| 【発明の名称】 |
給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 一己
|
| 【要約】 |
【課題】給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造において、ジョイントを搬送歯車と噛み合わすことによって発生する不具合を解消してディスクワイヤーのスムーズな駆動を実現する一方、ジョイントの取付けを簡単にするとともに、その製造コストを安価にする。
【解決手段】ジョイント20は、両端部内周にテーパ部20aを設けた管軸状に形成する。ディスクワイヤー13は、ジョイントの軸穴22に、接続するワイヤー端部13aを挿入し、そのワイヤー端部にジョイントをネジ止めして搬送ディスク16(16A・16A)間にジョイント部Aを設け、ジョイント部においてのみ、搬送ディスクを1つ省略して搬送ディスク間距離Dを搬送ディスク16…の所定取付ピッチの2倍長さとし、餌送給パイプにおけるコーナー部の搬送歯車と噛み合うことのない非噛合部を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定取付ピッチにて搬送ディスクを取り付け、互いのワイヤー端部をジョイントで結線してなるディスクワイヤーを、給餌器の設置位置に応じコーナー部を設けて配管した餌送給パイプ内に配設するとともに、前記コーナー部にて前記搬送ディスクを搬送歯車に噛み合わせてエンドレスに掛け渡し、餌供給時、前記ディスクワイヤーを駆動して回動することにより、餌補給装置から前記餌送給パイプ内に送り込む餌を搬送して各給餌器へと供給する給餌用パイプラインにおいて、前記ジョイントを管軸状に形成し、該ジョイントの軸穴に前記ワイヤー端部を挿入してネジ止めしたジョイント部を、前記搬送ディスク間に設けるとともに、該ジョイント部においてのみ、搬送ディスクを1つ省略して搬送ディスク間距離が前記取付ピッチの2倍長さとなる前記搬送歯車との非噛合部を形成してなることを特徴とする給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造。 【請求項2】 前記ジョイントは、両端部内周にそれぞれテーパ部を設け、そのテーパ面にR加工を施してなることを特徴とする請求項1に記載の給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造。 【請求項3】 前記ジョイントは、それぞれ前記ワイヤー端部を挿入してネジ止めする一対の管軸を自在継手構造にて連結して屈曲可能に構成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造。 【請求項4】 前記餌送給パイプの前記コーナー部に設ける搬送歯車の1つを駆動ギヤで構成し、前記ディスクワイヤーをコーナー駆動方式としてなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、複数給餌器の設置位置に応じて配管した餌送給パイプ内にエンドレスのディスクワイヤーを配設し、餌供給時、ディスクワイヤーを駆動して回動することにより、餌補給装置から餌送給パイプ内に送り込む餌を搬送し、各給餌器へと供給する給餌用パイプラインに適用し得る。詳しくは、この給餌用パイプラインにおいて、互いのワイヤー端部をジョイントで結線して所望長さのディスクワイヤーを形成するディスクワイヤージョイント構造に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、この種の給餌用パイプラインにおいて、図10に示すように、餌送給パイプ1内を挿通するディスクワイヤー2は、搬送ディスク3…を等間隔に取り付けた複数のワイヤーを、互いの端部をジョイント4(図11参照)で結線して所望長さに形成している。そして、搬送ディスク3…を、餌送給パイプ1のコーナー部に設けた搬送歯車5に噛み合わせ、それら搬送歯車5間に掛け渡して回動可能に構成している。 【0003】ところで、従来、ディスクワイヤー2は、図11に示すように、ディスク型ジョイント4を用いて互いの端部を結線している。ジョイント4は、短い管軸状をなす一対の端部金具6・6と、ディスク状金具7を備える。端部金具6・6は、互いの対向側端部を太径に形成して抜け止め部6aを設け、外周部にネジ穴6bを設けてなる。ディスク状金具7は、内部を中空に形成して搬送ディスク3…と略同径に小円盤状つくられ、中心に軸穴7aを設けてなる。 【0004】ジョイント4は、ディスク状金具7の中空部7b内で抜け止め部6aを突き合せて端部金具6・6を連結しなる。このジョイント4を用いてディスクワイヤー2を結線するときは、搬送ディスク3間の取付ピッチに合わせて、所定ジョイント位置にて、互いのワイヤー端部2aを端部金具6・6内に入れてネジ止めする。そして、餌供給時、ジョイント4が搬送歯車5を通過するときに、図12に示すように、端部金具6・6が搬送歯車5の外周に沿って遊動し、ディスク状金具7も搬送ディスク3…と同じように搬送歯車5の歯部に係合できるようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 ところが、従来のディスク型ジョイント5を用いたジョイント構造では、ディスクワイヤー2の駆動時、端部金具6・6の動きが仇となって、図13に示すように、端部金具6・6とディスク状金具7間の隙間から、餌送給パイプ1内で流動する餌8がディスク状金具7の中空部7bに侵入し、それが原因でディスク状金具7が傾いて固定状態になり易いという問題がある。 【0006】その結果、図14に示すように、ジョイント4が搬送歯車5を通過するときに、ディスク状金具7が傾いたまま搬送歯車5の噛部に進入し、そのため、スムーズに噛み合わずに歯部に衝突し、その衝撃でジョイント4前後のワイヤー部分に大きな負荷が加わってディスクワイヤー2が搬送歯車5から外れたり、同様に搬送歯車5にも大きな負荷が加わって歯部が磨耗しやすくなったりするという課題があった。 【0007】また、従来のジョイント構造では、ジョイント4のディスク状金具7も、搬送ディスク3…と同様に搬送歯車5に噛み合わす構成であるため、ジョイント4を、搬送ディスク3…の取付ピッチに合わせて、所定のジョイント位置にて正確にネジ止めする必要があるが、常に位置決めしてジョイント4を正確に取り付けることは作業上困難であり、どうしても位置ズレを生じやすいという問題がある。その結果、上述したと同様に、ジョイント4のディスク状金具7が搬送歯車5とスムーズに噛み合わない不具合を発生しやすいという課題があった。しかも、常に正確に位置決めしてジョイント4を取り付ける作業には、手間がかかり極めて面倒であるという課題もあった。 【0008】さらに、従来のジョイント構造に用いるジョイント4は、一対の端部金具6・6とディスク状金具7を使って、これらを連結した比較的複雑な構造であるため、それだけコストが高くなるという課題もあった。 【0009】そこで、本発明の目的は、給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造において、ジョイントを搬送歯車と噛み合わすことによって発生する不具合を解消してディスクワイヤーのスムーズな駆動を実現する一方、ジョイントの取付けを簡単にするとともに、その製造コストを安価にすることにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明によるディスクワイヤージョイント構造は、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、所定取付ピッチPにて搬送ディスク16…を取り付け、互いのワイヤー端部をジョイント20で結線してなるディスクワイヤー13を、給餌器11の設置位置に応じコーナー部12aを設けて配管した餌送給パイプ12内に配設するとともに、前記コーナー部12aにて前記搬送ディスク16…を搬送歯車に噛み合わせてエンドレスに掛け渡し、餌供給時、前記ディスクワイヤー13を駆動して回動することにより、餌補給装置10から前記餌送給パイプ12内に送り込む餌を搬送して各給餌器11へと供給する給餌用パイプラインにおいて、前記ジョイント20を管軸状に形成し、該ジョイント20の軸穴22に前記ワイヤー端部13aを挿入してネジ止めしたジョイント部Aを、前記搬送ディスク16間に設けるとともに、該ジョイント部Aにおいてのみ、搬送ディスクを1つ省略して搬送ディスク間距離Dが前記取付ピッチPの2倍長さとなる前記搬送歯車との非噛合部を形成してなることを特徴とする。 【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造において、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、前記ジョイント20は、両端部内周にそれぞれテーパ部20aを設け、そのテーパ面にR加工を施してなることを特徴とする。 【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造において、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、前記ジョイント20は、それぞれ前記ワイヤー端部13aを挿入してネジ止めする一対の管軸25・25を自在継手構造にて連結して屈曲可能に構成してなることを特徴とする。 【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の給餌用パイプラインのディスクワイヤージョイント構造において、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、前記餌送給パイプ12の前記コーナー部12aに設ける搬送歯車の1つを駆動ギヤ15で構成し、前記ディスクワイヤー13をコーナー駆動方式としてなることを特徴とする。 【0014】 【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。 【0015】図6に、本発明のディスクワイヤージョイント構造を適用した給餌用パイプラインの全体システム構成の一例を示す。この給餌用パイプラインは、例えば、養豚用の飼料搬送システムとして豚舎内に構築され、図中符号10で示す餌補給装置を備える一方、養豚飼育の規模に応じて複数の給餌器11…を並べて設置している。餌補給装置10と各給餌器11との間は、給餌器11…の設置位置に応じて、コーナー部12aを設けて配管した餌送給パイプ12を介して連結している。 【0016】餌補給装置10は、大容量の餌を収容する飼料タンク10aと、飼料タンク10aの下でそれと連結して餌の補給量を適宜調節する機能を有する補給用ホッパ10bを備える。給餌器11…は、それぞれ餌排出量調整機能を備え、垂直なドロップパイプ11aを介して餌送給パイプ12と連通させてなる。 【0017】餌送給パイプ12は、図5および図6に示すように、たとえば複数の金属製丸パイプ材を接続して形成し、中空部内にディスクワイヤー13を挿通して移動可能に配設している。餌送給パイプ12の各コーナー部12aには、搬送歯車を内蔵したワイヤ搬送ユニットa〜fを設置している。そのうちのワイヤー搬送ユニットaは、ワイヤー駆動モータ14を備えてコーナードライブユニットとして構成され、ワイヤー駆動モータ14に駆動ギヤ(搬送歯車)15を連結してディスクワイヤー13をコーナー駆動方式としてなる。 【0018】ディスクワイヤー13は、図5に示すように、同じ取付ピッチP、例えば50mm間隔で搬送ディスク16…を固着した数本の鋼製ワイヤーを、後述するジョイント20で結線してエンドレスに形成してなる。搬送ディスク16…は、図4に示すように、ワイヤー貫通部16aおよび外周ディスク部16bを、樹脂材料で一体成形してなる。鋼製ワイヤーとしては、例えば、多数の針金をより合せた数本の小網を、ロープ芯に、更により合わせて形成したものを用いる。 【0019】一方、搬送ディスク16…と噛み合う駆動ギヤ15は、一対の歯車部材17・17を、間に円盤状本体18を挟んでボルト止めして構成する。これによって、経時、歯車部材17・17の歯部の片面が磨耗しても、円盤状本体18に対する取付向きを前後逆向きにして付け替え可能とし、場合によっては、新しい歯車部材と交換できるようになっている。また、駆動ギヤ15は、円盤状本体18として、径寸法が歯車部材17・17の歯底円と同じものを用い、全体に歯底面を凹凸のない面一に形成する。これによって、ディスクワイヤー13の駆動時に、その搬送ディスク16…が噛み合ったとき、ワイヤー部分が歯底面に接触しないようにする。ワイヤー部分が歯底面に接触しない構成により、ワイヤーが毛羽立ったり、磨耗したり、断線したりする不具合の発生を防止できるようになっている。 【0020】そして、図示した給餌用パイプラインにおいて、ディスクワイヤー13は、搬送ディスク16…をワイヤー搬送ユニットa〜fの各搬送歯車に噛み合わせて、それら搬送歯車間に掛け渡すとともに、テンション付与装置(図示省略)で弛みをなくして張り渡し、餌送給パイプ12のラインに沿って図6中矢印X方向に回動可能に構成されている。 【0021】さて、上述した給餌用パイプラインでは、餌供給時、飼料タンク10aに収容した餌を、補給用ホッパ10bで補給量を調整しながら、餌送給パイプ12内に送り込む。一方、コーナードライブユニットaのワイヤー駆動モータ14を作動して駆動ギヤ15を回転し、ディスクワイヤー13を、餌送給パイプ12に沿って回動する。すると、餌は、ディスクワイヤー13の搬送ディスク16…により、餌送給パイプ12を通して矢印X方向に搬送され、各給餌器11の真上に到達すると、順次、ドロップパイプ11aを通して落下し、各給餌器11へと供給される。なお、搬送方向最下流の給餌器11には、ドロップパイプ11aと平行に餌抜きドレン19が併設され、必要に応じて、ディスクワイヤー13を回動することにより、餌供給パイプ12内に残った餌を餌抜きドレン19を通して最下流の給餌器11ヘ排出できるようになっている。 【0022】ところで、上述した給餌用パイプラインでは、図1中符号20で示すジョイントを用い、互いの接続ワイヤーを結線してエンドレスのディスクワイヤー13を形成する。図1に、本発明によるディスクワイヤージョイント構造の一例を示す。 【0023】ジョイント20は、金属材料で管軸状につくり、外周部に径方向に貫通するネジ穴21を設けるとともに、両端部の内周にそれぞれテーパ部20aを設けてなる。テーパ部20aは、軸穴22の端縁に向け漸次薄肉になるように傾斜を付けるとともに、テーパ面にR加工を施して形成してなる。 【0024】ディスクワイヤー13は、このジョイント20の軸穴22に、接続するワイヤー端部13aを挿入し、ワイヤー端部13aにジョイント20をネジ止めして搬送ディスク16(16A・16A)間に、ジョイント部Aを設けてなる。そして、ディスクワイヤー13は、ジョイント部Aにおいてのみ、搬送ディスクを1つ省略して搬送ディスク16A・16A間距離Dを、上記取付ピッチPの2倍長さ(例えば100mm)とし、搬送歯車と噛み合うことのない非噛合部を形成してなる。 【0025】したがって、ディスクワイヤー13は、餌供給時、図2に示すように、ジョイント20が駆動ギヤ15を通過するときに、搬送ディスク16…がすべて駆動ギヤ15の歯部に噛み合いながら回動する一方、ジョイント20が駆動ギヤ15と非噛み合い状態で移動する。このため、ディスクワイヤー13は、ジョイント部Aにおいて、ジョイント20が駆動ギヤ15の歯部に衝突してジョイント20前後のワイヤー部分に負荷を加えたり、駆動ギヤ15に対し同様に負荷を加えたりすることなく、スムーズに回動する。 【0026】さらに、上述したディスクワイヤージョイント構造では、図3に示すように、ジョイント20を管軸状とし、その両端部内周に上記テーパ部20aを設けた構成であるため、ジョイント20が駆動ギヤ15を通過するときに、ディスクワイヤー13は、ワイヤー部分の撓みに応じて、ジョイント部Aが駆動ギヤ15のピッチ円に沿って無理なく湾曲し、ジョイント20前後のワイヤー部分に加わる曲げ負荷を最小限に抑えながら、スムーズに回動する。しかも、管軸状単体で構成されるジョイント20内に、餌送給パイプ12内で流動する餌が侵入するようなことも防止される。 【0027】なお、ディスクワイヤー13は、図示しないが、他のワイヤー搬送ユニットb〜fを通過するときも、同様に、ジョイント部Aにおいてワイヤー部分や搬送歯車に何ら負荷を加えることなく、スムーズに回動することができる。 【0028】次に、本発明では、上述したディスクワイヤージョイント構造を、たとえば図7に示すように、ジョイント部Aにおいて、屈曲自在な自在継手構造をなすジョイント20を用いて、ディスクワイヤー13を結線する構成にすることもできる。 【0029】この他のジョイント構造に用いるジョイント20は、図8に示すように、一対の短い金属製管軸25・25と、角軸状のリンク金具26と、2本の継手ピン27を備える。管軸25・25は、それぞれ互いに向き合う端部に、軸方向に対向して突出する一対の連結凸片部25aを有し、外周部にネジ穴28を設けてなる。連結凸片部25aには、それぞれ継手ピン27を通すピン穴29を設けてある。一方、リンク金具26には、連結凸片部25aのピン穴29に対応させて、90度ずらせた位置にピン貫通穴30を設けてなる。 【0030】ジョイント20は、互いの連結凸片部25aの向きを90度ずらせて管軸25・25を配置する一方、各々の連結凸片部25a間に、ピン穴29とピン貫通穴30の向きを一致させてリンク金具26を挟み込み、継手ピン27をピン穴29およびピン貫通穴30に挿通することにより、管軸25・25を連結して上下・前後に屈曲自在な自在継手(ユニバーサルジョイント)として作製してなる。 【0031】このジョイント20を用いてディスクワイヤー13を結線するときは、図7に示すように、管軸25・25の軸穴31にワイヤー端部13aを挿入してネジ止めし、搬送ディスク16A・16A間(距離D)のジョイント部Aに、上述したと同様に、前記搬送歯車と噛み合うことのない非噛合部を形成する。 【0032】したがって、この他のジョイント構造では、自由に屈曲可能な自在継手構造をなすジョイント20を用いて、ディスクワイヤー13を結線した構成であるため、ジョイント20がコーナーの搬送歯車を通過するとき、図9に示すように、ディスクワイヤー13のワイヤー部分の撓みに応じて、ジョイント20が屈曲することにより、ジョイント部Aが搬送歯車のピッチ円に沿って無理なく湾曲し、ジョイント20前後のワイヤー部分に加わる曲げ負荷を最小限に抑えながら、ディスクワイヤー13をスムーズに回動させることができる。 【0033】なお、以上の図示実施の形態では、本発明を、養豚の給餌用パイプラインに適用した例を示したが、本発明は、ディスクワイヤーを使った他の飼育用動物の給餌用パイプラインにも採用することができるのは、勿論である。 【0034】 【発明の効果】 上述のように構成した本発明によれば、次のような効果が得られる。 【0035】請求項1に記載の発明によれば、ジョイントを、従来の如く別途ディスク状金具を備えて可動に構成することなく、管軸状に構成し、このジョイントの軸穴にワイヤー端部を挿入してネジ止めすることにより、ディスクワイヤーのジョイント部を形成するため、従来のように餌送給パイプ内で流動する餌がジョイントに侵入する不具合を確実になくすことができる。そして、ディスクワイヤーは、ジョイントが搬送歯車位置を通過するとき、搬送ディスクがすべて搬送歯車に噛み合いながら回動する一方、ジョイントを搬送歯車に対し非噛み合い状態で移動させる構成であるため、搬送歯車の歯部にジョイントが衝突して搬送歯車やジョイント前後のワイヤー部分に負荷を加えることなく、スムーズに回動することができる。その結果、従来のようにディスクワイヤーがジョイント部で搬送歯車から外れたり、搬送歯車の歯部が磨耗したりする弊害の発生を防止することができる。 【0036】また、従来の如くディスク状金具を使わず、これを搬送歯車に噛み合わす必要のない構成であるため、ジョイント前後の搬送ディスク間ピッチさえ決めれば、手間なく簡単に、且つズレなく正確にジョイントを任意のジョイント位置に取り付けることができる。その結果、ジョイントの取付位置のズレが原因で、従来のように搬送歯車とのスムーズな噛み合いが得られず、搬送歯車やジョイント前後のワイヤー部分に余計な負荷が加わる不具合の発生も防止することができる。 【0037】さらに、ジョイントは、管軸状に形成した比較的簡略な構造であるため、それだけ製造コストを安価にすることができる。 【0038】請求項2に記載の発明によれば、ジョイントの両端部内周にそれぞれテーパ部を設け、そのテーパ面にR加工を施した構成であるため、ジョイントが搬送歯車位置を通過するとき、ディスクワイヤーは、ワイヤー部分の撓みに応じて、ジョイント部が搬送歯車のピッチ円に沿って湾曲し、ジョイント前後のワイヤー部分に加わる曲げ負荷を最小限に抑えながら、スムーズに回動することができる。 【0039】請求項3に記載の発明によれば、自由に屈曲可能な自在継手構造をなすジョイントを用いて、ディスクワイヤーを結線した構成であるため、ジョイントが搬送歯車位置を通過するとき、ワイヤー部分の撓みに応じて、ジョイントが屈曲することにより、ジョイント部が搬送歯車のピッチ円に沿って無理なく湾曲し、ジョイント前後のワイヤー部分に加わる曲げ負荷を最小限に抑えながら、ディスクワイヤーをスムーズに回動させることができる。 【0040】請求項4に記載の発明によれば、餌送給パイプのコーナー部に設ける搬送歯車の1つを駆動ギヤで構成し、ディスクワイヤーをコーナー駆動方式とするため、ディスクワイヤーの駆動効率を向上し、その故障を極めて少なくすることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】390032263 【氏名又は名称】株式会社藤井商会
|
| 【出願日】 |
平成13年5月18日(2001.5.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083873 【弁理士】 【氏名又は名称】三村 秀一
|
| 【公開番号】 |
特開2002−335794(P2002−335794A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月26日(2002.11.26) |
| 【出願番号】 |
特願2001−149993(P2001−149993) |
|