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【発明の名称】 除草剤組成物
【発明者】 【氏名】青木 美也子

【氏名】大塚 隆

【要約】 【課題】

【解決手段】第一成分としてピラフルフェン−エチル、第二成分としてN−(ホスホノメチル)グリシン、4−〔ヒドロキシ(メチル)ホスフィノ〕−DL−ホモアラニン又はこれらの塩等の有機リン系除草活性化合物、第三成分としてピリミジン系又はトリアジン系ALS阻害型除草活性化合物を含有することを特徴とする除草剤組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第一成分としてピラフルフェン−エチル、第二成分として有機リン系除草活性化合物、第三成分としてピリミジン系又はトリアジン系ALS阻害型除草活性化合物を含有することを特徴とする除草剤組成物。
【請求項2】 有機リン系除草活性化合物がN−(ホスホノメチル)グリシン又はその塩、4−〔ヒドロキシ(メチル)ホスフィノイル〕−DL−ホモアラニン又はその塩又は4−〔ヒドロキシ(メチル)ホスフィノイル〕−L−ホモアラニル−L−アラニル−L−アラニン若しくはその塩から選択される1又は2以上の化合物である請求項1記載の除草剤組成物。
【請求項3】 ピリミジン系又はトリアジン系除草活性化合物が2,6−ビス(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)安息香酸又はその塩、2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエチル)安息香酸メチル又はその塩又は2−クロロ−6−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルチオ)安息香酸若しくはその塩から選択される1又は2以上の化合物である請求項1記載の除草剤組成物。
【請求項4】 ピリミジン系又はトリアジン系除草活性化合物が2,6−ビス(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)安息香酸ナトリウムである請求項1又は3のいずれか1項記載の除草剤組成物。
【請求項5】 ピリミジン系又はトリアジン系除草活性化合物が2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエチル)安息香酸メチルである請求項1又は3のいずれか1項記載の除草剤組成物。
【請求項6】 除草剤組成物が懸濁剤、顆粒水和剤又は水性製剤である請求項1乃至5のいずれか1項記載の除草剤組成物。
【請求項7】 除草剤組成物100重量部中にピラフルフェン−エチルが0.01〜10重量部、有機リン系除草活性化合物が1〜60重量部、ピリミジン系又はトリアジン系除草活性化合物が0.01〜25重量部含有する請求項1乃至6のいずれか1項記載の除草剤組成物。
【請求項8】 作物に有害な雑草を防除するために請求項1乃至7のいずれか1項に記載の除草剤組成物の有効量を対象雑草又は土壌に処理することを特徴とする除草剤組成物の使用方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3成分からなる速効性及び除草効果の向上された除草剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の第一成分であるピラフルフェン−エチル(一般名、化学名:エチル2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセテート)はザ・ペスティサイド・マニュアル(The Pesticide Manual, Eleventh Edition, C. D. S. Tomlin, Editor, British Protection Council, p.1048-1049)に記載されている公知の化合物であり、これを含む3−置換フェニルピラゾール誘導体は光要求型除草剤として分類される化合物群の1種であり、特開平3−163063号公報及び同4−211065号公報等に記載の公知化合物で、茎葉処理除草剤として畑作における有害雑草である広葉雑草全般に対して卓越した除草活性を有する化合物として記載されている。
【0003】一方、第二成分である有機リン系除草活性化合物、例えばN−(ホスホノメチル)グリシン又はその塩は特開昭47−39538号公報及び同57−95994号公報に、4−〔ヒドロキシ(メチル)ホスフィノイル〕−DL−ホモアラニン又はその塩は特開昭57−26564号公報に、4−〔ヒドロキシ(メチル)ホスフィノイル〕−L−ホモアラニル−L−アラニル−L−アラニン又はその塩は特開昭50−23282号公報等に記載の非選択性茎葉処理除草剤として公知の除草活性化合物である。
【0004】又、第三成分であるピリミジン系又はトリアジン系除草活性化合物は4,6−ジメトキシピリミジン又は4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジンを部分骨格に有する除草活性化合物の一群を示し、例えば特開平1−250365号公報、特開平1−250366号公報、特開平4−134073号公報、特開平5−32638号公報、特開平5−345780号公報等に記載の化合物であり、中でも例えば2,6−ビス(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)安息香酸ナトリウム(一般名:ビスピリバック−ソディウム)は特開平1−250365号公報、ザ・ペスティサイド・マニュアル(The Pesticide Manual, Eleventh Edition, C. D. S. Tomlin, Editor, British Protection Council, p.129-131)等に記載の公知化合物であり、2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエチル)安息香酸メチル(一般名:ピリミノバック−メチル)は特開平4−134073号公報、アメリカ特許第5118339号公報、ザ・ペスティサイド・マニュアル(The Pesticide Manual, Eleventh Edition, C. D. S. Tomlin, Editor, British Protection Council,p.1071-1072)等に記載の除草剤として公知の化合物である。これらはアセト酪酸シンセターゼ(「ALS」と称する。)の阻害剤として知られている。
【0005】又、特開2000−501377号公報、国際特許公開WO−96/41537号公報等にはある種のスルホニルウレア系除草剤とビスピリバック−ソディウムを含む各種除草剤との混合剤及びその相乗効果について記載されている。特開平7−242510号公報には3−置換フェニルピラゾール誘導体と有機リン系除草活性化合物とを含有する除草剤組成物が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ピラフルフェン−エチルと有機リン系除草活性化合物を含有する除草剤組成物において、更なる除草効果の向上と、速効性の改善が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ピラフルフェン−エチルと有機リン系除草活性化合物を有効成分として含有する除草剤組成物において、ピリミジン系又はトリアジン系除草活性化合物を混用することにより、その相乗効果により極めて優れた速効性及び効果の向上が得られることを見出し本発明を完成した。特にピリミジン系除草活性化合物から選択される1種又は2種以上の化合物と混合することにより、畑作や非選択性場面で問題となる重要問題雑草であるスギナやツユクサ等に対して、驚くべきことに各々単剤で得られていた適用範囲を超えて広い殺草スペクトルと速効性や効果の向上が得られ、効力持続性も長期に及ぶなど全く予想できない相乗効果を示すことを見出して、本発明を完成させたものである。
【0008】即ち本発明は、第一成分としてピラフルフェン−エチル、第二成分として有機リン系除草活性化合物、第三成分としてピリミジン系又はトリアジン系ALS阻害型除草活性化合物を含有する除草剤組成物及びその使用方法に関するものである。
【0009】
【発明の実施の態様】本発明の第一成分であるピラフルフェン−エチルは前記の通り除草活性を有する公知の化合物であり、第二成分である有機リン系除草活性化合物としては、例えばグリホサート(一般名)又はその塩、例えばアンモニウム塩、イソプロピルアミン塩、ソディウム塩、トリメシウム塩(一般名:スルホセート)、グリホシネート(一般名)又はその塩、(例えばアンモニウム塩)、ビアラホス(一般名)又はその塩、例えばソディウム塩等を例示することができる。又、第三成分であるピリミジン系又はトリアジン系ALS阻害型除草活性化合物としては、例えばビスピリバック−ソディウム、ピリミノバック−メチル等を例示することができる。本発明の除草剤組成物における各成分の配合割合は、当該除草剤組成物100重量部中に第一成分であるピラフルフェン−エチルを0.01〜10.0重量部の範囲、好ましくは0.01〜2.0重量部の範囲、有機リン系除草活性化合物を1.0〜60.0重量部の範囲、好ましくは5.0〜40.0重量部の範囲及びピリミジン系又はトリアジン系ALS阻害型除草活性化合物を0.01〜25.0重量部の範囲、好ましくは0.1〜10.0重量部の範囲の割合で適宜混合して使用すれば良い。
【0010】本発明の除草剤組成物を使用する場合、通常、農薬製剤上の常法に従い目的に応じて適当な剤型に製剤して使用すれば良い。例えば固体担体、液体担体、その他必要に応じて界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、防腐剤及び分解防止剤等の補助剤等と混合して有効成分が微細な懸濁粒子状である懸濁剤、水和剤、顆粒水和剤等の剤型その他粒剤、液剤、乳剤、ジャンボ剤等に調製して使用すれば良い。更に、本発明はピラフルフェン−エチルとスルホセート(一般名)又はグリホサートイソプロピルアミン塩を有効成分として含有する市販の除草剤組成物とピリミノバック−メチル等を有効成分として含有する市販の除草剤組成物とを散布薬液の調製時に混合して使用することもできる。この際、同時に1又は2以上の他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調整剤等と混合使用することも可能である。又、省力化及び安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を水溶性フィルムからなる包装体に封入して供することもできる。
【0011】本発明で使用できる不活性担体としては固体又は液体の何れであっても良く、固体の担体になり得る材料としては、例えば澱粉、セルロース、ダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ殻粉、ふすま、繊維素粉末、植物エキス抽出後の残渣等の有機固体担体、粉砕合成樹脂等の合成重合体、粘土類(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土等)、タルク類(例えばタルク、ピロフィライト等)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカーボン〔含水微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成分として含むものもある。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼成珪藻土、アタパルジャイト及びゼオライト等の天然鉱物質類、レンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム等の無機鉱物性粉末、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等のプラスチック担体等、硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等の化学肥料、堆肥等を挙げることができ、これらは単独で若しくは二種以上の混合物の形で使用することもできる。
【0012】液体の担体になり得る材料としては、それ自体溶媒能を有するものの他、溶媒能を有さずとも補助剤の助けにより有効成分化合物を分散させ得ることとなるものから選択され、例えば代表例として次に挙げる担体を例示できるが、これらは単独で又は2種以上の混合物の形で使用することができ、例えば水、アルコール類(例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エ−テル類(例えばエチルエ−テル、ジオキサン、セロソルブ、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水素類(例えばケロシン、鉱油等)、芳香族炭化水素類(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類(例えばジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等)、エステル類(例えば酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ニトリル類(例えばアセトニトリル等)、ジメチルスルホキシド類等を挙げることができる。
【0013】補助剤としては次に例示する代表的な補助剤を挙げることができ、これらの補助剤は目的に応じて使用され、単独で、ある場合は二種以上の補助剤を併用し、又ある場合には全く補助剤を使用しないことも可能である。界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン系界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩及びアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤並びにアミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。これら界面活性剤の含有量は特に限定されるものではないが、本発明の製剤100重量部に対し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。又、これら界面活性剤は単独で又は2種以上を併せて使用することもできる。
【0014】非イオン系界面活性剤の例としては、例えばAL−2042(ICI社製)、グルコポン(ヘンケル白水(株)製)、AG−8(日本精化(株)製)及びAG−8’(日本精化(株)製)等のアルキルグリオキシド類;ポリオキシエチレングリコール型のものとして、ノイゲンET143(第一工業製薬(株)製)等のポリオキシエチレングリコールラウリルエーテル及びHOE S2436(ヘキスト社製)等のポリオキシエチレングリコール高級アルコールエーテル等のポリオキシエチレングリコール(C4−C16)アルキルエーテル類;HOE−S3510(ヘキスト社製)等のエチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロックポリマーブチルエーテル等のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン(C4−C16)アルキルエーテル類;ブリアンDL400(HLB:9.5、松本油脂(株)製)、ブリアンDL800(HLB:13.2、松本油脂(株)製)等のポリオキシエチレングリコール ジラウレート等のポリオキシエチレングリコール(C4−C16)脂肪酸モノ又はジエステル類;ソプロホールBS10(ローヌプーラン社製)等のポリオキシエチレングリコールノニルフェノール等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類;
【0015】ツイーン40(片山化学(株)製)等のソルビタン脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物類:エチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロックコポリマー類;グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物類類;アルキルアミンエチレンオキサイド付加物類;又は脂肪酸アミドエチレンオキサイド、多価アルコール型のものとしては、例えばグリセロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、スパン20(片山化学(株)製)等のソルビタンモノラウレート等のソルビタン脂肪酸エステル類又はショ糖脂肪酸エステル類等を使用することができ、これらの非イオン系界面活性剤は一種又は二種以上選択して使用することもできる。
【0016】エチレンジアミンアルコキシレート類としては、一般式(I)
【化1】

(式中Eoは-O-CH2CH2-を示し、Poは-O-CH(CH3)CH2-を示し、a、b、d、e、f、g、h及びiは同一又は異なっても良い1〜20の整数を示す。)で表される化合物から選択される1種又は2種以上の混合物を用いることができ、例えばTeric170(ハンツマン社製)、Teric173(同社製)等を例示することができる。
【0017】アルコールアルコキシレート類としては、一般式(II)CkH2k+1-O-(Eo)j(Po)l-OH (II)(式中:Eo、Poは前記に同じくし、j、k及びlは同一又は異なっても良い1〜20の整数を示す。)で表される化合物から選択される1種又は2種以上の混合物を用いることができ、例えばノイゲンET−165(第一工業製薬(株)製)、アデカトールSO−135(旭電化(株)製)、ノイゲンET−115(第一工業製薬(株)製)、NK(ニューカルゲン)−D−1107S(竹本油脂(株)製)、ルーテンゾールT08(ビーエーエスエフ社製)、TO−347(日本乳化剤(株)製)等を例示することができる。
【0018】又、有効成分化合物の分散安定化、粘着及び/又は結合の目的のために、次に例示する補助剤を使用することもでき、例えばカゼイン、ゼラチン、澱粉、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、松根油、糠油、ベントナイト、リグニンスルホン酸塩等の補助剤を使用することもできる。固体製品の流動性改良のために次に挙げる補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステアリン酸塩、燐酸アルキルエステル等の補助剤を使用できる。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレンスルホン酸縮合物、縮合燐酸塩等の補助剤を使用することもできる。消泡剤としては、例えばシリコーン油等の補助剤を使用することもできる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例、及び試験例を例示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、実施例中、部とあるのは重量部を示す。
製剤処方例 懸濁(フロアブル)剤(基剤)
ピラフルフェン−エチル 40.0部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1.0部 ポリオキシエチレンフェニルアルキルアリルエーテル サルフェート 3.0部 プロピレングリコール 3.0部 シリコンKM−73 0.5部 ベンズイソチアゾール 0.1部 キサンタンガム3%水溶液 15.0部 水 残部──────────────────────────────────── 合計 100部【0020】上記組成の混合物を0.3mmのセラミックビーズ(トレセラム、東レ(株))を充填したダイノミル(バッコーフェン社製)で微粉砕し、平均粒径0.3μmの微粒子であるピラフルフェン−エチル40.0%を含有する懸濁状組成物とした。本懸濁状組成物をピラフルフェン−エチル基剤とした。
【0021】
製剤処方例1.
ピラフルフェン−エチル基剤 0.41部 ビスピリバック−ソディウム 2.56部 スルホセート(62%水溶液) 39.29部 プロピレングリコール 2.50部 エチレンジアミンアルコキシレート類 10.00部 アルコールアルコキシレート類 2.00部 N−メチルピロリドン(溶剤) 0.15部 シリコンKM−73(消泡剤) 0.50部 ベンズイソチアゾール(防腐剤) 0.05部 キサンタンガム3%水溶液 10.00部 水 残部──────────────────────────────────── 合計 100.00部上記組成の混合物をオートホモミキサー(特殊機化(株)製)等の混合機で充分に混合して懸濁剤とした。
【0022】
製剤処方例2.
ピラフルフェン−エチル基剤 0.41部 ビスピリバック−ソディウム 2.14部 ク゛リホサートイソフ゜ロヒ゜ルアミン塩(62%水溶液) 49.17部 プロピレングリコール 2.50部 エチレンジアミンアルコキシレート類 10.00部 アルコールアルコキシレート類 2.00部 N−メチルピロリドン(溶剤) 0.15部 シリコンKM−73(消泡剤) 0.50部 ベンズイソチアゾール(防腐剤) 0.05部 キサンタンガム3%水溶液 10.00部 水 残部──────────────────────────────────── 合計 100.00部上記組成の混合物をオートホモミキサー(特殊機化(株)製)等の混合機で充分に混合して懸濁剤とした。
【0023】次に試験例をあげて本発明の有用性を具体的に示す。
試験例11/5000アールのワグネルポットに埴壌土を充填し、スギナ栄養茎を置床した。薬剤の処理は、スギナの生育盛期(草丈:10〜20cm)に懸濁剤の所定量を茎葉散布した。管理、育成はガラス温室内において行い、薬剤処理3日後(速効性)と20日後(効果持続性)に除草効果を調査した。その結果を第1表に示す。尚、各表中の数値は無処理区対比での抑草率による除草効果を示すものである。又、各表中( )内数値は、Colbyの次式により算出した混合剤の雑草抑制値の予想値(E)である(Colby、S.R., WEEDS、15、20−22、1967参照)。
除草剤3種の組合せの場合E=α+β+γ−(αβ+βγ+γα)/100+(αβγ)/100×100α、β、γ:混合剤中に存在する各成分の薬量を単剤で施用した時の雑草抑制値【0024】
第1表 スギナに対する除草効果──────────────────────────────────── 化合物 薬量(g/ha) スギナ除草効果 処理3日後 処理20日後──────────────────────────────────── ヒ゜ラフルフェンエチルスルホセートヒ゛スヒ゜リハ゛ックソテ゛ィウム 4.8+713+75 70(40) 90(56)
9.5+1425+150 85(50) 99(85)
ヒ゜ラフルフェンエチルク゛リホサートイソフ゜ロヒ゜ルアミン塩+ヒ゛スヒ゜リハ゛ックソテ゛ィウム 4.6+855+15 75(10) 98(72)
4.6+855+30 80(10) 98(81)
4.6+855+60 82(10) 100(84)
ヒ゜ラフルフェンエチルク゛リホサートイソフ゜ロヒ゜ルアミン塩 4.6+855 60(10) 85(60)
────────────────────────────────────【0025】試験例21/5000アールのワグネルポットに埴壌土を充填し、ノビエを播種した。薬剤の処理はノビエの生育盛期(9〜10葉)に懸濁剤の所定量を茎葉散布した。管理、育成はガラス温室内において行い、薬剤処理3日後(速効性)及び20日後(効果持続性)に除草効果を調査した。その結果を第2表に示す。
【0026】
第2表 ノビエに対する除草効果──────────────────────────────────── 化合物 (薬量:g/ha) ノビエ除草効果 処理3日後 処理20日後──────────────────────────────────── ヒ゜ラフルフェンエチルスルホセートヒ゛スヒ゜リハ゛ックソテ゛ィウム 0.75+105+9.4 30(22.4) 57(37.0)
1.5+209+18.8 60(37.0) 80(77.8)
3.0+418+37.5 80(74.4) 98(95.5)
6.0+835+75.0 85(83.2) 100(99.3)
────────────────────────────────────【0027】試験例31/5000アールのワグネルポットに埴壌土を充填し、オナモミを播種した。薬剤の処理はオナモミの生育盛期(8〜9葉)に懸濁剤の所定量を茎葉散布した。管理、育成はガラス温室内において行い、薬剤処理3日後(速効性)及び20日後(効果持続性)に除草効果を調査した。その結果を第3表に示す。
【0028】
第3表 オナモミに対する除草効果──────────────────────────────────── 化合物 薬量:g/ha) オナモミ除草効果 処理3日後 処理20日後──────────────────────────────────── ヒ゜ラフルフェンエチルスルホセートヒ゛スヒ゜リハ゛ックソテ゛ィウム 0.2+26+9.4 0(0) 43(38.4)
0.4+52+18.8 23(17.0) 70(61.5)
0.7+104+37.5 40(27.0) 90(86.3)
1.4+209+75 43(33.0) 100(97.1)
────────────────────────────────────【0029】試験例41/5000アールのワグネルポットに埴壌土を充填し、ツユクサ栄養茎を置床した。薬剤の処理はツユクサの生育盛期(15〜20cm)に懸濁剤の所定量を茎葉散布した。管理、育成はガラス温室内において行い、薬剤処理3日後(速効性)と20日後(効果持続性)に除草効果を調査した。その結果を第5表に示す【0030】
第4表 ツユクサに対する除草効果──────────────────────────────────── 化合物 薬量(g/ha) ツユクサ除草効果 処理2日後 処理20日後──────────────────────────────────── ヒ゜ラフルフェンエチルク゛リホサートイソフ゜ロヒ゜ルアミン塩+ヒ゛スヒ゜リハ゛ックソテ゛ィウム 4.6+855+15 55(20) 100(62)
4.6+855+30 63(20) 100(69)
4.6+855+60 70(20) 100(74)
ヒ゜ラフルフェンエチルク゛リホサートイソフ゜ロヒ゜ルアミン塩 4.6+855 40(20) 78(52)
────────────────────────────────────【0031】これらの結果、本発明の混合剤の雑草抑制値の実測値は処理3日後及び20日後ともに予想値(E)より大であり、本混剤の速効性、持続性ともに相乗効果があることが立証される。
【0032】
【発明の効果】本発明により、従来のものより速効性及び効果の持続性に優れ、難防除の雑草にも高い効果を示す除草剤組成物が得られ、又、有効成分を効率的に利用することができる除草方法が提供される。
【出願人】 【識別番号】000232623
【氏名又は名称】日本農薬株式会社
【識別番号】000000169
【氏名又は名称】クミアイ化学工業株式会社
【出願日】 平成14年3月7日(2002.3.7)
【代理人】 【識別番号】100068618
【弁理士】
【氏名又は名称】萼 経夫 (外2名)
【公開番号】 特開2002−332201(P2002−332201A)
【公開日】 平成14年11月22日(2002.11.22)
【出願番号】 特願2002−61922(P2002−61922)