| 【発明の名称】 |
希釈用可溶化組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮澤 喜和子
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】油溶性機能物質を親水性媒体中に溶解もしくは微分散させる組成物構成において、少なくともその組成物が水、ヒマシ油、水及びヒマシ油に十分に相溶しうるアルコール類の少なくとも1種とオキシエチレン単位が10から35の範囲にあるポリオキシエチレンヒマシ油もしくは硬化ヒマシ油から成ることを特徴とする希釈用可溶化組成物。 【0001】
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【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】本発明は、油溶性機能物質を水中に可溶化若しくは乳化微分散させるための濃厚な液状可溶化組成物の構成に関し、特に農業用散布剤やサニタリー用散布剤に好適に利用される希釈用可溶化組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】農業用散布剤やサニタリー用散布剤に使用される抗菌もしくは殺菌性機能物質、或いは植物や居住内の害虫駆除若しくは忌避性機能物質はその多くが油溶性であるため水を溶剤若しくは分散剤とする場合、溶解若しくは分散が不十分である為その効果が十分発揮されていないか、高濃度の薬剤を必要として周囲の環境を害したり使用者の健康を損なっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を解決するために成されたものでありその課題は以下に示すものである。■水によって希釈可能な農業用散布剤やサニタリー用散布剤で含有する油溶性機能性物質を有効に使用しうる希釈用可溶化組成物を提供する。■水によって希釈可能な農業用散布剤やサニタリー用散布剤が周囲の環境や使用者に出来るだけ害を及ぼさない希釈用可溶化組成物を提供する。 【0004】 【課題を解決するため手段】本発明は前記の油溶性機能物質をヒマシ油に溶解若しくは相溶せしめ、これをヒマシ油若しくは硬化ヒマシ油をその構造の一部とするポリオキシエチレン系非イオン性界面活性剤を可溶化剤として、水及びヒマシ油と水に相溶しうるアルコール類の少なくとも1種に溶解させる事により得られる。 【0005】本発明における油溶性機能物質とは、農業用散布剤若しくはサニタリー散布剤に好適に使用されヒマシ油に溶解する全ての合成及び天然化合物及び含有物を指し、例えば合成抗菌剤としてトリクロサン、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン、クロルキシレノール等、天然抗菌剤としてはヒノキチオールや此を含むヒバやヒノキの精油、孟宗竹抽出物であるキノン化合物、ワサビやカラシ精油に含まれるグリコシノレート配糖体、ローズマリー、セイジなどシソ科植物の精油、ハトムギ有機溶媒抽出物、蜂の巣から得られるプロポリス等が挙げられ、殺虫剤の例としては、3−メチル−1,5−ビス(2,4−キシリル)−トリアザペンタン−1,4−ジエン、ジエチル−(2,4−ジクロロフェニル)−チオフォスフェイト、2−イソプロピルフェニル−N−メチルカルバメイト、2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニル)ビニルジメチル・フォスフェート等を挙げる事が出来、又公知の植物抽出殺虫若しくは忌避剤も使用できる。 【0006】本発明のヒマシ油はヒマの種子から得られる淡黄色ないし黄褐色の粘調不揮発油でリシノレイン酸を約90%含む天然油脂であり、特に純度などは問題としない。 【0007】本発明の可溶化剤であるポリオキシエチレンヒマシ油若しくは硬化ヒマシ油は毒性が極めて低い非イオン性界面活性剤でありオキシエチレンの数が特に10ないし35個を有すものが好ましい。又この範囲内で1種以上ものを混合して使用することは更に好ましい。 【0008】本発明のヒマシ油及び水と相溶しうるアルコール類は、一価、二価及び三価のアルコールが使用でき例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレングリコール、グリセリンなどを挙げられるが一価のアルコールが好ましい。 【0009】本発明に於ける水は、通常使用出来て濁りや多量のイオンを含まない水で有れば特に制約されない。但し消毒薬である次亜塩素化合物が多量にある水は好ましくない。 【0010】本発明に於ける水、ヒマシ油及びアルコール類比は、使用する可溶化剤のオキシエチレン単位数及び量により変化するが、おおよそ水1に対してアルコール類0.5容量部から4容量部の範囲、水及びアルコール類1に対してヒマシ油0.1容量部から0.75容量部が好ましく、油溶性機能物質はヒマシ油に溶解若しくは相溶すれば特に限定はされない。 【0011】本発明によって提供される希釈用可溶化組成物は極め安定であり、又水に希釈する場合容易に良好な微粒子の乳化物を作ることが出来る。 【0012】本発明の製造の例を以下に示すが、本発明がこの事例によって何ら制約される事はない。 【製造例】ヒマシ油の200mlを適当な容器に入れ撹拌しながらポリオキシエチレンヒマシ油(オキシエチレン数20)の400gを溶解させた。更に任意量の油溶性機能物質を溶解させた後、エチルアルコール200ml、水200mlを加えて黄色透明な溶液を製造する。 【0013】以下に本発明の実施例を記載するが、これ等は本発明の特許請求の範囲を何ら制約するものではない。 【0014】 【実施例1】ヒマシ油(本発明)大豆油(比較例)ヤシ油(比較例)をそれぞれ200ml3個の容器に用意し撹拌しながらポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(オキシエチレン数20)400gをそれぞれに加えた。撹拌を続けて更にエチルアルコール200ml、水200mlを加えて3種の可溶化物を作った。本発明のヒマシ油系に比較して大豆油系、及びヤシ油系は不透明であり、水で500倍に希釈した時本発明品は青色透明で有るのに対し、比較品は何れも白濁し好ましい可溶化物とは言えなかった。 【0015】 【実施例2】ヒマシ油200mlを3個作り別々に撹拌しながらポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のオキシエチレン数の異なる3種(5、25、60個)を300gをそれぞれに加えた。更にメチルアルコール300ml水200mlを加えて3種類の可溶化物を作り比較した所オキシエチレン数25個は透明であるのに対して5及び60個の物は可溶化しなかった。 【0016】 【実施例3】ヒマシ油80mlに撹拌しながらポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(オキシエチレン数15個)50g、同種(オキシエチレン数40個)50g、更にミント油120mlを混合した。更にエチルアルコール400ml、グリセリン100ml、水200mlを加えてミント油の可溶化物を作った。更にこの可溶化物1容量に水100を加えた所、分散性に優れたサニタリー散布液が製造出来た。 【0017】 【実施例4】ヒマシ油150mlに撹拌しながらポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(オキシエチレン数30個)400g、ヒノキ葉油25ml、ヒバ油25ml、ヒノキチオール5gを加え良く混合した後エチルアルコール200ml、水200mlを加え黄色透明溶液を作った。この溶液を1000倍に希釈したところ淡青色の安定微細乳化物を作る事が出来た。 【0018】 【発明の効果】本発明は油溶性機能物質を含む農業用散布剤やサニタリー散布剤を製造するに好ましい希釈用可溶化組成物を提供するものであり、本発明によって従来の量より少量の散布により十分に機能を発揮しうる水系散布剤を安価に提供出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500479773 【氏名又は名称】宮澤 喜和子
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| 【出願日】 |
平成12年9月8日(2000.9.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−87903(P2002−87903A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月27日(2002.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−315923(P2000−315923) |
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