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【発明の名称】 粒状組成物及びその製造方法
【発明者】 【氏名】栗田 和典

【氏名】三角 裕治

【要約】 【課題】農薬活性成分の含有量、種類、性状に影響を受けることなく、造粒性が向上した粒状組成物、及びその製造方法を提供する。

【解決手段】農薬活性成分と高純度石英粉末とを必須原料成分として配合し、押出し造粒法で得られる物である粒状組成物。農業活性成分と高純度石英粉末とを必須原料成分として配合すること、及び押出し造粒法で造粒することを特徴とする上記粒状組成物の製造方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 農薬活性成分と高純度石英粉末とを必須原料成分として配合し、押出し造粒法で得られる物であることを特徴とする粒状組成物。
【請求項2】 界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の粒状組成物。
【請求項3】 界面活性剤が、陰イオン型界面活性剤である請求項1又は2に記載の粒状組成物。
【請求項4】 界面活性剤が、アルキル硫酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリカルボン酸塩から選ばれる1種以上の界面活性剤である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粒状組成物。
【請求項5】 粒状組成物が農薬粒剤である請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒状組成物。
【請求項6】 粒状組成物が農薬顆粒水和剤である請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒状組成物。
【請求項7】 農薬活性成分と高純度石英粉末とを必須原料成分として配合すること、及び押出し造粒法で造粒することを特徴とする請求項1に記載の粒状組成物の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、造粒性に優れた新規な粒状組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農薬は、多くの場合、粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、SC、EWなどに加工され、施用されている。これらのうち粉剤と粒剤は、製剤をそのまま、あるいは散布機械を用いて、施用するが、乳剤、水和剤、SC、EWは、主に水などにより所定濃度に希釈して散布することが行われている。
【0003】粉剤は、農薬活性成分を粉砕し、あるいは高吸油性の粉末に吸着せしめてから粉末状とし、クレー等の鉱物質担体、必要に応じて物理性向上剤等を配合し、加工される粉末状のものである。この粉末状のものを、散布機械を用いて、そのまま散布するため、散布機械への薬剤充填時、更には薬剤散布時に粉が舞い上がり、作業者の健康上好ましくない問題点がある。
【0004】そこで、製剤をそのまま施用するタイプの農薬製剤の剤型は、近年、粒剤に移行する試みがなされている。粒剤は、農薬活性成分、結合剤、及び必要に応じて界面活性剤等のその他の補助剤を混合し、顆粒状に造粒したもの、あるいは、粒核に農薬活性成分を吸着又は被覆したものであり、粒剤化することにより、粉剤の粉立ち、計量性の欠点は解消される。
【0005】乳剤は、ほとんどが農薬活性成分を有機溶剤に溶解し、乳化剤などを加えて加工する。したがって、農薬活性成分が有機溶剤に可溶である場合に限り、製剤化が可能である。また、使用される有機溶剤は可燃性であることが多く、火災等の危険性を伴い、取扱、輸送、貯蔵にも十分な配慮が必要とされている。また、有機溶剤の使用に伴う毒性や薬害の問題も有している。
【0006】一方、水和剤は乳剤と異なり農薬活性成分を微粒子に粉砕し、あるいは高吸油性の微粉末に吸着せしめてから粉末状とし、分散性、湿展性を有する界面活性剤を配合し、加工されるものである。したがって、有機溶剤に可溶性でない農薬活性成分でも加工が可能であるばかりでなく、有機溶剤を必要としないために取扱い、輸送、貯蔵においても火災等の危険性がない。しかし、従来の一般的水和剤には、次のような欠点がある。すなわち、農薬活性成分をはじめとして微粒子からなっているため、見掛け比重が小さくかさばること、散布液に希釈する際に微粉が舞い上がるため、作業者の健康上好ましくないこと、薬剤の分割計量作業に困難が伴うことなどの問題点がある。SC、EWなどのフロアブル剤は、懸濁・乳濁状の製剤とすることにより、水和剤の計量性と粉立ちの欠点を解消した製剤であるが、比較的高粘度の液状製剤であるため、容器からの排出、容器への製剤の付着から使用済み容器の廃棄の問題点を有している。そこで、近年、水に希釈して施用する薬剤については、水和剤を粒状化する試みがなされている。顆粒状水和剤は、農薬活性成分、界面活性剤、及び必要に応じてその他の補助剤を混合し、顆粒状に造粒したものであり、水和剤を粒状化することにより、水和剤の嵩高さ、粉立ち、計量性の欠点、フロアブル剤の粘度に起因する問題点は解消される。
【0007】粒剤、顆粒状水和剤等の粒状組成物の造粒法としては、押出し造粒法、噴霧乾燥造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、圧縮造粒法、被覆造粒法などが挙げられるが、このうち練り押し造粒法は、粒剤、顆粒状水和剤の両剤型に適用可能な造粒法であり、農薬活性成分、及び担体に必要に応じて界面活性剤、結合剤等のその他補助剤を混合したものに加水して混練しながら押出し造粒機を用いて造粒する方法である。この方法は、各種造粒法の中でも造粒設備と運転費が安価であることが利点である。しかし、混練物の性状は、農薬活性成分の含有量に大きく影響を受け、特に、農薬活性成分の含有量が高い顆粒状水和剤では、著しく造粒能力が低くなる欠点を有している。
【0008】これらの問題点を解決する方法として、界面活性剤とベントナイトを配合する方法(特開昭62−263101号、特開昭60−258101号)、スルホコハク酸ジエステル型界面活性剤を配合する方法(特開平7−126106号)、炭酸カルシウムとスルホコハク酸ジエステル型界面活性剤を配合する方法(特開昭57−209634号)などが提案されている。しかし、ベントナイトを配合する方法においては、ベントナイトのアルカリ性が農薬活性成分を分解する原因となりやすく、適用できる農薬活性成分の範囲が著しく限られる欠点を有していた。また、これらの従来の粒状組成物の造粒性は、農薬活性成分の含有量、種類、性状に大きな影響を受け、必ずしも十分な造粒性を示すものではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、農薬活性成分の含有量、種類、性状に影響を受けることなく、粒状組成物の造粒性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は粒状組成物に関する発明であって、農薬活性成分粒子と高純度石英粉末とを必須原料成分として配合し、押出し造粒法で得られる物であることを特徴とする。また、本発明の第2の発明は、上記第1の発明の粒状組成物の製造方法に関する発明であって、農薬活性成分と高純度石英粉末とを必須原料成分として配合すること、及び押出し造粒法で造粒することを特徴とする。
【0011】本発明者らは、上述したような、従来の顆粒状水和剤の問題点を解消するために検討を行った結果、農薬活性成分粒子と高純度石英粉末を含有し、好ましくは、界面活性剤をさらに含有する粒状組成物が、農薬活性成分の含有量、種類、性状に影響を受けることなく、粒状組成物の造粒性を向上させることを見出し、本発明を完成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明する。本発明で用いられる農薬活性成分としては、殺虫剤、殺菌剤、除草剤又は植物成長調整剤などの一般に農薬として有用な化合物であれば、いずれのものでもよいが、特に固体農薬活性成分が好適である。またこれらの化合物を単独で、又は2種以上で混合して用いることができる。具体的に例示するならば、次のものを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。また、それらの幾何異性体、光学異性体も含まれるものである。農薬活性成分名は、農薬要覧2000年版 社団法人日本植物防疫協会編集発行に記載された種類名、あるいはISO名を一般名として用いた。種類名、ISO名のないものは、化学名を用いた。
【0013】殺菌剤としては、EDDP、IBP、TPN、イソプロチオラン、イプコナゾール、イプロジオン、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン酢酸塩、イミベンコナゾール、オキサザキシル、オキシテトラサイクリン、オキソリニック酸、カスガマイシン、カルベンダゾール、キノメチオナート、キャプタン、クロロネブ、ジエトフェンカルブ、ジクロメジン、ジチアノン、ジネブ、ジフェノコナゾール、ジプロコナゾール、ジメチリモール、ジラム、ストレプトマイシン硫酸塩、ジクロフルアニド、ダゾメット、チアジアジン、チアベンダゾール、チウラム、チオファネートメチル、テクロフタラム、テレフタル酸銅、トリアジメホン、トリアジン、トリシクラゾール、トリフルミゾール、トリホリン、トルクロホスメチル)、ノニルフェノールスルホン酸銅、バリダマイシンA、ビテルタノール、ヒドロキシイソキサゾール、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピロキロン、ビンクロゾリン、フェナリモル、フサライド、ブラストサイジンS、フルアジナム、フルオルイミド、フルスルファミド、フルトラニル、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ塩酸塩、プロピコナゾール、プロピネブ、プロベナゾール、ヘキサコナゾール、ベノミル、ペフラゾエート、ペンシクロン、ベンチアゾール、ホセチル、ポリオキシン複合体、、ポリカーバメート、ホルムアルデヒド、マンゼブ、マンネブ、ミクロブタニル、メタスルホカルブ、メタラキシル、メパニピリム、メプロニル、水和硫黄、トリコデルマ菌の生胞子、銅(塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、水酸化第二銅、無水硫酸銅)、メタンアルソン酸鉄、メタンアルソン酸鉄アンモニウム、8−ヒドロキシキノリン銅、硫黄、硫酸亜鉛、アシベンゾラルSメチル、アゾキシストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、カルプロパミド、チフルザミド、テトラコナゾール、フラメトピル、フルジオキソニル、ジメトモルフ、ジフルメトリム、シプロジニル、フェンヘキサミドなどを挙げることができる。
【0014】殺虫剤としては、BPMC、BPPS、BRP、BT菌産出結晶毒素、BT菌生芽胞、産出結晶毒素、CVMP、CVP、CYAP、DDVP、DEP、DMTP、ECP、EPN、ESP、MEP、MIPC、MPP、MTMC、NAC、PAP、PHC、PMP、XMC、アクリナトリン、アセタミプリド、アセフェート、アミトラズ、アラニカルブ、アレスリン、イソキサチオン、イミダクロプリド、エチオフェンカルブ、エチオン、エチルチオメトン、エトフェンプロックス、エトプロホス、オキサミル、オキメラノルア、カーバム、カルタップ塩酸塩、カルボスルファン、キノメチオナート、クロフェンテジン、クロルピクリン、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、ケイソウ土、ケルセン、シクロプロトリン、シハロトリン、シフルトリン、シペルメトリン、ジメチルビンホス、ジメトエート、シラフルオフェン、スルプロホス、ダイアジノン、チオジカルブ、チオシクラム、チオメトン、テトラジホン、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルトリン、テフルベンズロン、デリス、トラロメトリン、なたね油、ニテンピラム、バミドチオン、ハルフェンプロックス、ビフェントリン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、ピリダベン、ピリミカーブ、ピリミジフェン、ピリミホスメチル、フィプロニル、フェニソブロモレート、フェノキシカルブ、フェノチオカルブ、フェンバレレート、フェンピロキシメート、フェンプロパトリン、ブプロフェジン、フラチオカルブ、フルシトリネート、フルバリネート、フルフェノクスロン、プロクロラズ、プロチオホス、プロパホス、プロフェノホス、ヘキシチアゾクス、ペルメトリン、ベンスルタップ、ベンゾエピン、ベンゾメート、ベンフラカルブ、ホサロン、ホスチアゼート、ポリナクチン複合体、マシン油、マラソン、メソミル、モノクロトホス、レスメトリン、塩酸レバミゾール、酸化フェンブタスズ、酒石酸モランテル、臭化メチル、ピレトリン、硫酸ニコチン、エマメクチン安息香酸塩、ミルベメクチン、スピノサド、エトキサゾール、ルフェヌロン、ジアフェンチウロン、ピメトロジン、アセキノシルなどを挙げることができる。
【0015】除草剤としては、2,4−PA、ACN、CAT、CNP、DCNU、DCPA、DPA、MBPMC、MCC、MCP、MCPB、MCPP、MDBA、PAC、SAP、TCTP、アイオキシニル、アシュラム、アトラジン、アミプロホスメチル、アメトリン、アラクロール、アロキシジム、イソウロン、イソキサベン、イマザキンアンモニウム塩、イマザピル、イマゾスルフロン、エスプロカルブ、エチジムロン、エトベンザニド、エンドタール二ナトリウム塩、オキサジアゾン、オルソベンカルブ、カルブチレート、キザロホップエチル、キンクロラック、グリホサートアンモニウム塩、グリホサートイソプロピルアミン塩、グリホサートトリメシウム塩、グルホシネート、クロメトキシニル、クロルフタリム、シアナジン、ジクワット、ジチオピル、シデュロン、シノスルフロン、シハロホップブチル、ジフェナミド、ジメタメトリン、シメトリン、ジメピペレート、シンメチリン、セトキシジム、ターバシル、ダイムロン、ダゾメット、チアザフルロン、テトラピオン、テニルクロール、テブチウロン、トリクロピル、トリフルラリン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ニコスルフロン、パラコート、ハロスルフロンメチル、ビアラホス、ピクロラム、ビフェノックス、ピペロホス、ピラゾキシフェン、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾレート、ピリデート、ピリブチカルブ、フェノキサプロップエチル、フェノチオール、フェンメディファム、ブタクロール、ブタミホス、フラザスルフロン、フルアジホップ、プレチラクロール、プロジアミン、プロピザミド、ブロマシル、プロメトリン、ブロモブチド、ヘキサジノン、ベスロジン、ベンスルフロンメチル、ベンゾフェナップ、ベンタゾン、ベンダゾンナトリウム塩、ベンチオカーブ、ペンディメタリン、ベンフレセート、メチルダイムロン、メトスルフロンメチル、メトラクロール、メトリブジン、メフェナセット、モリネート、リニュロン、リニュロン、レナシル、塩素酸ナトリウム、カフェンストロール、ピリミノバックメチル、アジムスルフロン、ジフルフェニカン、ビスピリバックナトリウム塩、シクロスルファムロン、トリアジフラム、ペントキサゾン、MDBAイソプロピルアミン塩、クレトジム、エトキシスルフロン、イマザモックスアンモニウム塩、デスメディファム、ピラフルフェンエチル、インダノファンなどが挙げられる。
【0016】植物成長調整剤としては、1−ナフチルアセトアミド、4−CPA、MCPB、アンシミドール、イナベンフィド、インドール酪酸、ウニコナゾールP、エチクロゼート、エテホン、オキシエチレンドコサノール、オキシン硫酸塩、クロキシホナック、クロルメコート、クロレラ抽出物、塩化コリン、ジクロルプロップ、ジケグラック、ジベレリン、デシルアルコール、パクロブトラゾール、パラフィン、ピペロニルブトキシド、フルルプリミドール、プロヘキサジオンカルシウム塩、ベンジルアミノプリン、ペンディメタリン、ホルクロルフェニュロン、マレイン酸ヒドラジコリン、マレイン酸ヒドラジド、メピコートクロリド、メフルイジド、ワックス、過酸化カルシウムが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0017】これらの農薬活性成分の粒状組成物中での濃度については、特に限定されるものではないが、造粒性や生物活性の点から、通常85重量%以下、特に約0.1〜75重量%、更には約1〜50重量%が好ましい。
【0018】本発明において、高純度石英粉末は、粉末X線回折により、得られる回折ピークが、石英の三強X線粉末回折値(理科年表第72冊 平成11年、平成10年11月30日発行、第731頁、編纂者:国立天文台、発行所:丸善株式会社)に準じたものをさし、石英の回折ピーク以外の回折ピークが全く認められない必要はないが、次に示されるピーク強度比、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)が0.1以下のものである。特に、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライトに起因する回折ピークが認められない高純度石英粉末がより好ましい。本発明の高純度石英粉末は、体積中位径が2〜15μm、より好ましくは、2.5〜10μmであるものが好適である。具体的には、ネオライト興産の純硅クレー、特粉クレー、大平クレー、大平DLアンダークレー、大平DLクレー、三養基鉱業所の大平クレー、大平DLアンダークレー、大平DLクレー、日本耐火原料の大平クレー、大平DLアンダークレー、大平DLクレー等が挙げられる。
【0019】本発明における、高純度石英粉末の粒状組成物中での含有量は、製剤中の有効成分の濃度に応じて適宜変化させることが可能である。通常5〜95重量%である。造粒性向上効果面から、約15〜95重量%を添加することがより好ましい。
【0020】本発明に用いられる界面活性剤としては、粒剤、顆粒状水和剤に使用されている通常の非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤 、陰イオン性界面活性剤等のいずれをも用いることができ、これらを単独で、又は2種を併用、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
【0021】非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタンアルキルエステル、高級脂肪酸アルカノールアマイドなどいずれの非イオン性界面活性剤でもよく、上記非イオン性界面活性剤を単独で、又は2種以上を混合してもよい。
【0022】陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩などのいずれでもよく、上記陽イオン性界面活性剤を単独で、又は2種以上を混合してもよい。
【0023】陰イオン性界面活性剤としては、例えばナフタレンスルホン酸重縮合物塩、アルケニルスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホネート硫酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル硫酸エステル塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩、高級脂肪酸アルカリ金属塩などが挙げられる。上記陰イオン性界面活性剤を単独で、又は2種以上を混合してもよい。
【0024】本発明で用いられる界面活性剤としては、上記のうち陰イオン性界面活性剤が好ましく、特にアルキル硫酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリカルボン酸塩が好適である。
【0025】本発明組成物中には、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デキストリン、デンプン、アルファー化デンプン類等の結合剤、トリポリリン酸ソーダ、アルギン酸塩、ポリアクリル酸塩等の物理性向上剤、さらに必要に応じてその他の補助剤である、水溶性高分子、溶剤、吸収性微粉末、結合剤、粉砕助剤、分解防止剤、着色剤、消泡剤、効力増強剤、香料、ビルダーなどを含有してもよい。
【0026】本発明組成物中には、高純度石英粉末以外の鉱物質担体、水溶性担体、植物質担体等の製剤用の担体を含有してもよい。鉱物質担体としては、例えばケイ藻土、タルク、クレー、炭酸カルシウム、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、セリサイト、セピオライト、ケイ酸カルシウム等が挙げられ、水溶性担体としては、例えば硫安、尿素、デキストリン、乳糖、果糖、ショ糖、ブドウ糖、食塩、ボウ硝、炭酸ナトリウム、重曹、マレイン酸、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、平均分子量6000〜20000のポリエチレングリコール等が挙げられ、植物質担体としては、例えば小麦粉、木粉、デンプン、ぬか、大豆粉、繊維作物粉砕物等が挙げられる。製剤用担体の本発明組成物中の含有量は、一般に0.1〜90重量%、好ましくは、0.5〜75重量%である。
【0027】本発明組成物は、例えば以下の方法で製造できるが、特にこれらのみに限定されるものではない。農薬活性成分に界面活性剤、結合剤、物理性向上剤、成分安定剤等を添加し、必要に応じて衝撃式粉砕機等で粉砕し高純度石英粉末、及び必要に応じて高純度石英粉末以外の鉱物質粉末を混合し、加水して混練した後、通常粒径0.1〜5mm、好ましくは、0.2〜2mmのスクリーンを用いて、押出し式造粒機で造粒し、それを乾燥し、設定した粒径に応じた適当なふるいで分級して得られる。また、適量の水に農薬活性成分、界面活性剤、必要に応じて担体等のその他の成分を必要量加え、ボールミル、ダイノミル、サンドグラインダーなどの湿式粉砕機を用いて得られた水性懸濁液に更に必要に応じて界面活性剤、担体等のその他の成分を適量加えて混合することにより、押出し式造粒機で造粒可能な混練物を得ることもできる。
【0028】このようにして得られた本発明組成物は、(1)農薬活性成分の含有量、種類、性状に係らず押出し造粒法における造粒性に優れている。(2)特にスクリーン孔径が比較的小さい顆粒水和剤で、造粒能力低下が問題となることが多いが、本発明組成物は、押出し式造粒機のスクリーン孔径に係らず造粒性に優れている(3)造粒性に優れ、整粒性の容易な加水幅が広く(4)造粒物表面が平滑で粒同士の磨耗による微粉化が少ない(5)顆粒状水和剤においては,水中崩壊分散性に優れている。などの利点を有し、農薬、たとえば殺菌剤、殺虫剤、除草剤、植物成長調整剤として、広く用いることができる。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例、比較例、及び試験例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。なお、部とあるのはすべて重量部を示す。
【0030】なお、実施例、比較例の混練は、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)、押出し式造粒は、RG−5M(菊水製作所社製押出し式造粒機)を使用した。また、実施例1〜11に用いた高純度石英粉末は、粉末X線回折により、得られる回折ピークが、石英の三強X線粉末回折値(既述の理科年表 国立天文台編記載)に準じたものであり、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は、0.1以下であった。また、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライトに起因する回折ピークは、認められなかった。
【0031】実施例160℃に加温して溶融したBPMC4部をホワイトカーボン5部に吸着させたもの、カルタップ塩酸塩3.5部、ポリビニルアルコール2部、高純度石英粉末(体積中位径 7.2μm)85.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径1.0mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0032】実施例260℃に加温して溶融したBPMC4部をホワイトカーボン5部に吸着させたもの、カルタップ塩酸塩3.5部、アルキル硫酸ナトリウム0.5部、ポリビニルアルコール2部、高純度石英粉末(体積中位径7.2μm)85部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径1.2mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0033】実施例360℃に加温して溶融したBPMC16部をホワイトカーボン15部に吸着させたもの、カルタップ塩酸塩14部、アルファー化デンプン2部、高純度石英粉末(体積中位径7.2μm)53部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約20%を加え、5分間混練し、孔径1.0mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0034】実施例460℃に加温して溶融したBPMC16部をホワイトカーボン15部に吸着させたもの、カルタップ塩酸塩14部、アルファー化デンプン2部、高純度石英粉末(体積中位径7.2μm)53部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.5部を添加した蒸留水約20%を加え、5分間混練し、孔径1.2mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0035】実施例5PHC3部、カルボキシメチルセルロース1.5部、ホワイトカーボン2部、高純度石英粉末(体積中位径8.8μm)93.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径1.0mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0036】実施例6カルタップ塩酸塩4部、カルボキシメチルセルロース1.5部、ケイ藻土5部、高純度石英粉末(体積中位径8.8μm)89.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.8mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0037】実施例7メプロニル96.2部、ホワイトカーボン3.8部を均一に混合した後、ジェットオーマイザーで微粉砕を行いメプロニルプレミックスを得た。このメプロニルプレミックス78部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム6部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、高純度石英粉末(体積中位径5.5μm)11部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0038】実施例8メパニピリム94.4部、ホワイトカーボン5.6部を均一に混合した後、ジェットオーマイザーで微粉砕を行いメパニピリムプレミックスを得た。このメパニピリムプレミックス53部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、高純度石英粉末(体積中位径5.5μm)38部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0039】実施例9トリシクラゾール96.8部、ホワイトカーボン3.2部を均一に混合した後、ジェットオーマイザーで微粉砕を行いトリシクラゾールプレミックスを得た。このトリシクラゾールプレミックス77.5部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物9部、塩化カリウム5部、高純度石英粉末(体積中位径5.5μm)6.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0040】実施例10プロヘキサジオンカルシウム塩1部、ホワイトカーボン1部、アルキル硫酸ナトリウム2部、ポリカルボン酸塩6部、高純度石英粉末(体積中位径4.1μm)90部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0041】実施例11ビスピリバックナトリウム塩5部、ホワイトカーボン1部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物6部、高純度石英粉末(体積中位径4.1μm)86部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0042】比較例160℃に加温して溶融したBPMC4部をホワイトカーボン5部に吸着させたもの、カルタップ塩酸塩3.5部、ポリビニルアルコール2部、クレー(体積中位径7.3μm、粉末X線回折により、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)85.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径1.0mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0043】比較例260℃に加温して溶融したBPMC16部をホワイトカーボン15部に吸着させたもの、カルタップ塩酸塩14部、アルファー化デンプン2部、クレー(体積中位径7.3μm、粉末X線回折により、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)53部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約20%を加え、5分間混練し、孔径1.0mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0044】比較例3PHC3部、カルボキシメチルセルロース1.5部、ホワイトカーボン2部、炭酸カルシウム(体積中位径6.5μm)93部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.5部を添加した蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径1.0mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0045】比較例4カルタップ塩酸塩4部、カルボキシメチルセルロース1.5部、ケイ藻土5部、クレー(体積中位径7.3μm、粉末X線回折により、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)89.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.8mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。60℃で乾燥後、12〜24メッシュのふるいで整粒して、粒剤を得た。
【0046】比較例5メプロニル96.2部、ホワイトカーボン3.8部を均一に混合した後、ジェットオーマイザーで微粉砕を行いメプロニルプレミックスを得た。このメプロニルプレミックス78部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム6部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、クレー(体積中位径7.3μm、粉末X線回折により、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)11部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0047】比較例6メパニピリム94.4部、ホワイトカーボン5.6部を均一に混合した後、ジェットオーマイザーで微粉砕を行いメパニピリムプレミックスを得た。このメパニピリムプレミックス53部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、炭酸カルシウム(体積中位径6.5μm)37部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム塩1部を添加した蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0048】比較例7トリシクラゾール96.8部、ホワイトカーボン3.2部を均一に混合した後、ジェットオーマイザーで微粉砕を行いトリシクラゾールプレミックスを得た。このトリシクラゾールプレミックス77.5部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物9部、塩化カリウム5部、クレー(体積中位径4.5μm、粉末X線回折により、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)6.5部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0049】比較例8プロヘキサジオンカルシウム塩1部、ホワイトカーボン1部、アルキル硫酸ナトリウム2部、ポリカルボン酸塩6部、炭酸カルシウム(体積中位径6.5μm)90部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0050】比較例9プロヘキサジオンカルシウム塩1部、ホワイトカーボン1部、アルキル硫酸ナトリウム2部、ポリカルボン酸塩6部、クレー(体積中位径2.2μm、粉末X線回折により、カオリナイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.17)90部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0051】比較例10プロヘキサジオンカルシウム塩1部、ホワイトカーボン1部、アルキル硫酸ナトリウム2部、ポリカルボン酸塩6部、クレー(体積中位径17.4μm、粉末X線回折により、カオリン、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)90部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0052】比較例11ビスピリバックナトリウム塩5部、ホワイトカーボン1部、アルキル硫酸ナトリウム2部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物6部、クレー(体積中位径4.5μm、粉末X線回折により、カオリン、ハロイサイト、パイロフィライト、石英の混合物と認められ、(石英以外の回折ピークのうち強度が最も大きいピーク強度)/(石英の回折ピークのうち最も強度の大きいピーク強度)による回折ピーク強度比は0.50)86部を衝撃式粉砕機で粉砕した後、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)に入れ、蒸留水約15%を加え、5分間混練し、孔径0.6mmのスクリーンを装着した、押出し造粒機(菊水製作所社製RG−5M)を用い、造粒する。50℃で乾燥後、16〜48メッシュのふるいで整粒して、顆粒水和剤を得た。
【0053】試験例1実施例、及び比較例に従い、卓上双腕ニーダー(池田理化社製)、で得られた混練物約500gを押出し式造粒機 RG−5M(菊水製作所社製)を用いて、4分間造粒運転した。このうち、2分間で造粒された造粒物の重量を測定し、1分間当たりの造粒物重量で造粒性を評価した。
【0054】
【表1】

【0055】試験例2実施例、及び比較例により得られた製剤の製造直後のサンプルについて以下に示す方法で水中崩壊分散性、懸垂率を測定した。25℃の恒温水槽中に3度硬水125mlの入った250ml容有栓シリンダーを設置した。各々の顆粒状水和剤250mgを該シリンダー内に入れ、2秒に1回の割合でシリンダーの倒立を繰り返し、顆粒状水和剤が完全に崩壊、分散するまでのシリンダーの倒立回数を水中崩壊分散性として表した。次いでこのシリンダーを25℃の恒温水槽中に静置し、15分後にシリンダー中央部から各々25mlサンプリングして、水を蒸発させた後、高速液体クロマトグラフィーにて農薬活性成分を分析して懸垂率を求めた。懸垂率は下記の式より求める。
【0056】
懸垂率(%)=[(B×10)/A]×100A:最初の試料中の有効成分量B:採取した検液中の有効成分量【0057】
【表2】

【0058】
【発明の効果】本発明の粒状組成物は、従来のものに比べ、農薬活性成分の含有量、種類、性状、粒状組成物の設定粒径に影響を受けることなく、造粒性の向上が図れる。
【出願人】 【識別番号】000000169
【氏名又は名称】クミアイ化学工業株式会社
【出願日】 平成13年4月24日(2001.4.24)
【代理人】 【識別番号】100087022
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 昭 (外1名)
【公開番号】 特開2002−322003(P2002−322003A)
【公開日】 平成14年11月8日(2002.11.8)
【出願番号】 特願2001−125190(P2001−125190)