| 【発明の名称】 |
釣 竿 |
| 【発明者】 |
【氏名】細谷 靖典
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| 【要約】 |
【課題】耐摩耗性に優れた表示部を有する釣竿を提供することを課題とする。
【解決手段】文字や図柄等の表示部を有する釣竿において、レーザーマーキングにより前記表示部が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 文字や図柄等の表示部を有する釣竿において、レーザーマーキングにより前記表示部が形成されていることを特徴とする釣竿。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、釣竿に関し、特に、文字や図柄等の表示部の改良に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、釣竿の表面に施された文字や図柄等は、例えばシルクスクリーン印刷等の印刷手法によって形成されていた。しかし、印刷では、表示部の形状等が制限されるうえに、形成された表示部の耐摩耗性についても更なる改善の要望がある。 【0003】それゆえに本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされ、耐摩耗性に優れた表示部を有する釣竿を提供することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る釣竿は、文字や図柄等の表示部を有する釣竿において、レーザーマーキングにより前記表示部が形成されていることを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る釣竿の一実施形態について、図面を参酌しつつ説明する。1は竿本体で円筒状又は円柱状に形成されている。2は竿本体1に外嵌装着されたリールシートで、該リールシート2の竿先側と竿元側にはそれぞれフロントグリップ3とリアグリップ4が設けられて、両グリップ3,4は釣竿のグリップ部を構成している。 【0006】フロント及びリアグリップ3,4は、木、コルク、ゴム、発泡樹脂(例えば発泡EVA)等、種々の材質から構成することができる。本実施形態では、円筒状に形成されて竿本体1の外周面に接着により取付固定されている。 【0007】両グリップ3,4には、文字や図柄等の表示部5,6が設けられており、該表示部5,6はレーザーマーキングにより形成されている。尚、レーザーマーキングは、例えば、ビーム直径約10乃至500μmのYAGレーザーを使用したレーザーマーキング装置を用いて行う。 【0008】まず、フロントグリップ3の表示部5は、フロントグリップ3の表面にレーザ光を照射し、その表面を所定厚さ焼失除去することにより形成されている。この場合、グリップ3の材質の色により表示部5は異なって見える。つまり、グリップ3の材質が無着色のコルクや木等であれば、レーザー光が照射された箇所である表示部5は、他の部分と異なり、黒色となる。一方、黒色の発泡樹脂を使用した場合には、表示部5も他の部分と同じ黒色であり、色によって識別することはできない。しかし、レーザー光の照射で表面が焼失するため、表示部5は凹状である。従って、グリップ3の表面には凹凸が形成され、その凹凸によって表示部5を認識できる。 【0009】一方、リアグリップ4の表示部6は、フロントグリップ3のそれと同様にレーザーマーキングにより形成されたものであるが、凹状の表示部6に別途インキ層7を設けて着色したものである。 【0010】このように、両グリップ3,4の表示部5,6は、共に凹状に形成されるので、従来の印刷手法に比して耐摩耗性に優れるのである。特に、グリップ部は釣りの際に常に把持される箇所であるため、レーザーマーキングによって凹状の表示部を形成する効果が大きい。また、レーザーマーキングにより、従来にはない図柄等、特に細かな文字や、細い線画による図柄が採用可能となり、表示部のデザインを従来以上に多様化、高度化することができる。 【0011】尚、グリップ部の表示部に限らず、竿本体1の表示部も同様にレーザーマーキングにより形成することができる。以下、種々の形態について順に説明する。尚、図3及び図4に示す矢印Aの方向は釣竿の軸線方向である。 【0012】図3に示す釣竿の竿本体1は円筒状に形成されており、円筒状のブランク層10と、該ブランク層10の外周面にヤーン(糸)を巻回することにより形成されたヤーン層11と、該ヤーン層11の外側に形成された透明のクリア層12から構成されている。尚、円筒状のブランク層10は、エポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸し、カーボン繊維等を強化繊維とする繊維強化プリプレグを巻回して形成されている。 【0013】このようにして形成された竿本体1に向けてレーザー光を照射すると、レーザー光はクリア層12を通過するので、ヤーン層11がレーザー光によりマーキングされる。この場合、ヤーン層11に形成された表示部13はクリア層12で保護されるため、表示部13が露出している場合に比して、耐摩耗性に極めて優れる。 【0014】また、図4のように、ヤーン層11やブランク層10を隠蔽するようにクリア層12の外側に塗装により着色層20を形成してもよい。尚、着色層20は無論白色も含まれる。この場合、レーザー光により着色層20が文字や図柄の形状に合わせて焼失除去され、これにより、除去された部分の内側のヤーン層11が表出して目視可能となる。このように、レーザーマーキングで着色層20を文字や図柄に合わせて部分的に焼失除去することにより、ヤーン層11が部分的に表出した表示部21を形成することもできる。尚、図3及び図4に示したブランク層10の外側に塗装により着色層を形成し、該着色層の外側にヤーン層11を設けてもよい。 【0015】同様に、図5のように、ブランク層10とその外側の塗装による着色層30とから竿本体1が構成されている場合には、レーザー光によって着色層30が部分的に焼失除去されて、ブランク層10が部分的に露出する。このようにレーザーマーキングで着色層30を部分的に焼失除去することにより、ブランク層10が部分的に露出した表示部31を形成してもよい。 【0016】また同様に、図6のように、ブランク層10の外側に下側の着色層40(アンダーコート層)を形成し、その外側に上側の着色層41(上塗り層)を形成し、更にその外側にクリア層42を形成した竿本体1の場合には、クリア層42を通過したレーザー光で上側の着色層40のみを焼失除去し、その内側の下側の着色層41を表出させてもよい。尚、クリア層42は省略してもよい。このようにレーザーマーキングで表層側の着色層(上側の着色層41)を部分的に焼失除去することにより、その内側の着色層(下側の着色層40)が部分的に表出した表示部43を形成することもできる。 【0017】尚、着色層を全厚みに亘って除去する以外に、図7のように着色層50自体にレーザー光でマーキングして表示部51を形成してもよい。即ち、着色層50の所定厚さ分のみを焼失除去して表示部51を形成してもよい。尚、レーザーマーキング後に着色層50の外側にクリア層52をコーティングしてもよい。無論、レーザーマーキング前にクリア層52を設けることもできる。 【0018】 【発明の効果】以上のように、レーザーマーキングにより表示部を形成したので、従来の印刷による表示部に比して、耐摩耗性に優れるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成13年4月11日(2001.4.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074332 【弁理士】 【氏名又は名称】藤本 昇 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−306029(P2002−306029A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月22日(2002.10.22) |
| 【出願番号】 |
特願2001−112394(P2001−112394) |
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