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【発明の名称】 ルアー
【発明者】 【氏名】田口 祐二

【氏名】田中 久

【氏名】佐々木 雅也

【要約】 【課題】魚の興味を引き立てる新しいタイプのルアーを提供する。

【解決手段】このルアーは、略細棒状のルアー本体1と、ルアー本体1の長手方向一端に設けられた釣針連結部2を介して連結される釣針5と、ルアー本体1の長手方向他端に設けられた釣糸連結部3とを有している。このルアー本体1の径と軸方向長さとの比は、1:(10〜25)の範囲内に設定されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】魚釣りに用いるルアーであって、径:軸方向長さの比が1:(10〜25)の範囲内に設定される、断面略円形の棒状のルアー本体と、前記ルアー本体の軸方向一端に設けられた釣針連結部と、前記ルアー本体の軸方向他端に設けられた釣糸連結部と、前記ルアー本体を軸方向に貫通しつつ前記釣針連結部と前記釣糸連結部とを連結するワイヤ部材とを備え、前記ルアーの比重は1.0〜1.5であるルアー。
【請求項2】前記ルアー本体の前記釣糸連結部側端部に配置される錘をさらに備える、請求項1に記載のルアー。
【請求項3】前記釣糸連結部は前記ルアー本体の軸方向中央より他端側に設けられている、請求項1又は2に記載のルアー。
【請求項4】前記ルアー本体には軸方向と直交する方向に貫通する孔が形成されている、請求項1〜3の何れかに記載のルアー。
【請求項5】前記ルアー本体は湾曲している、請求項1〜4の何れかに記載のルアー。
【請求項6】魚釣りに用いるルアーであって、軸方向に釣糸が貫通可能なパイプ型のルアー本体を備え、前記パイプ型のルアー本体の径:軸方向長さの比が1:(10〜25)の範囲内に設定されたルアー。
【請求項7】前記パイプ型のルアー本体は軸方向中央付近より一端側の側面に釣糸導入孔を有する、請求項6に記載のルアー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣りに用いるルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生き餌に代えて様々なルアーを用いて行うルアーフィッシングが盛んに行われている。このルアーフィッシングに用いられるルアーとしては、外形を魚に似せたプラスチック製のミノー型,金属製の板型形状を有するスプーン型,外形をミミズなどの小動物に似せて形成した軟質合成樹脂製のワーム型と呼ばれるものなど、様々なタイプのルアーが用いられている。
【0003】そして、それぞれのタイプに於いて少しずつ形状を変えたり色を変えたりした様々なバリエーションのルアーを用意し、状況に応じて様々なルアーを用いて魚の興味を引きつけて魚を釣り上げる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の様々なタイプのルアーを用いていても、繰り返しルアーを用いて釣りを行っていると、魚が同種のルアーに興味を示さないようになってしまうことがある(俗にいう、魚が「スレ」てしまう)。そこで、ルアーフィッシングに関しては新たなタイプのルアーの提供が常に求められている。
【0005】本発明の課題は、従来にない新たなタイプのルアーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1のルアーは、魚釣りに用いるルアーであって、径:軸方向長さの比が1:(10〜25)の範囲内に設定される断面略円形の棒状のルアー本体と、ルアー本体の軸方向一端に設けられた釣針連結部と、ルアー本体の軸方向他端に設けられた釣糸連結部とを備えている。そして、ルアーの比重は1.0〜1.5であるルアー。
【0007】このルアーは、釣糸連結部に釣糸を連結し釣針連結部に釣針を連結して用いられる。このような所定の径と軸方向長さの比を有し軸方向に伸びる細長棒状のルアーを水中にキャスティングすると、所定の比重を有するこの着水したルアーは水中にゆっくりと沈み、その後、釣糸をリールに巻き上げつつゆっくりとリトリーブすると、釣針を水底側にして軸方向を重力方向に向けて水中に漂いつつ、釣糸の巻き上げ方向に斜めに傾きながらゆっくりと移動する。そして、魚の興味を十分に引き立てる。
【0008】また、釣針連結部と釣糸連結部とを連結するワイヤ部材が、魚を釣り上げる際に釣針と釣糸とからそれぞれ大きな力が加わってルアーが破損されるのを防止している。また、ワイヤ部材自体が錘としてルアー全体のバランスを採って、水中での動作を安定させる。
【0009】なお、ここでいうルアーの比重とは、ルアーの釣針連結部に別途釣針を連結した釣針を含めた比重ではなく、ルアー単体での比重である。このように、比重が水の比重に近く設定されているので、着水後水中にゆっくりと沈降することになる。このような緩やかなルアーの沈降は、別段のアクションをつけることなくとも魚の食らいつきを誘発することも多い。また、その後ゆっくりリトリーブすると、自然と棒状のルアー本体がリトリーブ方向に斜めに傾きながら起立して移動し、魚の興味を引き立てることになる。
【0010】発明2のルアーは、発明1のルアーであって、ルアー本体の釣糸連結部側端部に配置される錘をさらに備えている。このルアーでは、キャスティング後にルアーが水中に沈んでゆく際に、釣糸の連結される釣糸連結部側をこの錘が加重する。そして、釣糸連結部側と釣針連結部側とのバランスを採り、ルアー本体の軸方向を水平方向に位置させつつゆっくりと沈んでゆく。そして、このようにゆっくりと沈降する際にも、このルアーは魚の興味を引き立てて魚の食いつきを誘発する。
【0011】発明3のルアーは、発明1又は2のルアーであって、釣糸連結部はルアー本体の軸方向中央より他端側に設けられている。このルアーでは、軸方向他端側端部ではなく軸方向中央より他端側の途中に釣糸連結部が設けられている。この釣糸連結部に釣糸を連結して水中にキャスティングすると、軸方向を重力方向に向けて釣針を水底側にして水中に漂う。そして、この状態で釣糸をリールに巻き上げつつリトリーブすると、軸方向を重力方向に向けつつ釣糸の巻き上げ方向に斜めに傾きながら移動する。特に、流体力学中心に釣糸連結部を設ければ、より円滑に斜めに傾いた状態を採り得る。具体的には、棒状のルアー本体における一端側から長さ方向においておよそ25%程度の位置が適当と考えられる。もっとも、釣針連結部に釣針を連結した際には、その重量によって多少その位置はずれるものであり、25〜50%の範囲で適宜選択するとよい。そして、このルアーは小動物のように漂いながら魚の興味を引き立てる。
【0012】発明4のルアーは、発明1〜3の何れかのルアーであって、ルアー本体には軸方向と直交する方向に貫通する孔が形成されている。この場合には、ルアーをキャスティング後に軸方向を重力方向に向けて漂い、これをリトリーブすると孔を水が貫通してルアー本体を斜めに傾かせる。
【0013】発明5のルアーは、発明1〜4の何れかのルアーであって、ルアー本体は湾曲している。このルアーでは、湾曲したルアー本体が水中でリトリーブされる際に、ルアー本体の周方向の一定の方向に方向性を維持しつつ、斜めに傾きながら安定した状態で移動する。そして、魚の興味を引き立てる。
【0014】発明6のルアーは、魚釣りに用いるルアーであって、軸方向に釣糸が貫通可能なパイプ型のルアー本体を備えている。そして、このパイプ型のルアー本体は、径:軸方向長さの比が1:(10〜25)の範囲内に設定されている。
【0015】このような所定の径と軸方向長さの比を有し軸方向に伸びるパイプ状のルアー本体を有するこのルアーを水中にキャスティングすると、着水したルアーは水中にゆっくりと沈んでゆく。その後、釣糸をリールに巻き上げつつゆっくりとリトリーブすると、軸方向を重力方向に向けて釣針を水底側にして水中に漂いつつ、釣糸の巻き上げ方向に斜めに傾きながらゆっくりと移動する。そして、このような体勢でゆっくりと移動するこのルアーは魚の興味を十分に引き立てる。
【0016】発明7のルアーは、発明6のルアーであって、パイプ型のルアー本体は軸方向中央付近より一端側の側面に釣糸導入孔を有する。このルアーは、釣糸導入孔から釣糸を挿入して水中にキャスティングすると、軸方向を重力方向に向けて釣針を水底側にして水中に漂うことになる。そして、この状態で釣糸をリールに巻き上げつつリトリーブすると、軸方向を重力方向に向けつつ釣糸の巻き上げ方向に斜めに傾きながら水中を移動して、魚の興味を引き立てる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実施形態を採用したルアーは、図1に示すように、細棒状のルアー本体1と、ルアー本体1の軸方向一端に設けられた釣針連結部2と、ルアー本体1の軸方向他端に設けられた釣糸連結部3とを有している。
【0018】ルアー本体1は、その径と軸方向長さとの比が1:(10〜25)の範囲に設定される軸方向に直線状に伸びる細長部材である。素材としては硬質合成樹脂で構成する。その径断面は真円又は楕円型であり、軸方向部分毎に徐々にその径断面形状を変化させたようなものでもよい。例えば、軸方向長さを50〜150mm程度に設定して、これらの軸方向長さに対応してその径を定めるのが好ましい。また、ルアー本体1の周面には様々な模様を塗装してもよい。
【0019】なお、このルアー本体1の軸方向にはピアノ線や金属線等からなるワイヤ4が貫通している。例えば、このようにワイヤ4を有するルアー本体1の製法としては、ワイヤ4にシート状の合成樹脂素材を巻き付けて成形したり、ワイヤ4を配置した型内に合成樹脂を流し込んで成型するような方法が考えられる。このワイヤ4はその径が0.3〜1.0mm程度のものを用いるのが好ましく、後述のようにその両端はルアー本体1の軸方向両端より突出させておくのが好ましい。
【0020】釣針連結部2は、ルアー本体1の一端側端部においてワイヤ4の一端に連結された金属製の略リング型部材である。または、ワイヤ4の一端をルアー本体1の一端から突出させてこれをリング状に折り曲げて直接形成してもよい。そして、この釣針連結部2には釣針5が連結される。一方、釣糸連結部3はルアー本体1の他端側端部においてワイヤ4の他端に連結された金属製の略リング型部材である。釣針連結部2と同様に、ワイヤ4の一端をルアー本体1の一端から突出させてこれを折り曲げて形成してもよい。そして、この釣糸連結部3に釣糸Lを連結する。
【0021】さらに、必要に応じて、釣糸連結部3付近に別途錘(図示せず)を取り付けてもよい。この錘はワイヤ4に直接取り付けたり、釣糸連結部3に脱着自在に取り付けてもよい。この錘は後述のようにルアー沈降時のバランスを採るために作用するものであり、釣針5の重さに合わせて錘の重さを設定するのが好ましい。例えば、釣針5の重さが0.05〜0.1g程度の場合であれば、それと同等乃至多少重い0.1〜0.2g程度とするのが好ましい。
【0022】なお、このルアーは、釣針5を除いたルアーの比重としてはおよそ1.0〜1.5の範囲に留めるように設計される。具体的には、比較的比重の小さい合成樹脂を用いてルアー本体を構成し、上述のように錘を取り付けたとしても、比重の範囲を所定の範囲に留めるようにする。また、このルアーの釣針連結部3に連結する釣針5もあまり重いものを用いると後述するようなルアーの動作をおこしにくく、釣針5を含む全体の比重としても、1.3〜2.0程度になるように釣針5を選択するのが好ましい。
【0023】このように構成されるルアーは、釣糸連結部3に釣糸Lを連結し釣針連結部2に釣針5を連結して、水中にキャスティングされる。着水したルアーは、その後ゆっくりと沈降する。特に、このように構成するルアーでは、釣針5を除くルアー全体の比重を1.0〜1.5の範囲に設定すると非常に緩やかな沈降をし、魚の興味を引き立てる。また、上述のように錘を釣糸連結部3付近に配置すれば、図2に示すように、釣針連結部2乃至釣針5と、釣糸L乃至釣糸連結部3とでバランスを採りつつ、軸方向をほぼ水平に保ちながらゆっくりと沈降してゆく。このような水平姿勢での沈降時においても魚の興味を引き立てる。
【0024】その後、釣糸Lをリールでゆっくりと巻き上げつつゆっくりとリトリーブして、軸方向を重力方向に向けつつ釣糸Lの巻き上げ方向に斜めに傾かせながらルアーを水中でゆっくりと移動させる。この際、斜めに傾く角度は、図3に示すように、30〜60度、好ましくは45度程度にするのが好ましい。そして、このような体勢で水中をゆっくり移動することでこのルアーは魚の興味を引き立てる。
【0025】なお、このようにルアー本体1を傾かせながら水中でゆっくりと移動させる際には、後方から襲いかかる魚を引っかけやすいように、フック先端が進行方向後方を向くように釣針5に方向性を持たせるのが好ましい。このように釣針5の方向性を持たせるためには、例えば、ルアー本体1を、図4に示すように、湾曲した形状として方向性を設定したりすることも考えられる。また、釣針連結部2や釣糸連結部3を周方向に互いに微妙に回転させて、ルアー本体1乃至釣針5の周方向性を持たせることも考えられる。さらには、図5に示すように、釣糸連結部3のみではなく、他端側の釣針連結部2にも釣糸Lを結び、三角形状にバランスを採りつつ凧の糸目のように釣糸Lを伸ばし、釣針の方向性を設定すると共にルアーの傾き加減を設定することも可能であろう。
【0026】[第2実施形態]図6に示すように、本発明の第2実施形態を採用したルアーは、第1実施形態と同様に、細棒状のルアー本体11と、ルアー本体11の軸方向一端に設けられた釣針連結部12とを有している。そして、ルアー本体11の軸方向にはピアノ線や金属線等からなるワイヤ14が貫通している。
【0027】このルアー本体11も、第1実施形態と同様に、その径と軸方向長さとの比が1:(10〜25)の範囲に設定される軸方向に直線状に伸びる細長部材である。例えば、釣針連結部12側ほど軸方向において徐々にその径が大径化するように設定してもよい。
【0028】このルアー本体11には、軸方向の中央付近より他端側(釣針連結部12と反対側の端部側)にずれた位置においてネック状に肉盗みされた部分11aが形成されており、内部を貫通するワイヤ14が外部に露出している。そして、この部分が釣糸Lを連結するための釣糸連結部となっている。この部分は釣糸連結部2より軸方向に3/4程度の位置とするのが好ましい。なお、ワイヤ14の他端側端部はルアー本体11を貫通して折り曲げられて固定される(14a参照)。
【0029】なお、その他の構成は第1実施形態と同様である。このように構成されるルアーも、第1実施形態と同様に、釣糸連結部11aに釣糸Lを連結し釣針連結部12に釣針15を連結して水中にキャスティングされる。そして、第1実施形態と同様に、水中でゆっくりとリトリーブすると、釣糸連結部11aに連結される釣糸Lとルアー本体1の軸方向長さとのバランスによって水中を傾きながらゆっくりと移動して、魚の興味を引き立てる。
【0030】なお、この実施形態では、釣糸連結部としてワイヤ14を露出させているが、これに代えて、別途リングをワイヤ14に連結しつつルアー本体11の周面から突出させて、釣糸連結部としてもよい。
【0031】[第3実施形態]図7に示すように、本発明の第3実施形態を採用したルアーは、第1実施形態と同様に、細棒状のルアー本体21と、ルアー本体21の軸方向一端に設けられた釣針連結部22と、ルアー本体21の軸方向他端に設けられた釣糸連結部23とを有している。そして、ルアー本体21の軸方向にはピアノ線や金属線等からなるワイヤ(図示せず)が貫通している。
【0032】このルアー本体21も、第1実施形態と同様に、その径と軸方向長さとの比が1:(10〜25)の範囲に設定される軸方向に直線状に伸びる細長部材である。このルアー本体21には、軸方向の一端側(釣針連結部22側)付近に、軸方向に長く伸びつつルアー本体21を径方向に貫通する長孔21aが形成されている。
【0033】なお、その他の構成は第1実施形態と同様である。このように構成されるルアーは、釣糸連結部23に釣糸Lを連結し釣針連結部22に釣針25を連結して、水中にキャスティングされる。そして、第1実施形態と同様に軸方向をほぼ水平に維持してゆっくりと沈降すると共に、ゆっくりと釣糸Lを巻き上げて軸方向を傾かせながら移動させることで、魚の興味を十分に引き立てる。この際、長孔21aを水が流れて適度なルアーの傾きや微妙なルアー本体21の振動等をも演出できる。
【0034】なお、ルアー本体に設ける孔としては、図8に示すように、ルアー本体31に複数の小孔31aを径方向に形成してもよい。この際、小孔31aは一定の方向性を設けると、ルアー本体31を一定方向に傾かせつつ水中を移動させるのに好ましく、また、釣針35の方向性も維持しやすい。
【0035】[第4実施形態]本発明の第4実施形態を採用したルアーは、図9及び図10に示すように、内部に軸方向に貫通する内部通路41aを有する細パイプ状のルアー本体41を有している。ルアー本体41は、その径と軸方向長さとの比が1:(10〜25)の範囲に設定される軸方向に直線状に伸びる細長部材である。例えば、金属,硬質合成樹脂,軟質の合成樹脂,ゴム材などから構成されている。軸方向長さは、特に限定されるものではなく狙う魚に応じて変化するものであるが、50〜200mm程度、特に好ましくは、50〜150mm程度とするのが、その後のルアー操作を行うためには良好である。
【0036】このルアーは、ルアー本体41の内部通路41aに軸方向に釣糸Lを挿通させて、釣糸Lの端部に釣針45を連結する。そして、釣糸L上に予め配置した一対のゴム管42,43によって、ルアー本体41を挟み込むようにして釣糸L上に固定して用いることになる。
【0037】水中にキャスティングされた後、このルアーはルアー本体41の軸方向を水平方向にほぼ維持しつつゆっくりと沈降する。そして、第1実施形態と同様に、この状態で釣糸Lをリールにゆっくりと巻き上げつつリトリーブすると、軸方向を重力方向に向けつつ釣糸Lの巻き上げ方向に斜めに傾きながら水中をゆっくり移動して、魚の興味を引き立てる。
【0038】[第5実施形態]図11に示すように、本発明の第5実施形態を採用したルアーは、第4実施形態と同様に、内部に軸方向に貫通する内部通路51aを有する細パイプ状のルアー本体51を有している。そして、このルアー本体51の軸方向の中央付近より他端側(釣針55と反対側)にずれた位置の周面上に内部通路51に連通する釣糸導入口56が形成されている。
【0039】このルアーは、ルアー本体51の内部通路51aに釣糸導入口56から軸方向に釣糸Lを挿通させて、釣糸Lの端部に釣針55を連結して用いられる。そして、釣糸L上に予め配置した一対のゴム管52,53によって、ルアー本体51を挟み込むようにして釣糸L上に固定して用いることになる。
【0040】水中にキャスティングされた後、釣糸Lをリールに巻き上げつつゆっくりとリトリーブすると、軸方向を重力方向に向けつつ釣糸Lの巻き上げ方向に斜めに傾きながら水中を移動して、魚の興味を引き立てる。特に、ルアー本体51の軸方向バランスによって、このルアーは安定して斜めに傾きつつ水中を移動する。
【0041】[他の実施形態]
(a)ルアー本体の断面に微妙な扁平を設ける等、水中でのルアーの方向性を保つためには、周知の技術をさらに適用することも可能である。
(b)図12に示すように、ワイヤ64が長手方向に貫通しているルアー本体61を長手方向において「くの字」型に折り曲げて、折り曲げた部分のワイヤ64を露出させて、ここを釣糸連結部として用いる構造も考えられる。この場合、ルアー本体61の折り曲げられた各部分61a,61bの両端のワイヤ64の一端を突出させてこれを折り曲げて、両端に一対の釣糸連結部63を形成してもよい。
【0042】
【実施例】本発明について、実施例を挙げてさらに説明する。表1に示すような仕様において、本発明にかかる棒状のルアーを作成した。具体的には、径0.3mm(なお、下記実施例5については0.5mm)の金属ワイヤにポリウレタン系樹脂を巻き付けて棒状のルアー本体とし、その金属ワイヤの両端を折り曲げてそれぞれ釣糸連結部と釣針連結部とした。これら実施例1〜6のルアーを適宜交換しつつ釣りを行った。一方、比較例としてスプーン型のルアー(重さ0.6〜2.2gのものを数種用意)を用い適宜交換しつつ釣りを行った。そして、同一の釣り場においてニジマスを1時間中に釣り上げる魚の重量を比較した。
【0043】
【表1】

実施例1〜6を用いた場合には、比較例を用いた場合に比べて、およそ4〜5倍の重量の魚を釣り上げることに成功した。
【0044】
【発明の効果】本発明にかかるルアーによれば、魚の興味を十分に引き立てることができる。
【出願人】 【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
【出願日】 平成13年5月25日(2001.5.25)
【代理人】 【識別番号】100094145
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 由己男 (外1名)
【公開番号】 特開2002−325524(P2002−325524A)
【公開日】 平成14年11月12日(2002.11.12)
【出願番号】 特願2001−156685(P2001−156685)