| 【発明の名称】 |
自動いか釣り機 |
| 【発明者】 |
【氏名】浜出 雄一
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| 【要約】 |
【課題】巻下げ時のトラブル防止機構を残した状態において、負荷の変動があってもシャクリ動作を一定とし、これによりさらなる効率操業と漁獲量の増大を図ること。
【解決手段】駆動モータ9の駆動力を上記回転ドラム5に伝達する伝動経路にブレーキ23を設け、シャクリ動作の立下り時の上記駆動モータ9の回転と上記回転ドラム5の回転とを実質上一致させる。ブレーキ動作の開始位置をオフセット値により設定し、該オフセット値は回転ドラム5の最高速度の終点より手前の位置になるよう設定する。即ち、回転ドラム5の単位周期をn等分して単位個数を形成し、上記オフセット値をn個分の単位個数として設定する。ブレーキ動作の終了位置を回転ドラム5の回転が予め設定された最低速度になったときとして設定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 巻下げ方向又は巻上げ方向に回転する回転ドラムと、該回転ドラムを駆動せしめる駆動モータと、上記駆動モータの回転を一方向に伝達するクラッチを備える自動いか釣り機において、上記駆動モータの駆動力を上記回転ドラムに伝達する伝動経路にブレーキを設け、シャクリ動作の立下り時の上記駆動モータの回転と上記回転ドラムの回転とを実質上一致させるよう上記ブレーキを動作させることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項2】 請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の開始位置をオフセット値により設定し、該オフセット値は回転ドラムの最高速度の終点より手前の位置になるよう設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項3】 請求項2記載の自動いか釣り機において、上記回転ドラムの単位周期をn等分して単位個数を形成し、上記オフセット値をn個分の単位個数として設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項4】 請求項2記載の自動いか釣り機において、上記オフセット値を作動時間により設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項5】 請求項1乃至請求項4いずれか一記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の終了位置を回転ドラムの回転が予め設定された最低速度になったときとして設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項6】 請求項5記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ量を調節可能とすることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項7】 請求項2記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の開始位置を作動時間により設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項8】 請求項1記載の自動いか釣り機において、上記回転ドラムの単位周期をn等分して単位個数を形成し、上記ブレーキによるブレーキ動作の終了位置をn個分の単位個数として設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項9】 請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の終了位置を作動時間により設定することを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項10】 請求項7乃至請求項9いずれか一記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ量を調節可能とすることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項11】 請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキのブレーキ動作を回転ドラムの単位周期ごとに行い、該単位周期は前回分と今回分とが異なるものであることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項12】 請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキが電磁作動方式のものであることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項13】 請求項12記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキがパウダブレーキであることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項14】 請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキを一方向クラッチの後に位置する伝動経路に設けることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項15】 請求項14記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキを回転ドラムのドラム取付軸に設けることを特徴とする自動いか釣り機。 【請求項16】 請求項14記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキを回転ドラムのドラム取付軸を軸方向に移動せしめるために設置される綾振り軸に設けることを特徴とする自動いか釣り機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、自動いか釣り機に関し、とくに回転ドラムによるシャクリ動作の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】便宜上図5を参照して説明すると、自動いか釣り機1は、船体2に設置され、駆動モータにより回転ドラム5を駆動し、該回転ドラム5に所定のシャクリ動作をさせることにより、回転ドラム5に巻着された釣り糸25を作動せしめ、いかを釣り上げる装置である。シャクリ動作というのは、回転ドラム5の回転を制御することにより、釣り糸25に取り付けた擬似餌を小魚の動作に見せかけるものであり、釣り糸を巻上げる際、その巻上げ速度等を変化させるものである。 【0003】自動いか釣り機1は、巻下げ時のトラブル防止のため、一方向クラッチ(巻上げ方向にはフリーに回転し、巻下げ方向には駆動モータの回転数以上には回らないようにした構成のクラッチ)が備えられている。これは、釣り糸の繰出量を必要以上に繰り出さないようにするためである。つまり、巻下げは錘27の重さで下がる自由落下が基本であり、強制的に下げた場合必要以上に釣り糸を繰り出すため、回転ドラム5や前ローラ26から釣り糸25が外れる「糸ふけ」等のトラブルが発生し易くなる。また、このような「糸ふけ」を防止すべく回転ドラム5の回転数を遅くすると、巻上・巻下動作の1サイクルの時間が長くなり操業効率が著しく低下する。よって、巻下げ時のトラブル防止、操業効率の向上の両面より、一方向クラッチを装備する必要がある。一方向クラッチは例えば駆動モータの減速装置等に備え付けておく。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動いか釣り機1の駆動機構は上記のようなものであるため、回転ドラム5のシャクリ動作と駆動モータの回転とが一致しない現象が生ずる。つまり、巻上げ方向とくに回転ドラムがシャクリ動作をした場合、船の揺れ等により負荷が常に変動しているため、回転ドラム5からみると実際にはシャクリ動作が常に変化していることになる。 【0005】また、駆動モータの慣性については、減速割合を制御することにより、有負荷時と無負荷時のギャップをなくすことができるが、これとても負荷そのものの変動に対応せしめることはできない。 【0006】そこで、本願発明は上記欠点を解消し、巻下げ時のトラブル防止機構を備えた状態で、船の揺れ等に伴う負荷の変動に影響されずに回転ドラムのシャクリ動作を一定にし、これにより各機のシャクリ動作の時間のバラつきを少なくし、操業の効率化を図ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本願発明による自動いか釣り機は、巻下げ方向又は巻上げ方向に回転する回転ドラムと、該回転ドラムを駆動せしめる駆動モータと、上記駆動モータの回転を一方向に伝達するクラッチを備える自動いか釣り機において、上記駆動モータの駆動力を上記回転ドラムに伝達する伝動経路にブレーキを設け、シャクリ動作の立下り時の上記駆動モータの回転と上記回転ドラムの回転とを実質上一致させるよう上記ブレーキを動作させることを特徴とする。また、請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の開始位置をオフセット値により設定し、該オフセット値は回転ドラムの最高速度の終点より手前の位置になるよう設定することを特徴とする。また、請求項2記載の自動いか釣り機において、上記回転ドラムの単位周期をn等分して単位個数を形成し、上記オフセット値をn個分の単位個数として設定することを特徴とする。また、請求項2記載の自動いか釣り機において、上記オフセット値を作動時間により設定することを特徴とする。また、請求項1乃至請求項4いずれか一記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の終了位置を回転ドラムの回転が予め設定された最低速度になったときとして設定することを特徴とする。また、請求項5記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ量を調節可能とすることを特徴とする。また、請求項2記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の開始位置を作動時間により設定することを特徴とする。また、請求項1記載の自動いか釣り機において、上記回転ドラムの単位周期をn等分して単位個数を形成し、上記ブレーキによるブレーキ動作の終了位置をn個分の単位個数として設定することを特徴とする。また、請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ動作の終了位置を作動時間により設定することを特徴とする。また、請求項7乃至請求項9いずれか一記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキによるブレーキ量を調節可能とすることを特徴とする。また、請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキのブレーキ動作を回転ドラムの単位周期ごとに行い、該単位周期は前回分と今回分とが異なるものであることを特徴とする。また、請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキが電磁作動方式のものであることを特徴とする。また、請求項12記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキがパウダブレーキであることを特徴とする。また、請求項1記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキを一方向クラッチの後に位置する伝動経路に設けることを特徴とする。また、請求項14記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキを回転ドラムのドラム取付軸に設けることを特徴とする。また、請求項14記載の自動いか釣り機において、上記ブレーキを回転ドラムのドラム取付軸を軸方向に移動せしめるために設置される綾振り軸に設けることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本願発明にかかる自動いか釣り機を実施の形態を示す図面に基づきさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。 【0009】自動いか釣り機1は本体3及び回転ドラム5から構成される。上記本体3には、駆動モータ9、この駆動モータ9の回転速度を制御する駆動機構、この駆動機構を制御する制御機構が設けられている。上記制御機構により駆動機構を介して駆動モータ9を制御して、一対の回転ドラム5を回転させるのである。 【0010】図2は本体3内の駆動機構を示す。即ち、ハウシング7の下部に駆動モータ9が設置され、該駆動モータ9の駆動力が減速装置10を経、チェーン11を介して綾振り軸13に伝達される。上記減速装置10内には一方向クラッチ12(図3に示す)が内蔵されている。該綾振り軸13は回転ドラム5のドラム取付軸15を軸方向に移動せしめるために設置され、上方に設けたドラム取付軸15にチェーン17により伝動可能に連結される。上記回転ドラム5、5はこのドラム取付軸15の両端部に回転可能に固着される。19は回転ドラム5の回転数を測定するエンコーダであり、チェーン21により綾振り軸13に連結され、綾振り軸13の回転を介してドラム取付軸の回転数を測定する。綾振り軸13の一端部には電磁作動方式のブレーキ23が取り付けられる。該ブレーキ9は例えばパウダブレーキからなり、制御機構を構成するコンピュータにより制御される。 【0011】図3に一方向クラッチ12の例を示す。まず、先端部にピニオン12aを設けた駆動軸12bがある。駆動モータ9の駆動力は、該駆動軸12b先端のピニオン12aと噛合した歯車12dに伝達される。そして、歯車12dの回転に伴い歯車12dに埋め込まれスプリング12gにより出入自在となっているピン12fによりワンウェイプレート12cに伝達される。ワンウェイプレート12cには、回転方向にテーパの付いた係合溝12eが設けられているので、図3(C)に矢示する深溝方向に回転する時には、ワンウェイプレート12cとピン12fが係合し動力が伝達される。逆方向に回転する時には、ピン12f(歯車12d)のみの回転となるので動力は伝達されない。12hは上記ワンウェイプレート12cの出力軸である。 【0012】駆動モータ9が巻上げ方向に回転している場合において、駆動軸12bが矢示する反時計方向に回転すると歯車12dが時計方向に回転する。すると歯車12dに埋設されたピン12fが、図(C)に矢印で示すように、ワンウェイプレート12cの係合溝12eに入り込むため、駆動モータ9からの駆動力が出力軸12hに伝達される。一方駆動軸12bが矢示する時計方向に回転すると、ピン12fがワンウェイプレート12cから抜ける方向(図(C)の反矢印方向)に回転するため、駆動モータ9からの駆動力が出力軸12hに伝達されない(図3(B)、(C)参照)。 【0013】上記回転ドラム5、5には釣糸25(図5に示す)が捲回されており前ローラ26を介して海中に垂下される。釣糸25の先端には錘27が取り付けられ、また所定のピッチで擬似餌(図示せず)が取り付けられている。 【0014】制御機構の一例を図6に示す。まず、入力手段101が設けられており、この入力手段101より入力されるデ−タは、インタ−フェイス回路103を介して、制御手段105に入力される。また、制御手段105からは、上記インタ−フェイス回路103を介して、駆動モ−タ9に制御信号が出力される。上記制御手段105はCPU109と、ROM111と、RAM113とから構成されている。また、上記CPU109は、上記インターフェイス回路103の通信手段を介して、集中制御装置30と通信可能な状態となっている。 【0015】また、いか釣機1には、回転ドラム5の回転状態を監視・検出する回転監視手段115が設置されている。この回転監視手段115からの信号は、上記インタ−フェイス回路103を介して、制御手段105に入力される。 【0016】船体2に搭載されている全てのいか釣機1について同様の構成のものが設置されている。 【0017】次に、集中制御装置30の構成について説明する。まず、制御手段116があり、この制御手段116は、CPU117と、ROM119と、RAM121とから構成されている。また、入力手段123があり、この入力手段123より入力されたデ−タは、インタ−フェイス回路125を介して、上記CPU117に入力される。さらに、上記インタ−フェイス回路125には通信手段が設けられていて、各いか釣機1側との信号の授受は、この通信手段を介して行なわれる。 【0018】上記各いか釣機1には、図示しない操作盤が設けられており、この操作盤に既に説明した入力手段101、インタ−フェイス回路103、制御手段105等が内蔵されている。同様に集中制御装置30においては、図示しない別の操作盤が設置されていて、この別の操作盤に既に説明した入力手段123、インタ−フェイス回路125、制御手段116等が内蔵されている。 【0019】図7は単位周期当たりのシャクリ動作における回転ドラム5の速度(ドラム速度)と回転領域(ドラム領域)との関係を示したものである。本実施例においては、単位周期を1回転とし、360°を72等分してあるので、単位領域は5°となっている。 【0020】この場合の回転ドラム5のシャクリ動作の設定項目は次の通りとなっている。 立上速度 90[%] 最高速度 100[rpm] 立下速度 80[%] 最低速度 30[rpm] 低速回転領域 40[領域] 周期(回転ドラム1回転) 72[領域] 【0021】またブレーキ23の設定項目は次の通りとなっている。 ブレーキ量 25[%] オフセット値A 4[領域] 【0022】図8及び図9は、回転ドラム5の回転とドラム領域との関係を模式的に描くとともに、ブレーキ23によるブレーキ動作の領域を示すものである。単位周期を1回転とした本実施例においては、T0点乃至T1点の間が立上速度(図9(A))、T1点乃至T2点の間が最高速度(図9(B))、T2点乃至T3点の間が立下速度(図9(C))、T3点乃至T0点の間が最低速度(図9(D))の領域となる。またT2点より手前のa点からT3点より後のb点までの領域がブレーキONの領域となる。 【0023】駆動モータ9からの駆動力は、減速装置10、一方向クラッチ12を経、ブレーキ23を取り付けた綾振り軸13よりドラム取付軸15に伝達され、回転ドラム5が回転し、所定の深さで所定のシャクリ動作をすることになる。 【0024】次に図7に示す駆動モータ9の動作を参照して図8及び図9をみてみる。回転ドラム5は基点となるT0点からT1点までの10領域の間に立ち上がって最高速度となり、その後T2点(32領域目)までの間は最高速度を維持する。ここまではモータ動作とドラム動作とは一致している。しかし、シャクリ動作の立下り時には両者は不一致となる。 【0025】即ち、駆動モータ9はT3点間での間(52領域目)に予め定められた最低速度になり、その後基点T0まで最低速度を維持する。一方回転ドラム5の動作は、T2点以降の低速回転領域に入ると、慣性の影響により、モータ動作とは徐々に乖離していく。 【0026】しかしながら、本実施例においてはオフセット値Aが4領域と設定され、T2点より4領域手前の位置でブレーキがONとなる。またブレーキ量が25%に設定されているため、ブレーキ23によるブレーキ動作はT3点より4領域後まで継続する。 【0027】よって、ブレーキ動作は、図7に点線で示す回転ドラム5の立下りを示す線、即ち回転ドラム5の実回転を示す線となり、回転ドラム5が予め定められた最低速度30rpmに達するまで作動し続ける。このため、上記乖離現象が生ずるシャクリ動作の立下り時において、負荷を勘案したブレーキ量とすることにより、駆動モータ9の実回転と回転ドラム5の実回転とを実質上同一にすることができる。 【0028】上記したところを図10に示すブレーキ動作のフローチャートにしたがい確認してみる。まず、S1でブレーキ23の開始位置であるか否かが判断され、YESとなったときはブレーキ量がセットされるとともに、ブレーキオンの動作になる(S2)。ブレーキ23の開始位置は、回転ドラム5の現在位置が立下速度の開始位置よりブレーキ動作の開始のために設定されたオフセット値A(本実施例では4領域)に達したか否か(本実施例では28領域目)により判断される。制動が進み回転ドラム5の実回転が減少してくると、S3においてブレーキ23の終了位置か否かが判断され、YESとなったときはブレーキ動作がオフ(OFF)となる(S4)。ブレーキ23の終了位置は、回転ドラム5の実回転数が予め設定された最低速度であるか否かにより判断される。上記各判断は綾振り軸13の回転を介してドラム取付軸15の回転数を読み取ったエンコーダー19からの信号より上記した制御機構が行なう。 【0029】このように本実施の形態によれば、シャクリ動作の立下り時において、駆動モータ9の実回転と回転ドラム5の実回転とを実質上同一にすることができるから、船体2の揺れ等に伴う負荷の変動があっても、これに影響されることがない。よって、回転ドラム5の回転をリアルタイムで制御可能となり、回転ドラム5のシャクリ動作を自在に制御することができる。これにより回転ドラム5のシャクリ動作が一定となり(シャクリ動作の安定性)、船体2に搭載される各機の1サイクルにおけるシャクリ動作の時間のバラつきが小となり、操業効率が大巾に向上する効果がある。 【0030】上記乖離現象はシャクリ動作の設定値、釣糸25にかかる負荷等により変動する。よってブレーキ動作ONの位置は、ブレーキ23のレスポンス能力等を考慮して適宜に決定されることになる。本実施例のように回転ドラム5の1回転を単位周期としこれを72等分に分割した場合、経験上、オフセット値Aは5領域手前まで調整可能としておくのが望ましい。 【0031】また、ブレーキ量(ブレーキの強さ)も調整可能としておくのが望ましい。かかる場合は駆動モータ9の動作に近いシャクリ動作(メリハリのあるシャクリ動作となり、いかが喰い付き易い)をすることもできるし、また慣性を少し残したシャクリ動作(スムーズなシャクリ動作となり機械に与える衝撃が小となる)を再現させることも可能となる。 【0032】また、上記実施の形態は、回転ドラム5の実回転が最低速度の設定値と同一になった時点で自動的にブレーキ動作がオフ(OFF)となるようにしているので、必要以上に駆動モータ9に負担をかけない効果がある。 【0033】さらに、ブレーキ動作の設定項目を2項目としてあるため、操業性を損なわず、十分な機能を発揮することができる。 【0034】本願発明は上記した実施の形態に限定されない。例えば、単位周期は任意の数値に変更可能である。単位領域も任意の数に変更可能である。また、シャクリ動作の設定項目、ブレーキ動作の設定項目の数値は任意に変更可能である。 【0035】また、ブレーキ動作の開始位置を領域で設定せず、作動時間により設定することも可能で後者の場合、回転ドラムの最高速度の終点より何秒前かで起算してもよいし、また単位周期の基点(To)より起算してもよい。 【0036】また、ブレーキ動作の終了位置を自動とせず、n個分の単位領域により設定したり、作動時間により設定することができる。後二者の場合は、例えば単位周期の基点(To)より起算する。 【0037】また、上記実施の形態において説明した集中制御装置30は必ずしも用いる必要がない。 【0038】また、単位周期を前回分(例えば1回転)と今回分(例えば2回転)が異なるようにしておき、ブレーキ動作を回転ドラム5の単位周期ごとに行なうようにすることもできる。 【0039】また、ブレーキの作動方式は任意である。 【0040】また、ブレーキの取付場所は一方向クラッチの後であればよく、理想的には回転ドラムのドラム取付軸が望ましい。 【0041】なお、本願発明における負荷の原因は問わない。例えば船の揺れだけでなく、釣果量の多寡による負荷の大小にも適用可能である。 【0042】 【発明の効果】このように、本願発明による自動いか釣り機によれば、巻下げ時のトラブル防止機構を残した状態において、負荷の変動があってもシャクリ動作を一定とし、これによりさらなる効率操業と漁獲量の増大を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000151944 【氏名又は名称】株式会社東和電機製作所
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| 【出願日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078949 【弁理士】 【氏名又は名称】浅野 勝美
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| 【公開番号】 |
特開2002−291388(P2002−291388A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月8日(2002.10.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−101187(P2001−101187) |
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