| 【発明の名称】 |
エアゾール型殺虫剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】北川 利幸
【氏名】飯島 和男
【氏名】岡崎 彰
【氏名】上野山 晴久
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| 【要約】 |
【課題】小さな容器によって、1回当たりの使用時間を従来と同程度としても、従来と略同じ使用回数が得られるエアゾール型殺虫剤の提供を目的とするものである。
【解決手段】バルブ開閉式の噴射機構を備えたエアゾール容器1に殺虫剤成分と噴射ガスとを収納したエアゾール型殺虫剤において、エアゾール容器1を容量200cc以下の低容量容器とし、且つ、15秒当たりの噴射量を5ml以下の低噴射量とする。そして、3秒連続噴霧の霧の到達距離を100cm以上とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブ開閉式の噴射機構を備えたエアゾール容器に殺虫剤成分と噴射ガスとを収納したエアゾール型殺虫剤において、エアゾール容器が、容量200cc以下の低容量容器であると共に、15秒当たりの噴射量が5ml以下の低噴射量としたものであり、3秒連続噴霧の霧の到達距離が100cm以上であることを特徴とするエアゾール型殺虫剤。 【請求項2】 噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴射孔の先端の噴孔の直径が0.25mm以下であることを特徴とする請求項1記載のエアゾール型殺虫剤。 【請求項3】 噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴射孔の先端の直径が0.25mm以下であり、ステムの連通孔の直径が0.3mm以下、バルブハウジングの下孔の直径が0.3mm以下であることを特徴とする請求項1記載のエアゾール殺虫剤。 【請求項4】 噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴射孔の先端の直径が0.2〜0.4mmであり、直径0.3〜0.4mmの導通孔を有するインサートチップが、噴射用ボタンのステム装着部から噴孔までの経路中に装着されたことを特徴とする請求項1記載のエアゾール型殺虫剤。 【請求項5】 噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴孔の直径が0.2〜0.4mmであり、流量制限用部材が、ステム内に装着されたことを特徴とする請求項1又は4記載のエアゾール型殺虫剤。 【請求項6】 噴射機構が直径0.4mm以下のベーパタップを備えたものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のエアゾール型殺虫剤。 【請求項7】 噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴孔の直径が0.3〜0.5mmであり、噴射機構のバルブハウジングに流体を導入する下孔に流量制限用部材が装着され、噴射機構のベーパタップにつながる流路に流量制限用部材が装着されたことを特徴とする請求項1に記載のエアゾール型殺虫剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、エアゾール型殺虫剤の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ハエ、蚊、ゴキブリ等の害虫の除去には、殺虫剤成分と噴射ガスとをエアゾール容器に収納したエアゾール型殺虫剤が用いられている。このエアゾール型殺虫剤は、300mlの容量の容器を用いて、ハエ、蚊、ゴキブリ等の害虫に、吹きかけているものであった。ところが、今日の一般家庭においては、300mlの容量の比較的大きな容器よりも、小さな容器を望む声がある。そこで、本願発明者は、小さな容器によって、従来と同じ程度の殺虫性があり、略同じ使用回数が得られるエアゾール型殺虫剤を開発せんとした。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかして、上記の小型容器を用いたエアゾール型殺虫剤の開発に際して、発明者は、まず、容器のみを小さくした場合、容量が少なくなった分だけ、使用回数が少なくなってしまう。そこで、容量を小さくした分、殺虫剤の濃度を高くし、その分、使用者には、噴霧時間を少なく噴霧してもらうことを考えた。ところが、使用者は、殺虫剤の濃度が従来より高いことを充分に知っていても、従来と略同じ時間だけ、噴射用ボタンを押してしまう傾向があることが判明した。また、殺虫剤は動く害虫に対して噴霧するため、充分な到達距離を必要とすると共に、適当に広がりのある霧を噴射できるものであることがより望ましい。しかして、本願発明は、小さな容器によって、1回当たりの使用時間を従来と同程度としても、従来と略同じ使用回数が得られるエアゾール型殺虫剤の提供を目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明は、バルブ開閉式の噴射機構を備えたエアゾール容器に殺虫剤成分と噴射ガスとを収納したエアゾール型殺虫剤において、エアゾール容器が、容量200cc以下の低容量容器であると共に、15秒当たりの噴射量が5ml以下の低噴射量としたものであり、3秒連続噴霧の霧の到達距離が100cm以上であることを特徴とするエアゾール型殺虫剤を提供する。 【0005】本願の請求項2の発明は、請求項1に記載のエアゾール型殺虫剤にあって、噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴射孔の先端の噴孔の直径が0.25mm以下であることを特徴とするものを提供する。本願請求項3の発明は、請求項1に記載のエアゾール殺虫剤にあって噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴射孔の先端の噴孔の直径が0.25mm以下であり、ステムの連通孔の直径が0.3mm以下、バルブハウジングの下孔の直径が0.30mm以下であることを特徴とするものを提供する。本願の請求項4の発明は、請求項1に記載のエアゾール型殺虫剤にあって、噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴孔の直径が0.2〜0.4mmであり、直径0.3〜0.4mmの導通孔を有するインサートチップが、噴射用ボタンのステム装着部から噴孔までの経路中に装着されたことを特徴とするものを提供する。本願の請求項5の発明は、請求項1又は4に記載のエアゾール型殺虫剤にあって、噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴孔の直径が0.2〜0.4mmであり、流量制限用部材がステム内に装着されたものであることを特徴とするものを提供する。本願の請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかに記載のエアゾール型殺虫剤にあって、噴射機構が直径0.4mm以下のベーパタップを備えたものであることを特徴とするものを提供する。本願の請求項7の発明は、請求項1に記載のエアゾール型殺虫剤にあって、噴射機構のステム先端に装着される噴射用ボタンに設けられた噴射孔がストレート孔であり、噴孔の直径が0.3〜0.5mmであり、噴射機構のバルブハウジングに流体を導入する下孔に流量制限用部材が装着され、噴射機構のベーパタップにつながる流路に流量制限用部材が装着されたことを特徴とするものを提供するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】本願発明に係るエアゾール型殺虫剤に用いる殺虫剤成分としては、ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤等を挙げることができる。ピレスロイド系殺虫剤としては、フラメトリン、シフェノトリン、フェノトリン、ペルメトリン、レスメトリン、アレスリン、フタルスリン、エムペントリン、テフルスリン、プラレトリン、イミプロトリン、トランスフルスリン等を例示し得る。有機リン系殺虫剤としては、フェニトロチオン、クロルピリホス、マラソン、ジクロルボス、ピリダフェンチオン、トリクロルホン等を、カーバメイト系殺虫剤としては、カルバリル、ベンフラカルブ、プロポクスル等を例示できる。また、これらの殺虫剤の殺虫効果を増すために、ピペロニルブトキサイド等の増強剤を配合してもよい。さらに、ヒノキ油やヒバ油、柑橘類の果皮等からの抽出物等々、殺虫効果のある種々の薬剤を適宜配合して用いることができる。本願発明に係る殺虫剤は、ハエ、蚊、ゴキブリの他、シロアリ、カメムシ、ハチ、ガ等の種々の虫に対して使用でき、殺虫対象に併せて、種々の殺虫剤成分を用いることができる。 【0007】この殺虫剤の配合率としては、従来のエアゾールにおいて用いられている率より多い率とする。例えば、従来300mlの容量のエアゾール容器を使用した殺虫剤を、100mlの容量のエアゾール容器に変更して使用する場合であれば、配合率は3倍として、配合総量を略同じくする。この配合率は、殺虫剤の種類等によって当然変更されるが、目安として、製品中0.02〜6.0wt/v%(重量/容量%)が好ましい。 【0008】上記の殺虫成分に加えて、必要に応じて溶剤を配合して、原液とする。さらに原液には、必要に応じて、界面活性剤等の他、害虫忌避剤、消臭剤、芳香剤、殺菌剤、防黴剤、着色料などの殺虫剤以外の作用を果たす薬剤を配合することもできる。溶剤としては、脂肪族や芳香族等の炭化水素類、アルコール類、エーテル類等を挙げることができる。より具体的には、ケロシン、n−ペンタン、イソペンタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルエーテル、酢酸エチル等のエステル類等々、種々の溶剤を例示し得る。アセトニトリル、ソルビタンモノオレート、ソルビタンモノラウレート等の界面活性剤も使用することができる。この界面活性剤は、殺虫剤を乳化、混合するために、溶剤と共に使用できる。 【0009】本願発明に用いる噴射剤としては、上記の原液を噴射できるものであればよく、その種類を問わないが、プロパン、イソブタン、n−ブタン、ジメチルエーテル(DME)、代替フロン、及びこれらの混合物などが例示し得る。 【0010】本願発明に係るエアゾール型殺虫剤の噴射量は、15秒当たり、5.0ml以下の低噴射量とする。下限としては、2.2ml/15秒とするが、3.0〜5.0ml/15秒とするのが最も望ましい。そして、この観点から、噴射剤60〜80容量%、原液40〜20容量%とすることが好ましい。 【0011】本願発明に用いるエアゾール容器は、内容量200ml以下(50〜200ml)の小型のものを用いる。噴射機構は、通常のエアゾール容器用の噴射機構と基本的の構造は同じでよいが、その具体例を図1に示す。 【0012】この噴射機構の概要は、次のとおりである。エアゾール容器1の上端には、容器内外の流路を開閉するバルブを備えている。その構造は、開閉弁を備えたバルブハウジング13に、ノズル孔12を有する筒状のステム11が備えられており、このステム11のノズル孔12内に、流量制限用部材としてステムインサート25が挿入されている。このステムインサート25は、図2に示すように、軸方向にスリット25aを有する柱状部材であり、ノズル孔12内に挿入されることによって、スリット25aのみが流路となるようにするものである。尚、ステムインサート25は、小孔を備えた筒状の部材として流路を制限するものであってもよく、或いは、多孔質体とする等、ノズル孔12の流路を制限できるものであれば、その種類は適宜選択して用いることができる。 【0013】バルブハウジンク13の下端部には、筒状の下孔14が延設され、この下孔14にチューブ15が接続され、エアゾール容器内の原液及び噴射剤(以下、噴射液という)を、このチューブ15からノズル孔12に送り出す。ステム11の上端には、噴射用ボタン2が取り付けられ、この噴射用ボタン2には、流量制限用のインサートチップ24が装着されている。より詳しくは、噴射用ボタン2の内部には、噴射孔21が形成されている。噴射孔21は、下端にステム11の上端と嵌合するステム装着部を備えた縦孔21aと、縦孔21aから横方向に伸びる横孔21bとを備え、縦孔21aには流路の小さな導通孔24aを備えた挿入部材であるインサートチップ24が装着されることにより、その流路を制限している。また、横孔21bの先端には、噴射チップ3が設けられ、この噴射チップ3に形成された噴孔31から、噴射液が霧状で噴射される。この噴射チップ3は、図4に示すように噴射用ボタン2と一体成型し、噴射ボタン2の前方部分(本来噴射チップ3を設ける部分)に穿孔し、噴孔31を設けることができる。尚、図4の例では、噴孔31の前方に大きく開口した凹部32を形成したが、この凹部32を設けずに実施することもできる。 【0014】ステム11は、有底の筒状体から形成され、その壁面には連通孔17が穿設されており、ステム11の下端部とバルブハウジング13の内部底面との間には、弾性体16が設けられ、ステム11を常時上方へ付勢している。これにより、連通孔17は、閉止体22によって常時閉ざされた閉弁状態となっている。そして、ステム11が下方に押圧されることにより、閉止体22と連通孔17との間が開いて、開弁状態となり、連通孔17を介してノズル孔12とバルブハウジング13の内部の導通路20が連通する。そして、このバルブハウジング13の壁面には、ベーパタップ18が形成されている。このベーパタップ18によって、エアゾール容器1の内部スペース19とバルブハウジング13の内部の導通路20とが連通され、これにより、内部スペース19内に存在する噴射剤の気化ガスが導通路20内に入り、噴射液に気化ガスが混入する。 【0015】ここで、本願発明にあっては、15秒当たりの噴射量を5.0ml以下の低噴射量とし、3秒連続噴霧の霧の到達距離を100cm以上(100〜200cm)とする。この3秒連続噴霧の霧の到達距離とは、エアゾール容器から水平方向に3秒間連続して噴霧を行った際の3秒直後に側面から観測された距離をいう。この霧の到達距離を100cm以上とするためには、次の手段を施す。第1は、噴射用ボタン2に設けられた噴射孔21を、噴射方向の後方に直線的に伸びるストレート孔とする。図示の例では、横孔21bが、このストレート孔に相当する。第2は、直径0.3〜0.4mmの導通孔24aを有するインサートチップ24を、噴射用ボタンのステム装着部から噴孔までの経路中に装着する。図示の例では、縦孔21aにインサートチップ24を装着している。第3は、流量制限用部材を、ステム11内に装着する。図示の例では、ステム11のノズル孔12内に、ステムインサート25を挿入している。第4は、バルブハウジング13の下孔14に、流量制限用部材25を装着する。より好ましくは、下孔14の径についても、0.20〜0.40mmの小さなものとして実施すればよいが、加工精度の観点から、流量制限用部材25を装着して、直径0.20〜0.40mmの下孔と同程度の流量に制限する。 【0016】第1のストレート孔については、低流量下において、霧の到達距離を伸ばすには、噴射孔をストレート孔にして、霧の直進性を得る必要があり、この条件は、必須の条件と言える。 【0017】第2乃至第4の手段は、噴孔31との関係において、選択して採用する。まず、噴孔31直径を極めて小さなもの、具体的には0.25mm以下、(望ましくは0.20〜0.25mm)とした場合には、第2乃至第4の手段を用いずとも、低噴射量で霧の到達距離を長くすることができる。但し、第2乃至第4の手段の少なくとも1つ以上を用いて、到達距離を改善することも望ましい。 【0018】次に、噴孔31直径を小さくした場合、具体的には0.26mm以上、(望ましくは0.26〜0.30mm)とした場合には、第2乃至第4の手段の内、少なくとも1つを用いる。これにより、噴孔31までの段階で、噴射液の流量を制限して、低噴射量下においても高圧の噴射を実現して、到達距離を長くすることができる。第2乃至第4の手段の少なくとも2つ以上を併用して、到達距離を改善することも望ましく、具体的には、図1に示したように、第1と第2の手段を併用する例を例示し得るが、第3の手段と、第1又は第2の手段を併用することもできる。 【0019】さらに、噴孔31直径を通常のものとした場合、具体的には0.31mm以上、(望ましくは0.31〜0.40mm)とした場合にも、第2乃至第4の手段の内、少なくとも1つを用いる。尚、このような噴孔31直径が通常のものとした場合には、第2乃至第4の手段の少なくとも2つ以上を併用して、到達距離を改善することも望ましく、具体的には、図1に示したように、第1と第2の手段を併用する例を例示し得るが、第3の手段と、第1又は第2の手段を併用してもよく、これらを全て併用してもよい。 【0020】以上のように、低噴射量下において、霧の到達距離を長くした場合、その弊害として生ずるのが、霧の状態の悪化である。即ち、噴射液の種類によっては、霧の粒子が大きくなったり、霧全体のボリューム感がなくなってしまう。これを改善するため、さらに研究を進めたところ、図1のように、ベーパタップ18を設けることにより、低噴射量下において、良好な霧を得ることができるものとなった。ところが、このベーパタップ18は、大きすぎると、到達距離が低下する原因となる。そのため、このベーパタップ18は、直径0.3mm以下とする。 【0021】このように、ベーパタップ18や下孔14の径を極めて小さくした場合、その加工が困難であり、極めて高い加工精度が求められる。そのため、ベーパタップ18や下孔14の径自体は、大きなものとして、ベーパタップ18や下孔にフィルタ等を設けて、実質的に、上記開口径(0.25〜0.30mm)に相当する流量となるようにしてもよい。図3は、この例を示したものであり、下孔14については、下孔インサート26を挿入する。この下孔インサート26は、図2に示したステムインサートと同様、軸方向にスリットを有する柱状部材としてもよく、小孔を備えた筒状の部材として流路を制限するものであってもよい。或いは、多孔質等のフィルタ部材を装着して、その流量を制限するものであってもよい。ベーパタップ18は、下孔14からの流量に見合った形の流量調整することが必要である。その為にべーパタップ18は適当量の気体ガスを流量させる孔径を設ける。即ち、ベーパタップ18には、その孔内に下孔14用と同種の流量制限部材を設けてもよいが、その孔内に取りつけることが困難な場合には、図3に示すように、ベーパタップ18に連通する流量制限用の流路27を、バルブハウジング13の外側に設け、この流路27内にベーパタップインサート28を装着する。このベーパタップインサート28も、ステムインサートと同様、軸方向にスリットを有する柱状部材、小孔を備えた筒状の部材、多孔質等のフィルタ部材等々、その流量を制限するものであれば種々の形態のものを利用できる。この図3の手段は、図1の実施の形態においても、併用することがてきる。 【0022】以上の構成により、低噴射量であっても、エアゾール型殺虫剤として、充分な到達距離を確保すると同時に、良好な状態の霧を噴霧することができるものである。その結果、従来より、小さな容量の容器(例えば従来の1/2〜1/3に当たる150〜100ml)にあっても、その分殺虫剤成分の配合率を高めて(従来の2〜3倍)、これを低噴射量(従来の1/2〜1/3)で噴射することによって、1回当たりの使用時間を従来と同程度としても、従来と略同じ使用回数が得られるエアゾール型殺虫剤を実現することができたものである。 【0023】 【実施例】次に、本願発明の理解を高めるために、実施例1〜3を比較例1〜2と共に示すが、本願発明はこの実施例に限定して理解されるべきではない。 【0024】実施例1容器の容量:100ml原液:ゴキブリ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=50:50(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:2.97ml/15秒噴孔31の直径:0.30mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.30mmインサートチップ24の開口直径:0.30mmステムインサート25:開口直径0.30mm相当ベーパタップ孔18の直径:0.30mm霧の到達距離:150cm霧の状態:細かい霧が得られた【0025】実施例2容器の容量:100ml原液:ゴキブリ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=50:50(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:2.85ml/15秒噴孔31の直径:0.30mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.30mmインサートチップ24の開口直径:0.30mmステムインサート25:開口直径0.30mm相当ベーパタップ孔18の直径:0.40mm霧の到達距離:140cm霧の状態:細い霧であった【0026】実施例3容器の容量:100ml原液:蚊、ハエ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=60:40(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.05ml/15秒噴孔31の直径:0.30mm(噴孔31は噴射用ボタン21と一体成型したものを使用) バルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.30mmインサートチップ24の開口直径:0.40mmステムインサート25:開口直径0.40mm相当ベーパタップ孔18の直径:0.30mm霧の到達距離:120cm霧の状態:細かい霧が得られた【0027】実施例4容器の容量:100ml原液:蚊、ハエ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=60:40(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.90ml/15秒噴孔31の直径:0.20mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.20mmステムの連通孔17の直径:0.20mmベーパタップ孔18の直径:0.40mm霧の到達距離:150cm霧の状態:細かい霧であった【0028】実施例5容器の容量:100ml原液:蚊、ハエ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=60:40(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.25ml/15秒噴孔31の直径:0.25mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.30mmインサートチップ24の開口直径:0.30mmベーパタップ孔18の直径:0.40mm霧の到達距離:130cm霧の状態:細かい霧であった【0029】実施例6容器の容量:100ml原液:ゴキブリ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=50:50(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.30ml/15秒噴孔31の直径:0.25mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムインサート25:開口直径0.30mm相当ステムの連通孔17の直径:0.30mmベーパタップ孔18の直径:0.40mm霧の到達距離:130cm霧の状態:細かい霧であった【0030】実施例7容器の容量:100ml原液:ゴキブリ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=50:50(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.90ml/15秒噴孔31の直径:0.20mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.25mm下穴チップ26:直径0.30mm相当ベーパタップ孔18の直径:0.30mm霧の到達距離:130cm霧の状態:細かい霧であった【0031】実施例8容器の容量:100ml原液:蚊、ハエ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=60:40(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.95ml/15秒噴孔31の直径:0.35mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.30mmインサートチップ24の開口直径:0.30mmステムインサート25:開口直径0.30mm相当ベーパタップ孔18の直径:0.40mm霧の到達距離:150cm霧の状態:細かい霧であった【0032】比較例1容器の容量:300ml原液:ゴキブリ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=60:40(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:8.92ml/15秒噴孔31の直径:0.35mmベーパタップ孔18の直径:0.30mm霧の到達距離:150cm霧の状態:細かい霧が得られた【0033】比較例2容器の容量:300ml原液:蚊、ハエ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=60:40(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:4.05g/15秒噴孔31の直径:0.30mmベーパタップ孔18の直径:0.30mm霧の到達距離:160cm霧の状態:細かい霧が得られた【0034】比較例3容器の容量:100ml原液:ゴキブリ用殺虫剤噴射剤:n−ブタンとDME[n−ブタン:DME=50:50(wt%)] 原液/噴射剤の容量比率:40/60噴射量:8.90g/15秒噴孔31の直径:0.30mmバルブハウジングの下孔14の直径:0.30mmステムの連通孔17の直径:0.30mmベーパタップ孔18の直径:なし霧の到達距離:170cm霧の状態:荒い霧であった【0035】 【発明の効果】以上、本願発明は、小さな容器によって、1回当たりの使用時間を従来と同程度としても、従来と略同じ使用回数が得られるエアゾール型殺虫剤を提供することができたものである。特に、請求項2〜6の発明にあっては、充分な到達距離の霧を確実に得ることができ、請求項7の発明にあっては、良好な状態の霧を得ることができたものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591284472 【氏名又は名称】キョ−ワ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月8日(2001.2.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086346 【弁理士】 【氏名又は名称】鮫島 武信
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| 【公開番号】 |
特開2002−234803(P2002−234803A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月23日(2002.8.23) |
| 【出願番号】 |
特願2001−32715(P2001−32715) |
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