| 【発明の名称】 |
除草剤組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 啓志
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| 【要約】 |
【課題】効力の高い除草剤組成物を提供すること。
【解決手段】一般式(1) |
【特許請求の範囲】
【請求項1】一般式(1) 【化1】
[式中、R1は水素原子又はハロゲン原子を表し、R2はハロゲン原子を表し、R3は水素原子、(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基、C1−C6アルキニルオキシ基若しくは(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C2−C3)ハロアルケニル基を表すか、またはR2とR3とが−OCH(R4)C(=O)N(R5)−基(ただし、該基はベンゼン環の4位に酸素原子が、5位に窒素原子が結合し、R4は水素原子又はメチル基を表し、R5はC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6アルキニル基又は(C1−C3アルコキシ)C1−C3アルキル基を表す。)で環を形成する。]で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤とを有効成分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 【請求項2】一般式(2) 【化2】
(式中、R1は水素原子又はフッ素原子を表し、R5はC3−C6アルキニル基を表す。)で示されるテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤とを有効成分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 【請求項3】一般式(3) 【化3】
(式中、R3は(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基又はC1−C6アルキニルオキシ基を表す。)で示されるテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤とを有効成分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 【請求項4】一般式(1)で示されるテトラヒドロフタルイミド化合物と、有機リン系殺虫剤とを雑草の生育場所に施用することを特徴とする除草方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は新規な除草剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】後記一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物が除草活性を有することが知られている(特開昭58−110566号公報、特開昭61−76486号公報、特開昭62−185071号公報等)。一方、除草剤の分野において、より少ない処理薬量で雑草を防除する検討が行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明はN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物の除草効力をより増強した除草剤組成物を提供することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者は、下記一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物をより少ない処理薬量で雑草を防除する方法を種々検討した結果、N−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤とを混用することにより、N−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物を単独で用いる場合に比べて除草効力が増大することを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は一般式(1) 【化4】
[式中、R1は水素原子又はハロゲン原子を表し、R2はハロゲン原子を表し、R3は水素原子、(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基、C1−C6アルキニルオキシ基若しくは(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C2−C3)ハロアルケニル基を表すか、またはR2とR3とが−OCH(R4)C(=O)N(R5)−基(ただし、該基はベンゼン環の4位に酸素原子が、5位に窒素原子が結合し、R4は水素原子又はメチル基を表し、R5はC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6アルキニル基又は(C1−C3アルコキシ)C1−C3アルキル基を表す。)で環を形成する。]で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤とを含有することを特徴とする除草剤組成物(以下、本発明組成物と記す。)およびは一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤とを雑草の生育場所に施用することを特徴とする除草方法(以下、本発明除草方法と記す。)を提供する。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明に用いることができる一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物としては、例えば下記の化合物があげられる。 【0006】一般式(4) 【化5】
[式中、R1は水素原子又はハロゲン原子を表し、R4は水素原子又はメチル基を表し、R5はC1−C6アルキル基、C3−C6アルケニル基、C3−C6アルキニル基又は(C1−C3アルコキシ)C1−C3アルキル基を表す。]で示される化合物;一般式(4)において、R1がフッ素原子である化合物;一般式(4)において、R4が水素原子である化合物;一般式(4)において、R5がC3−C6アルケニル基である化合物;一般式(4)において、R1はフッ素原子であり、R4は水素原子であり、R5はC3−C4アルケニル基である化合物。 【0007】一般式(5) 【化6】
(式中、R1は水素原子又はハロゲン原子を表し、R2はハロゲン原子を表し、R3は水素原子、(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基、C1−C6アルキニルオキシ基若しくは(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C2−C3)ハロアルケニル基を表す。)で示される化合物;一般式(5)において、R1がフッ素原子である化合物;一般式(5)において、R2が塩素原子である化合物;一般式(5)において、R3が(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基である化合物;一般式(5)において、R3がC1−C6アルキニルオキシ基である化合物;一般式(5)において、R3が(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C2−C3)ハロアルケニル基である化合物;一般式(5)において、R1がフッ素原子であり、R2が塩素原子であり、R3が(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基またはC1−C6アルキニルオキシ基である化合物;一般式(5)において、R1がフッ素原子であり、R2が塩素原子であり、R3が(C1−C8アルコキシ)カルボニル(C1−C2)アルコキシ基である化合物。 【0008】さらに具体的化合物としては、以下の化合物があげられる。 フルミクロラックペンチル:【化7】
ペンチル[2−クロロ−5−(シクロヘキ−1−エン−1,2−ジカルボキシミド)−4−フルオロフェノキシ]アセテート、フルミオキサジン:【化8】
N−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ4−4−プロップ−2−イニル−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)シクロヘキ−1−エン−1,2−ジカルボキシミド、シニドンエチル:【化9】
エチル 2−クロロ−3−[2−クロロ−5−(1,3−ジオキソ−4,5,6,7−テトラヒドロイソインドリン−2−イル)フェニル]アクリレート、クロルフタリウム:【化10】
N−(4−クロロフェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド。 【0009】本発明で用いることができる有機リン系殺虫剤としては例えば、下記一般式(6)で示される化合物があげられる。 【化11】
(式中、X1は酸素原子または硫黄原子を表し、X2は酸素原子、硫黄原子、又は式中のリン原子とR8との直接結合の場合を表し、R6は低級アルキル基を表し、R7は低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルカルボニルアミド基又はフェニル基を表し、R8はそれぞれ置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいフェニル基又は置換されていてもよいヘテロアリール基を表す。) 【0010】本発明で用いることができる有機リン系殺虫剤の具体的例としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。フェニトロチオン:O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート、フェンチオン:O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート、ダイアジノン:O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエート、クロルピリホス:O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート、アセフェート:O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエート、メチダチオン:S−2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエート、ジスルホトン:O,O−ジエチルS−2−エチルチオエチルホスホロジチオエート、【0011】ジクロルホス:2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート、スルプロホス:O−エチルO−4−(メチルチオ)フェニルS−プロピルホスホロジチオエート、シアノホス:O−4−シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート、ジメトエート:O,O−ジメチル−S−メチルカルバモイルメチルホスホロジチオエート、フェントエート:エチル−2−ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニル)アセテート、マラチオン:ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネート、トリクロルホン:ジメチル2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート、アジンホスメチル:S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエート、モノクロトホス:ジメチル−{(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)ビニル}ホスフェート、エチオン:O,O,O’,O’−テトラエチル−S,S’−メチレンビス(ホスホロジチオエート)、【0012】チオメトン:S−「2−(エチルチオ)エチル」 O,O−ジメチルフォスフォロジチオエート、イソキサチオン:O,O−ジエチル O−(5−フェニル−3−イソキサゾリル)フォスフォロチオエート、バミドチオン:O,O−ジメチル S−2−(1−メチルカルバモイルエチルチオ)エチルフォスフォロチオエート、プロチオホス:O−(2、4−ジクロルフェニル) O−エチル S−プロピルフォスフォロジチオエート、オキシデプロフォス:S−「2−(エチルスルフィニル)−1−メチルエチル」O,O−ジメチルホスホロチオエート。 【0013】一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物は、例えば特開昭58−110566号公報、特開昭61−76486号公報、特開昭62−185071号公報記載の方法で製造することができる。 【0014】本発明組成物は、畑地の茎葉処理および土壌処理において、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して除草効力を有する。 タデ科雑草ソバカズラ(Polygonum convolvulus)、サナエタデ(Polygonum lapathiolium)、アメリカサナエタデ(Polygonum pensylvanicum)、ハルタデ(Polygonum persicaria)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius)、イタドリ(Polygonum cuspidatum)スベリヒユ科雑草スベリヒユ(Portulaca oleracea) ナデシコ科雑草ハコベ(Stellaria media)アカザ科雑草シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scoparia)ヒユ科雑草アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)アブラナ科雑草ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa−pastoris)【0015】マメ科雑草アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、フロリダベガ−ウィード(Desmodium tortuosum)、シロツメクサ(Trifoliumrepens)、カラスノエンドウ(Vicica sativa) アオイ科雑草イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジカ (Sida spinosa)スミレ科雑草フィールドパンジー(Viola rafinesqii)、ワイルドパンジー(Viola tricolor)アカネ科雑草ヤエムグラ (Galium aparine)ヒルガオ科雑草アメリカアサガオ (Ipomoea hederacea)、マルバアサガオ (Ipomoea purpurea) 、マルバアメリカアサガオ (Ipomoea hederacea var integriuscula)、マメアサガオ (Ipomoea lacunosa) 、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)シソ科雑草ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)ナス科雑草【0016】フウロソウ科雑草アメリカフウロ(Geranium carolinianum) シロバナチョウセンアサガオ (Datura stramonium)、イヌホオズキ (Solanumnigrum)ゴマノハグサ科雑草オオイヌノフグリ(Veronica persica)、フラサバソウ (Veronica hederaefolia)キク科雑草オナモミ(Xanthium strumarium)、野生ヒマワリ(Helianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria perforata or inodora)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum segetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ブタクサ(Ambrosiaartemisiifolia)、オオブタクサ(Ambrosia trifida)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canadensis)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)ムラサキ科雑草ワスレナグサ (Myosotis arvensis)【0017】ガガイモ科雑草オオトウワタ (Asclepias syriaca)トウダイグサ科雑草トウダイグサ (Euphorbia helioscopia)、オオニシキソウ (Euphorbia maculata)【0018】イネ科雑草イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、メヒシバ(Digitaria sanguinalis)、オヒシバ(Eleusine indica)、スズメノカタビラ(Poa annua)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、カラスムギ(Avena fatua)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シバムギ(Elytrigia repens)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Panicum texanum)、シャターケーン(Sorghum bicolor)【0019】ツユクサ科雑草ツユクサ (Commelina communis)トクサ科雑草スギナ (Equisetum arvense)カヤツリグサ科雑草コゴメガヤツリ (Cyperus iria) 、ハマスゲ (Cyperus rotundus) 、キハマスゲ (Cyperus esculentus)【0020】また、本発明組成物は、水田の湛水処理において、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して除草効力を有する。 イネ科雑草タイヌビエ(Echinochloa oryzoides)ゴマノハグサ科雑草アゼナ (Lindernia procumbens)ミソハギ科雑草キカシグサ (Rotala indica)、ヒメミソハギ (Ammannia multiflora)ミゾハコベ科雑草ミゾハコベ (Elatine triandra)【0021】カヤツリグサ科雑草タマガヤツリ (Cyperus difformis)、ホタルイ (Scirpus juncoides)、マツバイ (Eleocharis acicularis)、ミズガヤツリ (Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)ミズアオイ科雑草コナギ (Monochoria vaginalis)オモダカ科雑草ウリカワ (Sagittaria pygmaea) 、オモダカ (Sagittaria trifolia)、ヘラオモダカ (Alisma canaliculatum)ヒルムシロ科雑草ヒルムシロ (Potamogeton distinctus)セリ科雑草セリ (Oenanthe javanica)【0022】さらに、本発明組成物は、樹園地、水田畦畔、牧草地、芝生地、林業地または水路、運河あるいはその他の非農耕地に発生する広範囲の雑草を除草できる。また、本発明組成物は、水路、運河等に発生するホテイアオイ(Eichhornia crassipes)等の水生雑草に除草効力を有する。 【0023】本発明組成物中の一般式(1)示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤との含有割合は一般式(1)示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物の効力が増強される含有割合であれば特に限定されるものではないが、重量比で通常、1:0.1〜1:10000の割合、好ましくは1:1〜1:500の割合である。 【0024】本発明組成物は一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と有機リン系殺虫剤との混合物(以下、本有効成分と記す。)であってもよいが、通常はさらに固体担体、液体担体、餌等、必要により界面活性剤その他の製剤用補助剤を含有し、乳剤、水和剤、フロアブル剤、粒剤、粉剤等に製剤化されたものである。これらの製剤には、本有効成分を通常、重量百分率で10〜80%含有する。 【0025】製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリナイト、珪藻土、合成水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土等)、タルク、その他の無機鉱物(セリサイト、石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)などの微粉末や粒状物が挙げられ、液体担体としては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、非芳香族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、ケロシン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジオキサン、ジイソプロピルエーテル等)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、及びハロゲン化炭化水素類(ジクロロエタン、トリクロロエチレン等)があげられる。 【0026】界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸類塩、アルキルアリールスルホン酸塩およびそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、及び糖アルコール誘導体があげられる。 【0027】その他の製剤用補助剤としては、例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸糖)、リグニン誘導体、ベントナイト、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸等)などの固着剤や分散剤、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−/3−tert−ブチル−4−メトキシフェノール)、植物油、鉱物油、脂肪酸、脂肪酸エステルなどの安定剤があげられる。 【0028】本発明組成物の製剤のうちあるものは、各々の有効成分を上述の製剤手法により製剤化した後、これらを混合することにより調製することもできる。また、本発明組成物を雑草に施用するにあたり、一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物の製剤の希釈液と脂溶性の有機リン酸エステル構造を有する農薬活性成分の製剤の希釈液を混合たものを用いることもできる。 【0029】さらに、本発明除草方法は、通常、本発明組成物を施用することにより行われるが、一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物又はその製剤と、有機リン系殺虫剤又はその製剤とを、予め混合することなく、併用することも可能である。その場合、一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と、有機リン系殺虫剤との使用割合は、本発明組成物中の各有効成分の含有割合と同じ範囲内が好ましい。 【0030】このようにして製剤化された本発明組成物は、そのままでまたは水等で希釈して植物体に施用される。本発明組成物は、さらに、他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、肥料、土壌改良剤等と混合若しくは併用することもできる。 【0031】本発明組成物の施用量は、一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物と、有機リン系殺虫剤との混合比、気象条件、製剤形態、施用時期、施用方法、施用場所、防除対象雑草等により変り得るが、10000m2あたり一般式(1)で示されるN−フェニルテトラヒドロフタルイミド化合物の重量が0.1〜 1000g、有機リン系殺虫剤の重量が0.1〜10000gである。 【0032】本発明組成物は、例えばトウモロコシ畑、コムギ畑、オオムギ畑、イネ畑、ソルガム畑、ダイズ畑、ワタ畑、テンサイ畑、ピーナッツ畑、ヒマワリ畑、ナタネ畑、果樹園、水田畦畔、又は水田に用いることができる。 【0033】 【実施例】以下、本発明を製剤例および試験例により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。 【0034】まず、本発明組成物の製剤例示す。以下の例において部は重量部を表す。 【0035】製剤例フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン又はシニドンエチル2.5部と、フェニトロチオン、フェンチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、アセフェート、メチダチオン、ジスルホトン、ジクロルホス、スルプロホス、シアノホス、ジメトエート、フェントエート、マラチオン、トリクロルホン、アジンホスメチル、モノクロトホス、エチオン、ブタミホス、チオメトン、イソキサチオン、バミドチオン、プロチオホス又はオキシデプロフォス42部とを、ソルベッソ(石油系溶媒、エクソン社製)50部に溶解し、ソルポール3816(アニオン系及びノニオン系界面活性剤、東邦化学社製)5.5部を加えてよく攪拌混合して各々の乳剤を得る。 【0036】以下、試験例を示す。 評価基準除草効力の評価は、調査時の供試雑草の生育の状態が、無処理区の生育の状態と比較して全く乃至はほとんど違いがないものを「0」とし、供試植物が完全枯死しているものを「100」として、目視により除草の割合を「5」刻みで観察した。 【0037】試験例1フルミオキサジン50%水和剤(フルミオキサジン50部を、ソルポール5029−0(東邦化学社製)3部、デモールSNB2部及び勝光山クレー45部を混合した中に加え、よく攪拌混合して調製したもの)の水希釈液と、フェニトロチオンの乳剤(商品名:スミチオン乳剤、アグロス社製)の水希釈液とから所定濃度の試験用散布液を調製した。果樹園に発生しているカラスノエンドウ及びアメリカフウロ(草丈約40〜55cm)に10l/aとなるように上記試験用散布液を散布処理した。処理後、9日目に除草効力を調査した。結果を表1に示す。 【0038】 【表1】
【0039】試験例2フルミオキサジン50%水和剤(フルミオキサジン50部を、ソルポール5029−0(東邦化学社製)3部、デモールSNB2部及び勝光山クレー45部を混合した中に加え、よく攪拌混合して調製したもの)の水希釈液と、シアノホス40%水和剤(商品名:サイアノックス水和剤、アグロス社製)、クロルピリホス25%水和剤(商品名:ダーズバン水和剤、クミアイ化学社製)、アセフェート50%水和剤(商品名:オルトラン水和剤、北興化学社製)、メチダチオン36%水和剤(商品名:スプラサイド水和剤、クミアイ化学社製)、フェントエート50%乳剤(商品名:エルサン乳剤、日産化学社製)、ダイアジノン40%乳剤(商品名:ダイアジノン乳剤、北興化学社製)又はジクロルホス50%乳剤(商品名:DDVP乳剤、武田薬品社製)の水希釈液とから所定濃度の、試験用散布液を調製した。畑地に発生しているオナモミ(草丈約55cm)に10l/aとなるように上記試験用散布液を散布処理した。処理後、8日目に除草効力を調査した。結果を表2に示す。 【0040】 【表2】
【0041】試験例3フルミオキサジン50%水和剤(フルミオキサジン50部を、ソルポール5029−0(東邦化学社製)3部、デモールSNB2部及び勝光山クレー45部を混合した中に加え、よく攪拌混合して調製したもの)の水希釈液と、チオメトン25%乳剤(商品名:エカチン、三共社製)、オキシデプロフォス45%乳剤(商品名:エストックス乳剤、日本バイエルアグロケム社製)、イソキサチオン50%乳剤(商品名:カルホス乳剤、三共社製)、バミドチオン37%液剤(商品名:キルバール液剤、日産化学社製)、プロチオホス45%乳剤(商品名:トクチオン乳剤、日本バイエルアグロケム社製)、フェンチオン50%乳剤(商品名:バイジット乳剤、日本バイエルアグロケム社製)又はスルプロホス50%乳剤(商品名:ボルスタール乳剤、日本バイエルアグロケム社製)の水希釈液とから所定濃度の、試験用散布液を調製した。畑地に発生しているオナモミ(草丈約65cm)に10l/aとなるように上記試験用散布液を散布処理した。処理後、4日目に除草効力を調査した。結果を表3に示す。 【0042】 【表3】
【0043】試験例4フルミクロラックペンチルの10%乳剤(フルミクロラックペンチル10部をキシレン80部に溶解し、ソルポール3005X(東邦化学社製)10部を加えて、よく攪拌混合して調製したもの)の水希釈液と、チオメトン25%乳剤(商品名:エカチン、三共製)、オキシデプロホス45%乳剤(商品名:エストックス乳剤、日本バイエルアグロケム社製)又はフェンチオン50%乳剤(商品名:バイジット乳剤、日本バイエルアグロケム社製)の水希釈液とから、所定濃度の試験用散布液を調製した。畑地に発生しているオナモミ(草丈約65cm)に10l/100m2となるように上記試験用散布液を散布処理した。処理4日後に除草効力を調査した。結果を表4に示す。 【0044】 【表4】
【0045】 【発明の効果】本発明組成物を用いることにより、より少ない量プロトポルフィリノーゲンオキシデース阻害活性を有する除草剤で雑草の防除ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002093 【氏名又は名称】住友化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月22日(2001.1.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093285 【弁理士】 【氏名又は名称】久保山 隆 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−212008(P2002−212008A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月31日(2002.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−13454(P2001−13454) |
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