| 【発明の名称】 |
殺虫剤の拡散方法及び殺虫剤の収容容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】真下 昌久
|
| 【要約】 |
【課題】厨房内の隅々まで殺虫剤を拡散する殺虫剤の拡散方法を得る。
【解決手段】殺虫剤を収容する収容容器10を冷蔵庫50の外壁に取り付けて冷蔵庫50の吸気口54と収容容器10の出口12を連通させる。冷却ファン58が回転すると、収容容器10の入口11より導入された空気が殺虫剤の含浸された樹脂板13間を通過して殺虫剤を含む空気として出口12より放出され、この出口12に連通する吸気口54を介して冷蔵庫50内に導入される。冷蔵庫50内に導入された殺虫剤を含む空気は、冷蔵庫50内を循環した後排気口56より排出され、この排気と共に殺虫剤が厨房内に拡散される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空気の入口と出口を備えた収容容器内に、気化性殺虫剤を収容し、冷却風の吸気口と、前記吸気口より吸入された空気を機外に排出する排気口と、前記吸気口から排気口に向かう空気流を生じさせる冷却風の発生手段とを備えた冷蔵庫の前記吸気口に、前記収容容器の前記出口を当接配置し、前記収容容器内を通過して気化した前記殺虫剤を含む空気を前記導入口を介して前記冷蔵庫に導入すると共に、該殺虫剤を含む空気を前記冷蔵庫の排気口より放出することを特徴とする殺虫剤の拡散方法。 【請求項2】 空気の入口と出口を備えた収容容器内に、気化性殺虫剤を収容し、冷却風の吸気口と、前記吸気口より吸入された空気を機外に排出する排気口と、前記吸気口から排気口に向かう空気流を生じさせる冷却風の発生手段とを備えた冷蔵庫の前記排気口に、前記収容容器の前記入口を当接配置し、前記冷蔵庫より排出された空気を前記収容容器内を通過させて、気化した前記殺虫剤を含む排出空気を前記収容容器の出口より放出することを特徴とする殺虫剤の拡散方法。 【請求項3】 殺虫剤が収容される内部空間と、前記内部空間に連通する空気の入口及び出口を備えて成り、冷却風の吸気口と、前記吸気口より吸入された空気を機外に排出する排気口と、前記吸気口から排気口に向かう空気流を生じさせる冷却風の発生手段とを備えた冷蔵庫に、前記出口を前記冷蔵庫の前記吸気口に当接して取り付け可能に構成されて成ることを特徴とする殺虫剤の収容容器。 【請求項4】 殺虫剤が収容される内部空間と、前記内部空間に連通する空気の入口及び出口を備えて成り、冷却風の吸気口と、前記吸気口より吸入された空気を機外に排出する排気口と、前記吸気口から排気口に向かう空気流を生じさせる冷却風の発生手段とを備えた冷蔵庫に、前記入口を前記冷蔵庫の前記排気口に当接して取り付け可能に構成されて成ることを特徴とする殺虫剤の収容容器。 【請求項5】 前記冷蔵庫との接触位置に磁石を取り付けたことを特徴とする請求項3又は4記載の殺虫剤の収容容器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、殺虫剤や害虫忌避剤(本明細書において、これらを総称して「殺虫剤」という。)の拡散方法及びこの拡散方法において拡散される殺虫剤を収容する殺虫剤の収容容器に関し、より詳細にはゴキブリ等の害虫を駆除する殺虫剤を厨房等において拡散する方法、及び前記方法において拡散される殺虫剤を収容する収容容器に関する。 【0002】 【従来の技術】厨房は、水、餌が豊富にあると共に、厨房設備より発せられる熱により年間を通して適度な温度があることからゴキブリ等の害虫の繁殖し易い環境となっている。 【0003】このように、厨房においてゴキブリ等の害虫が繁殖することを防止するために、従来より厨房内にゴキブリ捕獲器を配置したり、または厨房内に殺虫剤を散布する等してゴキブリ等の駆除が行われている。 【0004】このような殺虫剤の散布において、従来は缶内に圧縮ガスと共に殺虫剤を充填したエアゾール等を使用して液体殺虫剤を圧縮ガスと共に噴霧したり、また、室内全体に渡って殺虫剤を拡散させる場合には、例えば薫蒸剤により殺虫成分を含む煙を発生させて厨房内にこの煙を充満させ、または、ヒータにより殺虫剤を加熱して蒸発させると共に、この蒸発した殺虫剤を必要に応じてファンモータ等で生じた気流に乗せて拡散する方法等がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述のような殺虫剤の散布ないしは拡散の方法において、エアゾールによる場合、比較的簡単な操作により殺虫剤を噴霧することができるが、このような殺虫剤の噴霧を可能とするためには、比較的複雑な構造を有するスプレー缶に殺虫剤と圧縮ガスとが封入される必要がある。そのため、このような複雑な構造のスプレー缶に、複雑な工程を経て封入されて提供される殺虫剤は高価なものとなっている。 【0006】しかも、このスプレー缶は、充填された圧縮ガス又は殺虫剤のいずれかが完全に消費されると殺虫剤の噴霧を行うことができず、再利用されることなくゴミとして廃棄されており不経済であるという欠点を有する。 【0007】また、エアゾールによる殺虫剤の散布は、目に見えるゴキブリに対して直接行われるか、又はゴキブリの通路と成り得る場所に殺虫剤を噴霧する等して行われており、通常室内全体に殺虫剤を拡散することを目的とするものではない。そのため、物陰に潜むゴキブリや、殺虫剤を散布した場所を通ることなく生活しているゴキブリに対しては効果を発揮し得ない場合がある。 【0008】一方、薫蒸により殺虫成分を含む煙を厨房内に充満させる場合、殺虫剤は厨房内の隅々にまで行き渡り物陰に隠れているゴキブリ等に対しても有効に作用する。しかし、一旦薫蒸を開始すると、これを容易に中断ないしは中止することができず、また、殺虫剤の成分がゴキブリに作用するまでの比較的長時間、厨房内への立ち入りができない等の制約を受けるため、これを気軽に行うことができない。 【0009】これに対して、液体殺虫剤をヒータ等により加熱して蒸発させて拡散し、必要に応じてファンモータ等により発生した気流によりこの蒸発した殺虫剤を拡散する場合には、厨房内の隅々にまで殺虫剤を拡散することができると共に、スイッチのON,OFF等の操作、及びこのような装置に設けられたタイマ等を利用した比較的簡単な操作により殺虫剤の拡散を開始し、又は停止することができるため、殺虫剤の拡散を比較的容易に行える。従って、好ましくは害虫等の活動が活発となり、厨房に人のいない、例えば夜間等、営業時間外などを利用して殺虫剤を拡散し、害虫の駆除を気軽に行うことができるという利点がある。 【0010】しかし、この方法により殺虫剤を拡散する場合には、前述のようなヒータやファンモータ等を備えた特別な装置が必要であり、この装置が比較的高価であることからこれを入手するための経済的な負担を伴う。 【0011】本発明の目的は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、高価な設備、機器等を使用することなく厨房内の隅々まで殺虫剤を拡散することができると共に、殺虫剤の拡散開始及び停止が極めて容易に行えると共に、拡散された殺虫剤を厨房内で循環させることのできる殺虫剤の拡散方法を提供することを目的とする。 【0012】また、本発明の別の目的は、比較的簡単な構成であり、かつ、繰り返し使用することができる殺虫剤の収容容器を提供することにより、この収容容器を使用して容易に前述の殺虫剤の拡散を可能とすることを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の殺虫剤の拡散方法は、空気の入口11と出口12を備えた収容容器10内に、気化性殺虫剤を収容し、冷却風の吸気口54と、前記吸気口54より吸入された空気を機外に排出する排気口56と、前記吸気口54から排気口56に向かう空気流を生じさせる冷却ファン58等の冷却風の発生手段とを備えた冷蔵庫50の前記吸気口54に、前記収容容器10の前記出口12を当接配置し、前記収容容器10内を通過して気化した前記殺虫剤を含む空気を前記吸気口54を介して冷蔵庫50に導入すると共に、該殺虫剤を含む空気を前記冷蔵庫50の排気口56より放出して、殺虫剤を拡散する(請求項1)。 【0014】なお、前記殺虫剤の収容容器10は、その入口11を冷蔵庫50の排気口56に当接して配置しても良く、この場合には前記冷蔵庫50より排出された空気を前記収容容器10内を通過させることにより、気化した殺虫剤を含む排出空気を前記収容容器10の出口12より放出することができる(請求項2)。 【0015】また、本発明の殺虫剤の収容容器10は、殺虫剤が収容される内部空間15と、前記内部空間15に連通する空気の入口11及び出口12を備えて成り、冷却風の吸気口54と、前記吸気口54より吸入された空気を機外に排出する排気口56と、前記吸気口54から排気口56に向かう空気流を生じさせる冷却ファン58等の冷却風の発生手段とを備えた冷蔵庫50に、前記出口12を前記冷蔵庫50の吸気口54に当接して取り付け可能に構成されて成ることを特徴とする(請求項3)。 【0016】なお、前記殺虫剤の収容容器10は、その入口11を前記冷蔵庫50の排気口56に当接させて前記冷蔵庫50の外壁に取り付け可能に構成しても良い(請求項4)。 【0017】この収容容器10を前記冷蔵庫50に取り付け可能とするために、収容容器10には前記冷蔵庫50との当接位置に磁石17を取り付けることもできる(請求項5)。 【0018】 【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら以下説明する。 【0019】本発明の殺虫剤の拡散方法は、厨房に備えられた業務用の冷蔵庫または冷凍庫、および冷凍、冷蔵の双方の機能を備えた冷凍・冷蔵庫等の業務用冷凍・冷蔵設備(本明細書において、これらを総称して「冷蔵庫」という)が、冷却媒体のコンプレッサ52や、モータ53等のコンプレッサ52の駆動手段等からなる冷蔵庫の冷却装置を、例えばケーシング内に収納し、このケーシング内にコンプレッサやモータを駆動した際に生ずる熱を冷却する冷却風を取り入れるための吸気口54と、この吸気口54を介して導入され、熱交換された空気を機外に放出するための排気口56を備えると共に、吸気口54を介して外気を導入し、排気口56を介して熱交換後の空気を機外に排出する空気流を生じさせるための冷却ファン58等の冷却風の発生手段を備える点に着目してなされたものであり、この冷却ファン58等により常時発生する空気流を利用して殺虫剤をこの冷蔵庫が配備された室内、例えば厨房内に拡散することを目的としたものである。 【0020】そのため、本発明の殺虫剤の拡散方法にあっては、冷蔵庫50の冷却ファン58により発生した気流に乗せて殺虫剤を拡散するために、この気流中に殺虫剤を気化・混入するための、殺虫剤の収容容器10が使用されている。 【0021】なお、本明細書における冷却風の吸気口54及び排気口56は、コンプレッサ52やモータ53等から成る冷蔵庫の冷却装置を直接包囲するケーシングに設けたもののみならず、例えばケーシング等により前述のコンプレッサやモータ、冷却ファンを包囲して一体的に形成して冷却装置のユニットを形成し、この冷却装置のユニットを他の機器内に収納して成る場合には、この冷却手段のユニットを収納する他の機器の壁体に形成された空気の取入口又は排出口をも含み、その他冷却装置に対して冷却風を導入し、又は冷却風を排出し得るものであればその形成位置は限定されない。 【0022】図1において本発明の殺虫剤の収容容器10は箱型を成し、該箱型に形成された収容容器10内に空気を導入するための入口11と、入口11を介して収容容器10内に導入された空気を放出する出口12を備えている。この入口11及び出口12は、例えば収容容器の壁面に複数の開孔を穿設することにより形成する。 【0023】収容容器10を箱型に形成した図1に示す実施形態にあっては、この入口11及び出口12を、収容容器10の対向する壁面に形成しているが、この入口11及び出口12は、収容容器10の対向する壁面に形成する場合に限定されず、隣接する壁面に形成しても良く、入口11を介して収容容器10内に導入された空気が、収容容器10内の空間15を通過して出口12より放出される位置であればその形成位置は限定されない。 【0024】この収容容器10の内部空間15には気化性殺虫剤が収容され、この収容容器10内で気化された殺虫剤は、収容容器10内を通過する空気流に乗って出口12より放出される。 【0025】図1に示す実施形態にあっては、一例としてこの殺虫剤として樹脂板13等に均一にジクロロボス(DDVP)を含浸させて成る殺虫剤を用い、入口11と出口12間に位置してこの殺虫剤の含浸された樹脂板13を所定間隔を介して収容容器10内に並べて吊り下げることにより、この樹脂板13間を通過する空気流中に気化された殺虫剤を混入することができるよう構成されている。 【0026】なお、この殺虫剤は、前述の実施形態にあっては樹脂板13に含浸されたものを使用し、この殺虫剤が含浸された樹脂板13を複数収容容器10内に吊り下げることにより収容されているが、殺虫剤を収容容器10内で気化し、収容容器10の内部空間15を通過する空気流中に溶け込ませることができるものであれば、殺虫剤を如何なる状態で収容容器10内に収容しても良く、例えば溶剤に溶解した殺虫剤を不織布等に含浸させて収容容器10内に配置する等して収容しても良い。 【0027】なお、図1に示す実施形態にあっては、殺虫剤の含浸された樹脂板13を複数枚収容容器10の幅方向に所定間隔を介して吊り下げる例を示しているが、収容容器10内に吊り下げられる樹脂板13は、一枚又は二枚等のより少ない数であってもよい。 【0028】もっとも、図1に示すように複数の樹脂板13を収容する場合には、樹脂板13が全体として広い表面積を有し、殺虫剤の気化が行われやすく殺虫剤の拡散完了までの時間を短縮することができる。 【0029】この収容容器10には、好ましくは前述の入口11または出口12の形成された壁面の少なくとも一方に磁石17や粘着テープ等から成る取付手段を設けることができ、本実施形態にあっては、出口12の形成された側面内壁に磁石17を配置してこの収容容器10を冷蔵庫50の外壁に磁力による吸引により取り付け可能に構成している(図2参照)。 【0030】なお、この収容容器10を床面に配置した状態において収容容器10の出口12と、冷蔵庫50の吸気口54とが同一高さに位置する場合には、磁石17や粘着テープなどの取付手段は必ずしも必要ではなく、単に収容容器10の出口12を冷蔵庫50の吸気口54に当接させて床上に設置するだけでも良い。 【0031】また、収容容器10を台等に載置して出口12の位置を冷蔵庫50の吸気口54と同一高さに位置合わせする場合には、同様に磁石17や粘着テープ等から成る取付手段は必ずしも設ける必要はない。 【0032】また、収容容器10には、収容容器10内に殺虫剤を収容し、又は交換等するために収容容器10内の空間15を開放する扉18や蓋等が設けられており、本実施形態にあっては入口11の形成された収容容器10の側壁全体を扉18と成し、入口11の形成面全体を開放可能に構成している。 【0033】以上のように構成された収容容器10は、冷蔵庫50に設けられた吸気口54又は排気口56に位置して冷蔵庫50に取り付けられて、殺虫剤の拡散が行われる。 【0034】図2に示す実施形態にあっては、一例として冷蔵庫50の吸気口54にこの収容容器10を取り付けている。 【0035】冷蔵庫50の外壁に取り付ける前に、先ず収容容器10に設けられた扉18を開放して収容容器10内に殺虫剤の含浸された樹脂板13を吊り下げる等して、収容容器10内に殺虫剤を収容する。 【0036】その後、開放していた扉18を閉じ、収容容器10に形成された出口12をコンプレッサ52やモータ53等を含む冷却手段の収納された室に位置して冷蔵庫50の外壁に形成された吸気口54に位置合わせして収容容器10を冷蔵庫50の外壁に接触させると、磁石17の有する磁力により、収容容器10は冷蔵庫50の壁面に付着され、この位置に固着される。 【0037】冷蔵庫50内に設けられた冷却ファン58の回転により、吸気口54を介して冷蔵庫50内に空気の吸入が行われると、この吸入口54に当接配置された収容容器10の出口12より収容容器10内の空気が吸引されて、収容容器10の内部空間15は負圧となる。そのため、この収容容器10の入口11からは外気が導入されて、収容容器10の入口11から出口12に向かって収容容器10の内部空間15を通過する気流が発生する。 【0038】このようにして、冷蔵庫50の冷却ファン58により生じた気流は、樹脂板13間を通過する際に樹脂板13から蒸発した殺虫剤と混合される。そして、この気化した殺虫剤を含む空気が吸気口54を介して冷蔵庫50内に導入される。 【0039】このようにして冷蔵庫50内に導入された殺虫剤を含む空気は、冷蔵庫50内の所定の流路を通過してコンプレッサ52やモータ53等を冷却した後、冷蔵庫50の排気口56を介して冷蔵庫50外に排出される。 【0040】冷蔵庫50外に排出される空気は、気化した殺虫剤を含むと共に、冷却ファン58の作用により排気口56より勢い良く放出される。従って、排出空気中に含まれる殺虫剤は、この排出空気の気流に乗って厨房内を循環して、厨房内全体に拡散される。 【0041】このように、本発明の殺虫剤の拡散方法にあっては、冷蔵庫50の冷却ファン58を利用し、この冷却ファン58により生じた気流に乗せて殺虫剤を厨房内に放出しているので、単に殺虫剤を厨房内で蒸発させる場合に比較して、蒸発した殺虫剤が厨房内の隅々迄早期に行き渡り、比較的短時間で好適な殺虫効果を発揮する。 【0042】なお、以上において説明した実施形態にあっては、冷蔵庫50の吸気口54に本発明の収容容器10を取り付けた例を示したが、この収容容器10は冷蔵庫50の排出口56に取り付けて使用していも良い。 【0043】この場合、前述の実施形態において収容容器10の入口11として説明した開口が収容容器10の出口となり、出口12として説明した開口が入口と成る。 【0044】このように、冷蔵庫50の排気口56に収容容器10を取り付ける場合には、冷蔵庫50内で熱交換されて加熱された空気が収容容器10内に導入されることから、樹脂板13に含浸された殺虫剤がより気化し易くなるという利点を有し、例えば冬季等において周辺温度が低下して殺虫剤の気化が行われ難い場合等に有効である。 【0045】これにより、好ましくは、厨房に人のいない、例えば夜間等、営業時間外などを利用して殺虫剤を拡散し、害虫の駆除を気軽に行うこともできる。 【0046】なお、冷蔵庫50内のコンプレッサ52、及びこのコンプレッサを駆動するモータ53などの駆動手段の近傍は、このコンプレッサ52やモータ53から発生する熱により常時加熱されてゴキブリ繁殖に適した温度となっており、該位置にゴキブリが集中し易いことから、前述のように収容容器10を冷蔵庫50の吸気口54に位置して配置する場合には、特にこの位置に集まるゴキブリを集中的に駆除することができるという利点もある。 【0047】以上のようにして、冷蔵庫50に取り付けられた収容容器10は、これを取り外すことにより容易に殺虫剤の拡散を停止することができ、また、取り外された収容容器10は、これを再度冷蔵庫50の外壁に取り付けることにより殺虫剤の拡散を再開することができ、殺虫剤の拡散開始、停止を極めて容易に行うことができると共に、扉18を開放して収容容器10内に配置された樹脂板13を殺虫剤の含浸された新しい樹脂板13に交換することにより容易に殺虫剤の補充を行うことができ、この殺虫剤の補充により半永久的に殺虫剤の拡散を繰り返して行うことができ、極めて経済的である。 【0048】なお、図1及び図2に示す実施形態にあっては、本発明の収容容器を箱型のものとして説明したが、冷蔵庫50の外壁に取り付け可能な形状であれば、その形状は箱型のものに限定されず各種の形状に形成することができる。 【0049】 【発明の効果】以上説明した本発明の構成により、本発明の殺虫剤の拡散方法にあっては、比較的簡単な構成の収容容器を冷蔵庫の外壁に取り付けるという極めて簡単な操作により、殺虫剤を厨房内の隅々まで拡散することができ、また、殺虫剤の拡散開始及び停止が極めて容易に行えると共に、拡散された殺虫剤を厨房内で循環させることのできる殺虫剤の拡散方法を提供することができた。 【0050】また、上記方法において使用される殺虫剤の収容容器は、構成が簡単であり安価に製造できると共に、殺虫剤の入れ替えにより半永久的に繰り返し使用することができ経済的である。 【0051】この収容容器を冷蔵庫の壁面に取り付けるための取付手段として磁石を使用する場合には、冷蔵庫の外壁に対する取り付け、取り外しが容易であり、また、何度でも着脱を行うことができ便利であると共に、この着脱に伴って殺虫剤の拡散を容易に開始し、又は停止することができ便利である。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591124396 【氏名又は名称】株式会社マシモ
|
| 【出願日】 |
平成12年11月13日(2000.11.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081695 【弁理士】 【氏名又は名称】小倉 正明
|
| 【公開番号】 |
特開2002−145702(P2002−145702A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月22日(2002.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−345243(P2000−345243) |
|