| 【発明の名称】 |
防菌防カビ防虫シート |
| 【発明者】 |
【氏名】宮沢 美禰子
【氏名】山田 峻介
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| 【要約】 |
【課題】揮発性溶剤を取り除いた状態で防菌防カビ剤を所望の位置に施すことができるようにし、揮発性溶剤による健康障害が生じないようにする。
【解決手段】紙や布などのシート本体に防菌防カビ剤と揮発性溶剤とからなる組成物を含浸させ、前記揮発性溶剤を揮発除去して前記防菌防カビ剤を定着させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】紙や布などのシート本体に防菌防カビ剤と揮発性溶剤とからなる組成物を含浸させ、前記揮発性溶剤を揮発除去して前記防菌防カビ剤を定着させてなることを特徴とする防菌防カビ防虫シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は防菌防カビ防虫シートに関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】近年、住宅などの一般居室においては気密性が高くなってきていることから、空気が淀み勝ちな場所に細菌やカビなどが繁殖するという事例が多く出てきている。そこでその対策として住宅の建設に際して防菌防カビ剤を空気が淀み勝ちとなる場所、例えば壁面の奥まった位置や押入などに対して予め防菌防カビ剤を施すことが行なわれるようになってきており、また、既に建てられた住宅などにあっても細菌、カビの発生を抑えるためにこの防菌防カビ剤がよく使用されるようになってきている。しかしながら、この防菌防カビ剤は揮発性溶剤と混合してなる組成物として製品化されているため、塗料のように取り扱いやすいものの、施工部位に施した後には前記揮発性溶剤が揮発して居住者の生活空間に広がってしまい、居住者の健康を阻害して各種のアレルギーを引き起こす原因となることが問題視されるようになってきた。そこで、本発明は上記事情に鑑み、揮発性溶剤を取り除いた状態で防菌防カビ剤を所望の位置に施すことができるようにすることを課題とし、揮発性溶剤による健康障害が生じないようにすることを目的とする。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮してなされたもので、紙や布などのシート本体に防菌防カビ剤と揮発性溶剤とからなる組成物を含浸させ、前記揮発性溶剤を揮発除去して前記防菌防カビ剤を定着させてなることを特徴とする防菌防カビ防虫シートを提供して、上記課題を解消するものである。 【0004】 【発明の実施の形態】つぎに本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。即ち、本発明の防菌防カビ防虫シートは紙や布、ビニールフィルムなどのシート本体に防菌防カビ剤を定着させ、揮発性溶剤が存在しない状態としたものであり、予め前記シート本体に防菌防カビ剤と揮発性溶剤とからなる組成物をスプレー塗布やどぶ付けなどして含浸させてから、その揮発性溶剤を揮発除去したものである。前記組成物をシート本体に含浸させた状態とし、揮発性溶剤の取り除きによって防菌防カビ剤がシート本体に定着する。 【0005】シート本体に施す組成物中の防菌防カビ剤としては、細菌、眞菌(カビ)の発育を阻止し、若しくは殺菌するものであれば特に限定されない。通常、人体に対する毒性がないとされているものの使用が好ましい。具体的には、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、N,N−ジメチル−N'−フェニル−N'−(フルオロジクロロメチルチオ)スルホアミド、1−((ジヨードメチル)スルホニル)−4−メチルベンゼン、ジクロロフルアニド、ジクロロフェニル又はこれらの混合物等が挙げられる。また、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、テトラデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデセニルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデカジエニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジテトラデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクタデセニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクタデカジエニルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキルメチルアンモニウムクロライドを用いることができる。なお、組成物中において、防菌防カビ剤の配合割合は、防菌防カビ剤の種類等に応じて適宜選択することができる。 【0006】そして、上記組成物には防菌防カビ剤をシート本体に定着させるための合成樹脂剤が含まれており、この合成樹脂剤が上記揮発性溶剤により溶解状態となるとともに、揮発性溶剤が揮発除去されることで、硬化して防菌防カビ剤をシート本体に固着させる働きをする。この合成樹脂剤としては、公知の塩化ビニル系以外の油性又は水性塗料に用いる樹脂等が使用できる。上記組成物に予め含まれている揮発性溶剤は、上記合成樹脂剤に対する溶剤であれば特に限定されないが、環境的に、有機溶剤の使用は極力抑えることが好ましい。 【0007】本発明の防菌防カビ防虫シートは形態がシート物であり、紙、布などをシート本体としているため、切断などの加工が容易である。そして、使用に際しては居室内において細菌やカビが繁殖しやすい奥まった場所の面に貼り付けたり、また、押入などでは収納物の間に差入れるようにしてもよい。さらに畳の下などに敷くようにしてもよい。また、家屋の土台部にこの防菌防カビ防虫シートを巻付けたり貼り付けたりしてもよく、細菌、カビの繁殖を抑え、さらには白アリの繁殖を抑える効能を発揮する。また、シート本体として紙や布、ビニールフィルムなどを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。 【0008】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の防菌防カビ防虫シートは、紙や布などのシート本体に防菌防カビ剤と揮発性溶剤とからなる組成物を含浸させ、前記揮発性溶剤を揮発除去して前記防菌防カビ剤を定着させてなるものであることから、この防菌防カビ防虫シートを所望の位置に配置しても揮発性溶剤の発生がなく、居住者に対する健康を阻害することがない。また、形態がシート物であって取り扱いが簡単であり、壁面に簡単に貼り付けたり押入の収納物の間に差入れたりすることができる。さらに、構造が簡単であるために安価にして大面積のシートとして作製することも可能であり、布団カバーとしての用途に利用できるとともに、畳下に敷くこともでき、広範囲での細菌、カビの繁殖を抑止できるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501062420 【氏名又は名称】モルテックトータルサービス・ジェイ株式会社 【識別番号】501062431 【氏名又は名称】旭通商株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月14日(2001.2.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062225 【弁理士】 【氏名又は名称】秋元 輝雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−241203(P2002−241203A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月28日(2002.8.28) |
| 【出願番号】 |
特願2001−37063(P2001−37063) |
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