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【発明の名称】 ペット用ブラシ
【発明者】 【氏名】大原 武彦

【要約】 【課題】ペットが嫌がらないブラッシング時に、同時にペットの消臭処理を行うことができるペット用ブラシを提供する。

【解決手段】消臭剤をムース状にしてノズル先端から噴出可能なスプレー缶1と、該スプレー缶1に取り付けられるブラシ部材2とからなり、ブラシ部材2は、スプレー缶1の端部と嵌合・離脱可能な嵌合部12を有し、嵌合した際、スプレー缶1のノズル5を収納しブラシ9の根元部分まで通じる空洞部15を有するペット用ブラシ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 消臭剤をムース状にしてノズル先端から噴出可能なスプレー缶と、該スプレー缶に取り付けられるブラシ部材とからなり、ブラシ部材は、スプレー缶の端部と嵌合・離脱可能な嵌合部を有し、嵌合した際、スプレー缶のノズルを収納しブラシの根元部分まで通じる空洞部を有することを特徴とするペット用ブラシ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペットの体毛の手入れに使用するペット用ブラシであって、ブラッシングと同時にペットに消臭剤を付けることができるブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、犬、猫等の愛玩用動物(ペット)が飼われてきたが、最近は住宅事情の変化から、これらのペットを室内等の屋内で放し飼いをすることが多くなってきた。
【0003】ところで、これらのペットは独自の体臭を有しており、人によっては嫌な臭いになる場合もある。
【0004】そのため、特に屋内でペットを飼う場合は、ペットの体毛に消臭剤を付けて、ペットの体臭を消したり、良い香りの芳香を付与したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的にペットは、体に薬剤を塗られたりスプレーをかけられたりすることを好まず、消臭剤を付けようとすると逃げられたり暴れられたりするおそれがある。
【0006】一方、ペットの手入れとして一般的に行われている飼い主によるペットの毛のブラッシングの時は、ペットにとって気持ちがいいのか、ペットはおとなしくブラッシングを受け入れることが多い。
【0007】そこで、この発明の課題は、ペットが嫌がらないブラッシング時に、同時にペットの消臭処理を行うことができるペット用ブラシを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決するため、この発明は、消臭剤をムース状にしてノズル先端から噴出可能なスプレー缶と、該スプレー缶に取り付けられるブラシ部材とからなり、ブラシ部材は、スプレー缶の端部と嵌合・離脱可能な嵌合部を有し、嵌合した際、スプレー缶のノズルを収納しブラシの根元部分まで通じる空洞部を有するペット用ブラシである。
【0009】この発明において、消臭剤とは、動物の体臭を取り芳香を残す効能のあるものであれば特に限定されず、ペット用として用いられている種々の消臭剤を用いることができるが、ブラッシング時に同時に体毛に塗りつけるので、スプレーのノズルの先端からムース状となって噴出可能なものを用いる。
【0010】また、消臭剤として、特にセノアルキルクロライドを希釈したものを用いれば、消臭作用と同時に、殺菌効果をも有することになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面を参考にして説明する。
【0012】図1は、この発明のペット用ブラシを示す斜視図であり、スプレー缶1とブラシ部材2を離した状態を示すものであり、通常はスプレー缶1にブラシ部材2を取り付けた状態で使用されるものである。
【0013】スプレー缶1は缶本体3と缶本体3の一方端部に嵌合されたノズル部材4とからなり、ノズル部材4はスプレー缶1の長さ方向に突出するノズル5と、ノズル5の根元部分の押圧部6と缶本体3と接合される接合部7とからなっている。
【0014】押圧部6の根元には、缶の端部の周囲の円周に沿って半円以上の長さで設けられたの溝8が形成されており、押圧部6を缶本体3の方向へ押し込んだ時には、溝8より内側にある押圧部6はノズル5と共に少しだけ押し込まれるようになっている。
【0015】ブラシ部材2は、ペットの体毛をとかすブラシ9と、ブラシの柄10、ブラシの柄10の根元部分に一体化された押圧部カバー11、及び、前記スプレー缶1と嵌合する嵌合部12とからなる。
【0016】押圧部カバー11の根元の左右には、溝13が開けられ、押圧部カバー11の前方は開口して繋がっていないので、押圧部カバー11を嵌合部12側に押し込めば溝13の内側で、押圧部カバー11はブラシの柄10と共に少しだけ押し込まれるようになっている。
【0017】また、嵌合部12の底部からブラシの柄10の内部を通ってブラシ9の根元の開口部14まで通じる空洞部15(図2参照)が開けられている。
【0018】ブラシ部材2の嵌合部12を、スプレー缶1のノズル部材4の接合部7の周囲に被せるようにして嵌合すると、スプレー缶1のノズル5はブラシ部材2の空洞部15内に収納され、押圧部6はブラシ部材の2の押圧部カバー11とぴったり重なり合うようになっている。
【0019】図2は、ブラシ部材2をスプレー缶1に嵌合して使用する状態を示す断面図である。
【0020】スプレー缶1の缶本体3内部には、ペットへの使用に適する芳香剤が封入されており、ノズル部材4により外部からは見えない押圧桿16が押圧されれば、該押圧桿16の先端部から外部に、ムース状となった芳香剤が噴出されるようになっている。
【0021】押圧桿16の先端はノズル部材3のノズル5と嵌合等適宜の手段により接合されており、押圧桿16から噴出したムース状の芳香剤は、ノズル5の内部を通じてノズル5の先端まで導かれるようになっている。
【0022】このペット用ブラシの使用の際は、ペットの飼い主は、スプレー缶1を適宜の方法で手に持ち、ペットの毛の手入れを行う。
【0023】そして、ペットの体毛に芳香剤を付けようとする際は、人差し指等でブラシの柄10の背面側にある指当て17を図2の下方向に押すと、ブラシの柄10と押圧部カバー11が溝13の存在により共に屈曲し、その結果、押圧部カバー11がスプレー缶1のノズル部材4にある押圧部6をスプレー缶1側に押し込むことになる。
【0024】押圧部6が押し込められると、ノズル部材4に設けられた溝8の存在により、押圧部6とノズル5が同様に缶本体1側に押し込まれるため、内部でノズル5と一体化した押圧桿16が押し込まれ、缶本体3内に収納された消臭剤がムース状となって押圧桿16から噴出する。
【0025】押圧桿16から噴出した消臭剤は、ノズル5内部を通り、ノズル5の先端部からブラシ部材2内部の空洞部15内に噴出し、ブラシ9の根元の開口部14から外部に出る。
【0026】ムース状となった消臭剤は開口部14から出てブラシ9内で広がり、飼い主はこの消臭剤が付いたブラシ9でペットをブラッシングする。
【0027】こうすれば、ペットが喜ぶブラッシング時に、同時に消臭剤をペットの体毛に付けることができる。
【0028】尚、この発明は、上記添付図面を参考にして説明した態様に限定されるものではなく、細部の構造等は種々変更して実施することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明のペット用ブラシは、ペットが喜ぶブラッシング時に同時にペット用消臭剤を付けることができるので、ペットを嫌がらせること無しにペットの消臭を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】592258524
【氏名又は名称】大原商事株式會社
【出願日】 平成13年5月18日(2001.5.18)
【代理人】 【識別番号】100067574
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 昭
【公開番号】 特開2002−335797(P2002−335797A)
【公開日】 平成14年11月26日(2002.11.26)
【出願番号】 特願2001−149248(P2001−149248)