送面14aからの加圧力によって原料Fを剥離部に押し付ける為、加圧力の調整範囲が広く、青魚の薄皮だけを切離するのに適した弱い加圧力を設定することができる。このため、身の肉が弱く、薄皮を剥離する際に銀膜まで剥離し易い小型の青魚のフィレを皮剥処理する際にも歩留よく皮剥を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示した従来の皮剥機にあっては、図10の剥離部底面図に示すように皮膜を剥された原料Fの長さが小さい場合には剥離部から下流側に押し出された原料Fがブレード押え18を乗り越えて下流側へ移動することができず、ブレード押え18の下面に相当する位置にて滞留する事態が発生する。特に、小型の青魚の皮膜と身の間には油脂分が多い為、皮を剥された原料Fがブレード押えを通過する際にブレード押え下面に多量の油脂を付着させる。このため、ブレード押え下面に付着した油脂が原料Fを吸着して滞留させ易くなる。一つの原料が滞留すると、後続の原料が順次滞留して堰き止め状態となって剥離部から原料が下流側へ移動しない事態や、剥離部にて皮剥がなされずにそのまま通過してしまう事態が発生する。特に、寿司ネタ等としての原料Fを扱う場合には搬送加圧ベルト14の上流側から上側搬送面14a上に冷水を供給しながら作業を行うので、この冷水によってブレード押え下面に付着した油脂分が固化しやすい。従って、従来は数分間、例えば5分程度皮剥機を稼働すると皮剥不能状態に陥る為、その都度稼働を停止して付着した油を除去する清掃作業を行う必要があり、稼働率の低下、生産性の低下をもたらしていた。なお、搬送加圧ベルト14の上側搬送面14aのテンションは、小型青魚の薄皮剥離時に銀膜を残す必要から小さく設定されているので、上側搬送面14aの力によってブレード押え下面に付着滞留しようとする原料を引きはがして搬送することは困難である。また、原料の付着残留の原因となるブレード押え18の搬送方向幅をできるだけ狭く設定して原料Fの滞留を阻止しようとしてもブレードの支持強度を十分に確保するためにブレード押えには最低限の幅が必要であり、この最低限の幅を確保することにより、上記原料の滞留を惹起する。
【0007】このような不具合を解消する為に、油脂が付着し易いブレード押え下面にテフロン(登録商標)層を形成して滑りをよくすることも考えられるが、付着した油脂分は上記冷水によってテフロン層にも固化して容易に除去されないので効果がなかった。本発明が解決しようとする課題は、小型青魚のように身が弱く、薄皮を備えた魚類のフィレの薄皮の直下に位置する銀膜や身を傷つけることなく、薄皮だけを除去することができる皮剥機において、薄皮を剥離した後でブレード押えに魚肉からの油脂が付着固化することにより、フィレがブレード押えを乗り越えて前進できなくなるという不具合を解決することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1の発明は、略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラと、該歯付きローラの下側周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラの下側周面と皮剥ブレードの刃先とを近接させた剥離部の下方に沿って上側搬送面を配置し該上側搬送面上に皮膜を上向きにして載置した原料を該剥離部に送り込む搬送加圧ベルトと、回転する歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離する皮剥機であって、前記搬送加圧ベルトの上側搬送面の前記剥離部に対する上向きの押し上げ張力によって前記原料を前記剥離部に押圧するように構成し、前記皮剥ブレードを支持するブレードキャリアの下面に水吐出口を設け、該水吐出口から水を吐出するように構成したことを特徴とする。請求項2の発明は、前記水吐出口からの水の吐出方向を前記原料の搬送方向の斜め前方向に設定したことを特徴とする。請求項3の発明は、前記ブレードキャリアの長手方向一端縁面からブレードキャリア内部へ向けて流路を形成し、該流路はブレードキャリアの長手方向他端面にて閉塞されており、該流路に沿ったブレードキャリア下面に前記水吐出口を形成したことを特徴とする。請求項4の発明は、前記歯付きローラの歯部は、軸方向に沿って直線的、或は螺旋状に延びる歯部であることを特徴とする。請求項5の発明は、前記剥離部の搬送方向下流側には、搬出コンベアを配置し、該剥離部にて皮膜を剥離された原料を強制的に剥離部から搬送方向下流側へ搬送することを特徴とする。
【0009】請求項6の発明は、略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラと、該歯付きローラの上側周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラの上側周面と皮剥ブレードの刃先とを近接させた剥離部の上方に沿って下側搬送面を配置し該下側搬送面に皮膜を下向きにして載置した原料を該剥離部に送り込む搬送加圧ベルトと、を備え、回転する前記歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離し、前記搬送加圧ベルトの下側搬送面の前記剥離部に対する下向き張力によって前記原料を前記剥離部に押圧するように構成したことを特徴とする。請求項7の発明は、前記剥離部よりも下流側において前記皮剥ブレードを支持するブレードキャリアの上面に水吐出口を設け、該水吐出口から水を吐出するように構成したことを特徴とする。請求項8の発明は、略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラと、該歯付きローラの上側周面に軸方向へ延びる刃先を近接配置させた皮剥ブレードと、歯付きローラの上側周面と皮剥ブレードの刃先とから成る剥離部の上側に沿って下部周面を配置し該下部周面に皮膜を下向きにして支持した原料を該剥離部に送り込む加圧ローラと、を備え、回転する前記歯付きローラの周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離し、前記加圧ローラの外周面下部の前記剥離部に対する下向き弾性押圧力によって前記原料を前記剥離部に押圧するように構成し、前記搬送加圧ローラの外周面は、所定以上の柔軟性を有した柔軟性材料層から構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。図1(a)及び(b)は本発明に係る皮剥機の一実施形態を示す正面略図、及び平面図である。また、図2(a)は図1(a)の矢視Y−Y図、(b)は図1(a)の要部拡大断面図であり、この皮剥機1は、図示しない支持枠によって回転自在に支持されたローラ30、31によってエンドレスに張設されて矢印方向へ駆動される搬送加圧ベルト32と、搬送加圧ベルト32の上側搬送面32aに下側周面を対向させた状態で支持枠によって回転自在に軸支され且つ図示しない駆動源によって矢印方向へ回転駆動される歯付きローラ35と、歯付きローラ35の下流側においてその下側周面に刃先40aを近接配置させた皮剥ブレード40と、皮剥ブレード40の基部を下面に支持しブレード押え42との間で皮剥ブレードを押えるために歯付ローラ35の下流側に配置されたブレードキャリア41と、ブレードキャリア41に設けた切欠き41a内に先端部を位置させた引出し用コンベアベルト45(ローラ45a,45b)と、ブレード押え42に設けた水吐出口50と、水供給装置60とを有する。この皮剥機1は、回転する歯付きローラ35の周面に突設された多数の尖った皮剥歯の歯先により原料Fの皮膜側面F1を吸着(係止)保持した状態で該皮膜と身との間に皮剥ブレード40の刃先を当接させて原料Fから皮膜を剥離する。歯付きローラ35の歯部は、周方向に延びる歯部と、歯部間に位置する溝部とから構成してもよいが、軸方向に沿って直線的、或は螺旋状に延びる歯部及び溝部とから構成してもよい。ブレード押え42は、ブレードキャリア41の一部を構成している。従って、特許請求の範囲において、ブレードキャリアとは、ブレード押えをも含む概念である。なお、図示を省略したが、ブレードキャリア41の上方には歯付きローラ35の周面に沿って櫛歯状のカス取り部材(図9の符号20と同様)を配置し、原料Fから剥離された皮膜F1が歯付きローラ35によって上方に巻き上げられてきた時にこれを剥離、保持する。剥離された皮膜は図示しないバキューム装置によって吸引除去される。ブレードキャリア41の下面に原料Fから油脂が付着すると、油脂によって原料がブレードキャリア下面に吸着し皮剥作業を阻害する要因となるが、ブレードの刃先と歯付ローラ周面との近接部である剥離部を通過してブレードキャリア下面に吸着した原料Fの一部が切欠き41a内に突出する限りは、引出し用コンベアベルト45(ローラ45a,45b)によって強制的に引き出して搬送加圧ベルト32の上側搬送面32aに落下させて適切に搬送することが可能となる。即ち、引出し用コンベアベルト45の周面がブレードキャリア下面に吸着しようとする原料の一部に接触することにより、これをブレードキャリア下面から剥離する方向へ付勢し、落下させることができる。しかし、原料の寸法が過小であったり、ブレードキャリア下面への吸着姿勢によっては、引出し用コンベアベルト45により引き剥すことができず、ブレードキャリア下面に吸着したままとなる虞れがある。
【0011】図2に示す実施形態は、このような剥離不能な状態でブレードキャリアに吸着した原料を強制剥離させたり、或はブレードキャリア外面に水の膜を形成して油脂や原料が付着しないように予防することを可能とするものである。即ち、図2に示すようにブレードキャリア41の下面には皮剥ブレード40の基部を添設し、ブレード押え42にて下側から押えつつネジ止め固定している。本発明では、皮を剥いだ後に原料Fからの油脂分が付着し易い部分、例えばブレード押え42の下面に水吐出口50を長手方向に沿って所望列形成し、各水吐出口50と連通する流路51をブレード押え42の肉厚内部に形成する。流路51は、例えばブレード押え42の長手方向一端面からブレード押え42の内部へ向けて形成されており、該流路51の他端部はブレード押え42の長手方向他端面にて閉塞されている。また、流路51の水導入側の端部にポンプ等の水供給装置60を接続して流路51を経て水を供給し、水吐出口50から水を吐出させる。水吐出口50から吐出する水の噴射力を所定の強さに設定することにより、原料Fからブレード押え42に付着しようとする油脂を除去したり、或は付着しようとする原料を水圧により押し出して付着を阻止したり、或は一旦付着した原料を離脱させることができる。なお、水吐出口50からの水の吐出方向は垂直下向きであってもよいが、上側搬送面32aによる原料搬送方向下流側へ向けて斜めに吐出させることにより、搬送方向下流側へ原料を押し出して下流側への移動を促進することができる。
【0012】なお、上記実施形態では、皮剥ブレード40をブレードキャリア41によって支持する例を示したが、最近ではブレードキャリアに相当する部材が歯付きローラ35の周面と近接する位置をブレード状に先鋭化したブレード一体化の部材が多用されている。図3はこのように先端にブレード65aを備えたブレード部材(ブレードキャリア)65を備えた剥離部の構成図であり、このブレード部材65の下面に水吐出口66を形成する場合にはその内部に流路67を設け、流路67の一端部を水供給装置60と接続する。流路67の長手方向他端は閉塞させ、流路67内に供給された水が所定の圧力で水吐出口66から吐出されるように構成する。この構成において水吐出口66から吐出される水の作用は、上記実施形態の場合と同様である。また、原料の油脂が付着する可能性のあるブレードキャリアの全ての外面に水吐出口を設けて稼働中に水を吐出させることにより表面に水の膜を形成して油脂の付着を防止するようにしてもよい。なお、特許請求の範囲におけるブレードキャリアとは、このようなブレード部材を含む概念である。なお、上記実施形態において、引出し用コンベアベルトは、必須ではなく、水吐出口による散水、噴水機構だけを装備してもよい。或は、水吐出口による散水、噴水機構の代わりに引出し用コンベアベルトだけを用いてもよい。
【0013】次に、図4は本発明の他の実施形態に係る皮剥機の概略構成を示す正面図であり、この皮剥機は、略水平に支持された回転軸70Aを中心として回転駆動される歯付きローラ70と、該歯付きローラ70の上側周面に軸方向へ延びる刃先71aを近接配置させた皮剥ブレード71と、皮剥ブレード71の基部を支持するブレードキャリア72と、皮剥ブレード71をブレードキャリア72上に固定するブレード押え73と、歯付きローラ70の上側周面と皮剥ブレード71の刃先71aとの近接部(剥離部)の上方に沿って下側搬送面75aを配置し該下側搬送面75aに皮膜を下向きにして支持しつつ原料Fを該剥離部に送り込む搬送加圧ベルト75と、下側搬送面75aの直下位置に所定の間隔を隔てて対向配置したガイド面(搬送ベルトであってもよい)76と、を備える。回転する歯付きローラ70の周面により原料Fの皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレード71の刃先を当接させて原料から皮膜を剥離する構成を備えている。搬送加圧ベルト75は、ローラ75aによりエンドレスに張設されて図示しない駆動源によって矢印方向へ駆動される。歯付きローラ70の近傍には皮膜F1を払い落とす払い落としローラ77、シュート78、皮受けカゴ79等が配置されている。この実施形態の皮剥機は、搬送加圧ベルト75の下側搬送面75aの下向き張力を剥離部に作用させることによって剥離部にて皮膜を剥される原料Fを適切な荷重にて加圧するように構成している。小型の青魚の如く肉が弱く薄皮と銀膜とを備えた魚類のフィレを皮剥する場合には、搬送加圧ベルト75のテンションを弱めた状態で皮剥を行うので、銀膜を傷つけずに薄皮を剥離することが可能となる。
【0014】なお、図4の例では、搬送加圧ベルト75を長尺に構成し、搬送と加圧を兼用させたが、図5のように搬送ベルト80、81の間に加圧ベルト82を配置してもよい。このように構成すれば、加圧ベルトの下側搬送面82aから剥離部に対して付与する押圧力(テンション)の調整が容易となる。なお、この例においては皮剥ブレード71をブレードキャリア72により支持する構成を採用したが、これに代えて、図3に示した如きブレードを一体化したブレード部材(ブレードキャリア)を用いてもよい。このような構成を備えた皮剥機によれば、剥離された皮膜を歯付きローラの下方のシュータ78へ排出するので、図1の実施形態のように歯付ローラの上側に巻き上げた皮膜を排除する為のバキューム等の設備が不要となる。このため、低コスト化、小型化、低背化、軽量化、省スペース化が可能となる。
【0015】図6は図4、図5に示した皮剥機のブレードキャリア上面に水吐出口90を形成した例を示している。この水吐出機構の構成は図2に示した例と同様であり、ブレードキャリア72(ブレード押え73)の内部に1又は複数の流路91を設け、流路91に沿ったブレードキャリア72の上面に水吐出口90を貫通形成した構成を有する。また、流路91の長手方向一端を開口して水供給装置92と接続する。このように構成することにより、水供給装置92から流路91内に供給された水は各水吐出口90から上方へ向けて吐出され、油脂の付着を防いだり、或は付着した油脂に原料が吸着して皮剥機の稼働を停止させる等の不具合を解消できる。水吐出口90からの水の吐出方向は、垂直方向のみならず、斜め方向、特に斜め前方(原料の搬送方向下流側)へ向けて吐出してもよい。吐出圧等は、水供給装置92の出力を調整することにより原料の種類等に応じて種々選定、変更可能である。特に、皮剥ブレードの刃先近辺に油脂が付着することを防止する為に、この部分に向けて水を供給するように吐出方向を選定してもよい。水供給装置92からの管92aを接続する位置は、図示の位置に限らずどのような位置であってもよい。
【0016】なお、上記各実施形態に示した皮剥機は、搬送加圧ローラのテンションを調整することにより、大型で厚皮の魚類の皮を剥くことも可能であり、種々のタイプの原料に対応できる。特に小型で油脂分の多い魚類等の原料の薄い皮膜を剥離する場合には、身を傷付けることなく、外観を整えた皮剥を行うことが可能となり、寿司ネタは勿論、刺身、その他の用途に供することが可能となる。更に、原料からの油脂が皮剥ブレードの刃先よりも下流側に付着した場合には油脂に原料が吸着して原料の滞留、後続原料の堰き止めが発生するので、引出し用コンベアベルトで強制剥離したり、或はブレードキャリアの適所に設けた水吐出口からの散水、或は水噴出によって油脂の付着防止、原料の剥離、吸着防止を実現できる。このため、中型以上の青魚の漁獲高が減少し、従来食用として見向きもされなかった小型の青魚が寿司ネタ等として需要増大している現状においては、皮剥機の稼働を停止して付着した油脂を除去、清掃するという煩雑な作業を行うことなく、連続した大量の皮剥作業が可能となる本発明の皮剥機は、明らかに市場における優位性を発揮できる製品であり、しかも技術的にも新規性、進歩性を備えるものである。
【0017】次に、図7は本発明の他の実施形態に係る皮剥機の構成説明図である。この実施形態の皮剥機は、図4、図5の実施形態と同様にガイド面76の下方に歯付きローラ70及び皮剥ブレード71を配置しているが、搬送加圧ベルト75や加圧ベルト82に代えて、外周面に柔軟性材料層104を備えた加圧ローラ101を使用している点が特徴的である。図7(a)(b)の実施形態は、図5の実施形態の加圧ベルト82に代えて加圧ローラ101を使用した例を示している。この加圧ローラ101は、原料Fを矢印方向へ搬送するガイド面76上に沿って配置された2つの搬送ベルト80、81の間に配置される。この加圧ローラ101は、図5の加圧ベルト82と異なり、ローラの周面によって原料Fを軽く抑え込み、剥離部に位置する皮剥ブレード71の刃先71aと歯付きローラ70との協働によって原料Fの被膜F1を剥離するものである。この加圧ローラ101は、機枠100によって中心軸102を回転自在に軸支されたローラ本体103と、ローラ本体103の外周面に均一の厚さ(例えば、20mm程度)で固定された柔軟材料層104と、から成る。この柔軟材料層104は、例えば所要肉厚を有したスポンジシート(スポンジ円筒体)をローラ本体103の外周面に着脱可能に固定したものとし、十分な柔軟度、原形復帰力を備えさせる。また、スポンジシートの少なくとも表面側は軟質の樹脂、ゴム等から成るシートによって被覆されることにより、スポンジ部分が吸水しないように構成する。なお、ここでスポンジシートとは多孔質且つ柔軟性を備えた柔軟性材料であり、その材質には格別な限定はない。上記規格を満たす柔軟性を備えた材質であれば、多孔質である必要はない。
【0018】図7(c)は柔軟材料層104が原料を加圧している状態を示しており、柔軟材料層104は、柔軟性の低い加圧手段により原料を強く加圧して変形させることによって銀膜までも削り取られる事態や原料が傷む等の事態の発生を防止すべく、図示の様に剥離部に進入してきた原料の外形状に整合した凹形状に柔軟に変形し、必要最小限の加圧力にて原料を皮剥ブレードの刃先に押し付けて皮膜だけを剥離することができるように構成されている。柔軟材料層104を構成する材料自体が吸水性を有する場合には衛生上の配慮から少なくともその表層に柔軟な防水シートを添設して吸水を防止する。この柔軟材料層104或はその表層の防水シートは適度な摩擦抵抗を有することにより、原料とのスリップを防止して確実に押え込むことができる。また、柔軟性材料層を構成する柔軟性材料としては、柔軟性の多孔質材(スポンジ)以外でも、例えばゴム風船の如く、肉厚が薄く柔軟なゴムシートを平板状の袋状に加工し、空気を充填してふくらませた状態でローラ本体103の周面に固定したものを用いてもよいし、このゴム性袋内に液体を充填してもよい。或は、柔軟な材質から成る繊維を植毛した植毛シートをローラ本体103の外周面に固定し、緊密な植毛を得るようにしてもよい。要するに、この柔軟性材料層104が少なくとも兼ね備えるべき要件は、小型青魚の如くフィレの肉質が脆弱である為に、原料Fを加圧しつつブレードの刃先によって被膜F1を剥離した時に、被膜の直下に位置する銀膜までも削りとられることを防止し得る程度に柔軟な弾性変形と、加圧終了後の原形復帰が可能であることである。そのために、最低限求められる柔軟性の値としては、上記の如き機能を実現できる値を選定する。
【0019】この加圧ローラ101を回転駆動させる方法としては、種々の方法を採用でき、例えば軸102を直接駆動することもできるが、この実施形態では、機枠100により回転自在に支持した駆動ローラ110、従動ローラ111及びテンションローラ112によってエンドレスに張設され回転駆動されるVベルト113を加圧ローラ101の軸方向両端部外周に巻きかけて駆動力を伝達するようにしている。テンションローラ112は、機枠100によって回転軸を支持されVベルト113にテンションを付与する。なお、符号115は引出しローラであり、引出しローラ115は加圧ローラ101に隣接配置されてVベルト113により同方向に回転駆動されることにより、剥離部にて被膜を剥離された原料を下流側に引出し搬送する手段である。この引出しローラ115の外周面も柔軟性材料によって構成してもよいし、柔軟性材料としなくてもよい。機枠100は、例えば駆動ローラ110の軸を中心として前部を上下動可能に構成し、高さ調整機構116によって機枠前部の高さ位置を調整することにより、機枠によって支持された加圧ローラ101の高さ、即ち、加圧ローラ101の外周面の最下部と剥離部(正確には、歯付きローラの外周面最上部)との間の間隔Gを調整可能に構成する。この例では、高さ調整機構116は、可変ボルト116aを用いた調整機構として示されているが、これは一例であり、この機構に限定される趣旨ではない。なお、小型のアジ等の青魚のフィレは15〜20g程度の重さで、その厚みは5mm〜10mmであるが、刃先と加圧ローラの周面との間の間隔を3mm程度に設定すれば、皮膜だけを正確に除去することが可能となる。例えば、原料の厚みが約5mmの小アジ等の青魚について被膜のみを皮剥する場合には、ガイド面76の上面(或は、歯付きローラの周面最上部)から2mm程度の高さ位置(間隔G)に柔軟性材料層104の外周面の最下部が位置するように加圧ローラ101の高さを設定する。このようにすることにより、加圧ローラの柔軟性材料層104が剥離部に進入して来た原料Fを加圧した時に柔軟性材料104が3mm程度へこむことにより原料を押し潰す等のダメージを与えることなく、原料全体を包み込むような必要最低限の適度な圧力を与えつつ抑え込むことができるので、銀膜が無傷な状態で被膜だけを剥離することが可能となる。また、連続的に剥離部に送り込まれる原料の肉厚が5〜10mmの範囲で多少変動したとしても、柔軟性材料層104を構成する柔軟性材料の柔軟性を所定の程度に設定しておくことにより、原料にダメージを与えることなく、適度な加圧力によって抑え込みつつ被膜のみを剥離することができる。
【0020】なお、肉厚が10mmを越える原料を剥離対象とする場合には、ガイド面76の上面(或は、歯付きローラの周面最上部)から柔軟性材料層104の外周面の最下部との間の間隔Gを2mm以上の適当な値に設定し直すことにより、最適な加圧力によって加圧しつつ被膜だけを剥離することが可能となる。なお、上記間隔Gとして示した数値は、原料となる魚の種類、柔軟性材料層の柔軟度等種々の条件に応じて変更可能であり、最適な数値は一義的に決定できない。即ち、この実施形態は、略水平に支持された回転軸を中心として回転駆動される歯付きローラ70と、歯付きローラ70の上側周面に軸方向へ延びる刃先71aを近接配置させた皮剥ブレード71と、歯付きローラ70の上側周面と皮剥ブレードの刃先とから成る剥離部の上側に沿って下部周面を配置し該下部周面に皮膜F1を下向きにして支持した原料Fを該剥離部に送り込む加圧ローラ101と、を備えている。そして、回転する歯付きローラ70の周面により原料の皮膜側面を保持した状態で該皮膜側面に皮剥ブレードの刃先を当接させて原料から皮膜を剥離し、加圧ローラ101の下部周面の剥離部に対する下向き弾性力によって原料を剥離部に押圧するように構成している。更に、加圧ローラの外周面は、所定値以上の弾性を有した弾性材料(柔軟性材料)から構成されている。このため、ガイド面76上を搬送されて剥離部に進入する原料Fは加圧ローラ101の外周面の柔軟材料層104によって無理なく加圧されるので、必要最小限の力によって剥離部に押し付けられ、銀膜を除いた皮膜だけを正確に除去される。なお、この実施形態においても、原料Fが皮剥ブレードに付着することを防止する為の水吐出機構を配置することが有効である。
【0021】
【発明の効果】以上のように従来は、小型青魚のように身が弱く、薄皮を備えた魚類のフィレの薄皮の直下に位置する銀膜や身を傷つけることなく、薄皮だけを除去することができる皮剥機において、薄皮を剥離した後でブレード押え等のブレードキャリアに魚肉からの油脂が付着固化することにより、フィレがブレード押えを乗り越えて前進できなくなり、フィレの滞留、後続フィレの堰き止め、機械の稼働停止という不具合が発生していた。これに対して、本発明では、付着した油脂によって原料が吸着し易いブレードキャリアの近傍に引き出し用コンベアベルトを配置し、吸着した、或は吸着しようとする原料を強制剥離させるので、原料の一部がコンベアベルトと接触可能な位置関係にある限りは、これを剥離することができる。これに対して、コンベアベルトが接触できない位置に吸着した原料については、コンベアベルトによって剥離することができない。この為、本発明では、油脂が付着し易いブレードキャリアの外面に水吐出口を設け、この水吐出口から機械の稼働中常時水を散水、噴出させるようにしたので、油の付着防止、油に付着した原料の剥離、吸着防止等を実現できる。
【出願人】 【識別番号】597175868
【氏名又は名称】株式会社ツネザワトレーディング
【出願日】 平成13年1月17日(2001.1.17)
【代理人】 【識別番号】100085660
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 均
【公開番号】 特開2002−10733(P2002−10733A)
【公開日】 平成14年1月15日(2002.1.15)
【出願番号】 特願2001−9574(P2001−9574)