| 【発明の名称】 |
ペット用体温調節装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大野 健介
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| 【要約】 |
【課題】夏の高温時、冬の低温時又は体調不良時など、ペット自身で体温の調節が困難な場合に蓄熱材に蓄えたエネルギーを徐々に熱拡散板に放熱して該熱拡散板に乗っているペットの体温調節を助け、特に夏期の酷暑時における犬の体温調節が屋内で簡単にできるようにして犬の健康管理を容易化する。
【解決手段】断熱材からなる蓄熱材保持体3と蓋体4との中に冷却又は加熱してエネルギを蓄えた蓄熱材2を収納し、かつ該蓋体4に形成された貫通穴4bの上に熱伝導率の良い熱拡散板5を設置し、蓋体4に形成された貫通穴4bを介して蓄熱材2と熱拡散板5との間で熱の授受作用を行わせて蓄熱材2に蓄えられたエネルギを長時間にわたって徐々に放出し、熱拡散板5上に乗ったペット12が体温を調節するようにした構成を特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 比熱の大きな材質からなる蓄熱材と、前記蓄熱材を収納又は取出し可能に少なくとも一面が開放された蓄熱材収納室が形成され断熱材からなる蓄熱材保持体と、前記蓄熱材収納室の開放された前記一面を閉鎖する如く前記蓄熱材保持体と組み合わされると共に前記蓄熱材収納室に通じる貫通穴が形成された断熱材からなる蓋体と、高い熱伝導率を有する材質からなり前記蓋体の上に設置されて前記貫通穴を介して前記蓄熱材との間で熱の授受作用を行う熱拡散板とを備え、該熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節をするように構成したことを特徴とするペット用体温調節装置。 【請求項2】 比熱の大きな固形物質を平板状に成形した又は比熱の大きな液状物質を平板状の容器に密封封入した蓄熱材と、断熱材によって製作され前記蓄熱材を寝かせた状態で収納可能な凹部が形成されると共に該凹部の周囲に形成された平面部の高さより一段低く外周の全周にわたって鍔状部が形成された蓄熱材保持体と、前記平面部に嵌合する凹部が形成され前記蓄熱材保持体と組み合わせることにより密閉された蓄熱材収納室が形成されるように構成されかつ該蓄熱材収納室に通じる貫通穴が形成された断熱材からなる蓋体と、高い熱伝導率を有する材質からなり前記蓋体の上に設置されて前記貫通穴を介して前記蓄熱材との間で熱の授受作用を行う熱拡散板と、前記蓋体の上面外周部及び側面を覆い前記上面においては前記熱拡散板と前記蓋体との間を水密にシールしかつ側面においては前記蓄熱材保持体と前記蓋体との接合部より下方まで覆うように構成されたカバーとを備え、前記熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節をするように構成したことを特徴とするペット用体温調節装置。 【請求項3】 比熱の大きな固形物質を平板状に成形した又は比熱の大きな液状物質を平板状の容器に密封収納した蓄熱材と、断熱材によって製作され前記蓄熱材を寝かせた状態で収納可能な凹部が形成されると共に該凹部の周囲に形成された平面部の高さより一段低く外周の全周にわたって鍔状部が形成された蓄熱材保持体と、前記平面部に嵌合する凹部が形成され前記蓄熱材保持体と組み合わせることにより密閉された蓄熱材収納室が形成されるように構成されかつ該蓄熱材収納室に通じる貫通穴が形成された断熱材からなる蓋体と、高い熱伝導率を有する素材を有底箱状に成形して前記蓋体に被せることにより前記蓋体の上面の全面及び側面を前記蓄熱材保持体と前記蓋体との接合部より下方まで覆う熱拡散板とを備え、該熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節をするように構成したことを特徴とするペット用体温調節装置。 【請求項4】 前記蓄熱材保持体及び蓋体は発泡スチロール樹脂で製作され、かつ前記熱拡散板はアルミニウム板で製作されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のペット用体温調節装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペット用体温調節装置に係り、特に夏の高温時、冬の低温時又は体調不良時など、ペット自身で体温の調節が困難な場合に蓄熱材に蓄えたエネルギーを徐々に熱拡散板に放熱して該熱拡散板に乗っているペットの体温調節を助けることができるようにした画期的なペット用体温調節装置に関する。 【0002】 【従来の技術】人間の生活を豊かにするためにペットは貴重な存在であり、一般家庭では、長年犬、猫が一般的なペットとして飼育されてきた。また近年のペットブームに乗り、多種多用の動物がペットとして飼育されるようになっており、人間にとって最適な環境である室内での飼育、又は気候の異なる地域での飼育等、ペットの本来の生活環境と異なる環境で飼育されているペットも少なくないのが現状である。 【0003】ペット用の環境改善装置は従来あまりなく、従来の体温調節装置は、ペット用保温装置として湯たんぽ、あんか、ヒータ等が知られている程度である。しかし、湯たんぽは毎日お湯を沸かして交換する手間がかかるばかりでなく、湯たんぽを布に巻いて設置するので、布の巻き方によって保温性能が不安定となる欠点があった。あんかは火を使用するので行動の予測ができない動物では火災等のおそれがあり、またヒータは性能的には安定しているものの、電気コードを噛んで損傷させてペットが感電したり、また尿で濡らして漏電が発生する等のおそれがあった。 【0004】またペット用体温調節装置は、ペットの体温を上昇させる保温装置しか提供されておらず、冷却して体温を降下させるための装置は皆無であり、最も多く飼われている犬は、汗腺がないため、専ら口を開けて舌を出して該舌により体温を放出して体温の調節をしているが、夏の酷暑の日には舌のみによる体温の放出では、体を十分に冷やすことができず、犬は暑さをしのぐが特に大変であり、飼い主にとっても夏期における犬の健康管理は大変であった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、断熱材からなる蓄熱材保持体と蓋体との中に蓄熱材を収納し、該蓋体に形成された貫通穴を介して蓄熱材と熱拡散板との間で熱の授受作用を行うことにより、蓄熱材に蓄えられたエネルギを長時間にわたって徐々に放出することができるようにすることであり、またこれによって熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節を自然にかつ容易にできるようにすることであり、特に犬の夏期における体温調節が簡単にできるようにして、犬の夏期における健康管理が十分にできるようにすることである。 【0006】また他の目的は、上記構成により蓄熱材を加温することにより保温装置として、また蓄熱材を冷却することにより冷却装置として作用させて、ペット用体温調節装置に何ら変更を加えることなく保温装置又は冷却装置に容易に切り換えて使用することができるようにすることである。 【0007】更に他の目的は、断熱材からなる蓄熱材保持体と蓋体との中に蓄熱材を収納し、該蓋体に形成された貫通穴の上に熱伝導率の良い熱拡散板を設置し、貫通穴を介して蓄熱材との間で熱の授受作用を行わせると共に、熱拡散板と蓋体との間を水密にシールすると共に蓄熱材保持体と蓋体との接合部より下方まで覆うカバーを設けることにより、たとえペットがペット用体温調節装置上で放尿しても蓄熱材が尿で汚染されるのを防止することである。 【0008】また他の目的は、断熱材からなる蓄熱材保持体と蓋体との中に蓄熱材を収納し、高い熱伝導率を有する素材を有底箱状に成形したカバーを蓋体に被せ、該蓋体に形成された貫通穴を介して蓄熱材との間で熱の授受作用を行わせることにより、カバーで完全に蓄熱材保持体及び蓋体を覆って尿、体毛等による蓄熱材の汚染を完全に防止できるようにすることであり、またこれによって衛生的に蓄熱材を人間の食品を収納する家庭用冷蔵庫等で簡単に冷却することができるようにすることである。 【0009】 【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項1)は、比熱の大きな材質からなる蓄熱材と、前記蓄熱材を収納又は取出し可能に少なくとも一面が開放された蓄熱材収納室が形成され断熱材からなる蓄熱材保持体と、前記蓄熱材収納室の開放された前記一面を閉鎖する如く前記蓄熱材保持体と組み合わされると共に前記蓄熱材収納室に通じる貫通穴が形成された断熱材からなる蓋体と、高い熱伝導率を有する材質からなり前記蓋体の上に設置されて前記貫通穴を介して前記蓄熱材との間で熱の授受作用を行う熱拡散板とを備え、該熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節をするように構成したことを特徴とするものである。 【0010】また本発明(請求項2)は、比熱の大きな固形物質を平板状に成形した又は比熱の大きな液状物質を平板状の容器に密封封入した蓄熱材と、断熱材によって製作され前記蓄熱材を寝かせた状態で収納可能な凹部が形成されると共に該凹部の周囲に形成された平面部の高さより一段低く外周の全周にわたって鍔状部が形成された蓄熱材保持体と、前記平面部に嵌合する凹部が形成され前記蓄熱材保持体と組み合わせることにより密閉された蓄熱材収納室が形成されるように構成されかつ該蓄熱材収納室に通じる貫通穴が形成された断熱材からなる蓋体と、高い熱伝導率を有する材質からなり前記蓋体の上に設置されて前記貫通穴を介して前記蓄熱材との間で熱の授受作用を行う熱拡散板と、前記蓋体の上面外周部及び側面を覆い前記上面においては前記熱拡散板と前記蓋体との間を水密にシールしかつ側面においては前記蓄熱材保持体と前記蓋体との接合部より下方まで覆うように構成されたカバーとを備え、前記熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節をするように構成したことを特徴とするものである。 【0011】また本発明(請求項3)は、比熱の大きな固形物質を平板状に成形した又は比熱の大きな液状物質を平板状の容器に密封収納した蓄熱材と、断熱材によって製作され前記蓄熱材を寝かせた状態で収納可能な凹部が形成されると共に該凹部の周囲に形成された平面部の高さより一段低く外周の全周にわたって鍔状部が形成された蓄熱材保持体と、前記平面部に嵌合する凹部が形成され前記蓄熱材保持体と組み合わせることにより密閉された蓄熱材収納室が形成されるように構成されかつ該蓄熱材収納室に通じる貫通穴が形成された断熱材からなる蓋体と、高い熱伝導率を有する素材を有底箱状に成形して前記蓋体に被せることにより前記蓋体の上面の全面及び側面を前記蓄熱材保持体と前記蓋体との接合部より下方まで覆う熱拡散板とを備え、該熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節をするように構成したことを特徴とするものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。図1から図5において、本発明に係るペット用体温調節装置1は、蓄熱材2と、蓄熱材保持体3と、蓋体4と、熱拡散板5と、カバー6とを備えている。 【0013】蓄熱材2は、エネルギを熱として蓄えるためのものであって、図面に示す実施例においては液状の蓄熱剤である例えば蒸留水や特殊ポリエチレン8を合成樹脂の平板状容器9に密封封入して製作されており、該蓄熱材2を例えば冷蔵庫に入れて冷却することににより、又は電子レンジ等の適宜の手段で加温することによって蒸留水や特殊ポリエチレン8に蓄熱するようになっている。 【0014】蓄熱材2としては、必ずしも液状の蓄熱剤である必要はなく、例えば酸化マグネシウム等の固体の蓄熱剤を煉瓦状に固めたものであってもよく、その使用方法は液状の蓄熱剤と同一である。 【0015】蓄熱材保持体3は、蓄熱材2を外部から断熱した状態で保管するためのものであって、断熱材、例えば発泡スチロール樹脂を成形して製作されている。略中央には板状の蓄熱材2を寝かせた状態で収納するための凹部3aが形成され、外周には該凹部3aの周囲に形成された平面部3bの高さより一段低く全周にわたって鍔状部3cが形成されている。凹部3aは上方に開放されているので、容易に蓄熱材2を該凹部3aから取出し又は収納することができるように構成されている。 【0016】蓋体4は、蓄熱材保持体3と組み合わせることにより凹部3aの開放面を閉鎖して密閉された蓄熱材収納室10を形成し、蓄熱材2を外部から断熱した状態で保管するためのものであって、断熱材、例えば発泡スチロール樹脂を成形して製作されている。 【0017】外径寸法は、蓄熱材保持体3と同一寸法とされており、裏面には平面部3bと嵌合する凹部4aが形成され、また蓄熱材収納室10に通じる複数の貫通穴4bが形成され、該貫通穴4bを介して蓄熱材2から外部に熱を放出するように構成されている。更に対向する側面には蓋体4を開閉するための把手としての凹部4cが2つ形成されている。 【0018】熱拡散板5は、蓄熱材2から放出される熱を効率良く拡散するためのものであって、熱伝導率の高い材質、例えば厚さ2mm程度のアルミニウムの板で製作されており、貫通穴4bを閉鎖するように蓋体4の上に設置され、該貫通穴4bを介して蓄熱材2から放出される熱を吸収して拡散し、熱拡散板5の全面が略同一温度となるように構成されている。 【0019】カバー6は、蓄熱材保持体3及び蓋体4をカバーし、内部に尿、体毛などが侵入するのを防止するためのものであって、例えばウレタンゴム等で製作されており、蓋体4の上面外周部及び側面を覆えるように額縁状に成形されている。 【0020】上面には熱拡散板5の大きさよりわずかに小さな寸法の窓6aが形成されており、該窓6aに熱拡散板5を嵌め込むことにより水密にシールできるようになっている。また全周に形成された縁部6bは、蓄熱材保持体3と蓋体4とを組み合せたときの蓄熱材保持体3と蓋体4との接合部11より下方まで覆うことのできる長さとなっている。 【0021】図に示す実施例においては、熱拡散板5を平板とし、額縁状のカバー6と組み合わせる構成としたが、厚さ2mm程度のアルミニウム板を有底箱状に成形して熱拡散板5とカバー6とを一体として製作するようにしてもよい。 【0022】本発明に係る第2実施例の中型ペット用体温調節装置20は、図10から図13において、蓄熱材保持体3、蓋体4、熱拡散板5及びカバー6の寸法が夫々第1実施例の寸法の約2倍程度の大きさに製作され、蓄熱材収納室10が2つ設けられ、第1実施例と同様の蓄熱材2を2個同時に収納できるように構成されている。なお、それ以外は第1実施例のペット用体温調節装置1と同一であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付して説明を省略する。 【0023】本発明に係る第3実施例の大型ペット用体温調節装置30は、図16及び図17において、蓄熱材保持体3、蓋体4、熱拡散板5及びカバー6の寸法が夫々第1実施例の寸法の約3倍程度の大きさに製作され、蓄熱材収納室10が3つ設けられて第1実施例と同様の蓄熱材2を3個同時に収納できるように構成されている。なお、それ以外は第1実施例のペット用体温調節装置1と同一であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付して説明を省略する。 【0024】本発明は、上記のように構成されており、以下夏場にペットの一例たる犬12が体温を下げる場合、その作用について説明する。本来、動物は体温調節は上手であり、犬12は体温が上昇したときには舌12aを出して呼吸し、舌12aから水分を蒸発させるときの気化熱により体温の調節を図っている。それだけでは十分体温の低下が図られない場合には、地面に穴を掘り腹部等を地面に着けて放熱して体温の調節をしている。 【0025】しかし、近年増加している室内飼育の場合や舗装が進み露出している地面が極端に少なくなっている都会では、地面への熱の放出による体温の調節が困難な状況がある。 【0026】また飼い主が所用などで外出する際には、家に鍵をかけて密閉してしまうので、熱が室内にこもり、更に犬12の吐く息の熱で益々室温が上昇することになり、極端な場合には、犬12が熱射病に罹った例も報告されている。 【0027】図6から図9及び図14及び図15において、まず蓋体4を蓄熱材保持体3から分離して開け、蓄熱材収納室10から蓄熱材2を取り出し、例えば冷蔵庫に4時間程度入れて冷却した後、冷却された蓄熱材2を蓄熱材収納室10に収納して蓋体4を閉じた後、犬12の休息する場所に設置する。 【0028】図8及び図9において、体温が上昇した犬12は、最初はペット用体温調節装置1について何も知らないので、犬12はこれに近寄ろうとしないが、何回かこれが涼しいことを教えてやることにより学習効果が現れ、少しでも涼しい場所を探して矢印D方向にペット用体温調節装置1に自分から歩み寄り、熱拡散板5上に乗る。 【0029】図6、図7及び図14、図15において、蓄熱材2からの冷気は、貫通穴4bを介して矢印A方向に熱拡散板5に伝達されると、熱伝導率の高い材質で製作されている熱拡散板5は熱が直ちに全体に行き渡り、全体が略同一温度まで冷却される。 【0030】そして、熱拡散板5に乗った犬12の身体からは、熱が矢印C方向に大気中に放熱されると共に、矢印B方向に熱拡散板5に伝達されて犬12の身体を効率よく冷却するので、犬12は高温の夏場でも体温の調節を屋内で簡単にすることができるようになるため、快適に過ごすことができる。 【0031】また熱拡散板5と蓄熱材保持体3は水密にシールされ、更に蓄熱材保持体3と蓋体4との接合部11より下方までカバー6によって覆われているので、たとえ犬12が誤ってペット用体温調節装置1の上で放尿しても、尿は熱拡散板5及びカバー6の表面側を通って床又は床を汚さないための受け皿(図示せず)に流れ、内部に尿が侵入することはない。また同様に体毛などが侵入することもないので、蓄熱材2は常に清潔な状態が保たれており、蓄熱材2を冷却するときに冷蔵庫に入れても、なんら衛生上の問題はないが、気になるようであれば、蓄熱材2を殺菌作用のある石鹸で洗ってから冷蔵庫に入れたり、蓄熱材2をビニール製の袋に密封した状態で冷蔵庫に入れて冷却するようにしてもよい。 【0032】上記した例では、ペットの身体を冷却する例について述べたが、冬季等に身体を温める場合には、蓄熱材2を電子レンジ等の適宜の方法で加熱し、上記したと同様に使用することにより、ペット用体温保温装置として容易に使用することができる。 【0033】なお上記実施例においては、ペットは犬として説明したが、ペットは犬に限定されるものではなく、爬虫類等の変温動物であってもよく、動物の大きさに合わせて、例えば小型犬では図1から図9に示すような蓄熱材2を1個使用のペット用体温保温装置1を、中型犬では図10から図15に示すような蓄熱材2を2個使用のペット用体温保温装置20を、大型犬では図16及び図17に示すような蓄熱材2を3個使用のペット用体温保温装置30を夫々使用する等、最適な大きさのペット用体温調節装置を使用すればよい。 【0034】 【発明の効果】本発明は、上記のように断熱材からなる蓄熱材保持体と蓋体との中に蓄熱材を収納し、該蓋体に形成された貫通穴を介して蓄熱材と熱拡散板との間で熱の授受作用を行うようにしたので、蓄熱材に蓄えられたエネルギを長時間にわたって徐々に放出することができる効果があり、またこの結果熱拡散板上にペットが乗ってその体温調節を自然にかつ容易にできるようになる効果があり、特に犬の夏期における体温調節が簡単にできるようになるため、犬の夏期における健康管理が十分にできるようになる効果が得られる。 【0035】また上記構成により、蓄熱材を加温することにより保温装置として、また蓄熱材を冷却することにより冷却装置として作用させて、ペット用体温調節装置に何ら変更を加えることなく保温装置又は冷却装置に容易に切り換えて使用することができるという効果がある。 【0036】更に断熱材からなる蓄熱材保持体と蓋体との中に蓄熱材を収納し、該蓋体に形成された貫通穴の上に熱伝導率の良い熱拡散板を設置し、貫通穴を介して蓄熱材との間で熱の授受作用を行わせると共に、熱拡散板と蓋体との間を水密にシールすると共に蓄熱材保持体と蓋体との接合部より下方まで覆うカバーを設けたので、たとえペットがペット用体温調節装置上で放尿しても蓄熱材が尿で汚染されるのを防止することができる効果がある。 【0037】また断熱材からなる蓄熱材保持体と蓋体との中に蓄熱材を収納し、高い熱伝導率を有する素材を有底箱状に成形したカバーを蓋体に被せ、該蓋体に形成された貫通穴を介して蓄熱材との間で熱の授受作用を行わせるようにしたので、カバーで完全に蓄熱材保持体及び蓋体を覆って尿、体毛等による蓄熱材の汚染を完全に防止できる効果があり、またこの結果衛生的に蓄熱材を人間の食品を収納する家庭用冷蔵庫等で簡単に冷却することができる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501209405 【氏名又は名称】大野 健介
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| 【出願日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081374 【弁理士】 【氏名又は名称】内田 和男
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| 【公開番号】 |
特開2002−345355(P2002−345355A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月3日(2002.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−156447(P2001−156447) |
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