| 【発明の名称】 |
人口海水製造装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】能松 豊
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| 【要約】 |
【課題】任意温度の人工海水を簡単に作ることのできる人口海水製造装置を提供することにある。
【解決手段】冷却手段2と海水タンク1と人工海水Fの温度コントロール手段3と循環手段4とを備え、海水タンク1は上側に海水素材Eの投入口1aを、下側に人工海水Fの取出管1bを備え、温度コントロール手段3は、少なくとも人工海水Fの温度を測定する温度センサー31と、温度設定部32と、測定温度と設定温度とを比較し冷却手段2に指示を与える制御部33とを備え、且つ全体をケース6によって囲み、冷却手段2により海水タンク1内の人工海水Fを冷却する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷却手段(2)と海水タンク(1)とを備え、海水タンク(1)は海水素材(E)の投入口(1a)と、人工海水(F)の取出管(1b)とを備え、冷却手段(2)により海水タンク(1)内の人工海水(F)を冷却することを特徴とする人口海水製造装置。 【請求項2】 人工海水(F)の温度コントロール手段(3)を備え、温度コントロール手段(3)は、少なくとも人工海水(F)の温度センサー(31)と、温度設定部(32)と、測定温度と設定温度とを比較し冷却手段(2)に指示を与える制御部(33)とを備えていることを特徴とする請求項1記載の人口海水製造装置。 【請求項3】 人工海水(F)の循環手段(4)を備え、全体をケース(6)により囲んでいることを特徴とする請求項1又は2記載の人口海水製造装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、人口海水塩から人工海水を作る人口海水製造装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】海に生息する魚介類を生きたまま長期間に亘り展示する水族館や飲食店の水槽にあっては、天然海水や人工海水をろ過しながら循環して用いている。また魚介類の多くは、生息環境、特に海水温度が異なると早く死滅する。例えば表層部に生育する魚介類(車エビ、ウニ、カキ、アワビ、サザエ、ホタテ貝)は10〜15℃に保ち、深海に生育する魚介類(アマエビ、バイ貝、蛍イカ、)は3〜5℃に保つ必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】一般に、天然海水は安価であるが、雑菌が多いと言う問題点があるのに対し、人工海水は雑菌の存在がほとんど見られないが高価になると言う問題点がある。特に人工海水塩から人工海水を作る場合、塩分濃度を一定に保つには熟練を要する問題点があると共に、魚介類の種類に応じた海水温にする必要がるため、魚介類の生育に限界があった。そこでこの発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、任意温度の人工海水を簡単に作ることのできる人口海水製造装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の人口海水製造装置は、請求項1として、冷却手段と海水タンクとを備え、海水タンクは海水素材の投入口と、人口海水の取出管とを備え、冷却手段により海水タンク内の人工海水を冷却する。 【0005】ここで海水素材とは、魚介類の生育に必要なミナラル分を含有した人工海水塩と、人工海水塩の濃度を希釈する淡水とを言い、淡水として水道水や井戸水、或いは河川水等を用いる。ここで海水タンクとは、投入口から人工海水塩と淡水を入れて人工海水を作り、その人工海水を必要に応じて取出管から取出せるようにしたものを言う。ここで冷却手段とは、冷蔵庫やクーラで使用されている冷却器を言い、海水タンク内の人工海水を直接冷却するもの、タンクの外側から冷却するものを言う。 【0006】請求項2として、人工海水の温度コントロール手段を備え、温度コントロール手段は、少なくとも人工海水の温度センサーと、温度設定部と、測定温度と設定温度とを比較し冷却手段に指示を与える制御部とを備えている。請求項3として、人工海水の循環手段を備え、全体がケースによって囲んでいる。 【0007】ここで温度コントロール手段とは、人工海水を生育魚介類の種類に応じた温度に保つことを言い、例えば表層部に生息する魚介類用の人工海水にあっては、10〜15℃に保ち、深層部に生息する魚介類用の人工海水にあっては、3〜5℃に保つ。ここで循環手段とは、空気の吹き込み、或いは羽車による攪拌等によって人工海水を強制的に循環することを言う。ここでケースとは、冷却手段と海水タンクを纏めて囲むもの、更に温度コントロール手段と循環手段を備えた状態で囲むものを言う。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明による人口海水製造装置の第一実施形態を図1に基づき説明すれば、冷却手段2と海水タンク1と人工海水Fの温度コントロール手段3と人工海水Fの循環手段4とを備え、海水タンク1は上側に海水素材Eの投入口1aを、下側に人口海水の取出管1bを備え、温度コントロール手段3は、人工海水Fの温度を測定する温度センサー31と、温度設定部32と、測定温度と設定温度とを比較し冷却手段2に指示を与える制御部33と、温度表示部34と、スイッチ35とを備え、冷却手段2により海水タンク1内の人工海水Fを冷却する。 【0009】海水タンク1の取出管1bは、開閉バルブや開閉コック1c等を備えており、人工海水Fの循環手段4は、空気ポンプ41と、空気ポンプ41に接続するホース42とから成り、ホース42の出口を人工海水F内に入れ、ホース42から空気を放出し、その気泡によって循環する。温度コントロール手段3に、人工海水Fの加熱ヒータ36を備えておけば、冬期間や寒冷地における温度管理も容易になる。 【0010】本発明による人口海水製造装置の第二実施形態を、第一実施形態と相違する点について説明すれば、図2の如く冷却手段2として冷蔵庫等の冷却器を用い、冷却器の冷却管12を海水タンク1内に導くか、冷却管12を海水タンク1の外側に配置するもので、海水タンク1内に導く冷却管12にあっては、人工海水Fによって腐食しない材質、例えばチタンを用い、海水タンク1の外側に配置する冷却管12にあっては、熱伝導に優れた銅管を用い、且つ熱が外部に逃げないようにシールしている。 【0011】本発明による人口海水製造装置の第三実施形態を、第一及び第二実施形態と相違する点について説明すれば、図3の如く全体を合成樹脂にて形成したケース6によって囲むもので、ケース6に冷却器の放熱窓6aと、海水タンク投入口1aの開閉蓋6b等を設け、取出管1bの開閉コック1cを外部より操作可能にしておき、取出管1bより容器Hに人工海水Fを注ぎ得るようにしてある。 【0012】 【実施例】人工海水Fは、海水タンク1に先ず25リットルの淡水Wを入れ、次いで880gの人工海水塩Sを入れて混合することが多い。その場合、海水タンク1に水位表示部5と水位目盛15を設けておけば、淡水の供給が容易になる。循環手段4は、空気ポンプ41に限定されるものではなく、人工海水F内で羽車を回転し、人工海水Fを攪拌するものでもよい。2体の海水タンク1を図4の如く1台の冷却手段2により冷却することも可能である。 【0013】 【発明の効果】本発明による人口海水製造装置は上記構造のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。請求項1の人口海水製造装置は、活魚を取り扱う鮮魚店、寿司店、割烹、料亭、或いは回転ずし等においても適宜温度の人口海水を簡単に作ることができるので、その人口海水により活魚を生育することができる。その結果、生き生きした活魚、或いは生き作りを顧客に提供したり、一段と新鮮な刺身を提供することができる。 【0014】請求項2の人口海水製造装置は、請求項1の特長に加えて、人口海水の温度を、活魚類に合わせることができるので、最も多い温度差による活魚の死滅を避けることができる。請求項3の人口海水製造装置は、請求項1と2の特長に加えて、人工海水を強制的に循環しているので、タンクより取り出す人工海水に温度斑がない。しかも全体をケースによって囲んでいるので、衛生的で外観も良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391022315 【氏名又は名称】株式会社カイスイマレン
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| 【出願日】 |
平成13年3月26日(2001.3.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−281864(P2002−281864A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月2日(2002.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−87592(P2001−87592) |
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