| 【発明の名称】 |
動物に飼料を供給する装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】アレクサンデル ヴァン デル レリー
【氏名】カレル ヴァン デン バーグ
【氏名】ハワード シー
【氏名】ルシアン エリザ ニールズ フート
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| 【要約】 |
【課題】動物の食餌環境の改善を実現する、乳牛等の動物に飼料を供給するための装置を提供すること。
【解決手段】中心軸(2)の周りに配置された枠体(1)に複数の給餌おけ(6)を配設した、乳牛等の動物に飼料を供給するための装置である。各給餌おけ(6)は動物にアクセス可能で、且つ動物の頭を入れる入り口側を有する。少なくとも1つの給餌おけ(6)が入り口側から拡大する形状を有する。好適には、すべての上記給餌おけ(6)が入り口側から拡大する形状を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中心軸の周りに配置された枠体に複数の給餌おけを設け、各給餌おけが1頭の動物にアクセス可能であり、且つ動物の頭を入れる入り口側を有する、乳牛等の動物に飼料を供給するための装置において、少なくとも1つの給餌おけが入り口側から拡大する形状を有することを特徴とする動物に飼料を供給するための装置。 【請求項2】 すべての上記給餌おけが、入り口側から拡大する形状を有することを特徴とする請求項1記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項3】 第1組の給餌おけが、第2組の給餌おけよりも低い位置で上記枠体に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項4】 上記装置が底部を含み、給餌おけが該底部に対し高さを調節可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項5】 上記装置に個々の動物を識別するための識別手段を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項6】 上記識別手段からのデータによって給餌おけの高さが自動的に調節可能であることを特徴とする請求項4または5記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項7】 2つの隣接する給餌おけの間に隔壁を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項8】 上記隔壁に、歩数計のための読みとり装置が配置されたことを特徴とする請求項7記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項9】 1つの給餌おけから動物の平均体長の少なくとも半分ほどの距離にわたって延びる、少なくとも1つの隔壁フレームが、上記装置に設けられたことを特徴とする請求項1から8のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項10】 上記隔壁フレームがステンレススチール製であることを特徴とする請求項9記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項11】 動物の体高及び/または体重を測定するための測定手段を上記装置に設けことを特徴とする請求項1から10のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項12】 動物の成長を確認するために、及び/または飼料及び/または飲料の供給を調節するために、測定データが蓄積されていることを特徴とする請求項11記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項13】 測定手段からのデータにより、高さが調節されることを特徴とする請求項4または11記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項14】 上記装置に、飼料のストックを入れるためのホッパーと、該ホッパーから給餌おけに飼料を運ぶ運搬手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項15】 上記運搬手段が、飼料をホッパーから上方に運ぶための第1コンベアを含み、該第1コンベアが給餌おけに運ぶべき飼料を供給するための供給端部を有することを特徴とする請求項14記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項16】 上記装置に容器を設け、上記第1コンベアが一定量の飼料をホッパーから該容器に運ぶことを特徴とする請求項15記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項17】 上記容器に、容器内に存在する飼料を測定するための計量装置を設けたことを特徴とする請求項15または16記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項18】 上記容器が、開くようになっている底部を有することを特徴とする請求項16または17記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項19】 上記運搬手段が、所定量の飼料を上記容器から給餌おけに運ぶための第2コンベアを含むことを特徴とする請求項14から18のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項20】 上記装置が複数のホッパーを含み、該ホッパーが中心軸の周りに配置された枠体に配設されていることを特徴とする請求項14から19のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項21】 各ホッパーが、第1コンベアの該当する供給端部に対応する排出端部を有し、該ホッパーの該排出端部が高さ方向で互い違いに配置され、隣同士のホッパーの排出端部が投影図において互いに重なり合う配置になっていることを特徴とする請求項20記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項22】 上記第1組の給餌おけの少なくとも1つの上方に、第2コンベアから給餌おけに飼料を運ぶための第3コンベアを設けたことを特徴とする請求項3記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項23】 上記第3コンベアが、中心軸の周りに回転可能であるように配設されたことを特徴とする請求項22記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項24】 上記第2コンベアが、中心軸の周りに回転可能であるように配設されことを特徴とする請求項19記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項25】 搾乳ボックスにその動物が入る予定であることを示す信号を動物に与える手段を、上記装置に設けたことを特徴とする請求項1から24のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項26】 上記装置が底部を含み、該底部が中心軸から離れる方向に下方に傾斜していることを特徴とする請求項1から25のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項27】 上記装置が底部を含み、該底部が、動物が立つことの出来る上昇部分を有することを特徴とする請求項1から26のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置。 【請求項28】 請求項1から27のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置と、動物が該装置を使用するために立つことの出来る床部分を有する底部との組立体において、該底部に対する該床部分の傾斜を調節する手段と、調節位置で該床部分をロックする手段とを該床部分に設けたことを特徴とする組立体。 【請求項29】 個々の動物を識別するための識別手段を上記組み立て体に設け、上記調節手段が該識別手段からのデータにより制御されることを特徴とする請求項28記載の組立体。 【請求項30】 請求項1から27のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置と、動物が該装置を使用するために立つことの出来る床部分を有する底部との組立体において、該床部分が該底部の上方に位置することを特徴とする組立体。 【請求項31】 請求項1から27のいずれか記載の動物に飼料を供給するための装置と、動物が該装置を使用するために立つことの出来る床部分を有する底部との組立体において、該床部分が中心軸から離れる方向に下方に斜めに傾斜していることを特徴とする組立体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、中心軸の周りに配置された枠体に複数の給餌おけを設け、各給餌おけが動物にアクセス可能で且つ動物の頭を入れる入り口側を有する、乳牛等の動物に飼料を供給するための装置に関する。 【0002】 【従来の技術及び課題】充分に機能するこのような装置は、オランダ国特許出願第1020898号に開示されている。本発明の目的は、動物の食餌行動の改善が実現される、乳牛等の動物に飼料を供給するための装置を提供することである。 【0003】 【課題を解決するための手段】このため本発明によれば、上記種類の装置において、少なくとも1つの給餌おけが入り口側から拡大する形状を有する。入り口側から拡大する形状を有する給餌おけは動物の飼料取り入れに関し、予期せぬ効果をもつように思われる。この場合、拡大の度合いは特に、例えば乳牛等の動物の頭の前部が横方向に比較的大きな自由度をもつようになっている。特に数個の給餌おけが中心軸の周りに配置され、すべての給餌おけが入り口側から拡大する形状を有する場合、給餌おけにとって有効なスペースは軸に向かって逆に減少するので、この拡大形状は非論理的であるように思われる。しかし、このスペースが動物の飼料取り入れに関し、大きな予期せぬ効果を提供すると思われる。 【0004】本発明による装置の1実施例は、第1組の給餌おけが第2組の給餌おけよりも低い位置で枠体に配設されていることを特徴とする。第1組の給餌おけが第2組の給餌おけよりも低い位置で枠体に配設されている場合、投影図において第1及び第2組の給餌おけの間に重なりがあり、限られたスペース内に多数の給餌おけが配置可能である。 【0005】本発明による装置の好適な実施例では、装置は底部を含み、給餌おけは該底部に対し高さを調節可能に取り付けられる。これは、体高が異なる動物達が簡単に給餌おけに接近出来るようにする。 【0006】好適には装置に個々の動物を識別するための識別手段を設け、装置が自動的に機能するようにする。特に、該識別手段からのデータによって給餌おけの高さが自動的に調節可能である。 【0007】給餌おけから食餌中動物が他の動物から邪魔されないように、2つの隣接する給餌おけの間に隔壁を設ける。動物は該隔壁のすぐ近くに来るので、歩数計のための読みとり装置を隔壁に配置すると非常によい。このような歩数計は特に、歩数に基づき動物が盛りがついているかどうかを測定するのに使用される。 【0008】並んで立っている動物が互いに寄りかかりすぎるのを防止するために、本発明による1実施例では、給餌おけから動物の平均体長の少なくとも半分ほどの距離にわたって延びる少なくとも1つの隔壁フレームが設けられている。隔壁フレームは好適にはステンレススチール製である。 【0009】本発明による1実施例では、動物の体高を測定するための動物の体高測定手段を装置に設ける。このような動物の体高測定手段は、カメラまたは光グリッドから構成され、その場合、該測定手段は例えば隔壁に配置される。こうして特に動物の成長を確認することが可能である。動物が成長してこれ以上成長しない時は、動物認識装置(或いは識別手段)を動物の体高を知るのに使用してもよい。そのため、記憶装置は動物毎の体高を入れた表を含む。好適には、給餌おけの高さは動物の体高測定手段からのデータにより調節可能である。 【0010】動物の成長及び/または健康に関する別の或いは追加のデータを得るために、装置に動物の体重を量る測定手段、いわゆる動物計量手段を設ける。該動物計量手段は好適には床部分と一体化される。このために、それ自体既知の計量フロアを使用してもよい。 【0011】好適には装置に、飼料のストックを入れるためのホッパーと、該ホッパーから給餌おけに飼料を運ぶ運搬手段を設け、動物が立つことの出来る底部に対し装置を位置決めするようにする。第1コンベアが飼料を上方に運ぶ時、飼料の極めて正確な計量と迅速な供給が得られるように思われる。 【0012】飼料は第1コンベアから直接給餌おけに運ばれてもよいが、装置に容器を設け、第1コンベアが一定量の飼料をホッパーから該容器に運ぶようにすると、特に飼料を混合するという理由で、効果的である。 【0013】本発明による装置の1実施例は、容器内に存在する飼料を測定するための計量装置を上記容器に設けたことを特徴とする。こうして給餌おけに供給可能な飼料の量を確定することが可能である。また同時に混合物の正確な配合を実現することが可能になる。 【0014】飼料は別の取り出し装置によって容器から取り出してもよいが、構造の単純化のためには別体の取り出し装置を用いないほうが有利である。該容器が傾くと飼料が該容器から落下するような、傾動可能な容器を使用してもよい。しかし装置をより衛生的に使用するために、該容器が、開くようになっている底部を有するのが好ましい。 【0015】所定量の飼料を該容器から直接給餌おけに運んでもよいが、運搬手段が所定量の飼料を該容器から給餌おけに運ぶための第2コンベアを含むと、構造的に有利である。 【0016】好適な実施例では、第2コンベアは、チューブ形状のシュート或いはチャネル形状のシュートで構成される。言い換えれば、容器は給餌おけの上方に配置される。その結果、飼料は重力で給餌おけに流れるので、飼料を運ぶ別体の駆動装置は必要ではない。 【0017】本発明による装置は、特に搾乳ロボットに適用される。しかし装置を給餌円柱で構成すると、本発明は特に効果的である。この場合、数頭の動物が同時に装置を使用することが出来る。 【0018】コンパクトな装置を得るために、各ホッパーに、第1コンベアの該当する供給端部に対応する排出端部を設ける。ホッパーの該排出端部が高さ方向で互い違いに配置され、隣同士のホッパーの排出端部が投影図において互いに部分的に重なり合う配置にすれば、特にコンパクトな構造が得られる。 【0019】上記第1組の給餌おけの少なくとも1つの上方に、第2コンベアから給餌おけに飼料を運ぶための第3コンベアを設けると、第1組の給餌おけへの飼料の運搬が簡素化される。第3コンベアは好適には中心軸の周りに回転可能であるように配置されるので、少数の、好ましくは1個の第3コンベアで充分である。 【0020】第2コンベアは好適には中心軸の周りに回転可能であるように配置されるので、少数の、好ましくは1個の第2コンベアで充分である。 【0021】好適な実施例では、第3コンベアはチューブ形状のシュート或いはチャネル形状のシュートで構成される。言い換えれば、容器は給餌おけの上方に配置される。その結果、飼料は重力で給餌おけに流れるので、飼料を運ぶ別体の駆動装置は必要ではない。 【0022】上記装置により動物に給餌するには、動物は識別され、その後飼料計量装置によって、個々の動物の栄養上の必要に応じて1個以上のホッパーから出て来る成分で飼料が合成される。そして容器と運搬手段とを介して飼料が給餌おけに供給される。計量装置によって飼料の量が、個々の動物の栄養上の必要に応じて調節される。この場合、好適には制御手段が、装置の該当する部品の機能を制御する。 【0023】装置を酪農動物に使用する場合、動物が搾乳ボックスに入る予定であることを示す信号をその動物に与える手段を装置に設けると、効果的である。一定の期間訓練すると、この信号で酪農動物が自発的に搾乳ボックスに行くようになる。これは給餌おけを閉じることにより、そして搾乳ボックス内の飼料のみを動物に与えることにより促進される。 【0024】排泄物が装置の方に流れるのを防ぐために、底部が装置から離れる方向に下方に傾斜していると有利である。これはまた、動物に快感を与えるように思われる。さらに、或いはその代わりに、動物が立つことの出来る上昇床部分を底部に設ける。 【0025】本発明による装置の1実施例では、飼料計量装置を装置に設け、該飼料計量装置は動物識別手段からのデータ及びコンピュータに記憶された給餌データにより、計量された分量の飼料を供給する。この装置において、動物計量手段或いは動物の体高測定手段は測定データをコンピュータに運ぶデータ運搬手段を含み、該コンピュータに、年齢による体重、及び/または年齢による体高、及び/または年齢による動物毎の1日当たりの飼料の量、及び/または動物の過去の成長データに関する好適には対称表の形の、該当する動物種の平均成長データを蓄積する記憶装置を設け、上記データの少なくとも1つに基づき計量された分量の飼料を飼料計量装置が供給する。このようにして、測定された過去のデータに基づき動物の成長期には、特にその動物種の平均成長データと比較して、飼料の量が適応される。 【0026】給餌おけは高さが調節可能に装置に取り付けてもよいが、床部分の高さを調節可能としてもよい。 【0027】本発明はまた、本発明による装置と、動物が該装置を使用するために立つことの出来る床部分を有する底部との組立体にも関し、底部に対する床部分の傾斜を調節する手段と、調節位置で床部分をロックする手段とを該床部分に設けたことを特徴とする。 【0028】好適には、個々の動物を識別するための識別手段を上記組立体に設け、上記調節手段が該識別手段からのデータにより制御されるようにする。 【0029】食餌中動物が排泄物の中に立つことが少なくなるように、動物が装置を使用するために立つことの出来る床部分を有する底部を該組立体に設け、該床部分が底部より上方に位置するようにする。これに代えて或いは追加として、床部分を装置から離れる方向に下向きに傾斜させる。図面に示す実施例を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。 【0030】 【発明の実施の形態】図1は、動物、特にこれに限る訳ではないが乳牛に、飼料を供給するための装置を概略的に示す。該装置は、図1及び2に示す実施例では、中心軸2の周りに配置された枠体1を含み、実質的に円形の周囲を有する。枠体1の上方にホッパー9、10が配置されている。ホッパー9、10を設置するための手段は枠体1には示していない。装置は定位置に置かれるようになっている。即ち好適には動物が立つことの出来る床部分8を有する底部5に配置される。 【0031】好適には枠体1には、隣接する給餌おけ6の間に隔壁4を設ける。隔壁4は多分取り外し可能に枠体1に配設される。該隔壁は、動物が給餌おけから食餌中他の動物によって邪魔されるのを防止する。給餌おけ6から食べる乳牛は該隔壁4のすぐ近くに来るので、乳牛に取り付けられた歩数計のデータを読みとるための読みとり装置13を隔壁4に設ける。このような歩数計は特に、歩数に基づき動物が盛りがついているかどうかを測定するのに使用される。 【0032】隔壁フレーム(図1にその1つを示す)14は、給餌おけから乳牛の平均体長の少なくとも半分ほどの距離にわたって延びる。隔壁フレームは好適にはステンレススチール製であるが、合成材料等の他の材料も同様に適用してもよい。隔壁フレーム14は、並んで立っている動物が互いに寄りかかりすぎるのを防止する。 【0033】図示の実施例では、動物のための給餌おけ6は、装置の下部に軸2を中心に円形状に配置されている。図示の実施例において給餌円柱により構成された装置の配置形状により、構造が殆どスペースをとらず、且つ動物があらゆる方向から給餌円柱に最適にアクセス可能であることが達成される。コンパクトにするために第1組の給餌おけ6は第2組の給餌おけ6の下方位置で枠体に配置されている。図1から明らかなように、第1組の給餌おけは、投影図で第2組の給餌おけに重なっている。 【0034】給餌円柱にはさらに、ホッパー9または10から該当する給餌おけ6に飼料を運ぶための第1コンベア11と第2コンベア3、3’が設けられる。容器12は、第1コンベア11によりホッパー9、10から該容器12に運ばれた一定量の飼料を受け取る。第1コンベア11として、オーガ、グリッパ、ベルトコンベア、またはそれ自体既知の他の飼料運搬装置を使用してもよい。 【0035】第1コンベア11は極めて正確な計量を得るために飼料をホッパー9、10から上方に送る。第1コンベア11は、ホッパー9または10の排出端部21または22に対応する供給端部を有する。 図示の実施例ではホッパー9、10は中心軸2の周りに配置されている。ホッパー9、10の排出端部21及び22は、高さ方向で互い違いになっており、図1から明らかなように、隣接するホッパー9、10の排出端部が投影図では互いに部分的に重なり合うような配置になっている。 【0036】第2コンベア3、3’は、好適にはチューブ形状のシュート或いはチャネル形状のシュートで構成され、容器12から対応する給餌おけ6に所定量の飼料を運ぶようになっている。第1組の給餌おけ6、即ち下方の給餌おけ6の上方に、第2コンベア3、3’から給餌おけ6に飼料を運ぶための、好適にはチューブ形状のシュート或いはチャネル形状のシュートで構成される第3コンベア18が設けられている。第1組の給餌おけ6毎に個別の第3コンベア18を設けてもよいが、第3コンベア18は中心軸2の周りに回転可能に設けるのが好ましい。回転は、例えば電動モータからなる駆動部材23により行われる。 【0037】類似の態様では 第2コンベア3、3’は中心軸2の周りに回転可能に配置される。この回転は、モータ24により駆動される。さらに第2コンベア3、3’は、図2から明らかなように、第2組の給餌おけが満たされた位置から第1組の給餌おけが満たされる位置に移動可能である。 【0038】飼料をチューブ形状のシュート3、3’に運ぶために、容器12は開くようになっている底部を有する。図3に示す実施例では、容器12の底部を、軸15を中心に枢動可能な2つの半割部16、17により構成することによりこれは実現される。半割部16、17が離れると、孔30が形成され、これを介して飼料がチューブ形状のシュート3、3’内に落下する。 【0039】装置は該底部の開放を制御するための駆動部材19を含む。駆動部材19は第1及び第2コンベア11または3、3’の機能する順序も制御するコンピュータ25により制御される。 【0040】容器12にはそれ自体既知の、該容器12内に存在する飼料を測定するための計量装置20が設けられている。計量装置20は、容器12が例えば板ばね27とリンク構造26を介して支持されるロードセルであってもよい。 【0041】個々の動物を識別するための識別手段7が設けられている。図示の実施例では、識別手段7は隔壁4に配置されているが、識別手段が例えば給餌おけ6等の他の場所に配置されてもよいことは明らかである。識別手段7により、給餌おけ6に存在する動物の識別が自動的に確認される。 【0042】例えばコンピュータの記憶装置に記憶された対称表により、例えばその動物に割り当てられた量の飼料を供給することが可能である。この量は計量装置20によって決定される。識別手段7からのデータにより、コンピュータはさらに、チューブ形状のシュート3が正しい給餌おけ6の上に位置するように、該チューブ形状のシュート3の運動を制御する。コンピュータはさらに、コンベア11の駆動を制御する。 【0043】異なる体高の動物を簡単な方法で給餌おけ6にアクセスさせるために、底部5に対し給餌おけ6の高さを調節可能である。このため、給餌おけを高さ方向で移動可能であるように、枠体1に配置してもよい。この移動は、例えばコンピュータ25により制御されるモータによって実現される。給餌おけを高さ方向で移動させるようにモータを制御するために、コンピュータ25は、動物認識手段或いは動物識別手段7からのデータを利用してもよい。 【0044】その代わりに、昇降装置28により底部5の床部8を上方または下方に移動させてもよい。上昇した床部8は、永久的に上昇した床部8により構成された場合も、乳牛が不必要に排泄物の中に立たなくてよいという利点を有する。特にこの目的のため、床部8は図1に概略的に示すように、装置から離れる方向に下方に傾斜している。 【0045】本発明による装置が、成長途中の子牛または他の動物に適用される場合、動物の体高を測定するための体高測定手段を設けると有利である。このような体高測定手段は例えばカメラ或いは光グリッドにより構成してもよい。図2には、体高測定、並びにおそらく給餌おけと床部との相互の高さ調節の制御のために使用される測定帯片29(または帯片状のセンサ)が設けてある。 【0046】体高測定手段29からの情報は、部分的に識別手段7からのデータ及びコンピュータ25に蓄積された給餌データによって計量した分量の飼料を供給する、飼料計量装置を制御するためにも使用される。この場合、動物計量装置、例えば計量フロアとして設計された床部分等の動物計量装置からの情報も利用される。この目的のため、動物の体高測定手段と計量手段は測定データをコンピュータに送るためのデータ運搬手段を含む。 【0047】コンピュータには、年齢による体重、及び/または年齢による体高、及び/または年齢による動物毎の1日当たりの飼料の量、及び/または動物の過去の成長データに関する好適には対称表の形の、該当する動物種の平均成長データを収容する記憶装置を設け、上記データの少なくとも1つに基づき計量された分量の飼料を飼料計量装置が供給する。 【0048】本発明によれば、図1及び2に示すように数個の給餌おけ6が中心軸2の周りに配置された装置において、入り口開口から中心軸2の方に向かって拡大する形状の給餌おけが使用される。これは動物の飼料取り入れに大きな予期せぬ効果をもたらす。この場合、拡大の度合いは、特に乳牛の頭の前部が横方向に比較的自由であり、入り口開口が頭の通過を許すほど充分大きいように設定される。 【0049】図4は中心軸2の周りに配置された複数の給餌おけ6の概略的平面図である。給餌おけ6は動物のための入り口側から拡大している。また給餌おけ6は、拡大部分の区域でその他の部分の区域よりも深くなるように設計してもよい。当然ながら本発明は図示の実施例の形状に限定されるものではなく、あらゆる拡大形状が適用可能である。 【0050】本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で追加及び改変が可能であることは明らかである。例えば、給餌おけの背後に照明を、好適にはすべての給餌おけのための中央照明を装置に設けてもよい。さらに装置に、害虫駆除手段、及び/または装置内の結露を防止する手段、及び/または動物を冷やす手段を設けてもよい。特に酪農動物が装置を使用する場合は、例えば搾乳ロボットを含む搾乳ボックスにその動物が入る予定であることを示す信号を動物に与える手段を設けると、有利であると思われる。 【0051】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明による動物に飼料を供給する装置によれば、乳牛等の動物の食餌環境が改善される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501363040 【氏名又は名称】レリー エンタープライジズ アクチェンゲゼルシャフト
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| 【出願日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060690 【弁理士】 【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−320422(P2002−320422A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月5日(2002.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−117856(P2002−117856) |
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