| 【発明の名称】 |
不良卵分別回収ステーション |
| 【発明者】 |
【氏名】友末 誠夫
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| 【要約】 |
【課題】鶏卵の選別包装処理で検出される不良卵を、自動的に分別回収する。
【解決手段】単列分配コンベヤ1のパッキングステーションの上流側下方に、前記コンベヤと直交する、不良卵の性状に応じた区分数のバケットコンベヤ2〜26を近接配設し、バケットコンベヤの下方にこれと直交する前記区分数のトレイ搬送コンベヤ31〜36を配設する。単列コンベヤから放出された同一区分の不良卵は、同一区分のバケットコンベヤから同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイTに隙間なく収容するため、制御部に不良卵分別回収専用の制御機能を設ける。不良卵を性状に応じて分別回収できるため、選別包装処理のコストを下げることができ、区分別に専用の回収ステーションを設ける場合より、場所を取らない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鶏卵の自動選別包装措置のパッキングステーションに鶏卵を搬送する単列分配コンベヤのパッキングステーションの上流側下方に、単列分配コンベヤと直交する、不良卵の性状に応じた区分数のバケットコンベヤを近接して配設し、バケットコンベヤの下方にバケットコンベヤと直交する前記区分数のトレイ搬送コンベヤを配設するとともに、単列分配コンベヤから放出された同一区分の不良卵を、同一区分のバケットコンベヤに移し替えたのち、同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの収容座に隙間なく収容するため、自動選別包装装置の制御部に、不良卵の区分を特定するパルスと、同一区分の不良卵を、単列分配コンベヤから同一区分のバケットコンベヤへの放出位置までの距離と、同一区分のバケットコンベヤから同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの所定の収容座への放出位置までの距離とをカウントするパルスとに従って搬送させて放出する制御機能を設けたことを特徴とする不良卵分別回収ステーション。 【請求項2】 鶏卵の自動選別包装装置のパッキングステーションに鶏卵を搬送する単列分配コンベヤのパッキングステーションの上流側に、単列分配コンベヤの下方で近接して直交したのち、同方向に所定間隔をおいて直角に屈曲する、不良卵の性状に応じた区分数のトレイ搬送コンベヤを配設し、単列分配コンベヤから放出された同一区分の不良卵を、同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの収容座に隙間なく収容するため、自動選別包装装置の制御部に、不良卵を特定するパルスと、同一区分の不良卵を、単列分配コンベヤから同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの所定の収容座への放出位置までの距離とをカウントするパルスとに従って搬送させて放出させる制御機能を設けたことを特徴とする不良卵分別回収ステーション。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、給卵から性別包装に至る一列の鶏卵の自動選別処理で検出された不良卵を、その性状に応じて自動的に分別回収するための装置に関する。 【0002】 【従来の技術】鶏卵の自動選別包装処理で検出される不良卵の大半は、ヒビ卵、血卵、及び汚卵で構成される。洗卵乾燥工程を経て給卵コンベヤで搬送される鶏卵は、サイズ別に選別するための計量工程の前に、まず、目視検卵、ヒビ卵検出装置によ検卵、汚卵検出装置による検卵により、ヒビ卵と汚卵とが検出される。さらに計量された鶏卵は、移替え装置により単列分配コンベヤに移し替えられてパッキングステーションに搬送される途中で、血卵検出装置により血卵が検出される。検出された不良卵は、これまでヒビ卵、血卵、汚卵の区別なく、専用の1ラインの不良卵回収ステーションで一括して回収、破棄されていた。 【0003】ところが、例えば同じヒビ卵でも小ヒビ程度であれば70℃以上にか熱処理すれば食用可能であり、又、同じ血卵でも直径1ミリ程度以下の極微量の血点があるものも食用として利用できる。即ち、不良卵もヒビ卵、血卵、汚卵などの種類、及び程度などの性状に応じて分別回収することにより、有効に利用できるものがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】不良卵を性状に応じて分別回収しようとすると、複数の不良卵回収ステーションが必要となるが、既設のパッキングステーションに新たに専用の複数の不良卵回収ステーションを設置することは、場所的に不可能である。 【0005】この発明が解決しようとする課題は、不良卵を自動的に分別回収して利用できるものを活かすとともに、複数の専用の不良卵回収ステーションを設置する場合に比べて、場所を取らないようにすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の特徴は次の点にある。鶏卵の自動選別包装措置のパッキングステーションに鶏卵を搬送する単列分配コンベヤのパッキングステーションの上流側下方に、単列分配コンベヤと直交する、不良卵の性状に応じた区分数のバケットコンベヤを近接して配設し、バケットコンベヤの下方にバケットコンベヤと直交する前記区分数のトレイ搬送コンベヤを配設する。 【0007】そして、単列分配コンベヤから放出された同一区分の不良卵を、同一区分のバケットコンベヤに移し替えたのち、同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの収容座に隙間なく収容するため、自動選別包装装置の制御部に、不良卵の区分を特定するパルスと、同一区分の不良卵を、単列分配コンベヤから同一区分のバケットコンベヤへの放出位置までの距離と、同一区分のバケットコンベヤから同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの所定の収容座への放出位置までの距離とをカウントするパルスとに従って搬送させて放出する制御機能を設ける。 【0008】又、上記バケットコンベヤを設けない場合は、パッキングステーションに鶏卵を搬送する単列分配コンベヤのパッキングステーションの上流側に、単列分配コンベヤの下方で近接して直交したのち、同方向に所定間隔をおいて直角に屈曲する、不良卵の性状に応じた区分数のトレイ搬送コンベヤを配設し、単列分配コンベヤから放出された同一区分の不良卵を、同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの収容座に隙間なく収容するため、自動選別包装装置の制御部に、不良卵を特定するパルスと、同一区分の不良卵を、単列分配コンベヤから同一区分のトレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイの所定の収容座への放出位置までの距離とをカウントするパルスとに従って搬送させて放出させる制御機能を設ける。 【0009】なお、上記のバケットコンベヤ、トレイ搬送コンベヤのライン数は、不良卵の区分に従って選択できるのは勿論である。 【0010】 【発明の実施の形態】まず図1で示す、不良卵を性状に応じて6区分して回収する、不良卵分別回収ステーションについて説明すると、1は単列分配コンベヤで、1個の鶏卵を受け取り、放出するバケットが一列に連結されて、エンドレスに回動する。この単列分配コンベヤは、6列(又は5列)の鶏卵の収容座を有する給卵コンベヤの搬送終端に直交して配設されており、洗卵乾燥工程、目視検出工程、ヒビ卵検出工程、汚卵検出工程を順次経た鶏卵を、給卵コンベヤから移替え装置を介して6個(又は5個)ずつ、6個(又は5個)のバケットで一度に受け取り、計量工程、血卵検出工程を経てパッキングステーションに搬送する。 【0011】21〜26はエンドレスに回動するバケットコンベヤで、単列分配コンベヤ1と同様な、1個の鶏卵を受け取り放出するバケットが一列に連結されて、単列分配コンベヤの下方にこれと直交して、場所を取らないようできるだけ近接させて配設されている。 【0012】31〜36はトレイ搬送コンベヤで、搬送始点側にトレイ供給装置31〜36を、又、搬送終点側にトレイ積み上げ装置51〜56をそれぞれ具備して、バケットコンベヤ21〜26の下方にこれらと直交して配設され、エンドレスに回動する。Tはトレイで、例えば6段5列(90℃向きを変えた場合は、5段6列)の鶏卵の収容座を有し、底部の凹凸に各トレイ搬送コンベヤの押し棒又はフックを係止されて搬送される。 【0013】いま不良卵を6区分、例えば小ヒビ卵をE1、中ヒビ卵をE2、大ヒビ卵をE3、小血卵をE4、大血卵をE5、汚卵をE6に区分する。そして、バケットコンベヤ21にE1を、バケットコンベヤ22にE2を、バケットコンベヤ23にE3を、バケットコンベヤ24にE4を、バケットコンベヤ25にE5を、バケットコンベヤ26にE6を、単列分配コンベヤ1から放出して各バケットに移し替えるよう設定する。 【0014】又、トレイ搬送コンベヤ31で搬送されたトレイの収容座にバケットコンベヤ21からE1を、トレイ搬送コンベヤ32で搬送されたトレイの収容座にバケットコンベヤ22からE2を、トレイ搬送コンベヤ33で搬送されたトレイの収容座にバケットコンベヤ23からE3を、トレイ搬送コンベヤ34で搬送されたトレイの収容座にバケットコンベヤ24からE4を、トレイ搬送コンベヤ35で搬送されたトレイの収容座にバケットコンベヤ25からE5を、トレイ搬送コンベヤ36で搬送されたトレイの収容座にバケットコンベヤ26からE6を、それぞれ隙間なく(収容座に空きがないよう)移し替えるように設定する。 【0015】なお、一般にコンベヤからその下方のコンベヤやトレイへの移替えには、上のコンベヤから放出された鶏卵を受け止めたのち、その下方のコンベヤ又はトレイに放出されてソフトに移し替えるために、上のコンベヤに同期する移替え装置が必要である。図1の場合も、図示しないが、単列分配コンベヤ1から各バケットコンベヤ21〜26への不良卵の移替えは一次移替え装置により、各バケットコンベから各トレイ搬送コンベヤ31〜36の収容座への移替えは二次移替え装置により行われる。即ち、単列分配コンベヤと各バケットコンベヤとの間には、それぞれ1個の一次移替え装置が、又各バケットコンベヤとこれと対向する各トレイ搬送コンベヤとの間には、それぞれ5個(トレイを5段6列の向きに搬送する場合は6個)の二次移替え装置が介在することになる。 【0016】但し、各バケットコンベヤ21〜26とこれと対向する各トレイ搬送コンベヤ31〜36との間に、パッキングステーションで単列分配コンベヤからトレイ又はパックへの移替えに使用される移替え装置を設置して、5個(又は6個)の収容座が隙間なく詰まると、一度にトレイに移し替えるようにしてもよい。 【0017】そこで、単列分配コンベヤ1で搬送される不良卵、例えばE3は、一次移替え装置を介してバケットコンベヤ23のバケットに移し替えられて搬送される。E3がトレイ搬送コンベヤ33の上に到達すると、バケットコンベヤ23から放出されて、二次移替え装置に受け取られる。このとき、トレイ供給装置43からバケットコンベヤ23に供給されたトレイは、二次移替え装置の下方に待機している。二次移替え装置から不良卵E3はトレイの所定の収容座、例えば第1段の第1列目及び第2列目に既に不良卵E3が収容されていると、第3列目に移し替えられる。第1段目の全ての収容座、この場合は5個の収容座に不良卵E3が収容されると、トレイは収容座1段分だけ前進して待機する。 【0018】不良卵の区分を特定し、単列分配コンベヤから所定のバケットコンベヤへの放出、バケットコンベヤからトレイの所定の収容座への放出は、自動選別包装装置が具備する制御部が発する専用の不良卵分別回収信号によって行われる。例えば、不良卵E3は、バケットコンベヤ23へ放出する位置までの距離、及びバケットコンベヤ23からトレイ搬送コンベヤ33上のトレイの第1段第3列目の収容座に放出する位置までの距離をカウントするパルスに従って搬送され、前記放出する位置に達すると、制御部の信号よってソレノイドなどの起動器が作動して単列分配コンベヤ1、バケットコンベヤ23のバケットから放出される。 【0019】このパルスは、不良卵を特定するパルス、各コンベヤ1、23の1バケット分に相当するメインパルス、及び単列分配コンベヤ1で不良卵E3を搬送するバケット自体の、又、トレイ搬送コンベヤ23で不良卵E3を搬送するバケット自体のパルスから構成される。 【0020】このようにしてトレイの収容座に隙間なく不良卵が収容されると、トレイは前進して積み上げ装置53により積み上げられる。積み上げられて所定数に達したトレイは、一括してトレイ搬送コンベヤ23から排出される。 【0021】次に、図2に示す不良卵分別回収ステーションについて説明する。図2のステーションは、不良卵を4区分、例えば小ヒビ卵E1、小ヒビ卵のヒビより大きいヒビが入った大ヒビ卵E2、血卵E3、汚卵E4などに区分して分別回収する。1は単列分配コンベヤ、31〜34は単列分配コンベヤ1の下方に配設されたトレイ搬送コンベヤである。これらトレイ搬送コンベヤは、いずれも単列分配コンベヤの下方に、これと直交かつ近接して配設され部分と、前記部分から直角に屈曲し、互いに所定間隔をおいて配設された部分とからなる。41〜44はトレイ供給装置、51〜54は積み上げ装置である。 【0022】この図2の不良卵回収ステーションでは、各トレイ搬送コンベヤ31〜34で搬送されるトレイTは、各トレイ搬送コンベヤの単列分配コンベヤ1と直交する分配で6段5列の向きで搬送されたのち、直角に向きを変えて5段6列の向きで搬送される。従って、単列分配コンベヤと各トレイ搬送コンベヤとの間には、それぞれ5個の移替え装置が設けられる。 【0023】各トレイ供給装置41〜44から供給されて、各トレイ搬送コンベヤで搬送されるトレイTは、図1で示す不良卵分別回収ステーションと同様に、単列分配コンベヤ1の下方で待機し、制御部の不良卵分別回収信号により放出される不良卵E1〜E4を、それぞれ隙間なく収容座に収容したのち、トレイ積み上げ装置51〜54に積み上げられる。トレイが所定数に達すると一括して排出される。 【0024】 【発明の効果】不良卵を性状に応じて自動的に分別回収し、利用できるものを活かせるため、鶏卵の自動選別包装処理のコストを低減できる。 【0025】自動背別包装装置のパッキングステーションに、不良卵の区分別に回収ステーションを設ける場合に比べて場所を取らない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000162238 【氏名又は名称】共和機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月9日(2001.3.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080643 【弁理士】 【氏名又は名称】山上 正晴
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| 【公開番号】 |
特開2002−262700(P2002−262700A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−116110(P2001−116110) |
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