| 【発明の名称】 |
観賞魚飼育水槽 |
| 【発明者】 |
【氏名】重本 健雄
【氏名】藤好 秀一
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| 【要約】 |
【課題】水槽内の魚に対して、照明ランプの発熱や紫外線の影響をなくす。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面開口の水槽本体(1)の後面及び/又は天井面に面発光パネル(2)を具え、該面発光パネル(2)は、パネル本体(21)の端面に細管状の冷陰極ランプ(22)を対向配備して該冷陰極ランプの光をパネル本体(21)の前面全面から出射して水槽本体(1)内を照らす様に構成されている観賞魚飼育水槽。 【請求項2】 水槽本体(1)の透明後壁(11)と該後壁の外側に配備した面発光パネル(2)との間に、背景フィルム(3)を収容する隙間(4)が形成されている請求項1に記載の観賞魚飼育水槽。 【請求項3】 面発光パネル(2)が水槽本体(1)の後壁(11)を兼用している請求項1又は2の何れかに記載の観賞魚飼育水槽。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】本発明は、面発光パネルを具えた観賞魚飼育用の水槽に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の観賞魚飼育水槽の照明方式は、水槽の天井面に配備した蛍光灯によって、上方から水槽内を照らすものである。蛍光灯による照明の場合、次の問題がある。 ■ 長時間点灯することによる発熱の影響は大きく、藻が生え易くなる。 ■ 長時間の点灯による消費電力も大きい。 ■ 水槽の天井面に蛍光灯を取り付けるためのスペースが必要となり、天井部外観に制約を受ける。 ■ 蛍光灯は紫外線を発するため、魚に悪影響を及ぼす。 ■ 水槽は、大人の目線に合わせた高さ位置に置かれることが多いが、この場合、子供は水槽を見上げることになり、蛍光灯の照明が目に入って、魚を見難い。 本発明は、上記問題を解決できる観賞魚飼育水槽を明らかにするものである。 【0003】 【課題を解決する手段】本発明の観賞魚飼育水槽は、上面開口の水槽本体(1)の後面及び/又は天井面に面発光パネル(2)を具え、該面発光パネル(2)は、パネル本体(21)の端面に細管状の冷陰極ランプ(22)を対向配備して該冷陰極ランプの光をパネル本体(21)の前面全面から出射して水槽本体(1)内を照らす様に構成されている。 【0004】 【作用及び効果】パネル本体(21)の前面全面から水槽本体(1)内を照らすため、水槽内で影が出来に難くなり、隅々まで照らすことができる。又、蛍光灯の様に、蛍光灯の位置が部分的に際だって明るいということはないため、面発光パネル(2)を水槽の天井に配備して水槽を見上げた場合でも、照明が目に入って魚が見難らくなることはない。冷陰極ランプ(22)は蛍光灯に較べて発熱量が小さい上に、直接に水槽を照射するのではなく、パネル本体(21)の端面に光を当て、パネル本体(21)の前面から出射させるから、冷陰極ランプ(22)の発熱が水槽内の水に影響を及ぼすことは無いに等しい。冷陰極ランプ(22)は蛍光灯に較べて寿命が長く、消費電力も小さいので経済的である。冷陰極ランプ(22)の管内面に塗布する蛍光物質に紫外線吸収物質を加えることにより、紫外線の照射を抑えることができ、水槽内の魚に紫外線の影響を及ぼすことを防止できる。面発光パネル(2)の厚みは、蛍光灯照明器具の厚みよりも大幅に小さくできるため、嵩張らず、面発光パネル(2)を含む水槽全体の外観の制約を小さくして、美観を高めることができる。 【0005】 【発明の実施の形態】図1は、横長直方体の水槽本体(1)の後壁(11)の背面に面発光パネル(2)を取り付けた状態を示している。水槽本体(1)は上面が開口し、前壁(12)、左右の側壁(13)(13)は合成樹脂板又はガラス板で形成され、透明である。 【0006】図2に示す如く、面発光パネル(2)は、パネル本体(21)、該パネル本体(21)の左右両端面に対向配備された細管状の冷陰極ランプ(22)(22)、該冷陰極ランプを包囲するリフレクター(23)(23)、パネル本体(21)の背面に貼る光反射シート(24)、冷陰極ランプ(22)に高電圧を印加するためのインバータを含む通電機器(26)及びパネル本体(21)及びリフレクター(23)(23)に被さるカバー(25)によって構成される。 【0007】パネル本体(21)は、厚み3〜5mmで水槽本体(1)の後壁(11)と同程度の大きさの透明板であり、軽量化の点から、アクリル樹脂等、透明度の高い樹脂にて形成されている。パネル本体(21)の冷陰極ランプ(22)側の両端面及び水槽本体(1)側の出射面は鏡面に仕上げられている。パネル本体(21)の出射面とは反対側の背面には、公知の如く、グラデーション印刷(網点印刷)或いはレーザによって溝深さ及び溝幅が徐々に異なる微細な溝列が施されている。これらは、冷陰極ランプ(22)からの遠近に係わらず、可及的にパネル本体(21)の発光を均一化するためのものである。 【0008】光反射シート(4)は、パネル本体(21)の上記グラデーション印刷又は溝列加工された背面及び上下両端面に被さっている。 【0009】冷陰極ランプ(22)は、公知の如く、直径2〜3mmの細管の両端に電極を配備し、細管に封入した低圧不活性ガスの雰囲気中で放電し、管内面に塗布した蛍光物質を励起して、可視光を発するものであり、発熱が少なく、消費電力が小さく、又、寿命が長い利点を有する。 【0010】リフレクター(23)は、合成樹脂で形成されパネル本体(21)の端面側が開口しており、内部に上記冷陰極ランプ(22)を取り付け、該開口にパネル本体(21)の端部を嵌め込んでいる。 【0011】カバー(25)は、長方形の後板(25a)の外周に周壁(25b)を突設して形成され、リフレクター(23)(23)を含む面発光パネル(2)の出射面以外の部分を覆っている。インバータを含む通電機器(26)は、上記カバー(25)内に収容されている。 【0012】上記カバー(25)を含む面発光パネル(2)は、厚みを20〜30mm程度の薄型に形成出来、通電機器(26)を別個に配置してカバー(25)を省略すれば、10mm以下の厚みとすることも可能である。 【0013】カバー(25)の周壁(25a)の内、上部壁には面発光パネル(2)を水槽本体(1)の開口縁に引っ掛けて取り付けるためのフック(27)(27)が突設されている。又、周壁(25a)の側壁には、パネル本体(21)と水槽本体(1)との間の隙間(4)に背景フィルム(3)を挿入するための挿入口(28)が開設されている。 【0014】背景フィルム(3)には、水槽にマッチした図が表されており、全体が透光性である。 【0015】然して、冷陰極ランプ(22)の光は、パネル本体(21)の端面から入射し、水槽本体(1)側の出射面の全面を光らす。パネル本体(21)の面発光は、背景フィルム(3)、水槽本体(1)の後壁(11)を透して水槽本体(1)内を照らす。パネル本体(21)の出射面の全面から水槽本体(1)内を照らすため、水槽内で影ができ難くなり、隅々まで照らすことができる。 【0016】背景フィルム(3)の図も光が透過することにより、鮮やかに見える。水槽本体(1)内を飾る、小岩等の装飾物は背景フィルム(3)に描いて済ますことができ、観賞魚の遊泳スペースを装飾物で狭めることを抑えることができる。 【0017】冷陰極ランプ(22)は蛍光灯に較べて発熱量が小さい上に、直接に水槽を照射するのではなく、パネル本体(21)の端面に光を当て、パネル本体(21)の前面から出射するから、冷陰極ランプ(22)の発熱が水槽内の水に影響を及ぼすことは無いに等しい。冷陰極ランプ(22)は蛍光灯に較べて、寿命が長く、消費電力も小さいので経済的である。冷陰極ランプ(22)の管内面に塗布する蛍光物質に、ガリウム、ケイ素等の紫外線吸収物質を加えることにより、紫外線の照射を抑えることができ、水槽内の魚に紫外線の影響を及ぼすことを防止できる。 【0018】面発光パネル(2)の厚みは、従来の蛍光灯照明器具に較べて大幅に小さくでき、嵩張らず、面発光パネル(2)を含む水槽全体の外観の制約を小さくして、美観を向上できる。 【0019】尚、面発光パネル(2)を水槽本体(1)に取り付ける手段は、ネジ止め、両面粘着テープ等が実施できるのは勿論である。又、背景フィルム(3)は、面発光パネル(2)の上方から、面発光パネル(2)と水槽本体(1)との間の隙間(4)に差し込む様にすることも出来、又、図柄の異なる背景フィルムと交換し、雰囲気を変えて楽しむこともできる。 【0020】更に、冷陰極ランプ(22)は1本でも可く、この場合、パネル本体(21)の長手方向に沿う端面長さに合わせた長尺冷陰極ランプを用いて、該端面に対向配備すれば、明るさの低下を抑えることができる。 【0021】本発明の実施に際し、水槽本体(1)の上面開口に面発光パネル(2)を被せて、上方から水槽本体(1)内を照らすこともできる。この場合、従来の水槽本体(1)の上面に設置した蛍光灯の様に、蛍光灯の位置が部分的に際だって明るいということはないため、水槽を見上げた場合でも、照明が目に入って魚が見難らくなることはない。 【0022】図3は、水槽本体(1)の後壁(11)をパネル本体(21)に兼用させた他の実施例を示している。後壁(11)の両端面に対向して冷陰極ランプ(22)(22)を配備して、該冷陰極ランプ(22)をリフレクター(23)で包囲している。この場合、前記背景フィルム(3)は省略する。既存の水槽本体(1)の後壁(11)の背面に光反射シート(24)を貼り、冷陰極ランプ(22)とリフレクター(23)を組み合わせるだけで可いから、コスト安となり、又、面発光パネルを設けることによる嵩張りは殆どない。 【0023】本発明は、上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501210777 【氏名又は名称】重本 健雄 【識別番号】501210788 【氏名又は名称】藤好 秀一
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| 【出願日】 |
平成13年5月28日(2001.5.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066728 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 敏之 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−345363(P2002−345363A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月3日(2002.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−158273(P2001−158273) |
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