| 【発明の名称】 |
天然環境浄化剤及びその処理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮北 大嗣
【氏名】大林 久
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】ヒノキアスナロ・スギ・ヒノキ及びユーカリ等、腐敗し難い樹木・木質を好ましくは50mm以下の長さに粉砕した粉砕品、あるいはこの粉砕品に、例えば青森ヒバ油等、その抽出物の一種以上を添加した、天然物で人体に副作用のない防蟻剤・防ダニ剤・防虫剤・防カビ剤・防腐剤・消臭剤及び断熱消音材。並びに、粉砕品を床下基礎周辺部等に人手で敷き均すか、送風機で吹き込む、その適用方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】自然条件下で腐敗し難い樹木の樹皮・木質あるいは抽出物の一種又は二種以上より成ることを特徴とする防蟻剤・防ダニ剤・防虫剤・防カビ防腐剤・消臭剤・断熱消音材並びに人手で敷き均すか圧空と共に吹き込むことを特徴とするその処理方法【請求項2】自然条件下で腐敗し難い樹木として、スギ・ヒノキ・ユーカリ及びヒノキアスナロよりなることを特徴とする[請求項1]記載のもの【請求項3】樹皮及び木質部は50mm以下の長さに粉砕して利用し、好ましくは樹皮は10mm以下、木質部は7mm以下の粉砕品である[請求項1]記載のもの【請求項4】抽出液は主に木質部より抽出し、一部樹皮を含んでもよく、水蒸気蒸留法・溶媒抽出法・加熱圧縮抽出法等より抽出したものであることを特徴とする[請求項1]記載のもの【請求項5】ヒノキアスナロである青森ヒバ樹皮粉砕品に青森ヒバオガコを配合することを特徴とする[請求項1]記載のもの【請求項6】青森ヒバ樹皮粉砕品に青森ヒバ油をそのままか、又はマイクロカプセル化して配合することを特徴とする[請求項1]記載のもの【請求項7】青森ヒバ樹皮を主材にするものを床下基礎周辺部に敷き均すか、送風機で吹き込むことを特徴とする[請求項1]記載のもの【請求項8】[請求項1]記載のものを木質繊維・発泡樹脂・石膏等に加えた多機能断熱消音材 |
【発明の詳細な説明】[発明の属する技術分野]本発明は自然条件下で腐敗し難い樹木の樹皮・木質あるいは抽出物の一種又は二種以上よりなることを特徴とする天然素材の防蟻剤・防ダニ剤・防虫剤・防カビ剤・防腐剤・消臭剤・断熱消音材並びに人手で敷き均すか圧空と共に吹き込むことを特徴とするその処理方法[従来の技術]従来の防蟻剤・防カビ剤・防虫剤・防カビ剤・防腐剤及び消臭剤は合成薬品であり、とりわけ人体に有害性のある残留蓄積性の高い塩素系殺虫剤・殺菌剤が多く使用されていた。又、消臭剤には合成品や活性炭や竹炭等の炭が使用されてきた。ところが、合成薬品類は副作用としてアレルギーの疾病、例えば、アトピー性皮膚炎やゼンソク等が発生し、住人の健康を著しく害して来た。又、活性炭や竹炭等は天然品のメリットはあるが、何れも物理的に飽和吸着量があり、この飽和吸着量に達すると全く消臭効果を発揮せず、常に取り替えることが必要になり、コスト高のデメリットがあった。更に断熱消音材は、快適な生活空間を求める現在家屋にとして、その重要さが増加する反面、カビ発生の問題があった。 [発明が解決しょうとする課題]従来技術品のように、合成薬品を使用せず、天然品の有用性に着目して、しかも天然の廃材のリサイクル利用を鋭意研究開発することにより、防蟻剤・防ダニ剤・防虫剤・防カビ剤・防腐剤・消臭剤・断熱消音材を完成した。特に防蟻剤に代表されるこれらは、人が毎日生活を共にする家屋の床下であり床である。これら従来技術の合成薬品は、塩素・燐系共に気化した後の蒸気比重が重く、床面に滞留する性質が多く、呼吸時、大量の空気(大人一日平均の呼吸量10,000〜12,000リットル)と共に吸い込み、人体に蓄積され、様々な疾病を引き起こすシックハウス症候群に本発明は解決の道を拓くものである。又、天然品でカビの発生を抑える断熱消音材の開発が求められていた。 [課題を解決するための手段]上記目的を達成するために、本発明においては、自然条件下で腐敗し難い樹木は従来の業界の常識では用途が見い出せず、腐らないからカサも減少せず、全くやっかい物扱いされ、止むを得ず大切な石油を消費して焼却処分して来た。ところが腐らないことは、天然の殺菌力・殺虫力のある証拠でもあることに着目し、鋭意研究を重ねた結果、自然条件下で腐敗し難い樹木なるものは、その機能に応じて、天然物の偉大さと言うこと以外に表現が見当らない程に合理的に出来ている。即ち、風雨や外敵である蟻・虫・菌・カビから本体である木質部を保護する樹皮は、これらの有効成分をより強固に、且つ、長期間有効に作用する持続型に配置されており、木質部は樹皮より速効効果を示すようになっている。又、抽出液はさらに速効的で治療効果を示す。これらの特性を活かして、使用目的に合致するよう三者をうまく組み合わせることが出来る。これら有用な防カビ作用を有する天然品を従来の断熱消音材に配合することにより、カビの発生を防ぎ、衛生的な居住地を創出することが出来る。 [作用]上記のように構成された自然条件下で腐敗し難い樹木樹皮・木質部又は抽出液で防蟻剤・防ダニ剤・防虫剤・防カビ剤・防腐剤及び消臭剤を製造すると、化学薬品の様に特定の菌・カビに特異的に作用するものでは、多くの種類の薬品を使用する必要があるが、本発明品は自然界に存在する多様な雑菌・カビ・虫に広く作用する利点がある。その上に、効果の持続期間が長く、途中で取り替え薬品処理が出来ない家の構造部分にも適する。全てが天然品であるため人体への副作用がなく、逆に腐敗し難い樹木より得られる防蟻剤・防ダニ剤・防虫剤・防カビ剤・防腐剤及び消臭剤の中には、フィトンチッドと呼ばれる樹木が分泌する成分に近いものが含まれ、家の中に居乍らにして森林浴の健康的効果が得られる利点がある。又、樹皮・木質部には先に説明の通り、それぞれ特長があり、それを強固に補充する目的で抽出液、例えば青森ヒバ油が使用出来る。この抽出液はそのままで、又、マイクロカプセル化・コーティング化・吸着固定化等のslow releaseの技術により目的に合致するように加工したものを利用出来るメリットがある。ヒノキアスナロは青森県内に産する青森ヒバに限定するものでなく、能登地方に産するものも使用出来る。又、セルロースファイバー・発泡ウレタン等断熱消音材に青森ヒバ・スギ・ヒノキ樹皮の粉砕品やその抽出液を混合して用いると、長期に渡ってカビの発生を抑制する断熱消音材が得られ、これらに難燃処理を施すことは出来る。次に、実施例を示す。但し、本発明はこの実施例に限定されるものではない。部は全て容積量で示す。 実施例1青森ヒバの樹皮を10mm以下80%以上に粉砕したもの100部に青森ヒバのオガコ5mm以下35%以上のもの30部及び青森ヒバ油を2部混合したものを床下に送風器で吹き込み、永年に渡り白アリ防除及びムカデ・ヤスデ等不快害虫の防除並びに木材防腐に効果を発揮させる。 実施例2青森ヒバの樹皮を30mm以下90%以上に粉砕したもの100部に青森ヒバ油をマイクロカプセル化したもの3部を加えよく混合し、住宅の基礎部に沿って幅1m・厚さ1cmに敷き均して、そのままか、又は表層土に混合すると、永年に渡り白アリ防除及びムカデ・ヤスデ等不快害虫の防除並びに木材保護に効果を発揮させる。 実施例3青森ヒバの樹皮を5mm以下60%以上に粉砕したもの100部に、青森ヒバのオガコ20部及び青森ヒバ精製品(ヒノキチオール)をマイクロカプセル化したもの0.5部を加え、よく混合したものを床板の上に散布し、その上に畳又はジュータンを敷き、永年に渡り白アリ・ダニ防除及びムカデ・ヤスデ等不快害虫の防除並びに木材防除に効果を発揮させる。 実施例4青森ヒバの樹皮を0.025mm以下75%以上に微粉砕したもの100部に、ヒバ油精製品(ヒノキチオール)をマイクロカプセル化したもの5部を加え、よく混合し、壁紙裏地に1m2当たり5g付着させ、永年に渡り消臭・脱ホルムアルデヒド・防虫・防ダニ効果を発揮させる。 実施例5青森ヒバの樹皮を0.1mm以下80%以上に微粉砕し、壁材又はクロス材に1m2当たり10gを付着又は混合し、永年に渡り消臭・防カビ・防虫効果を付与させる。 実施例6スギ樹皮を15mm以下60%以上に粉砕したもの100部に青森ヒバ油を3.5部混合したものを床下に送風器で吹き込み、永年に渡り白アリ防除及びムカデ・ヤスデ等不快害虫の防除並びに木材防除に効果を発揮させる。 実施例7ヒノキ樹皮を10mm以下70%以上に粉砕したもの15部を発泡ウレタン100部と共に用いて床断熱・防音材に用いる。 実施例8青森ヒバのファイバー5部とセルロースファイバー100部と共に用いて、外壁断熱・消音材として圧空で外壁と内側の空間に吹き込む。 対照−1(従来技術) 竹炭を0.5mm以下65%以上に粉砕し、クロスに1m2当たり5gを乳化型合成接着剤で付着させ、60℃熱風で2時間乾燥し、竹炭吸着シートを製造する。 対照−2(従来工法) 合成防蟻剤クロルデン10部に微粉砕クレイ90部及び結合剤としてCMC(カルボキシルメチルセルロース)5部を加え、水を添加して造粒し、60℃熱風乾燥して、常法通りの防蟻粒剤を得る。 [発明の効果]本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。 [防蟻効果]
〔測定条件〕滋賀県内の建築20年経過した木造住宅内で、実施例1・2・3及び対照−2を実施して処理1ヶ月後・3年後及び5年後に木材部375cm2(15×25cm)にナイロン布で高さ5cmで覆った中に、ヤマトシロアリ20匹を放ち、1週間後のヤマトシロアリの死虫数を測定し、次式により防蟻率を求める。
〔考察〕本発明によるものは、シロアリ防蟻剤として、優れた実用効果を示すことが証明された。 [防カビ効果]
〔測定条件〕タテ5cmヨコ3.5cmのサンプルピースを製作し、常法に従い寒天培地に黄色コウジカビの胞子を塗布し、20℃で12日間培養し、変色した直径を測定し、次式により防カビ率を求める。
〔考察〕本発明によるものは実用的に優れた防カビ効果を示すことが証明された。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500266324 【氏名又は名称】株式会社大林環境技術研究所 【識別番号】000003355 【氏名又は名称】株式会社椿本チエイン
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| 【出願日】 |
平成12年12月25日(2000.12.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−193722(P2002−193722A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月10日(2002.7.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−404828(P2000−404828) |
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