| 【発明の名称】 |
防ダニシート |
| 【発明者】 |
【氏名】波多腰 信
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| 【要約】 |
【課題】防除効果の高い防ダニシートを提供する。
【解決手段】2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−エトキシ−4−tert−ブチルフェニル)−2−オキサゾリンが有効成分としてシート基材に保持されてなり、シート基材が、クラフトパルプを原料とする紙、合成樹脂フィルム、合成繊維の織布、天然繊維の織布、合成繊維の不織布または天然繊維の不織布であることを特徴とする防ダニシート。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−エトキシ−4−tert−ブチルフェニル)−2−オキサゾリンが有効成分としてシート基材に保持されてなり、シート基材が、クラフトパルプを原料とする紙、合成樹脂フィルム、合成繊維の織布、天然繊維の織布、合成繊維の不織布または天然繊維の不織布であることを特徴とする防ダニシート。 【請求項2】2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−エトキシ−4−tert−ブチルフェニル)−2−オキサゾリンが、シート基材1m2当たり0.001〜10g保持されてなることを特徴とする請求項1記載の防ダニシート。 【請求項3】シート基材がクラフトパルプを原料とする紙である請求項1または2に記載の防ダニシート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は防ダニシート、即ち、ダニを防除するためのシートに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、種々の防ダニ剤が開発されてきたが、いまだに充分なダニ防除がなされていないのが現状であり、より優れた防ダニ剤の開発が望まれている。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者は、このような状況下で鋭意検討を行なった結果、特定のシ−ト基材に2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−エトキシ−4−tert−ブチルフェニル)−2−オキサゾリンが有効成分として保持されてなる防ダニシートが、優れた防ダニ効果を発揮することを見出し、本発明に至った。即ち本発明は、2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−エトキシ−4−tert−ブチルフェニル)−2−オキサゾリンが有効成分としてシート基材に保持されてなり、シート基材が、クラフトパルプを原料とする紙、合成樹脂フィルム、合成繊維の織布、天然繊維の織布、合成繊維の不織布または天然繊維の不織布である防ダニシート(以下、本発明防ダニシートと記す。)を提供する。 【0004】 【発明の実施の形態】2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−エトキシ−4−tert−ブチルフェニル)−2−オキサゾリン(以下、本化合物と記す。)は、特開平2−85268号公報に記載の化合物である。本発明防ダニシートの基材としてはクラフトパルプを原料とする紙、合成樹脂フィルム、合成繊維の織布、天然繊維の織布、合成繊維の不織布または天然繊維の不織布があげられ、クラフトパルプを原料とする紙としてはクラフト紙、ロール紙、模造紙等があげられ、合成樹脂としてはポリオレフィン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等があげられ、合成繊維としてはポリアミド系、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系合成繊維等があげられ、天然繊維としては羊毛、絹、綿、麻等があげられる。本化合物は、シート基材1m2当たり通常、0.001〜10g、好ましくは0.01〜1g保持される。 【0005】本発明防ダニシートは、通常、本化合物の溶液(例えば、アセトン等のケトン系溶媒、メタノール等のアルコール系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒などの有機溶媒に本化合物を溶解したもの)をシート基材に含浸させて製造される。また、シート基材となる合成樹脂に予め本化合物又は本化合物の溶液を練り込んでおき、その後該合成樹脂をフィルムに成形したり、あるいは、合成繊維または天然繊維に本化合物の溶液を含浸させ、その後、該合成繊維または天然繊維を、織布や不織布に加工することもできる。本発明防ダニシートは通常、0.01〜10mm程度の厚さを有する。 【0006】尚、本発明防ダニシートは、本化合物を有効成分とするものであるが、さらに、他の殺虫、殺ダニ活性成分(例えば、d−フェノトリン、エンペントリン等のピレスロイド化合物)、共力剤、防黴剤等をもシート基材に保持させたものであってもよい。 【0007】本発明防ダニシートは、特に、屋内に生息するダニ、例えば、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ等のヒョウヒダニ類、コウノホシカダニ、ケナガコナダニ、ムギコナダニ等のコナダニ類、ミナミツメダニ、クワガタツメダニ、フトツメダニ、ホソツメダニ、アシナガツメダニ等のツメダニ類、イエダニ、トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダニ等のイエダニ類、シラミダニ類、ヒゼンダニ類などを防除するのに有効であり、通常、畳や絨毯の下に敷いて用いられる。 【0008】 【実施例】以下、本発明を実施例にてより詳細に説明する。まず、本発明防ダニシートの製造例を示す。 【0009】製造例112cm×12cmのクラフト紙(商品名 両更クラフト:大昭和製紙株式会社製)に、本化合物を適量のアセトンに溶解した溶液を均一に含浸させ、風乾して、本化合物を0.25g/m2保持させることにより、本発明防ダニシートを得た。 【0010】製造例25cm×5cmの羊毛織布に、本化合物を適量のアセトンに溶解した溶液を均一に含浸させ、風乾して、本化合物を0.84g/m2保持させることにより、本発明の防ダニシートを得る。 【0011】次に、本発明防ダニシートの効力試験例を示す。 試験例1製造例1で得たシート(本発明シート1)をベニヤ板(15cm×15cm)中央部に貼り付けた。3cm×3cmに切ったカーペット上に、コナヒョウヒダニ約200頭を含む動物用粉末飼料0.1gを広げ、該カーペットを本発明シート1上に載せた。該ベニヤ板を容積約2.6リットルのプラスチックケース内に入れ、湿度調節用に飽和硝酸アンモニウム水溶液を入れたカップを上記プラスチックケースの底部に置き、蓋をした。6週間後にカーペットを取り出し、カーペット表面に粘着シートを貼り、60℃に加熱したホットプレート上に該カーペットを置いて上部に逃げようとしたダニを粘着シートで捕集し、顕微鏡で粘着シート上のダニを観察し、数えることにより生ダニ数を求めた。比較区として、クラフト紙に代えてろ紙(商品名 定性濾紙:アドバンテック東洋株式会社製)を用いたシ−ト(比較シ−ト1)を使用する以外は全て同様に試験を行った。無処理区として、本化合物を含浸させていないクラフト紙を使用する以外は全て同様に試験を行った。下記の式によって生存率を計算した。結果を表1に示す。 生存率(%)=(薬剤処理区の生ダニ数/無処理区の生ダニ数)×100【0012】 【表1】
【0013】 【発明の効果】本発明防ダニシ−トは優れた防ダニ効果を発揮する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000234890 【氏名又は名称】八洲化学工業株式会社 【識別番号】000002093 【氏名又は名称】住友化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月10日(2000.7.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093285 【弁理士】 【氏名又は名称】久保山 隆 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−20208(P2002−20208A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月23日(2002.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−207958(P2000−207958) |
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