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【発明の名称】 ペット類の便砂
【発明者】 【氏名】小針 正博

【要約】 【課題】尿の吸収に優れ、抗菌性及び消臭性に効果を発揮することができるとともに、安価なものを可能にする。

【解決手段】よく掻き混ぜ合わされたおから2と、おが屑3と、ホタテ貝殻粉末4との中へさらにポリビニールアルコール液5を加えて混練して混練物6を形成する一方、前記混練物に所定の温度を加えて温め乍ら且つ適宜な形状に裁断するとともに、裁断された前記混練物を乾燥して形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 よく掻き混ぜ合わされたおからと、おが屑と、ホタテ貝殻粉末との中へさらにポリビニールアルコール液を加えて混練して混練物を形成する一方、前記混練物に所定の温度を加えて温め乍ら且つ適宜な形状に裁断するとともに、裁断された前記混練物を乾燥して形成したことを特徴とするペット類の便砂。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はペット類の便砂、詳しくは尿の吸収に優れ、且つ抗菌及び消臭効果を発揮するペット類の便砂に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペット類の便砂としては種々のものが提案されており、また、実用に供されている。例えば原料が木、鉱石、おから等と単独なものがその大半を占めているのが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このようなペット類の便砂は消臭という効きめの点において今一つ問題点があるのと同時に、価格においても思っているよりは高価でるなどの問題点があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、特に、尿の吸収に優れ、抗菌性及び消臭性に効果を発揮することができるとともに、安価なものを提案することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための手段として、本発明に係るペット類の便砂は、よく掻き混ぜ合わされたおからと、おが屑と、ホタテ貝殻粉末との中へさらにポリビニールアルコール液を加えて混練して混練物を形成する一方、前記混練物に所定の温度を加えて温め乍ら且つ適宜形状に裁断するとともに、裁断された前記混練物を乾燥して形成されたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図4において、符号1は本発明に係るペット類の便砂を示す。このペット類の便砂1は、後述において詳しく説明するおから2と、おが屑3と、ホタテ貝殻粉末4とをよく掻き混ぜ合わせるとともに、その混ぜ合わされた中にさらにポリビニールアルコール液5を加えて混練することにより混練物6を形成して、この混練物6に所定の温度を加えて温めながら適宜形状に裁断して、この裁断されたものを乾燥することによって形成される。
【0007】次に、ペット類の便砂1の作り方について詳しく説明すると、まず、図1に示すように混合練り機9を構成する容器10内に、おから2と、おが屑3と、ホタテ貝殻粉末4とを投入する。そして、前記混合練り機9を構成するモータ11を駆動源とする混練棒12によって前記おから2と、おが屑3と、ホタテ貝殻粉末4とをよく掻き混ぜ合わせる。次に、前記容器10内にさらにポリビニールアルコール液5を加えて混ぜ合わされたものを今度は混練することで混練物6を形成する。
【0008】なお、ポリビニールアルコール液5はこれに限らず、例えばおから2と、おが屑3と、ホタテ貝殻粉末4とを容器10内に投入するときに同時に入れるようにしてもよい。そして、この状態で掻き混ぜ合わせながら混練するようにしてもよい。
【0009】上記においで、おから2は含水率70〜75パーセント相当のもの5000グラムを容器10内に入れ、また、おが屑3は60〜100メッシュ相当のもの500グラムを容器10内に入れ、さらに、ホタテ貝殻粉末4は100メッシュ相当のもの2000グラムを容器10内に入れ、さらにまた、ポリビニールアルコール液5は水94パーセントに対しポリビニールアルコール樹脂が6パーセント含有されたものを容器10内に入れる。なお、おから2、おが屑3、ホタテ貝殻粉末4、ポリビニールアルコール液5の配合は必ずしもこれに限るものではない。
【0010】次に、混合練り機9によって混練された混練物6は、図2に示すように二軸押出機15に投入される。すなわち、この二軸押出機15は長尺のケーシング16内に水平に配設された一対のスクリューコンベア17と、前記ケーシング16の上部後方よりに設けられたホッパー18と、前記ケーシング16の外側中央部から前方にかけて設けられたヒータ等の熱源19とによって主に構成されている。そして、前記ヒータ19は約200度まで設定できるものが好ましい。符号20は前記ホッパー18の上部に配した押圧棒を示す。
【0011】一対のスクリューコンベア17の基部はモータ22の出力軸に固定されており、また、長尺のケーシング16の先端にはパンチング板23が取着されている。そして、前記パンチング板23の外側にはパンチング板23から押し出される混練物6を所定の長さに切断するためのモータ25を介して回転する回転刃26が設けられている。なお、パンチング板23には1、5〜2、0ミリの孔が穿設されている。なお、前記二軸押出機15は周知であるからここではその詳しい説明は省略する。
【0012】次に、図3に示すものは乾燥室28であって、この乾燥室28内の下部中央にはヒータ等の熱源29が設けられている。そして、前記乾燥室28は二軸押出機15から押し出された裁断された混練物6を受け皿30受け入れ状態で収納して乾燥させるものである。このようにして乾燥された前記混練物6は図4に示すように便砂1に形成される。なお、乾燥室28内の温度は約120度が好ましが、必ずしもこれに限るものではない。
【0013】上記構成のペット類の便砂1によれば、混合練り機9を構成する容器10内に、おから2と、おが屑3と、ホタテ貝殻粉末4とを投入した後、モータ11を駆動源とする混練棒12によって前記容器内のおから2とおが屑3とホタテ貝殻粉末4とをよく混ぜ合わせ、さらに、前記容器10内にポリビニールアルコール液5を加えて混ぜ合わされたものを混練して混練物6を形成する。
【0014】このようにして混練された混練物6はつぎに二軸押出機15のホッパー18に投入されるとともに、前記二軸押出機15の一対のスクリューコンベア17によって押し出された後、回転刃26によって適宜形状に裁断されて受け皿30に収容される。そして、前記受け皿30を乾燥室28に収納して乾燥させることによって簡単に形成することができるので、これによって安価なものが得られる。
【0015】また、便砂1はその成分の一つであるおから2は尿の吸収が早く量も多く取ることができるとともに、おが屑3は抗菌性に優れており、さらに、ホタテ貝殻粉末4は消臭性に効果を発揮することができる。
【0016】
【発明の効果】前記構成のように、本発明に係るペット類の便砂によれば、よく掻き混ぜ合わされたおからと、おが屑と、ホタテ貝殻粉末との中へさらにポリビニールアルコール液を加えて混練して混練物を形成し、この混練物に所定の温度を加えて温め乍ら且つ適宜な形状に裁断するとともに、裁断された前記混練物を乾燥することによって簡単に形成することができる。
【0017】ところで、便砂の成分であるおからと、おが屑と、ホタテ貝殻粉末とはその単価が非常に安いので、便砂その物を低廉にすることができる。加えて、前記おからは尿の吸水も早く、また、量も多く取ることができる。さらに、おが屑は抗菌性があるとともにペットの排尿の後に木の香りが漂うので、リラクゼーション効果を期待することができる。さらにまた、ホタテ貝殻粉末は消臭効果があるので嫌な臭いを無くし回りに不快感を与えることを防ぐことができる。
【出願人】 【識別番号】501192598
【氏名又は名称】開発建材株式会社
【出願日】 平成13年4月9日(2001.4.9)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−306007(P2002−306007A)
【公開日】 平成14年10月22日(2002.10.22)
【出願番号】 特願2001−145629(P2001−145629)