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【発明の名称】 ゴキブリ用殺虫餌剤の製法
【発明者】 【氏名】久田 敦夫

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】原材料を玄米精白副生成物である糠を主成分とする固形母材(1),澱粉系の固形化剤(2),甘味を有する甘味添加剤(3),蜂蜜からなる甘味液(4),殺虫剤としてのホウ酸:B(OH)3を含有する薬剤(5),そしてこれらを混練するために用いる固形化液剤(6)としての清酒から構成し,該固形母材,固形化剤,甘味添加剤,甘味液及び薬剤から成る総重量に対する混合率は,該固形化剤に対して約10%,該甘味添加剤に対して数%,該甘味液に対して約20%,そしてホウ酸が約10%以上になるような該薬剤の混合率とし,該固形母材,固形化剤,そして甘味添加剤を混合し,混合原材料とし,該甘味液及び薬剤を適量の該固形化液剤に溶解し,混合原材料溶液とし,該混合原材料と混合原材料溶液とを混合し,更に該固形化液剤を漸次添加し混合・混練しながら生成した混練生成物が,板形状に引き延ばせる程度の粘度を有するまで混練し,厚さ数mm程度の所定の板上面積を有する板状生成物を形成し,該板状生成物を乾燥させ,所定の大きさに切り取り,ゴキブリ用殺虫餌剤とする事を特徴とするゴキブリ用殺虫餌剤の製法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,食堂,病院,公共施設,スーパー,電車,バスの車内,或いは家庭内等で定着生息している害虫としてのゴキブリに対し芳香誘引効果を有し,有効な殺虫餌剤としての効力を持つ,ゴキブリ用殺虫餌剤の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴキブリ殺虫剤としては,噴霧型殺虫剤としての有機リン剤,或いはピレスリオド剤の煙霧等があった。
【0003】従来のゴキブリ殺虫剤としては,餌剤型の殺虫餌剤として数種の混合薬剤が用いられてきたが,あまり使用されていないのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の噴霧型殺虫剤は,ゴキブリに対し直接噴霧して殺傷するか,或いは密閉した部屋に噴霧充満させて用いるので,使用方法が簡便でなく,且つ噴霧型殺虫剤は高価である問題点を有していた。
【0005】従来の餌剤型の殺虫餌剤は,あまり芳香誘引効果が少なく,また有効な殺虫餌剤としての効力を持たない問題点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために,本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法は,原材料を安価で容易に入手でき,製法も簡単であり,そして生成した殺虫餌剤は,糠を主成分とする固形母材に,甘味添加剤及び蜂蜜からなる甘味液を浸透含有させ,ゴキブリに対して柔らかく好ましい餌剤としての効果を有し,酒匂による芳香誘引作用が有り,また殺虫性のあるホウ酸を用いる事を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法は,原材料を玄米精白副生成物である糠を主成分とする粒状の固形母材,小麦粉等の粉状の澱粉系の固形化剤,砂糖・蔗糖等の甘味を有する粒状の甘味添加剤,蜂蜜からなる甘味液,多種類の害虫に対する殺虫剤として用いられるホウ酸:B(OH)3を含有する薬剤,そしてこれらを混練するために用いる固形化液剤としての清酒から構成し,該固形母材,固形化剤,甘味添加剤,甘味液及び薬剤から成る総重量に対する混合率は,該固形化剤に対して約10%,該甘味添加剤に対して数%,該甘味液に対して約20%,そしてホウ酸が約10%以上になるような該薬剤の混合率とし,該固形母材,固形化剤,そして甘味添加剤を混合し,混合原材料とし,該甘味液及び薬剤を適量の該固形化液剤に溶解し,混合原材料溶液とし,該混合原材料と混合原材料溶液とを混合し,更に該固形化液剤を漸次添加し混合・混練しながら生成した混練生成物が,板形状に引き延ばせる程度の粘度を有するまで混練し,厚さ数mm程度の所定の板上面積を有する板状生成物を形成し,該板状生成物を天日等で乾燥させ,ハサミ・カッター等で所定の大きさに切り取り,ゴキブリ用殺虫餌剤とする事を特徴とする。
【0008】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法において,ホウ酸:B(OH)3を含有する薬剤として,粉末形状の化学用の純度:約99%の市販のホウ酸を用いる事も出来る。
【0009】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法において,殺虫剤として用いられるホウ酸:B(OH)3は,無色透明,光沢ある結晶であり,水には溶けぬくいが,アルコール類には良く溶け,殺菌作用を有し,静菌剤,防腐剤としても用いられ,人間に対しての致死量は大人:約20g,幼児:約5gとされており,殺虫作用を有する。
【0010】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法で生成するゴキブリ用殺虫餌剤は,清酒の匂いを発散し芳香誘引作用を有し,ゴキブリを誘引する。
【0011】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法で生成するゴキブリ用殺虫餌剤は,保管方法として,直射日光を避け,冷所,乾燥した場所で密封し,食物と間違えないように箱等に内容物を表記して保管する必要がある。
【0012】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法で生成するゴキブリ用殺虫餌剤は,食堂,病院,公共施設,スーパー,電車,バスの車内,或いは家庭内等,多数のゴキブリの生息域に置き,数週間でゴキブリを壊滅する作用を有する。
【0013】本発明ゴキブリ用殺虫餌剤の製法で生成するゴキブリ用殺虫餌剤の置き場所の環境条件としては,水がかからない乾燥領域,床の掃除等で紛失しない場所,そして人々が容易に触らない場所が望ましい。
【0014】本発明ゴキブリ用殺虫餌剤の製法で生成するゴキブリ用殺虫餌剤の特徴としては下記の事項がある。
1.ゴキブリが餌食して殺傷できる殺虫性,2.カビ等で変質しない,3.数週間以上の持続性,4.酒匂による芳香誘引作用,5.少量で殺虫餌剤としての効力を有する,6.糠を主成分とする固形母材に,甘味添加剤及び蜂蜜からなる甘味液を浸透含有しているので,ゴキブリに対して柔らかく好ましい餌剤としての作用を有する,7.ゴキブリ以外の害虫にも殺虫餌剤としての効力を有する。
8,ただ置くだけでよく,使用が簡単で,原材料も容易に入手でき,製法も容易である。
【0015】
【実施例】この発明の実施例の図面において,図1はゴキブリ用殺虫餌剤の製法の工程概略図である。
【0016】この発明の実施例を以下説明すると,ゴキブリ用殺虫餌剤の製法は,図1に示すように,原材料を玄米精白副生成物である糠を主成分とする固形母材(1),小麦粉等の澱粉系の固形化剤(2),砂糖・蔗糖等の甘味を有する甘味添加剤(3),蜂蜜からなる甘味液(4),多種類の害虫に対する殺虫剤として用いられるホウ酸:B(OH)3を含有する薬剤(5),そしてこれらを混練するために用いる固形化液剤(6)としての清酒から構成し,該固形母材,固形化剤,甘味添加剤,甘味液及び薬剤から成る総重量に対する混合率は,該固形化剤に対して約10%,該甘味添加剤に対して数%,該甘味液に対して約20%,そしてホウ酸が約10%になるような該薬剤の混合率とする。
【0017】ホウ酸:B(OH)3を含有する薬剤として,健栄製薬株式会社製の商品名:ホウ酸を用いた。これは粉末剤で,その純度が,ホウ酸:99.5%を含有する。
【0018】本実施例においては,固形母材(1)としての糠,固形化剤(2)としての小麦粉,甘味添加剤(3)としての砂糖,甘味液(4)としての蜂蜜及び上記ホウ酸薬剤の総重量に対する混合率をそれぞれ,糠55%,小麦粉8%,砂糖4%,蜂蜜23%,及びホウ酸薬剤10%とした。
【0019】上記,固形母材(1),固形化剤(2),そして甘味添加剤(3)を混合し,混合原材料とする。
【0020】固形化液剤(6)の清酒として2級酒を用い,前記甘味液(4)としての蜂蜜及びホウ酸薬剤を適量の該固形化液剤に溶解し,混合原材料溶液とする。
【0021】前記,混合原材料と上記,混合原材料溶液とを混合し,更に固形化液剤(6)を漸次添加しながら混合・混練しながら生成した混練生成物が,板形状に引き延ばす事が出来る粘度を有するまで混練し,厚さ3mm程度の所定の板上面積を有する板状生成物を形成する。
【0022】上記,板状生成物を天日等で,摂氏数10度,数時間乾燥させ,ハサミ等で1cm2 程度の大きさに切り取り,場合によっては更に乾燥させ,ゴキブリ用殺虫餌剤とする。
【0023】上記生成した,ゴキブリ用殺虫餌剤は清酒の匂いを発散し芳香誘引作用を有し,ゴキブリを誘引する。
【0024】ゴキブリ用殺虫餌剤の保管方法は,直射日光を避け,冷所,乾燥した場所で密封し,食物と間違えないように箱等に内容物を表記して保管する。
【0025】本実施例で確保したゴキブリ用殺虫餌剤を,バスの車内等,多数のゴキブリの生息域に置き実験した。該ゴキブリ用殺虫餌剤にはゴキブリが齧った跡が残留しており,実際に食べたゴキブリは数分後に死亡するのが確認出来た。更に,数週間すると実験場所のゴキブリが壊滅しているのを確認できた。
【0026】本実施例で確保したゴキブリ用殺虫餌剤を,長時間使用してもカビが発生しない事が確認できた。なおゴキブリ用殺虫餌剤の製法開発実験段階で,固形化液剤(6)として水を使用するとカビが発生したので,水は使用してはならない。
【0027】
【発明の効果】本発明は,以上説明した様な形態で実施され,以下に記載される様な効果を有する。
【0028】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法は,原材料を安価で容易に入手でき,製法も簡単である効果を有する。
【0029】本発明のゴキブリ用殺虫餌剤の製法による生成ゴキブリ用殺虫餌剤は,糠を主成分とする固形母材に,甘味添加剤及び蜂蜜からなる甘味液を浸透含有させ,ゴキブリに対して柔らかく好ましい餌剤としての効果を有し,酒匂による芳香誘引効果が有り,また殺虫性のあるホウ酸を用いており,カビ等で変質せず持続性を有し,少量で殺虫餌剤としての効力を及ぼし,ただ置くだけでよく,使用が簡便で,且つゴキブリ以外の害虫にも殺虫餌剤としての効力を及ぼす効果を有する。
【出願人】 【識別番号】598138372
【氏名又は名称】久田 敦夫
【出願日】 平成12年8月28日(2000.8.28)
【代理人】 【識別番号】100074055
【弁理士】
【氏名又は名称】三原 靖雄
【公開番号】 特開2002−68912(P2002−68912A)
【公開日】 平成14年3月8日(2002.3.8)
【出願番号】 特願2000−257531(P2000−257531)