| 【発明の名称】 |
ペット動物用食器 |
| 【発明者】 |
【氏名】永徳 美保
|
| 【要約】 |
【課題】使用後の愛玩動物用の食器を簡単に且つ衛生的に処理できるようにすることにある。
【解決手段】底壁2に周壁3を立設した有底筒形状の容器本体1と、この容器本体1の底壁2上面を覆う底板8、周壁3内面を覆う内周板9、周壁3外面を覆う外周板10、を一体成形した紙製のスペア容器7、とから構成し、容器本体1の周壁3を内壁4と外壁5との二重壁構造として外壁5の一部下端に切欠き6を形成し、或いは外周板10に、側方に突出する指掛片11を設け、更にスペア容器7の表面に撥水加工を施したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底壁(2)に周壁(3)を立設した有底筒形状の容器本体(1)と、該容器本体(1)の前記底壁(2)上面を覆う底板(8)、前記周壁(3)内面を覆う内周板(9)、前記周壁(3)外面を覆う外周板(10)、を一体成形した紙製のスペア容器(7)、とから構成することを特徴とするペット動物用食器。 【請求項2】 容器本体(1)の周壁(3)を内壁(4)と外壁(5)との二重壁構造とし、外壁(5)の一部下端に切欠き(6)を形成した請求項1に記載のペット動物用食器。 【請求項3】 外周板(10)に、側方に突出する指掛片(11)を設けた請求項1に記載のペット動物用食器。 【請求項4】 スペア容器(7)の表面に撥水加工を施した請求項1、2、3に記載のペット動物用食器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、犬や猫等の愛玩動物、所謂ペットとして飼われる動物の食器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】愛玩動物は、飼う場所が屋内であると屋外であるとを問わず、飼い主にとっては殆ど家族と同様の対象であり、この愛玩動物の使用する日用品、特に餌用の食器に対しても様々な工夫の凝らしたものが見受けられる。 【0003】例えば特開平8−116816号公報に開示された「ペット用食器」の発明は、前足を自由に扱うことのできない四足動物が食事時に鼻面や前足で食器を押したり倒したりして餌をうまくとれないことに対処したもので、食器に錘を付けて動きにくくし、倒れないように構成したものである。 【0004】或いは、特開平11−341931号公報に開示された「ペット用食器」の発明は、内皿に盛った餌が食事時にこぼれても外皿で受けとめることができるようにし、食器容器の外周を汚さないように構成したものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】処がこの餌用の食器に関し、衛生面から配慮する提案はなされていない。上述したように、愛玩動物は飼い主にとって大事な存在ではあるが、多忙により或いは失念により動物に対する世話がおざなりになってしまうことがあり、餌を与えないということはないであろうけれども、その餌を入れる食器の衛生面にまで配慮が行き届かないことがしばしば生じる。 【0006】特に屋外で動物を飼う場合、餌を与えることはしても、その後始末をするのを忘れがちである。食器を洗わないで長時間放置しておくと、残滓が固化してしまって洗い落としにくくなり、或いはその腐敗・黴・悪臭等が発生し、蝿や蟻等が群がってしまい、動物にとっても人間にとっても極めて不衛生である。 【0007】特に、動物病院、ペットショップ、ペットホテル等、多くの動物を管理している所では、食器を消毒する前に洗浄しなければならない作業工程を要するので、極めて手間のかかるものになっていた。 【0008】本発明は、上述した従来の問題、不満を解消するべく開発されたもので、使用後の愛玩動物用の食器を簡単に処理できるようにすることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明は、底壁に周壁を立設した有底筒形状の容器本体と、この容器本体の底壁上面を覆う底板、周壁内面を覆う内周板、周壁外面を覆う外周板、を一体成形した紙製のスペア容器、とから構成することを特徴とする。 【0010】また、容器本体の周壁を内壁と外壁との二重壁構造とし、外壁の一部下端に切欠きを形成し、或いは外周板に、側方に突出する指掛片を設け、更に或いはスペア容器の表面に撥水加工を施すことを特徴とする。 【0011】 【発明の実施の形態】先ず、容器本体1は、ステンレスや合成樹脂で成形される有底筒形状であって、底壁2に周壁3を立設した構成を基本構造とするが、図1、2に示した実施例では、周壁3を内壁4と外壁5との二重壁構造とし、外壁5の一部下端に切欠き6を形成した構成である。 【0012】またスペア容器7は、水分をはじくことのできる撥水加工を表面に施した紙製であって、容器本体1に上方から被せられるものであり、容器本体1の底壁2の上面を覆う底板8、周壁3の内面を覆う内周板9、周壁3の外面を覆う外周板10を一体成形した。 【0013】従って、容器本体1にスペア容器7を組み付けた状態でスペア容器7内に餌を入れるのであるが、餌に水分が含まれていてもスペア容器7には撥水加工が施されているので滲み出てしまうことはなく、使用後は汚れたスペア容器7のみをそのまま廃棄することができる。 【0014】また、スペア容器7は容器本体1に組み付けられているので、スペア容器7が紙製であるが故に軽量であっても、動物の食事時に倒れたり濫りに動いたりすることはない。 【0015】食事のし易さの点よりすると、スペア容器7は容器本体1にぴったりと組み付けられているのが望ましい。食事時に容器本体1内でスペア容器7が動いてしまうと食べにくく、容器外にこぼすことがあるからである。しかしながら、上述したように容器本体1にぴったりと組み付けると、使用後のスペア容器7の交換時に容器本体1から外しにくくなる虞れもある。 【0016】そこで、前述したように容器本体1の周壁3を図1、2に示した実施例の如く二重壁構造とした場合には、外壁5の一部下端に切欠き6を形成し、この切欠き6に対応するスペア容器7の外周板10部分下端に指を掛け、スペア容器7を引き上げる如くして外すのである。 【0017】ここでは、容器本体1の周壁3の外壁5下端にはフランジ片5aが周設されてあり、スペア容器7の外周板10下端はこのフランジ片5aに乗載している。従って上記したように、このフランジ片5aを含む外壁5の下端部に切欠き6を設ければ、切欠き6部分から露出するスペア容器7の外周板10下端部分に指を掛けることができる。 【0018】また、図3の実施例は容器本体1の周壁3が一重の場合を示したものであり、スペア容器7の外周板10の下端に側方に突出する指掛片11を設けた構成で、この指掛片11を指で引っ張って外すことになる。図示実施例で指掛片11は外周板10の下端に鍔状に周設されているが、この形状に限定されるものではなく、一部に舌片状に突設するものであっても良い。 【0019】尚、スペア容器7は紙製であるから表面への印刷が自在であり、ペット用品として美麗なものにすることができる。また廉価な製作が可能であるから、動物病院、ペットショップ、ペットホテル等の広告宣伝を印刷して無料頒布することもできよう。 【0020】更には、スペア容器7は軽量で折り畳み可能であるから、外出・散歩時の携帯にも便宜である。 【0021】 【発明の効果】よって、本発明にかかるペット動物用食器によれば、使用済みのスペア容器は単に廃棄すれば足り、所謂使い捨てであるから洗浄等の後始末をする必要がなくて食器本体が汚れることは殆どなく、仮に汚れても簡単に洗い落とすことができて極めて衛生的であり、取扱い易く、廉価に製造できて多くの需要が期待できる等、多くの優れた作用効果を奏する。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】501132169 【氏名又は名称】永徳 美保
|
| 【出願日】 |
平成13年4月2日(2001.4.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079072 【弁理士】 【氏名又は名称】荒井 俊之
|
| 【公開番号】 |
特開2002−291366(P2002−291366A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月8日(2002.10.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−103028(P2001−103028) |
|