| 【発明の名称】 |
防草シート |
| 【発明者】 |
【氏名】八城 守
【氏名】成松 貴
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| 【要約】 |
【課題】防草性能に優れ、かつ機械的強度に優れた防草シートを提供する。
【解決手段】防草シート1は、貫通穴3aを設けた樹脂シート3と不織布シート2を連続気泡樹脂シート4を介して接着してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所望の分布密度で分布した貫通穴を有する樹脂シートと不織布シートを積層してなることを特徴とする防草シート。 【請求項2】 前記樹脂シートと前記不織布シートを連続気泡樹脂シートを介して接着してなることを特徴とする請求項1記載の防草シート。 【請求項3】 所望の分布密度で分布した貫通穴を有する樹脂シートに連続気泡樹脂シートを接着してなることを特徴とする防草シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、防草シートに関し、詳しくは雑草などの発芽、成長を抑えるのに優れた防草シートに関するものである。 【0002】従来から、都市や建造物などの周囲の美観を維持するために、各種の除草手段が講じられてきた。例えば、カッターなどで雑草を切除する方法、あるいは除草剤を用いて枯らしてしまう方法などがある。しかしながら、カッターを用いる方法は、切除作業に人件費を要し、また、除草剤を用いる方法は周囲の環境へ悪影響を及ぼすという問題があった。 【0003】そこで、高い防草効果を有する防草シートが開発されてきた。防草シートには、遮光性を有して雑草の発芽を抑える機能、耐貫通性を有して残存している芽が地表に出てくるのを阻止する機能、さらに、透水・通気性を有して土壌環境を保持し、かつ、シート上に水溜まりが生じて歩行を妨げることのない機能が求められている。 【0004】従来の防草シートには、例えば、以下のようなものがある。即ち、1)圧接接着により得られた合成繊維長繊維不織布からなり、高い貫通抵抗により耐貫通性を有するもの(特公平4−52727号公報参照)。 2)ニードルパンチ処理による三次元交絡構造を有する長繊維不織布の片面に微多孔構造を設けて透水性を有するようにした樹脂層を積層したものからなり、優れた耐磨耗性を有するもの(特開平9−248070号公報参照)。 3)不織布、織物などからなる補強用シートの少なくとも一方の面に合成樹脂製の遮光性フィルムがラミネートされた積層シートからなり、遮光性を有するものであって、必要に応じて多数の貫通する排水穴を設けたもの(特開平9−99980号公報参照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の防草シートには以下のような問題があった。即ち、1)第1の防草シートでは、繊維のみで構成されているため、空隙率を適切に設定することにより透水性と遮光性をもたせようとするが、透水性を持たせようとすると、遮光性が低下し、透水性と遮光性とを両立させることが困難である。そこで、透水性を持たせようとする場合には、遮光性が低下するので、例えば上側に砂利を厚く敷くなどして遮光性を確保する必要がある。また、歩行や車両走行などの踏み付けに対する機械的強度も弱い。 2)第2の防草シートでは、長繊維不織布に積層する樹脂層は微多孔構造であるので、十分な機械的強度が得られない。 3)第3の防草シートでは、全体を貫通する排水穴を有するため、耐貫通性が弱く、この穴より雑草が出てくる。 【0006】本発明は、上述した問題に鑑みなされたもので、防草性能に優れ、かつ機械的強度に優れた防草シートを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を満足すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、所望の分布密度で分布した貫通穴を有する樹脂シートと不織布シートを積層してなることを特徴とする防草シートである。 【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記樹脂シートと前記不織布シートを連続気泡樹脂シートを介して接着してなることを特徴とする防草シートである。 【0009】さらに、請求項3記載の発明は、所望の分布密度で分布した貫通穴を有する樹脂シートに連続気泡樹脂シートを接着してなることを特徴とする防草シートである。 【0010】請求項1記載の発明によれば、貫通穴を有する樹脂シートで機械的強度を確保し、貫通穴のない不織布シートで耐貫通性を確保することができる。また、樹脂シートに設ける貫通穴の大きさと分布密度を適切に設定し、不織布シートと積層することにより、透水性と遮光性とを両立させることができる。 【0011】また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、樹脂シートと不織布シートが連続気泡樹脂シートを介して接着し、一体化しているために、施工性が向上する。なお、連続気泡樹脂シートは気泡がつながっており、透水性を有するので、本発明の防草シートは請求項1記載の防草シートに比較して、透水性が損なわれることはない。 【0012】さらに、請求項3記載の発明は、貫通穴を有する樹脂シートに連続気泡樹脂シートを接着させたもので、貫通穴のない不織布シートを積層していないので、請求項1、2記載の発明に比較して、耐貫通性では及ばないが、遮光率、機械的強度、透水性は十分使用に耐え、かつ安価な防草シートを得ることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる防草シートの実施の形態を実施例により詳細に説明する。 実施例1図1に示すように、ポリエステルからなる不織布2(密度:239g/m2 )と、径2.5mmの貫通穴3aを縦横10mmピッチで設けた塩化ビニル樹脂からなる樹脂シート3(厚さ0.6mm)とを、ウレタンからなる連続気泡樹脂シート4を介して熱接着して、厚さ2mmの防草シート1とした。連続気泡樹脂シート4は熱接着後には不織布2にくい込んだ状態になっている。この防草シート1は、不織布2を下側にして地面5上に敷設される。 【0014】実施例2径2.5mmの貫通穴を縦横10mmピッチで設けた塩化ビニル樹脂からなる樹脂シート(厚さ0.6mm)に、ウレタンからなる連続気泡樹脂シート(厚さ2mm)を熱接着して、厚さ2.6mmの防草シートとした。 【0015】従来例ポリエステルの不織布(厚さ:0.4mm、密度:150g/m2 )からなる厚さ0.4mmのシートを防草シートとした。 【0016】実施例1、2および従来例の機械的性質、遮光率および透水性の測定結果を表1に示す。表1からわかるように、実施例1は、引張張力、伸び、引裂張力のいずれも従来例よりも大きく、従来例よりも機械的性質が優れている。また、実施例1は従来例と同等の高い遮光率を有し、従来例よりも大きい透水性を有する。また、実施例2は引張張力および引裂張力については従来例よりも若干劣るが、従来例と同等の高い遮光率を有し、従来例よりも大きい透水性を有する。 【0017】表1 注:1)グラブ法2)シングルタンク法【0018】実施例1、2および従来例について、上に砂利を2cmの厚さに均一に敷いて、除草実験を行った。その結果、実施例1、2では、1年を経過しても雑草がシート上にでてくることはなく、良好な耐貫通性を示した。一方、従来例では、一月後にはシート上に雑草が出てきて、二月後には雑草によりシートが持ち上げられた。 【0019】実施例1、2および従来例について、以下の条件で強度実験を行った。即ち、実験条件1:整地した土の上に防草シートを敷き、その上に単粒度砕石(径約40mm)を100mm厚敷いて、3トン車両を走行させた。 実験条件2:整地した土の上に防草シートを敷き、その上に砂を30mm厚、上記単粒度砕石を70mm厚敷いて、3トン車両を走行させた。 実験条件3:整地した土の上に防草シートを敷き、その上に上記単粒度砕石を50mm厚敷いて、3トン車両を走行させた。その結果、実施例1、2では破損が生じなかったが、従来例では破損が生じた。 【0020】以上より、実施例1、2は防草性能(遮光率、耐貫通性)に優れ、かつ機械的強度に優れるとともに、十分な透水性も有する。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、防草性能に優れ、かつ機械的強度に優れた防草シートが得られるという優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005290 【氏名又は名称】古河電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月30日(2001.5.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−354977(P2002−354977A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月10日(2002.12.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−162580(P2001−162580) |
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