| 【発明の名称】 |
混捏装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】細川 幸雄
【氏名】川井田 憲人
【氏名】辻内 高志
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| 【要約】 |
【課題】供給通路の着脱を簡単に行うことができ、混捏装置の清掃、特に供給通路及び調節弁の清掃作業が容易な混捏装置を提供する。
【解決手段】本混捏装置100は、原料紛を貯蔵するホールディングビン101と、原料紛を含有する被混捏体を混捏するミキサ102と、ホールディングビン101に貯蔵された原料紛をミキサ102に供給するために、ホールディングビン101とミキサ102とを連通する可動式ダンパケーシング103と、該可動式ダンパケーシング103に設けられて原料紛の供給を調節するバタフライ型ダンパ104とを具備してなるものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原料紛を貯蔵するホッパと、原料紛を含有する被混捏体を混捏するミキサと、ホッパに貯蔵された原料紛をミキサに供給するために、ホッパとミキサとを連通する供給通路と、該供給通路に設けられて原料紛の供給を調節する調節弁と、を具備してなる混捏装置において、前記供給通路は、ホッパ及びミキサから脱着される方向に可動に支持されたものであることを特徴とする混捏装置。 【請求項2】 前記供給通路は、ホッパ及びミキサから脱着された状態において揺動自在に支持されたものであることを特徴とする請求項1に記載の混捏装置。 【請求項3】 前記供給通路とホッパ或いはミキサとの各接合部において、供給通路、又はホッパ或いはミキサのいずれか一方の接合面に、パッキン取付溝が夫々環状に設けられ、各パッキン取付溝に環状の弾性パッキンが夫々嵌入され、各パッキン取付溝の少なくとも一部に、パッキン取付溝内圧を調整するための給排気路が夫々設けられたことを特徴とする請求項1に記載の混捏装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、製パンや製菓等に使用される混捏装置、特に、原料紛の供給通路の清掃作業性に優れた混捏装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の混捏装置1は、図9に示すように、原料粉を貯蔵するホールディングビン(ホッパ)2と、被混捏体を混捏するミキサ3と、ホールディングビン1とミキサ3とを連通するダンパケーシング(供給通路)4と、該ダンパケーシング4に設けられたバタフライ型ダンパ(調節弁)5とを具備してなる。 【0003】前記ホールディングビン2は、中央近傍から下方へ向けて縮径された円管状のものであって、パンや菓子の材料となる各種粉を混合した原料粉を、ミキサ3で混捏する前に一時的に貯蔵するためのものである。ホールディングビン2の上部開口にはエア抜き用のフィルタ7が設けられており、一方、下部開口は、貯蔵された原料粉を排出するための排出口であり、ダンパケーシング4と接合させるためのフランジが設けられている。さらに、ホールディングビン2は、側壁において空気コンベア6が連通され、該空気コンベア6により原料粉が空気とともにホールディングビン2内へ運搬され、原料粉を輸送した空気は該フィルタ7により原料粉が取り除かれてホールディングビン2の外部へ流出し、原料粉はホールディングビン2の内部空間に貯蔵されるものとなっている。 【0004】前記ミキサ3は、断面がU字状のミキシングボウル90と、該ミキシングボウル90の上部開口を塞ぐ上部カバー91と、ミキシングボウル90の内部空間に設けられて被混捏体を混捏する回転羽根92とを備えたものであり、さらに上部カバー91には原料粉が投入されるための供給口が設けられ、該供給口にはダンパケーシング4と接合させるためのフランジが設けられている。このように構成されたミキサ3は、図示しないミキサフレームにより、上部カバー91がホールディングビン2の下方に設置されるとともにミキシングボウル90が該上部カバー91の下方に揺動自在に設置されることにより、該ホールディングビン2から前記供給口を経て供給された原料粉及び捏水等を、ミキシングボウル90内で回転羽根92の回転により混捏し、混捏終了後、ミキシングボウル90が揺動されることにより上部開口から被混捏体を取り出すことが可能なものとなっている。 【0005】前記ダンパケーシング4は円管状のもので、上部開口においてホールディングビン2の排出口と、下部開口において前記上部カバー91の供給口と接合させるためのフランジが夫々設けられており、ボルト93によりホールディングビン2及び上部カバー91と夫々締結されることにより、ホールディングビン2とミキサ3とを連通する。 【0006】また、ダンパケーシング4の管内には、バタフライ型ダンパ5が設けられている。該バタフライ型ダンパ5は、ダンパケーシング4の軸方向と直交する方向に弁棒94が設けられ、該弁棒94を回転軸として、ダンパケーシング4の内径と略同一の直径の円板状のバタフライプレート95が設けられたものであり、弁棒94の回転をダンパケーシング4の外側から調節することにより、バタフライ型ダンパ5の開閉を制御できるものとなっている。バタフライ型ダンパ5は、原料粉が空気コンベア6より空気輸送されてホールディングビン2に貯蔵される際には、バタフライプレート95がダンパケーシング4の通路を塞ぐ位置、即ちバタフライプレート95が水平となるように弁棒94が回転、固定されて、原料粉が前記ミキシングボール90内へ落下するのを防止し、一方、貯蔵された原料粉をミキサ3に供給する際には、バタフライプレート95が垂直となる方向に弁棒94が回転されて、ダンパケーシング4の通路が開かれ、原料粉が前記上部カバー91の供給口を経てミキシングボウル90内に自然落下する。このようにして、ホールディングビン2における原料粉の貯蔵、供給を調節する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前記混捏装置1を用いて、例えば製パン等に用いる生地を作るために、原料紛と捏水等とを混捏する際、原料粉と捏水等が混ざり合った被混捏体が、バタフライプレート95の下面、ダンパケーシング4の内面、ミキサ3の上部カバー91の内面及び供給口の内面等に飛散して付着することがある。その後、混捏を終えて被混捏体をミキサ3から取り出し、該付着物を取り除くことなく、再び原料粉の貯蔵及び供給、さらに混捏工程を行うと、該付着物に新たな原料粉が付着して堆積する。これを繰り返すことにより、該堆積が進行して付着物がある程度の大きさになれば、混捏の際の何らかの衝撃によりミキシングボウル90内へ落下して、被混捏体に異物(堆積した付着物)として混入することもある。また、被混捏体に異物として混入せずとも、付着物を長期間に渡って放置しておくことにより、細菌が繁殖する可能性もある。 【0008】従って、混捏装置1、特にダンパケーシング4の内面やバタフライ型ダンパ5、更には上部カバー91の内面は定期的に清掃を行うべきであるが、ダンパケーシング4と、ホールディングビン2及び上部カバー91とは、各々のフランジをボルト93により締結しているため、例えば混捏工程毎に又は1日の終業時に、工具を用いてボルト93を外し、ダンパケーシング4をホールディングビン2及び上部カバー91から取り外して清掃を行うことは非常に手間がかかる作業であった。 【0009】これに対して付着物を除去するための清掃作業を容易とすべく、図10(a)、(b)に示すように、ホールディングビン2又はダンパケーシング4に清掃用の開口部6a又は6bを夫々設け、通常は蓋7a又は7bで封止しておき、清掃時に該蓋7a又は7bを取り外して、開口部6a又は6bから作業者が手を入れて清掃できるようにしたものが考案されている。これによれば、ダンパケーシング4を取り外すことなくダンパケーシング4の内面やバタフライ型ダンパ5等を清掃できるものとなるが、開口部6a、6bの開口寸法が十分でない、開口部6a、6bが作業し難い位置にある、清掃状況が確認し難い等の問題があり、また、作業者が開口部6a、6bから手を入れて清掃を行うことにより、ダンパケーシング4の内面やバタフライ型ダンパ5、及び上部カバー91の内面に堆積された付着物を完全に除去するには、混捏装置1の内部構造を十分に把握した上で、経験的な勘や熟練を要するものであった。 【0010】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、供給通路の着脱を簡単に行うことができ、混捏装置の清掃、特に供給通路及び調節弁の清掃作業が容易な混捏装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る混捏装置は、原料紛を貯蔵するホッパと、原料紛を含有する被混捏体を混捏するミキサと、ホッパに貯蔵された原料紛をミキサに供給するために、ホッパとミキサとを連通する供給通路と、該供給通路に設けられて原料紛の供給を調節する調節弁と、を具備してなる混捏装置において、前記供給通路は、通路方向と交わる方向に可動に支持されて、ホッパ及びミキサから着脱自在なものである。 【0012】また、本発明(請求項2)は、請求項1に記載の混捏装置において、前記供給通路は、ホッパ及びミキサから脱着された状態において揺動自在に支持されたものである。 【0013】また、本発明(請求項3)は、請求項1に記載の混捏装置において、前記供給通路とホッパ或いはミキサとの各接合部の、供給通路、又はホッパ或いはミキサのいずれか一方の接合面に、パッキン取付溝が夫々環状に設けられ、各パッキン取付溝に環状の弾性パッキンが夫々嵌入され、各パッキン取付溝の少なくとも一部に、パッキン取付溝内圧を調整するための給排気路が夫々設けられたものである。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る混捏装置について図面を用いて具体的に説明する。図1及び図2は、本発明の実施の形態に係る混捏装置100の構成を示す正面図及び側面図であるが、図に示すように、本混捏装置100は、原料紛を貯蔵するホールディングビン(ホッパ)101と、原料紛を含有する被混捏体を混捏するミキサ102と、ホールディングビン101に貯蔵された原料紛をミキサ102に供給するために、ホールディングビン101とミキサ102とを連通する可動式ダンパケーシング(供給通路)103と、該可動式ダンパケーシング103に設けられて原料紛の供給を調節するバタフライ型ダンパ(調節弁)104とを具備してなるものである。 【0015】ホールディングビン101は、図1に示すように、ミキサフレーム23に設けられた枠体24に支持されて、可動式ダンパケーシング103の上方に配設されたものであり、原料粉を排出する下部開口、即ち排出口に設けられたフランジ10に、排出口と略同径の環状のエアシール105が設けられている点を除いては、前述した従来のホールディングビン2と同様であるので、この点を詳細に説明し、その他の説明を省略する。よって、ホールディングビン101には前述と同様に、フィルタ、空気コンベア等が設けられているが、図においては省略している。また、図2においては、説明の便宜上、前記枠体24を省略している。 【0016】図3は、図1に1点破線で示した接合部Aの部分拡大断面図であるが、図に示すように、前記フランジ10には、可動式ダンパケーシング103との接合面に、環状のエアシールケーシング50がボルト94により固定され、該エアシールケーシング50の下面には、パッキン取付溝51が、ホールディングビン101の排出口に沿って環状に凹設されており、該パッキン取付溝51の奥部からエアシールケーシング50の側面側へ、給排気路52が穿通されている。また、パッキン取付溝51には、パッキン取付溝51と略同形の環状であり、その溝幅よりやや大きな断面径を有し、弾性変形可能なOリング(弾性パッキン)53が、パッキン取付溝51を封止するように嵌入されている。また、給排気路52には、真空ポンプ等の加減圧を調整できるポンプ(図示せず)が接続されている。これにより、Oリング53は、該ポンプによりパッキン取付溝51の内圧を高めた場合には、パッキン取付溝51から押し出されて可動式ダンパケーシング103との接合面と圧接し、一方、パッキン取付溝51の内圧を低下させた場合には、パッキン取付溝51の溝内に納まって可動式ダンパケーシング103の接合面から離れるものとなっている。 【0017】なお、前記給排気路52は、パッキン取付溝51の奥部全体に設ける必要はなく、適当な間隔で数箇所に設けられていれば十分である。また、ホールディングビン101の支持は、前記枠体24に限定されるものではなく、例えば、本混捏装置100が設置される工場等の天井から吊り下げて、可動式ダンパケーシング103の上方に配設する等、その他の構成により支持することができるのは勿論である。 【0018】ミキサ102は、原料粉、捏水等を混捏する回転羽根(図示せず)が内部空間に設けられたミキシングボウル20がミキサフレーム23に回転可能に支持され、上部カバー21が、該ミキシングボウル20の上部開口を塞ぐようにして、ミキサフレーム23の支持棒23aに支持されたものであり、前記ホールディングビン101の下方に配設されている。ミキサ102も、原料粉が供給される上部カバー21の開口、即ち供給口に設けられたフランジ25にエアシール105が設けられている点を除いては、前述した従来のミキサ3と同様であるので、この点を詳細に説明し、その他の説明を省略する。 【0019】図3に示すように、前記上部カバー21の供給口に設けられたフランジ25にも前記と同様のエアシール105が設けられている。具体的には、前記フランジ25にエアシールケーシング50がボルト94により固定され、該エアシールケーシング50の上面に、パッキン取付溝51が環状に凹設され、該パッキン取付溝51の奥部からエアシールケーシング50の側面側へ給排気路52が穿通されており、該パッキン取付溝51にはOリング53が嵌入されて、パッキン取付溝51を封止している。これにより、Oリング53は、真空ポンプ等によるパッキン取付溝51の内圧の調整により、パッキン取付溝51から押し出されて可動式ダンパケーシング103との接合面と圧接したり、溝内に納まって可動式ダンパケーシング103の接合面から離れるものとなっている。 【0020】なお、前記エアシール105を、前記フランジ10、25に代えて可動式ダンパケーシング103の各フランジに夫々固定するものとしてもよいのは勿論であるが、可動式ダンパケーシング103をスライド移動及び揺動させる際に、真空ポンプ等との接続チューブが干渉しないような構成とする必要があるので、前述したように、ホールディングビン101及び上部カバー21の各フランジ10、25に設けることが好ましい。 【0021】また、本実施の形態では、各フランジ10、25にエアシール105を固定するものとしたが、各フランジ10、25に十分な厚みがある場合には、該エアシール105と同様の構造、即ち、パッキン取付溝51及び給排気路52を各フランジ10、25に直接形成し、Oリング53を嵌入するようにしてもよい。 【0022】可動式ダンパケーシング103は円管状のもので、図3で示したように、上部開口においてホールディングビン101の排出口と、下部開口において前記上部カバー21の供給口と接合されるものであり、図1及び図2に示すように、支持軸30により揺動自在に支持されるとともに、ガイドレール31に沿って水平方向にスライド移動可能なものとなっている。なお、ここでいう揺動とは、可動式ダンパケーシング103が支持軸30を軸として、例えば下部開口が水平方向を向く程度まで等、所定範囲だけ回転することをいうが、所定範囲という規制がない所謂回転を除くものではない。 【0023】更に詳細に説明するに、図1及び図2に示すように、ガイドレール31は、水平方向にガイド孔310が形成された平板状のものであり、ミキサフレーム23の支持棒23aに、可動式ダンパケーシング103を挟むようにして夫々直立して固定されている。各ガイドレール31には、台形状のキャリア32が、その下端側両隅に設けられた車輪33をガイド孔310に係着することによりガイド孔310に沿ってスライド移動自在に設けられており、各キャリア32の上端側には、可動式ダンパケーシング103の側周面に突設された支持軸30が回転自在に連結されている。これにより、可動式ダンパケーシング103は、ホールディングビン101とミキサ102との間に、夫々と若干の空隙を開けて支持されており、また、水平方向にスライド可能、且つ、揺動自在なものとなっている。 【0024】可動式ダンパケーシング103の管内には、バタフライ型ダンパ104が設けられている。該バタフライ型ダンパ104は、前述した従来のバタフライ型ダンパ5と同様のものであり、詳細な説明は省略するが、図2に示すように、前記支持軸30と同軸上にバタフライプレート41が固定された弁軸(図示せず)が設けられ、エアシリンダ40の進退により可動式ダンパケーシング103の外側から該弁軸が回転されて、バタフライ型ダンパ104が開閉されるものとなっている。なお、本混捏装置100では、バタフライバルブタイプのものを調節弁として採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばチョークタイプのもの等、その他周知且つ任意の調節弁を採用できることは勿論である。 【0025】以下、本混捏装置100の使用方法について説明する。原料粉を捏水等を混ぜ合わせて混捏する、所謂混捏工程までの使用においては、可動式ダンパケーシング103は、ホールディングビン101及びミキサ102の上部カバー21と接合する位置に位置せしめて(図2)、夫々との接合面を密封する。具体的には、真空ポンプ等から、ホールディングビン101及び上部カバー21に設けられた各エアシール105の給排気路52を通じてパッキン取付溝51に圧縮空気を送り、溝51の内圧を高めて各Oリング53を可動式ダンパケーシング103との接合面に夫々圧接させることにより、可動式ダンパケーシング103とホールディングビン101及び上部カバー21との接合面を密封する。この状態において、従来と同様に、空気コンベア(図示せず)からホールディングビン101に原料粉を輸送して一時貯蔵し、原料粉が一定量に達したならバタフライ型ダンパ104を開いて、原料粉をミキサ102内に自然落下させる。その後、ミキサ102内で原料粉、捏水等の被混捏体を混捏する。 【0026】混捏工程を終えて被混捏体を取り出した後、可動式ダンパケーシング103とホールディングビン101及び上部カバー21との接合面の密封を解除する。具体的には、真空ポンプ等によりホールディングビン101及び上部カバー21に設けられた各エアシール105の給排気路52を通じてパッキン取付溝51の溝内圧を低下させて各Oリング53をパッキン取付溝51側に夫々引き寄せて、可動式ダンパケーシング103との接合面から離す。 【0027】密封が解除されることにより、可動式ダンパケーシング103とホールディングビン101及び上部カバー21との間に空隙が生じて、可動式ダンパケーシング103は、ガイドレール31のガイド孔310に沿って容易にスライド可能となる。この状態において、可動式ダンパケーシング103を水平方向にスライド移動させて、ホールディングビン101及び上部カバー21から脱着する(図4)。なお、ホールディングビン101及び上部カバー21は、各々独立して前記枠体24、支持棒23aに支持されているので、可動式ダンパケーシング103のスライド移動には干渉せずに、可動式ダンパケーシング103の脱着後も同じ位置に支持される。 【0028】さらに、脱着された状態において、可動式ダンパケーシング103を、その軸方向が水平となる程度まで揺動して固定する(図5)。可動式ダンパケーシング103の固定は、例えば前記支持軸30の回転をロックする係止爪を設ける等、周知且つ任意の手段を用いればよい。この状態で、作業者は可動式ダンパケーシング103の内面、バタフライ型ダンパ104、ホールディングビン101の排出口、及び上部カバー21の供給口並びに内面等の清掃を行う。 【0029】清掃が完了すれば、前述と逆の手順で可動式ダンパケーシング103を、ホールディングビン101及び上部カバー21と接合する位置に位置せしめ、再び混捏工程を行う場合は、前述と同様に、真空ポンプ等から給排気路52を経てパッキン取付溝51に圧縮空気を送り、各Oリング53を可動式ダンパケーシング103との接合面に夫々圧接させて、可動式ダンパケーシング103とホールディングビン101及び上部カバー21との接合面を密封する。 【0030】このように、本実施の形態に係る混捏装置100によれば、可動式ダンパケーシング103を、ガイドレール31のガイド孔310に沿ってスライド移動可能としたので、可動式ダンパケーシング103の着脱のための作業が簡略化され、清掃作業が容易となる。 【0031】また、可動式ダンパケーシング103を、ホールディングビン101及びミキサ102の上部カバー21から脱着された状態において揺動自在なものとしたので、可動式ダンパケーシング103の開口及び内面を作業者が見やすい位置に揺動することができ、作業者が清掃状態を目視により確認することが容易となる。 【0032】さらに、可動式ダンパケーシング103と、ホールディングビン101及びミキサ102の上部カバー21との接合面の密封を、エアシール105により、各Oリング53を接合面に圧接させることにより行うこととしたので、ボルト等による締結が不要となり、可動式ダンパケーシング103とホールディングビン101及び上部カバー21との接合面の密封及び解除のための作業が大幅に簡略化される。 【0033】なお、本実施の形態においては、可動式ダンパケーシング103は水平方向にスライド移動できるものとしたが、本発明において、可動式ダンパケーシングを着脱するための可動方向は特に限定されるものではなく、例えば斜め下方にスライド移動するもの等、可動式ダンパケーシング103を原料粉の通路方向と交わる方向に移動できるものであればよい。但し、可動式ダンパケーシングの着脱のための移動を、簡易な構成で、尚且つ作業者への負担をできる限り少なくするには、水平方向にスライド移動できるものとすることが好ましい。 【0034】また、可動式ダンパケーシング103の着脱は、スライド移動に限定されるものではなく、回動等、その他の可動方法によるものでもよい。例えば図6及び図7に示すように、例えば、ミキサフレーム(図示せず)や上部カバー21等のミキサ102の適当な位置から垂直方向に突設された回転軸34に支持アーム35の基端を回転自在に設け、該支持アーム35の先端に、可動式ダンパケーシング103を設けることにより、可動式ダンパケーシング103を回転軸34周りに回動させて、ホールディングビン101及びミキサ102と着脱可能とし、さらに、支持アーム35に回転機構36を設けることにより、脱着された状態において可動式ダンパケーシング103の開口及び内面を作業者が見やすい位置まで揺動できるものとすれば、前記実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、図7においては、説明の便宜上ホールディングビン101、ミキサフレーム23等を省略している。 【0035】また、ホールディングビン101及びミキサ102の上部カバーと、可動式ダンパケーシング103との接合面の密封を、エアシール105に代えて、その他の手段を用いることによっても実現することができる。例えば、図8に示すように、ホールディングビン101のフランジ10の接合面にチューブ状の弾性パッキン11を設けて、該弾性パッキン11の内空に空気等を圧送することにより弾性パッキン11を膨張させて接合面を密封するもの(図8(a))、ホールディングビン101のフランジ10の接合面に弾性パッキン12を設け、ホールディングビン101を、その全体又は排出口を含む一部を上下動可能なものとして、ホールディングビン101に下方向の力を与え、接合面に弾性パッキン12を圧接させて密封するもの(図8(b))、又は、前記と同様に弾性パッキン12を設け、可動式ダンパケーシング103を、その開口部を含む一部37を上下動可能なものとして、両部材のフランジを圧締して密封するもの(図8(c))であってもよい。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る混捏装置によれば、ホッパに貯蔵された原料紛をミキサに供給するためにホッパとミキサとを連通する供給通路を、通路方向と交わる方向に可動に支持し、ホッパ及びミキサから着脱自在なものとしたので、混捏装置の清掃、特に供給通路及び調節弁の清掃のために供給通路を着脱する作業が容易となり、使い勝手が飛躍的に向上する。 【0037】また、本発明によれば、前記供給通路を、ホッパ及びミキサから脱着された状態において揺動自在に支持したので、供給通路の開口及び内面を作業者が見やすい位置に揺動することができ、作業者が清掃状態を目視により確認することが容易となる。 【0038】また、本発明によれば、前記供給通路、又はホッパ或いはミキサのいずれか一方の接合面に、パッキン取付溝を夫々環状に設け、各パッキン取付溝に環状の弾性パッキンを夫々嵌入し、各パッキン取付溝の少なくとも一部に、パッキン取付溝内圧を調整するための給排気路を夫々設けたので、供給通路をボルト等により締結することが不要となり、供給通路とホッパ及びミキサとの接合面の密封及び解除のための作業が大幅に簡略化される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000152033 【氏名又は名称】株式会社フジサワ
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| 【出願日】 |
平成13年4月27日(2001.4.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080182 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 三彦
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| 【公開番号】 |
特開2002−320438(P2002−320438A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月5日(2002.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2001−130974(P2001−130974) |
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